ラテ飼育格闘日記(542)

4月6日、近隣の小学校は始業式とかで子供たちの姿を久しぶりに見ることが出来た。またお馴染みとなったファミリーもご実家から戻ってこられたのでラテの笑顔が増えた。しかしさすがに暖かくなってはきたものの、これからは気温が上昇するにつれラテが動かなくなるのが毎年の悩みでもある。


この約二週間、春休みだったから公園に子供の姿が見えずラテは寂しい思いをしたに違いない。
いつもの公園に入ったきり45分も動かない日があった(泣)。待っていればきっと誰かが来るに違いないと思っているのかも知れないが、ワンコに春休みがどうのこうのと説明できないのはもどかしい(笑)。

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※なんで誰もこないのよ!?


その分、オトーサンたちはほとんど行ったことのない遠くの公園に立ち寄ったり、駆けっこに誘ったりと工夫をしてきたが毎日のことだから取って付けたようなことは長く続かない。

そんな4月3日の夕方、公園で「ラテちゃ〜ん」という声と共にお馴染みの女の子が駆け寄ってくれた。ファミリーの方々がご実家から戻られたからだ。
ラテはもう大変で、尻尾をお尻ごと振り、体を低くして捻るように女子に近づき口元を舐めにいった。その後、母親と息子さんも公園に来られたことでラテのテンションは最高に盛り上がった。

たまたまラテのご機嫌伺いでオトーサンが持参していたポッキー(チョコレートがかかっていない部分)を口にしてそのままラテに食べさせるという遊びをやっていた。それを見た女子が「私もやってみたい」という。
2センチほどのポッキーの切れ端を唇に咥え、ラテに食べさせるということはよぼどの信頼がないとできないに違いない。両端から人とラテが同時に食べていき、最後にチューをするという遊びは10年ほど前初めて経験したときには正直びっくりした。

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※10日ぶりに会えたファミリーにラテは狂喜乱舞。ポッキーの口移しをはじめた(笑)


ふとラテと遊んでいた当時小学3年か4年生の女子を見るとポッキーのチョコレートコーティングしていない部分を食べ合っていたのだ。思わずリードを引こうとしたがすでに行為は終わっていた。
「大丈夫?」とオトーサンが心配すると女子は「私とラテの仲だもの大丈夫よ」と笑って「もう一回やるからオジサン見ていてね」という。思わずオトーサンはデジカメを取りだして撮影した。

その後オトーサンも真似して何度もやってみたが、ときおり前歯で唇を挟まれることがあるものの噛まれたことはなかった。しかしそれもラテが信頼している人でなければ成立しない遊びだ。
久しぶりに会った女子はさすがにラテが好きな女子だけのことがあり、ラテは行儀良くポッキーの一端を口にした。
その後は母親も試されたがラテは大好きな方なのでオトーサンは安心して見ていられたもののいつでもリードを引けるように細心の注意をしていたのは当然のことだ…。
その後、暫くぶりで会ったからか、ラテは女子の後を嬉々として追いかけ回していた。

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※公園内ではあるが女子について回るラテ


翌々日も公園でその女子と会えたラテはそれが当たり前のような顔をして飛びついていた。そういえばその日、一緒に公園を後にしたとき、女子が「ハイタッチ!」とオトーサンに手をだしてくれた。オトーサンは嬉しさ頂点でハイタッチを2回して別れたが、なかなかこうした触れ合いはできないものと思っているので幸せいっぱいでラテと家に向かった。

そして4月6日の朝がきた。今日は始業式だと聞いていたので早めに散歩に出て、ラテに排泄をさせてから小学校に向かう通学路に連れて行った。

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※二週間ぶりに登校する学童たちと一緒に歩く


幾多の子供たちの姿を遠目に見たラテはすでに尻尾を振っている。早くも国道を介した向こう側の歩道から「ラテちゃ〜ん」の声が聞こえる。ラテ久しぶりの学童たちとの再開だった。

