渋谷のシンボル「忠犬ハチ公」の気になること
渋谷駅のハチ公口を行き来する日々が多くなった。特別ハチ公像に思いを寄せる理由はないが根が犬猫好きなので前を通るたびに何故か気になる。そしてどうでもよいネタだが…「ハチ公」の「公」は犬の名ではない(笑)。
というわけで(何が?笑)正月に数人が集まった折りにハチ公の話をしたところ、若い一人が犬の名そのものが「ハチコウ」だと思っていることに気がついた(笑)。細かなことにうるさいオヤジとしては「公」は名ではなく接尾語だと説明したのだが…。
ところでこの忠犬ハチ公の物語を知らない方は少ないと思う。とはいえもともと戦中に恩とか忠義といった教育目的に利用された話である部分も多く、その点は正直鼻につくがそれはハチ公の知ったことではない。
※渋谷駅名所のひとつハチ公像
忠犬ハチ公は牡の秋田犬で大正12年生まれだという。東京帝国大学農学部教授・上野英三郎博の愛犬となり可愛がられて「ハチ」と名付けられた。したがって犬の名としては「ハチ」なのである。
だからもし「ポチ」なら「忠犬ポチ公」だし、「シロ」なら「忠犬シロ公」だったかも知れないのだ(語呂が悪いけど...笑)。
それにしても「公」という言葉は不思議な文字だと思う。信長公…といったように身分の高い人の名の下につけて尊敬を表すかと思えば落語ではないが「熊公」といった使い方や「えて公」「ハチ公」といったように親しみを含めたとしてもいささか軽んじた呼び名として使われるからだ。
庶民にはもともと縁のない「公」を身分の高い人たちを揶揄する気持ちもあって飼い犬の名に付けたりしたところから始まったのかも知れない。
ここであらためてハチ公物語は記さないが、そういえば渋谷駅にあるハチ公像の左耳が折れている理由をご存じだろうか。
※ハチ公像の左耳が折れているのは偶然ではないらしい
実はハチは人間に対しては勿論、他の犬などに対しても牙をむいたりほえたりしない優しい犬だったということだが他の犬に咬みつかれたことがあり、それ以降左耳が垂れてしまったということらしい。
このハチは現在青山墓地の上野博士とともに眠っているが現在でも上野の科学博物館に行けば剥製になっている姿を見ることができる。
歳を取ると小動物や道ばたの花にも愛しさを感じるものだが、銅像のハチ公が気になるとは私もヤキが回ってきたのかも知れない(笑)。
というわけで(何が?笑)正月に数人が集まった折りにハチ公の話をしたところ、若い一人が犬の名そのものが「ハチコウ」だと思っていることに気がついた(笑)。細かなことにうるさいオヤジとしては「公」は名ではなく接尾語だと説明したのだが…。
ところでこの忠犬ハチ公の物語を知らない方は少ないと思う。とはいえもともと戦中に恩とか忠義といった教育目的に利用された話である部分も多く、その点は正直鼻につくがそれはハチ公の知ったことではない。
※渋谷駅名所のひとつハチ公像
忠犬ハチ公は牡の秋田犬で大正12年生まれだという。東京帝国大学農学部教授・上野英三郎博の愛犬となり可愛がられて「ハチ」と名付けられた。したがって犬の名としては「ハチ」なのである。
だからもし「ポチ」なら「忠犬ポチ公」だし、「シロ」なら「忠犬シロ公」だったかも知れないのだ(語呂が悪いけど...笑)。
それにしても「公」という言葉は不思議な文字だと思う。信長公…といったように身分の高い人の名の下につけて尊敬を表すかと思えば落語ではないが「熊公」といった使い方や「えて公」「ハチ公」といったように親しみを含めたとしてもいささか軽んじた呼び名として使われるからだ。
庶民にはもともと縁のない「公」を身分の高い人たちを揶揄する気持ちもあって飼い犬の名に付けたりしたところから始まったのかも知れない。
ここであらためてハチ公物語は記さないが、そういえば渋谷駅にあるハチ公像の左耳が折れている理由をご存じだろうか。
※ハチ公像の左耳が折れているのは偶然ではないらしい
実はハチは人間に対しては勿論、他の犬などに対しても牙をむいたりほえたりしない優しい犬だったということだが他の犬に咬みつかれたことがあり、それ以降左耳が垂れてしまったということらしい。
このハチは現在青山墓地の上野博士とともに眠っているが現在でも上野の科学博物館に行けば剥製になっている姿を見ることができる。
歳を取ると小動物や道ばたの花にも愛しさを感じるものだが、銅像のハチ公が気になるとは私もヤキが回ってきたのかも知れない(笑)。