6回目のコロナワクチン接種をパスした理由

高齢者だからして6回目のコロナワクチン接種の案内が届いたが今回初めて接種をパスすることにした。これまで5度に渡り接種をしてきた者として何故6回目を止めたのか…。その個人的な理由を書いてみます。


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※6回目の新型コロナウィルスワクチン接種の案内

私はいわゆる陰謀論には組みしないつもりでコロナ対策に限らず自分なりに様々な事象に関して判断勉強してきたつもりだし最初期にはこの新型コロナワクチンは多くの人たちの命を救ったのも確かに違いない。しかし昨今はこのコロナワクチン接種に関して正直何が正しく何が間違っているのかが分からなくなり混乱している。
厚生労働省などは[自己責任]と謳うが、我々一般人から見て自己責任による正確な判断ができるほどの科学的で分かりやすい情報など公開されていないと思われるし、どこか信用できなくなった。

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※幾多の関連図書も読んでそれなりに状況を知ろうと努力もしてきた


また現政権の国会議員たちの態度や物言いを日々見聞きするに付け、この人たちの言動を鵜呑みにしては命がいくつあっても足りないなあとまで思うようにもなった。

■これまでの経緯

さてコロナワクチンは当初「感染予防効果」を謳って推奨された。しかし変種の関係もあるだろうが現在では「重篤化を防ぐ」という目的に変わっている。
要はワクチンを打っても感染しないという保証はないのだ。ただし万一感染しても重篤化を防げるという期待で接種をすることになるが、日々ニュースを追っていると何が正しく何がフェイクなのかも正直分からないものの、ワクチン接種の後遺症だと主張される死亡例が目立つようになった。
ここに来て、ある程度自分の身を守るためには自分でしっかり考えなければならなくなる…。

今回の接種を止めようと考えた直接の理由は自分の体調だ。後期高齢者になったから若い時のように元気であるはずもないが、この二年ばかりどうにも自分でも納得いかない不調を感じるときがある。
それは主に胸苦しさ、息苦しさだが、昨年結果は虫垂炎と診断されたものの自分で119番へ電話し緊急搬送されたときも一番の原因はその息苦しさだった。
そのときは酷い便秘のせいかとも考えていたが、これまでにこれほど息苦しさを感じたことはなかった。その日は女房が仕事で一人だったことでもあり、このままでは意識を失うと命が危ないと思って救急車を呼んだ。それほどの呼吸困難を覚えたのだ。

入院中に虫垂炎はともかく肺や心臓、胃だけでなく頭のCTスキャンまでの検査をしたが幸いどこにも問題はなく結果息苦しさの原因は分からずじまいだった。
その息苦しさは程度問題はともかく現在も時々心配になるときがある。ちなみに血中酸素濃度を調べても問題はないし脈拍が早いときもあるものの直接の原因は不明のままだ…。

それ意外にも足腰が弱ってきたのも、気力が時に失せるのもこれ皆歳のせいかも…と思ってはいるが、どうにも自分で納得がいかない変化なのだ。
そんなときに今回の第6回目の接種案内が届いた…。そこにはこれまでの接種のデータが記載されているが第1回目は2021年の6月だった。その接種リストを眺めていてふと閃いた。

■この2年近くの不調は老いだけが理由ではないのかも…

あくまで自身の感覚的なものだし明確な根拠があるわけではないもののこれまでにも足腰が痛いとか疲れを感じたことは多々あるがそれは愛犬ラテとの散歩のせいだと自覚していた。
また2020年暮れからラテが寝込むようになり、亡くなる2021年3月6日までは睡眠不足がたたり体調は最悪だったが、今のような息苦しさなど感じたことはなかった。
そして自分で言うのも変だが、得体の知れない体調の悪さはラテの死で心身共にダメージを受けたこと。そして良くも悪くも散歩をしなくなったのが原因かも知れないとも考えていた。

ともかく届いた接種案内にプリントされている過去の接種リストを見て一回目の接種が2021年6月だったことを再確認したとき、病院へ行くほどのことではないにしても体調が優れないことを自覚し始めた時期と合っているのではないかと思った。
接種自体は幸い注射の痕に鈍痛があり翌日辺りまで腕が上がりづらい程度のことで熱が出たり吐き気をしたりといったことはなかったし初めての経験でもありそこに思い当たらないでいた。