ほんの10分程度ではあるが、数人の子供たちに囲まれ、追いつ追われつ学校まで歩く姿はまさしく仲間といった感じ。ついでにラテにランドセルでも背負わせたらどうかとオトーサンは馬鹿なことを考えた(笑)。

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※小学校の桜が見事に咲いていた


校門まで一緒に行き、そこで別れたがふと見上げると桜が見頃に咲いていた。



ラテ飼育格闘日記(541)

今更ではあるが、我が娘はいささか我が儘に育てすぎたかも知れない。何しろ飼い主、オトーサンが「ラテ!」と呼んでも耳さえ動かさないで無視することもあるしオカーサンにチューをしている場面に遭遇したからとオトーサンがラテに顔を近づけるとあからさまにそっぽを向く(笑)。


この前など散歩から戻ってオトーサンが四つ脚をぬるま湯で洗ったまでは良かったが、タオルで拭こうと前足を手に取ったら「ウッ」と威嚇しやがった。
またまた肉球でも噛んで痛い箇所をオトーサンが触ったのかと思ったが、そうであればぬるま湯に浸して洗った際に痛がるはずだ。
で、また同じように前足を手に取ったら今度は何ごともない。フィードバックしてみると先ほどオトーサンがラテの前足を手に握った際、些か手慣れていたのでぞんざいだったことに気がついた。

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※公園に子供の姿どころか人っ子一人いませんでした(涙)


といっても痛いほど握るとか、関節技になるような扱いでなかったがどうやら痛いというより雑に扱われたことを怒ったようなのだ(笑)。また体を拭く際、腹ばいでは拭けないからと「ラテ、立って」といいながら立たせようとすると嫌だという具合に「ウッ」と歯をむいて威嚇するときがある。
あまりに生意気なときには手加減しながらも頬を平手打ちにすることもあるが、これは育て方…飼育方法というより元々の気質・性格に関係するのだろう。要は何でもかんでも人に媚びるという類のワンコではないのは幼犬時代からなのだ…。
ともあれある意味、オトーサンがワンコを飼う前から考えていた理想に近いワンコになったというべきなのだがすべては飼い主であるオトーサンの責任でもある…。

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※オトーサン、オカーサンと都立桜ヶ丘公園という広大な公園に行ってみた。お花見坂という場所は後1週間ほどで桜が見頃になるという


オトーサンがラテを飼う前、ワンコを飼おうと決心したとき目標というか理想と考えたのがオーストリアの動物行動学者コンラート・ローレンツ(1903年~1989年)の著書「人 イヌにあう」にあるワンコたちの姿だった。
コンラート・ローレンツはハイイロガンのヒナに自身が母親に間違われたことからインプリンティング(刷り込み)現象を発見し、1973年にはノーベル賞医学生理学賞を受賞したが、自著「人 イヌにあう」の「イヌの個性」の項に登場するローレンツと愛犬スタシの実話は涙なくしては読めない。
こうした絆こそ私が愛犬との間に求めているものだと感じ、他人に迷惑をかけない、あるいは飼い犬として最低限守らなければならないことさえ理解させれば後はあまり五月蠅いトレーニングなど必要ないのではないかと考えた。

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※コンラート・ローレンツ著「人 イヌにあう」至誠堂刊


言い方を変えるなら、オトーサンはブリーダーになるために犬を飼おうとしたわけでもなく、ドッグショーで愛犬を優勝させたいわけでもない。そして犬のサーカスをやろうとするのでもなく、命のあるオモチャとして犬を求めたわけでもない。ましてや自身の憤怒の矛先を向ける相手を犬に求めるわけでもない。人生の友人として連れ合いたいと願っただけだ...。
だから、例えば本来「お手」とか「お回り」などは教える必要もないと思った。必要なコマンドは「待て」「来い」「伏せ」そして「お座り」程度で十分だと考えていた。

