ラテ飼育格闘日記(533)

オトーサンのギックリ腰が長引いているのでラテも不満のようだ。散歩の時間が短くなりがちだからだが、こればかりは仕方がないし、それでも朝夕共に40分とか1時間近くは外で過ごしている。しかしギックリ腰も寒いところに長時間いるのは決して良いはずはない。


ギックリ腰なのでそもそも遠くへ散歩するつもりはないが、ラテはまったくオトーサンのことを考えていないのが辛い。なにしろ玄関を出るときに腰は明らかに曲がっている。それを自覚しつつ、少しでも目立たないように、痛みを感じないようにと姿勢を正しながら歩くわけだが、しばらく辛い思いをしてでも歩いていると少し楽になっている自分を感じる。
少なくとも椅子に座りっぱなしというよりは歩いた方が腰に良いように思うが、無論油断して無理すれば激痛が走り数十秒は固まってしまうことに…。

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※お子さんが作ったというカラフルな王冠をラテに。ちょっと迷惑そうかな(笑)


それでも朝夕の散歩を欠かすわけにはいかないとオトーサンは腰に湿布を貼りコルセットを絞めて出かけるが、ラテは夕方の散歩だと必ずといってよいほど近所の公園に向かうからか、朝はその反対方向にリードを引くことが多い。
そちらの方角に向かうとUターンでもしない限り小一時間の散歩となってしまうが、天気がよい場合にはゆっくりと注意をしながら歩くことにしている。

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※梅の花が見頃


時間的に急ぐわけではないので危ない事や汚い場所に立ち入るといったこと以外、出来るだけラテの行動を制約しないようにと心がけているオトーサンだが、ラテは実に優柔不断だ。
植え込みのピンポイントに気になる臭いがあるのかリードを強く引くのでオトーサンはリードを少し緩める。しばらくクンクンし、場所を10数センチ移動しながらまたクンクン。そしてまた踵を返して元の位置に戻ってまたクンクンと続くことも多い。1,2度、このままリードを引かずにいたらどれほど一箇所でクンクンし続けるのかを確認しようとしたことがあるが10分が過ぎたところでオトーサンがぶち切れた(笑)。

「我が娘はきっとレストランに入ってメニューを渡されても『あれもよいけど、こちらも美味しそう』となかなか決めることが出来ない女に違いない」とオトーサンは文句をいうが、オカーサンは「ワンコはメニューを見ないわよ」と冷静だ(爆)。
しかし氷点下の朝、こんなことをしていては腰が治るどころか風邪をひいてしまいそうでついついリードを引いてしまう。

特に朝の散歩はオカーサンの仕事の都合により家を出る時間が違うからバリエーションがあるといえばある…。一緒に近隣の駅へと向かえば大型団地の中をゆっくりと通っていくこともあり、その過程でこの時期は日の出を見ることができる。また時間帯によっては学童たちの登校時間帯にぶつかることもあるが、この場合は知り合いの子供たちと出会ったり、向こう側の歩道を歩いている女子たちから手を振られたりもする。
ただし道順にもよるものの時間帯が合わなければ小一時間の間、知り合いに合う機会はないのが普通だ。そりゃあそうだろう。この寒空の朝の時間帯だから通勤や通学といった用事がなければ誰が好き好んで歩き回るものか(笑)。

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※子供たちは腰の痛いオトーサンが羨ましく思うほど元気に軽々と飛び跳ねている


それでも保育園に子供を預けに向かう母親やときに父親がペダルを踏む自転車と多々すれ違うこともあるし、幼稚園の送迎バスや市バスの姿も見られる時間帯なので気は抜けない。
そうした道のりをラテは臭い重視でゆっくりと歩いて行く。幼犬の時にはオトーサンの前に出てリードを引くほど早く歩いていたラテだが、最近は気になるワンコにでも会わない限り確実ではあるがゆっくりと歩く。

途中休みの時間はほとんど入れないが、所々のベンチや大型施設の石畳で一休みしたり、水飲み場にオトーサンを引いて「水飲みたい」と意思表示をすることもある。
そうした少々時間を有する散歩の先にも小学校があり、時間帯によっては見知らぬ学童たちと多々すれ違うが、ラテはこちらに駆けてくる子供は自分のところに来るものだと思っているフシがあり、当然のことながらそのまま通り過ぎると見るからにがっかりした表情になる。
たまにワンコ好きの女子が「可愛い!」と近寄ってくると大変な喜びようだ。

