専属モデル造形計画第3弾、両腕を造るの巻

専属モデル造形計画第3弾として前回はトルソー型ボディにお気に入りヘッドマネキンの頭部だけ切り落として組み合わせるところまでやってみた。一応の成果としてバランス良く造成できたと思っているが、仕上げが残っている。それは両手の造形だが、一般的なマネキンとは違い可動式のものをと考えているので今回はその両腕製作のレポートだ。


この種のアーティクルの度に書いているが、そのほとんどがバストアップの撮影用モデルとして活用するためのものだから、両手が動かないことには演出の幅が狭まってしまう。

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※完成形両腕。あえて服を着せないで両手を使ったポーズを撮ってみた。腕が動かないとこうした演出ができない。なお腕は衣服の上から触っても皮膚に近い弾力がある


その種の既製品はないのかといえば、ないことはない(笑)。ひとつはラブドールやシリコン製のトルソーなどもあるものの価格的に高いだけでなく目的も違えばましてや「人形は顔が命」のCMではないが、私が拘っている一番のことは顔なのだ。したがって撮影用としてのモデルとして考えた場合にはラブドールにしろマネキンにしろ対象外なのだ。

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※今回造形する腕のラフ設計


また可搬の両腕が付いているマネキンとしてのトルソーも販売されているが、それはボディの材質が主旨に合わないし両腕も木製なのでこれまた対象外とした。
ということでなければ自分の気に入るように造れば良いと考え、これまで二度に渡ってトライしてきたが、今回はより完成度を高めたいと企画した。

しかし言い訳めくが予算はもとより個人的にできることとできないことがある。それこそ予算に制約が無ければ必要な部品を最適な材料でオーダーメイドもできるだろうが、そうはいかない。したがってAmazonとかモノタロウあたりで手に入る材料を使うことを目指してきた。
というわけで今回も造形計画第2弾と同様、腕の骨格、具体的に言えば上腕と前腕はパイプ型木材を使い、関節としてスマホ用の三脚などに使われる自在に折り曲げられるゴリラポットの足を使った。

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※腕の主な材料


その先端に今回別途手に入れたPVC製でリアルな両掌を取り付けることにしたが、まず今回注視したのは腕の長さだ。
前回はかなりいい加減に作り始めたが、今回は予想身長などから割り出した腕の長さを考慮に入れ、それを前記した材料で組立ることにした。ちなみに指先から上腕の付け根までの長さは約60cmとした。
さらに厳密な意味では関節の位置が違うが、前記した設計図にはなかった手首にも急遽関節を設けた。

ただし造形計画第2弾で造形した腕をそのまま使うとなれば決定的な欠点があった。それは形だけは腕だが骨のように細く、例えば長袖のシャツなどを着せて袖を通すと袖がクシャリと弛み腕のボリューム感が出ないことだった。ために今回は理想とまではいかないもののその骨格に肉付きを付けることを目標とした。

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※これは前作の一例。このままの腕では着せた袖が潰れて興ざめとなる


もうひとつ正確さを考えたことがある。それは上腕の先に関節として取り付けたクネクネの先端を樹脂製のトルソーボディの片下にはめ込むため、ボディ側に16mmほどの丸い穴を空けることだ。このとき、必要な長さに切断したゴリラポットの足先端の球体を押し込めば入るが、通常の使用では取れることはなく、かつ強く引けば外せるサイズを正確に空けたかった。なお片腕の重さは約320g程度だった。

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※ステップドリル・ビットセット。充電式ドライバーはすでに所持していたもの


着衣によっては両腕が付けたままだと着せたり脱がせたりが面倒な場合があるからだ。
ということでこのためにステップドリル・ビットセットというドリル刃を買って対処したが、さすがにそれ専用のツールだ。文句なくの綺麗で正確な穴を空けることができた。

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※ステップドリル・ビットを使って樹脂製のボディに16mmの穴を空けた。簡単に綺麗・正確な穴が空けられた


こうしてパイプ型の木材を指定サイズにカットし関節用のゴリラポット先端を押し込んで接着する。念のため接着を確実にするため一晩はそのままにした。
さて両腕への肉付けだが、いろいろと調べた結果 NBR(発泡ゴム)製の丸形クッションという材料を見つけた。これは厚みが1cmあり、これを木材に巻くことである程度のボリューム感が出せると考えたからだ。それにこれなら軽いし加工も容易に違いない。

