今年の夏はポット型浄水器「クリンスイ」CP205 を活用!

長い間、本当に長い間使ってきたアルカリイオン水も生成できる浄水器がついに壊れた。そのうちまた同じように性能が良く安心して使える製品を買いたいと思うが、まとまった予算も必要だし、反面まったく同じものでは芸がないからとつなぎの意味も含めて2種類の浄水器を使ってみることにした。


日本は蛇口をひねれば安心して飲める水が出てくる世界でも数少ない国のひとつだという。長い間、空気と水はタダみたいな感覚で生きてきたが、いつのまにか飲み水はペットボトルで買うものだという人たちも多くなった。

私が浄水器を…それも本格的なものを使うようになったきっかけはやはり安全は勿論だが、美味しい水が飲みたいし、美味しい水でお茶や珈琲を淹れたいと思ったからだ。

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※三菱レイヨン、ポット型浄水器「クリンスイ」CP205パッケージ


愛犬との散歩中、喉が渇くと自動販売機でペットボトルの水を買って飲む。残りは愛犬にも飲ませる…。冷えているし実に美味しいと感じるが、一説によればペットボトルの水と水道水を比較すると決してペットボトルの方が安全だとはいえないらしい。
水道水にもミネラルウォーターにも安全基準があるが、ミネラルウォーターは食品と見なされることもあり水道水の安全基準よりはるかにゆるいのだという。

まあまあ、素人があれやこれやの情報を集めたからといって何が正しくて何が間違っているのかは正直分からない。また東日本大震災この方、どうにも専門家と称する人たちの話も鵜呑みにできない事を実感した…。
それはともかく水道水の利用を断つことができるわけもなく、私が浄水器を使ってきたのは安全うんぬんより美味い水かどうか…にあったといえる。

事実蛇口から出る水をそのまま口にして「美味しい」と感じることはほとんどない。塩素やカルキー臭があからさまにする水道水というのにも近年あまり巡り会ってはいないものの、建物の配水管・給水管の中を日々観察し掃除できるはずもなく蛇口に綿棒でも突っ込んでみれば分かるとおり水垢や錆びが目立つこともある…。

というわけで、今回初めて手に入れてみたのがポット型浄水器の「クリンスイ」CP205 という製品である。その名の通り、水道の蛇口に取り付けるものではなく容器上部に水道水を注ぐと専用の特殊フィルタで不純物などを濾過して安全でミネラルを失わない水に変えてくれるという代物だ。後はそのまま容器ごと冷蔵庫に入れて冷やせばこれからの季節の飲み物として最適だ。

「クリンスイ」CP205の利点はまず安価なことだ。そしてポット型なので扱いが容易…。ただ浄水された水は最大量1.3リットルでしかないのでこまめに浄水作業を継続しなければならない。

「クリンスイ」CP205の理屈はポットの内部が上と下に別れていてその中間に筒型の濾過カートリッジを装着する。そして上部リザーバーの水位線まで注いだ水道水はカートリッジを通り濾過されてポット下に溜まるという具合だ。

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※「クリンスイ」CP205はポット型なのでそのまま冷蔵庫へ収納可能


その浄水・濾過時間は「クリンスイ」CP205の場合でフィルタが新品なら約7分程度かかる。リザーバー一杯に水道水を入れることを考えると丁度2回で下部のポットが満杯になる。容量は繰り返すが最大1.3リットルだ…。

ちなみにスペックとしてはこの「クリンスイ」CP205の除去能力はなかなかに凄い。雑菌から赤さび、鉛、トリハロメタン、農薬、カビ臭などに至るまで、15種の物質を高度に除去できるという。

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※蓋はスライド式で外れにくいのがよい。またカートリッジ交換時期の目安となるカレンダーダイヤルが付属


