Appleは9月30日、世界で最も先進的なデスクトップオペレーティングシステムの最新のメジャーリリース、OS X El Capitan(オーエステン・エルキャピタン)が米国時間の9月30日(水)にMacユーザを対象に無料アップデートとして提供されることを発表。 El CapitanはOS X Yosemiteの画期的な機能と美しいデザインをベースに、ウインドウ管理、内蔵アプリケーション、Spotlight検索の刷新とパフォーマンスの向上により、Macエクスペリエンスを洗練させ、アプリケーションの起動や切り替え、PDFの閲覧やメールアクセスといった毎日の操作をより迅速に、さらに軽快にする。 OS X El CapitanではMac全体のシステムパフォーマンスが向上し、日常的な作業の多くを、これまでよりも迅速に、より軽快にこなせるようになる。Appleの画期的なグラフィックテクノロジーであるMetalによってCore AnimationとCore Graphicsが加速されることで、システムレベルの描画能力が最大50パーセント、効率性が最大40パーセント向上し、結果的に日常的に使うアプリケーションの描画がこれまでよりも速くなる。 MetalはまたCPUとGPUの能力をフルに引き出して、ドローコールのパフォーマンスを最大10倍も高速化することでスムーズな描画を実現し、ゲームやProアプリケーションにおいて、より豊かで、より流れるようなエクスペリエンスを提供。 ■Apple Press Info
ウベルト・パゾリーニ監督・脚本・制作による映画「おみおくりの作法」(原題:STILL LIFE)をDVDで観た。予告編や公式ウェブサイトなどで情報を得て文句なく観たいと思ったのでAmazonにDVDを予約しておいた...。ちなみに本作品はヴェネチア国際映画祭を始め、世界中の映画祭を席巻した作品となった。 大ヒットの映画だという。私は近年映画に疎くなっているので主役のジョン・メイを演じるエディ・マーサンという役者のこともまったく知らずにこの映画に臨んだ。 そもそもがストーリーからして地味な...大変地味な映画である。アクションがあるわけでも派手なカーチェイスもなければイケメンやとびっきりの美女が登場するわけでもない。※映画「おみおくりの作法」(原題:STILL LIFE) DVDパッケージ 主人公ジョン・メイはロンドンの南部、ケニントン地区の民生係を勤める公務員。ひとりきりで亡くなった人...すなわち孤独死した人を弔うのが彼の仕事であった。ただ、彼は事務的にことを始末するのではなく個人の生き様を調べて少しでも当人に相応しい弔いを行ってきた。 ジョンは亡くなった人の写真を見つけ出し、宗教や人生に合った弔辞やBGMを選び、故人と交友のあった人たちを探して葬儀への出席を促す。しかしほとんどの場合、ジョン1人しか列席者はいなかった...。 しかし時間と費用がかかるこの誠実な仕事に対してあらたに配属されてきた上司は理解を示さずジョン・メイに解雇を言い渡す...。 彼は最後の仕事として自身の向かいの家に住んでいたビリー・ストークという男が孤独死した葬儀を担当することになる。近所に住んでいながら言葉を交わしたこともないビリーの人生をひもとくために故人を知る人たちを訪ね歩きその人生を俯瞰し始める...。 役所、自宅、死体安置所、墓地といったシーンはもとよりだが、ジョンの視線でストーリーが展開する場面は目を見張るような美しい場所が多々登場するわけでもないものの素晴らしいカメラワークと魅力的なBGMにも支えられてか眼を離すことができない。 ただしテーマが孤独死であるにも関わらず、描き方は決して悲惨さを強調するわけでもいたずらに涙を誘うわけでもない。切なさに心が満ちあふれ、次第にジョン・メイと心が重なっていくように思える。 ジョン・メイが担当する孤独死した人たち、死んで数週間も経ってから発見される人々の話は核家族が進み、人生を謳歌することが難しい現実と重なってリアリティを感じる。しかし誠実に仕事をこなすジョンは感情を表にあらわすことなく粛々と自分の信条に逆らわずに日々を過ごす。 机上に置いた物をまっすぐに直し、いつも質素な食事、そして日々着るものは同じといった画一さと几帳面さが身上だったジョンは調査のために様々な人たちと出会っていく中で少しずつ変わっていく。調査の日程を延ばすために役所に仮病を使ったり、これまで食べたことのないものを食し、アル中の男たちとウィスキーを回し飲みする。そして着るものも変わっていく。 最後の仕事をやり終える直前のラストシーンに直面してあらためて気がつけば、ジョン・メイ自身もいつも1人だった。44歳で独身だし、家族が身近にいるとは思えない。そのジョン・メイにほのぼのとした暖かいものが芽生え始めるが...。 本当ならそのラストシーンを紹介したいのだが、野暮は遠慮しよう。 とはいえ個人的な感想を正直にいうなら、このラストシーンは "ずるい" と思う(笑)。確かに印象的で後々まで記憶に残る強烈なシーンだが、ひたすら現実社会を追った映画なのに…このラストだ。したがって感動というより「う~ん」と唸ってしまった。 もうひとつ違和感を感じる点は「おみおくりの作法」という邦題だ。これは日本映画「おくりびと」を意識して名付けたものに違いないが映画の内容と大きな矛盾はないものの原題が「STILL LIFE」であることを考えれば制作側の意図とは些かニュアンスが違っているように思えてならない。 「STILL LIFE」をそのまま訳せば「(画材としての)静物」を意味する...。 もしかしたら本作品の主役はその原題から察するにジョン・メイが大切にしていた彼の部屋、真っ白いテーブルクロスがかけられた狭い食卓、コルク製のランチョンマットとコースター、これまた小さな作業机と椅子、その上にある電気スタンド、写真アルバムとピンセットや糊などがあるトレーなどなど、いつも変わらずその場所に鎮座する決まり切ったアイテムたちなのかも知れない。そしてジョン自身も365日、変わらない几帳面で誠実な仕事と生活を送っていたそのことこそがテーマなのかも知れないとも感じた。 また作品も全体的にとても丁寧に作られている。ジョン・メイという人物が几帳面な性格であること、その生き方も質素であること、一日の終わりにはこれまで縁があって葬った人たちの写真を綴ったアルバムをめくるのが習慣となっているし、それだけ自身の仕事に誇りを持っていることが伝わってくる。 さらに遺体安置所での会話だが、クロスワードパズルをしているホワイトという若い男はジョンに「クイズ番組に出ればチャンピオンになれるのに」と答えを教えて貰いながらいう...。したがってジョン・メイは決して鈍い男ではなく、知識も豊富で明晰な頭脳を持っていることがわかる。 そうしたあれこれがシーンを追っていく毎に次第に分かっていき、映画の中程になればジョン・メイに感情移入している自分を発見してちょっと驚く。 それから音楽が実によい。いや、やはりラストシーンは “ずるい” と思うけど忘れられない...。 なお購入したDVDは初回限定版だということで、監督やキャストたちのインタビュー映像、撮影の舞台裏を紹介した特典映像が含まれていた。
アップルは9月28日、新登場のiPhone 6sとiPhone 6s Plusの2モデルが販売開始からわずか3日間で、新記録となる1,300万台以上を販売したと発表。iPhone 6sとiPhone 6s Plusは10月9日(金)より販売地域が拡大し、新たにイタリア、メキシコ、ロシア、スペイン、台湾を含む40カ国以上が追加される予定。新しいiPhoneは今年末までには世界130カ国以上で購入できる予定。 Phone 6sとiPhone 6s Plusには3D Touchという、ディスプレイを深く押す力の感知により基本操作をもっと素早く簡単に実行できる機能が追加されたことで、iPhoneの革新的なMulti-Touch(マルチタッチ)インターフェイスに強力かつ新しい広がりが生まれている。新しいiPhoneは静止画を生き生きしたものに変えるLive Photosも搭載し、時間を止めて一瞬をとらえ、大切な思い出に命を吹き込むことができる。 Live Photos、3D Touch、12メガピクセルiSightカメラ、5メガピクセルFaceTime HDカメラ、Retina Flashその他の機能はAppleが設計したA9チップにより実現されるが、同時に、スマートフォン搭載用としては最も先進的なこのチップは、これまで以上に高いパフォーマンスと優れたバッテリー駆動時間を両立させる。iPhone 6sとiPhone 6s Plusは、現行のスマートフォンが搭載する中で最も耐久性のあるガラス、航空宇宙産業で用いられるのと同じ7000シリーズアルミニウムを素材として作られ、新色のローズゴールドを加えた豪華なメタリックフィニッシュで仕上げられている。 ■Apple Press Info
発売日の9月25日に予定どおりiPhone 6s Plusが届いた。64GB のゴールドだ。先の発表会においてティム・クックCEOは iPhone 6s/6s Plusを「唯一変わったのは、そのすべて」という奇妙なキャッチフレーズを掲げ、見かけ以上に大幅なモデルチェンジであることを強調した。 まず iPhone 6s Plusの化粧箱を見たとき、今回は品の良い艶やかさがあっていいなあと思った。何しろ昨年のiPhone 6 Plusの時の化粧箱は極端なシンプルさを目指したのか…ちょっと見は真っ白な箱で口さがない我々の間では「お棺」と呼ばれていた(笑)。※今回iPhone 6s Plusのパッケージは品の良い華やかさを感じるデザインだ 届いたiPhone 6s Plusは毎度のことだがSIMを入れ替えてアクティベートを行い、バックアップから復元を行うといったいつものセレモニーをやったが、確かにちょっと見は代わり映えしない。しかし実際には本体の素材がApple Watchと同様に航空宇宙産業でも使われる頑丈な7000シリーズのアルミ合金を採用したことや iPhone 6 Plusと比較し20g 重さが増しているしサイズも極わずかだが違っている。とはいえ手に取った程度ではサイズはわからないが重量の差は微妙に感じる...。 なによりも手慣れたデバイスを引き続き使う気楽さと信頼感が気分を盛り上げてくれる。細部に拘ったらきりがないが、Appleとしても目立ったデザイン変更は必要ないと判断したに違いない。ただし中身はiPhoneが登場してからこの方、最高の仕上がりのように思える。※iPhone 6s Plus(左)とiPhone 6 Plus(右)。一見はほとんど違いが分からな い さて重量が増したのは素材のせいかと思ったがそうではないらしい。その理由は新機能「3D Touch」のためだという。