2020年度、MacTechnology Lab.的ベスト10プロダクト紹介

今年もあと僅かとなり我が家の玄関にもささやかな正月飾りを飾る時節となった。今年はCOVID-19(新型コロナウイルス)で混乱が続いた一年といってよいが、これはそうそう終息してくれそうもないのでお互い細心の注意をしつつ健康で年末年始を過ごしたいものだ。


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というわけで今年もMacテクノロジー研究所的ベスプロダクトを選別してみたのでお届けしたい。無論これは実際に私が手にした限られた製品に限ることはご承知おきいただきたい。
また近年気力の問題なのか、何でもかんでもブログに記事を投稿するのが億劫になってきたこともあり、記事にしていないアイテムも目立つことはご容赦願いたい。

① 3Dプリンター JT-28-018 2020(JT-28-004-III)

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今年も3Dプリンターがベスト1になった。新たに新バージョンを購入したわけだが、個人的にこれで6台目である。安定性および積層の綺麗さが向上しているしプリント時の音は冷却ファンの音しか聞こえないというほど本体の動作音が静かなのも得がたいものだ。
私にとってこの3Dプリンターは創造性を刺激する大切な道具となっている。
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② Apple Watch 5 (GPSモデル) とマイヤーレモンレザーループ

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これまでシリーズ2モデルを使ってきたがさすがにバッテリーがへたったので買い換えた次第。シリーズ6の発表を待てずに10月に購入した。本来なら当該ブログに製品レポートを書くべきだが、情報としては目新しいものではないし私も以前よりパワーが落ちて何でもかんでも記事に…という意欲がなくなった。したがって記事としてはご紹介していないものの、日々私の左手首で役目を果たしてくれる大切なアイテムなので2位とした。また別途購入したマイヤーレモンレザーループベルトは地味な製品だが、これまで数種手にしてきたベルトの中で装着感と使い心地がピカイチの製品だった。

③ PITATT 3Dマスク


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※3Dプリンターで出力したマスクと別途調達したマスクフィルター

もしかしたら、このアイテムは1位になるべき?と思うほど個人的に今年は重要なアイテムとなった。とはいえご承知の方も多いと思うがこのアイテムはイジュ(Chinatsu Iju)さんと​​つかさ(Tsukasa Hattori)さんのお二人が設計しモデリングした3Dマスクでデーターを無料公開してくださったものだ。
インナーとアウターの2つのパーツでフィルターを挟み込む構造で簡単にインナーを取り外しフィルターを交換できる優れた工夫とデザインが気に入った。
勿論これは今年の春先、COVID-19(新型コロナウイルス)の蔓延により​マスクが不足し思うように入手ができなかった時期に発表されたアイテムだが私の手元には幸い3Dプリンターがあったため、自分用はもとより身近の方々や友人にもお配りした。
フィルターは本来専用のマスクフィルターがお勧めではあるがマスク同様入手が困難な時期にはキッチンペーパーなどでも代用できる点も嬉しかった。
マスクが平常通り供給されるようになった現在も個人的にはこのPITATT 3Dマスクを毎日愛用している。
マスクの効用に関しては専門家と称する人たちやWHOらが当初その効果について懐疑的だったこともあり、現在も不要説を唱えている人もいる。
しかし、今年10月に東京大学医科学研究所が初めて実際のウイルスを使った実験でマウスの効果について確認したところ、まずは吸い込む側にだけマスクを着けた場合、吸い込んだウイルスの量は布マスクでは17%減り、一般的なサージカルマスクでは47%減ったという結果が出た。
また飛まつを出す側にだけマスクを着けた場合は、向かいのマネキンが吸い込んだウイルスの量は布マスクとサージカルマスクのいずれでも70%以上減っていたという。無論この実験でもマスクはウイルスの吸い込みを完全に防ぐことはできないことも明らかにしたが、過信は禁物にしてもウイルスに対してマウスは相応の効果がでるということが認められた。
「うつされないために」はもとより「うつさないために」も特にパブリックな場所ではマスクをきちんと着用しようではないか。

④ Canon PowerShot SX70 HS

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同型デジタルカメラCanon PowerShot SX50 HSからの買い換えである。本機の売りは月面のクレーターまで撮れる望遠鏡並みのズーム機能である。デジカメは数種持ってはいるものの、散歩時には欠かせない機種だし室内でのブツ撮りにも威力を発揮する。
何よりも使い勝手の良さもお気に入りだし当然とはいえSX50 HSからズーム倍率もより高くなったし解像度も高くなり新しい機能も搭載されている。

