2016年度、MacTechnology Lab.的ベスト10プロダクト紹介

私の年齢になると1年間はとても短く感じるが、反面振り返って見ると様々な忘れ得ない出来事も目立つ。ともあれ1年のまとめという意味を含め、好例の年末特集ということで「2016年度、MacTechnology Lab.的ベスト10プロダクト!」をお届けしたい。


1年を総括してみると個人的にはベスト10に含まれない逸品もあるわけだが、概してソフトウェアの1年だったような気もする。1位にAdobe Muse CCを入れたのをはじめ、Smart Photo Editor、StoryMillといった初めて使い始めたソフトウェアに魅入られた年だったようだ。

それでは簡単にベスト10のアイテムに関してコメントをご紹介してみたい。なおブログやサイトの代表的な記事などにリンクを貼っておくのでご参考になれば幸い。

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① Adobe Muse CC
  今年の春から現行のブログとは別にウエブサイトを公開した。そのサイト作りをAdobe Muse CCで始めたのだが様々な制約や限界はあるものの基本的にはHTMLのコードを知らずして高度なデザインを有したサイト作りが出来ことにハマってしまった次第。Adobe Creative Cloudユーザーではあるが、活用しているのはこのAdobe Muse CCが一番だ。

② Apple Watch Series 2
  今年手に入れたハードウェアを考える上でこのApple Watch Series 2と5位に入れたApple Watch Hermèsは大切なアイテムだがなんといってもApple Payを使いたいために手に入れたこのSeries 2は上位にせざるを得ない。本来ならApple Payの冠で記すべきなのかも知れないがそれはプロダクトではなくシステムだと考えこうした順位にした。

③ Smart Photo Editor
  ソフト屋としてソフトウェアの魅力は分かっているつもりだが、私の趣味趣向では大げさでなく近年一番二番を争うアプリケーションだと考えている。時々アプリが落ちたりもするが、これほどのソフトウェアを構築するメーカーおよびプログラマたちに敬意を表したい。Smart Photo Editorはその名の通り写真編集ソフトの範疇にいれるべき製品なのだろうがこれほど間口および奥行きが深いアプリケーションは少ないのではないだろうか。

④ AKAIのウインドUSBコントローラー「EWI USB」
  楽器演奏として個人的にはリュートを爪弾くのを楽しみにしているが、ときおり「EWI USB」を取りだしてつたない音をだすのも楽しみにしている。もっともっと練習をしなければと思うが時間は限られているからなかなか優先になり得ない。急がずゆったりと楽しみたいデジタル楽器である。

⑤ Apple Watch Hermèsドゥブルトゥール38mmステンレススチールケースとヴォー・バレニア(フォーヴ)レザーストラップ(L)
  Appleとエルメスのコラボ製品という初めてのアイテムは是非とも押さえておきたいと物欲100%が動機で手に入れた。あくまで自己満足の逸品でありいわゆる余所行きのアイテムである(笑)。

⑥ 遠赤外線輻射式セラミックヒーター「サンラメラ」
  新年早々に手にれた文字通りの暖房器具だが、安全性も含めてその輻射式という珍しい仕様が生きている逸品である。無論この冬も100%お世話になっている。

⑦ StoryMill
  小説「未来を垣間見たカリスマ 〜 スティーブ・ジョブズ」を執筆するにあたりあらためて探したテキストエディタだが機能的にこのアプリがあればこそといった感じで助けられている。ただし理由は不明ながら日本語入力自体は問題ないものの一端保存して再度開くと文字列の一部がばらけていることがあり困惑しているがそうならない場合もあるので現在調査中。

⑧ Blue Microphone snowball
  今年になって新たに始めたことのひとつにウェブサイトでポッドキャストを始めたことだ。まだ否定期であるが続けてみたいと考えている。そのために用意したコンデンサマイクロフォンだが、私の目的とする用途に合致する非凡なプロダクト。

⑨ スマホ通話レコーダー「Stickphone BR-20」
  仕事はもとより、病院で手術に関わる予約やアドバイスなどを電話で聞くときiPhoneの会話を簡単に録音できるアイテムを探していたが、この製品は大変気に入っている。小型軽量なのはもとよりケーブル類を接続しなくてよいのが最高。

