ラテ飼育格闘日記(141)

ラテを我が家に迎えてから泊まり込みの旅行はできなくなった...。以前は季節に会わせて女房と、時には両親を交えて京都、奈良、神戸そして札幌などを回って楽しんだものだし仕事でサンフランシスコやボストンあるいはニューヨークといった都市で一週間ほど過ごしたことも多々あったが今ではそれも適わなくなってしまった...。

 
とはいえそのことを嘆いているわけではないし我々が旅行に行けなくなったのはオトーサンたちの問題でありラテが悪いわけではない(笑)。例えば海外旅行などに行く気持ちの方が強ければラテをペットホテルなどに預けることも可能なわけだが、ラテと生活を始めるとき旅行はしばらく...できるだけ封印しようと決めたのはオトーサン自身だった。
無論その意図はせっかく我が家に迎えたラテに寂しい思いをさせたくないというまことに親ばかの一念である。
お仲間のワンコの例をお聞きした範囲では、数日預けても特に問題がないワンコもいるようだし、迎えに行った際にあきらかにすねているワンコもいるという具合にそれぞれの反応があるようだ。しかしラテはこれまでの経緯を含めて飼い主という存在に大変敏感なワンコだと感じているオトーサンとしては、できることなら例え一度でも「ワタシハ...ステラレタノカモ...」と思わせたくないのである。
まったく「ばかばかしい」「アホ」と笑われるであろうことは自覚しているが、それはオトーサンとラテとの人生/犬生なのだから誰にも文句は言わせない(笑)。

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※ラテとの人生は思った以上にエキサイティングである


しかし現実の生活の中でオトーサンが遠方に行かなければならないという場合も十分にあり得る。ただし幾多のチャンスはあったもののオトーサンは可能な限りラテを最優先に考えてきたのでこれまで一泊家を空けたことはラテが来た翌月(2007年1月)に一度あっただけである。
そのときは女房に留守番を頼んだため安心して出かけたが無論ラテが気になってしかたがなかった。そして戻ってきたオトーサンにラテはといえば目を細めて口を大きく開け、シッポをブルンブルンしながら飛びついてきた。そして私の顔をメガネごと唾液でいっぱいにしたのだった。
それこそこの時はまだ40日ほどのつき合いでしかなかったわけだが、ラテにオトーサンが必要とされていることを実感し涙腺が緩んでしまったことを覚えている。

さてその後もラテ優先の生活を続けているオトーサンだが今般どうしても家を空けなければならない事態が生じたのである。それが仕事なら断ればよいが(笑)、今回は昔会社をやっていた時代の女性社員だった人が結婚するというのだ。
彼女の第2の父親を自負していたオトーサンとしては呼んでいただいたのだから是非にもお祝いを述べに行かなければならない。しかし向かう先は札幌であり日帰りというわけにはいかない...。
結婚式は日曜日の夕刻からだから当日に札幌へいき翌朝に戻るというのが普通かも知れないがオトーサンにとって札幌は第2の故郷でもある。
会社を経営していた時代は東京と札幌の間を毎月1回は往復するということを約13年間も続けてきたものだが、そういえばその札幌に向かうのは何と2年半ぶりとなる。
せっかくの札幌だとすれば旧知の方々にもお会いしたいのは勿論、問題はオトーサンの体力にもある...。若いときのように強行軍となっては後が怖い。とはいえ次に札幌へ行けるのはいつになるかは分からないしといろいろと考えた末、これは良い機会だからと二泊することを決意する...。
土曜日の前日に札幌に入り、日曜日に結婚式に参列、そして翌日の月曜日の午前中の便で戻るというスケジュールを立てたが問題はやはりラテである。

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※仲良しのビーグル犬ハリーちゃんと


土日の両日は女房が朝晩の散歩を含めてラテの面倒を見てくれるが月曜日はそうはいかない...。結局女房に月曜休暇を取ってもらうことになった(笑)。
これでオトーサンは安心して札幌に向かえると思いきや...ことはそう単純ではないのだ。
それは以前女房が右足の脹ら脛が肉離れになってから本格的にラテのリードを持ったことがなかったことにもよる。なにしろラテのパワーはここのところ一段と強くなり、本気でリードを引いた場合に女房が止めることができるかと思うほどになっているだからだ。
偉そうなもの言いになるが、そもそも愛犬との散歩も経験が重要だし、飼い主はもとより愛犬や行き交うワンコたちに怪我などさせずに過ごすには少なからずノウハウも必要なのである。
毎日散歩をしているオトーサンならラテが苦手なワンコをほぼ覚えているから行き交うときには事前に対処できるが、それを知らない女房なら良かれと思って近づけてしまうかも知れない。そして散歩の課程でどの辺でラテはウンチをしやすいか、あるいは危ない場所はどこか...といった情報もオトーサンは知っているものの残念ながらそのすべてを女房に伝授することは難しい(爆)。