実際に浄水して冷蔵庫で冷やした水を飲んだが、市販のペットボトルの水より美味しく感じる…。その水で淹れたエスプレッソ珈琲もマイルドに思えた。そして何よりも放射能といった特別な汚染を別にすれば水道水の安全性は確保できるわけでフィルターを約3ヶ月おきに交換するだけで日々安心して美味い水が飲めるのは嬉しい。

さて、良い事尽くめのようだがあえて粗を探すとすればいくつかある…。
まずは購入時、あるいはフィルター交換時にカートリッジを水洗いし使えるように準備するのに約40分程度かかること。2つ目は前記したようにリザーバー一杯に入れた水道水が完全に濾過されるのに7分ほどかかるわけだが、ポット一杯にするには2度同じ事をする必要がある。

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※使用準備の手順を踏む「クリンスイ」CP205


そのまま冷蔵庫の扉側に収納できるシンプルな形状とサイズは使いやすいが、1.3リットルの水は飲むにしろ料理に使うにしろすぐになくなる。したがって「クリンスイ」CP205を2個同時使用することを考えればともかく、浄水した美味い水を常に確保するにはこまめに対処する習慣をつけないと必要な時に水が足りない、冷えてない…という事になるし、結局埃を被ることになる。

なお今回手に入れた「クリンスイ」CP205よりサイズが大きく浄水容量も2.0 リットルのCP207もある。冷蔵庫が大きい場合はCP207の方が良いかも知れない。
ともあれ、今年の夏場の飲み水はこの「クリンスイ」CP205に任せてみようと考えている。





ビンテージ・カメラ、VOIGTLANDER Vag(ヴァグ) の撮影手順とは?

先般「ビンテージ・カメラ、VOIGTLANDER Vag(ヴァグ) 9 x 12 Folding Plate Camera雑感」として1925年製のオールドカメラをご紹介した。いわゆる乾板フォールディングカメラである。その後30代の知人から「そのカメラ…具体的に、どのようにして撮影するのか?」といった質問があったので今回はスペックではなく使い方を述べてみたい。ちなみに6月1日は「写真の日」なのだそうな...。


とはいっても私自身、こうした旧式のカメラに詳しい訳ではないので上辺をざっとなぞる程度となるがお付き合いいただければ幸い...。
このフォクトレンダー "Vag" も年代物とはいえカメラには違いないから、きちんとした写真撮影をするための基本条件は現在のカメラと大差はない。

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※VOIGTLANDER Vag (1925年製)の乾板フォールディングカメラ


手ブレをしないよう三脚に固定するなり適当な台にしっかりと置くこと。絞りとシャッタースピードを決め、ピンとを合わす...。手元のフォクトレンダー "Vag" を見ると距離設定は勿論レンズ下には絞りを決めるレバーがあるし、レンズ上にはダイアル式のシャッタースピード機能が備わっている。

さてそれでは撮影手順を簡単に記してみたい。
まずフォクトレンダー "Vag" フロントの蓋を90度開きロックがかかったことを確認する。続けてケース側に納まっているレンズ部位を手前に引き出し、開いた蓋裏にある距離計と連動している基部にはめ込む。

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※ フロントの蓋を開ける(上)。距離計は約1.2mから∞の範囲での設定が可能(下)


これで少々堅いものの、距離(単位はフィート)レバーを操作すると蛇腹の先端にあるレンズ部位が前後に連動する。また僅かではあるがレンズ部位は上下左右にも移動可能だ。ともあれ距離計はフィートによる表記だが約1.2mから∞の範囲での設定が可能だ。

続けてバック側の蓋を開ける。フードを開くと奥には磨りガラスのスクリーン(ピントグラス)がある。ただし折り畳み式のフードは開いたまま固定できないので使いづらい。

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※背面の蓋を開け(上)、フードを開く(下)。奥にはピントグラスがある


次にレンズ上にあるシャッタースピードダイアルを "T" にする。ちなみに "T" はタイムという機能でシャッターを押すと次に押すまで開放状態となる。したがってシャッターボタンを押している間シャッターが開けっ放しになる機能 “B(バルブ)” とは働きが違う…。