ローレンツは「追従は、イヌが持つ最悪の欠点のひとつである」といっているし「野生のときの形質をあまりなくしていないイヌが好きだ」とも。そして「訓練によってイヌの本当の性質がひどくそこなわれることが嫌い」ともいっている。
ただしオトーサンは飼い主はもとより人に危害を加えるようなワンコに育てようとしているわけではない。ワンコの訓練とはいってもラテは一般的なコマンドのほとんどを数日で理解し覚えてしまったのだ。

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※散歩の途中で一休み。オカーサンが買ってくれたアイスクリームを少し舐めました


だから、飼い主に全幅の信頼を持つものの100%追従することはないというワンコがローレンツの理想とするイヌに違いないしそうした考えに共感したオトーサンにとってラテは正しくそれに近いワンコに育ったと言える。
要は鋭敏で排他的、自主的な性格だから扱うのは容易ではないかも知れないが、ローレンツに言わせれば「この種のイヌをよく知って理解している者のみがその心に潜んでいる驚くべき資質をひきだし、そこから本当の喜びを得ることができるのだ」ということになる。まあラテの資質を引き出しているかは心許ないが。

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※大嫌いなレインコートを着せられ耳が下がってしまったラテ


前記した「人 イヌにあう」をお読みになった方ならローレンツが軍務で自宅を離れそして再開したとき飼い犬だったスタシの行動に感動したに違いない。それと単純比較するつもりはないが、ラテを初めてペットホテルに預けた際、ラテは夕方と朝の2食をまったく食べなかっただけでなく水を一滴も飲まなかったし短い散歩に連れ出してくれたときにも一切排泄もしなかったという。
ペットホテルのオネーサンは「ラテちゃんは口をつけない容器を鼻面で移動して隠すようなことをするんですよ」と困ったとも感心したとも取れる報告をしてくれた。
やはり預けられたのは初めてのことだったからノラの時期を体験し、保護世話してくれる人間が変わることを経験してきただけに「捨てられた」と思ったのかも知れない。

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※つまらない時は寝るに限るとオトーサンの掛け布団に沈んで爆睡


そしてオトーサンが次の日の夜に迎えに行ったとき、オオカミの遠吠えのような奇妙な声を張り上げてオトーサンに飛びついてきたラテだったが、どうしてもそれが本の中のスタシの行動行為に重なってしまうのだ。
無論「立って」といった途端に「ウッ」と抵抗を示すなど普通なら心穏やかではないが、歯をむいたとしてもオトーサンたちを噛もうとすることはない。ただしその鋭い歯は当たっただけで痛いが…。
そんなラテだが、例えば地震など怖いことがあるとオトーサンのところに駆け寄り抱っこを要求したりする。

とはいえ度々お伝えしているように好きな人には大人・子供を問わず最大の喜びを表しながら接するし相手を傷つける様子など微塵もない(十分気を付けてはいるが)。そしてそもそも外面がメチャ良いラテでもある…。
ラテお気に入りのファミリーに出会えば飼い主にさえ見せないオーバーと思えるほどの態度で喜びを表す。ただここ暫くは春休みだからして子供たちにも会えないし些か寂しい日が続く。それを少しでもカバーしようとオカーサンと一緒に都立桜ヶ丘公園に行ったり、しばらくぶりにラテと走ったりと努力しているが、嗚呼また雨が降ってきたぞ、ラテ!


ラテ飼育格闘日記(540)

天気が悪い日は真面に散歩ができないしラテのフラストレーションは増すばかりだ。なにしろ雨が嫌いだしそれ以上にレインコートを着せられるのが一番のストレスのようだ。だからそうした装備で雨の中、家を出るとオシッコだけしてUターンし、スゴスゴと家に戻ってしまうのが常だ。


とはいえ先日の本降りの日は違った。なぜなら前日の夕方の散歩で大の方をしなかった。無論そんなことは多々あるわけだから気にすることではないが、次の日の朝は雨降りで前記したような感じでソソクサと戻ってしまったラテだった。
一度ならともかく二度とも大の方をしないということもまあこれまたそんな時もあるわけだからとオトーサンは自分を納得させた。