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※見知らぬ学童たちに囲まれてラテは至福のときを過ごす


こうして朝の散歩は些か時間のかかるものになるし不確定要素の多い散歩となるのが常だ。対して夕方の散歩時にはワンコが好きな子供たちがいる可能性もあるし、お馴染みとなったファミリーの女の子や母親に会えるかもしれないとまずは近所の公園に向かうのが習慣になっている。
とはいえお会いする約束をしているわけではないしそれぞれの都合もあるわけで、公園に入ってみると人っ子一人いないときもあるし、サッカーや野球もどきの練習をしていて散歩ができない場合もある。

だからこそラテは好きな女の子やその母親に会えると飼い主のオトーサンが嫉妬したくなるほどの喜びようを示し、相手が許してくださる場合はそれこそ抱きつき顔を舐め回す。

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※可愛がってくださる母親の姿を見つけたラテの表情はきらめいている。そして飛びついて顔を舐める...


そんな風景を不思議そうに眺めている子供たちや母子の姿も目立つときがあるが、こればかりはワンコ嫌いな場合もあるからしてオトーサンはこちらから近づくようなことはしないように心している。
それでも「あっ、この犬まえに会ったことがある」「オオカミみたいだけど可愛い」「触ってもいいですか」などなどと近づき声をかけてくれる子供たちも多い。
そうした子供たちを仰ぎ見るラテの嬉しそうな顔を少しでも見たくてオトーサンは今日もラテのリードを引きながら散歩を続けるのであった。



ラテ飼育格闘日記(532)

この週、オトーサンは久しぶりに本格的なギックリ腰が再発し辛い日々を送っている。安静にして出歩かない方がよいという忠告をしてくださる方もいるが、長い間の経験によれば辛くても少しずつ動いた方が回復が早いと思っているので湿布薬を貼りコルセットを巻き朝夕の散歩も何とかこなしている。


しかし歩き始めは明らかに体が曲がっていることを自覚せざるを得ない。だからオトーサンは自分の格好を考えてこんな時にはあまり知っている人たちと行き会わないほうが良いと思ってもみるがラテはいつものように精力的に歩き回り手加減してくれないので実に辛い。

リードを引くのも辛いし、ラテの落とし物を処理するため腰を屈めるのに決死の覚悟だ(笑)。それでも何とか歩けるうちは散歩を休むわけにはいかないとオトーサンは今日もコルセットを締め付ける…。

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※ラテ!少しは手加減してくれってば...


そういえば、ここのところいつもの公園にいくとファミリーの女の子が一輪車の練習をしている光景に出会うことが多い。どうやら学校で練習の成果を発表するらしくオトーサンが感心するほど熱心に練習している。
幸いというかオトーサンは女の子が一輪車にほとんど乗れないときから側で見ていたが、その上達ぶりには目を見張るものがある。自分では乗ったことがないので想像するしかないがバランスの取り方は勿論のこと、簡単ではないはずだ。

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※ラテファミリーの影


最初の頃は公園にある鉄棒につかまりながら一輪車に跨がることを執拗に練習していたが当然のこと、乗ったと思ったら一輪車は倒れ…という連続だった。飽きっぽい子供ならすぐ別の遊びに移ってしまうところだが、女の子は執拗に繰り返している。
ファミリーの母親からお聞きしたところによれば負けず嫌いだとおっしゃるが、その真剣さはオトーサンも見習わなければと思うほどだった。

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※オカーサンが散歩に加わるとラテの表情も明るい


事実見ている間もなく状況は変わっていく。まったく…一秒も一輪車に乗っていられなかったのが数秒保持できるようになり、ペダルを一踏み出来るようになっていく。
その翌日には距離は短いけれどペダルをこげるようになっていた。ただし練習はまだまだ序の口のようだ。
本人曰く、ひとつには何かに掴まらなくてもスタートできるようにすること。そして自在に方向転換できるようになりたいのだという。

確かにこの種のことを達成するには練習を重ねるしかない。本を読んだり人から教えてもらったとしても自分の体で感覚を覚えなければ身につかない。とにもかくにも練習あるのみということを知っているように女の子は繰り返し繰り返し一輪車を倒し続けていた。
そのうち小さな公園を一回りできるようになり、コントロールもそこそこ可能になっていく様は見ている方が手に汗握る感じで思わず「いいぞ、いいぞ!」などと声を出してしまう。

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※あっという間に上手になった!



