文学通信刊「土偶を読むを読む」 KIndle版を手にして…

縄文時代に興味を持ち、土偶や土器などを愛でる一人として久しぶりに大変楽しい読書時間を過ごせた1冊が文学通信刊「土偶を読むを読む」 だ。本書は竹倉史人著「土偶を読む」(晶文社)を大検証!…と銘打ったもので竹倉史人著「土偶を読む」の主論である土偶は「植物」の姿をかたどった植物像…という説に緻密な検証をしながら論破していく1冊…。


まず印象深いのは著者望月昭秀の筆がとても分かりやすく読みやすいことだった。とかく専門的な話になるこの種の著作は読みにくく途中で放り投げたくなるものだが本書は素人の読者を上手に導いてく…。

mtl20240207pm_02.jpg

※文学通信刊「土偶を読むを読む」表紙


始めに申し上げておくと私は竹倉史人著「土偶を読む」(晶文社)は読んでいない。第43回サントリー学芸賞を受賞し、養老孟司氏やいとうせいこう氏推薦を掲げる本書だが「土偶は植物の姿をかたどった植物像という説」には始めから大きな違和感を感じ一種のトンデモ説と受け取ったからだ。

土偶_3

※左から遮光土偶、ハート型土偶、みみずく土偶のミニチュア


確かに土偶に関して残念ながらいまだに「何の為に」作られたについては幾多の説があり問題は解決していない。
女神、崇拝の対象であるとか呪術の対象、精霊、病気の身代わり、豊穣の神、あるいは宇宙人である等々さまざまな論議が続いているものの "これぞ" といった決定的なものはないとされる。
そこに「土偶は日本最古の神話を刻み込んだ植物像…」と主張し「日本考古学史上最大の謎の一つがいま、解き明かされる。」とセンセーショナルに登場した「土偶を読む」は大いに注目されマスコミもこぞって取り上げ、結果第43回サントリー学芸賞まで受賞した。しかし養老孟司の言うとおり「学問は必ずしも専門家のものではない」はそうだとしてもその検証が偏ったものであれば単なる個人の感想に過ぎない…。

私も縄文時代、特に土器やら土偶に関して深い興味を持つ一人であるからして幾多の書籍を読んできたが結果論として竹倉史人著「土偶を読む」(晶文社)は読む気にさせなかった。というか、考古学の専門家たちからはほとんど評価をされていないという。
そこに本書文学通信刊「土偶を読むを読む」 が刊行された訳でこれは読んでおこうと少しずつ読み始めていた…。

本著の内容には深くは触れないが冒頭に記したように著者望月昭秀の筆がとても分かりやすく読みやすいことだ。
そして結論めくがその誠実な導きと検証には頭が下がると同時に拍手を送りたい。と共に単なる検証の本というよりこの1冊で土偶に対する知見が深まると共に思った以上に考古学の分野は科学的・理化学的な手法で解明されつつあることも知った。
縄文文化に興味のある方には是非お勧めしたい一冊である。

■土偶を読むを読む
https://amzn.to/3UxaSIx



結婚46周年記念の京都旅行記

2023 年11月20日、私は京都駅近くのホテルに女房といた。実は11月20日が結婚46周年となるからと女房が京都に行こうとセッティングしてくれたからだ。昔は一年に2回ほども京都へ旅行したものだが特に2006年に愛犬ラテを迎えてからは泊まり込みの旅行は行けなかったし、何やかやと振り返れば実に21年ぶりの京都ということになる。

🚄 いざ21年振りの京都へ

京都は好きな場所だが今回の旅行となれば大問題がある。それは私の体力、すなわち足腰が2泊3日の旅行に耐えられるかが心配だった。
愛犬のせいにするわけではないが、ここの所歩かなくなったことや加齢もあり、だらしがないことに近所を歩くにもステッキを欠かせなくなってしまったからだ。
季節がら、京都といえば紅葉が見頃なはずで、目的の名所まではタクシーを使うとしてもあとは歩かなければ話にならない。しかし考えようで…現在でさえこうなのだから、この機会を逃せばきっと京都へはもう行けなくなるに違いないと思い、それこそ一大決心をして京都旅行に挑んだ😆

ということで11月19日から21日までの2泊3日の京都旅行と相成ったわけだが、私の体力を考慮してくれたのか女房は新幹線の往復共にグリーン車を手配してくれたので快適な出だしとなった。

Kyoto_01.jpg


しかし京都へは21年振りだが新幹線に乗るのもやはり同じほどご無沙汰になる訳で車内でのWi-Fi完備や座席にガジェットなどの充電ができるコンセントがあるのは嬉しい。

