ラテ飼育格闘日記(116)

毎日ラテとの散歩の中でいろいろな愛すべきワンコたちと遭遇する。中には餌をもらえることを覚えていて飛んでくるワンコもいてその可愛いこと...。しかしそれらの多くのワンコたちの中でもどういう分けかラテは感情表現が豊かでオーバーなのは本当に興味深い。


もともとラテを里親として引き取ることを決めたとき、それまで保護してくれていたボランティアの方からラテの特徴として「甘え上手」そして「感情表現が豊かというか、オーバーというかはっきりしている」ということを聞いていた。
最初はワンコにもそんなに違いがあるのか...と気にもしなかったが、我が家に慣れてくるにしたがって確かにその表現力が豊かであることが次第に分かってきた。無論オトーサンはラテが最初の飼い犬だから前例と比較するわけにはいかないが、毎日さまざまなワンコと会い、つき合っているとその違いがはっきりと分かってくるのである。
その感情表現はときに他の方に失礼になるようなときもあるが、皆さん可愛がってくださるしオトーサンもそれはラテの個性だからいたずらに禁止して萎縮させてはならないと考えるようになってきた。

とはいえ、ラテは五月蠅いワンコ...ということでは決してない。
毎日の生活の中でいわゆる無駄吠えが目立つこともないし、暴れたりすることもない。
出窓のたたきで外を行き交う人たちを眺めながらウトウトしているラテは何ということもない普通のワンコである(笑)。そんなときオトーサンが「ラテ!」と呼ぶと眠そうな、実に眠そうで瞼が腫れぼったいような目つきでこちらを眺め、特に感情表現がオーバーということもない。しかし相手次第...それは好きなワンコは勿論だが女房や公園で会う可愛がって下さる飼い主さんたちに出会うとそれはそれはオーバーと思うほどの行動、表現をとるのである。

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※休日の朝、天気が良ければ雄のボーダーコリーと遊ぶのを楽しみにしているラテ

 
例えばである...。
ラテのリードを持ち歩いていると数十メートル先にいつも「ラテ、おいで!」と声をかけてくださる方が他のワンコにおやつをあげている。それを目敏く見つけたラテはリードを引きはじめオトーサンの方を振り向き「早く行こう」というサインを出す。
とはいえ駆け出すのもはばかれるからオトーサンはリードをコントールしながらその方に近づくが、ラテが近づくのを知り「ラテか。おいで...ラテ」と声をかけてくれる。
オトーサンがリードを緩めるとラテは喜んで飛んでいくが、飼い主さんに触れるほどの近くになるとラテは身をよじり、頭を低く腰を上げて短いステップを踏みながら「ウォ...オオオン」と吠える。
それは身体全体で喜びを表しながらも「早くおやつを頂戴」と催促しているようでもある。
その飼い主さんも愛犬家であるから、ワンコの扱いはさすがである。きちんと「お座り」ができないとおやつをくれない。ラテもおやつを食べたい一心でお座りをする。
無論他のワンコもおやつを貰えるとなれば喜んで集まってくるし飛びつこうとするワンコもいるが、ラテはそれらのワンコたちの中でアプローチのやり方が一番オーバーアクションなのだ(笑)。

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※ラテもかなりの運動量を必要とする。たまにはこうして全速力の走りを体験さなければならないがオトーサンは付いていくのが大変だ

 
それから以前にもご紹介したとおり、ラテは子供に出会うと大げさな喜び方をする。ワンコの中にはいたずらに追い回されることなどを嫌って子供を避ける場合もあるが、ラテは真反対に子供が大好きなのである。
それもそれまで会ったこともない初対面の子供に対しても大げさと思えるほどの喜び方をするのはこれまた周りの他のワンコで見たことはない。
尻尾は高く上げてブルブルと振り、耳を倒しお尻を高めにしてほふく前進のような姿勢...それも嬉しさを全身で表すように身体をよじりながら口を開け、満面の笑顔で子供たちに近づくわけだが、ワンコが嫌いな子供たちからするとその様は恐ろしく映るのかも知れない。したがって大概顔見知りの子供以外は避けて通るが、その時のラテの落胆たるやオトーサンから見ても気の毒なほどだ。
しかし中にはワンコを飼っているのだろう...ラテに手を差し伸べてくれる子供もいる。そんな時、ラテの喜びようは大変なものでオトーサンは思わずその子供に「ありがとう!」とお礼を言ってしまうほどだ(笑)。

