Instagram、ダイレクト機能をアップデートし新しい受信箱のユーザーインターフェースを発表

Instagramは4月11日(米国時間)、特定の利用者と写真や動画を共有できるダイレクト機能をアップデートし、よりシームレスにビジュアルコミュニケーションを楽しめる新しい受信箱のユーザーインターフェース(UI)を発表した。


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新たなダイレクト機能のUIでは、従来別々に表示されていた閲覧後すぐに消える写真・動画と、通常のテキストやフィード投稿のシェアなどのやり取りが、全てひとつのスレッド内にまとめて表示されるようになる。
現在、世界中で毎月3億7500万人もの利用者がダイレクト機能を利用している(2017年4月時点)。特に、近しい友人とのコミュニケーションに使う利用者が多く、1人の利用者がやり取りするメッセージのうち、平均して85%は同じ3人を対象に送受信しており、グループの平均サイズは2〜3人と少人数であることが分かっている。
このように、ダイレクト機能を介して多くの利用者が趣味や関心ごとを友人同士で共有し、繋がりを深めていることに伴い、Instagramでは今後もダイレクト機能をより充実させていく予定。

Instagram 日本語版公式アカウント




「聾瞽指歸」をご存じですか?

ニューヨークのメトロポリタン美術館などにいくとその収蔵品はもとよりミュージアム・グッズの豊富さに圧倒される。しかし日本の博物館はそれが貧弱だったが近年だいぶ豊富な品ぞろいとなってはいることは喜ばしいと思っている。今回は大昔に京都国立博物館で求めた弘法大師著作「聾瞽指歸(ろうこしいき)」のレプリカをとりあげる。

■歴史上の興味ある巨人
もしここにタイムマシンがあり、歴史上の人物の誰にでも会うことができるなら貴方は誰を希望するだろうか。
私には日本の歴史上会って話をしたい人物が3人いる。笑わないで聴いて欲しい...。その3人とは聖徳太子と弘法大師空海、そして幕末に無血開城を導いたあの勝海舟である。

なぜこの3人なのかと問われてもいまはその理由を聞いていただく場ではない。しかしなかでも弘法大師空海は宗教家として歴史に大きな足跡を残したことを別にしても日本の歴史上希有な人物でありいわゆる万能の天才だったようである。奇しくもあの司馬遼太郎氏も自著「空海の風景」において「空海を肉眼でみたい...」といわれている。

さて、万能の天才というと私たちはすぐにあのレオナルド・ダ・ヴィンチを思い出すが、彼と比べられるような歴史上の日本人を思い出そうとしても残念ながら難しい。せいぜい名高い戦国武将たちや一部の学者・芸術家程度しか頭に浮かんでこない。
結局「万能の天才」といったキャッチフレーズに当てはまるほどスケールの大きい人物は日本には生まれてこなかったようにも思える。
しかし空海...後の弘法大師だけは世界の天才達と肩をならべても遜色のないほど多方面で実績を残し、伝説的な語りぐさになっているだけでなく事実後世に大きな影響を残した巨人であった。

第十六次遣唐使として当時の世界一近代国家であった唐に渡った時、通訳がいらなかったといわれるその言語能力やかの地の一級の知識人たちが舌を巻いた文章力、さらに後に嵯峨天皇と橘逸勢(たちばなのはやなり)らと三名筆と呼ばれたことを考えるとまさしく超人である。そして故郷の満濃池による水害を救った土木技術はもとより、日本に筆の工法を持ち込んだとされる話やいろは唄の作者だとされる伝説も彼ならあり得ると思わせるリアリティを持っている。事実、空海は唐から真言密教と共に当時最先端の文化やテクノロジーをも持ち帰ったのだ。

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※京都国立博物館内のミュージアムショップで購入した「聾瞽指歸」と弘法大師空海像の軸