⑤ 4K 60FPS ウェアラブルビデオカメラ「Ordro EP7」

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SONY 13MP CMOSセンサーを搭載しており、高画質の4K画像をサポートし、最大60fpsのビデオ撮影に対応できるウェアラブルビデオカメラだ。なお重量は76gと軽量である。
このタイプのカメラ最大の利点は常に人の目と同じ視野で撮れるという点だ。己の顔のちょうど目横あたりにレンズが位置しているから、私が見ているシーンが撮れることになる。
また実用的なスペックとして二軸防振機能及びオートフォーカス機能を搭載しており、手振れの影響を防止でき、鮮明な画面をスムーズに撮ることができること。そしてIP65レベルの防水能力を持っており雨水とか埃を心配する必要がないし特別な保護カーバもいらないことも天気にかかわらず散歩に出なればならないユーザーとしては嬉しい。
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⑥ スライサーソフトウェア Simplify 3D

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申し上げるまでもなくスライサーとは3Dでモデリングしたデーターを3Dプリンターに渡すためデーター変換するためのソフトフトウェアである。同種のソフトウェアは無償のものもいくつかあるが、ラフトやサポートの構造などのコントロールひとつをとっても信頼して使える有料アプリケーションなのだ。

⑦ 高精度の文字起こし・同時通訳!ハイエンドAIボイスレコーダー Summit

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4基のマイク搭載で音声認識精度が極めて高いくテキスト化された内容をPC・スマホで編集可能な点に惹かれた。無論基本は翻訳機として活用できるが、26の翻訳エンジンと連携し104言語に対応した通訳機能で国際会議にも臨めるという!
また800万画素のカメラと4インチのタッチパネル搭載!そして画像翻訳もできるのでに、様々なシーンで活用したい。もし年の初めに入手していたら、順位は大きく上昇していたと思える。
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⑧ PolyBox

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FDM方式の3Dプリンターで使うフィラメントは湿気に弱く、その度合いが高くなると造型が失敗したりノズルが詰まったりと多々トラブルの原因となる。本製品は乾燥剤のスペースを持つ密閉型のフィラメントボックスとボックスに収納したまま供給できるフィラメントスプールの役割を持つ製品。1000gのフィラメントなら二つ収納できるので便利に活用している。
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⑨ GRAPHENE Heating Neck Protector

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安価な製品だが、これまた個人的には大変ありがたく健康に役立っているアイテムである。いわゆるネッククーラーが猛暑を少しでも楽にしてくれるアイテムに対しこのHeating Neck Protectorは真冬に重宝するUSB電源供給型のネックウォーマーなのだ。
温度はLEDの色で3段階に設定でき、赤が45℃、黄緑が40℃、そして青が38℃だという。そしてそもそもが高強度のTPUに包まれた発熱膜を直に首筋に巻くのでとても温かいし何よりも軽く大変薄型だし肌触りも良く装着してもマフラーや一般的なネックフォーマーと違い煩わしさがない。
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⑩ 紫外線消毒器 UVクリーンシステム KD-01

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これまで3Dマスクなどの消毒殺菌のためにと小型の紫外線消毒器を使ってきた。それはそれで有意義だったが消毒殺菌したいアイテムは3Dマスクだけではない。私は決して…というのも可笑しいが潔癖症ではないが、新型ウィルスの問題だけでなく消毒したい物は多々ある。
ガジェットから古書にいたる様々なもの…といってもサイズ的に限界はあるが庫内寸法は高さ16cm×幅32cm×奥行20cmなのでかなり汎用性が高い。紫外線による消毒はなによりも非破壊というか物品を傷つけずに完全に近い消毒殺菌ができるのが魅力なのだ。
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■番外特別賞