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※シャッタースピードダイアルを "T" にする


シャッターを押し開放状態にしたまま被写体との距離を合わせつつピントグラスに映る像を確認し、正確にピントを合わせる。こうした一連の工程はいかにも時代物のカメラだが、それがまた何とも言えない懐かしい感覚を呼び起こす...。

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※現代の液晶ディスプレイに慣れた目では大変暗い。またピントグラスには像が逆さまに映る


ピントが合ったらカメラ本体を動かさないよう注意をしつつ "T" を解除し、適切な露出とシャッタースピードを合わせる。

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※レンズ下にある露出設定


そのままバックのピントグラスユニットを上部に引き出して外し、乾板すなわちフィルムフォルダーを取り付けてフォルダーの遮光板を引き上げて外す。これで撮影準備ができたことになる。

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※バックのピントグラスユニットを上部に引き出して外し(上)、乾板(フィルムフォルダー)を装着する(下)


後はカメラ位置の微調整をしつつフレームを決める。すでにピントグラスは使えないからフレーミングは反射式のファインダーかワイヤーフレームファインダーを効果的に使う。そしてシャッターを切る...。

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※VOIGTLANDER Vagのワイヤーフレームファインダーを広げた例


シャッター後はフィルムフォルダーの遮光板を差し入れ、撮影した乾板が感光しないよう注意をしながら外す。無論その後は乾板あるいはフィルムを現像する必要があるのは申し上げるまでもない。

乾板による撮影は私などにはさすがに難しくすでに現実味はないが、120判のロールフィルムホルダを手に入れれば撮影の真似事はできる理屈なので機会があったら試して見たいと思っている。
それにしてもオートフォーカスで、かつ絞りとシャッタースピードも自動。シャッターを押せば高解像度の写真が撮れる時代にこのような代物はアナクロニズムの象徴と考える向きもあるかも知れない。しかし現在のテクノロジーもこうした時代をひとつひとつ経て到達した結果だということを忘れてはならない...。


Bフレッツが遅い!そこでギガマンション・スマートタイプにアップデート〜前編

これまでBフレッツのハイパーファミリータイプというサービスを使ってきたが、ここの所アクセススピードが激落ちしオンデマンドなどが正常に視聴できない時間帯が出てきた。そういえば最近…ネットのアクセススピードに無関心過ぎたので久しぶりに適用サービスを再検討することにした。


良し悪しはともかくインターネットというものに手染めるようになってからプロバイダはずっと "インターネットイニシアティブ" 通称 "IIJ4U" だし、接続会社はこれまた最初からNTT東日本である。これらはいまとなってはいくらでも選択肢があるし維持費のバラエティもいろいろだ。しかし黎明期に一番安全で確実なプロバイダと接続業者をと考えれば必然的にこうした選択となった...。その後も月額使用料が割安になるなど様々な売り込みもあったが、頑なに変えないで今日に至っている。

とはいえ、例えばNTTの接続サービスも最初はISDNから始まった。そしてADSLに替わり幾多のスピードアップサービスを経由してBフレッツと呼ばれる光接続になっていった。
結局一昨年に現住居に引越し、それまで使っていたBフレッツ ハイパーファミリータイプという接続サービスを継承して現在に至っている。

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※インターネット接続の最初期に使っていたISDNルーター


そのBフレッツ ハイパーファミリータイプ(VDSL)で使い始めた当初は特に問題も感じなかった。申し上げるまでもなくいまはネット接続は当たり前であり特別のことではなくなった。正に空気や水といったものと同じように普段はほとんど意識せずに使っている。
また通常メインマシンの iMacはもとよりだが、iPhoneやiPadも含めてすべてAirMac Extreme経由のWi-Fi、すなわち無線LANとして活用している。そしてアクセススピードも特に問題はなかった。さらに一時期ネットの接続が切れるといったトラブルに見回れたがルーターを新しいものに入れ替えることで快適に使えていた…。

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※5月の某日、これまで使ってきたBフレッツ ハイパーファミリータイプ(VDSL)をフレッツ光ネクスト ギガマンション・スマートタイプに変更する工事が始まったが...