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※これまでのワクチン接種経歴


いや、繰り返すがだからといって根拠はない。しかしもしかするとワクチン接種の何らかの後遺症というか影響で息苦しさを感じることになったのではないか、そしてその自覚しはじめた時期と接種時期がほぼ合っているように思ったのだ…。
とはいえその後4回も接種を受け続けたのにもかかわらず1度も熱を出したこともなく無事で過ごしてきた訳でありがたいことだが、もしかしたらこの息苦しさは直接間接はともかくコロナワクチンの接種が関係しているのではないかと考え出すとこれまでのようにホイホイと接種会場に向かうわけには行かなくなった。

■「打つべきか、打たざるべきか」は自己責任だと言うけれど

素人が科学的かつ正確な判断ができるほどの情報は前記したようにないわけで、医師という立場でも賛否があるのだから素人が自信を持って事に当たることなどできようもないのが現状だ。しかし接種の経歴をあらためて確認すると昨年2022年はなんと3度も接種を受けている。大丈夫なのか…。
と言うことでここは、打った際の最悪の結果と打たなかった場合の最悪の結果を想定し、どちらの “最悪” を甘んじて受けるかを考えてみた。

まずワクチンを接種しなかったときの最悪の自体とは無論新型コロナウィルスにかかり死に至ることだ。
またワクチンを接種した場合の最悪もそれが理由で死ぬことだが、過去の事例を見ると個人的に怖いのは死よりも脳梗塞や癌を引き起こして苦しむことだ。またそうなれば本人はもとより家族に多大な負担を強いることになる。

どちらにしても死ぬのは嫌だがどうせ死ぬならあくまで私自身の場合はコロナウィルスにかかり重症化で亡くなる方が後腐れ無くていいかなあ…と考えてしまった次第。
それにこれが一番確実なことだが、ワクチン接種による弊害はワクチンを打たなければ “絶対” に起きないのだ。
ということで今回体調が十分ではないと体が警戒をしている感じもするのでパスしてみようと決断した次第。

そもそも糖尿病などの疾患も抱えている者として私の判断が正しいかどうかは私自身でも分からない。したがって「ワクチンは止めましょう」と声高らかにぶち上げる自信も根拠も無い。
思えば生まれてこの方、幼児のときから義務教育の時代を含め勧められた…あるいは義務化されたワクチンの類はすべて接種してきた一人だ。そんな男が初めて自分の意志で6回目のコロナワクチン接種を拒否したわけだが、さて皆さんはどのように思われますか?


40年ぶり〜ピアノのある生活

この三月、40年ぶりにピアノを再開した。音楽、それも楽器を演奏するのが好きでクラシックギターをはじめフメランコギターを好んでいたが腱鞘炎のためフレットがきちんと押さえられないときがあり諦めざるを得なくなった。その後弦の張りが弱いリュートを楽しんできたがどうしたことか急にピアノをやりたくなった。

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クラシックギターは高校時代から独学だったが、実は1981年から1年半ほど近所のビアノの教室に通っていた時代があったのだ。そのとき、先生はポピュラー音楽を勧めてくれたが私は頑なにクラシックを選んだ。ためにバイエルを終えツェルニーの半分ほどまで行ったところでパソコンの仕事が優先せざるを得なくなってピアノは埃をかぶることに…。

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※1981年に手に入れたローランド製電子ピアノ


なんで今年後期高齢者になる歳なのに今更ピアノをやりたくなったのかは自分でもよく分からない(笑)。
ただし前記した弦楽器が指の腱鞘炎のため、思うように動かないのがひとつの原因で、キーボードなら問題なく打鍵できるからでもあるに違いない。
そしてYouTubeなどで時折見てきた魅力的な演奏に惹かれたということもある…。

またやはりこの歳になるとボケになるのが怖い。本人はともかく女房に多大な迷惑をかけることになるだろうし、自分にしても可能な限り知的な生活はしたいものだ。
廻りの人たちは「多趣味で常に好奇心を持っているお前なら惚けないよ」と言ってくれるが、本人が一番危機感を持っているわけで承知のように指先を使うピアノは惚け防止にも効果があるものと信じているからでもある。事実ピアニストの多くは高齢になっても矍鑠としている例が多い。