Kyoto_03.jpg

※座席の肘掛け全面にコンセントが装備されている


ただしWi-Fiはセキュリティの問題に不安があるので持参したリチャージポケットWi-Fiルーターが大活躍してくれた。余談だがこのリチャージポケットWi-Fiルーター、自宅での利用は問題ないが新幹線の中やホテルで問題なく使えるかのテストにもなった(笑)。
その新幹線も20数年ぶりだからあれこれと変わっても当然なのだろうが、ワゴンサービスやらの車内販売廃止も含めてサービス終了が目立つ。

Kyoto_02.jpg

※リチャージポケットWi-Fiルーターが大活躍


車内で普段は食せない贅沢な弁当を昼飯として食べ、ネットで申し込んだコーヒーと新幹線名物?ガチガチに氷ったアイスクリームをいただくうちに名古屋駅を通過。いま少し乗っていたい感じもするが2時間弱はあっと言う間に過ぎて京都駅へ到着。
幸いこの3日間は天気も良さそうなので旅行日和だが、寒いだろうと完全装備は些か暑い感じもする陽気だった。

Kyoto_04.jpg

※新幹線名物?カチカチのアイスクリーム


宿泊先のホテルが京都駅すぐ側だったこともあり、時間的にはチェックイン前だったがまずは荷物を預かってもらい予定通りの清水寺へとタクシーを拾う。しかし予想はしていたものの激混みだそうで私の指定した場所へは直接行けないからと少し離れた八坂の塔付近で降ろして貰った。

Kyoto_07.jpg

※八坂の塔も二十数年ぶりだ…


確かにもの凄い人出である。注意深く回りを見渡すと耳に飛び込んでくるのは中国語、韓国語そしてスペイン語だし着物を着ている女性のほとんどはこれまた日本人では無く外国人だということが分かった…。

🚄 清水寺拝観

ともかく思うように歩けないので注意をしながら少しずつ前に進むが、私は今回ステッキを持参してきたので他の方の歩行の邪魔にならないような使い方に注意しながら歩く。
結局、清水寺へ行くには二年坂と三年坂を登る必要があったが、清水の参道は人人人で埋め尽くされている。そしてこれまた20年の歳月が経過し時代が変わったことを思い知らされたが、参道の両脇に立ち並ぶ土産物屋の多くはいわゆる本来の京都名物を謳ったものではなく修学旅行の学生、外国人観光客、そして若い人たちの趣味趣向に合致したというべきか、変わった菓子やスヌーピーのお店まであり、二十年前の面影はない…。

ただし40年ほどまえから両親と共に清水へ来ると足休めのために利用させていただいた朝日堂二階の喫茶は健在だったのでそこで私は抹茶セット、女房は煎茶セットを注文し混雑からひととき逃れて休息してから清水寺へ参拝することにした。

Kyoto_08.jpg

※清水寺門前にある朝日堂二階の喫茶で一休み


清水寺は混雑していたものの覚悟の上だったしこんな物だと思っていたから人混みは苦にならないが、まずは舞台を目指す。
そういえば清水だけではないが、今年の紅葉は温暖化のためか色合いも綺麗ではないし、紅葉自体もあまり進んでいないのが残念だが、所々赤く染まり日の当たり具合で綺麗な場所は記念写真を撮る人たちが群がっている。

Kyoto_09.jpg

※いざ、清水寺へ!


またこの時期、主に紅葉を観光の売りとしている神社仏閣は「特別拝観」と「ライトアップ」という期間限定のサービスを行っていることはご承知のとおりだ。例えば清水寺は1年で三度ライトアップを実施するようで、今年の秋は11月18日(土)~ 30日(木)の間に限り国宝で、崖・錦雲渓(きんうんけい)の斜面にせり出すように建てられた清水の舞台(本堂)やその周辺のヤマモミジなどが約500基の照明でライトアップされるという。その絶景を観るために全国から…全世界から観光客が押し寄せるわけだ。

Kyoto_10.jpg

※清水寺の本堂(国宝)


タクシーの運転手さん曰く、ライトアップは17時30分からで入れ替え制だという。要はそれまでの拝観者は一旦境外へ出され、ライトアップを鑑賞したい人は再度料金を払って入寺する必要があるとのこと。
まあ、この時期は門前のお店共々いわば稼ぎ時でもあり、さもありなんと思うべきか…。
例えば我々も2日目の夜に向かった東寺(教王護国寺)も普段は境内に入るのは無料だが、ライトアップの時間帯は有料となる。

ともあれ有名な清水の舞台も人で一杯で、よき写真を撮る位置を確保するのが大変な具合…。今回私は全ての工程をトラブルがなければ愛用の iPhone 14 Proのカメラで撮影すると決めていたから滅多に使わない自撮り棒を持っていったのも幸いだった。これなら人の頭越しにも撮影できるからだ。ただひとつ注意したのは自撮り棒にセットしたiPhoneが落下しないように工夫をしたが…。

