EcoFlow ポータブル電源DELTA 2及び ソーラーパネル(220W)セット雑感

先般Amazonのタイムセールで「EcoFlow ポータブル電源DELTA 2及び ソーラーパネル(220W)セット」を買った。起きないことを祈るばかりだが大地震への備えでもあるし、日常仕事部屋が消費する電力の一部でも太陽光でまかなえないかと考えた次第…。


タイムセールで安かったとはいえ、これだけの予算があれば「あれやこれや」と他にも欲しいものは多々ある訳だが、自分の中での優先順位として「EcoFlow ポータブル電源DELTA 2」をという気持ちが強かったことによる。

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※開封したEcoFlow ポータブル電源DELTA 2


さて、この種のポータブル電源といえば2022年にAnker PowerHouse II 400ポータブル電源とソーラーパネルPowerSola 3-Port 100Wを手に入れたが日々可能な限り活用してきた感想として、その300Wまでの出力では数時間の停電ならともかく正直災害時を想定するとまったくの力不足を感じてきたからだ。
勿論、いざとなった場合はそのAnker PowerHouse II 400も戦力となるが、EcoFlow ポータブル電源DELTA 2はAC定格出力1500Wで1.2時間急速充電でフル充電可能という性能にも惹かれた。

簡単なスペック紹介だが、バッテリー容量1,024Whのパワフルなポータブル電源でAC6口を含む合計15ポートが備わっており、1,900Wの高出力に対応。そしてAC電源入力の場合わずか50分で80%まで充電可能という屈指の爆速充電スピードもありがたい。

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※背面にはAC6口を含む合計15ポートが備わっている


同時に複数の電化製品に電力を供給することも可能なので、いざという時のバックアップ電源や日常での利用にも最適である。また、DELTA2はリン酸鉄リチウムイオン電池が搭載されており、安全で安定したバッテリー稼働をサポートするだけでなくサイクル寿命と呼ばれるバッテリーの充放電を繰り返し行える回数が、これまで業界平均6倍の約3,000回だという点が魅力だ。
それは単純計算して一日1回使用しても、10年間使用できることになるという。そして一般的な家電製品の90%以上を動かすことが可能なこと。したがってこれだけの容量と出力があれば、そのAC出力が純正弦波でもありどんなシーンでも電化製品を稼働させ続けることができる理屈だ。

さらにパススルーはもとよりだが簡易的ではあるものの無停電機能により、停電した場合には30ミリ秒以下でバッテリー供給モードに自動で切り換えてくれる。
そして今回セットとして附属する220W両面受光型ソーラーパネルはIP68の防塵・防水仕様を備えた素材で、148℃の耐熱性もありマンションのベランダなどによる普段使いも問題ない。ただしメーカーに確認したところパネル表面はガラス製なのでその点は注意が必要とのことだ。

■設置編
さてさて、それでは実際にセットアップして稼働させた感想をご紹介したい。ただしまだ短時間なので後日印象は変わるかも知れないが…。
配送は佐川急便で届けられたがセットで購入したものの本体とソーラーパネルは別時間帯に配送され一時は心配した。ともあれEcoFlow DELTA 2は重さ12kgというからずっしりとしているがサイズは400×211×281mmと思っていたより小型に感じた。

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※DELTA 2を窓際のしっかりした棚に設置


対してソーラーパネルの方が少々扱いにくいかも知れない。そうそう出し入れするものではないのかも知れないが端正な専用ケースから取り出した後、折りたたまれている物を4枚のパネルに広げるのが慣れないと手間がかかる。また重いだけでなく広げた横幅は全長1835mmあるので当然のことながらそれだけのスペースを必要するしパネルの表面はガラス製だというから取扱は丁寧に行う必要があるだろう。