オトーサンは札幌二泊の旅を決意しながらも後ろ髪を引かれる思いで羽田に向かったのである。
飛行機の出発時刻が多少遅れた程度でトラブルもなく午後2時前に札幌駅に到着し、馴染みのラーメン屋で大好きな四川担々麺を食べ満足したオトーサンは荷物を置くため宿泊先の全日空ホテルにチェックインすることに...。
札幌でのあれこれについてここは語る場所ではないので遠慮するが、大通公園などを歩いているとき何度かワンコ連れの人に出会う度「ラテはどうしているのだろうか」と心配になる。ともかくこうして札幌に来てしまったからには2日間ラテの事は女房に任せて忘れようとオトーサンは強く誓うが、何と言うことかその夜ホテルで睡眠中、夢にまでラテが出てくるのだ(笑)。

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※久しぶりの札幌は生憎雨模様だった


世の中には「夢占い」とか「夢判断」というものがあるが、確かにそれは当人の深層心理や日常の思いが表面化するものであることは間違いないように思う。
旅先で見るラテの夢はやはりというべきか楽しい夢ではなかった。どういうシチュエーションだったかは記憶にないがともかくラテとはぐれてしまったオトーサンが必死で探しているという疲れる夢なのだ。
結局どこかの庭先にしょんぼり繋がれていたラテと巡り会うという結末はまずまずだったが、目が覚めてからも心穏やかではない。まったく困ったオトーサンである。
その心配を増長させる現実の出来事もあった...。
札幌を発つ月曜日の8時頃、オトーサンはチェックアウトの前に自宅に電話を入れた。朝の散歩はいつも6時頃に自宅を出て7時過ぎ、遅くとも7時半頃には戻っているのが通例である。それに前日夜に電話した様子では夕方の散歩が雨模様で早めに戻ったから明日の朝は早めに出かけるつもりだという女房の話だった。
それはいたずらにオシッコを長時間我慢させないようにと言う配慮である。だから8時に電話すれば間違いなくオトーサン留守中最後の散歩は無事に終わっているはずで、それを確認できれば文字通り安心して帰途できるはずだったが、電話しても出ない...。その後10分ほど経ってから再度電話してみたがこれまた出ない。
こうなると心配性のオトーサンの頭は悪い方へとイメージが膨らんでしまう。どこかで女房かラテが怪我でもしたのではないか、何かトラブルがあったのではないか...と。

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※最近ベンチが好きになったラテは何を思う。しかし犬なのに猫背だ(笑)


さらに時間をおいてから電話をかけたら今度は出た...。いやはや本当にホットする。
女房いわくラテに引きずり回されて約2時間以上もの間、散歩を続けていたという。何しろ一度自宅の前まで戻ったがラテは承知せずそのまま通過し散歩が続いたという(笑)。まあ結果として何事もなかったから良いもののオトーサンは一瞬本当に心配をしてしまったのだ。

予定通り月曜日、札幌11時30分発の飛行機に乗り帰途についたが、途中昼食も取らずに一路自宅に向かい自宅に到着したのは午後3時だった。
玄関のチャイムを鳴らしドアが開いたとき、女房の隣にちょこんと座ったラテがいた。耳を倒し口を開けて満面の笑顔のラテは座りながら尻尾を大きく振っているためお尻全体が揺れている(笑)。
その態度は前回よりずっと落ち着いていてオトーサンに飛びついてはこなかったものの、普段オトーサンに対してベタベタすることのないラテが明らかに喜んでいることが分かった。そして嬉しいことに玄関口でオトーサンの口元をぺろりと舐めた...。
どうやらラテはオトーサンのいないことを良いことにオカーサンとの散歩は自由気ままに振る舞ったようだ。そして驚いたことにオトーサンが留守にしていた間にこれまで設置はしたものの使ってくれなかった出窓のたたきに乗り降りするための三段ステップを使うようになっていた!
ラテにとって...もしかしたら...オトーサンもたまにはいない方が良いのかも知れない...グスン...。

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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員