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※第一段階の両腕


こうして両腕は形となり、まずはボディに取り付けてみたが腕の長さはもとよりかなり腕らしくなった。とはいえ誤解がないように言い訳を言わせていただくが、腕を必要とする撮影時には必ず長袖の着衣を使うことはお約束なのだ。それはそうなのだが見栄えはともかく白いシャツを着せてみるとボリューム感は問題ないもののクッションのグレーカラーが透けて見える場合があることがわかった。それでは興ざめだからとこれまたいろいろと考えたが、肌色の腕カバーを被せることで撮影時の違和感を軽減できた。

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※ゴム製クッションの上に肌色の腕カバーを被せた


すべてを計画の通りに組立て、あらためて長袖のシャツ類を着せてみると当然とは言え既製品の袖の長さも問題なく、そして繰り返すが着衣時の腕のボリューム感も良好だったので微調整はともかく、専属モデル造形計画第3弾はこれにて完結とする。

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※シャツの袖を通してみたがボリューム感は自然だった(シャツのサイズが小さかったが)


出来上がったELIZA(イライザ)3と名付けた専属モデルはリアル感を増し、ひょっとすると動き出すのではないかと思うほどの存在感が出ている。
そして腕が素のときのELIZAはまるでアンドロイドみたいで、そのどこか未完成の両腕も逆にSF感を増してくれるのだから面白い。
このELIZA嬢、これからもよい相棒となってくれるはずだ(笑)。


専属モデル造形計画第3弾始まる

当Macテクノロジー研究所の専属モデルの造形昨年の春からスタートし、試行錯誤の上でかなり強引な作りではあったがなんとか服とWigを着ければ撮影に使えるだろう「造形プロジェクト第2弾」を最後に一応の決着を迎えた。しかし考えてみるまでもなくあれこれと不満と反省も多く、機会があれば第3弾をスタートしたいと考えてきた。


なぜそんなに自作に拘るのか、市販のマネキンを手に入れればそれで済むのではないかと考える人もいるかも知れない。しかし大仰な物言いになるが、コマーシャルでもなんでもモデルを使おうとするとき "誰でも良い" ということなどあり得ない。その一番はやはり容姿だ。
マネキンに限ってもメーカーにより、型番によりその容姿は千差万別だが、これはと思う物は市販されていないかったり入手が可能だとしてもかなり高価なものだ。
そしてリアルな造形であることは勿論、演出上の効果をだすため、両腕もかなり自由に動かせるものが欲しかった。
そうしたあれこれを考えるといわゆる既製品では無理だったが、たまたま手にした首から上のヘッドマネキンの顔が気に入ったこともあり、これを使ってイージーオーダー的なオリジナルの造形をやってみようと考えたのが事の始まりだった。

ということで一年三ヶ月ほどのブランクがあったが、撮影モデル用マネキン造形第3弾に取りかかった。それは材料および最低限必要と思われる工具が揃ったこと、そしてひとつの決心というか決断したことがあったからだ。ともかく今回は電動ノコギリなども用意することになり、かなり大がかりとなった(笑)。

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※今回の造形計画を実行し調整のために仮に組立た例【クリックで拡大】


造形は最初からやり直すことにした。明確なビジョンもなく手を染めたモデル1号は途中で挫折。2号はいちおうの形はでき、実際にウェブサイトの表紙のための撮影をしたり、知人からの依頼で企画書の一端を飾ったりもしたが満足できるものではなかった。

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※専属モデル造形を背と前から。ちなみにスリーサイズだが、B=86.5 W=60.0 H=85.0cmだ


その第一は当時お気に入りのヘッドマネキンと組み合わせようとしてマネキンのボディとなるトルソーをeBayまで探しに探したが、適当なのはホワイトカラーの樹脂製しか見つからなかった。それでも何らかの服を着せるのだからそれで良いと考えて手に入れた。
しかしヘッドマネキンをそのままトルソーのボディに押し込もうとあれこれ画策した結果、トルソーを前後に切り離して胸から肩にかけてスペースを作り、何とか位置的に妥協できるところに固定した。