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※220Wのソーラーパネルは重くて少々扱いにくい


設置の場所はあらかじめ決めておいたが、EcoFlow DELTA 2本体は無論鋸と室内の窓際にある棚に置き、ソーラーパネルはベランダに設置。本来なら内蔵されている集光調整をインジケーター(太陽光角度測定器)でできるだけリアルタイムに行う必要がある訳だが日常洗濯物を干したりする際にできるだけ邪魔にならないようにと工夫しなければならない。そして専用のケーブルでパネルと本体を繋ぐわけだがベランダ側上部にある換気用の窓に細工しそこから室内へケーブルを引き入れることにした。

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※様々な状況を考慮して接続ケーブルは別途長さが違う物を用意した


■テスト稼働編
まず注意をすべきはEcoFlow DELTA 2をAC電源で充電する際には壁コンセントを占有すべきことだ。電源タップなどへ挿し他の電気製品と併用するとブレーカーが落ちたり安全装置の無いタップの場合には過電流でケーブルやコネクタが溶けたり発火の危険性があるという。また壁コンセントに二つ以上の差し込み口がある場合でも内部は一系統になっている場合がほとんどなので他の電化製品との併用は避けるべきだという。
しかしまあ、現実問題として専用のコンセントを確保するそのことこそ難しいので使い方を考え中である。

初めて電源を入れ、充電を開始した際にはEcoFlow DELTA 2のバッテリー残は30%程度だったが1時間半程度のうちにフル充電になった。この充電の速さもいざという場合には心強い。また本体片面には冷却ファンが二基あるが動作していても五月蠅いほどではないので一安心…。

■パススルーで家電を使う
EcoFlow DELTA 2本体をフル充電し、AC入力はそのままに本体背面にあるAC出力コンセントへ延長ケーブルを繋ぎ現在日常使っているパソコン環境の電源供給をそこに集中させてみた。
消費電力はもとより、現在の利用状況はiOSアプリでリアルタイムに確認およびコントロール可能なので便利だ…。

なお利用環境だが、M1 iMac 24インチはもとより、外付RAID 1を組んでいるHDD、外付SSD三基、USB HUB、外部スピーカー、USBマイクロフォン、STREAM DECK、Amazon Echo Show 5、そして間接LED照明二基といった機器がセットアップされている。
そのすべてをEcoFlow DELTA 2のAV出力に繋いだわけだが、繰り返すがEcoFlow DELTA 2へのAC入力もそのまま繋いである。ということはこの状態では利用環境の消費電力はEcoFlow DELTA 2のバッテリーから消費するのではなくEcoFlow DELTA 2に入力のACからそのまま供給、すなわちパススルーされることになっている。

さて前記環境をパススルーで使い、その様子をiOSでモニターしてみた。まず驚いたのがその低消費電力だ!
交流だからしてそのW値はリアルタイムに変化するが、75Wから80W前後で安定していることがわかった。古くさい物言いだが昔々…六畳間に吊されていた100Wの裸電球ひとつより低いのだ。試しに定格40Wの電気膝掛けをONにしてみると当然のことながら消費電力は110Wから125W程度になる。

■EcoFlow DELTA 2のバッテリーでどれほど持つか…
災害に会った際に頑なに前記環境のようにデスクトップパソコンを使うなどという贅沢は適当ではないものの、今度はパススルーでは無くEcoFlow DELTA 2のバッテリーでどれほど持つのか、何時間ほど使えるのかを実体験してみた。
その為にはEcoFlow DELTA 2へのAC電源供給を止めてそのまま使えばよい…。

ちなみにEcoFlow DELTA 2にはEPS(非常用電源)機能が備わっている。どういうことかと言えば、前記したようにAC充電ケーブルでEcoFlow DELTA 2を充電しつつ、そのAC電源ポートから家庭電化製品に電源供給していた際に停電などで家庭用コンセントからの電力供給が停止すると30ms以内に本製品のバッテリーからの電源供給に切り替わるためそのまま電化製品を使い続けることができる。
ただし30msの時間と言われても正直理解できないが、本物のUPS(無停電電源装置)ではないのでデスクトップパソコンはもとよりデーターサーバーなどの利用は適当でなく、もしその場合はパソコンは落ちてしまうから注意が必要だ。

