アクリル製ブックストッパー「BOOK on BOOK」の魅力

それにしても斬新というか、素敵なアイテムが誕生したものだ。「BOOK on BOOK」は約5mmの厚さを持った透明なアクリルをちょうど本を開いた形にハンドメイドで成形したもので、好きな本の好きなページを開いたままにするために作られた製品である。                                                                  

私たちがノンフィクションにしても小説あるいはコミックといった本を手にしてページをめくり、読み進むために必要なアイテムはせいぜいしおりぐらいで済む。しかし例えば私のように資料としての書籍を複数机上に置き、それらを参照比較しながらMacでテキスト入力するといった作業が多い人間にとって困るのは開いておきたいページを文字通りきちんと開きっぱなしにしておくことだ。これがなかなか難しい…。
そのためには通常文鎮といった重みのあるものでページを押さえようとするわけだが、本の大きさやページ数などにもよるもののなかなか理想通りにはいかない…。

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※本の任意のページを開いたままにしておくのは意外に難しい


どうしてもページの戻る力の方が強かったりして、開いた左右のページをきちんと開いておくことは意外に難しいのだ。したがってどうしても…というなら本の製本をむりやり開いて割ってしまう覚悟が必要になる。しかしそれでは次第に本はバラバラになるしやりたくはない…。
こうした話を進めると必ず「なぜ電子化しないのか?」といった意見が出てくる。そうすれば好みのページをいつでも固定できるではないかと…。

ここで非電子書籍論を展開するつもりはないが、簡単にいってしまえば複数の本を資料として手元に並べて比較検討するとなれば例え27インチモニターでも非効率的なのだ。またその為には大切な資料を自炊のためにバラバラにしなければならない。それに慣れも含めて手慣れている書籍のどの変に何が書いてあるかを知っているため、資料として活用するにはアナログの本の方がページ送りや全体的な扱いが楽なのだ。

さて「BOOK on BOOK」だが、厚さ5mmの透明なアクリルを新書サイズ程(約ヨコ210mm × タテ185mm ×高さ20mm)に成形したものだが、まるで本を開いた形になっているため自重の220グラムの重さも含め、開きたいページの上に乗せるだけで開いたままにしてくれるブックストッパー、いやページストッパーである。
この「BOOK on BOOK」は、肉厚のアクリル板を1つ1つ職人の手作業によって加工し 研磨することで、開いた本の形状を実現しているという。いわば一点一点微妙に違うハンドメイドなのだ。

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※パッケージに納まっている「BOOK on BOOK」(上)と「BOOK on BOOK」を立ててその形状を確認した例(下)


ところで、メーカーの商品説明には本来の用途、すなわちブックストッパーとしての用途の他に透明な開いた形の本という主旨から「外に持ち出して景色を読む」とか「写真集やアートブックを開いてインテリアとして飾ったり」といった解説がある…。無論魅力的なアイテムだからして好きな用途に使えばよい理屈だが、お店のディスプレイなどはともかく、そうしたアピールは製品のフォーカスをぼかすだけだと思うのだが...。

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※「BOOK on BOOK」の大きさは新書ほどのサイズだ。したがって新書を開き乗せるとほぼピッタリである


「BOOK on BOOK」はこれまで「本のページを開いたままにする」という目的に対しせいぜい書見台とか文鎮程度の工夫しかなかったものをユニークな形で実現した素敵な製品なのだから、製品コンセプトはストレートにブックストッパー、ページストッパーで良いのではないだろうか(笑)。

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※大判の雑誌に使っても便利


実際に「BOOK on BOOK」を色々な本や雑誌、あるいは楽譜などに乗せて試して見たが大変具合がよい。またアクリルの透明度が高いため、照明などの反射さえ注意を払えば下になっている本が読みづらいということもない。したがってこれは長い付き合いになると思うが、問題があるとすればこの「BOOK on BOOK」が無垢なアクリル樹脂ということか…。


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※「BOOK on BOOK」をページの上に置き、通常見る角度からページを撮影した例。「BOOK on BOOK」の透明度の高さがお分かりだろう


それは場合によっては静電気で埃が付きやすくなるだろうし、美しさと透明度を保つために常に綺麗にしておくと同時に傷が付かないよう注意する必要がある。

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※ハードカバーの楽譜も開いておける


また私は老眼および視力の弱さをカバーするため常々書籍の上にLED ライト付きデスクルーペを置いて活用しているが、「BOOK on BOOK」が曲面なので滑ってしまう。したがって傷が付かないよう気を使いながら利便性を考えるならフレネルレンズを使った方がよいだろう。
「BOOK on BOOK」...本好きの方にお勧めの逸品である。

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※「BOOK on BOOK」の上でフレネルレンズを活用


アシストオン/ BOOK on BOOK

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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員