話を戻そう...。今回のテーマだがその空海が唐に渡るはるか前、延暦十六年(797)十二月、彼が二十四歳のとき(一説では二十五歳)に書き上げた一種の戯曲作品であり優れた漢文で書かれているという「聾瞽指歸(ろうこしいき)」である。
この原本は高野山金剛峯寺所有物としてその霊宝館に保管されている国宝であり、弘法大師空海の真筆とされているものだ。どうやらもともとは一巻の巻物だったようだが現存している物は上下二巻に分かれた巻子本であり、わが国漢文学史上の白眉とされる貴重なものなのである。
そのような国宝とMacテクノロジー研究所にどんな関係があるのかといえば、実は以前「聾瞽指歸」の複製縮小版を京都国立博物館内のミュージアムショップで購入し愛蔵しているからだ。

■「聾瞽指歸」とは?
興味深いことに弘法大師の作として「聾瞽指歸」とほとんど同じ内容の「三教指歸(さんごうしいき)」という作品がある。その違いとしては序文と巻末にある詩が違うものの、その他の大部分でほんの少しの字句を変えている程度だという。どうやら「聾瞽指歸」が原作であり「三教指歸」はそれを書きあらためたということらしい。ちなみに「聾瞽指歸」とは「無知の者に生きる価値...仏道への指針をさし示す」といった程度の意味のようである。

さて空海は十五歳の時に都にのぼり、十八歳の時に当時の中国の制度をまねて設けられた大学に入学している。またそれ以前においても母方の叔父にあたる阿刀大足(あとのおおたり)という当代一流の漢学者について漢籍を習っていたというから中国語はもとより経書や中国文学についても当時から相当な知識を身につけていたと思われる。しかしその後の彼の行動や著作などから察するに世俗的な栄達を目指す教義としての儒教に満足できず、大学を中退し仏教に傾倒していった。

仏門に入ることに反対した親族たちに空海は「私が思うに、人間にはいろいろの性質があるので、それに応じて聖人の教えも三種ある。それは仏教と道教と儒教である。教義に深いと浅いの相違はあろうが、いずれも聖人の教えであって、どれか一つに入れば、忠孝にもとることはない」という言葉を残しているという。

当時聖人の教えとされていたものに仏教・道教・儒教の三つがあったが「いろいろと良い教えはあるけれども結局仏教が一番優れており、仏教は素晴らしい」とその理由を表明しているのが「聾瞽指歸」なのである。
それも戯曲風に仕立て、亀毛(きぼう)先生という登場人物に儒教を説かせ、虚亡隠士(きょぼういんじ)が道教を語り、そして仮名乞児(かめいこつじ)は仏教を説く。そして結局は仏教の真理がもっとも優れている事を皆が納得するまでの経過を対話により解説している。

いい換えれば「聾瞽指歸」は若い日の空海自身の思想遍歴や実体験を基として自らの決心を述べたものであり、仮名乞児は当時山野に入り苦行・荒行を実践していた自分の姿を映したものといわれている。
この「聾瞽指歸」が注目されるのはその後膨大な著作を残すことになる空海の第一作であることだ。
私が所持しているものは冒頭にも記したとおり京都国立博物館において買い求めたものだが、昭和48年(1973)に株式会社便利堂から出版されたものらしい。

それは縮小版とはいえ原本と同じく上下二巻の巻子本になっているのでただ単に活字本を見るより雰囲気が伝わってきて大変好ましい。また解説書として高野山霊宝館々長の山本知教氏になる小誌が付いている。
ただしいうまでもなく中国六朝から唐代にかけて使われた四六駢儷体(しろくべんれいたい)で書かれた空海の直筆を私がそのまま読める訳はない。
日常愛読しているのは「弘法大師 空海全集」(筑摩書房刊)であり、ここには読み下し文と口語訳、そして大変詳しい解説などが載っている。

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※「聾瞽指歸」のセット内容


ところでこれまで何回か「巻子本」と表記したがこれは「かんすぼん」あるいは「けんすぼん」と読む。念のため記せば「巻子本」とは近年のような冊子形式をとる以前に行われた図書の古い形の装丁であり、俗に巻物といわれることは周知のとおりである。
絹や和紙を横に長く継ぎ合わせ、軸を芯(しん)にして巻いたもので中国では後漢から唐にかけて広く行われたが、わが国へは奈良時代に伝えられ、以来江戸時代まで経巻や絵巻物などに多く使われた形式だという。

