

1984年1月22日にタンパスタジアムでAppleはあの伝説的コマーシャル”1984”を放映して大絶賛された。
翌年これに気をよくしたAppleはMacintosh Officeのキャンペーンにあたり、前作同様にリドリー・スコット監督を起用すべく働いたがスケジュールの都合が付かずに兄弟のトニー・スコットに製作を依頼してできあがったのが「レミングス」というコマーシャルだった。
Appleは前年同様膨大な広告費をかけ、スタンフォードスタジアムに巨大スクリーンを設置しただけでなく、座り心地が悪いことで知られていた85,500もの座席すべてにAppleロゴをプリントしたオリジナルシートクッションを特注し配置した。
勿論試合の当日スティーブ・ジョブズとジョン・スカリーは最前列で観戦したが、Appleの期待に反してコマーシャルは不評でありキャンペーンは失敗だった。
本シートクッションはシートナンバー ”27” が付いている記念すべき貴重な一枚である。