3D Touchとはすでにご承知のことと思うが、画面上を指でタッチする強さを「通常」だけでなく「強く押す」および「さらに強く押し込む」の3段階を認識する技術を実現するために、ディスプレイに新たにレイヤーが追加され、振動を伝える「Taptic Engine」も大型化していることによる。ちなみにこの3段階のタッチは長押しとは一線を画するものだ。※一見従来のiPhone 6 Plusと見分けが付きにくいが、iPhone 6s Plus背面には「S」と明記されている 話しを戻してサイズだが、iPhone 6 Plusと比較してiPhone 6s Plusは、高さでは0.1mm、幅は1mm、厚さは0.2mm 増えていることでもあり、取り急ぎの興味はケース類が従来のiPhone 6 Plus用のものがそのまま使えるかどうかだった…。 まあこの違いはケースにもよるものの誤差程度だろうからと考えていたが、実際にテストするまでは不安があった。※これまで愛用してきたiPhone 6 Plusから外したカバー。カバーにはホールドしやすいようにと取っ手を付けてある 私がiPhone 6 Plusで愛用してきたカバーは simplism とCOPICとのコラボモデル でカラーレスブレンダー、すなわち透明色で厚さが0.7mmの製品だ。これに別途バード電子製で落下を防止するための本革製 TOTTE を貼ってある。ためにできればこのまま使い続けたいと思っていたが、実際に確認してみると問題なく装着できたので、引き続き使うことにした。※前記のカバーは問題なくiPhone 6s Plusで使えることが判明 それからほとんどのジャーナリズムはこの3D Touchをべた褒めのようだが、まだ十分身についていないこともあって私自身は少し距離をおいて冷静に評価をしたいと思っている。 例えば受信ボックスにあるEメールをPeek…すなわち軽くプレスすると、プレスしている間は中身をプレビューすることができ、しっかりと確認したい場合はもう一段強く押し込むと表示 (Pop)するといった具合。 ただしこれはアプリが対応して初めてその真意が発揮できるわけで、現時点ではApple純正アプリですら対応していないものもあるし、各アプリでPeekとPopの結果を標準化すべきとはいえ、実装の仕方によってもその真価はかなり違ったものになると思うので手放しで喜ぶのはしばらく様子を見なければならないと思っている さらにこうしたインターフェースは1度身につくと戻れない類の便利さに違いないが、我々の多くはiPhoneだけではなくiPadやMacをも平行して活用しているのでその混乱が気になって仕方がない。いずれはiPadもそしてMacBookといった OS Xでも同一のインターフェースが採用されるのだろうが、いや可能な限り統一されなければならないと思う。 ただし新しい機能は身につけてナンボのもので、ある種のショートカットとも思えるこの種のインターフェースは多ければ良いというものではないし、使う人と使わない人に分かれてしまうようにも思える...。やはり自分のiPhoneとしてどのように対峙するかにかかってくるわけで、繰り返すがその良し悪しの判断はしばらく時間がかかると考えている。 また一番の興味はカメラだ。これまでiPhone 6/6Plusは8メガピクセルのiSightカメラだったものが iPhone 6s/6s Plusでは12メガピクセルと大幅に向上し4Kビデオ撮影のサポート、撮影した写真が生き生きと動き出すLive Photosといった新しい機能が魅力的だ。さらにiPhone 6s Plusでは光学手ぶれ補正機能が写真だけでなく動画撮影にも効くという。※Live Photosはカメラを起動した上のアイコンでON・OFF可能 そのLive Photosもアップルのサイトで見ることができる作例のような効果的な写真を撮るのは意外と難しいことも実際にやってみればわかる…。単に被写体にiPhoneを向けてシャッターを切ればよいというものではない。 Live Photosは、シャッターボタンを押した瞬間、1200万画素の静止画が撮影される。ただしシャッターを押した1.5秒前からの動画が記録されており、シャッターを押した後の1.5秒間の動画と共にひとつのデータと認識される。したがってシャッターをトリガーとしてその前後1.5秒、合計3秒間がファイル化される仕組みになっている。VIDEO ※Live Photosは対応するデバイスで表示させた場合、画面を軽く押すと動画とサウンドが3秒間再生される 私たちは写真を撮る際にはシャッターを押す瞬間だけ手ブレに注意し被写体を注視する習慣がついている。しかしLive Photos撮影を同じ感覚でやれば失敗作ばかりになるだろう。なぜならLive Photosの理屈はシャッターを押した前後をデータとして捉えているわけでカメラを向けてパシャパシャとシャッターを切ればよいわけではなく意外と馴れが必要だし、できれば小型の三脚などを使ってゆったりとした気持ちでかまえないと良いLive Photosは撮れないように思う。 さらにLive Photosのデータは短いとはいえ前記した理屈で動画が含まれている。iPhone 6sのデータとしては静止画扱いで「写真」アプリのカメラロールに集約されるが、ファイル容量は静止画の倍程度にもなるので無造作な撮りっぱなしだといたずらにメモリを消費するので注意が必要だ。 iPhone 6s/6s Plus の魅力はやはり手に取っただけでは分からない…。これからこうした様々な機能を日常のシーンでいかにしたら楽しく役立てることができるかを考えながら検証していくつもりである。
今更だが、飼い犬と信頼関係を築くということはどういうことなのだろうか...。一般的には訓練というか調教というか、飼い主が命令したことを忠実に守り、無視したり反抗したりしない関係を築くことだと理解されているようだがオトーサンは少し違った感じ方を持っている...。先日チワワを飼い始めたという飼い主さんから「どうしたら言うことを聞かせられるのか」と質問された。 飼い主はもとよりだが、人間に服従するワンコの姿はとても微笑ましく素敵だが、それは我々人間からの視点でありワンコは果たしてどのような気持ちで飼い主たちに服従しているのかについて考えてみる必要もあるかと思う。 食べ物を貰えるから、飼い主の喜ぶ姿を見たいから、叱られるのが怖いから...などなどと人間側から考えれば色々とありそうだが、無論ラテに聞いても教えてくれない(笑)。※ワンコは我々人間ほどではないにしても喜怒哀楽は尻尾や耳だけでなく表情にも表れる ラテと暮らし初め、右も左も分からないことだらけだったとき「犬の飼い方」といった類の本を多々読んだ。それらのほとんどは飼い主は強いリーダーシップを発揮しなければならないと強調していた。また叱ったり...ましてや折檻といった苦痛を与える体罰はすべきでなく誉めて教える...という主張も多かったがビギナーのオトーサンにはどうにもきれい事に思えた。 例えば目の前の家具を囓っているワンコにどうすれば囓らないように教え込むことができるのか...。囓り防止のスプレーをも舐めてしまうラテにどう教えたら防止できるのか。オトーサンも思いつく限りいろいろなことをやってみたが、一番効果があったのは "叱る" ことだった。無論体罰は別の話であるが...。 電気マッサージチェアの木製部分を囓った現行犯のラテをその場に座らせ、その顔をオトーサンの両手で軽く挟み拘束し、強くそして大きめの声を出し怒っていることをラテに分からせようとした。その直後に再び囓ろうとするラテをオトーサンは手加減しながらも手で払って遠ざけることを繰り返した。「ダメ!」という言葉と共に。ただし重要なことはその場で叱ることだ。 数分も経ってから「お前、これ囓っただろう。ダメじゃないか」と言ったところでワンコは何を叱られているのか分からないという。大変ではあるが、止めさせるべき行動をしたその瞬間に叱ることがポイントなのだ。 何しろ甘噛みも酷かったし拾い食いも頻繁だったから、訓練以前に危ない事を止めさせるのが第一だった。そうした中でオトーサンが学んだことは根気よく繰り返すことでしてはいけないことをラテも学ぶという事実だった。正直、1,2度手加減しながらも張り倒したこともあったが、なにしろフローリングの床にまで歯を当てるのだから...。 ラテが我が家に来て2週間ほどだったか、近所の河川沿いの道でビーグル犬を連れた男性と出会い立ち話をしたとき、オトーサンは思わず甘噛みが酷くて困っていると弱音が出た...。そのときその飼い主さんは「根気強く教えることしかない」と言い切ったが、その後で「きっとラテちゃんが10歳になった頃には今悩んでいることはとてもよい思い出になりますよ」と慰めてくれた。成犬になればそうした悪戯は影を潜めるものだという...。 いま「なるほどなあ」とオトーサンは思っている。※20Kgもあるラテを抱き上げる際一番注意することは落とさないのは勿論だが(笑)オトーサンの腰を痛めないように注意することか(上)。ラテは希望が叶って満足そうだ(下) ワンコの精神構造は不明ながら、やりたいことを禁止されるのはやはりストレスに違いない。しかし繰り返し繰り返し習慣づけることでやってよいこととやってはいけないことを学習させることはできると確信した。 例えば道路(歩道)を歩いているとき向こう側に渡る際には信号の有る無しはともかく横断歩道を渡る。勿論我々はそれが安全だからという理由...あるいは交通法規に則っているからだと考えてやっているわけだが、当然ラテはそんなことは知る由もない。しかしオトーサンと一緒に歩いた積み重ねはラテにとって “この場所” で道路向こう側に渡る際にはどこから渡るかを学習しているわけで、結果として横断歩道を渡ろうとするようになる...。 また排泄する場所もワンコ任せとはいえ人家の玄関先や商店街の人通りの多い場所でしては申し上げるまでもなく大変な迷惑だ。しかしこれもそうした排泄をしてはいけない場所を通過する際は意図的にリードを短くして排泄する姿勢を取りにくくすることでほぼ防ぐことが出来るとオトーサンは考えている。 ワンコは「ここはだめ」という人間側の理屈は分からないわけで、それは教えなければならない。 排泄して良い場所を教えるのは難しいが、してはならない場所は窮屈な姿勢を取らすことで覚えさすことなら容易だとオトーサンは確信している。そもそもワンコは自分のテリトリー内では排泄は嫌うものらしい。テリトリーとは決して自宅とか犬小屋というだけでなく、行きつけのカフェのテラスといったお気に入りの場所をも意味する。 結果論だが、ラテは幼犬時代の1,2度を別にすれば自宅で粗相したことは1度もないし無論行きつけのカフェのテラスで粗相したこともない。 ただしすべてをワンコに任せるということではなく、例えばカフェにラテを連れて行くとするならその直前までになるべく排泄を済ませておくよう心がけるのも飼い主の責任に違いない。 