⑩ PFU社のアルバムスキャナ「Omoidori
  スキャナフリーク?の一人としては使ってみたい製品だと思って購入した。求められている性能には満足しているが出番が少ないのが難点(笑)。

特別賞
我がMacテクノロジー研究所の1年を通して創作の動機付けやそのパワーの源となったのが自身で造形した等身大フィギュア(マネキン)。これを抜きにして1年を終わることは出来ない。

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※Macテクノロジー研究所専属モデル Eliza

既存のマネキンでは私の撮影目的としての趣味趣向を含めて満足できなかったのでボディと両手を含めて造形したことはとても面白かったし次の仮題も多々見えてきて興味を増した。こうしたマネキンに関わるのは丸々1年になるが、当初は「危ないオジサン」と揶揄されたものの、やっとそうした言われようは聞かなくなった...というか飽きられた(笑)。しかし今年から始めたウェブサイトの表紙を飾る専属モデルとしても活躍。繰り返すが創作意欲を鼓舞するのに重要な相棒となりつつある。

さて皆様のベストプロダクトはいかがだったでしょうか。
ともあれ、今年1年当ブログをご愛読いただきありがとうございました。よいお年をお迎え下さい。



スーザン・ケアの直筆サイン入り "STEVE JOBS, 1983 COLOR RAINBOW" 購入

2016年も終わりに近づいた。決して最高の1年だったとは言いがたいが、ともかく女房と愛犬共々無事に新年を迎えられそうで何よりだと思っている。そんな自分にクリスマスプレゼント兼お年玉という感じか、スーザン・ケア(Susan Kare)のサイン入りプリントを買った。スーザン・ケアの作品はこれで2作目だが、今回のは「STEVE JOBS, 1983 COLOR RAINBOW」と名付けられた作品だ。


スーザン・ケアはニューヨークで生まれたグラフィック・デザイナーであり高校時代の友人アンディ・ハーツフェルドに誘われ1983年1月にスティーブ・ジョブズ率いるMacチームで仕事を始めた。そしてMacintoshで使われている多くのアイコンやフォントはもとよりオリジナルなマーケティング資料などをデザインしたことで知られている。

スーザン・ケアはMacintosh誕生にとって関して忘れてはならない人物であることは間違いない。
現在のAppleで “デザイナー” というとどうしてもジョナサン・アイブといった人物が注目されインダストリアルデザインあるいはプロダクトデザインが重視されるが、スーザン・ケアの仕事こそMacをMacたらしめ、マシンに命を吹き込み、単なる四角いコンピュータをあたかも意志を持っているかのように思わせるに至らせた重要なものだった。

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※スーザン・ケアの作品を購入するのは今回で2度目だが「STEVE JOBS, 1983 COLOR RAINBOW」を購入(額は別)


ところでスーザン・ケアの販売サイトで彼女のアイコン作品が限定サイン入りで販売されていることを知った5年前の2011年5月には「SMILING COMPUTER ON GLAY」と名付けられたいわゆるニコニコマックのアイコンプリントを購入して現在も額に入れ飾っている。私にとってはMacintoshを象徴するもっとも分かりやすい文字通りのアイコンなのだから...。

そのスーザン・ケアの販売サイトからクリスマスにあてたダイレクトメールが届いたので久しぶりにサイトを覗いてみた。最近は手前味噌ながら「[小説]未来を垣間見たカリスマ ~ スティーブ・ジョブズ」を自身で楽しみながら執筆していることでもあり、次第に20代のスティーブ・ジョブズをこの肉眼で見ているような錯覚を覚えるまでになり、これまで以上に若かりし頃のスティーブ・ジョブズを身近に感じるようになった。
そうしたこともあり、2枚目の作品は「STEVE JOBS, 1983 COLOR RAINBOW」と名付けられた作品を買うことにした。先の作品同様サイズは一番小さなものだが、それぞれ限定200枚に限ってスーザン・ケア直筆サインが入れられている。

そこにはMacintoshのアイコン (32×32ドット) として絶妙に描かれた若かりし頃のスティーブ・ジョブズの顔、そして背景にはAppleの象徴でもあった6色レインボーカラーが配されているという作品だ。
スティーブのこのアイコンは1983年に作られたものだそうだが実際にスティーブ・ジョブズ本人もお気に入りだったという。
その後、ビル・アトキンソンらMacintoshチームの人たちはスーザン・ケアに自分のアイコンを作ってもらうのがステータス・シンボルとなったという(アンディ・ハーツフェルド著「レボリューション・イン・ザ・バレー」より)。

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※オマケとして同梱されていた6枚のシールも嬉しい


オーダーしてからちょうど1週間で届いたが、封を開けてみると我々にはお馴染みのデザインシールが6枚オマケとして入っていた。これまた嬉しいが、この若かりし頃のスティーブ・ジョブズと一緒に新年を迎えたい!