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※通学途中の女の子に手を差し伸べてもらい嬉しそうに臭いを嗅ぐラテ

 
なお公園に可愛がってくださる方の子供さん(女の子)が来るとラテはまっしぐらに飛んでいく。それも...例えばお母さんと子供さんが並んでいるとして、ラテが駆けてくるのを知って「ラテ、ラテ」と手を広げてお母さんが待ち受けてくださるのを尻目にラテは子供さんの方へ飛びつく...。勿論オトーサンとしてはリードを適当に引き、服を汚さないように配慮するが足元に伏せてお腹を見せたり、チュー攻撃までするというありさまだ。
さらに頭を下げ、腰を高くする遊びのポーズで誘いながら子供さんの周りをひとり全速力で駆け回る。
お母さんは「やっぱり、若い方がいいのかなぁ...私も昔は若かったんだけど」と笑ってくださるが、いつもは喜んで飛びつく大人の飼い主さんよりその子供さんの方が好きなのだから面白い。

ところで、一般的にワンコの喜び方はどんなものなのだろうか...。
仲間のワンコたち...特に中型犬や大型犬を観察している限り、人に対しての喜び方は様々だとしても大概が尻尾を振りながら近づいたりお座りして「ワンワン」などと吠える程度のように思える。
まあ、その程度がいわゆる行儀が良いワンコの範疇なのだろう。中には飛びついたり抱きつくワンコもいるが、そうした行為こそものの本によれば概して放置してはいけないこととされている。しかしラテにしても子供であれ大人であれ、知らない人に対して闇雲に飛びつくわけではない。反対に初対面の大人には警戒し吠えることの方が多く、子供相手のように誰に対しても喜んで向かっていくわけではない。あくまでこれまでラテを可愛がってくれた飼い主さんならびに一緒に公園などに来られるワンコの扱いに慣れているファミリーなのでオトーサンも気を許していられるのである。

そて、嬉しい場合にその感情をあらわにするだけ、嫌いな時はその反動かこれまた大げさだ(笑)。
申し訳ないことだが、喧嘩を売られたわけではないのにたまに会うマスティフ犬に対しては異常とも思える反応をするラテなのだ。
何しろ面と向かったら唸り吠え続けるし、そのワンコが去った後も後ろを振り向きながらまるで捨て台詞のように「ウ~ウァン」と繰り返し断続的に吠える。
オトーサンとしては相手の飼い主さんに気の毒だからなるべく対面させないように工夫しているが、直前に去っていったそのワンコの臭いだけで猛烈な反応をするのだから困ったものだ(笑)。姿も見えないのに何か勝ちどきをあげるように声高らかに吠え続け歩く姿は滑稽の極みなのだ。

表現がオーバーといえば、好き嫌いだけでなく甘え方もなかなかなものだ。
なにか怖いことがあったりするとその18.5Kgの身体をオトーサンたちに預けて「抱っこしろ」とせがむ。それもラテの抱きつき方は一般的なワンコが抱かれるのとは違い、まるで人間のこどものように腹をオトーサンの胸に合わせ、両手をオトーサンの両肩に置くという姿勢なのだ。

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※ラテはオトーサンに抱っこされてご満悦であるがオトーサンは...重くて大変なのだ(笑)


小型犬ならともかく中型犬、それもかなり太めの大きなワンコが抱っこされている姿は妙なものかも知れないし事実他に見たことはない(笑)。
それに室内にいるとき、出窓のたたきに昇り外を眺めるのが習慣となっているが、そのたたきは狭いし確かに滑るので激しい動きは出来ない。だから床に降りるとき、滑るからだろう...かなり慎重な行動を取るラテだ。そして自身で飛び降りることができないほど高くはないし事実飛び降りている。
ただし、たまたま甘えたいときなのだろう、自身で飛び降りずに「ピィ~ピィ~」と鳴き、降ろしてくれと哀願するときも多い。
オトーサンは両手を前に差し出すとラテは身体全体を預けにくる...。まあまあ過保護丸出しだがそれを喜んでいるオトーサンも困りものである(笑)。

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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員