ラテ飼育格闘日記(177)

毎日様々なシーンでラテを観察していると凄いなあと感心することが多々ある。一昔前はワンコなど本能のみで生きているような言われ方をしていたが、どうしてどうしてその行動は我々人間にも通じる経験に裏打ちされた高度な認識をベースとするものもあるのだ。

 

例えばオシッコの仕方である。妙なことを観察していると思われるかも知れないが、ワンコを飼うと最初に苦慮するのがオシッコ問題ではないだろうか。
特に部屋の中ではトイレシートを敷いた場所以外でやってしまったり、家具などにマーキングしてみたりとやりたい放題のワンコもいるようだ。また散歩の途中でも商店街のど真ん中でやってしまったり、店先を汚したりしては苦情が集まるのももっともな話である。
そもそもワンコのオシッコは我々人間が考えているように単純に膀胱を空にする行為ではないらしい...。

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※ちょっと気を遣っているのか、隣に座ったオトーサンの足に前足をからめるラテ


特に雄のワンコはマーキングが激しく、あっちで足を上げ、こっちでも足を上げるといったケースが目立つ。したがってワンコは膀胱を1度に空にしてしまうわけにはいかないのである(笑)。無論それは自分の存在をアピールするためだといわれている。そしてワンコ同士は相手のオシッコの臭いを嗅ぐことで相手の性別や健康状態までをも知ることができるらしい。
ラテを見ているとだんだんオシッコのポーズをする度に量が少なくなり、続けてオシッコをするときなど出ていないのではないか...と思う場合もあるくらいだ。それでも他のワンコのオシッコの臭いなどを嗅げば文字通り本能なのだろう...上書きをしたくなるのがワンコなのだ。

というわけで例えば朝の散歩時、昨晩の散歩から約12時間近く経っている場合もあり、その間室内でオシッコをしないとかなり我慢している状態のように思われる。したがって外に出た途端に最初のオシッコをはじめることもあるがそれでも膀胱は空にはせず、歩く課程で数カ所で用を足すことが普通なのだ。
その間通常は水を飲まないから膀胱には急激にオシッコはたまらないはずだし家の近くに戻った公園で朝の散歩最後のオシッコも多少にかかわらず無事に出る。したがってある意味その行為は意識して配分しているように思うのだ。

しかし最初はわからなかったが、雨の日は違う...。
どういうことかというと同じように朝の散歩で最初にするオシッコの時間が長いのである。
それは天気の良い朝の散歩とは違い、少しでも早く帰りたいという意識が働くため膀胱を空にしようとする行為なのだろう。ということはその後は夕方まで外に出られないことを学習したと同時に次の散歩の時間までオシッコをしないでも良いようにと意識的に膀胱を空にしようと図っていることになる。
とはいっても我慢していたオシッコを1度ですべて出し切ることができない場合も多い。

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※ボーちゃんと互角の戦いをするラテだがスタミナは完全に負けている(笑)


先日の雨の朝、いつものチー散歩 “地井武男のちい散歩にひっかけて、雨の日オシッコだけして早く帰りたい散歩のこと=ラテ辞典より(笑)“ コースでオシッコをした後しばらく歩いたものの2度目のオシッコもしないようなのでオトーサンは自宅の方にリードを引いた。
いつもなら素直に従うラテがこのとき強く抵抗するのである。オトーサンは「散歩が足りないのか」と思いラテの引くままにほんの数十秒歩き続けると遊歩道の一画で2度目のオシッコをした...。
オトーサンは試しにリードを引き「ラテ、帰ろう」と自宅の方向にリードを引くと今度はアイコンタクトしながら素直に従う。
この一連の行動、すなわちオトーサンがリードを引いたことに逆らったのはそのまま素直に考えるなら「1度目のオシッコではまだし足りなかったからもう1度オシッコのチャンスが欲しい」という意志・行為のように思えるのである。

それから野外におけるオシッコする場所もかなりのこだわりがありピンポイントに場所を選ぶ...。これが飼い主にとってはイライラするひとつなのだが、例えば広い公園一面に枯れ草状態のときオトーサンは「どこでも同じじゃん」と思うがラテはそうは思わないようだ。
「クンクン」「フンフン」を繰り返してかなりその場所、位置を特定しているようである。無論雄のワンコとは違い雌のラテは通常しゃがみ込んでオシッコをするが場所によっては雄と同じように片足をあげて行うときもある。ただしその体の構造上、この位置にかけたいと思ったにしてもオシッコは哀れ地面に落ちる場合が多く場合によっては自分の足を濡らしてしまうことにもなりかねない。だからオトーサンは思わず「がんばれ」と声援を送ってしまうのだ(笑)。

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※オトーサンに笑いかけるラテ。こんな表情を見るとオトーサンはメロメロだ...


ともかくオシッコの場所にこだわるということは反面、オシッコをしてはいけない場所を覚えさせるという意味で都合がよいことにもつながる。なぜなら、例えばラテとたまたま出向くコーヒーショップのテラスだが通い始めて3年半近くなるがこれまで1度もそこで粗相をしたことはない。
散歩の途中でもオシッコをしてはいけない場所にはなるべく近づかず、どうしても近づく場合でもリードを「チョンチョン」と引きながら通ることでオシッコをしてはいけない場所を覚え込ませることもできると考えている。

こうした高度な意識を持ち、学習した動きという意味ではオシッコだけでなく水の飲み方もなかなか興味深い。
何故かというとラテは水の飲み方も散歩のタイミングを図ってコントロールしているようなのだ。
例えばラテの朝食は散歩の前である。朝食を済ませてから時間にして約30分ほどで外出することになるのが普通だがこのとき食事の後はあまり水を飲まない。
それは多分すでに膀胱が満タン状態になっているからだと思われる...。なぜならオトーサンがリードを持ってリビングに入ろうとすると急いで水を飲み始めることが多いことでもわかる...。
「すぐに外に出られるからオシッコができる。では水飲んでも大丈夫ね」と判断しているように思えるのだ。

ともあれ室内でいつでもオシッコができるようにしてあるわけだが、ラテとしてはやはり出来るなら外でやりたいようなのだ。それはそれで良いとしても必要以上に我慢して膀胱炎にでもなったらこれは大変だし可哀想だからとオトーサンは意識して工夫しているもののこればかりは強制できないのが悩みでもある。
だから、散歩に出たとき最初のオシッコをしたラテを撫で「いい子だ!」と思わず声をかけてしまうオトーサンなのだ。

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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員