そしてリードなどによるサインと同時にオトーサンは「ダメ!」と短い言葉を言うようにしてきたが、ラテは「ダメ!」は禁止の意味だということをすぐに覚えた。 例えば肉球を囓っているとき、あるいはオトーサンの仕事部屋の奥に入り込んで遊ぼうとするときオトーサンの「ダメ!」の一言で叱られたと理解する。無論いつもいつも1度の「ダメ!」でストップするわけではないが、オトーサンが止めろと言っていることは分かっているようだ。 ともあれ、遊んでくれる嬉しい仲間であると共に食事を供給してくれる人、そして守ってくれる人といった信頼関係を作るのが第1段階であろうか...。 そして第二段階は体のどこを触っても怒らないように訓練することだろう。このことは飼い主はどのような場合においても自分(ワンコ)に危害は加えないという信頼を得ることになる。そして信頼が深まれば段三段階、すなわち物理的な苦痛にあっても飼い主に従順であることに繋がるだろう。※幼犬時代から可愛がってくれた中学生女子に数ヶ月ぶりに出会ったラテは狂喜乱舞(笑) 長い人生、犬生の中には病気もするし怪我もするかも知れない。その治療はもとより耳掃除といった異物を入れられ、場合によっては不快感はもとより苦痛や痛みを伴う場合でも飼い主を攻撃したりせず従順でなければよい結果は出せない。 ラテにしても最初の頃は傷の手当てをする際に度々歯を当てられた。噛みつこうとまではしなかったが鋭い犬歯が当たればオトーサンの手の甲はその度に出血する。 しかし次第に同じ事をしてもときに「ウッ!」と声を出して歯茎をむき出しにしてもオトーサンに歯を当てることはしなくなった。いま痛くされているのは虐待ではなく治療なのだということが何となく分かっているような気がする。 事実昨年くらいまでラテは目薬をさすのに苦労した。オトーサンが手にしている目薬を奪おうと唸りながら歯をむき動くのでなかなか目的を達成できなかった。※散歩が通学時と重なったため多くの子供たちと一緒に歩いた。一人の愛らしい女の子が「噛みませんか?」と声をかけてくれた。オトーサンが「噛まないよ」と答えるとはにかみながらも嬉しそうにラテを撫でた... それが最近は大人しく目薬をさせるようになったし、綿棒に洗浄液を染み込ませて耳穴に入れ掃除させてくれるようにもなった。大きな変化である。 まあ、飼い犬の信頼を確かなものにするにはやはりインスタントな方法はなく、毎日の接し方の積み重ねによるしかないといえる。 そしてワンコの性格の基本はそれとして飼い主の気質や家族の雰囲気を敏感に接しながら成長するワンコは早い時期に飼い主の性格ならびに...大げさに言うなら生き様や家族の雰囲気といったものをしっかりと身につけるようだ。それに併合し溶け合うしか飼い犬が快適に生活していくことはできないからでもある。 ワンコ好きだったコナン・ドイルはシャーロック・ホームズに「犬はその家の生活を反映する。陰気な家には陽気にじゃれつく犬はいないし、明るい家庭には、悲しそうな犬はいない。がみがみどなる飼い主には、歯をむきだしてうなる犬、危険な人間には危険な犬がつきものだ」と「這う男」の中で言わせている。オトーサンはそれって真実だと思っている。 正しくラテはオトーサンたちの鏡でもあるわけだ...。そう考えれば日々疎かにできないではないか(笑)。
トリニティ株式会社は9月25日、BlueloungeのBag Series「Small Backpack」を全国の家電量販店、デザインインテリア雑貨店を通じて9月25日より販売すると発表。なお、本製品はTrinity Online Storeでも取り扱いいする。 ブルーラウンジ バッグシリーズ スモールバックパック [ Bluelounge Bag Series Small Backpack ] ・大事なデバイスを内側の緩衝材でしっかりと保護 ・ロールアップ、またはフーデッドと選べる2スタイルのフリップ ・タブレットコンパーメント ・取り出し容易な大きめ正面ポケット ・ジッパー付き背面ポケット ・人間工学に基づいたカーブを付けた快適なショルダーストラップ ・艶消しアルミニウム製のフロントバックル ・ブランドオリジナルカラビナフック ・エコフレンドリーな100%リサイクルPET素材使用 ・「Black」「Army Green」の2色のバリエーション ・どんなファッションにも合うシンプルなカラーとデザイン Small Backpack(ブルーラウンジ・バッグシリーズ・スモールバックパック)はシンプルなデザインながら機能的でコンパクトなバックパック。ビジネスシーンからタウンユースまであらゆる場面でお使いいただける、機能的で洗練されたデザインに仕上げた。余分な要素を一切そぎ落とし、必要最小限の機能だけを残している。また、外装と内装の生地ともにハイテク素材CYCLEPET®(※)を採用。撥水加工が施されているため、急な天候の変化にも安心して使うことができる。 ※ CYCLEPETの原料は家庭から排出されたPETボトルを100%使用し、ナイロン並の軽さと強靱さに加え防水性能と通気の高さを兼ね備えたハイテク素材。生地の生産、着色の方法についても環境へのダメージを極力抑えつつ、色褪せしにくくクリーンに長く使えるよう配慮されている。CYCLEPETは国際環境保護機関であるBluesign®に認定されている。 ▼ 価格 オープン/市場予想価格:26,000円(税抜) ▽ タイプ/型番/JANコード ・ブラック / BLD-BNBBPS-BK / 4582269475417 ・アーミーグリーン / BLD-BNBBPS-AG / 4582269475424 ▽ 製品ページURL
非接触型スキャナ ScanSnaop SV600はすでに無くてはならない周辺機器になっているが、本体の性能や使い勝手の良さはもとより、リバーシブル背景マットやブックプレッサーといった優れたオプション群が揃っているおかげでもある。今回はPFU製の新製品である「一体型原稿台」を設置したのでそのレポートである。 そもそもSV600には原稿をスキャニングしやすいようにとフェルト製の黒い背景マットが付属している。原稿の位置決めや白いペーパー類のスキャニングには重要な役割を果たすが、畳んでおくと折り癖がついたりすることもあったりそれを引く台に少しでも凹凸があると材質が薄いフェルトなのでマット面にも凹凸ができたりして原稿を平らに置くのに問題が生じることもある。※バード電子製のリバーシブル背景マットを敷いたPFU社製 ScanSnap SV600 そうした点を考慮して開発されたのがバード電子製の「SV600用リバーシブル背景マット 」だった。サイズは純正品と一緒だが材質が反射しない艶消しの硬質プラスチックでできており、マットが多少はみ出す狭い机上や隙間や凹凸があっても原稿を平らに置くことができる優れものである。さらにその名の通り黒いマット面の裏面は白色になっており、黒地の多い原稿などのスキャニングに適する背景マットとなっている。 では今般当研究所のSV600に設置した「一体型原稿台」とは「リバーシブル背景マット」とどこが違うのだろうか...。 まず一番の違いだが、「一体型原稿台」はSV600を常設して利用する環境が必要だ。すでにユーザーはご承知のように同梱の純正背景マットにしろリバーシブル背景マットにしろ、それらは机上面に置きSV600のスタンド位置に合わせて置くことになる。無論この場合、使わない際には机上から撤収し使うときだけSV600と共にセットアップするということも可能だが「一体型原稿台」は後述するようにSV600と原稿台はネジで止める仕様になっている。したがって頻繁に片付けたりセットアップしたりという使い方には適さない。※届いたばかりのSV600専用「一体型原稿台」 「一体型原稿台」はSV600を常設する環境下で使うことが前提になっている。反面原稿を乗せる際に動いたりもしないしSV600との位置合わせをする必要もない。さらにSV600はスタンド面積が小さいこともあって不安定ではないものの机上にあって人が触れたりすれば倒れる危険性もあるが、この「一体型原稿台」にネジ止めされていればその安定性は抜群だ。 機能面での利点はといえば 「e-文書法に対応したスキャン環境を提供」ということに尽きる。PFUのサイトの解説によれば「原稿台と一体化することにより、非接触型のスキャナであるScanSnap SV600でもe-文書法に対応した読み取り条件で原稿を読み取ることができます」とあるとおりだ。 すでにSV600を含むScanSnapのソフトウェア「ScanSnap Manager」の最新版にはその e-文書モードの設定機能が搭載されている。※Mac版「ScanSnap Manager」に搭載のe-文書法モード設定機能 e-文書モードとは何か?といったことを解説する十分な知識がないので遠慮するが、SV600という非接触型スキャナにおいても「一体型原稿台」を併用することで e-文書法に定められた画質の条件を満たすイメージデータを簡単に生成できるスキャン機能を搭載したということだ。 詳しくはPFUサイトのプレスリリース などを参考にしていただきたい。 ともあれ当研究所においてもSV600は常設場所を用意して活用していることでもあり「一体型原稿台」を設置したいと考えた。材質はベークライトKPとのことだが、重量が950gとしっかりしたものでSV600とネジ止めすることでとても安定した利用環境となる。 ネジ留めとはいっても難しい事はない。製品付属の「取付け方法」なるリーフレットに沿ってまずは取付け補助具(ダンボール製)を下敷きにし、その上にSV600のスタンド裏を手前にして寝かせる。ちなみにその際にはSV600の電源を切り、電源ケーブルとUSBケーブルは外しておくべきだ。※SV600を取付け補助具の上に寝かせ(上)「一体型原稿台」の取付位置を合わせる(下) 「一体型原稿台」とSV600の取付け位置を確認しつつまずは仮止め用ネジで文字通り原稿台と仮止めする。こうしておけばこの後小さなビスで4箇所ネジ止めする際に原稿台とSV600が動かないので大変やりやすいわけだ。無論4つ目のビスを止める際には仮止めネジを外してそこにビスで止めることになる。ビスは付属の六角棒レンチを使えば簡単だ。※取付位置を合わせまずは仮止め用ネジでSV600と原稿台を密着させる(上)。その後ビスでネジ止めして作業完了(下) 変な褒め方かも知れないがこの作業をしつつ、この種のセットアップに取付け補助具や仮止め用ネジを用意したメーカー側の手厚さは今どき珍しいと思った。 一般的な製品例であればSV600を倒す際に取付け補助具といった同梱物は無く「クッションとなるものを下に敷いてください」で済ますだろうし、仮止め用ネジを同梱するなど思いも付かないのではないか...。 おかげで当研究所のセットアップも何のトラブルもなく完了できた。 最後にネジ留めした部位に不要な力が加わらないように注意をしながらSV600と原稿台を設置する。机上に置いて見ればその安定性は一目瞭然だ。※「一体型原稿台」に取り付けたSV600(上)とそのスタンド部位(下) ただし当研究所では前記したように時に白色の背景が必要になる時もあるが、その際にはこれまで使ってきたリバーシブル背景マットのホワイト面を上にして「一体型原稿台」の上に乗せれば問題はない...。※白い背景が必要な場合はこれまで使っていたリバーシブル背景マットを「一体型原稿台」に乗せて活用している なお繰り返すがこの「一体型原稿台」はSV600を同じ場所...専用台や机上に常設して活用するユーザーを想定している。そうした条件はあるもののSV600の使用頻度が高いほどこの「一体型原稿台」の有難味が理解できるに違いない。 ■ScanSnap 一体型原稿台 (SV600専用) FI-V60BD