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今年も様々なガジェットからソフトウェア、あるいは書籍などを手に入れたが、これまで存在すら知らなかったものの、ひょんなことから知り夢中になったコミックがあった。それが星野之宣著「宗像教授伝奇考」および「宗像教授異考録」である。
子供の頃には一時期漫画家になりたいと思い、桑田次郎の真似事をしていた時期があり、それが高じて漫画家新人コンテストに作品応募したこともあったくらいだった。無論入選することはなかったが、確かその年の女性漫画のコンテストで優勝したのが里中満智子だった。
したがって漫画の面白さは十分に理解していたはずだが、成人になってからは興味が別のところへと行ったためかほとんど漫画を意識したり目にする事が無くなった。したがっていまどのような漫画家が活躍していて、どんな作品が支持されているか等々には正直興味も湧かないでいたのだが、「宗像教授伝奇考」と「宗像教授異考録」は私にとってどこか別格の存在となった。
もともと神話や古代の歴史といったものに興味があったのでドンピシャにハマってしまった(笑)。

詳しいストーリーやらには触れないが「宗像教授伝奇考」および「宗像教授異考録」は少しでも日本や世界の古代史に関心があると興味は増すに違いない。主人公の宗像教授は東亜文化大学に勤務する民俗学教授であり、専門は「鉄」だ。そして古事記やギリシャ神話あるいは縄文文化といった時代にまつわる学説や神話をもとに独自の解釈で歴史の謎を追うというのが縦糸で、女性史研究家の忌部神奈との因縁が横糸となって様々な事件に巻き込まれる。
無論本作品の考証はフィクションであるが、虚々実々のあれこれが混ざり合いリアリティ豊かな作品に仕上がっている。なお「宗像教授異考録」の第14巻と最終刊(第15巻)では大英博物館を舞台に大活躍するが、それが縁でイギリスから客員教授として招かれ、迷った末に飛行機に乗り込む…というシーンで本作は終わる。
忌部神奈とは登場したときから腐れ縁と称して旅を一緒にすることが多いが、どちらかといえば敵対する者として描かれていたが物語が進行するに従い、どこか心を寄せ合う姿も描かれるようになる。

さて、「宗像教授異考録」の最終刊(第15巻)の最終コマで気になった点をご紹介してこの稿を終えようと思う。いくつか本件に関して情報を探してみたがそうした見解が見つからなかったので記しておきたい。
それはその最後のシーンに宗像教授がイギリスに向かう機内に座っている姿が描かれているが数席後ろにスカーフを被りサングラスをした若い女性が描かれている。私には髪型などから考えてもそれは宗像を密かに追って同乗した忌部神奈ではないかと思っているのだが。
ともあれ、今年は新型インフルエンザの蔓延で大変な1年になってしまったが、どうか皆様にとって来年はより良き年になりますように…。






ハンドヘルドパーティクルカウンターHT9600によるマスクフィルター透過性能の測定

どうにも困った性格で、思い立ったら突きつめてみなければ気が済まない…。とはいっても無論できることとできないことがあるわけだが、未知のことに手足を突っ込む好奇心の強さは若い時と少しも変わっていない(笑)。今般大気質モニター「HT-9600」を手にしたのもそうした一環である。

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※ハンドヘルドパーティクルカウンターHT9600。上はサイズ比較のためにマウスを置いた


■概論
屋内にしろ屋外にせよ大気環境の良し悪しは健康に直結するわけだから、いま自分が多くの時間を過ごしている場所の環境がどのようなものであるかを知るのも決して無駄ではないだろう。しかし今般私がハンドヘルドパーティクルカウンター「HT-9600」を入手したのはそうした目的ではない。
目的は市販の不織布マスクは勿論のこと、3Dマスクに使うマスクフィルター類がそれなりの効果があるものなのかを検証したいということに尽きる…。

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※今回フィルター透過性能測定に使ったアイテム。左から不織布マスク、三層マスクフィルター、ティッシュペーパー、二層マスクフィルター、エアコンフィルターそしてキッチンペーパー


ところで4月14日のYahooニュースに寄れば「静岡県内で84店舗を展開する杏林堂薬局(浜松市中区)は13日までに、3Dプリンターを使ったマスク製作を始めた。洗って再利用できるマスクとして従業員が使用する。従業員に配布していた使い捨ての紙マスクを一般販売に回し、新型コロナウイルス感染症の影響で品不足が続く店舗での供給量を増やす。」とのこと。