■空海グッズも…
司馬遼太郎氏によれば戯曲の形で思想の優劣論を書いた例は中国にもないはずのようだ。ともかく1200年ほども昔、それも24歳の青年の頭脳から生み出された「聾瞽指歸」は仏教に興味はない人でも一読に値すると思う。いまでは平易な現代日本語訳も出ている。
とまあ...そんな具合だから私は空海ファンである(笑)。したがって京都に寄れば必ずといってよいほど教王護国寺(東寺)に足が向く。そしてその国宝館をはじめ金堂や講堂を廻り、大日如来脇侍の月光菩薩に「また来たよ!」などと心の内で声をかける。

その東寺は西寺と共に平安京の正面に位置する官寺であったが弘仁十四年(823)に弘法大師空海に勅賜され、空海はその東寺を真言密教の根本道場とした。まあ空海にとっては高野山は即身成仏を目指す修業の道場、そして東寺は一般大衆に向けての教化道場といった性格であり、ちょうど密教の両界曼陀羅すなわち金剛界曼陀羅と胎蔵界曼陀羅のように切ってもきれない車の両輪のような存在だったに違いない。
その後「聾瞽指歸」に味をしめた私は東寺において空海を描いた軸なども手に入れた。特に気に入っているのは密教の法具のひとつである「独鈷(とっこ)」のミニチュアだが、これはペーパーウェイトの代わりとして大変重宝している。

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※東寺で購入した独鈷。ペーパーウェイトとしても重宝している


【参考文献】
・「弘法大師 空海全集」筑摩書房刊
・「国宝 聾瞽指歸 解説」便利堂刊
・「空海秘伝」東洋経済新報社刊/寺林峻著
・「空海の風景 上下巻」中公文庫/司馬遼太郎著
・「空海の思想について」講談社学術文庫/梅原猛著
・「曼陀羅の人 上下巻」TBSブリタニカ/陳舜臣著

※本稿は2000年にMac Fan誌に連載した「松田純一の好物学」の原稿を再編集したものです。


EPSONインクジェット複合機 カラリオ EP-879AW その後の困ったこと

EPSONインクジェット複合機 カラリオ EP-879AWファーストインプレッション」でお伝えしたように、この複合機はコンパクトであり安価、そして機能的にも十分なコストパフォーマンスの高い製品である。とはいえ二週間ほどあれこれと使ってきた感想では手放しで喜べることばかりではなかった。


EPSONインクジェット複合機 カラリオ EP-879AWは良いプリンターだと思う。トラブルが無ければ(笑)。コンパクトだし印刷も静かで速い。そのクオリティもよいし普通はこれで不足はないに違いない。
しかしやはりというか問題が起こった…。

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※EPSONインクジェット複合機 カラリオ EP-879AWは基本適には良いプリンターだと思う。トラブルが無ければ(笑)


いきなりの話しで恐縮だが、Wi-Fi接続をとりあえず諦めUSBケーブル接続で使い始めた。それは初期設定でプリントおよびスキャナ機能もiMacとの間で無線接続が問題なくできたので喜んだが、CD/DVDのレーベルプリントだけがWi-Fi接続で使えないのだ。無論CD/DVDのレーベルプリントの実行はEPSONがウェブサイトで供給している「PrintCD」version 2.41.00Jを使う。
どうにも旨く行かないのでEPSONのサポートに電話をしてみたが、結果として問題を解決することができなかった。

そうしたこともあってまとまった時間が取れるようになったら再度Wi-Fi接続設定をゼロからやってみようと思っているが、即使いたいから購入したわけでありUSB接続では問題がないようなのでこれでしばらく活用してみようと思う。
そういえばその「PrintCD」というアプリの使い勝手の悪さにイライラした。

使えるということと、使う気になるレベルには大きな差があるのだが、今どきのアプリケーションとしてはお勧めできるものではない。
結局BeLight Software社の「Disc Cover ver.3.1.3」を購入した次第。プリント位置の確認及び微調整は必要だが使い勝手は雲泥の差である。
ハードウェアに付属のアプリだからしてオマケ感覚で良いと思ったら間違いだと思う。こうした点は気が向いたら別途レポートしたいと考えている。