映画館に行かなくなって久しいが、この数年好みの作品と思われるものを旧作を中心に鑑賞するよう心がけている。ただし予備知識なく観ることが多いので当たり外れは激しいが、なかにはこれまでまったく知らなかった作品にはまり込んでしまうものもある。 最近では「深夜食堂」がそれだった...。はなから見たいと思った作品はDVDをAmazonなどに購入予約もするが、旧作を手当たり次第にと言う場合はTSUTAYAからDVDを定額でレンタルする中で探すことにしている。 ただし時に見たい作品が見当たらない場合もあるものの、レンタルしなくても定額料金は発生するから最低枚数は消化する必要があるのだ...。 過日もそんな感じで...つなぎの感覚でたまたま目に付いた「深夜食堂」の劇場版をレンタルして観たのがはまってしまうきっかけだった。そもそもが漫画作品らしいが、それをテレビドラマ化したものが評判良かったので映画にもなったという経緯らしい。※劇場版「深夜食堂」DVDパッケージ 劇場版を観た後、テレビドラマの作品もDVDとなっていることを知り、三部作すべてを少しずつ借りて全部を見終わった…。今回はその感想を記してみたいが、あくまで原作を知らないのでテレビドラマあるいは映画作品に限ったお話しとなる。 多くの方がよくご存じだと思うが、「深夜食堂」の舞台は新宿花園界隈の路地裏にある小林薫演じるマスター1人で切り盛りする小さな飯屋である。午前0時から朝7時くらいまでが営業時間であることから「深夜食堂」と呼ばれている...。マスターの左目には目立つ切り傷があるが経歴や素性は不明らしい。 ドラマではこの飯屋に出入りする常連客や一見さんたちの巻き起こすトラブルや生き様がコミカルに描かれるが、土地柄あるいは深夜営業ということで個性豊かな人たちが一時の休息を求めてこの飯屋の戸を開ける。 地回りのヤクザ、ストリッパー、ゲイ歴48年のゲイバーを経営するママ、遊び人のオヤジ、フリーカメラマン、刑事や警察官といった常連たちとたまたま行き会わせた人たちの人生が交差する場所が「深夜食堂」なのだ。 まあまあトラブルの原因はやはりというか男女関係が目立つが、親子愛やヒューマニズム溢れるストーリーもある。1話毎のタイトルには「赤いウィンナと卵焼き」「猫まんま」「お茶漬け」「ポテトサラダ」「バターライス」といった食べ物がひとつのテーマになっている。 店内に貼られているメニューには豚汁定食、ビール、酒、焼酎しかなく酒類は1人3本までという制限もある。ただし客が食べたいものがあって言えば作れるものなら何でも作ってくれる店でもあるのだ。 例えば「きんぴらごぼう」の回ではきんぴらを食べているヤクザにむかって怖いもの知らずの馴染みの女性客が「ゲンさんてチンピラだからきんぴらが好きなんですか?」と口に出してヤクザにどなられるシーンは好きだ(笑)。 劇場版も基本はTVドラマと同じ形で進行するが、TVドラマは全部で30話あり、2009年10月期から2014年10月期の間にそれぞれ10話づつの三部作として放映されたという。 個人的にそれら30話の中で好きな話しはといえば、何といっても第9話「あじの開き」だ...。冒頭カウンターに座っている和服姿のオバサンを「...粋なばーさんが」とナレーションが入る。近年テレビドラマや映画あるいは芸能界の風聞に疎い私は「どこかで見た顔」としか分からなかった。それが1972年に「私は泣いてます」で大ヒットした "りりィ" だったと知るのはエンドロールを見てからだった...。 往年の一世を風靡した大ストリッパー ローズ美千代 という役柄だがすでに現役を引退して久しく、慕われた常連の若いストリッパー マリリンに大きな影響を与えることになる。その気っぷの良さと歳を重ねても失わない大人の色気はさすがだと感じた。 マスターに「ローズさんはあじの開きが好きだねぇ」と言われると「もとストリッパーだもん、開きはつきものさ」と答える姿も好きだ(笑)。 また常連客で印象的なのは地回りのヤクザで鬼島組の幹部 剣崎竜 だ。マスターやその男気に惚れているゲイの小寿々たちからは「リュウちゃん」と呼ばれている。 第1話で登場した折には舎弟のゲンと共にどうなることかとヒヤヒヤしたが、その後は常連客たちとはトラブルを生じることなく逆に小寿々の店で暴れる客を放り出すなど手を貸している。 私は幸いヤクザとは縁がないし、昨今ヤクザ同士のトラブルがニュースになっていることもあってこうした物言いは適切ではないと思うが、「深夜食堂」の「リュウちゃん」はいつもしかめっ面だがカッコイイ! 「深夜食堂」が面白いのはドラマとはいえ人間がよく描かれ、女に貢がせてお笑いやってる男、あるいは姉妹で詐欺をはたらく奴らもいるがどこか憎めない小悪党ばかりで本当の意味の悪役がいない点だろうか。 ヤクザになったには、あるいはAV男優になったのにはそれなりの理由があり悲しく辛い過去を背負って生きている人々が描かれ「深夜食堂」という小さな食堂でそれらの人々の人生が交差する面白さなのだ。 さて最後に余談だが、自分にとって行きつけの店というものを育てるのは些か気遣いも必要となることを体験している一人としてフィクションとは言え「深夜食堂」の常連たちが羨ましく感じる。 私自身は酒を嗜まないためいわゆる飲み屋といった店に縁はないが、喫茶店やレストランにそうしたお店があった...。 例えば "いきつけの店" とはよく立ち寄る店ということになる。1年に数回では "いきつけの店" とはいわない(笑)。1週間に数度、少なくても1週間に1度は立ち寄らなければ "いきつけの店" とはいえないだろう。 しかしそうなれば望むと望まざるはともかくマスターにこちらの顔を覚えてもらうことにもなるし、好みも知られることになる。 特に一昔前は常連客を囲い込む目的もあって一見のときに名前や誕生日やらを書かせられたことも多かった。したがって誕生日とか結婚記念日に無料でディナーに招待してくれる店もあった。あるいはマスターの気遣いなのだろうが頼んでもいない一品が運ばれてきたりすることも度々となる。 それはそれで嬉しいが、食後にオーダーしていない紅茶とか珈琲がサービスとして出てくる程度ならありがたくいただくものの、オーダー以外の料理が出てくると反対に気を遣い、贅沢な話しだがそうしたサービスが重荷になってくることも...。 なぜならサービスで出された品を残すのも悪いからとメインの料理でお腹が一杯なのに無理して平らげたりするときも度々あった(笑)。 常連ともなれば楽しいことだけではなかった。イタリアレストランのマスターには大変よくしてもらったが、奥様に先立たれた話しを聞いたときには慰める言葉もなかったし、転勤でその店を去ることを告げられたときも頭を下げるしか言葉も出なかった。 マスターといえば特に思い出すのは神田駿河台にある山の上ホテルのレストランのマスターだ。私が大切な人たちと一緒に悠久の一時を過ごしたレストランのマスターは素晴らしかった。サービスも接し方も最高だった。これぞホテルマンだと思わせる方だった。 ※神田駿河台にある山の上ホテル あるとき、私の会社のスタッフがホテル近隣の病院へ入院した。それをどこで知ったのか、あるいは私が話しの過程で口にしたのか...は不明だが、体に良いからとホテル特製のスープを病室まで届けてくれたという...。驚いたのは入院していたスタップだったに違いないが、もう恐縮するしかない。そのマスターが退職した後は物足りなく、次第に山の上ホテルには足が向かなくなった。 いま、常連のお店はどこか?ですって? 近所のコンビニかなあ(爆)。
私たちは何の疑いもなくOSを含めアップル製のパソコンやWindowsマシンを使っている。ほとんどの方はそのことに疑問を持ったことはないかも知れないが、そのパソコンはかつて先達らが考察し夢見た近未来を実現しつつあるのだろうか。 iMacであれMacBookであれ、あるいはiPhoneやiPadであれ、それらはアップルというメーカーが設計製造した既製品である。だからこそ我々はデザインが大切だといったユーザー自身の趣味趣向を重ね合わせて評価することに慣れきっている。しかしそのパソコン…果たして我々が本当に望むマシンなのだろうか...。 こんなことを言い出すと「いまさら頭おかしい」と言われそうだが、進歩・進化が激しいコンピュータ世界にあって、いま私のあるいは貴方の手にあるパソコンはそのインフラも含めて理想的なものなのか…。便利になったとはいえ、疑うことすらなくお仕着せの製品をありがたく使っている事実は再認識すべきなのかも知れない。より素晴らしい未来を得るために…。 他の工業製品同様、我々は市販のパソコンをメーカーが「これが最高ですよ」と宣伝に努めた既製品をありがたく使っているわけだが、他の商品はともかくとしてもパソコンは果たして多くの天才や偉人たちが思い描いた理想どおり進化した製品なのだろうか。 西垣通編者訳「思想としてのパソコン」(NTT出版/初版1997年5月20日刊)はそんな思いを駆り立てる著作である。 ※西垣通 編者訳「思想としてのパソコン」NTT出版刊 本書の帯にあるテキストを紹介してみると...「メメックス、チューリング・マシーン、NIS、ザナドゥ、AI、ダイナブック、インターネット 〜 キーマンの論文によって1940年代から現代までのコンピュー設計の思想を読み解き、近未来のヒトと機械のあり方を探る。」とある通り、コンピューティングを考える上で避けては通れない歴史的巨人たちの論文集なのだ。 具体的に本書に和訳掲載されている論文を列記してみると... 