しかしごく最近になって少し重いサイトにアクセスすると表示に時間がかかったり、写真の読み込みが遅かったり、NHKのオンデマンドなどでは動画再生がバッファリングを頻繁に繰り返して正常に視聴できないケースが出てきた。ということで普段ほとんどネットのスピードなど測ることはなかったが現状を知ろうと思い出した時に数回ダウンロードスピードを測ったみた。結果は結構悲惨なものだった(笑)。

現在のネット環境は理論値として最高100Mbpsのスペックを持っている。無論現実にはその半分程度出れば御の字だし、事実その程度であれば実用上支障はない。しかし午前中、それも早い時間帯では下りが 60.64Mbpsとか56.85Mbpsといったスピードが出ていたものの、いわゆるゴールデンタイムというのか夕刻から深夜にかけては光接続とは思えない…例えば 2.39Mbpsとか6.82Mbpsといったスピードしか出ていない瞬間があることが分かった。
これらの値がどれほど現実を示しているかはともかく、よい状態ではないことだけは確かだ…。

専用回線ではないしスピードにばらつきがあるのは致し方がないが、思っていた以上に酷いありさまだった。これでは動画サービスどころかブログの運営管理にも問題が出るはずだ。となればスピードアップの選択肢は限られているが、常道としては現在のBフレッツ ハイパーファミリータイプを上位サービスであるフレッツ光ネクスト ギガマンション・スマートタイプに契約変更することだ。

フレッツ光ネクスト ギガマンション・スマートタイプというサービスは上り下り共に最大1Gbpsのスピードが出るという。無論理論値だしベストエフォートで現実問題どれほどのスピードアップになるかはやってみないと分からないが…。
問題はマンションという集合住宅であり、建屋自体が最新の設備に対応しているかが心配だったが、NTTで調べて貰うと問題ないとのことなので即申込みをすることにした。後はプロバイダも変える必要もなく工事日を迎えるだけだ。ただし月額費用が500円ほど高くなること、そして工事費が15,000円ほどかかるというが、これは仕方がない。

ということで工事日を決めて当日を待ったが、残念ながら予約当日は想定外のトラブルに見舞われ後日別途工事予約を取る必要となってしまった。
現在のBフレッツはいわゆるVDSLタイプなのでマンションまでは光ケーブルが引かれているものの建物から個別の部屋までは電話線、すなわちメタルケーブルが引かれ、それをそのまま使っている。
工事担当者に聞くと、今回の工事のキモは室内まで光ケーブルを引くことだという。

ということで現在使っている回線場所(リビング)から光ケーブルを押し込み、マンション外壁の分配器まで押し出そうとしたが途中でひっかかり巧く行かない…。工事担当者曰く、「そちらの部屋(玄関側)に別途電話回線が引かれている場所がありませんか?」という。そこが中継となっているためにひっかかってストレートにケーブルが外に引き出せないらしい。

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※この部屋の電話回線内部で光ケーブルがひっかかり、外に出せなかった。工事当日はこのパネルが重量級家具で隠され工事が不能となった


確か…女房が占有している玄関側にある部屋の壁面にテレビアンテナ端子と共に “TEL” と書かれている端子があったようだが、当然のことながら使わないと判断し、すでにその壁面を隠す形で重量級の家具が配置済みであり、おいそれと移動させることは無理だった…。

結局その日、工事は中止し別途日をあらためることにする。それまでの間、別途電話回線が引かれている場所が家具の後ろに隠れているかの確認と問題なければ家具を移動し工事に差し支えがない程度のスペースを作らなければならない。
なかなか大変な事になったが、これが、嗚呼…ミステリーの始まりだった。後編を乞うご期待(笑)。


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Author:appletechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。
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