またその次ぎに会ったときには鉄棒や公園のフェンスなどに掴まらなくても一輪車に跨がってスタートできるようになっていたし、見るからに乗っているバランスが安定してきたことがわかる。したがって当初両手はなんとかバランスをとろうと大きく広げて振り回し気味だったのがオーバーアクションは消えている。
ぼんやりと眺めていたオトーサンの前を通り過ぎた女の子は勝手知ったるオトーサンの顔橫にあるウェアブルカメラを指さして「ねぇ、撮れてる?」と聞く余裕さえみせてくれるようになっていた。

またまたその次ぎに出会ったとき、さらに安定した走行ができるようになっていた。すでに鉄棒やフェンスに掴まらなくてもスタートできるようになっていたが、オトーサンの前に来た女の子は「ねえねえ、手を貸してくれる?」と一輪車をこぎながら右手を出す。無論オトーサンは「気を付けてね」といいながら自分の右手を出すと「ありがとう」とオトーサンの手を握って止まった。
いやはや他人様のお子さんではあるがだからこそこの世知辛いご時世、子供から手を差し出される幸せを感じながらペダルを踏み続ける女の子を眺めていたオトーサンだった。

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※一輪車に乗りながらオトーサンに手を差し出す


ラテはラテで、女の子が一輪車から降りたタイミングを見計らって挨拶に行く。そして時に座り込んでくれたその顔を舐めて声を上げている。
そんなホノボノとした夕方の散歩はラテの表情を明るくし、帰りの歩き方をも軽快にするのだから面白い。
まあまあいつも記しているが、ラテは実に幸せなワンコだ。本人(本犬)はそう思っているかは分からないが好きな人たちに可愛がっていただけるからだ。

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※向こう側の歩道からオトーサンたちに手を振ってくれる子供たち


無論いつもいつもそうした人たちと出会えるわけでもないし対面できるはずもない。しかしファミリーが住んでいるマンションに沿った歩道をラテと通ったとき、ベランダから母親が「ラテちゃ〜ん」と声をかけてくださるし、反対側の歩道からこちらに向けて手を振ってくれる子供もいる。
オトーサンの腰の痛さなどなにほどのものかと勇んでみるが、痛いものは痛い!




ラテ飼育格闘日記(531)

ラテがオトーサンの掛け布団で寝たがるのを見てラテにも同様の布団を買ってやろうかと考えた。しかしまさか本当に羽布団というのも予算的になんだし(笑)。サイズも小型の方がいいだろうと近所のファッションセンター「しまむら」で安いものを探してみた。


冬場でも寝室は極力エアコンを使わないようにしている。だからだろうか、日中は寒さに強いラテも夜は丸まって寝てることが多いし感触が良く暖かいのだろう、オトーサンの掛け布団の上に埋まって寝ることが多くなった。無論そのままではオトーサンが寝られないからあくまでオトーサンが寝るまでの間、ラテに貸しているわけだ…。それに前回にも記したがそうするとオトーサンが寝るとき、布団の中にラテの体温が広がりほんのりと暖かいのだ。

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※愁いに満ちた表情も可愛い(笑)



ともあれスペースと予算があればラテにも羽布団を...と考えないわけでもないが、現実問題としてはそうもいかない。それでも感触が似ているもので安いものはないかと近所のファッションセンター「しまむら」にオカーサンと出向いた。
無論ワンコ用といったものはあるはずもなく人間様向けのものだがある種の敷き布団で具合がよさそうなものを見つけたので買ってみた。

しかしオトーサンたちが良かれと購入したとしても肝心のラテが気に入らずにお蔵入りといったケースもあるので少々心配したが、包装を解いてラテ用のマットの上に折って乗せてみたら早速その上に寝そべった。どうやら気に入ったようである。
さらにその日の夕食を食べたらそそくさとその布団の上に丸くなって休んでいるではないか。まずまずよい買い物だったようで一安心...。

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※ラテ用の布団を新調した。幸い気に入ってくれたようだ


目的を果たしたオトーサンたちは満足だったが、オトーサンの布団は暖まらない(笑)。そんな冗談を言っていたが、翌日の夜はまたまたオトーサンの掛け布団の上に埋まっていた。
そりゃあ化繊の安物と一応本物の羽布団の違いはあるわけだけど、ラテはそれを分かっているのだろうか。それともオトーサンの臭いが着いている方が安心するからか...等などと思ってみたが、まさか臭いをつけるためにラテ用の布団にオトーサンが寝るわけにもいかない。
ただし何だかんだと心配したが基本は気に入ったらしく1日の多くをこの布団の上で寝ているのだから結果オーライだろう。