さてEP-879AWでは各種のプリントテストの後にデジカメのデータを写真用紙に印刷することを30枚ほど行った。まったく問題なく印刷のクオリティも満足な結果だったのでまずまずと思っていた。その後一週間ほどEP-879AWの電源は入れたまま印刷を行う機会がなかった。
一週間ほど後になってまたまた写真印刷をやることになった。ハガキサイズの写真印刷用紙を使って10枚ほどの印刷が目的だったが、出てきた結果は無残だった。

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※右が正常な印刷結果だが、一週間ぶりの印刷は左のような結果となった【クリックで拡大】


まず色味が違うこと、そしてなによりも橫縞の線が入っているのだ。

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※また印刷は細かな横線が目立った【クリックで拡大】


そういえば7年ほど前まで使っていたEPSONのインクジェットもヘッドの目詰まりに悩まされたことを思い出した。
ともあれまずはヘッドの目詰まりの確認をしてみるとライトマゼンタのヘッドが大幅に目詰まりしている結果となっていた。
早速クリーニングを開始するが3回やっても完全にはならない。問題なのはこうしたヘッドクリーニングにもインクが消耗することだ...。

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※ヘッドの目詰まりの確認をしてみるとライトマゼンタのヘッドが大幅に詰まっている


3回目のクリーニングが終わった途端にシアンやライトマゼンタのインクが無くなったというメッセージが出た。
プリンタ購入時に同梱されている6色の各インクはいわゆるセットアップ用インクという扱いだ。したがって容量が市販品と同様なのかは不明だが、まあ早めに無くなっても文句をいうつもりはない。
それにライトマゼンタのプリンタヘッドの目詰まりが完全に修整されなかったこともあり、インクカートリッジを変えることで改善されることを期待してそれぞれのインクを交換。その後小一時間のリカバリー作業で結局購入時にセットしたすべてのインク交換と相成った。問題のノズルの目詰まりは100%完全ではないが実用レベルになったのでとりあえず仕事を優先。

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※交換用インクを用意しておいてよかっ


ところでヘッドの目詰まりに関してだが、原因は電源を切らなかったことにあるようだ。それ以前に使っていたCanon MP990ではほとんど電源を切らないままでも目立った問題は発生しなかったからその癖でついEP-879AW の電源を切らずにいたことでヘッドのノズルが乾燥してしまったものと思われる。
Canon MP990は電源ON後に印刷出来るまでかなり時間がかかることから電源を切らずにいたがそれが原因のようだ。
ちなみにテストしてみるとEP-879AWは電源ONにしてから印刷出来るまでの待ち時間が苦にならないほど短い。これならノズルの乾きを防ぐために使用後はきちんと電源を落としておこうと反省。

実はそれまで機能をOFFにしていたが、EP-879AWは使用後30分後から最長12時間後に自動的に電源OFFとする設定ができる。また電源がOFF状態であっても「自動電源オン設定」が設定されている場合、印刷が実行されると自動的に電源が入り排紙トレーが引き出され印刷が開始される。その際電源OFFの状態から印刷可能になるまでの時間は短時間であり、繰り返すがノズルを保護し結果インクの消費を軽減するため「自動電源オン設定」および「自動電源オフ設定」は設定しておいた方がよいだろう。

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※「自動電源オン設定」および「自動電源オフ設定」にセットした


なおライトマゼンタの印刷状況に関してはこれからもしばらく注視し、どうしても改善しない場合はサポートに連絡し修理を考えなければならないかも知れない。



ラテ飼育格闘日記(541)

今更ではあるが、我が娘はいささか我が儘に育てすぎたかも知れない。何しろ飼い主、オトーサンが「ラテ!」と呼んでも耳さえ動かさないで無視することもあるしオカーサンにチューをしている場面に遭遇したからとオトーサンがラテに顔を近づけるとあからさまにそっぽを向く(笑)。


この前など散歩から戻ってオトーサンが四つ脚をぬるま湯で洗ったまでは良かったが、タオルで拭こうと前足を手に取ったら「ウッ」と威嚇しやがった。
またまた肉球でも噛んで痛い箇所をオトーサンが触ったのかと思ったが、そうであればぬるま湯に浸して洗った際に痛がるはずだ。
で、また同じように前足を手に取ったら今度は何ごともない。フィードバックしてみると先ほどオトーサンがラテの前足を手に握った際、些か手慣れていたのでぞんざいだったことに気がついた。