実際にフル充電したEcoFlow DELTA 2に前記環境を繋いで使ってみた結果だが8時間近く使えることがわかった。凄いではないか…。無論繰り返すが停電時に消費電力の高い(比較の問題だが)デスクトップ環境に拘るのは現実的ではないがいざとなればEcoFlow DELTA 2は頼りになるアイテムだということが肌で感じられた。
とはいえ数時間の停電で済めばEcoFlow DELTA 2で事なきを得ることができるが、これが数日となれば話しは違う。このEcoFlow DELTA 2よりバッテリー容量が大きな製品も多々あるが、それにしても限界はあるわけで災害時は日常生活に大きな不便を強いられるに違いない。

■ポータブル電源にはソーラーパネルは必須
そこで不可欠なのがソーラーパネルである。今般私はEcoFlow DELTA 2と220Wのソーラーパネルがセットになったものを購入したが、このソーラーパネルの存在はポータブル電源の限界を打ち破るアイテムであり、色々と使い勝手に問題もあるが、非常時にこそあるべき製品だと思う。

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※220Wのソーラーパネルをベランダに広げてみた


天気や季節、時間帯といった環境に左右はされるものの、AC電源供給が途切れた場合にソーラーパネル無くしては時間の問題で大容量のポータブル電源だとしても使い物にならなくなる。
今回購入を決意したのもソーラーパネル、それもIP68の防塵・防水仕様を備えた製品だったからだ。外に配置しておくことを考えれば急に雨が降ってくることもあるわけで、そのタイミングで重量14.1kg、広げると2メートル近いサイズのパネルをそうそう簡単に室内に引き入れることなど出来ようもないからだし、今回は出来ることならこのソーラーパネルをベランダに広げたままにして、もし電力供給がそこそこ出来るなら日常仕事部屋の電力をこのソーラーパネルで賄えたいと考えた…。

問題はソーラーパネルは…繰り返すがその効果が環境に大きく左右されるわけで220Wのソーラーパネルでどれ程の充電効果が期待できるかがなかなか確信できないことだ。
一応Amazonの説明などを読む限り大変よい状態で太陽光を受光できた場合、推定ではあるがEcoFlow DELTA 2のバッテリー容量の約半分を充電するのに8時間から14時間ほどかかるのではないだろうか…。

しかしフル充電のEcoFlow DELTA 2を100Wほど消費し続けて6時間から7時間持つということはそのバッテリー容量の半分を使い切る3時間から4時間程度の間にソーラーパネルで300Wから400W程度の充電ができるとすれば十分かどうかはともかく最低限の電気を使い続けることができる理屈である。
勿論雨が続くといった天候ではソーラーパネルは役に立たないが、いまひとつ準備している最大516Wで同時充電 / 給電できるAnkerのポータブル電源PowerHouse II 400とこれまたソーラーパネルPowerSola 3-Port 100Wとの併用でしばし急場を凌ぐことができるのではないかと漠然と考えている。


■平常時に活用したい!
こうしたポータブル電源とかソーラーパネルと言うとどうしても非常時の利用に特化した製品に思ってしまう。しかしいつくるか…こないか(災害は来ないで欲しいが)分からないそのことにこれだけの装備を眠らせて置くのは勿体ないのも事実。
この4月という時期においては日射しはまだまだ強くはないが、感触だけでも掴んでみたいとテストを重ねた…。
例えば220Wのソーラーパネルをベランダに設置しAC入力をOFF。午前10時過ぎになるとソーラーパネルからの入力は100Wに達し前記環境下での消費電力を上回った‼️これはいい👍

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※まだ日射しは弱い季節だがそれでもソーラーパネルからの入力は一時100Wに達した