Kyoto_11.jpg

※混雑の中、清水の舞台を背景に記念撮影


そんなわけで混雑の中でもまずまず思い通りの写真を撮りながら境内を一巡りし、先ほどよりは幾分人の数が少なくなった感のある三年坂、二年坂を下り円山公園に向かった。

Kyoto_12.jpg

※二年坂を下る


🚄 四条河原町付近

ステッキを突いたヨタヨタ歩きだが、ともかく進まなければならない。円山公園の脇にある長楽館で一休みしようとしたが満席で待たなければならないというのでそのまま八坂神社へと足を向ける。

Kyoto_14.jpg

※八坂神社


ここも人出は多いので素通りしてこれまた懐かしい四条通を進み、小腹が空いたので目に付いた蕎麦屋に入ってみた。
女房は天ぷら蕎麦を、そして私はせっかくの京都なのでと普段食べないにしん蕎麦を頼んだが味はともかく些かぬるかったのは残念でした。

Kyoto_13.jpg

※にしん蕎麦はぬるかった…


ということで初日の体力も限界のため、ホテルに戻ろうとしたがタクシーは拾えそうもない。そして近場の電車だと京都駅へは東福寺駅で乗り換える必要があるという。しかしまた歩いて上り下りはきついのでそのまま電車に乗り東福寺駅で降りたものの乗換駅は危険なほどホームは満員だ。それでも仕方なく電車を待ちやっと京都駅にたどり着いた次第。

そうそう、ここで愚痴にはなるが一言記しておきたいことがある。それは観光のピーク時の京都は年寄りのくる所ではない…ということだ。若い時には思いもしなかったが己が歳を取り、足腰が思うようにならなくなったから気づくことだが、京都を楽しむにはどこの神社仏閣にしろ歩かなければ話しにならない。
バリアフリーの場所などほとんどないわけだし、地下鉄や電車にしろ駅への道の多くは下りたり登ったりの階段だしエスカレーターは名目ほどしか備わっていない。
まあ、歩けないのならどこへ行っても楽しめないのは真理だろうが、世界有数の観光地である京都であるからしていま少しエスカレーターを増やすなどして欲しいと思った。

🚄 宿泊ホテル

ところで宿泊したホテルは京都駅の八条東口を出ると大きな交差点向こうに見えるほど近い。ホテルの名はHOTEL VISCHIO KYOTOという客室423室もある大きなビルのようなホテルだ。どうやら京都駅構内にあるこれまた巨大なホテル、ホテルグランヴィア京都と同様JR西日本ホテルズ系のホテルのようだ。

Kyoto_06.jpg

※宿泊ホテルは駅からものの数分のところにあるHOTEL VISCHIO KYOTO


今年7月にリニューアルオープンしたとのことだが、結果として快適に過ごせたもののこのクラスのホテルとしては新幹線ではないが一昔のホテル利用者の感覚からして些かサービスに割り切りが多い気もする。設備は綺麗だし部屋も広くて文句はないし大浴場も備わっている。
ホテル館内は勿論、各部屋にはパスワードが必要なWi-Fi設備が備わっているしコンセントは勿論USB Aタイプのポートもベッドサイドにあった。

またエレベータで一階からリザーブした部屋の階まで上がるにはチェックインのとき渡されたカードキーをかざさないと指定階のボタンを押せないなどセキュリティにも万全のようだが個人的には一つだけ気に入らない点があった。

Kyoto_16.jpg

※ホテルのラウンジで寛ぐ


それは朝食会場はバイキング形式の広い設備があるが、ディナーをゆっくりと楽しもうにも夜の食事サービスはないのだ。まあ駅にも近いし、そうした客は同系列の、ホテルグランヴィア京都へ行ってくれ…というつもりかも知れないが、個人的な感想としてはホテルらしくない…と思ってしまう。
また古い感覚なのかも知れないが、例えばルームサービスなどもないのは些か寂しいが、これが近代的なホテルの姿なのかも知れない。
とはいえ宿泊者が無料で使えるラウンジはあるし何よりも駅に近いことで快適な3日間を過ごすことが出来た。

🚄 二日目の観光~午前中は東福寺へ

それこそこれまで何十回と京都に来たが東福寺には行ったことがなかった。昨日の乗換駅の混雑ぶりは人気の高さを表しているに違いない。ともかく由緒由来などは別にしても東福寺は確かに京都屈指の紅葉の名所だが、我々が通天橋が見所程度の知識しかないからこれまで足を向けなかったのかも知れない。それにそもそも足腰に難があるからして遠出は出来ないと考えていたことでもあり電車に乗れば一駅の東福寺へ出かけることにした。
駅から十数分歩くことになったが臨済宗東福寺派の大本山というだけあり大変立派な佇まいだった。ともかく私たちは最大の見所だという通天橋の散策としゃれ込んだ。確かに見事なものだが、この通天橋は歩くより少し遠方から回りの紅葉と共に眺めるのが一番美しいと感じた。

