2000年10月21日、新宿の高島屋などで限定販売され、一般ユーザーが手にできた初めてのMac OS X。しかしその不安定要素が多いこと、メニューバーの中央にアップルロゴが配置されているなど多くの違和感もあり、実用となるべき製品ではなかった。事実パッケージの背面には「あなたの力が必要です。Mac OS Xを先進的で直感的なオペレーティングシステムにするために。そう、世界で最高の。」と書かれており、ユーザーにβテスターの役割を期待したバージョンだった。
Apple Lisa 2用 Office System (LOS) Version 3.0。いわゆるOSの他にLisaDraw, LisaList, LisaGraph, LisaProject, LisaCalc, LisaWriteそしてLisaTerminalという7つのソフトウェアが含まれている。 パッケージには各ソフトウェア毎にマニュアルが付属し、別ケースにそれぞれのフロッピーディスクが用意されている。 なお1984年7月1日現在のキヤノン販売価格表によれば、前バージョン 2.0の価格はLisaTerminalを除いて500,000円、そしてLisaTerminalが別途80,000円と記されている。