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※雨でびしょ濡れながらの散歩からやっと戻ってきたので笑顔を見せる


悪い事にその日の夕方は朝以上に本降りとなっていた。少し時間を外せば上がる雨なら待つが予報を見ても数時間はこの調子のようだから出ないわけにはいかない。
ラテにレインコートを着せハーネスを着けて土砂降りの中散歩に出た。しかし相変わらずオシッコはしたものの踵を返して戻りたい様子。オトーサンは幾多の同じような例を思い出し、十数分歩かせれば早々に目的を達成できるに違いないとびしょ濡れになりながらも引き続き散歩を続けようと決心。

しかしどうしたことか10分経っても20分経ってもラテは排泄の気配を見せない。こればかりは飼い主が焦ったところでどうなるのでもないが親心が仇になって結局成果のないまま帰宅することになった。
レインコートを着ているラテもびしょ濡れならオトーサンたちもジーンズはもとより上着もびしょ濡れだ。
自宅戻りオカーサンがラテの濡れた手足はもとより体を綺麗にしてくれて最後にオトーサンがドライヤーで乾かすことになったが、かなりの時間がかかった。その間オトーサンは濡れたままだった…。

さて先日の3月23日、オトーサンとラテはいつものように朝の散歩に出かけた。幸い天気もよく、まだ寒さはこたえるが春はもうすぐだ。
ラテはいつも通る道ではなく急な階段を登るルートを選択したようで嬉しそうに登り始めた。あまり通らない階段だがそこを登り切ると野球場脇に出る。
このときオトーサンは今日は小学校の終業式だったことを思い出した。明日からは春休みだ。ということは子供たちとしばらく出会えないことになるだろう。それぞれご家庭の事情や都合があるのだろうが、土日や祭日そして学校が休みの時は公園に遊びに来る子供たちは極端に少なくなることを経験上知っているオトーサンはラテを登校する子供たちに会わせてやりたいと思った。まあ親バカである。

しかし登校時間にはしばし間があるのでラテの求めるままに散歩を続けるが、一年ぶりに立ち寄ったテニス場が平日の朝早くということで空いていたのでそこで10分程ラテと駆けっこを楽しんだ。吹きだまりや所々には落葉や塵芥で汚れているがラテとの遊びには不足はない。

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※ラテとひととき駆けっこで楽しむ


オトーサンの顎が上がったころ、コートを出てラテに水を飲ませたがまだ時間は早い。
ということで仕方がないのでそのまま小学校に向かい正門を通り越しながらゆるりと歩くがやっとこちらにランドセルを背負って向かってくる学童がちらほらと見えるようになってきた。

頃合いは由と判断したオトーサンはUターンして小学校正門方面に踵を回し、我が家へ戻る方向へと歩き始める。この調子だと馴染みの学童たちが登校のために歩いてくるはずですれ違うことが出来ると思ったからだ。
いつもはそれらの子供たちと一緒に学校まで歩くわけだが今回はすれ違いだ。それでもラテにとっては嬉しい刺激に違いない。
オトーサンの思惑は当たり、歩き始めた直後ひとりの女子がすれ違いざまにラテの最中を撫でた。無論ラテは怒ったりせずその子に笑顔を向けた。

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次ぎに会ったのは公園でラテを見つけると「ラテちゃ〜んと」駆け寄ってくれる女の子だった。オトーサンの顔を見るなり「ラテちゃんにオヤツをあげたい」という。公園で何度かそうしたことをやったことから覚えていたのだろう。他の子供たちが通り過ぎる中、オトーサンが「お願いします」と渡した小さなオヤツをラテに食べさせ喜んで学校に向かった。

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続いてもたまに公園付近で出会う女の子の二人連れが「あっ、ラテだ」と笑顔でラテを撫でてくれる。その直後に「あっ君か」と少々おしゃまな女の子が続く。