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※ファミリーの母親がラテの吠え声を聞いてわざわざ公園に来てくださった。ラテは歓喜の吠え声を上げて飛びついた


さて室内はともかく朝夕の散歩はとにかく寒いからオトーサンにとって過酷なミッションだが、散歩途中にワンコや子供たちに出会える機会がある日は楽しみである。
先日のこと、ラテと我が家を飛び出た時間帯がちょうど小学生たちの登校時間に重なったようであっちからもこっちからもランドセルを背負った子供たちが学校の方向へ歩いて行く。

その流れに逆らうようにオトーサンとラテはまず近所の公園に向かおうと信号を渡ったとき、前方から「ラテちゃ〜ん」と可愛い声が...。いつも夕方になるとその公園でラテと遊んでくれるファミリーの小学生女子だった。
確か朝の時間に会ったことはこれまでなかっただけにラテは尻尾をお尻ごと振って喜んでいる。これはこのまま流れと逆方向にラテを連れて行くのは無理と判断したオトーサンは予定を変更して女の子たちと一緒に小学校まで歩こうと決めた。

無論大人の足で歩けば10分もかからない距離だが、大好きな女の子と絡みながら、そして時には行き交う子供たちの手でもまれながら校門の前まで一緒に歩く。

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※小学校まで子供たちと一緒に歩く。途中チューも欠かさない(笑)


ワンコ好きの子はラテの尻尾や背中を触って通り過ぎたりもするが、嫌いな子供たちは歩みを止めてオトーサンたちが通り過ぎるのを待つ子もいる。オトーサンとしてはワンコ嫌いな子供たちを怖がらせないようにと注意を払いながらリードを引くが、ラテはおかまいなしに近くの子供たちに愛想を振りまくから困る。

ともあれ子供好きのラテにとってそれは嬉しい時間だったようで表情がキラキラしている。
途中盛り土になっている土手をラテは一気に駆け上るが「そこは登ってはいけないと先生に言われてるんだよ」と女子が教えてくれる。確かに端は下にある公園までそれこそ崖状態だから足を滑らせたら大変だ。
オトーサンは「ラテは学校に行ってないから、まっいいか!」と冗談をいうと女子たちが笑う。

あっと言う間に小学校の校門に到着。校門前には校長先生が笑顔で子供たちに「おはようございます」と朝の挨拶を交わしている。ラテと一緒に歩いてくれた女子は「ラテちゃんまたね」と手を振りながら校門をくぐるとラテも一緒についていこうとする。
校長先生が苦笑しているとラテは「ワンワン!」と吠えて抗議をしている(笑)。
そのラテを校門から引きはがして散歩を続けようと歩き始めるが前方からは当然のことながら学校を目指して多くの子供たちが向かってくる。そういえばこれだけ大勢の子供たちの中に入ったことはなかったかも知れないからか歩き方がいつもと違うし、大体いつも地面や植え込みの中にマズルを突っ込みながら歩くわけだがこの時は行き交う子供たちの姿を追おうとずっと頭を持ち上げて歩いている。

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※ワンコ好きの女子とラテが互いに振り向き合っている


ワンコが怖いと避ける子供もなかにはいるが、笑顔を返してくれる子供たちも多い。そうした子供たちの流れがなくなったときラテは少し座り込んでいま来た道を振り返った。


ラテ飼育格闘日記(530)

冬だから寒いのは当然だが、ラテが元気に歩きたがるのは些か困りものだ。先日はマイナス4度の朝、オトーサンは完全武装にもかかわらず冷たい北風に煽られて一分でも早く帰りたいのにラテはいたって元気でせっかく自宅マンション前に戻ったと思ったらそのまま強くリードを引いて通過してしまった…。


そういえば新年早々、お馴染みのファミリーからケーキと肉まんをいただいた。いや、オトーサンたちにではなくなんとワンコ用…ラテ用にとわざわざ買い求めてくださったとのこと。オトーサンたちもワンコ用のケーキが販売されていることは承知していたがこれまで一度も買ったことはなかった。

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※ラテはこの新年、はじめてワンコ用ケーキと肉まんを食しました


