ラテ飼育格闘日記(18)

ワンコの飼育とは散歩と食事を与えるだけを意味するのではない...。飼い主と一緒に生活する中でワンコは、リーダーと認めた飼い主からいろいろな命令・指示をされ、それらを覚えていくことで喜びを増すという。


ラテが我が家に来てから4月10日で丸4ヶ月になる。この間、まさしく怒濤の毎日であり、オトーサンとしては正直余裕の"ヨ"の字もなかった。 
ワンコの育児書を10冊ほど読み、散歩の途中で出会う先輩飼い主さんたちのアドバイスを受けたりしながら、ワンコとはどんな生き物なのかを理解しようと努力してきた。 
例えばパソコンを手にすることなく、マニュアル本だけでその真髄を習得できないのと一緒で、ワンコも理窟・理論だけではどうしようもない。ましてや相手は生き物であり、感情を持っているし意志もある。機嫌の良いときもあるし何やら不満そうなときもある。満面の輝く笑顔もあれば、見るからに落ち込んだ面相をするときもある。そしてなによりもワンコの個体差だって大きいと思う。 
ラテを飼い始めた最初はなかなか育児書のとおりにならないことで焦った...。うちのラテは特別出来の悪いワンコなのか、あるいは育児書がウソなのか、またはオーナーの私のやり方が間違っているのかを随分と考えた...。 

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※今日もまた散歩の途中でカフェに立ち寄る...。おこぼれが来るのを大人しく待っているラテ


人間と一緒に毎日を送るワンコには覚えてもらわなくてならないことが多々ある。まずはトイレの場所だ。そして噛んで良い物と悪いもの。散歩時のリードを引かずにこちらの意志に従うこと。無駄吠えをしないこと。無論飼い主達の命令に素直に従うこと...などなどである。 
生後6ヶ月ほどで生活のサイクルも環境も違う場所にポンと置かれたラテ自身も心細く困ったと思うが、オトーサンとしても初めてのワンコなので、プレッシャーが積もり積もっていった。だから信頼関係を築くと共に生活のためのルールを覚えさせることが最優先であり、「お手」とか「お代わり」といったもっともワンコらしいコマンドなど、どうでも良いと考えていた。 
なにしろ女房は「お手」などすべてのワンコが生まれつき覚えているものだと信じていたのだから困ったものである(笑)。 

前にも書いたが、ラテは「お座り」と「おいで(来い)」ができていた。だから後は余裕が出来てからでもいいや...と思っていたし、別に「お手」ができなくても生活に不自由することはないとも考えた。 
したがって最初に訓練したのは「伏せ」だった。小さな餌を与えながら繰り返し根気よく教えなければならないが、この「伏せ」はなかなか難儀した。 
私の足を床に投げ出し、その隙間に誘導する形で覚えさせろと育児書にはあったのでその通りにしてみたが、今度は足がないと伏せをしてくれないのだ(笑)。それでも最近は地面を指さしながら「伏せ!」といえばまずまず迅速に伏せができるようになった。 

さて、散歩時に公園で出会うワンコたちの中には「高速お手&お代わり」ができるワンコもいる(笑)。こちらが両手を出して「お手」と「お代わり」と言うと瞬時に反応し、2 fps (Frame Per Second)程度のスピードで前足を出すといういい子を見ていると、少々羨ましくもあり、ラテだってあの程度のことはできるはずだとオトーサンは闘争心が湧いてきたのであった(笑)。 
まあ「お手」ができなくてもいいのだが、訓練を実行せずに諦めていてはラテに申し訳ないとも思った次第...。 

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※桜満開の下を括りながらラテとの散歩は楽しい!


ということで、ダメもとでラテに「お手・特訓週間」を設け、一日あたり5分程度の訓練を数回行ってみることにしたのである。 
いやはや...結果を先に申し上げるが、親ばか丸出しのオトーサンの言うことだから、話し半分に聴いていただいてもいいが、ラテはお手の天才であった(爆)。 
なにしろ、私が右手を出して「お手」と命令するとラテは左前足をきちんと出すのにたった2日間しかかからなかった。完璧なお手だ! 
2日目の後半なんかには、おやつを見せると何も言わないのにお手をしている(爆)。 
お手は驚くほど簡単に覚えたラテだが、次に「お代わり」をさせようとするとこれは少々手こずることになった...。 
「お手」をさせ、ラテが出した手を軽く握った後に、受けた手はそのままにすぐ離すのだが、ラテは手を置いたままなのだ...。だから続けて「お代わり!」と右前足を要求すると混乱して、あるときは両前足を前に出してつんのめることになる。おいおい、天才だったはずが...おまえはアホか...(笑)。 

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※目をランランにして飛びついてくるラテ(笑)


しかし、これも命令を与える私の行動に問題があったようだ。「お手」も「お代わり」も右手で受けようとしていたのがどうやら混乱の原因だったようである。どうしても左手にオヤツを持ったりするのでそうしたことになるのだが...。 
試しにお手は右手で受け、お代わりは左手で受けるようにしたら、あらら綺麗にやるじゃん!! 
ただしまだ覚えたてである。大好物が目の前に出たときには、お手なのか飛びつきなのかが分からないほど両手を振りながら突進してくる。もう大変である。 
目はランランで口を開け、シッポを"ぶるるん"...両前足も"ぶるるん"しながら後ろ足で突進してくるラテを見ると本来なら「お座り」をさせ「お手」をさせようと思ったことなどずっかり忘れてオヤツをあげてしまう出来の悪いオトーサンなのであった。

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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員