要は「3Dプリンターでプラスチック製の型を作って布で覆い、耳用のゴムひもを付ける。」とあるが、一番の問題はこうして着用する3Dマスクが本当の意味で普及している不織布マスクと同等の性能があるかどうかではないか。無論3Dマスク自体は単なる樹脂製で呼吸穴が空いているだけだからウイルスはもとより花粉もダストの予防もできない。
3Dマスクがマスクとして効果を生むのはそこに着ける何らかのフィルターと口元への密着度の問題だといえる。ひとつでも店頭販売数を増やしたいとする企業の意志は立派だが、従業員の健康も守らなければならない。薬局だから何らかの効果の検証をしているのだろうが、闇雲に3Dマスクだから良しとするのは危ない…。
くどいようだが、肝心なのはフィルターなのだから。

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※筆者が3Dプリンターでプリントした3Dマスク(PITATT公開データによる


しかし、別に研究者でもなく、専門家でもない者がフィルターの検証に手を出したところで信憑性の高い意味のある正確なデータは取れないとは思うが、それでもこうした情報は極端に少ないばかりか、情報が交錯して素人には何が本当なのかということすらぼやけているのが現実だ。

それなら自分でできる範囲のことでも良いから実験し、納得してみようということがそもそもの発端であった。
ただし、大気というか空気中のパーティクル(粒子)を測るのは目視というわけにはいかず(笑)それなりの計測機器を必要とするが、研究者らが使うであろう専門の計測機器など素人が手を出せるものではなく、手に入れたところで使いこなせるはずもない。
しかしどのような製品においてもある種、コンシューマー向けというべき比較的安価な製品もあるはずだと色々と調べた結果、精度は落ちるだろうが操作が簡単そうな製品があったのでダメ元で手に入れた次第。

とはいえはじめに私のスタンスをお話ししておきたい。そもそもマスクって必要なのか…という話もあるではないか。しかしこれまたよく言われているように、新型コロナウイルス「COVID-19」はまず飛沫感染で移るといわれているが、飛沫そのものはマスクでブロックできるとしてもそれに含まれているウイルス自体は容易にマスクの繊維を通り抜けてしまうほど極小なので、受け身としての感染防止にはならないと言われている。
確かに医療関係者が使う医療用マスク(N95)はすごく息苦しいそうだが、これでさえ100%完全にウイルスから守れる保証はないという…。

ちなみに粒子のサイズを確認すると飛沫が3.0〜5.0μm/PM2.5が2.5μm以下/細菌が1.0μmそしてインフルエンザウイルスが0.1μmだという。なおμmは0.001 ミリメートルだ。
したがって理屈は市販のマスクなどでは花粉やPM2.5は防げてもインフルエンザウイルスは易々と通ってしまうことになる。

こうしたことからマスクは不要という話も出てくる。ただし今回の「COVID-19」に関してマスクは予防というよりすでに保菌者かも知れない自分の飛沫をまき散らさない為という大切な目的もある。
また感染はウイルスに触れた手指で口や鼻などに触れることからも起こるという。したがってマスクをしていればその間、口や鼻に触れないわけで、これまた消極的な話しだが、感染防止に役立つとも言える。
さらにそのマスクだが、装着の仕方が悪ければ意味が無く、隙間から空気の出入りが起こるから装着の方法も正しく顔に密着するようにしなければならない。

ということで、今回の主旨はマスクがコロナウイルス感染防止にどれほど役立つか…どうしたら効果的な使い方が出来るか…といったお話しではない。
例えマスクはウイルスを通してしまう不完全なアイテムだとしても肝心なのはマスクやマスクフィルターが飛沫飛散を防ぐ効果があるのかないのかにかかってくる。
また市販のマスクにしてもマスク不足の影響もあってどこで作られたのかも分からない正体不明のマスクを使わざるを得ない場合も出てくる。そうした場合、果たしてマスクとしての効果を期待できるのかどうかも我々には分からない。マスクの恰好をしてれば信用するしかないのである…。

またマスク不足の折、ありがたいことに3Dプリンターで作ることが可能な3Dマスク(マスクカバー)データが公開されているが、それを使うにしても重要なのはそこに使用するフィルターだ。
手軽なのはティッシュで代用可能という話しもあるし、キッチンペーパーも使えるという情報もある。そして私も試しているが高性能のエアコンフィルターを代用するというアイデアも捨てがたいが、それもこれも肝心なのはどれほどの効果が期待できるのかを我々は知らずに使っているのが問題ではないか。