1)As We May Think「われわれが思考するごとく」 ヴァネヴァー・ブッシュ 2)Computing Machinery And Intelligence「コンピュータと知能」 A・M・チューリング 3)Man-Computer Sysmbiosis「ヒトとコンピュータの共生」 J・C・R・リックライダー 4)A Conceptual Framework For The Augmentation Of Man's Intellect「ヒトの知能を補強増大させるための概念フレームワーク」 ダグラス・C・エンゲルバード 5)Interactive Systems And The Design Of Virtuality「インタラクティブ・システムとバーチャリティ設計」 テッド・ネルソン 6)A Language/Action Perspective On The Design Of Cooperative Work「協調活動の設計における言語/行為パースペクティブ」 テリー・ウィノグラード 7)Pitfalls Of The Cyberspace「サイバースペースの陥穽(かんせい)」 フィリップ・ケオー 文字通り錚々たる人たちだ。ちなみにヴァネヴァー・ブッシュは情報検索システム構想である「メメックス」の提唱者、A・M・チューリングはドイツのエニグマによる暗号を解読しチューリング・マシンやチューリング・テストにその名を残した。またJ・C・R・リックライダーは現代のコンピュータネットワークについてのコンセプトを作り上げたし、ダグラス・C・エンゲルバードは Augmentation Research Center (ARC) でマンマシン・インタフェースを研究しマウスを発明したことでも知られている。 テッド・ネルソンは「ハイパーテキスト」と「ハイパーメディア」という用語を生み出し1960年にザナドゥ計画を立ち上げる。テリー・ウィノグラードは人工知能の研究で著名だが後にその研究過程を経て人工知能の実現に批判的な立場を取るようになったという。そしてフィリップ・ケオーは「ヴァーチャル・リアリティ」論で知られている人物だ。 筆者の西垣氏曰く、「これらの先達にアラン・ケイとマーヴィン・ミンスキーを加えれば彼らの言説からいわば "パソコンをめぐる思想の貴重低音" とでも言えるものが聞こえてくるような気がする」と…。なおこの2人の著作については、すぐに入手ができ邦訳が刊行されているため、本書には含めていないということだ。 これらの人たちの名はコンピュータならびにその歴史を学ぼうとする人にとって避けては通れない名ではないだろうか。ただし概要はともかくこれらの論文を和訳で読める機会は残念ながら多くはなかったし、そもそも和訳した論文をこれだけ一堂に会した例はないだろう。そのことだけでも本書は大きな価値を持っているといえるし僭越ながら編著訳の西垣氏には頭が下がる思いだ。ただしそれぞれの論文は決して分かりやすくはないが、これらの偉人たちがまだパソコンそのものが登場する以前からどのように考え、未来を見つめ、現在まで大きな影響を与え続けてきたかは是非知っておくべきだと思う。 ※Life誌に載ったヴァネヴァー・ブッシュ "As We May Think"の記事トップページ。本論文は元々1945年 学会誌のAtlantic Monthly誌に掲載されたが、より一般に拡散しようと Life誌に再掲載したもの。現在はクオリティが高いPDFによるテキストファイルも入手できる。また和訳は別途山形浩生氏訳 のPDFも入手可能。 ちなみに前記の論文翻訳の冒頭に西垣氏が執筆した本書タイトルと同じ「思想としてのパソコン」が掲載されている。64ページにもなる本稿は各論者や論文の紹介の役割も含まれるものの、これらの論文のキーポイントを分かりやすく解説してくれる意味でも貴重な序章であり有用だ。 無論すべての論に100%同意するものではないし本書は18年前に刊行されたものであり、良し悪しはともかく現在の最先端テクノロジーから眺めればいささか時代を感じさせる内容でもある。例えば24ページに音声認識に関する記述があるが「...実際、音声認識とはパターン認識のなかでも困難な分野で、いまでもまだ満足な実用化には至っていない」といった説明がある。 これらはリック・ライダー自身が音声認識については楽観的な見通しを持たずにいたことを考慮した意見でもあるのだろうが、その音声認識もこの数年飛躍的な進歩を見せ、実用化の取り組みに至っていることはご承知の通りである。 振り返れば…いや立ち止まって足元を眺めれば、我々が日常何気なく使っているパソコンはビジネスツールというだけでなくネットワークに接続され、私たちの日常的な経済活動や生活指向あるいはコミュニケーションの方法や価値観にいたるまでをも支えていることに気づく。いわばライフラインであり、それだけにシステムの故障は勿論、犯罪の温床ともなれば取り返しの付かないトラブルの要因にもなる。 もともとパーソナルコンピュータはメインフレームといった体勢側の権力を打破しもっと自由で闊達な未来を作り得るマシンとして世に出た経緯があった。確かにその普及率は驚異的に広がり家庭にまで浸透したが、その活用は果たしてかつて先達たちが夢見て期待した道を歩んできたのだろうか。 手元にあるパソコンはダグラス・C・エンゲルバードが夢見たようにヒトの知能を補強増大することに貢献したのだろうか。いや、ほとんどのパソコンは家庭にあっても事務機の延長ではなかったか…。そもそもが十分に使いこなせたとは思われない。 本書はコンピュータに未来を託した巨人ともいうべき先達らの論文と共に、今一度コンピュータとは我々にとってどうあるべきかを問いただすよい機会のひとつになるのではないかと考える。より良い未来を形作るためにはテクノロジーの進歩・進化だけではどうにもならない…。これらの先達たちの業績を振り返るとき、いかにビジョンを描くことが重要かということがおぼろげにも理解できたように思えた。 すでに古書扱いになっている本書だが、もし手にとる機会があれば是非にも一読をお勧めしたい。
アップルジャパンは9月21日、最も先進的なiPhoneとなるiPhone 6sとiPhone 6s Plusを、Appleの直営店で9月25日(金)午前8時(現地時間)より販売開始すると発表した。どちらのモデルも同日より、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、および一部のApple製品取扱店にて販売される予定。 Appleはまた、新しいiOSへの移行が過去最速となり、すでに50パーセント以上のデバイスがiOS 9となっていることも併せて発表した。 iPhone 6sとiPhone 6s Plusには3D Touchという、ディスプレイを深く押す力の感知により基本操作をもっと素早く簡単に実行できる機能が追加されたことで、iPhoneの革新的なMulti-Touch(マルチタッチ)インターフェイスに強力かつ新しい広がりが生まれている。 新しいiPhoneは静止画を生き生きしたものに変えるLive Photosも搭載し、時間を止めて一瞬をとらえ、大切な思い出に命を吹き込むことができる。Live Photos、3D Touch、12メガピクセルiSight®カメラ、5メガピクセルFaceTime HDカメラ、Retina Flashその他の機能はAppleが設計したA9チップにより実現されるが、同時に、スマートフォン搭載用としては最も先進的なこのチップは、これまで以上に高いパフォーマンスと優れたバッテリー駆動時間を両立させる。 iPhone 6sとiPhone 6s Plusは、現行のスマートフォンが搭載する中で最も耐久性のあるガラス、航空宇宙産業で用いられるのと同じ7000シリーズアルミニウムを素材として作られ、新色のローズゴールドを加えた豪華なメタリックフィニッシュで仕上げられている。 さらにiOS 9は世界で最も先進的なモバイルオペレーティングシステムで、ユーザの先を読むアシスタンス機能、パワフルな検索機能、改良されたSiriを通じてiPhoneにより進んだインテリジェンスをもたらすが、これらの機能はすべて利用者のプライバシーを守りながら実行される。内蔵アプリケーションは、再設計されたメモアプリケーション、詳細な乗り換え案内を備えたマップ、モバイルデバイスで最高のリーディング体験を提供するNewsアプリケーションなどで、いっそう強化されている。iOSの基盤は、これまでよりも少ない空き容量でインストールできるようになったソフトウェアアップデート、利用者のデバイスをしっかり守る先進的なセキュリティー機能によりいっそう強固なものとなっている。 ■Apple Press Info
ラテとの散歩は大変だけど、日々様々な出来事もあって退屈はしない。そして約9年間もの間、オトーサンは様々な事をラテから教えられたし、ワンコの習性や行動の意味などについても多々理解を深めたつもりだが、今にして分からないことも多い。 ラテを観察していると一般的にはワンコより人間への興味が強いように思う。ワンコ同士は好き嫌いが激しくなかなか新しい友達ができないラテだが、行き会うワンコの飼い主さんたちには愛想を振りまくことが多いし子供なら初対面でも喜んで接するラテだ。 しかしそこはワンコであるが故に他のワンコに無関心か...といえばそんなことはない。どのような判断基準があるのかは不明だが、すれ違ったり行き交うワンコたちに対して興味がない素振りで通り過ぎたり、飛びかからんばかりに唸って吠えたり、あるいは「く〜ん」と近づきたい態度を示したりと様々な反応をする。※ラテはどこか思い出し笑いでもしているようにニヤニヤ顔だ(笑) 他のワンコの姿がなくても直前に通ったことは嗅覚で分かるようで、マンションのエントランスを出た瞬間に動きがアクティブになり、臭いを探し回りズンズンとリードを引くときもある。その臭いを頼りにスピードを付けて進み、時に走り、そのワンコの姿を発見するといったことも多いが、そうした相手と仲良くするために追いかけたのではない点がラテの可笑しなところだ...。 ワンコのオシッコには国勢調査結果以上の詳しいデータが含まれているという(笑)。性別や年齢、発情の有無、健康状態および何らかのメッセージに至るまでの情報が満載であり、ちょうど我々がツィッターのタイムラインを読み、興味のある相手のプロフィールを見る以上の情報が得られているようだ。※盛り土されている上をラテと一緒に登り切ったが、オトーサンは降りるのが大変 だとすれば唸り合い、吠え合う嫌いな相手なら最初から無関心で放っておけばよいと思うが、わざわざ先行するそのワンコの後を追って吠えかかるなど迷惑千万なストーカーワンコに違いない(笑)。したがってそれらしい行動の時にはオトーサンはラテの動きを封じるが、出会ってみなければ気の合うワンコなのか喧嘩相手なのかが分からないのも難しい。 出会えば唸り合うような相手か、友達になりたい相手なのかは臭いでわかるに違いない。だとすれば、なぜ追いかけてでも接近したいのかがよく分からない。自分が散歩しているこの一帯は自分のテリトリー、縄張りであり、そこにマーキングした奴がいるとすれば許せない...と思うのだろうか。しかしそれにしてはラテの縄張りは広すぎる(笑)。 