Kyoto_17.jpg

※東福寺、通天橋


通天橋を見終わり、境内にあったテント式の簡易茶店で喉を潤した私たちは壮大な国宝だという三門などを眺めつつ東福寺を後にした。

Kyoto_18.jpg

※東福寺の国宝三門


さて、このままホテルに戻るにはいかにも早すぎるのでまたまた電車で河原町四条方面へと向かった。南座が近くの出入り口に出た私たちは具体的な目的があるわけでもなく、そろそろ昼時だし何か美味しい食べ物ははないか…程度の意識で回りを見つめていた。
そして鴨川を渡り四条河原町の交差点にたどり着いてたが、あのコロナと不景気のためか本来ならずらりと華やかな各種の店が軒を並べていたはずだがポツンポツンと歯が抜けたように休業や取り壊しのスペースが目立つのは悲しかった。
ふと上島珈琲の看板と共にサンドイッチのキャッチが目に入った。「ここにしようか…」と女房に確認し店内に入る。

Kyoto_19.jpg

※上島珈琲の店内


京の店構えは皆間口は狭いが奥が深く、このお店も洒落た感じの客席が奥まって並んでいるがほとんど客がいない。そう、間口が狭くて奥が深いという店構えは江戸時代だったか…税は間口の広さで決まったとかでそのため狭い間口の店かまえになったということをどこかで聞いたことを思い出した。
ともあれ、女房は卵サンド、私はカツサンドを頼み奥まった席に落ち着いたがまずは卵サンドが来た。ホットサンドで二つに切り分けてあるので私もそのひとつをいただくことに…。しかしかなり待っても肝心のカツサンドが来ない。
そのとき店長か、席にやってきて「材料が切れたのでこれから調達に出ますので10分少しかかりますが、別のメニューになさいますか。お待ちいただけますか」と言う。

材料が切れていると言ってもまだ午前中だ。それに後から女房がいうには自分がオーダーした卵サンドは「売り切れ」表示になっていたという。在庫管理などと小難しいことはともかく、昼前に売り切れるほどの客がいたとは到底思えないからして管理がずさんだと思わざるを得ない。
しかしこちらは疲れているし他のメニューは食べたくないので待つことにした。
しばらくして無事カツサンドが運ばれてきたが、幸いなことにそれは美味しかった!

お腹も安定したのでホテルに帰ろうということになったが、タクシーはつかまらないだろうからまた電車で…と諦めていたとき横断歩道近くの交差点を左折してきたタクシーが目に付いたのでダメ元で乗りたい意志を示すと有り難いことに私らの前に止まってくれた。
女房曰く、私がステッキをついていたので気の毒がってくれたのかも…などと言っていたがともかくこれで無事京都駅まで戻ることが出来、午前中の予定は消化となったが駅に着いたとき “狐の嫁入り” か、天気なのにパラパラと小雨が降ってきた。

🚄 最後の観光地はライトアップされた東寺(教王護国寺)

ホテルで十分な休息時間を取ったので女房が是非観たいと言っていたライトアップされた東寺へ立ち寄ることにした。これまた東寺は私が空海フェチな事でもあり(笑)覚えていないほど多々立ち寄った場所だがこれまでライトアップ時の東寺には来たことがなかった。
京都駅から電車で一駅先という簡便さもあり、軽い夕食を京都駅で済ませてから東寺へと向かった。
とはいえ視力に難がある私としてはライトアップはともかく暗い場所は苦手なのだ。実際境内に入ると照明が当たっている場所以外は当然真っ暗闇なのでスタスタとは歩けない。しかし初めて見たライトアップされた五重塔は実に見事だった。

Kyoto_20.jpg

※ライトアップされた東寺の五重塔【クリクックで拡大】


問題はこの闇の中に強いライトで浮かび上がっている五重塔や金堂をいかにしたら綺麗に写真に納められるかだったが、女房が手にしていた一眼レフにしても夜景撮影モードにしたもののシャッターが落ちるのが遅くて難しい状態だった。しかし私はiPhone 14 Proのカメラ能力を信頼していたからそのまま自撮り棒にセットして撮りまくった。ただただ撮りまくった(笑)。

結果さすがに手ブレが目立つ写真もあったものの、夜間の撮影としては驚異的な結果だとあらためて感嘆した。写真撮影としてこれがどのような場合でもベストの結果だという訳ではないが、要は悪条件でも「写る」ことを最重要としたソフトウェア処理の成果に違いない。
時刻は19時前後であり、繰り返すが何らかの照明がなければ辺りは闇の世界だ。それが広角気味で撮った写真には空と雲がはっきりと写り、かつライトアップされた木々と五重塔や建物が見事に写っている。

Kyoto_21.jpg

※東寺境内のライトアップ【クリクックで拡大】


芸術作品を狙うのではなくそうそう機会のない旅行中のスナップ写真であるからしてとにもかくにも写っていることが大切だと考えればiPhone 14 Proの写真撮影能力は素晴らしいと言えよう。
というわけでライトアップだけ見に来たというのも勿体ないので立体曼荼羅のある金堂を一通り鑑賞して東寺を後にした。