ために、トルソーとヘッドマネキンの隙間を粘土で埋めることになったが、それはそれで上手く行った。しかし現実にクライアントなどからの要求に合わせた服を着せようとすると女性物は胸と肩部分を解放したデザインが多く、襟付きのシャツならともかく接合部分が見えてしまってモデルの役割を果たせないことも出てきた。
さらにトルソーのボディはホワイトだったこともあり、これまた肩までオープンになっているドレスを着せることは諦めざるを得なかった…。

その問題が解決できなかった最大の原因はヘッドマネキンのヘッド、文字通り頭部分を切断する決心が付かなかったことにある。
ひとつには技術的なこと、すなわち硝子繊維樹脂(FRP)で出来ているというヘッドマネキンを上手く頭の部分だけ切断すること…に自信がなかったからだ。そして人形とはいえ首を切断するといったことへの抵抗感も否めなかった。

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※ヘッドマネキンの頭部位だけを切断(上)。電動鋸での切断面(下)


さて、それから早くも一年と三ヶ月が過ぎた。その間も適当な材料があれば手に入れておこうと定期的にネットを探していたが、ここにきて安価なスキンカラーの樹脂製トルソーやこれまた左右両手のアイテムが見つかった…。
共に一年三ヶ月前に探したときには見つからなかった代物である。ただしスキンカラーのトルソーであってもラッカー塗装処理されているような艶があるのはダメ。照明を当てると白く反射してしまうからだ。
これで機は熟したと考えたが最後の難関は前記したようにFRP製のヘッドマネキンの首を切断する勇気(笑)とその方法だったが、これも目処がついた。

やはり切断には鋸が必要だが、手作業ではいかんせん大変過ぎるからとハンディタイプの電動鋸を手に入れた。これに鉄切断用の刃を装着すればFRPも切れるという。
後はFRPの粉塵は吸うと害があるからと保護マスクとゴーグルを持出し、怪我を未然に防ぐために耐切創性手袋まで購入してことに挑んだ。

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※今回使った主な道具たち


要はこのトルソーを選んだのは価格だけではない。肌の色が些か暗い感じだったがそれは許せる範囲だと思ったしなによりも首が長く出来ていることが決め手だった。この形であれば切断した首(嫌な言い方だが)を乗せるだけで形になると考えたからだ。
例えばトルソーでも首が短いものもある。そうなるとヘッドマネキン側もある程度の長さまで首を残して切断しないと様にならない。しかしその場合にはトルソーとヘッドマネキンの合わせ目がどうしようもないことになるだろう。
事実太さも形状も差の大小はともかく違うはずだから、撮影位置によってはおのずと接合部は映り込んでしまう。

ただし、ヘッドマネキン側を顎の奥、首の喉元から頸椎の一番上あたりまでを切断できればトルソーと合わせても正面からでは不自然ではないし、実際には鬘を被せるわけでヘアスタイルにもよるものの両脇の合わせ目は隠すことが容易に違いない。
ということで基本的な材料と道具を揃えたとある日曜日、ベランダでお気に入りのヘッドマネキンを電動鋸で切断することにした。

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※ボディと組み合わせてみたが、正面からでは結合部分は判らない


電動鋸を事前に試してみるとその振動はなかなかのもので理想的には切断アイテムを万力などで押さえておかないと刃がブレることがわかった。しかしヘッドマネキンを壊さず傷つけずに固定できるような設備はなく、仕方がないのでクッションを床に置き、大切な顔部位を傷が付かないようにと大きなビニール袋で縛り付け、頭をクッションに押しつけるようにしてやってみた。
初めての経験なのでベストといったわけにはいかないが、まずまず予定通りのカーブで頭部を切断できたので、斬り口をヤスリで磨いた。そしてこの際だからと同じヘッドマネキンをもうひとつ続けて切断…。これで交換用のヘッドができた。

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※まだアイデア段階だが、こうしたエッジを作り、これに頭を被せることになる


次の問題としてトルソー側の首とヘッドマネキンから切り落とした頭部をどのようにしたらそれらしく固定できるかだが、これは写真に写らなければかなりアバウトでも良いと思ったし、完全に固定しなければ顔の向きもある程度変えられる理屈だから演出がしやすくなるに違いない。