ともかくピアノを…といってもまさかマンションに本物のピアノという訳にもいかないし一時の気の迷いという可能性もある。そして何よりも予算があるので当然?の結果として電子ピアノをと考えて探して見た。
その昔はアップライト型のローランド製電子ピアノを使っていたが、機械だらけの作業部屋には入らないだろうとまずはコンパクトな製品をと考えたが、驚いたことに一昔では考えられない安価で良さそうな製品が多々あることに気がついた。

そんな折り、Twitterで松尾公也氏が紹介されていた電子ピアノが良さそうだと即買いした次第。

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※専用台にセットしたNikoMaku 電子ピアノは88鍵。背面にあるのは空気清浄機


なにしろこのNikoMaku 電子ピアノは88鍵、鍵盤のサイズも本物のピアノと同じでそのタッチも良いしダウンウエイトもそれなりの重さを持っている。しかも2万円以下なのだ…。
これを狭いとは言え、メインコンピュータの席の左側に設置し、思い立ったらすぐに弾けるようにと工夫した。
また内蔵スピーカーは小さいが音もなかなかに良いし利用時のほとんどはヘッドフォンを使うのでほぼ問題はない。

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※左右にあるスピーカーもまずまずの音だ


ただし当然のこととは言え完全無欠であるはずはなく、MIDIなどを通してキーボードとして使うにはまったく問題ないと思うがこと私の様に「ピアノの代用品」として考える向きには多々問題もある。
一番の問題はこの種の安価な電子ピアノの鍵盤の多くはバネ式のはずだし本物のピアノはダンバーとハンマー等から構成される複雑なハンマーアクションなので本製品が12レベルの指力感知レベルを持っているというものの本来はタッチはもとより微妙なニュアンスはピアノと比べようがない。また連打をする際に音が出ないケースもあり得るし鍵盤の中央から奥を押さえるには些か力が必要であり弾きにくくなる。

繰り返すが要はピアノの鍵盤はハンマーアクションが基本。しかし安価な電子ピアノなどは簡便なバネを使っているからだが。今少し…後2万円ほど出せば簡易電子ピアノでもハンマーアクションの製品もあったのでちょっと早まったかも知れない。ただし私の力量では例えグランドピアノがあったとしてもその魅力とスペックを行かせるはずも無く、ここしばらくはこの電子ピアノで練習し、可能な範囲で早めに少しでもピアノのタッチに近づきたいこともありハンマーアクション式鍵盤の製品に買い換えようと考えている。
まあ、別に人に聴かせようとかコンサートを開くとかを考えているわけではなくあくまで己自身の楽しみのためなので懲りすぎは要注意かも(笑)。

で、電子ピアノそのに関してはまずまず満足しているし実はそれ以上に思わなかった成果が出た。それはiPadの活用である。
iPadは昨年、別の用途で手に入れたが、電子ピアノがBluetooth対応でiOSアプリをサポートしているという事を知り早速手元にiPadを電子楽譜として活用しようと試みた。

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NikoMaku 電子ピアノ 88鍵盤 SWAN コンパクトとiOS App「楽譜スキャナ」で紙の楽譜をiPadのカメラ(別途フラットベッドスキャナ等を使う方がクオリティが高くなる)で読み取れるだけでなくその曲をNikoMaku 電子ピアノで自動演奏してくれる。
いまどきのAIの時代、驚く事ではないかも知れないが、これは素敵だし例え機械的な音出しだとしても音の流れを確認出来るのは心強いし、さらにこのiPadがあればいちいち閉じられた楽譜を取り出す必要もなく好みの楽曲を多々納め、必要時に簡単に表示利用が出来る。

当初いまさらクラシックでもないからと簡単なジャズを弾きたいと練習をはじめた。そして何とか簡素に編曲された「枯葉」は弾けるようになると身の程も知らぬ思いが膨らんでくる。それは生涯一度でよいから…何の曲でも良いから…ショパンの曲を弾きたいという願望だ。

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※ジャズの楽譜とショパンの曲集らの楽譜を揃えてみたが…


ということで駄目で元々…との覚悟でショパン前奏曲ホ短調Op.28 No4(パデレフスキ版)に取り組みはじめた。短い曲なので二週間ほどでいわゆる譜読みはでき、たどたどしく、突っかかりながら音出しが出来るようになったが、さてこれが音楽となるにはまだどれほどの時間が必要なのか…分からない。

ともあれ、大昔のこと…朝、目が覚めると狭い部屋の片隅に置いたMacintoshが眼に入りほっこりし意欲が湧いたものだが、昨今は起きて仕事部屋に入ると設置した電子ピアノがまるで歓迎してくれるように鎮座していて「Wishing you a good day !」と語りかけているように思えて嬉しい。