🚄 京都旅行総括

今回の旅行は歩けるかどうかが一番の関心事であったが正直メチャきつく苦しいときもあったものの、この機会を逃したらきっと京都旅行は無理だろうと決断してよかった。無論その機会を作ってくれた女房には感謝しかない!
繰り返すが愛犬ラテと歩んだ15年3ヶ月の間は旅行は封印したのだ。無論ペットホテルへ預けて…といったこともできないわけではないが一度引越の際に一晩預けたとき、野良だったラテはまた捨てられたと思ったのかも知れず、翌日の夕刻私が迎えに行くまで食事もとらず水も飲まなかったと聞き、今後は絶対一人ぼっちにはしないと決めたのだった。
そして今回の旅行にはラテの小さな遺骨を入れたペンダントを私の首に掛けて一緒に新幹線に乗り京都を楽しんだ。
結局3日目はどこにもよらず、早めにチェックアウトし京都駅に出て駅弁とお土産の追加を購入してから列車に乗り込んだ。
結婚46周年記念の京都旅行はこうして幸いなことによき思い出と共に無事終了した。


SF小説 石川英輔著「大江戸神仙伝」考

すでに38年も昔の話になるが1985年11月8日、日本テレビ系列の「金曜ロードショー」で滝田栄が主役を務めたSFドラマが放映された。その原作だという石川英輔著「大江戸神仙伝」をやっと手に入れたが大変面白いのでその後のシリーズを含む七冊合本版(Kindle版)を購入した次第。


たった一度見たTVドラマが妙に心に残っていることはないだろうか。私にはこの金曜ロードショー「大江戸神仙伝」なるSFドラマはときに思い出すほど気になっていた物語だった。

大江戸神仙伝_03

※TVドラマ「大江戸神仙伝」のオープニング画面


後に漫画もTVドラマも大ヒットした「仁」も想像するにこの「大江戸神仙伝」をヒントにして生まれたのではないかと勝手に考えている。
ともあれこれまでタイトルも分からなければ原作があるのかあるいはオリジナルな作品なのかも分からないまま時が過ぎてしまったが、ふとしたきっかけで文庫本に出会え,同時にTVドラマも嬉しいことにYouTubeで見つけることが出来た。

大江戸神仙伝_01

大江戸神仙伝_02

※「大江戸神仙伝」の文庫本(上)と続編を含む7作品の合本(Kindle版)


私はTVドラマを見たのが最初だったが、製薬会社の研究職で妻に先立たれた速見洋介(滝田栄)が主人公。ある日、突然日本橋で文政五年の江戸時代にタイムスリップしてしまう。
困惑しているときに本道(内科)の医師である北山涼哲に助けられその自宅に転がり込んだ速見は、160年前の江戸の生活の豊かさに目を見張る。江戸の常識に対する無知と旺盛な好奇心、現代に由来する知識や、所持していた腕時計あるいはボールペンなどの進んだ道具から北山涼哲は仙境から来たと呼ばれるようになった。そんな洋介に涼哲から江戸煩い(脚気)で幼友達が危篤だと知らされた。
事実江戸時代は白米を多く食べることから下々は勿論上は将軍にいたるまで脚気で死ぬことも多い時代で,脚気がビタミンB1の不足によることを当然のこと知らず対処方法もなかった。

速見洋介は製薬会社で研究員だった知識と経験を生かし米糠からビタミンB1剤を抽出し涼哲の患者を完治させたことで涼哲はもとよりコミュニティの富豪たちからも尊敬される存在となっていく。また16歳の辰巳芸者いな吉に惚れられ旦那となり、水揚げすることに。
…といったあらすじではあるが、当然と言っては語弊があるものの原作とTVドラマではストーリーの流れはもとより登場人物の役割や作品のコンセプトもかなり違っていた…。

TVドラマの「大江戸神仙伝」のキモは,江戸と現代を行き来する能力を持った速見洋介の存在はもとより、まったく価値観が違う江戸の生活とそこに生きる人たちとのギャップが面白いわけだが、1時間半ほどの尺のなかに起承転結を展開させる必要もあり、速見洋介の作り出した脚気薬に目につけた男にいな吉と北山涼哲が攫われ、その人質と交換で薬の作り方を教えろと脅迫されるという展開があるが、原作には無論この種の事件ともいうべき大事はその後のシリーズ七巻においても一切無く第一悪人が登場しない…。

原作七巻を読む限り、著者のいわんとするところは時空を越えて江戸と現代を行き来するその能力でもなければ時に江戸ではいな吉と、現代では有能な女性編集者の尾形流子との熱烈なラブシーンでもなく、我々が長い間の教育の不備ともいうべき偏見より江戸時代は野蛮であり、科学や文明が発達していない暗黒の時代といった通念を正そうとすることこそ本書の目的であるように思える。