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※頭は左右に動かすことができる


一通り仮組立をした上で簡単な衣裳を着せて鬘を被せてみたが、一体感もあるしこれまでにないよい出来だ。何よりも首の長さが思っていた通りになったので満足。そしてカメラテストもやってみた結果、後は可動型の両腕を作れば完成だ。
両腕も前回でより理想に近い物をと感触を得ているし軽量の左右両手が手に入ったので俄然やる気が出てきた。理想といえば、当モデルのスリーサイズだが、B=86.5 W=60.0 H=85.0cm である。

ともあれひとしきりの作業を終え、一休みしようと珈琲を手にし、あらためて廻りを見ると我が仕事部屋はまるで映画「EX_MACHINA」状態。首というか顔が棚に並び、あちらこちらに腕や手が置き去りにされている(笑)。いやはや知らない人がこの仕事場を見たら仰天するに違いない(笑)。

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※これはお遊びで映画「EX_MACHINA」の1シーンを思い出してそんなイメージを撮ってみた


造形は続く…。



バード電子、iPhone用の本革製収納ケース「Swing」をベルトに装着する試み

バード電子のiPhone用ラヂオケース後継モデル「Swing」を使い始めているが「バード電子、iPhone用の本革製収納ケース「Swing」レポート」で述べたように個人的にひとつ問題があるとすればカラビナでベルトループにぶら下げるのではなくベルトに何らかのアイテムで取り付けられないものか…を考えている。今回はその第一報をお届けしたい。


iPhone用の本革製収納ケース「Swing」は極めて具合が良い。ただし個人的な好みだが付属のカラビナでジーンズのベルトループにぶら下げるのは古いオヤジだからかどうにも落ち着かない。
特に私のiPhoneはiPhone 6s Plusで「Swing」もそれに合わせたL型なのでサイズも大きめだ。それを前記した方法でぶら下げるとその位置がかなり下過ぎると思うし、どうにも揺れるのが好きではないのである。それにこの低い位置だと雨の日は傘を差しても雨が入り込む可能性大なのだ。

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※今回テストしたカラビナやキーチェーンなど。なお一番左は「Swing」付属のカラビナだ


ということでこれまで使ってきたラヂオケースのようにベルトに何らかのアイテムを使って固定できないかを考えているところだが、今回はちょっと思いついていくつかのアイテムを手に入れあるいは工夫して試行錯誤を始めたレポートである。
まあ、単にベルトに固定するというだけなら「Swing」裏のループ状に針金や革紐でベルトに巻けばそれで何とかなるわけだが、それでは味けがない…。

少々具体的に言えば、私が愛用しているベルトの幅は4センチだ。それを考慮してその幅を通しつつ「Swing」を無理なくぶら下げることが可能なアイテムがないかを探しているわけだ。
まず最初に思いついたのはいわゆるゼムクリップ だった。無論一般的なものではなく全長50ミリのジャンボサイズの製品だ。

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※ジャンボサイズのゼムクリップを使ってみた例


これだと内側のループ内径が4センチ近くあるからここにベルトを通し、もう一方の小さなループに「Swing」を取り付けるという案だ。いやループにベルトを通さなくても、クリップのままベルトに挟めばそれで済むし外すのも楽だ。
しかし、安易すぎるのと(笑)「Swing」のループベルトをかなり押し曲げることになるし全体的な強度に不安があるので却下。

ということで次はそれらしい市販製のカラビナとキーチェーンと称する金属製のものを2種試してみた。
どうにかなるように思えたが、それ用に作られたものではないのでベルトに綺麗に納まらないしベルトに取り付けたとしても一方の「Swing」を取り付けるとその捻れの位置関係に違和感あるしその位置も下方であり、これまた却下。

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※やはりかなり無理があるし付属のカラビナと大差ない…


最後にこれは脈があるかな…と思ったアイテムを見つけた。
それはツールホルダーと称しているもので本来は手工具類をベルト位置にぶら下げておくツールのようだ。
簡単に説明するなら、金属製のベルトを通す台にカラビナが組み合わされているといった感じか。