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※公園に子供の姿どころか人っ子一人いませんでした(涙)


といっても痛いほど握るとか、関節技になるような扱いでなかったがどうやら痛いというより雑に扱われたことを怒ったようなのだ(笑)。また体を拭く際、腹ばいでは拭けないからと「ラテ、立って」といいながら立たせようとすると嫌だという具合に「ウッ」と歯をむいて威嚇するときがある。
あまりに生意気なときには手加減しながらも頬を平手打ちにすることもあるが、これは育て方…飼育方法というより元々の気質・性格に関係するのだろう。要は何でもかんでも人に媚びるという類のワンコではないのは幼犬時代からなのだ…。
ともあれある意味、オトーサンがワンコを飼う前から考えていた理想に近いワンコになったというべきなのだがすべては飼い主であるオトーサンの責任でもある…。

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※オトーサン、オカーサンと都立桜ヶ丘公園という広大な公園に行ってみた。お花見坂という場所は後1週間ほどで桜が見頃になるという


オトーサンがラテを飼う前、ワンコを飼おうと決心したとき目標というか理想と考えたのがオーストリアの動物行動学者コンラート・ローレンツ(1903年~1989年)の著書「人 イヌにあう」にあるワンコたちの姿だった。
コンラート・ローレンツはハイイロガンのヒナに自身が母親に間違われたことからインプリンティング(刷り込み)現象を発見し、1973年にはノーベル賞医学生理学賞を受賞したが、自著「人 イヌにあう」の「イヌの個性」の項に登場するローレンツと愛犬スタシの実話は涙なくしては読めない。
こうした絆こそ私が愛犬との間に求めているものだと感じ、他人に迷惑をかけない、あるいは飼い犬として最低限守らなければならないことさえ理解させれば後はあまり五月蠅いトレーニングなど必要ないのではないかと考えた。

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※コンラート・ローレンツ著「人 イヌにあう」至誠堂刊


言い方を変えるなら、オトーサンはブリーダーになるために犬を飼おうとしたわけでもなく、ドッグショーで愛犬を優勝させたいわけでもない。そして犬のサーカスをやろうとするのでもなく、命のあるオモチャとして犬を求めたわけでもない。ましてや自身の憤怒の矛先を向ける相手を犬に求めるわけでもない。人生の友人として連れ合いたいと願っただけだ...。
だから、例えば本来「お手」とか「お回り」などは教える必要もないと思った。必要なコマンドは「待て」「来い」「伏せ」そして「お座り」程度で十分だと考えていた。

ローレンツは「追従は、イヌが持つ最悪の欠点のひとつである」といっているし「野生のときの形質をあまりなくしていないイヌが好きだ」とも。そして「訓練によってイヌの本当の性質がひどくそこなわれることが嫌い」ともいっている。
ただしオトーサンは飼い主はもとより人に危害を加えるようなワンコに育てようとしているわけではない。ワンコの訓練とはいってもラテは一般的なコマンドのほとんどを数日で理解し覚えてしまったのだ。

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※散歩の途中で一休み。オカーサンが買ってくれたアイスクリームを少し舐めました


だから、飼い主に全幅の信頼を持つものの100%追従することはないというワンコがローレンツの理想とするイヌに違いないしそうした考えに共感したオトーサンにとってラテは正しくそれに近いワンコに育ったと言える。
要は鋭敏で排他的、自主的な性格だから扱うのは容易ではないかも知れないが、ローレンツに言わせれば「この種のイヌをよく知って理解している者のみがその心に潜んでいる驚くべき資質をひきだし、そこから本当の喜びを得ることができるのだ」ということになる。まあラテの資質を引き出しているかは心許ないが。

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※大嫌いなレインコートを着せられ耳が下がってしまったラテ