もしこの時、リードが切れたりすればラテは脱兎の如く相手に飛びかかり血を見る争いになるのではないかと思う反面、現実問題としてそれはオトーサンがリードを引いている現実にも関係すると考えている。いわゆる「虎の威を借るきつね」の心理だ...。※ラテファミリーは久しぶりに駅上のカフェで朝食をいただきました ご近所に飼われているワンコを例にすると面白いことがわかる。そのワンコは奥様に連れられているときにはラテに吠えかかることはないしラテも無関心を装っているが、たまにご主人が連れている際に出会うとどのような心理なのかは不明だが吠えるのだ。まるで「今日はオトーサンがついているから負けないぞ」とでも言っているように思える。 したがってラテにしてもオトーサンが一緒でないときのラテはオトーサン自身は観察できないので分かりにくいが、態度が多々違うのかも知れない。オトーサンの後ろ盾があってこそのラテの行動なのだろうと思わざるを得ない。 ラテは結構臆病なのでもしお互いがノーリードなら逆に喧嘩にもならないのではないかとも思う。 しかし現実はお互いに天敵か...と思うほど出会うと吠え合うワンコに追いかけてでも近づこうとすること自体がよく分からない。喧嘩して勝ち目があると思っているのだろうか(笑)。 先日、オカーサンと共に朝の散歩に出たとき、珍しいというかバカらしいというか笑ってしまう出来事があった。 マンションの階段を降りてエレベーターホールあたりで散歩から戻ってきたワンコと出会った。出会ったといってもお互いの飼い主がリードを保持しているのでワンコ同士が鼻付き合わせるという危険なことにはならないが、お互いの存在ははっきりと知ったわけだ...。無論お互いに挨拶とは思えない吠え声をあげた。 可笑しいのはその後のラテの行動だ。ワンコ自体はエレベータの中に姿を消したがそれはラテも知っている。それを承知でそのワンコのデータを知りたかったのだと思わざるを得ないが、ワンコの歩いて来た跡を臭いでトレースし確認するといった行為に出た。 具体的には普段グダグダと歩くラテがリードを引きながら地面を嗅ぎつつグングンと進む。オトーサンとオカーサンはこの後にラテがどのような行動に出てどこに行きたいのかを見極めようとラテの進に任せた。※オトーサンとラブラブ アイコンタクト中(笑) 場所は丁度信号がある道路の交差点だった。ラテはまず直進方向の信号を待って渡り90度左に曲がりまた信号待ち。無論渡って良いかはリードを持っているオトーサンがコントロールしているわけだが、その信号も渡り、続いてまた90度左に曲がり信号を渡った。 どうやら先のワンコが歩いて来た過程を追っているらしいことはオトーサンたちにも分かるものの可笑しな事に結局交差点の信号を一回りして元の場所に戻ってしまった(笑)。 当然ラテにもその結果は分かっているはずだし、やれやれ...これで正常の散歩コースに進むだろうと思った。しかし我が娘はオトーサンたちの想像を超える行動に出た。 何と臭いを追いながら小走りに進み、結局マンションのエレベータホールにたどり着いてしまったのだ(アホ)。そりゃあそうだ....当該ワンコはこのエントランスを通りエレベータに乗り込んだのだからラテは間違いなくそのワンコの跡をきちんとトレースしたことになる(笑)。 結局ラテは嬉々として臭いの残っているであろうエレベータに乗り込み、スタートしてから10分もかからないうちにそのまま自宅に戻ってしまうと言う愚行をやらかした。どこか「やったね!」という顔でアイコンタクトしてくるラテの表情を見ながらオトーサンたちは声をあげて笑ってしまったが、ラテ...お前は利口なのか...バカなのか(笑)。
トリニティ株式会社は9月18日、BlueloungeのApple Watch専用シリコン製コースター「Kosta(コスタ)」を全国の家電量販店、および雑貨店を通じて本日より販売すると発表。なお、本製品はTrinity Online Storeでも取り扱いする。 Apple Watch専用のシリコン製コースター[ Kosta ] ・Apple Watchを横向きにしてナイトスタンドモードで使用可能 ・傷つきからApple Watchを守るソフトなシリコン製 ・使用中もApple Watchへのアクセス可能 ・非使用時は、中央のマグネットで充電ケーブルを固定 ・部屋やデスクに馴染むシンプルでコンパクトなデザイン ・選べる3色:ダークグレイ・ライトグレイ・ライムグリーン Kosta(コスタ)は、お手持ちのApple社製Apple Watch充電ケーブルを使用できるソフトなシリコン製コースターで、一日の終わりにApple Watchの休息場となる。Kosta上での充電中もApple Watchへのアクセスは損なわれないので、アラームクロックとして使用でき、KostaがApple Watch専用の置き場所となる。 Apple Watchは、横向きに置いて充電するとナイトスタンドモードになる。つまり、KostaはApple Watchの最適な充電場所。Kostaがあれば、Apple Watchを本来充電すべきスタイルで充電することができる。 ▼ 価格 オープン/市場予想価格:2,500円(税抜) ▽ タイプ/型番/JANコード ダークグレイ / BLD-KOSTA-DG / 4582269469454 ライトグレイ / BLD-KOSTA-LGY / 4582269469461 ライトグリーン / BLD-KOSTA-LGR / 4582269469478 ▽ 製品ページURL
アップル(Apple Computer Company)という会社が出来たのはすでにご承知のとおり1976年4月1日であり、スティーブ・ジョブズ、スティーブ・ウォズニアックそしてロン・ウエインの3人が発起人だった。その切っ掛けや出会いなどに関してこれまでにも多々論じてきたが、今回はその1976年がどんな時代・世相だったかを追ってみた。 前回のアーティクルでは横浜で開催された "70's バイブレーション YOKOHAMA " をご紹介したが、Appleという会社ができたのも1976年...すなわち70年代なのだ。ではこの「1976年はどのような年だったのか」とはいっても米国の世相や出来事を述べてもピンとこないに違いない。したがってここでは日本の出来事を追って1976年の時代背景を感じ取っていただきたい…。 ちなみに私個人にとっての1976年は振り返るととても厳しい時代だった。その数年前に勤務先の上司に勧められその会社に取締役として勤務し始めたが、話しは随分と違い毎月の給与が滞るようになったこともあって辞める決心をした時期だった。※Apple 1を前にしたスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアック(上)。Apple 1のマニュアルに載っている回路図(1976年製)には DRAWN BY : R.WAYNE、DESIGN ENGINEER:S.WOZNIAK、PRODUCT ENGINEER:S.JOBSと創業者3人の名前と担当部署および年月日が記されている(下) 翌年1977年に小さな貿易会社に就職し予定していた結婚も無事果たしたが、人生とは面白いもので不遇な出来事が次のチャンスを生むという積み重ねで12年後にMac専門のソフトウェア開発会社を自身が起業することになるのだから...。 ともあれ後述するように1976年にはNECからマイコンキットの「TK-80」が発売され、我が国のマイクロコンピュータブームの火付け役となったが、翌年9月には早くも徳間書店から「使いかた楽しみかた~マイコンがわかる本」(橋本尚著)が出版された。※マイコン・トレーニングキット TK-80 (写真提供:株式会社技術少年出版) しかしブームという言葉が正しいかは疑問である。確かにマスコミに “マイコン” というワードが登場し始めたにしろそれらを実際に手にするのはまだまだ極一部の人たちに過ぎず、ましてや “マイコン” とか “パソコン” が我々の日常生活やビジネスに浸透してこれほど世の中を変えうる力になるとはほとんどの人の意識に登らなかったに違いない。 その1976年といえばすでに39年前であり、お若い方にとっては当時の世相など歴史の出来事として教科書上の記憶でしかないと思うが、Appleが会社を創立した1976年という年がどのような世相であったかをご一緒に眺めてみよう...。 ●まず「物価」に目を向けてみようか...。 郵便の封書は50円でハガキは20円だった。また今のJRはまだ国鉄の時代であり最低初乗り料金が60円だった。ちなみにビールは195円、たばこ(ハイライト)は120円。 ●この年のヒット商品に目を転じれば...。 世界初のCPU搭載一眼レフカメラ「キヤノンAE-1」81,000円がヒット。無論デジカメではない。 またビクターからは初のVHS方式のビデオデッキ「ビデオカセッターHR-3300」が256,000円で発売される。またNECからはマイコンキット「TK-80」が発売され日本のマイクロコンピュータブームの火付け役となる。ちなみに私自身は翌年の1977年に富士通のワンボードマイコン「FACOM Lkit-8」を購入してこの世界に足を踏み入れた...。 ●さて月毎に大きな出来事、事件を紐解いてみよう...。 ・1月8日:中国、周恩来首相が死去。 ・1月31日:鹿児島市立病院で5つ子が誕生。 ・2月5日:ロッキード事件発覚 米国上院小委員会でロッキード社が日本などの有力者に航空機の売り込みをめぐって多額の資金をばらまいたことを暴露。その後、児玉誉士夫を代理人として政府高官に賄賂を贈ったことも発覚、さらに小佐野賢次国際興業社主も関与していたことなどが明らかにされた。 24日に東京地検、警視庁、東京国税庁が強制捜査に踏み切り、戦後最大の汚職事件となった。 ・4月5日:北京で天安門事件。7日、鄧小平副主席が解任。 ・6月25日:新自由クラブ結成。 ・7月27日:田中角栄前首相逮捕 東京地検特捜部は丸紅から受けた5億円の外為法違反の容疑で田中角栄前首相を逮捕。16日、受託収賄罪、外為法違反で起訴。17日、保釈金2億円で保釈。 他の政府高官としては佐藤孝行運輸政務次官、橋本登美三郎元運輸大臣が8月に逮捕される。 ・9月6日:ミグ25亡命事件 ソ連の最新鋭戦闘機ミグ25に乗ってペレンコ中尉がアメリカに亡命のため北海道・函館空港に強行着陸。 ・10月22日:ニセ電話事件 現職京都地裁の鬼頭史郎判事補の「ニセ電話事件」が発覚。8月4日夜に検事総長の名で三木首相に電話しロッキード事件に関し「指揮権を発動してはどうか」と促したという。10月23日、最高裁が事情聴取。東京地検は軽犯罪法違反で起訴。 ・12月25日:昭和天皇在位50年。 ●この年のベストセラーを見てみると...。 「翔ぶが如く」(司馬遼太郎)、「不毛地帯」(山崎豊子)、「限りなく透明に近いブルー」(村上龍)、「火宅の人」(檀一雄)など。 ●テレビ番組では以下のような番組が大人気だった...。 クイズ・ダービー(TBS)、大河ドラマ 風と雲と虹と(NHK)、ドラマ 大都会(日本テレビ)、ドラマ 男たちの旅路(NHK)、ドラマ アルプスの少女ハイジ(NHK)、連続テレビ小説 雲のじゅうたん(NHK)、バラエティ 欽ちゃんのどこまでやるの!(NET=現テレビ朝日) ●日本での映画では「男はつらいよ・寅次郎夕焼け小焼け」、「犬神家の一族」、「不毛地帯」、「烏呼!!花の応援団」、「はだしのゲン」そして「あにいもうと」などが話題となる。 ●外国映画としては「ロッキー」、「カッコーの巣の上で」、「タクシー・ドライバー」そして日本初のハード・コア「愛のコリーダ」が刑法への配慮からまずパリで封切りとなった。 ●この年のヒット曲にはどんなものがあったのだろうか...。 春一番(キャンディーズ)、おゆき(内藤国雄)、昔の名前で出ています(小林旭)、ビューティフル・サンデー(田中星児)、東京砂漠(内山田洋とクール・ファイブ)、北酒場(五木ひろし)、横須賀ストーリー(山口百恵)、山口さんちのツトム君(川橋哲史)、嫁にこないか(新沼謙治)、東村山音頭(平田満)、四季の歌(芹洋子)、ペッパー警部(ピンクレディー)、青春時代(森田公一とトップギャラン)、S・O・S(ピンクレディー)、デンセンマンの電線音頭(デンセンマン、伊東四朗、小松政夫)などなど。 特筆すべきは、子門真人が歌った「およげたいやきくん」が453万枚という大ヒットになった。 ●スポーツ関連では10月11日に巨人軍の王貞治が715号ホームランを放ちベーブルースの記録を抜いた。 そして2月4日から15日にかけ、オーストリアのインスブルックで第12回冬季オリンピックが開催された。しかし日本選手のメダル獲得はゼロだった(^_^)。 7月17日から8月1日まではカナダのモントリオールで第21回オリンピックが開催され日本は体操で5回連続の団体総合優勝を果たしメダルも金9、銀6、銅10を獲得。ただし話題独占は体操で驚異の10点満点を取得した14歳のコマネチだった。 またアントニオ猪木対モハメド・アリの異種格闘技戦も記憶に残っている。 こんな時代にApple Computer社はスタートをきったのだ...。ただしマイク・マークラの資金援助を受けて法人化できたのは翌年1977年1月3日であった。無論当時Apple製品はApple 1しかなかった。Apple II が発表されるのは1977年4月16日、第1回ウエストコーストコンピュータフェア(WCCF)においてだった。※Apple 1の利用環境を再現。当研究所所有のApple 1(clone) とはいえ1976年という年は振り返って見ると何とも象徴的で刺激的な年である。アップルが生まれ、日本初のマイコン専門雑誌「I/O」が発刊、前記のようにNECからマイコン・トレーニングキットとしてTK-80が発売となった。 1976年はパーソナルコンピュータが一般大衆に向け爆発的に広がるトリガーのような年だったのである。
Moneytreeは本日、アップルから iOS9がリリースされたことを受け、これまでにもセキュリティとプライバシーを最大限に重んじ、サービスを展開してきたことに重ね、最新OSへの対応を最優先事項として対応し、以下の改善点を提供すると発表。 iOS 9のリリースに伴い、以下の改善点を提供。 1.iOS 9で採用されたATSで通信時のセキュリティレベルを強化 2.アカウント毎の自動更新が選択可能 3.過去の取引データをアーカイブ化 4.標準の取引明細の自動アップデートに加え、更に1日3回まで任意に更新が可能 そして今回、Moneytreeでは今まで有料プランで提供していた取引明細を個人が経費として選択する機能を無料化する。 ■Moneytree
9月13日、株式会社技術少年出版 の吉崎さんにお誘いいただき、ご一緒に横浜赤レンガ倉庫で開催されていた "70's バイブレーション YOKOHAMA" の最終日に行って来た。1979年の YMO ワールドツアーで使用された楽器などが展示され70年代ニッポンの音楽とポップカルチャーの展示がてんこ盛りだった。 "70's バイブレーション YOKOHAMA" という催事はポスター、チケット、雑誌など、時間を越えて大きな足跡を残す1970年代の音楽とアートワーク...その現物に加えて鋤田正義や井出情児といった写真家の作品を一堂に展示したものだという。※"70's バイブレーション YOKOHAMA" のチケット半券 ただし「70年代とはどんな時代だったのか」と問われれば私個人の切り口は今回のテーマやコンセプトとは些か違っていることを再認識させられた。 まず、私にとっても当時音楽は大変重要なファクタだった。「音楽がなくては生きてはいけない」などと叫ぶつもりはないが、音楽はただ鑑賞するだけでなく楽器演奏する楽しみがあり一種の自己主張でもあった。 70年代前半の勤務先では夏とクリスマス時期にダンスパーティーがあり、その際にはエレキギターを手に舞台にあがることになっていた。変な言い方だが私は会社公認の唯一のバンドメンバーだった。そこではベンチャーズ、フォークソングは勿論、ポップスや歌謡曲にいたるまでさまざまな曲を演奏し歌った。※赤レンガ倉庫まではシーバスでゆったりと... ただし今回 "70's バイブレーション YOKOHAMA" の会場に足を踏み入れて再認識したことは同じ70年代の音楽シーンといってもまるでパラレルワールドのように世界が違っていたことだ。概要的には認識していたが、私の音楽シーンには和製ロックは絶無といってよいほど存在しなかったからだ(笑)。※会場は横浜赤レンガ倉庫1号館の2階スペース ロックのサウンドは、確かにエレクトリックギターを中心とするが、70年代にはすでに多様化していたものの個人的にロックは60年代後半のチェット・アトキンス、チャック・ベリー、エルヴィス・プレスリー、ポール・アンカ…あるいはビートルズ、ザ・ビーチ・ボーイズ、ボブ・ディラン、ジョーン・バエズあたりまでで卒業した感じだった。 したがってジミ・ヘンドリックス、ザ・モンキーズ、シカゴ、デヴィッド・ボウイ、レッド・ツェッペリンなどになると拒否反応を起こした。ましてや和製ロックに興味はわかなかった。 展示されている中でYMOはミュージックカセットテープを買ったほど好きだったものの、ファンの方々には申し訳ないが例えば小坂忠、南佳孝、鈴木茂、小原礼、屋敷豪太などなどの名を知らないばかりか写真を見てもまったく分からない...。※YMO (イエローマジックオーケストラ)がワールドツアーで使ったシンセサイザーや楽器、衣装などが展示されていた それでも矢沢永吉、泉谷しげる、井上陽水、松任谷由実、ジョー山中、佐野元春などなどといったミュージシャンはよく承知しているが和製ロックというジャンルが私の中で欠落しているのを思い知らされた。 そもそもがギターを始めたきっかけはクラシックギターだったのだからどうにも最初からすれ違ったようだ(笑)。 ともあれこの"70's バイブレーション YOKOHAMA" は8月1日から横浜の赤レンガ倉庫1号館で開催されてきたもので我々が出かけた日は最終日だった。その催事も期間中にピーター・バカラン、佐野元春、片岡義男らによるアナログ・コンサートがあったり、高橋靖子、牧村憲一によるドリンク付きのイベントなどが別途有料で開催されたりもしたらしい...。 ではなぜ70年代なのか...。それは大戦後にアメリカから入ってきたジャズやカントリーといった洋楽が日本でも広まり好まれていったわけだ。そしてグループサウンドやフォークブームを経てこの70年代に洋楽と日本語のロックが定着したというが、フォークはともかくロック...特に和製ロックに疎い私はほとんど知識がない(笑)。 別に外国かぶれしていたわけではないが、日本のロックミュージシャンたちにほとんど興味はなかったのだからこればかりは仕方がない…。 さて自分の欠落部分を突きつけられたような "70's バイブレーション YOKOHAMA" だったが、出不精な私にとって久しぶりに...本当に久しぶりに向かった横浜での目的は株式会社技術少年出版の吉崎さんとお会いできることの方がウエイトが高かったといえる。"70's バイブレーション YOKOHAMA" はまあ、その切っ掛けだ...。 これまでにも吉崎さんとは何度かお会いし八王子のパブ、"シャーロック・ホームズ" というお店で会食したり、高尾にある "Legacy8080体験デモルーム " にお邪魔したこともあるが、その博識と「月間アスキー」の初代編集長などを歴任されてきた経験や実績をバックグランドにしたお話しは実にエキサイティングなのだ。共に...というと語弊があり、吉崎さんは情報の送り手であったとき、私は一介の読者にすぎなかったものの、同じ時代を通ってきた共通項が心地よいといったらよいのだろうか。 結局すべてをお膳立てしていただき、横浜駅から赤レンガ倉庫まではシーバスで短いクルージングを体験したし、遅めのランチはホテル・ニューグランドで懐かしい味を堪能した。 そもそもが横浜と名の付く場所に足を踏み入れたのは9年ぶり、赤レンガ倉庫近くにある山下公園に両親と女房と出向いたのはすでに20年ほども前だ。※昼食はホテル・ニューグランド そういえば70年代の終わり、1979年に山下公園近くにオープンしたシティホテルの先駆けとも言える「ザ・ホテルヨコハマ」にこれまた家族で宿泊し横浜の街を堪能したこともあったがそれも正しく "70's バイブレーション YOKOHAMA" の時代であった。そのホテルもいまはない。 ホテル・ニューグランドで食事をしつつ、ふとそんなことが頭をよぎったとき横浜散策に同行した今は亡き母のしゃがれた声が聞こえたように思えた…。