ベルト通しは二箇所あるためしっかりと腰に固定でき、カラビナ部分にそれこそ手工具類を取り付け、効率的に外したり納めたりができるという代物だ。
これは機能上は理想的なものに思えて手にしたが、カラビナ部位がかなり大きなものだったこと、カラビナに「Swing」を取り付けると「Swing」付属のカラビナとあまり変わらない上下位置になってしまうことに気がついた。ただしブラブラ感はかなり軽減できるが…。

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※ツールホルダーで「Swing」をベルトに装着。見栄え的には良好


そこで思いついてこのツールホルダーを逆さにベルトへ着け、「Swing」をカラビナの下にぶら下げるのではなく太めのパイプの上部に通し、さらにカラビナを体側にピタリと倒すと「Swing」のケースもこれまでのラヂオケースと同じような位置となり収まりがよいことに気がついた。
またこれなら「Swing」をカラビナから抜くのも簡単だ。
ただし「Swing」一つを取り付けるには些か大げさなものとなってしまうのが難点だが、実際に取り付けて見ると外見からはそのからくりは分からないのでしばらくこれで試してみようと思っている。

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※ツールホルダーを使った舞台裏。いささか大げさで無骨(笑)


理想はこのベルト通し型にもっとスマートなフックが組み合わさればよいが、見つからなければ最後は自作することになるかも知れない(笑)。
ベルト通しは金属ではなく革製なら容易に加工できる。そこに都合の良いフックとか小ぶりなカラビナのようなものをこれまた革を使って縫い付ければよい理屈だ。
とはいえいまはその気力も時間もないので、しばし現状で満足しつつ次の機会を待つことにしよう。

バード電子 Swing


Magic Mouse2の怪

Magic Mouse2をApple Storeで買った。過日購入した27インチ iMac Retina 5Kディスプレイモデル (2017)に付属のMagic Mouse2が何だか変だったためだ。使えないというわけではないが、これまで使ってきたMagic Mouseとは感触が違いチャタリングのようなことが起きるしダブルクリックしても反応がないこともある…。


Magic Mouseも "2" になったわけだが、電池式から充電式となった。それに伴い内部の仕様やらも変わったかも知れず、最初はクリックのタイミングの問題かと思った。しかし問題はクリック感だけではなく27インチ iMac Retina 5Kディスプレイモデル (2017)を使い始めてからかなりの頻度でマウスポインタを見失う…というより消える現象に悩まされた。

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※Magic Mouse2を新たに購入した


当時は環境を移した直後で安定しない部分も見受けられ、例えばレインボーマークにも悩まされていたからマウスポインタが消えるという現象もそうしたシステム側の問題だと考え、あれこれと検証しつつ考えうる対策をしてきた。その結果レインボーマークは収まったものの、特に複数のデスクップ間を移動するときマウスポインタを見失うことが多いのだ。
ただし例えば左上、すなわちメニューバーのアップルロゴ辺りに見当つけカーソルを移動させてクリックするとポインタが表示するので我慢して使ってきた。

一昨日、ふと「マウスそのものに原因がある可能性はないのだろうか」ということに思い当たった。これまでそうしたトラブルに出会ったことはないが、このマウスなんだかどこかがおかしいのだ。
ということで過日充電を怠っていたため、マウスのバッテリーが切れ、充電完了まで使えなくなったことを踏まえ、予備にもうひとつMagic Mouse2を買っておこうと思い立った。ふたつ同じものがあれば比較検討もできるからだ。

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※Magic Mouse2がふたつ…


さてその結果だが、2日間使ってみたものの新しく購入したMagic Mouse 2だとマウスポインタが消えないのだ。
なにしろ同じマシンで二つのマウスをペアリングして使っているわけだからiMac側の問題でないと思われる。
27インチ iMac Retina 5Kディスプレイモデル (2017)に付属してきた問題のMagic Mouse 2は、Bluetoothといった通信に関するトラブルなのか、あるいはマウスのメカニカルな問題なのかは不明だが、瞬断のような現象が起こっていたのかも知れない。

なになともあれ、これでイライラの一端は解消出来たわけだが、早速マシンに同梱されていたMagic Mouse2をサポートに連絡して交換してもらうことにした。
貴方のマウスは大丈夫だろうか…。