3日前にファミリーの母親とお会いしたばかりだというのにその日のラテは母親の膝に飛び乗り顔中を嬉々として舐め回していた。

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※ファミリーの母親に飛びついて舐め回すラテ


オトーサンは恐縮しながらもケーキだという包みをありがたく頂戴したが、ケーキは食べる数時間前に冷蔵庫から出して常温でしばらく置くとよいとのこと。そして肉まんは人間用のものと同様、電子レンジでチンできるというので当日の夕食時にまずは肉まんからいただくことにした。いつもの主食の量を減らし、人間用のものより小ぶりな肉まんを温めてから4つほどに割り少し冷ました後にラテに与えた。

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※ファミリーのオカーサンからいただいたワンコ用ケーキと肉まん


はじめてだったからか一瞬臭いを嗅いだ後、あっと言う間に平らげて食器を洗ったみたいに舐め回した。ありがたいことに大変美味しかったようだ。その翌日にはケーキをいただき、ふたつ入りだった肉まんも3日目に完食となった。ラテには文字通り新年のおせち料理だったに違いない。感謝!

そういえば寒さには強いラテだが、オトーサンたちと同じ部屋で寝ているとき夏場と違い丸くなっていることが多い。また当然ラテ専用の大型クッションが寝床として用意してあるが、オトーサンの掛け布団の上で寝始めることが多くなった。やはり寝るときには程度はともかく暖かい方がよいのかも知れない。
まあ、人間様の羽布団の感触の方が心地よいのだろうが、オトーサンが布団に入るまではそのまま寝かせてあげることにしている。なんたって寝顔は一番可愛いのだ(笑)。

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※オトーサンの掛け布団の上で爆睡。寝顔はなんとも可愛い


そしてオトーサンが布団に入ろうとするとスゴスゴと自分の寝床に移動するというのがいつものことだが、この前はオトーサンが掛け布団をめくり足を入れても動こうとしない…。よほど心地よかったのだろうがそのままではオトーサンが寝られないので強制退去させてもらった。そして掛け布団に足を入れたオトーサンは思わず「暖か〜い!」と声をだしてしまった。

ラテの体温が掛け布団を伝わりわずかではあるものの敷き布団にも伝わり、この時期特有の冷たさを感じないで済んだのだ。したがって大人しくオトーサンの掛け布団に寝るのはよいのだが、我が娘は布団の上で穴掘りというか心地よい位置を探ろうとするのか、前足で布団を掻きむしりベッドメイキングする。これでは布団カバーがあっというまに擦り切れてしまう。

そうして翌朝、オトーサンたちが起きだしてもラテはまだ床を離れないことが多くなった。起きがけに惰眠をむさぼる心地よさといったところなのかも知れないが、点灯した照明が明るいからか頭の向きを変えてじっとしている。オトーサンは思いつきで脱いでまだ温もりが残ってているパジャマの上着をラテの背にかけてやる。
本来ならラテは身になにか纏うのはレインコートは勿論、ハーネスも大嫌いなはずだがやはり暖かくて気持ちが良いのか、朝食の用意を始めるまで微動だにしないことも…。

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※ファミリーの小学生女子に遊びを要求


オカーサンが飲み水を取り替え、オトーサンが用意した朝食を出しながら「ラテ、ご飯だよ!」と声をかけるとのっそりと起き上がり伸びをしてから食器にマズルを突っ込む。
我が家ではラテが一番早く食事を取るし当然とはいえ我が娘は上げ膳据え膳だ(笑)。ラテが食べ終わり舌なめずりしながらオトーサンがいるキッチンに顔を出すころ、我々の朝食の準備が佳境に入るといった毎日である。
今日もまた楽しい出会いがあるといいね、ラテ!


ラテ飼育格闘日記(529)

正月気分もあっと言う間に終わってしまったが、朝晩は寒い。暑いよりは寒い方がいいと豪語しているオトーサンも一時間も零度の、それも北風が吹くなかを歩き回るのはやはり辛い。しかしラテはマイナス2℃の朝でも路面に腹ばいになって一休みするし、まあまあよく歩く。歩けるのは元気な印でもあるから歓迎すべき事なのだが限度というものがある…。


そんなある日の夕方、オトーサンとラテはいつものように馴染みの公園に足を向けた。知り合いの子供がいるといいけどなあ…と考えながら公園入り口のスロープに入った途端に聞き慣れた声が響いた。
「ラテのオトーサン、ひとつ凄いお願いがあります!」と馴染みの女の子が公園フェンス外側斜面から声をかけた。