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次は公園でよく可愛がって下さるファミリーの女の子が手を振りながら近づいて来た。「おはようございます」と挨拶後、座り込んでくれたからかラテは嬉しそうにチューを迫った。橫で一緒に通学している友達が複雑な表情でそれを眺めている。

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多少はなれたようだがその子はワンコが嫌いというより怖いからとまったく近づかなかった子なのだ。それでも手は出さないものの一メートル近くにラテがいても逃げ出さなくなった…。
そのとき2人組の女の子が加わった。その子たちもオトーサンとラテが散歩していると手を振ってくれる女子たちである。

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そしてこれまた公園でよく行き会う女の子に「ラテ、おはよう」と頭を撫でられ嬉しそうだ。

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最後に男の子が「あっ、おはようございます」と近づいて来た。かなり以前から行き会うとラテを撫でてくれる子だったがどこかまだ怖いと思う気持ちが残っているようでラテがマズルを突き出すと仰け反っている(笑)。

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時間にして10分程度だろうか、そんな短い時間ではあったがオトーサンのサプライズが功を奏してラテは上機嫌で家に向かった。

そういえばお馴染みのファミリーもお聞きしたところによるとこの春休みにご実家に行くという。したがって春休みが終わるまでは他の子供たちもそうだがいつものようには出会えないことになる。

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※公園でお馴染みのファミリーと。ラテは安心して背中を向けている


ラテが寂しい春休みが続くが、子供たちにとっては宿題もない休みだそうだから楽しい休みに違いない。こればかりはラテに我慢してもらわなければならない(笑)。



ラテ飼育格闘日記(538)

ラテは基本的に朝夕2度の散歩以外は家の中の好きな場所で寝ている。洗面所とかトイレ以外どこに寝ていてもオトーサンたちは文句はいわないしいつもは静かに寝ているラテだが、オカーサンが仕事から帰ってきたりオトーサンたちの食事が終わると遊びたくなるらしくいろいろとちょっかいを出し始める。


夕食が終わり、ひとときオトーサンはオカーサンと今日あった出来事などを話しているとラテは面白くないらしく気を引こうとするのか椅子に座っているオカーサンが履いているスリッパを奪い始める。
抵抗するオカーサンからスリッパを無理矢理奪い、オモチャにするものの幼犬時代とは違いスリッパそのものに興味がないことは分かっている。
幼犬時代はスリッパだけではないものの、とにかく噛みちぎってバラバラにしたものだが最近はそうしたことをするのが目的ではないのだ。

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※ベンチで一休み中、オトーサンたちが小腹が空いたので菓子パンを食べるがラテも夢中だ。無論ほんの少ししかやらないが...


では何が目的なのかといえば、オカーサンの気を引くことと同時にスリッパと交換になにがしかの食べ物…オヤツを狙っているのだ。ちなみにしばらくこちらが無反応であればスリッパから離れるが、少しでも取り戻そうとしたり「こらっ」などと反応を示すとお決まりで「ウ〜」と唸ったりスリッパの上に足を置いてこちらの様子を伺う。
面白いのはこのとき、散歩に出かける際にオヤツを入れて持ち歩く容器の蓋を開けた音を聞いた途端にスリッパから離れてこちらに向かってくることだ。したがってスリッパは人質なのである(笑)。

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※椅子に座っているオカーサンのスリッパを脱がそうとするラテ


オカーサンは仕方なく小さなオヤツを見せながら「スリッパちょうだい!」というとラテは待ってましたとばかりスリッパを咥えてオカーサンの足元に放り出す。
小憎らしいのはオヤツを貰って食べた途端に再度オカーサンのスリッパを狙うことだ(笑)。

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※オヤツを見せて「スリッパちょうだい!」というとオカーサンの足元に放り投げる


どうやらオトーサンたちはラテの幼犬時代に食べ物でラテをトレーニングすることはあったが、それが定番になってしまった感がある。こうしたことはスリッパだけではなく、例えば散歩中に枝を見つけて咥えるときがある。落ちたばかりの枝は小枝や突起も多々あって下手をすれば口を怪我するのではないかと心配したオトーサンは小さなオヤツをひとつ取りだし「枝をポイしなさい」といってラテが枝を離すとオヤツをあげるよう訓練した。
しかし我が娘はこれを逆手に取り、オヤツが欲しいからと興味も無い枝を咥えるのだ。