とはいえ万一災害に見舞われたらEcoFlow ポータブル電源DELTA 2にしても十分ではあり得ないが災害時は食料はもとより水と電気が命綱でもある。
まあ普段はソーラー充電を上手に使い節電を心がけ、いざというときには少しでも頼れる環境作り、備えとして常設しておくつもりである。

EcoFlow ポータブル電源DELTA 2及び ソーラーパネル(220W)セット



アナログ腕時計 DUFA・エレメンツシリーズ / DF-9021-0F 雑感

昔から私は腕時計好きだったがAppleWatchに巡り会ってからというもの他の腕時計は買わなくなっていた。しかしサラリーマン時代はその一風変わったデザインが気に入りCORUM/コルム「アドミラル」を愛用していたし、後にはバウハウスから強く影響を受けたというアラン・シルベスタインの腕時計クロノ・バウハウスを溺愛していた…。


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※DUFA・エレメンツシリーズ / DF-9021-0Fの魅力ある姿


それに…偶然だが、起業してすぐに知り合ったデザイナーに会社のロゴマークのデザインを依頼したところ、赤・青・黄という三原色と三角・四角・丸とこれまた形の三要素ともいわれる要素をマッチングさせたものを提案してくれた。後に「おでんロゴ」と揶揄もされ14年間使い続けた企業ロゴである。

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※自社製品パッケージに配置した企業ロゴ例


当該デザイナーがバウハウスのデザインコンセプトを意識したのかどうかは聞きそびれたが、それが気に入り採用したわけだが、後に手にしたアラン・シルベスタイン、”クロノ・バウハウス” のリューズやボタン類が会社のロゴと列びや角度は違うものの大きな類似性があることが分かった…。

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※一時期愛用していたアラン・シルベスタイン、”クロノ・バウハウス”


時は流れ、私の左腕はAppleWatch一色となり現在でもAppleWatch Ultraを愛用している。
そのAppleWatch Ultraは健康をモニターするにも天気を確認するなど情報端末としても大変便利だし不満はないが唯一の問題は油断しているとバッテリーが切れてしまうこと…。
これは私の不注意でしかないが、最近は歳を食ったからか二日に1度にしろ充電するのが面倒になってきたし、時計好きの虫がいささか騒ぎだし、別途アナログ腕時計も身に着けてみたいと考えるようになってきた。

そんなとき、SNSの広告で目に付いたのが「DUFA(ドゥッファ)のエレメンツシリーズ / DF-9021-0F」という製品だった。それは、なにか…まるで私が特注したかのように自分の性向・趣向にドはまりのデザインで、かつシンプルな装いに一目惚れしてしまった次第。その上に期間限定のセールをやっていた!

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※DUFA・エレメンツシリーズ / DF-9021-0Fのパッケージには交換用ベルトも同梱されている


さて、DUFA(ドゥッファ)というメーカーはあまり知られていないかも知れないが、ドイツ時計史を代表する歴史ある時計ブランドで150年の歴史をもつ…。
長い歴史を持つテューリンゲン州の建築と文化の美しさから生みだされたそのブランドは、20世紀には伝統主義と新古典主義を融合させたあのバウハウスムーブメントの遺産を継承しているという。

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※DUFA・エレメンツシリーズ / DF-9021-0Fのベゼル全容


そしてDUFAの腕時計は、シンプルで無駄のないフェイスを特徴とし、精密・精巧な作りはドイツ時計ならではの職人の質実剛健な信念と規律を感じさせると評価されている。
DUFAの名前は「ドイツ時計工房」を意味する”Deutsche Uhrenfabrik”に由来するというが、正直この時計に惚れたのはブランドでも伝統でもなく、ただただそのデザイン性にあった(笑)。

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※リューズやボタンのデザインはまさしくバウハウスの魂そのものだ!