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※ラテは劇寒の中も元気いっぱいだ



凄いお願い…っていうのが気になったが(笑)、「なんでしょうか!」と応じると後ろの茂みの上を指さして「あそこにボールが引っかかったのを取って欲しいの」という。どうやら「凄いお願い」というのは「重要なお願い」ということなのだろう。
どこだろうかとフェンス外側下から見上げるが逆光でボールが止まっている場所が分からない。再度女の子の指先を回り込みながらボールの場所を特定しようとフェンス近くまで、すなわち木々が植わっている場所に登ろうと決心する。しかしラテを連れて斜面を登るわけにも行かない。

一応公園に入り、頑丈なフェンスにラテをつなぎ、散歩用バッグを肩から外してラテの脇に置き身軽になって女の子に「ラテ見ていてくれるかな」とお願いしボールのある場所に戻った。
ボールが乗ってしまった木は大木といったものではないが、根元から揺らせるほど柔なものではなく、これはともかく木に登らないと問題の枝を揺することもできないことを知る。

そういえば木に登るなどという行為はここ何十年とやったことはない。いや何十年というよりオトーサンが少年の頃を別にすれば木登りなどその目的がどうであれやったことはなかった。
しかしいつもラテが世話になっている女子の頼みとあらば無下にことわるわけにはいかないし、ここはやはりラテのオトーサンとして時には役に立つというところを見せておきたいと思う(笑)。

幸いというか該当の木は斜面に生えているため斜面の上からだと最初の枝分かれの位置に比較的簡単に足をかけることができそうだしオトーサンの体重では折れる心配のない太さだった。

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※まずは足がかりとなる位置に乗る


その最初の足がかりに乗るとアドレナリンが出てきたのか、なんだか楽しくなってくる。無論落ちて怪我でもすれば厄介なことになる年齢でもあるので無理をしないように気を付けろと自分を励ます。

そしてツーステップ目もしっかりした足がかりがあったのでそこまで登ると木登りらしくなってきた。ただしまだまだボールまでの距離は2メートル以上離れている。もうワンステップ登らないとボールが乗っている枝を揺することはできないことも分かったので体を安定させるために左手で太めの枝を握りながら右手で枝に手を伸ばす。

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※まだまだ登らないとボールが乗っている枝に手が届かない


どうやら揺らすことができそうな太さの枝まで右手が伸びたので揺すってみるがやはりまだ太いからか思ったより揺れない。それにボールは子供が遊ぶサッカーボールだったが、見事というかピッタリと枝枝の間に収まっていて少々揺らしたぐらいでは落ちてこない。
長い棒でも持っていれば突き上げることができる距離だが無論そんなものはないからこことはもう数十センチ登らないとらちがあかない。ふと下を見ると公園側から女の子が心配そうにオトーサンの挙動を見ている。

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※ボールが見えた。もう少しだ!


安全だと思われる足がかりを探って片足を乗せたまま右手を問題の枝に置くと大分揺さぶることができそうだった。ここで決めたいとオトーサンは足元を確かめつつボールが乗っている枝を大きく揺すってみた。
何度か揺すった結果、幸いボールが枝から外れ、公園側に転がったのを確認してオトーサンは木から下り少し息を切らしながらラテのところに戻った。ラテは何が起こったのかわからないからか真ん丸な目をして心配そうな表情だった。

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※ラテは心配そうな顔で待っていた



さてミッションはなんとか終わったのでオトーサンはラテに「散歩を続けようね」と声をかけてフェンスに縛ったリードを外していると女の子は向こうでそのサッカーボールを蹴り出した同年配の男の子2人に近づき「ねぇねぇ、ありがとうございましたといわないと」と言ってる。
どうやらボールはその男の子たちのボールだったらしい。

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※ボールの持ち主ら男の子2人がお礼を言いに来てくれた


男の子2人がオトーサンのところまで来て「ありがとうございました」と丁寧に頭を下げてくれた。皆良い子たちだ!
ともかく子供たちの期待を裏切らなくて済んだオトーサンは気持ちを新たに北風の中、ラテと散歩を続けたが何故か爽やかな気持ちだった。しばらく歩くと夕日でシルエットになった富士山が「ご苦労さん」と言ってくれているように思えた。

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※ラテとの帰り道、夕焼けをバックにした富士山が美しかった




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プロフィール

appletechlab

Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員