XITの○□メガネフレームその後のお話し…

フランスのマルセイユで意欲的なアイウェアを作り続けるXIT eyewareの○□眼鏡フレーム(XIT C006 133)だが、やっとレンズが入り日常使用が出来るようになった。フレームを手に入れてから2週間ほど経ったが待望していただけに長く感じた…。


変わったもの好きの一人ではあるが、前回の記事に書いたようにこのメガネを掛けて人前に出るのは些か躊躇があったが、その壁は乗り越えた(笑)。
まあ、人前といっても日々のほとんどを室内で過ごしているのだからどうということはないのだが、それでも買い物や、時にZOOMは勿論リアルな打ち合わせやちょっとした会合にでかけることもあるので正直多少の勇気は必要だ…。

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※度付きレンズが入ったXIT eyewareの○□眼鏡フレーム(XIT C006 133)


それでもそんな躊躇いを上回る喜びを感じさせるアイテムなので大切に使っていこうと思っている。
ちなみにこれまで何度、眼鏡のレンズを新調するために眼鏡屋で視力検査をしたことだろうか。その度にこのレンズ作りのための視力検査は意外と難しい事を感じてきた。

それは何種かの計測器で文字通りの視力や乱視の度合いなどを測るわけだが、それ自体はそれこそ機械的に行っていけば結果はでるに違いないし、よほど担当者の技量が劣っていなければ間違いはないだろう。ただし左右それぞれ計測し、それにしたがってレンズを作れば見やすく使いやすい眼鏡ができるわけではない。

特に私のように左右の度数に大きな違いがある場合にはなおさらのことだ。
左右の度数そのままレンズにしたのでは両眼ではまともに見えず、眼が疲れて使い物にならない。したがって妥協というか落とし所まで微調整する必要があるわけだ。しかし眼鏡店側はなんというか分からないが、個人的な経験からして「これでよし」として作ってもらった眼鏡が見にくいということが多々あるのである。

また視力は午前中と夕方以降はかなり視力に違いがある人がいるという。どうやら私もその一人のようで夜盲症ではないが夕方以降になるとメガネを掛けていても見づらくなってくる。
そんなこともあり、眼鏡作りは午前中にすべきという話しを聞くが、この話しはどこか「靴は夕方に買え」という言葉を思い出す。
靴はともかく、眼鏡作りは疲れて視力が落ちている夕方に検査して測ると過矯正気味になりコンタクトでも眼鏡でもキツい結果となるからだそうだ。

さて肝心のXIT eyewareの○□眼鏡フレームだが、最初どのような使い方をするかを決めていなかったこともありレンズは後で考えようとフレームのみ購入した。
しかしいざレンズを入れようとここのところ眼鏡作りをお願いしている眼鏡市場に相談してみると「当店ではできません」と言われてしまった…。どうやら一般的な眼鏡のようにフレームの溝にレンズのエッジをはめ込む方式とは違うらしいのだ。
これは眼鏡を見た時から薄々は感じていたが気軽に考えていたのがかえって手間となってしまった。

さてどうするか…と駅まで歩いてきたときその角に小さな眼鏡店があることに気づいた。まあダメ元だからと相談してみたがこちらも定員さんの態度から推察するにこの種の眼鏡は初めて見たようで「価格はいかほどのフレームですか」と聞く。私が購入価格を言うと「保証できないので当店では無理です」と一蹴された。やはり正規な取扱店でないと駄目なようなのだ。
ということで思い立った午前中に国立にあるXIT eyeware正規取扱店の「STRUT/ストラット」さんへ伺ってきた。ここはフレームを買ったお店なので間違いは無い…。

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※国立にある「STRUT/ストラット」という眼鏡ショップ


店構えは町の眼鏡屋さんという風情で気負いなど感じられないお店だが、安心して入れる佇まいだ。
早速レンズをいれていただく為の検査をしていただく。
繰り返すがこれまで数十回、様々な眼鏡屋でこうした検査をしてきた経験から生意気な言い方だが出来る人か、そうでない人かは感覚的に分かってくる。

ともあれ検査は目立つような新しい機器がある分けでもなくオーソドックスな方法だったが結果を誘導していくというか、その話し方に好感が持てたしチェーン店との違いをひしひしと感じた。結果、総合的な判断は技術者(お店の人)の能力に依存することを改めて知った。
眼の良い方には分からないだろうが、物が…風景がきちんと見えることは素晴らしいことなのだ。勿論出来上がった○□眼鏡フレームは見やすくとてもクリアだった。


XITの○□メガネフレームって知ってますか?