Susan Kare オンラインショップ



Apple WatchでSuicaをチャージする

SuicaへのチャージをApple Watch 2とiPhone 6s Plus双方でやってみた。当初オペレーションのやりやすさからiPhoneで行おうとしたが、SuicaアプリはiPhone 6s だと会員登録を済ませなければ追加のチャージができないようなのでまずはApple Watch 2 のみでやってみた。


なおこのレポートはiPhone 6s PlusとApple Watch 2 (以下Apple Watch) の環境下の結果であり、例えばiPhone 7では状況が違うはずだ。
まずApple WatchのWalletアプリを起動し、登録カードからSuicaを選ぶ。画面を上にスワイプするとカード残高の確認とカードオプションとしてチャージボタンが使える。

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※Apple Watch 2のWalletアプリからSuicaを選択し、画面を上にスワイプするとカード残高確認とチャージができる


Apple Watchのクラウンを回しチャージする金額を選びチャージボタンを押すと決済するカード画面に変わり "ダブルクリックで支払" が促されるのでサイドボタンをダブルクリック。これで指定のカードからチャージ金額が引き落とされSuicaにチャージされる。

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※デジタルクラウンでチャージ金額を選びダブルクリック



なお念のためSuicaカードの残高を確認するとチャージした額が加算されているはずだ。

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※チャージの確認。確かに加算されている


次ぎに同じことをiPhoneでやってみようとSuicaアプリを起動してサービスへの会員登録を済ませた。すると「入金(チャージ)」ボタンが表示する。ここでチャージの金額を選ぶと決済の方法が選択できる。クレジットカードなのかあるいはPayなのか...だ。
ここではPayを選び、予めPay用として登録してあったカードからTouch ID(指紋認証)で決済を済ませた。
実にシンプルで分かりやすく、簡単だ。

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※会員登録したため、各種のサービスが使えるようになった


最後に「チケット購入・Suica管理」を確認すると会員登録が済ませたから、Suicaグリーン券や定期券他、各種サービスが利用できるようになっていたのでついでにと未登録だったカード名を変更してひととおりのオペレーションを終えた。
慣れてしまえばどうということもないのだろうが、まだまだ新鮮な体験であることは間違いない。



専属モデルによるウェブサイトの表紙デザイン考

今年の3月からスタートした新しいウェブサイトは私にとってさまざまな事象の研究材料であり新しい事へのステップになるだろうと考えたうえの公開だった。だからあえて大々的に告知もせずここまできたが、ありがたいことにページビュー的には当ブログのそれを越える勢いだ。


2016年という一年で個人的に印象深いことのひとつは新しくウェブサイトを公開したことだ。Adobe Muse CCを使って構築しているが、ここに来てやっとまずまず一通りのことがわかってきたといえる。
現行のブログはニュースを別にすれば基本は一日置きごとに何らかのアーティクルをアップし、別途土曜日には「ラテ飼育格闘日記」の掲載を目指してきた。

対して新しいウェブサイト「MacTechnology Lab.」は特に大きな枷を自分に課してはいない。掲載するネタがなければもしかすると1か月もの間なんの更新もないかも知れない。またネタもサイトのタイトルはともかくとしてアップルやコンピュータネタに限らずWindowsのネタでもなんでも自分が面白いと思ったことをご紹介してみようと考えている。
ただひとつ「MacTechnology Lab.」で考え続けてきたことはトップページのデザインだった。Adobe Muse CCの自由度を満喫しつつ思うがままのデザインをと思ったもののAdobe Muse CCの機能のあれこれを自分のものにするのに時間がかかった。