しかし大げさで無くことは命に関わることだが、こうした情報は極めて少ない。であれば精度は期待できないが効果の傾向程度は知ることが出来るだろうと今般エアアナライザー「HT-9600」を手に入れて計測を始めたのが今回のレポートである。
そのスペックは0.3μm/2.5μm/10μmの粒子サイズを計測できるとされるが、機器の精度は±20%程度の誤差があることはともかく、テスト環境のいい加減さ、計測方法のアバウトさなどからどれほど機器の能力を活かした計測ができたかは心許ない。
とはいえくどいようだがフィルターとして計測してみたアイテムの効果の傾向はわかるのではないかと自負しているのだが…。

■計測の実
エアアナライザー「HT-9600」の計測は簡単だ。本体の電源を入れ、濃度単位を "Piece/L" にし「RUN」のボタンを押すだけだ。なお "Piece/L" とは計測時間中に計測されたパーティクルカウント数を換算し、カウント結果を1リットルあたりの個数に換算するものだ。
計測に必要な時間は50秒で、時間が経つと0.3μm/2.5μm/10μmの各パーティクル数を2.8インチのカラー液晶画面に表示してくれる。
なおバッテリーは同梱のMicro USBケーブルで内蔵バッテリーを充電して使う。

さて、まずは私が日々座している部屋の机上にエアアナライザー「HT-9600」を置く。その際に本体は背面に排気スリットがあるので塞がないように注意をする。そして本体上部のサンプリング空気入口部位を計測したいフィルターで覆って…ということになる。前記したように「RUN」を実行するとポンピングタイプすなわち吸引のサンプリングが始まる…。

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※サンプリング空気入口を目的のフィルターで塞いで計測する


勿論フィルターとして扱うアイテムは未使用のものだ。
まあまあ覆い方も輪ゴムで止める程度なので結果も知れたものだが、興味津々ではある。

まずはエアアナライザー「HT-9600」で当該場所の環境をフィルター無しで計測してみた。その結果だが…

            0.3μm     2.5μm   10μm 

室内 フィルター無装備  233000     410     5

という結果が出た。なお数値は三度計測した平均値である。この値はまずまずクリーンだというぎりぎりの範囲内に入っているが、計測したのが早朝でもあり、就寝時には室内の換気をしていなかったための値と考えられる。
ちなみに3時間後に同じ場所で計測してみると0.3μmは106000、2.5μmは150、10μmが1に下がっていた。

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※計測結果はこんな感じで表示される。ただし記事中と表示の値は関係ありません


次に市販のマスクをはじめ、3Dマスクのフィルターとなり得るのではないかと思われるアイテムをエアアナライザー「HT-9600」のサンプリング空気入口部位になるべく一重に巻き計測してみたのが以下の結果である。無論エアアナライザー「HT-9600」の置き場所は同じ場所だ。

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※各アイテムの透過性能結果


■結果の評価について
効果は数値をご覧いただければ説明の必要もないかも知れないが、フィルター無しの計測値よりパーティクル数が少ないほどフィルターとしての効果が優秀だということになる。しかし意外と言っては叱られようが市販の不織布マスクの優秀さには驚いた。
これは「立体型不織布マスク BFE PFE VFE 花粉99%カット」を謳ういわゆるメーカー品だが0.3μmの粒子もほぼ防御できている。

また買い置きしたマスクフィルターのうち、三層構造でPM2.5をブロックすると謳っている製品もかなり優秀なことが判明した。
対して期待した市販のティッシュペーパー(二つ折り)は少々期待外れだったが、飛沫が3.0〜5.0μmのサイズなら少なくとも飛沫は防げる理屈であり、頼り切るのはまずいがフィルターとしてはまずまずか…。で、試しに4重にしてみると0.3μmが9424、2.5μmが30、そして10μmが0という結果にはなったものの、これではマスクフィルターとしては呼吸が苦しくなるので実用的ではなくなる。

そしてこれまた期待していたエアコンフィルターはどういうわけかキッチンペーパーに負けている(笑)。この結果を見る限り、3Dマスクのフィルターとして適切なものは良質のマスクフィルターかキッチンペーパーということになる。勿論キッチンペーパーやティッシュもメーカーや製品によって製造過程や原材料も違うかも知れないことは留意しなければならないが…。