それはバウハウスが提唱した三原色「黄・青・赤」とデザインの基本▲●■の幾何学パターンをデザインに取り入れていて、前記したアラン・シルベスタインの時計や私の会社のロゴに通じるものであったからだ。正しくバウハウスが提唱した三原色の概念に即し、インダイヤルの針は勿論、ベルトチ、リューズ、プッシュボタンもデザインされ、時計背面には “BAUHAUS” と刻印されている !

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※背面には “BAUHAUS” の刻印も…


といってもアラン・シルベスタインほどの派手さはなく、シルバーの文字盤も決してしつこくなく穏やかさを感じさせ、インダイアルの凹み具合もどこか落ち着きを感じさせる…。
なお商品にはカーフレザーとナイロンの2つの素材が楽しめる2WAYベルトセットが附属していた。

■商品詳細
・ケースサイズ:縦38mm× 横38mm× 厚み13mm / 重さ61g
・文字盤カラー:シルバー
・ケース材質:ステンレススチール
・レンズ:ミネラルガラス
・ムーブメント:クォーツ
・防水性能:日常生活防水
・機能:クロノグラフ

なお、バウハウスに関してあらためて詳しくは論じないが、1919年ドイツ・ワイマールで設立された美術造形学校であり1933年にナチスによる圧力で閉鎖されるまで、わずか14年間という短い活動ながら多くの人材を輩出し現在にも息づく、モダンデザインの源流として知られる学校である。
あのワシリー・カンディンスキーやパウル・クレーもそのバウハウスで教鞭をとっていたことはよく知られていることだ。
話しは少し逸れるが私のお宝のひとつにパウル・クレーの手稿「造形理論ノート」のファクシミリ版がある。

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※パウル・クレーの手稿「造形理論ノート」表紙およびクレー直筆で講義の草稿が書かれている


"パウル・クレー"といえば私たちは画家として承知しているが、彼は「バウハウス」で教鞭をとっていたのであり「造形理論ノート」はそのクレー直筆の講義草稿なのである。 
まあ、仕事場の一角にはいまでもクレーの1922年作品「セネシオ(さわぎく)」のコピーが飾ってあるほどクレー好きでありバウハウス好きな一人なのだ。

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※クレーの1922年作品「セネシオ(さわぎく)」

なんだか最後はバウハウスおよびクレー賛美になってしまったが、このDUFA(ドゥッファ)DF-9021-0FはAppleWatch Ultraと共に大切に使っていきたい。



Creality K1 600mm/s 爆速 FDM 3Dプリンターレポート

この度、2年ぶりに新型FDM 3Dプリンターを手に入れた。「Creality K1」という製品である。2018年に最初のFDM(FFF)式の3DプリンターBIQU-Magicianから数えて今回で9台目になり別途光造型3Dプリンター1台も可動中だ。なお同じようなものを買い換えても…とお考えの方もいらっしゃるかも知れないが、3Dプリンターという製品は新しい部類の製品だけに未だに手がかかる代物で未完成な部分も多かったものだが近年の進化・進歩はめざましいものがあるのだ。


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※梱包を解きセットアップしたCreality K1


さて、FDM式3Dプリンターの最大の欠点といえばそれは造型に時間がかかることだと思う。勿論造型サイズやパラメーターにもよるものの10時間程度ならまだしも1日半ほどかかる場合もしばしばだ。ということで作りたくても他の予定とも関連しなかなか思うように使いこなせないこともあり得る。

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※サイズは思ったよりコンパクト…かな


その点「Creality K1」は私がこれまで所持していた標準的な製品とスペック比較すれば何と10倍から12倍ほどもプリント時間が短縮できる理屈なのだ。したがってこれまで造型に24時間が必要なプリントだとしても「Creality K1」なら理屈では3時間とか5時間程度で完成するわけでこれはメチャ凄いことであり、つい「時間がかかるから…」と躊躇していた造型も苦にならなくなる。ただしそれだけに新しいトラブルにも見舞われると覚悟をしているがそれさえも知的好奇心をくすぐる製品だといえる。

