現代ギター社って知ってますか?

台風23号が近づく20日、東京豊島区千早にある「現代ギター社」編集部に打ち合わせのためにお伺いした。同社はコンサートプロモーションや楽譜・書籍の企画出版など幅広い活動を行っているが、ギターの専門誌「現代ギター」はMacintoshによるDTPで刊行されている。


(株)現代ギター社ならびに「現代ギター誌」はクラシックギターの世界では知らない人はいない有名な存在である。設立は1967年2月とのことだが、私は「現代ギター誌」創刊時からの読者でもあり、若かりし頃には同社の求人広告に魅力を感じて書類の提出間際まで本気になったことがある…(^_^)。

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※ギター専門誌「現代ギター」2004年10月号の表紙


また2001年の夏に音楽評論家の濱田滋郎氏の対談相手としてご指名をいただき、誌面に載せていただいたことは大変嬉しい思い出となった。特に濱田滋郎先生がお書きになるレコード/CDのライナーノートや評論の論調が好きだったし、例えば「フラメンコの歴史」(晶文社刊)や「ターレガの生涯」(E.プジョール著/濱田滋郎訳)などの書籍をそれこそ食い入るように読んだ一人として憧れの方であったから尚更嬉しかったのである。

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※記念として濱田先生とツーショットをお願いした写真(2001年7月)。嬉しさが私の表情に溢れている(笑)。ちなみに濱田先生は日本フラメンコ協会の会長でもある


ところでこの現代ギター社は私のようにギター好きにはまさしく「猫にマタタビ」といった感もある会社なのだ(笑)。
それは入り口のドアがギターの形にガラスが入っているという外観ではない(笑)。

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※現代ギター社ビルの入り口ドア。ドアはギターの形にくり抜かれてガラスがはめられている(^_^)


まずは同社ビルの上階にはギターがもっとも美しく鳴るように設計された100名収容のギター専用ホールがあり、各種のコンサートが行われていることだ。さらにビル3階には「GGショップ」と名付けられた現代ギター社直販の専門ショップがある。ここにはギターそのものは勿論だが、CD・楽譜・弦・アクセサリーなど一般の楽器店とは比べものにならない豊富な品揃えが一望できる。なにしろギターに関する楽譜とCDの在庫は国内随一でその通販サービスも嬉しい。
基本的に定休日はなく毎週月曜日から土曜日は12時から20時まで、日曜と祝日は10時から18時までオープンしているので近くまでこれられた際には是非お勧めのスポットである。

ちなみに編集部を見回すとあちこちにMacintoshが目立つ。それは当然で、現代ギター誌はMacintoshのDTPによる出版なのである。

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※編集部の片隅を撮影許可をいただいて撮ったけど、Macintoshが写っていない(笑)


Macintoshの…それもDTPによる出版というとアップルのサイトで紹介される企業やパソコン雑誌などに常連として登場する企業が思い浮かぶと思う。しかしこの現代ギター社のように、そうした方面では目立たないものの早くから着実にノウハウを蓄積して本職のビジネスにMacintoshを活かしている企業があることをあらためて認識した次第である。
えっ? なぜお前が現代ギター社の編集部に行ったのかって…?
私にも企業秘密があるから言えません(笑)。

■株式会社現代ギター
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mactechlab

Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員