というわけでページの多くは江戸時代の貧しくとも魅力的な人々の生き様とその説明に割かれていて、タイムトラベルとか素敵な女性との秘め事といった描写はあくまでその調味料というわけだ。
なぜに江戸は我々の先入観と違い、なかなかに素晴らしい時代だったのか…については是非本書を手にしていただきたいが、とかく我々は江戸時代よりは明治時代が、明治時代よりは現代が人々の暮らしに豊かさを与えたのだと教育されてきたが、それはあくまで現代にどっぷりと浸かった我々の考えであって、本書は人一人の幸せを考えたとき、単純にそうとも言えないことに気づかせてくれる。
「大江戸神仙伝」はまさしく江戸のガイドブックなのである。



6回目のコロナワクチン接種をパスした理由

高齢者だからして6回目のコロナワクチン接種の案内が届いたが今回初めて接種をパスすることにした。これまで5度に渡り接種をしてきた者として何故6回目を止めたのか…。その個人的な理由を書いてみます。


FuxAb3kacAE2f1R.jpeg

※6回目の新型コロナウィルスワクチン接種の案内

私はいわゆる陰謀論には組みしないつもりでコロナ対策に限らず自分なりに様々な事象に関して判断勉強してきたつもりだし最初期にはこの新型コロナワクチンは多くの人たちの命を救ったのも確かに違いない。しかし昨今はこのコロナワクチン接種に関して正直何が正しく何が間違っているのかが分からなくなり混乱している。
厚生労働省などは[自己責任]と謳うが、我々一般人から見て自己責任による正確な判断ができるほどの科学的で分かりやすい情報など公開されていないと思われるし、どこか信用できなくなった。

FjW6JmMUUAAx.jpeg

※幾多の関連図書も読んでそれなりに状況を知ろうと努力もしてきた


また現政権の国会議員たちの態度や物言いを日々見聞きするに付け、この人たちの言動を鵜呑みにしては命がいくつあっても足りないなあとまで思うようにもなった。

■これまでの経緯

さてコロナワクチンは当初「感染予防効果」を謳って推奨された。しかし変種の関係もあるだろうが現在では「重篤化を防ぐ」という目的に変わっている。
要はワクチンを打っても感染しないという保証はないのだ。ただし万一感染しても重篤化を防げるという期待で接種をすることになるが、日々ニュースを追っていると何が正しく何がフェイクなのかも正直分からないものの、ワクチン接種の後遺症だと主張される死亡例が目立つようになった。
ここに来て、ある程度自分の身を守るためには自分でしっかり考えなければならなくなる…。

今回の接種を止めようと考えた直接の理由は自分の体調だ。後期高齢者になったから若い時のように元気であるはずもないが、この二年ばかりどうにも自分でも納得いかない不調を感じるときがある。
それは主に胸苦しさ、息苦しさだが、昨年結果は虫垂炎と診断されたものの自分で119番へ電話し緊急搬送されたときも一番の原因はその息苦しさだった。
そのときは酷い便秘のせいかとも考えていたが、これまでにこれほど息苦しさを感じたことはなかった。その日は女房が仕事で一人だったことでもあり、このままでは意識を失うと命が危ないと思って救急車を呼んだ。それほどの呼吸困難を覚えたのだ。

入院中に虫垂炎はともかく肺や心臓、胃だけでなく頭のCTスキャンまでの検査をしたが幸いどこにも問題はなく結果息苦しさの原因は分からずじまいだった。
その息苦しさは程度問題はともかく現在も時々心配になるときがある。ちなみに血中酸素濃度を調べても問題はないし脈拍が早いときもあるものの直接の原因は不明のままだ…。

それ意外にも足腰が弱ってきたのも、気力が時に失せるのもこれ皆歳のせいかも…と思ってはいるが、どうにも自分で納得がいかない変化なのだ。
そんなときに今回の第6回目の接種案内が届いた…。そこにはこれまでの接種のデータが記載されているが第1回目は2021年の6月だった。その接種リストを眺めていてふと閃いた。

■この2年近くの不調は老いだけが理由ではないのかも…

あくまで自身の感覚的なものだし明確な根拠があるわけではないもののこれまでにも足腰が痛いとか疲れを感じたことは多々あるがそれは愛犬ラテとの散歩のせいだと自覚していた。
また2020年暮れからラテが寝込むようになり、亡くなる2021年3月6日までは睡眠不足がたたり体調は最悪だったが、今のような息苦しさなど感じたことはなかった。
そして自分で言うのも変だが、得体の知れない体調の悪さはラテの死で心身共にダメージを受けたこと。そして良くも悪くも散歩をしなくなったのが原因かも知れないとも考えていた。