■以外とコンパクトで手間いらず
さて「Creality K1」は組立式の製品ではない。一部梱包後に組合せが必要な部品があるが基本的には電源を入れればすぐに使えるという代物だ。
またFDMの3Dプリンターには大別して…少なからず組立を必要とする製品のほとんどはフレーム型とでもいうべき製品と「Creality K1」のように箱型(エンクロージャー)の中に機構が収まっている製品の2種があるが、箱型筐体の製品は庫内の温度管理が可能になりABSやASA、PCといった普通は難造樹脂と言われる素材でも造形が可能になるという利点がある。

とはいえこの種の製品は一般的には大型で重量も嵩むものだがこの「Creality K1」は設置してみると思ったより小型である事に驚いた。サイズだが35.5D x 35.5W x 48H cmである。
また造型可能サイズは220×220×250mmと私の用途としてはまずまずだし、なによりもこれまでの3Dプリンターと違い、ハンズフリーのオートレベリング機能が搭載され正確なZ軸位置制御もすべて自動に行われ、ユーザーは何の操作も必要ない。要は水平出しは勿論、コピー用紙を挟んでノズル先端とヒートベッドの間隔調整も不要になった…。

■「Creality K1」最大の魅力はその激速なスピードだ
さて改めて記すが、なによりも「Creality K1」の魅力はその激速なスピードだ。最高は驚異の600mm/sの印刷速度を誇るがエクストルーダーが速く動けばそれで済むならとっくの昔に多くの製品が出て来ただろう。
要はエクストルーダーが従来型だとそれ自体が重く、高速に移動できないしリンギングといって共振や振動によりプリントが安定しないわけだが「Creality K1」はプリントヘッド自体が軽く設計されただけで無く、 G センサーが高速印刷の共振周波数を測定し、それを軽減すると共にプリンターを自動調整するためプリント上のゴーストやリンギングもなくなるという。
ちなみに専用のゴム足を付けて用意してあった机上に設置したが思ったより振動・騒音は気にならないレベルだったのが嬉しい。

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※振動を軽減するゴム足が同梱されている


さらにホットエンドを取り囲む新しいセラミックヒーターは、様々なフィラメントを瞬時に溶かすことができ、40秒で200℃、最高300℃まで加熱できる。直接駆動の押出機と二重ファンによるチャンバー冷却で、高速冷却と成形を行い、ひずみや反りを効果的に回避し、完成度の高いプリントを実現してくれる。そして柔軟性のあるビルドプレートが採用されているため、素早くプリントを取り外すことができる。

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※エンクロージャ内部


そう…「Creality K1」のプリントは、フラッシュドライブまたはWiFiを経由することができ、ネットワークに接続すれば、専用スライサーソフトのCreality PrintまたはCreality Cloud APP/WEBから「Creality K1」を制御または監視できる。

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※スライサーソフトCreality Printから進捗状況を確認


■内蔵カメラ(オプション)の威力
「Creality K1」導入に際しオプションのカメラを一緒に買った。上位機種の「Creality K1 MAX」は始めからカメラが内蔵されているが「Creality K1」はオプションだ。

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※オプションのカメラを取り付ければ前記した3Dプリンターの庫内の様子を監視できるだけでなくタイムラプス撮影できる

ともあれこれにより3Dプリンターの庫内の様子を監視できるだけでなくタイムラプス撮影でき、スパゲッティ障害、異物、ゴミなどを見守りエラーが発生した場合はAIアラートで知らせてくれる。

■総評
「Creality K1」の魅力を駆け足でご紹介してみたが、実は当初Amazonで購入した。しかしセットアップの翌日にホットエンドの温度が上がらずフィラメントが詰まるというアクシデントに見舞われた。ノズルの詰まり程度なら多々交換やメンテの経験があるがホットエンドの温度が上がらないとなれば部品交換修理とならざるを得ない。要は私の手にした製品は初期不良といえるわけだが指定されたメーカーサポート担当はこれまでで一番やる気の無い酷い対応で時間ばかりが過ぎて先が見えなかった。
こんな調子では今後も思いやられると考え返品を決意したが「Creality K1」自体は是非使いたいと考えていたためサポートが確かな事を期待し正規代理店であるSK本舗さんから買い直したものなのだ。