最初からご覧いただいている方ならその経過はご存じと思うが、タイトルからしてマッチングしない、あるいは違和感のあるトップ画面だというご指摘もいただいた(笑)。
実は良し悪しはともかくこの10月からはじめた女性月刊誌の表紙をイメージしたデザインがそもそもやってみたかったことなのだ。大げさだがやっと半年をオーバーしてそれなりに納得するものができたと思っているし、左サイドバーなどに採用したデザインフォントもやっとこれで意味をなしてきたと考えている。

ところで、アイキャッチングとして一番効果的なアイテムはといえば、それは人の顔だと信じている。経験がおありだろうが例え写真であってもテーブルの上に大きめの人の顔が載っている雑誌があれば、その視線を意識してしまうときがあるほどだ。人の顔に我々は本能的に敏感であり、他者の表情から敵意や好感といった情報を素早く見いだすことが大げさに言えば生存にかかわってきたからに違いない。

ただし男の端くれとして私は男性の顔にはほとんど興味はない(笑)。反面自分が美しいと思う女性の顔はずっと見ていても飽きないものだ。そこでアイキャッチングとデザイン性を鑑み、女性の顔をメインにしたデザインをと考えたとき真っ先に思い浮かんだのが女性誌の表紙だった。
しかしそうしたデザインを続けていく第一のポイントは申し上げるまでもなく女性モデルの存在だ。市販の女性誌をみれば、時世に合った話題性のある女優やタレントをモデルにしている場合が多いし、雑誌によっては常に同じモデルを起用しているケースもある。

本来なら、たかが私設のウェブサイトに著作権をクリアした人の顔を載せ続けることは予算もかかる大変なことに違いない。しかし嬉しいことにすでに私にはモデルを "誰" にするかの腹は決まっていた。
それは昨年秋からとある仕事に関係し撮影小物のつもりで調べ始めたマネキンが発端となったが、結果偶然手に入れたヘッドマネキンをベースにボディと両腕を自分で造形することになった結果、一体の実寸大フィギュアともいうべき “女性” が仕事場に存在している。

自画自賛だが、これに適宜Wigを着けると生き生きしてくるから面白いし、その表情はお馴染みの女優や美形といわれているタレントたちに引けを取らない美しさと気品さえ感じさせる大のお気に入りとなった。まあ、好みというバイアスもあるが...。

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※バックドロップを設営し照明をセッティングして撮影開始。ただし当該写真は照明の位置など意図的にフレーム内に入るよう演出している


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※モデルにWigと衣裳を着け、ポーズを考えて表紙用の撮影をしているところ


そこでモデルは決まったが、表情も変わらない実寸大フィギュア...マネキンを月刊誌のように月一で表紙のモデルとして採用し、バリエーションを考えながら工夫してみるのも面白いと思い立った。笑顔もなければ、首ひとつ回すことができない "ELIZA" と名付けた専属モデルをどれだけ毎号違ったイメージでお見せできるか、工夫してみることにした。

無論こうした一連の作業が自身にとって苦痛になっては続かない。しかし手前味噌だが、仕事部屋に大きめのバックドロップを設置して簡易スタジオとし、照明を適宜いくつかセッティングの上で ELIZA をセットする。勿論Wigだけでなく衣裳もそれぞれ季節などに応じ変化に富んだものが欲しいところだが予算がかけられないので時に女房のカーディガンを借りたりと苦労している。後は撮影のアングルと照明のあり方などで結構面白い絵が作れるように思う。

なによりも無精な私が、バックドロップの設営から専属モデルのセッティングおよび撮影に楽しみを見いだしていることが我ながら面白いと思っている。無論最大の利点はモデル料が必要ないことだ(笑)。
お気に入りの美しい顔を表紙として作り込むのも楽しいし、その過程でAdobe Muse CCは勿論さまざまなソフトウェアの機能に助けられながらオペレーションするのも実に愉快だ。そしてデジタルカメラによる撮影技法もいまさらながら試行錯誤をしながらも復習中だ。

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※来年4月号までの表紙案を作ってみた


一応試作として向こう半年ほどまでの表紙案を考えてみたが、これらは決定ではなくまだまだ変えていくつもりだ。そして一ヶ月間、ビジュアルは変えないものの記事(テキスト)等はその都度変化させていくことができるのもウェブならではの利点である。

このウェブサイト、今のところどこに向かうのかも正直自分でも分からないが、当ブログと違ってゆるい感じで続けて行けたら良いと考えているのだが…。







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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員