前記した「人 イヌにあう」をお読みになった方ならローレンツが軍務で自宅を離れそして再開したとき飼い犬だったスタシの行動に感動したに違いない。それと単純比較するつもりはないが、ラテを初めてペットホテルに預けた際、ラテは夕方と朝の2食をまったく食べなかっただけでなく水を一滴も飲まなかったし短い散歩に連れ出してくれたときにも一切排泄もしなかったという。
ペットホテルのオネーサンは「ラテちゃんは口をつけない容器を鼻面で移動して隠すようなことをするんですよ」と困ったとも感心したとも取れる報告をしてくれた。
やはり預けられたのは初めてのことだったからノラの時期を体験し、保護世話してくれる人間が変わることを経験してきただけに「捨てられた」と思ったのかも知れない。

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※つまらない時は寝るに限るとオトーサンの掛け布団に沈んで爆睡


そしてオトーサンが次の日の夜に迎えに行ったとき、オオカミの遠吠えのような奇妙な声を張り上げてオトーサンに飛びついてきたラテだったが、どうしてもそれが本の中のスタシの行動行為に重なってしまうのだ。
無論「立って」といった途端に「ウッ」と抵抗を示すなど普通なら心穏やかではないが、歯をむいたとしてもオトーサンたちを噛もうとすることはない。ただしその鋭い歯は当たっただけで痛いが…。
そんなラテだが、例えば地震など怖いことがあるとオトーサンのところに駆け寄り抱っこを要求したりする。

とはいえ度々お伝えしているように好きな人には大人・子供を問わず最大の喜びを表しながら接するし相手を傷つける様子など微塵もない(十分気を付けてはいるが)。そしてそもそも外面がメチャ良いラテでもある…。
ラテお気に入りのファミリーに出会えば飼い主にさえ見せないオーバーと思えるほどの態度で喜びを表す。ただここ暫くは春休みだからして子供たちにも会えないし些か寂しい日が続く。それを少しでもカバーしようとオカーサンと一緒に都立桜ヶ丘公園に行ったり、しばらくぶりにラテと走ったりと努力しているが、嗚呼また雨が降ってきたぞ、ラテ!


Microsoft Translator と Skype 翻訳、日本語の音声リアルタイム翻訳機能が利用可能に

マイクロソフトは4月7日、Microsoft Translator アプリや Skype 翻訳(Skype Translator) など、 Microsoft Translator を活用したすべてのアプリとサービスにおいて、日本語をテキスト翻訳および音声翻訳の双方が可能な 10 番目のサポート言語として追加したと発表。


この新機能により、日本を訪れる観光客、そして、観光やビジネスで海外を旅行する日本の人々にとって、言語の壁を取り除く総合的なサービスとソリューションが提供される。
ここ数年間、日本を訪れる観光客の数は着々と増加しています。今後数年間に数々の世界的なスポーツイベントが開催され、その数はさらに増加するでしょう。それにともない、日本と海外のコミュニケーション機会も増加していく。こうした状況を支援するため、マイクロソフトは、数年前に AI による日本語の音声認識と機械翻訳への投資を行なうことを決定した。

本日、Microsoft Translator の製品ラインと、Skype 翻訳(Skype Translator) など、このテクノロジを活用した他のすべてのマイクロソフト製品において、このブレークスルーをすべての人に提供する。
今回の発表により、日本語を話す人々は、既にサポートされている 9 言語(アラビア語、中国語(マンダリン)、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語、ロシア語)を話す人々と、リアルタイムに対話ができるようになる。

なお以下の機能が、ユーザー、開発者、企業に対し提供される。
Microsoft Translator アプリ(Windows、Android、iOS 版)の Microsoft Translator ライブ機能 を活用して、自分のデバイスやブラウザ上で、対面型のリアルタイムの翻訳が可能になる。
Skype for Windows と Skype Preview for Windows 10 で提供される Skype 翻訳(Skype Translator) の機能により、他の Skype ユーザーや電話 (SkypeOut の購入が必要)を通して、自分の言語と他言語をリアルタイムに翻訳した通話を行なうことができる。
開発者は、Azure で提供される Cognitive Services API ファミリーである Microsoft Translator API を自身のアプリやサービスに統合できる。
新たにリリースされた Microsoft Translator PowerPoint アドイン (プレビュー版) により、PowerPoint から Translator のライブ機能を直接使用することで、リアルタイムでプレゼンテーションに字幕を付けることもできる。

Japan News Center





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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員