ともかく届いた接種案内にプリントされている過去の接種リストを見て一回目の接種が2021年6月だったことを再確認したとき、病院へ行くほどのことではないにしても体調が優れないことを自覚し始めた時期と合っているのではないかと思った。
接種自体は幸い注射の痕に鈍痛があり翌日辺りまで腕が上がりづらい程度のことで熱が出たり吐き気をしたりといったことはなかったし初めての経験でもありそこに思い当たらないでいた。

corona_02.jpg

※これまでのワクチン接種経歴


いや、繰り返すがだからといって根拠はない。しかしもしかするとワクチン接種の何らかの後遺症というか影響で息苦しさを感じることになったのではないか、そしてその自覚しはじめた時期と接種時期がほぼ合っているように思ったのだ…。
とはいえその後4回も接種を受け続けたのにもかかわらず1度も熱を出したこともなく無事で過ごしてきた訳でありがたいことだが、もしかしたらこの息苦しさは直接間接はともかくコロナワクチンの接種が関係しているのではないかと考え出すとこれまでのようにホイホイと接種会場に向かうわけには行かなくなった。

■「打つべきか、打たざるべきか」は自己責任だと言うけれど

素人が科学的かつ正確な判断ができるほどの情報は前記したようにないわけで、医師という立場でも賛否があるのだから素人が自信を持って事に当たることなどできようもないのが現状だ。しかし接種の経歴をあらためて確認すると昨年2022年はなんと3度も接種を受けている。大丈夫なのか…。
と言うことでここは、打った際の最悪の結果と打たなかった場合の最悪の結果を想定し、どちらの “最悪” を甘んじて受けるかを考えてみた。

まずワクチンを接種しなかったときの最悪の自体とは無論新型コロナウィルスにかかり死に至ることだ。
またワクチンを接種した場合の最悪もそれが理由で死ぬことだが、過去の事例を見ると個人的に怖いのは死よりも脳梗塞や癌を引き起こして苦しむことだ。またそうなれば本人はもとより家族に多大な負担を強いることになる。

どちらにしても死ぬのは嫌だがどうせ死ぬならあくまで私自身の場合はコロナウィルスにかかり重症化で亡くなる方が後腐れ無くていいかなあ…と考えてしまった次第。
それにこれが一番確実なことだが、ワクチン接種による弊害はワクチンを打たなければ “絶対” に起きないのだ。
ということで今回体調が十分ではないと体が警戒をしている感じもするのでパスしてみようと決断した次第。

そもそも糖尿病などの疾患も抱えている者として私の判断が正しいかどうかは私自身でも分からない。したがって「ワクチンは止めましょう」と声高らかにぶち上げる自信も根拠も無い。
思えば生まれてこの方、幼児のときから義務教育の時代を含め勧められた…あるいは義務化されたワクチンの類はすべて接種してきた一人だ。そんな男が初めて自分の意志で6回目のコロナワクチン接種を拒否したわけだが、さて皆さんはどのように思われますか?


40年ぶり〜ピアノのある生活

この三月、40年ぶりにピアノを再開した。音楽、それも楽器を演奏するのが好きでクラシックギターをはじめフメランコギターを好んでいたが腱鞘炎のためフレットがきちんと押さえられないときがあり諦めざるを得なくなった。その後弦の張りが弱いリュートを楽しんできたがどうしたことか急にピアノをやりたくなった。

Life with piano_03


クラシックギターは高校時代から独学だったが、実は1981年から1年半ほど近所のビアノの教室に通っていた時代があったのだ。そのとき、先生はポピュラー音楽を勧めてくれたが私は頑なにクラシックを選んだ。ためにバイエルを終えツェルニーの半分ほどまで行ったところでパソコンの仕事が優先せざるを得なくなってピアノは埃をかぶることに…。

Life with piano_02

※1981年に手に入れたローランド製電子ピアノ


なんで今年後期高齢者になる歳なのに今更ピアノをやりたくなったのかは自分でもよく分からない(笑)。
ただし前記した弦楽器が指の腱鞘炎のため、思うように動かないのがひとつの原因で、キーボードなら問題なく打鍵できるからでもあるに違いない。
そしてYouTubeなどで時折見てきた魅力的な演奏に惹かれたということもある…。

またやはりこの歳になるとボケになるのが怖い。本人はともかく女房に多大な迷惑をかけることになるだろうし、自分にしても可能な限り知的な生活はしたいものだ。
廻りの人たちは「多趣味で常に好奇心を持っているお前なら惚けないよ」と言ってくれるが、本人が一番危機感を持っているわけで承知のように指先を使うピアノは惚け防止にも効果があるものと信じているからでもある。事実ピアニストの多くは高齢になっても矍鑠としている例が多い。

ともかくピアノを…といってもまさかマンションに本物のピアノという訳にもいかないし一時の気の迷いという可能性もある。そして何よりも予算があるので当然?の結果として電子ピアノをと考えて探して見た。
その昔はアップライト型のローランド製電子ピアノを使っていたが、機械だらけの作業部屋には入らないだろうとまずはコンパクトな製品をと考えたが、驚いたことに一昔では考えられない安価で良さそうな製品が多々あることに気がついた。