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※専用スライサーCreality Printでのオペレーション例


というわけで今後順次気がついたことはX(Twitter)やブログで情報発信していきたいが、前準備や操作が格段に楽になったとはいえまだまだ家電のようにボタン一つ押せば間違いの無い結果を得られるわけではない。
このデザイン的にも魅力的な筐体を持つ「Creality K1」をいかにしたら最大限に能力を引き出し目的を遂行できるかは相変わらずユーザーの地道な努力と情熱にかかっていることは間違いない。

【参考動画】
YouTube 爆速FDM 3Dプリンター Creality K1 レポート



契約&工事不要な買い切りフルプリペイド型「リチャージWi-Fi」レポート

少々怪しい…大丈夫かと疑いつつも気になっていた「リチャージWiFi」なるフルプリペイド型モバイルポケットWi-Fiを買った。現役時代は出張や外出も多かった為にいわゆるポケットWi-Fiにお世話になった。しかし現在は出張はないしそもそも外出する機会も減ったもののゼロな訳ではないのが悩ましい…。


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※サイズは一般的なモバイルWi-Fiといった感じ


外出先で無料Wi-Fiが使えるケースも多々あるが、長い間の習性でセキュリティ面での不安が払拭できないこともあって使いたくない。ではどうするかといえばMacBook Airなどを持参の場合、iPhoneをデザリングしてWi-Fiに接続する方法をとっているがそもそもiPhoneのデータ通信の契約は容量が少ないしiPhoneのバッテリーも消費したくないのが本音。

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※タッチ式の液晶パネルの反応もよい


勿論そんなときにこそモバイルWi-Fiを使うべきなのだが、利用頻度を考えると毎月使っても使わなくても4,000円程度の支払は覚悟しなければならず躊躇せざるをえなかった。
ということで数ヶ月前にこの「リチャージWi-Fi」と呼ばれる製品を知ったが、どうにも話しが上手すぎる気がしたので衝動買いはかろうじて止めた(笑)。

数ヶ月様子を見ながら評価などの情報を集めてきたが、ここに来てデメリットとメリットをよく把握し理解した上でやはり欲しいと思ったのでリスキーを覚悟しつつも国内4G/LTE100ギガ付きの「リチャージWi-Fi」を手に入れた次第。

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※本格的な利用にと液晶には保護ガラスフィルムを貼りケースを手に入れた


なにしろ買い切り型なので契約も必要なく月額料金も不要。そして使わなくなったとしても返却も解約も不要という夢のようなポケットWi-Fiなのだ。したがって手にした後は即設定すれば使える…。
当初の100ギガもなんと1年間使える。したがって使用頻度が低い私のようなユーザーも使いきらずに残したデータ容量のまま期限切れとなってしまうことは少ないと考えられるし無論使い切ったら有料で30ギガとか50ギガといった感じで追加購入も可能だ。

回線は物理SIMも使えるが、今回私が使うのは物理SIMが不用ないわゆるクラウドSIMという奴…。そしてマルチキャリアとかで、docomo・au・Softbank・Rakutenをサポートしその場所で一番適切な回線に自動接続だというが現実はほぼソフトバンクのようだ。

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※iPhoneとの設定・接続も簡単


また私には関係ないものの海外プランもあり、136カ国に対応しており利用したい国のギガチャージプランを購入するだけでルーター本体は、そのままで利用できるという。
そして最大通信速度は上り50mbps /下り150mbpsだというが、まあこれをそのまま鵜呑みにはできないものの私の使い方はメールやメッセージのやり取り、そして時折YouTubeの視聴ができればよいので比較的気が楽だ。なおバッテリーは3,000mAhのリチウムバッテリー内蔵で連続使用時間は約13時間だという。
充電のためにUSB Type-Cのケーブルと電源アダプタが同梱されている。