手元にいま届いたばかりの “変わった” 眼鏡フレームがある。メーカーはXIT eyewerと言いフランスのマルセイユを拠点に活動しているメーカーだそうで特有の技術を活かし、進化させた眼鏡フレームのデザインを常に作り続けているという。ともかく一度見たら忘れられないインパクトのあるメガネフレームを作るメーカーである。

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※フランス XIT eyewareの○□眼鏡


実は1年と少し前になるだろうか…。眼鏡を必要とする一人としてウェブ検索していたとき大変印象的なXIT eyewerの製品を見つけた。変わったもの好きの私は「いいなあ」と思ったが現実問題として、いくらもの好きでもこれは少々キツいかも…(笑)とそのときはそれだけで諦めたが、経済学者でイエール大学助教授の成田悠輔氏が愛用の眼鏡といえば「ああ…」とお分かりかも知れない。
したがって言い訳じみて聞こえるかも知れないが、私がXIT eyewerの○□眼鏡を知ったのは成田悠輔氏の存在を知る前だったのである。

そのXIT eyewerの当該眼鏡は片方が○で片方が□という変わった…という言葉だけでは言い尽くせない不思議な魅力を持ったフレームだ。
で、この度そのメガネフレームを手に入れたのだから私という人間もかなり変わった人間なのだろうか…。ともあれ私は興味の対象以外はTVは勿論YouTubeもほとんど見ないので成田悠輔氏の存在も知らず、露出が多くなられた最近になってやっとそのキャラクターを知ったわけだが、これだけの有名人が使っているのだから恥ずかしがらずに私も自分が気に入ったものを身に着けてみようと思った次第。

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※確かに不思議な感覚を醸し出すデザインだ


まあ、そもそも私はすでにリタイヤした人間であり、新規得意先とやらと面談することもまずないから掛けているメガネで商談が破談になる心配もないし(笑)万一面と向かった相手が眉間に皺を寄せられても痛くも痒くもない…。
それはともかく、私は中学時代前半から眼鏡をかけるようになったから、眼鏡歴はすでに60年を越えることになる。
一時期コンタクトレンズを使ってはみたが性に合わず眼鏡に戻したが、思えば眼鏡のフレームはいつも似たり寄ったりになってしまって常々つまらないと思っていた。

勿論似合うとか似合わないという問題は無視出来ないが、例えば10年前でも一般の眼鏡屋に目を見張るような変わったフレームはなかった。ただ近年は視界を少しでも遮らないようにとフレームが細い物を選んできたし時には縁なし眼鏡も使ってみたこともあるが、せいぜいその程度が冒険の限界だった。

しかし寝るとき以外は外さないような眼鏡はいわばウェアラブルデバイスであり…近年眼鏡のことを「アイウェア」と呼ぶそうだが、よき命名だと思う。
ということでいま少し自分の意志・主張・好みを入れ込むというか、気概みたいなものを象徴するアイテムであるべきだと考えていた。だから今年9月に眼鏡を新調した際にははじめてこれまでは選ばなかったフレームを選んだ…。

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※2022年9月に作った眼鏡


ともあれ、XITに限らず変わっているものだとしても本当に気にいった物を日常愛用することは生活のモチベーションを上げるだけでなく己のカンフル剤にもなるような気がするし新しいアプローチの原動力にもなるような気がするのだ。
今回手に入れた製品は "XIT C006 133" という型番ですでに2022年度をもって廃盤が決した製品だという。このいわゆる○□のフレームにしても新旧合わせると別途C006 134という型番もありカラーリングや材質も違いがあってそれぞれ数種類あるようだ。

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※眼鏡のカラーリングに合わせてApple Watchも同色で飾って見た


そんな中で選んだ "XIT C006 133" はフロントのリムは一見鼈甲を思わせるブラウン色でブリッジと両テンプルはブルー、そして先セルがリムと同じくブラウン色というカラーリングだ。
ブラウンは一見伝統的なイメージを醸し出すが○と□のリムは既成の価値観と美意識を打ち壊すインパクトがあるし、ブリッジやテンプルのブルーは対照的にポップな雰囲気を醸し出す。
こう書くとアンバランスのように聞こえるかも知れないがそれが1個のメガネフレームとしてバランス良く構成され、見た目だけでなく実際に身に着けてみても軽くて具合がよろしい。