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久しぶりにH.264 サポートBlackmagicdesign「Video Recorder」を使う

頼まれごとだったが久しぶりにVHSのビデオテープに納まっている映像をデジタル化することになった。テープは2本だが、1本は8年前に撮った妊娠中の超音波検診の映像、もう1本は28年前に撮ったというバスケットボールの試合の映像だった。共に「見ることができない」と諦めかけていたらしい。


そうした話題が出たとき、最低の設備は揃っているからデジタル化してみましょうか…ということになった。無論この種の事を行うにはソースとなるビデオテープが再生に耐えられる状態でなければならない。映像のプロとは違い我々は古いビデオテープにしても防湿庫といった場所に保管しているケースは少なく、カビが生えたり磁気コーティングが腐食したり巻かれている部位に転写が起こったりしている場合も多い。

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※VHSビデオテープ2本とBlackmagicdesign「Video Recorder」


そしてコンポジット映像をデジタル化するコンバータが必要だ。幸い2009年に購入したBlackmagicdesign「Video Recorder」という製品を保管していたのでこれを使ってまずはソースをデジタル化し、次ぎに家庭用のDVDプレーヤーで見られるようにと準備を始めた。

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※macOS Sierraで動作するか心配したBlackmagicdesign「Video Recorder」と2年ぶりに使うS-VHSビデオデッキ


Blackmagicdesign社の「Video Recorder」だが、USBタイプの上に小型でありその取扱はもとよりソフトウェアもよく出来ているので当時は随分と活躍したものだが、近年は使った事がなかった。

使い勝手も良く、大きめのUSBメモリといった感じの「Video Recorder」をiMacのUSBポートに挿し、VHSビデオテープデッキ背面の映像・音声共にアウトプット端子と「Video Recorder」の入力端子をRCAケーブルで接続するだけだ。ただし心配だったのは私のマシンは先日新しくしたばかりで、macOS Sierraだ。果たして付属のソフトウェア (Version 1.0)が起動するか…。

しかしありがたいことに「Video Recorder」は何の問題もなく起動し機能した。
早速 Full Resでコンバートしてみることにする。

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※専用のソフトウェアも何の問題もなく起動し機能した


超音波検診のビデオは2分強ほどの短いものだったし比較的新しいビデオテープだったから問題なくデジタル化は終わった。心配なのは2本目のビデオテープだ。
見るからに埃かカビかは不明だが白い粉のようなものが見えるし、こちらは録画が1時間半ほどもある長尺ものだ。

とはいえ案ずるより産むが易し…。多少画質の荒れが見られる箇所もあったがこちらも無事にH.264ファイルフォーマットでデジタル化ができた。
「Video Recorder」は本来レコーディングオプションとして録画時間を設定すれば自動的に指定した時間に停止するため、 あらかじめ長さ(時間)を確認しておけば作業を注視している必要はない。

さて思っていた以上にスムーズなデジタル化ができたが、これを一般家庭で鑑賞できるようにする必要があった。データは32MBのものと1.39GBだったが、Macでも所持している方ならそのままDVDメディアにコピーしてお渡しすれば再生可能だがそのご家庭にはパソコンはないことを知らされていた。ただし一般的なDVDプレーヤーはあるのでそれで再生できるようにすべく作業に移った。

せっかくだからとすでに細かなことを忘れているのでそれらを復習するためとまずは iDVD (7.1.2) がmacOS Sierraで正常に動くのかを試す意味で使ってみた。

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※ iDVD (7.1.2)


幸い動作したのでそのiDVDで超音波検診の映像をDVD化できた。しかしどうしたことか続いて1時間半ほどの長さのデータを同じようにと考えたが巧く行かない。その原因を探っている時間はないので取り急ぎiDVDは諦め、これまた最新版ではないものの Toast Titanium でDVD化した。

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※Toast Titanium


こうして作業は終わったが、Blackmagicdesign「Video Recorder」が無事に動作したことはもとより、秘蔵のS-VHS対応ビデオデッキがきちんと役目を果たしてくれたからできた成果だった。
そして時にはこうした忘れかけていることに手を染めるのも新鮮で面白く、素敵な体験だった。



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プロフィール

appletechlab

Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員