そんな折り、Twitterで松尾公也氏が紹介されていた電子ピアノが良さそうだと即買いした次第。

Life with Piamo_01

※専用台にセットしたNikoMaku 電子ピアノは88鍵。背面にあるのは空気清浄機


なにしろこのNikoMaku 電子ピアノは88鍵、鍵盤のサイズも本物のピアノと同じでそのタッチも良いしダウンウエイトもそれなりの重さを持っている。しかも2万円以下なのだ…。
これを狭いとは言え、メインコンピュータの席の左側に設置し、思い立ったらすぐに弾けるようにと工夫した。
また内蔵スピーカーは小さいが音もなかなかに良いし利用時のほとんどはヘッドフォンを使うのでほぼ問題はない。

Life with piano_04

※左右にあるスピーカーもまずまずの音だ


ただし当然のこととは言え完全無欠であるはずはなく、MIDIなどを通してキーボードとして使うにはまったく問題ないと思うがこと私の様に「ピアノの代用品」として考える向きには多々問題もある。
一番の問題はこの種の安価な電子ピアノの鍵盤の多くはバネ式のはずだし本物のピアノはダンバーとハンマー等から構成される複雑なハンマーアクションなので本製品が12レベルの指力感知レベルを持っているというものの本来はタッチはもとより微妙なニュアンスはピアノと比べようがない。また連打をする際に音が出ないケースもあり得るし鍵盤の中央から奥を押さえるには些か力が必要であり弾きにくくなる。

繰り返すが要はピアノの鍵盤はハンマーアクションが基本。しかし安価な電子ピアノなどは簡便なバネを使っているからだが。今少し…後2万円ほど出せば簡易電子ピアノでもハンマーアクションの製品もあったのでちょっと早まったかも知れない。ただし私の力量では例えグランドピアノがあったとしてもその魅力とスペックを行かせるはずも無く、ここしばらくはこの電子ピアノで練習し、可能な範囲で早めに少しでもピアノのタッチに近づきたいこともありハンマーアクション式鍵盤の製品に買い換えようと考えている。
まあ、別に人に聴かせようとかコンサートを開くとかを考えているわけではなくあくまで己自身の楽しみのためなので懲りすぎは要注意かも(笑)。

で、電子ピアノそのに関してはまずまず満足しているし実はそれ以上に思わなかった成果が出た。それはiPadの活用である。
iPadは昨年、別の用途で手に入れたが、電子ピアノがBluetooth対応でiOSアプリをサポートしているという事を知り早速手元にiPadを電子楽譜として活用しようと試みた。

Life with piano_05


NikoMaku 電子ピアノ 88鍵盤 SWAN コンパクトとiOS App「楽譜スキャナ」で紙の楽譜をiPadのカメラ(別途フラットベッドスキャナ等を使う方がクオリティが高くなる)で読み取れるだけでなくその曲をNikoMaku 電子ピアノで自動演奏してくれる。
いまどきのAIの時代、驚く事ではないかも知れないが、これは素敵だし例え機械的な音出しだとしても音の流れを確認出来るのは心強いし、さらにこのiPadがあればいちいち閉じられた楽譜を取り出す必要もなく好みの楽曲を多々納め、必要時に簡単に表示利用が出来る。

当初いまさらクラシックでもないからと簡単なジャズを弾きたいと練習をはじめた。そして何とか簡素に編曲された「枯葉」は弾けるようになると身の程も知らぬ思いが膨らんでくる。それは生涯一度でよいから…何の曲でも良いから…ショパンの曲を弾きたいという願望だ。

Life with piano_06

※ジャズの楽譜とショパンの曲集らの楽譜を揃えてみたが…


ということで駄目で元々…との覚悟でショパン前奏曲ホ短調Op.28 No4(パデレフスキ版)に取り組みはじめた。短い曲なので二週間ほどでいわゆる譜読みはでき、たどたどしく、突っかかりながら音出しが出来るようになったが、さてこれが音楽となるにはまだどれほどの時間が必要なのか…分からない。

ともあれ、大昔のこと…朝、目が覚めると狭い部屋の片隅に置いたMacintoshが眼に入りほっこりし意欲が湧いたものだが、昨今は起きて仕事部屋に入ると設置した電子ピアノがまるで歓迎してくれるように鎮座していて「Wishing you a good day !」と語りかけているように思えて嬉しい。






広告
ブログ内検索
Macの達人 無料公開
[小説]未来を垣間見た男 - スティーブ・ジョブズ公開
オリジナル時代小説「木挽町お鶴御用控」無料公開
オリジナル時代小説「首巻き春貞」一巻から外伝まで全完無料公開
ラテ飼育格闘日記
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

mactechlab

Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員