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※「リチャージWi-Fi」にWi-Fi 接続したiPhoneでスピードテストをした結果


さて、実際に使ってみれば問題なく使えるものの心配の種はサービス供給側にあると言って良いだろう。詳しいことは分からないが、要はキャリアから法人サービス向けのSIMを大量に仕入れ、それで独自サーバーのクラウドSIMを構築し我々一般ユーザーに又貸し提供しているといったイメージだ。
したがって今後人気がより出てユーザーが大幅に増えれば供給が間に合わず通信速度の低下は勿論、サービスの値上げにも通じる可能性大だし提供企業そのものもどれだけ安定した組織なのかも分からないので突如サービス停止…といったことにならなければよいがと思う。
まあしかし先が見えない現代、あの楽天だって一部の識者曰く存続が危ぶまれるというのだから、取り越し苦労ばかりで自分にとって有益なサービスを見逃しては勿体ないという気もする。
というわけでこのフルプリペイド型「リチャージWi-Fi」…いいですよっ(笑)。なお私はAmazonで購入したが正規ルートのものを選ぶことをお勧めする。





PULWTOP M1 iMac24インチ用ドッキングステーションとは?

M1 iMacのストレージをHDDからすべてSSDへ移行する計画の一環として今般 PULWTOP M1 iMac24インチ用ドッキングステーションを手に入れた。ドッキングステーションなるものとしてはすでにTHUNDERBOLT接続のwavlinkという製品を使っているが、確実なポート数の確保や使い勝手の向上を目指してのことである。


PULWTOP M1 iMac24インチ用ドッキングステーションの特長は愛器のM1 iMacボディ色と同じ筐体を選べること。そしてその上にM1 iMacを乗せることで特別なスペースを必要としないことだ。まあ、2cmほど視線が高くはなるが…。

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※PULWTOP M1 iMac24インチ用ドッキングステーションを装備したM1 iMac 24


さらにPULWTOP M1 iMac24インチ用ドッキングステーション本体底の蓋を開ければ最大転送速度10Gbpsの転送速度を誇る2TBまでのM.2 NVMe SSDまたはM.2 SATA SSDを内蔵・拡張させることが出来る。

USB-C Dock_04

※別売のSSDをドッキングステーション内に装着


無論SSDは別途購入する必要があるが、インストールも簡単だ。私はMonster Storage 2TB NVMe SSD PCIe Genを取り付けた…。
他の拡張性としては、USB C 3.2 Gen2 10Gbps1個、USB A 3.2 10Gbps1個、USB A 2.0 480Mbps2個、SDおよびTFカードリーダーをサポートしている。

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※PULWTOP M1 iMac24インチ用ドッキングステーション右横の拡張ポートたち


ともあれ狭い机上なのでスペースを取らない点はありがたいし、繰り返すがiMac本体と同一カラーのドッキングステーションは一体感が増して視覚的にも邪魔にならない。そして同種の製品と比較して価格も幾分リーズナブルである事も嬉しい。

なおiMac本体との接続はPULWTOP M1 iMac24インチ用ドッキングステーション背面から出ているUSB-C型コネクタをiMacのThunderbolt端子に接続するだけだ。
欲を言えば、いま少しUSB-Cポートが欲しいしSSDの容量も4TBほどまで拡張したいが、まあM1 iMac 24の周辺機器としてはそうそう大層な要求はできないから良しとしよう。

このイエローのM1 iMac 24を買った当初はともかく、目に馴染んでしまったからだろう…そのカラーを特別意識しなくなって久しいが、暫くぶりに本体はもとよりキーボードやマウスの統一感を感じる機会を得た。

 

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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員