ということでメーカーの肩を持つわけではないが、きちんとしたメーカーの不織布マスクは相応の効果があることがわかった。まあ今回の結果が文字通りフィルターとしての性能としてそのまま評価できるかについては心許ないものの、こうした結果を踏まえ、呼吸が楽で効果があるものを探すことにしたい。ひとつ心残りは布マスクが手元にないので計測できなかったことだ。手に入ったらまた再度確認してみたい。




緊急提言〜3Dマスク用高性能マスクフィルターの作り方

コロナウィルスが猛威を振るっていますが、マスク不足も深刻です。そこで先般株式会社イグアスという企業が3Dプリンターで自作可能な3Dマスク(正確にはマスクカバー)の.stl データを公開してくれましたので私も早速プリントして使い始めています。これなら消毒も洗浄も簡単で文字通り繰り返して使うことが出来ます。


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※3Dマスク装着例


ただし3Dマスク使用で重要なのは内側に装着するフィルター類です。これがあやふやでは何にもなりません。しかしマスク同様最近では専用のマスクフィルターなる製品類も入手し難くなりました。
そこで現段階で比較的手頃なのがティッシュとエアコンフィルターによる自作マスクフィルター作成です。

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※実際に我が家のエアコンに使っていた残り物


もともとティッシュは軍用品として開発されたもので、脱脂綿の代わりやガスマスクのフィルターとして使われていたと言いますからもともとの性能もまずまず。しかしそれだけではやはり心許ないのでエアコンフィルターを一枚、ティッシュ一枚(2枚組)を二つに折った中に入れるだけという手軽さでなかなかのものが出来上がります。

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※ティッシュ一枚を二つ折りし、その間に適当なサイズに切ったエアコンフィルターを挟むだけ


エアコンフィルターも製品により性能がまちまちでしょうが、私の手元にあった(まさしくエアコンに使った残りです)製品は「0.1μmより大きな微粒子をキャッチ&ホールド」が謳い文句の高性能製品です。
ちなみに粒子のサイズを確認すると飛沫が3.0〜5.0μm/PM2.5が2.5μm以下/細菌が1.0μmそしてインフルエンザウイルスが0.1μmだといいます。
※日本衛生材料工業連合会/全国マスク工業会「不織布マスクの性能と使用時の注意」による※
  
したがって私の手元にある残り物は立派に市販の不織布マスクと同等、それ以上の性能を期待できるというわけです。
その残り物の製品ですが、3Mの製品で幅が38cm・長さ270cmのロール状になっていますが、いまでは様々な製品が出ているようです。価格は高性能なものほど安くはないもののマスクフィルターとして使う場合は10cm×7cmほどに切って使いますから一枚当たりはとても安価です。
今後、この種の製品も入手がし難くなるような予感がしますが、3Dマスクを使う者にとっては重要な選択肢であると思えます。

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※エアコンフィルター入りのティッシュを折って3Dマスク内側に装着例


さて実際にティッシュ一枚を半分に折り、その内側に10cm×7cmほどに切ったエアコンフィルター一枚を挟み込んで3Dマスクにテープなどで仮止めして使ってみましたが、息苦しいこともなく快適でした。
布マスクはWHOも効果を疑問視しし、勧めないと明言しているとか…。ここは3Dマスクと自作フィルターでマスク不足を多少なりとも解消し自衛したいものです。



Macintosh生誕36周年記念〜Macintoshとは?

1月24日はMacintoshの誕生日。1984年1月24日にスティーブ・ジョブズにより発表された。ということでMac128Kに関係する過去記事の中から10撰をご紹介したい。まずは最初の記事にあるプロモーションビデオの動画二編をご覧になることをお勧めしたい(英語)。今となっては初めてご覧になる方も多いと思う…。パート2ではスティーブ・ジョブズも登場する。


こうして複数の資料を比べてみると当時AppleがMacintoshの販促活動に対してどのような戦略・姿勢で取り組んでいたのかという片鱗を俯瞰できて興味深い...。

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1983年 Apple Macintoshプロモーションビデオの再考


Macintosh 128KとPlusにおけるケース内部のサイン事情


Mac 128KとMac Plus 外観の違いについて


Macintoshの歴代コントロールパネル考


Macintosh 128K マニュアルの秘密!?


MACWORLD誌 1984年創刊号はビッグバン!?


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Macintosh 128Kのモデムポートアイコンに秘められた秘密?


MacintoshとLisaのFont 秘話


Apple、"取っ手" の物語







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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中。ゆうMUG会員