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※お馴染みのファミリーと。皆が笑顔なのが素敵!(上)。小学生女子がラテの後ろから抱きつくと振り向いたラテは女子の肩をペロリと舐めた


笑ってしまうのは「しょうがない」と思いながらもオトーサンがポケットからオヤツの容器を取り出そうとすると見ている間に「ポロッ」と枝を離す…。意地悪なオトーサンはシメタとオヤツの容器をポケットに仕舞って進もうとすると敵も然る者、離した枝を再び咥えにかかる。

もうひとつ室内の遊びはボールとオヤツの組合せだ。これは些か面倒なのでオトーサンはあまりやりたくないのだが、スリッパやらのときには決してオトーサンのを狙わないラテが仕事部屋の椅子に座りMacに向かっているオトーサンのすぐ後ろに座り込んでじーっと待っていることがある。
そもそもがオトーサンの近くに可愛く近寄ってくるということはほとんどないラテが、ふと気配に振り向くと満面の笑顔でハアハアいってるとついラテの作戦に乗ってしまうことになる。

その意味はオトーサンにボール遊びをせがんでいるのだ。これまた可笑しいのはこのボール遊びはオトーサンとの遊びでありオカーサンにせがむと言うことはないことだ。
しかたがないとオトーサンは椅子から立ち上がり、隠してある直径7センチほどの天然ゴム製で空気が些か抜けているフガフガのボールを取りだし、同時に手にはいくつかの小さなオヤツを握って障害物が少ない和室に入るとラテはすでに臨戦態勢だ。

オトーサンは壁にボールをぶつけてみたり、転がしたり、あるいは空中に放り投げたりバウンドさせたりするとラテはそうした動きをブロックしたり放り投げたボールを飛び上がってキャッチする。ただしこのときオトーサンが機械的にやるのではラテも乗らない。オトーサンが大げさにも声を出して遊ばないとラテも面白くないようだ。

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※ナイスキャッチ!


ラテがボールを咥えて噛み噛みし始めるとオトーサンはオヤツを見せびらかして「ボールちょうだい」と手を出す。するとラテはこれまたイソイソとボールを咥えてオトーサンに持ってくるというたわいもない遊びだが、ラテにとってはかなり楽しみにしている遊びなようでオトーサンの後ろにじっと座っているのを無視するのはなかなかに難しいのだ。

それでもホンの数分、オトーサンとボールで遊んだ後はイソイソと水を飲みに行き、自分の寝床やオトーサンたちの布団の上で寝始めるのが日課となっている。
オトーサンたちにとってはただの面倒な遊びだが、ラテにとっては重要なコミュニケーションの手段のようにも思えるし特に外での散歩で刺激が少なかった日にはラテとこうして遊ぶように努力をしているオトーサンなのだ。


ラテ飼育格闘日記(537)

オカーサンの仕事の関係で朝早くにラテと共に家を出たが明るいのにちょっと驚いた。一週間前はまだまだ真っ暗といった印象があったが季節は確実に春を呼び寄せている。腰が安定してきたオトーサンはラテの求めに応じて長い時間歩くようになった。先日などは歩数が14,000歩を越え、歩いた距離は10.5 kmにもなった。


ラテは歩くスピードが遅くなったもののありがたいことに足腰はまだまだ元気なようだ。気が乗れば走り、土盛りの土手に飛び上がって穴掘りもするしなによりもよく歩く。
先日はそれまで向かったことのないかなり距離のある大きな公園にも足を踏み入れた。天気も良かったし日向に出れば寒さを感じない日だったからオトーサンも頑張ってみたがいやはや疲れた。