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※まだダミーレンズなので反射しているが、20g強と非常に軽量でフィット感もよい


そう…今回この製品は取り寄せ品だったが STRUT/ストラットというショップに注文した。結果思っていたより早く1ヶ月弱で到着したがレンズを入れなければならず、実用は新年に持ち越すことになった。

ということで念願の○□眼鏡は手に入ったが、他人の目はともかく自身違和感なく愛用できるかどうかが問われるのでありましたとさ…(笑)。



Keenstone ミルク泡立て器レポート

日々コーヒーを楽しむのが日課の一つとなっている。ためにデロンギ製の全自動エスプレッソマシンの電源はほぼ入りっぱなしだ。ただしこの全自動エスプレッソマシンは大変美味いエスプレッソを煎れてくれるが、ミルクフォームを作る機能は半自動ともいうべきものなので例えばカプチーノをと思ってもいつもいつも思い通りなミルクフォームが作れるとは限らない。無論それはマシンのせいではなく利用者である私の未熟さによるものだが…。

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※愛用のデロンギ全自動エスプレッソマシン


というわけでこの度電動「ミルク泡立て器」を買ってみた。まあ、半自動でも上手にミルクフォームができるよう練習すればよいとは理屈で思うが、これまでのところその時間が惜しいほど上手く行かない(笑)。

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※Keenstone ミルク泡立て器


しかしこのKeenstone「ミルク泡立て器」は電動なのでボトルに一定量の牛乳(成分無調整・脂肪分3.5%以上がお勧め)を入れスイッチを押すだけで、カプチーノはもとよりマッキアートやアイスコーヒーに適したミルクフォームを作ってくれるという…。

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※Keenstone ミルク泡立て器の本体


結論から申し上げる事になるが、このKeenstone「ミルク泡立て器」は二分ほどで最高のカプチーノ用ミルクフォームを作ってくれる。それも60~65℃と適温のフォームを…。
そうそう、電源ボタンは一つしか無いが、このボタンを1回押すとマッキアート、2回でカプチーノ、3回でホットミルク、そして4回でアイスコーヒーに最適な常温のフォームを作ってくれるわけだ。

牛乳を入れる際には内側にある115ml 線を越えないようにしないとミルクフォームが溢れるので注意を要する。ということはフォームを加えるコーヒーカップのサイズ・容量にもよるものの一度に作れるのは3杯ほどのフォームである。
ということでこのKeenstone「ミルク泡立て器」、実際に十何回使ってみたがムラもなくいつも最高のミルクフォームを作ってくれるのでお勧めである。

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※いつも間違いの無い最高のミルクフォームを期待できる


エスプレッソマシンで珈琲を抽出していると同時にこのミルク泡立て器をタイミング良く動かせば温かくて細かなミルクフォームで包まれた最高に美味しいカプチーノが出来上がる。
そしてこれは好みだが、カカオパウダーをほんの少しフォームの中央に振りかければお店と遜色の無い一杯が堪能できるわけだ。

さて最後にひとつ問題というわけでも無いが、後始末をしなければならない点を記しておかないと不公平になろう。
無論牛乳を入れて熱した本体のボトルはもとより本体底に装着するミキサーも取り外し、透明の蓋とともに綺麗に洗う必要がある。それは当然ではあるが、本体は防水仕様ではないため、ボトルの底や本体横の電源ボタン部に水などが入り込まないよう最新の注意をしなければならない。これが案外面倒といえば面倒である。

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※ボトル本体の底には取り外し可能なミキサーが付いている。また掃除の際にはこのミキサーを取り外してよく洗う必要があるが、防水ではないので電源ベースと本体の電源ボタン部には水を入れてはいけない

附属品にはクリーニングブラシも用意されているが、せっかくの良い品を乱暴…不用意な洗浄で壊しては元も子もないので十分な注意・配慮が必要だ。
ということで、本製品は価格も高いものではないし、コーヒーを愛飲される方なら揃えておくと宜しいと思う。それに、先般発表されたAppleの新製品群の価格を見た後では…とても安価に思える(笑)。

■Keenstone ミルク泡立て器(Amazon広告)




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プロフィール

mactechlab

Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員