Spotlight激不調〜Apple Careサポート顛末記

私の新しいiMacはそれまで使ってきたMac Pro(Lion)の環境をMountain LionにTime Machineを使って移行したものだ。結果いくつかのアプリが再インストール、あるいはApple IDの再入力を求められ、一部のアプリはアクティベーションのやり直しとなったが一番の問題はSpotlightが正常に動かなくなったことだった。


Spotlightの不調は今回初めてではない。その登場以来、幾多のトラブルに遭ってきたが今回の問題はどういうわけか簡単に改善されなかった。
不調というのは無論Spotlightの検索が正常に働かないわけであり、したがってメール検索も出来ず、過去に遡って特定のメールを引っ張り出すということに不便を強いられることになった。ただしそのまま放っておいたわけではなく自身で可能な限り情報を集めて対処すべきことはやってみた。

しかし前記したようにマシン購入後、1週間程度もかけアプリの再ダウンロードやインストールそしてアクティベーションなどを行いやっと以前と同様に使える状態にしたわけで、当然のことながらこうしたことを繰り返したくはない。それに下手にサポートに電話すれば「クリーンインストールしてください」と平然と言われるだろうと考え、ともかくネットで情報を集めながら対処方法を探っていた。

Spotlightが正常に検索できないのは索引情報が壊れていることが第1に挙げられよう。したがって索引をやり直せば...作り直せば良いというわけでその方法がいくつかネットにも載っている。
ターミナルコマンドを使う方法もあるが、別途簡便な方法のひとつに「システム環境設定...」を開き「Spotlight」アイコンを選択。ウィンドウのタブを「プライバシー」にする。そして “Spotlightの検索から除外する場所 : ” のエリア内にシステムを含むボリューム...私の場合は “Macintosh HD” というハードディスクボリュームをドラッグし、エリア内にアイコンが追加されたらそれをクリックの上で “−“ ボタンをクリックするという対処方法だ。

AppleCare_02.jpg

※このプライバシーのエリアに対象ボリュームのハードディスクアイコンをドラッグできるはずが、私の場合はエラーが出て実施できなかった


これは検索対象の索引情報を一端消し、新たに作り直す方法として知られているようだが私の場合、この方法を実行しても「プライバシーリストエラー」というのが出て上手くいかない...。したがって索引が作り直せないのである。
それに至るまではアクセス権の復旧をはじめ、PRAMクリアーなどなどいろいろとやってみたが問題は改善しなかった。
一時はSpotlightを使わないで過ごせないか...とも考え、他のファイル検索ユーティリティなどを使ってみたがやはり不便であり、万策尽きた形でApple Careのサポートに電話を入れた。

もともとApple CareはMac購入の際には必ず加入することにしている。しかしハードウェアの故障といった対処は簡便でもOSなどのトラブルに対して電話対応は丁寧でも、時間ばかりかかって解決した例はごく僅かだという思いがある。また最後は切り札の「クリーンインストールしてください」で済ませられるという困惑もあったから、Apple Careへの相談は最後の最後と考えてきたわけなのだ。

AppleCare_01.jpg

※これはAppleCareパッケージの一例。今回私はAppleのオンラインストアで購入したためパッケージは送られてこず、登録も自動登録だった


だから、不遜かも知れないが今回サポートに電話し問題点を相談した際に最初から「クリーンインストールならびに上書きインストールはやらないで済む方法を教えて欲しい」と要望した(笑)。まあ結果としてOSの上書きインストールはやってみたのだが改善しなかった...。
ともかく問題が複雑だと察した電話口の女性はシニアアドバイザーだという男性に電話を繋げてくれ、ここから本格的なサポートが開始されたが、担当のIさんは仕事だとはいえ実に粘り強いサポートをしてくれた。

最初に電話を入れたのが2月2日で,解決をみたのが3月1日なので小1ヶ月かかったことになるがその間、ターミナルコマンドの入力をいくつか試したりと本来電話によるサポートとしてはやりにくいあれこれだったと思うが、私は珍しくイライラすることなく冷静に話しができるサポートだった。
その間、最終の確認を含めてサポートから3度の電話をもらった結果だが、今回はまさしくApple Care無くしては正常に戻せないある意味レアなトラブルだったのかも知れないだけにサポートに感謝せざるを得ない。

以下、最後の手段になるのだろうか...新しいターミナルコマンド入力をするようにとのサポート連絡だったが、幸い解決したわけでその方法を自身の記録のためにもご紹介しておきたい。
なお本サポートの結果を公開することに問題がないことはサポート担当者ご自身に確認済みであるが、もともとターミナルの扱いは万一間違えるとこれまた面倒な結果となる場合もあるし、トラブルの実態も細かなレベルで様々だろうから結果は自己責任となる旨をご理解いただきたい。
コマンド内容は強制的にSpotlightの索引を最初から作り直すためのものだが、もし本コマンドを実行する際は手入力せず、以下のコマンド部位をコピー&ペーストでターミナルへ入力することをお勧めする。

1.ターミナルを起動
2.以下を入力しリターン
sudo launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.metadata.mds.plist
3.パスワード を要求されたら管理者パスワードを入力
4.sudo mdutil -E / とタイプしリターン
5.パスワードを要求されたら管理者パスワードを入力
6.冒頭に記したSpotlightのプライバシーエリアに索引情報を作り直したいボリューム(Macintosh HD等)をドラッグし、選択の上で “−” ボタンをクリックする

ここまで問題なく進行すれば後は自動でSpotlightの索引が1から作られるがそれには相応の時間が必要なので待つしかない。
ともあれ数ヶ月ぶりで正常で快適なSpotlightを使うことができるようになった。
あらためてApple Careサポート担当 I さんにお礼を申し上げたい。ありがとうございました、そしてお疲れ様でした!

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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員