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※オトーサンの着ていたパジャマをかけられて微睡むラテ


朝の散歩が遅めのときで時間が合えば近隣の小学校を目安に散歩をすることにしている。時間が合えば…というのは小学生たちの登校時間帯のことだ。そうした時間帯に家を出ると嬉しいことにあちらこちらから「ラテちゃ~ん」と声がかかり手を振ってくれる子供たちがいる。
ラテは大喜びでそうした子供たちと並んで校門まで行き、そしてUターンの上で通常コースを回ることになるがそうした日はラテの機嫌がとてもよい。

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※学童たちの登校時間と散歩がシンクロするとラテは度々子供たちに揉みくちゃにされる


しかし子供たちはアクティブだ。ときには4,5人の子供たちに駆け寄られてもみくちゃになることもあるが、子供が好きなラテにしても初対面の子供たち大勢に囲まれるのは些かストレスなのか時に尻尾が下がってしまう。オトーサンはそうしたサインを見逃さずに子供たちにお礼を言ってその場を離れることにしている。

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※一緒に歩く子供たちに目立とうとするのか急に穴掘りし始めたりもする(笑)


子供たちの話しは面白い。ラテに何度会ったかで言い合いをすることも(笑)。
「あたしなんか7回も会ってるよ」
「俺なんか昔から知ってるよこのワンコ」
「それなら名前知ってる?」と聞かれた男子が「う~ん」とたじろぐ。
「でもさ、俺はオヤツをあげたことがあるもん」
「あっ、あたしなんか顔舐められたからさ」
と歩きながら賑やかなこと。ラテはそうした子供たちに囲まれて笑顔で歩く。
時に話題はオトーサンに向かってくることも…。

「オジサンの帽子、ちょっと格好いいよ」
オトーサンは「ちょっとなの?メチャ格好良くないかな」と冗談で受けるが子供は正直だ。
「やっぱりちょっとだよ。あはははは」

子供たちとそんな会話を楽しみながらラテと学校の校門まで行く。勿論校門で子供たちとはお別れだが門の中からも「ラテちゃん!」という声がかかる。
ラテはどう思っているか分からないが実に幸せなワンコだと思う。

幸せといえば、先日公園でお馴染みのファミリーと出会った。特に母親とは久しぶりだったが、その姿を認識したラテはお尻ごと尻尾を振って駆け寄ると同時に母親も「ラテちゃん久しぶり」と駆け寄ってくださる。なんだかオトーサンは映画の一シーンでも見ているような気がするほど素敵な瞬間だった。
また後ろから一輪車に乗って小学生女子も追いついたがこれまたラテの見上げた表情は嬉しさが溢れ出ている。

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※お馴染みファミリーの母親とラテが同時に駆け寄る(上)。女子の顔を見上げるラテの表情はキラキラだ(下)


実はその母親から先日ミニアルバムをいただいた。最初のページは小学二年の女子が描いたもので「ラテちゃん大好き」というタイトルと共にラテの絵が描いてある。そしてその次ぎにはオトーサンが女子と対峙している向こうでラテと女房がチューをしているという我々自身では撮り得無い1枚が挟んであり、後は女子が先日学校の発表会で一輪車乗りを披露した写真があった。
他人のお子さんではあるが、オトーサンは一輪車の練習し始めから応援してその急速な進歩に驚くと同時に喜んでいたのでとても嬉しいし学校でのお披露目も成功したとのこと。そして最後のページには母親から我々夫婦への暖かいメッセージが手書きされていた。

大げさに聞こえるかも知れないが、この世知辛い世相にお若いご夫婦と知り合いそのお子さん共々親しく言葉を交わさせていただく幸せをラテと共に噛みしめながら帰路についた。
とそのとき、歩道の向こうから「ラテちゃ〜ん」とこれまた学童保育からの帰りで少々遅く学校から帰ってきた女子が走ってくる。

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※学校帰りの子供が「ラテちゃ〜ん」と走り寄ってくれる


まったくもって幸せな飼い主と飼い犬である!


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appletechlab

Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員