Apple Watchの弱点のひとつは間違いなくバッテリーの問題だ。通常丸一日は十分持つが、現実問題として毎日充電する必要がある。さらにwatchOS 2 になればサードパーティ開発のアプリも使えるようになるという。したがってバッテリーはより消耗するものと思われる。 …という見通しは現実のものとなった感があるからしてApple Watch専用のモバイルバッテリーが登場するに違いないと考えていた。その先鞭となったのがNOMADのApple Watch専用モバイルチャージャー「Pod for Apple Watch」である。本製品は3月に発表されたことを知りつつ情報をウォッチしていたが、発表当時の仕様とはいささか変わったもののその利便性は明らかだと考えてオーダーしてみた。※NOMAD PodはFedExで出荷から3日目に届いた(上)。同梱品はモバイルバッテリー本体とMicro USBケーブル(中)。なお本体カバーはマグネットが使われている(下) 「Pod for Apple Watch」本体のサイズは直72mm、高さが25mmほどの円筒形で重量はケーブル別で132gだからまさしく掌に乗る。また1800mAhのリチウムイオン・バッテリーを内蔵しており、アルマイト処理処理されたアルミ製カバーを開けた本体内にあるUSB出力端子にApple Watch用充電ケーブルのUSB端子をつなぎ、円形本体側面のスペースにケーブルを巻いていく。最後にマグネットの充電端子部分を中央に納めてこれまたマグネットで閉まるカバーを綴じれば準備完了...。その姿はなんだか呼び鈴みたいだ(笑)。※本体内にあるUSB出力端子にApple Watch用充電ケーブルのUSB端子をつなぎ(上)、本体側面のスペースに充電ケーブルを巻く(中)。最後にマグネットの充電端子部分を中央に納め、カバーを綴じればセットアップ完了(下) 勿論「Pod for Apple Watch」を充電する必要がある。充電は本体サイドにあるMicro USB端子から行い、バッテリー容量の残はボタンを押せば4つのLED点灯で確認できる。なおパッケージにはNOMADサイトで別売されているNomadKey Micro USB がひとつ同梱されているが、これを使って充電できる。※本体側面にMicro USB端子、バッテリー容量確認のLEDおよびLED点灯ボタンがある さて実際にセットアップしてみたが、いくつかの点で注意が必要だ。 まずはApple Watch専用の純正充電ケーブルだが、私が愛用しているアルミニウム・ボディのApple Watchに同梱されていた充電ケーブルは2メートルととても長い。なぜこんなにも長いものを採用したのか分からないがこれを「Pod for Apple Watch」のボディに巻き付け、カバーをきちんと閉じるには数回やり直しをしなければならなかった。ボリュームがありすぎるからだ…。 また1本だけしか持っていない充電ケーブルをこの「Pod for Apple Watch」に常駐させてしまうと日常のシーンで不便だからとオンラインのApple Storeで1メートル長の充電ケーブルを購入し、それを「Pod for Apple Watch」専用で使うことにした。無論1メートルのケーブルなら実にやりやすい...。 さらに別売のケーブルを買って初めて知ったことだが、Apple Watch同梱の充電ケーブルと今回購入した充電ケーブルとではケーブルの長さだけでない違いがあった…。詳しくは別途「Apple Watchマグネット式充電ケーブルの秘密?! 」を参照いただきたいが、そのマグネット部位の厚みが同梱の充電ケーブルより別売品は僅かながら薄いのである。 したがって「Pod for Apple Watch」には円形のスペーサーが付属しており、別売ケーブル(金属製ケーブル)を使う場合はマグネットを置く中央の穴にこのスペーサーを敷くことになる。これでマグネット部位が「Pod for Apple Watch」の中央にある穴の高さにぴったりと収まるわけだ。※Apple Watchの充電はNIMAD Podの中央に置くだけだ もうひとつ利用時の注意としてミラネーゼループベルトを使っている場合は充電時に一方のラグを外すか、ループのままなら長さが許せばベルトを最長に伸ばして「Pod for Apple Watch」本体をベルトの環の中に入れた形となる…。私はミラネーゼループベルトを持っていないので実際にテストできないが、ラグを外さない場合はベルトの上に「Pod for Apple Watch」が乗るわけで置き方にガタが生じるはずだ。 無論「Pod for Apple Watch」は38mmタイプでも42mmでも使えるが、フル充電時4回ほどApple Watchを充電できるとのことだから、週末の旅行...特にアウトドア指向の方に、あるいは短期の出張などには威力を発揮するに違いない。 なお製品は私が手に入れたシルバーとスペース・グレイの2種が用意されているが、何にも増してその完成度の高いデザインはバッグの中でも邪魔にならず、そして机上に置いても様になる。一般のモバイルバッテリーと比較するなら少々価格は高めだが、それだけの持つ面白さ、楽しさが満喫出来る製品に違いない。 ■NOMAD Pod for Apple Watch
猛暑がなんとか過ぎ去ったと思ったら雨、雨、雨が続く…。暑さもラテとの散歩には難儀するが、こう雨ばかりというのも困ったものである。そもそもラテは雨が嫌いだし、ために着せられるレインコートも大嫌いだ。そういうオトーサンだって濡れるのは嫌だし傘という余計なものを保持しなければならないから雨の日の散歩は体力的にも辛いものがある。 雨だからといって散歩をサボるわけにはいかないのも困ったものだが、こればかりは仕方がない。室内で排泄を済ませてくれれば雨天のときだけでも助かるが、長い間の習慣でいつからか室内ではしなくなってしまった…。我慢させるのも忍びないとオトーサンは外に連れ出すが、その連続がいまの結果を生んでしまったのかも知れない。※つかの間の薄日が差したからか、ラテは機嫌がよい ただし雨の日の散歩は朝にしろ夕方にしろ、長引くことはないと分かっている。ラテも何の為に外に出るかは承知しているから用が済めばいそいそと自宅に戻る。とはいえ雨の日は当然ながら地面は濡れているし場所によっては水たまりになっているからしてラテもそうした場所では些か用を足すのは躊躇いがちだ。したがって通常より結果を出すのに時間がかかる場合もあるのが難点。 雨の日は遠方に向かうことは無いが自宅の周りを進みつつ戻り、横断歩道を渡ってはまたまた戻るという行動が多くなる。ラテ自身もどうして良いか分からないといった感じだ。 オトーサンとして雨の日の散歩で気遣うことはまずレインコートを着せるべきか否か…だ。レインコートを着せると固まってしまうほど嫌いなものだからして着せずに済むなら越したことはないが、傘を向けるにしろ長毛のラテは1度濡れれば後始末が大変なのだ。※レインコートが嫌なのか、ぐずるラテにオカーサンが励ましている(笑) 朝にしても夕方にしても散歩に出る前に天気予報はもとよりiPhoneアプリで雨雲の動きを何度も確認し、雲の切れ目がある場合にはそのタイミングに合わせて少し早めに出たり逆に遅くしたりと工夫をしている。 しかし文句なしの雨ならともかく、雨雲はないからとレインコートを着せずに飛び出したものの、濡れるに十分な雨が降っていたり、出たときには傘が必要ない状態だったのにいきなりにわか雨にたたられるということもあって雨を避けるのはなかなか難しい。※夏休みも終わり子供たちの姿も多く見かけるようになったが、先日早速ラテは揉みくちゃになった 雨の日は濡れるから嫌だ…ということもあるが、長い時間歩かないし自宅の周りだけしか行動しないこともあってラテがお気に入りの子供たちやワンコの飼い主さんたちに会える機会も少ないため刺激もなくラテも面白くないようだ。早く家に帰りたい反面、誰か知り合いのワンコや子供たち、あるいは飼い主さんたちと出会うことを望んでいるからだろう、雨がしのげるガード下などに座り込んで誰か知り合いが通らないか…待ちの姿勢を取ったりもする。 オトーサンとしては一刻も早く戻りたい気分だが、ラテの気持ちになってみれば少しはこのまま待ってやろうかとも考える。何しろあからさまな時は近所のワンコの飼い主さんの家の前に座り込むこともあるのだ。その行為は確実にその家のオカーサンが出てくるのを待っているに違いない(笑)。まるでストーカーワンコだ…。※オトーサンにオヤツを強請る そんな憂鬱な日が続いたが先日の水曜日、薄日がさし気温もまずまずの夕方のことだ…。ラテは珍しく片道30分以上もかかる馴染みの広い公園を目指すような姿勢を見せた。オトーサンもしばらくご無沙汰をしているし、その公園に行けば知り合いの飼い主さんたちに会えるかも知れないと思ったが、問題はラテの意欲だ。 とにかく「行きはよいよい帰りは怖い」になりがちで、公園に向かうまでは良いものの思った成果がないと帰り道、ラテはあからさまに動きが鈍くなる(笑)。それをなだめすかして歩かせるのは本当に大変なので途中何度もオトーサンはわざとUターンする姿勢を見せた。※レインコートを着ていながら珍しく表情が輝いている。なにか興味のあるものか人を見つけたのか? ラテが本気でないなら早いうちに軌道修正して戻ろうと…。しかしノタノタ歩いているわりにはラテの意志は固く、頑固に公園を目指して歩く。 久しぶりに足を踏み入れた広い公園を見回していたら、柴犬のクロちゃんとオカーサンの姿が…。ご一緒にロビンちゃんのオカーサンも。挨拶の後、6月に亡くなったアポロちゃんのオカーサンの出棺に立ち会ったというクロちゃんのオカーサンにその際の様子をお聞きして…オトーサンたちはあらためて深いため息をついた。※久しぶりに馴染みの公園で腹ばいになったラテはどこかリラックスした表情だ ラテは草むらに腹ばいになり動こうとしない。ここは記憶にある臭いも多いだろうし、何といってもこの広い公園で育ったといってもよいラテなのだから…。 とはいえこの場にいつまでもじっとしているわけにもいかない。オトーサンは仕方なくラテを抱き上げ強制撤去と相成ったが、途中3回休憩時間を取り、水を飲ませながらなんとか自宅に戻ってきた。 ふと気がつくと辺りはすでに夕闇が迫っていて日の入りが早くなったことを実感した。
今回はLisa関係ネタだからしてオールドネタだというだけでなくマイナーな話でもある。それはLisa用のアンチ・グレア・フィルターの話しだ。相変わらずどうでもよいネタだ...と軽蔑してはいけない(笑)。これひとつをとっても時代の最先端を見据えた...はずの...Appleの選択なのだから...。 Lisaが話題にされたところでこのアンチ・グレア・フィルターの事などほとんど表に出て来ないに違いない。 まずお伝えしておくと...。Lisaのスクリーンは液晶ではなくモノクロのブラウン管である。何しろ1983年に発表されたマシンであり、当時液晶モニターをパソコンの表示装置として使いたくても技術的に無理だったからだ。※Lisaのフロントパネルを外してブラウン管モニターを確認。大変写り込みしやすいことがわかる(上)。電源を入れアンチ・グレア・フィルターを通した画面は確かに写り込みは軽減されている(下) 液晶技術にはいくつかの方式があるが、Lisaが発表された翌年の1984年にEPSONから世界に先駆けて商品化された、液晶ポケットカラーテレビ「ET-10」が登場した。しかしその画面サイズは2インチだった...。 Appleが液晶ディスプレイを商品化した最初は1984年4月24日に発表されたApple IIc 用としてだ。そのフラット・パネル・ディスプレイ(モノクロ)はコンパクトなマシンとして様々な場所へ持ち運びが可能だとアピールされたApple IIcに相応しいものだったが、残念ながら当時の技術ではコントラストが低く見難かった。※Apple IIc 用のモノクロ液晶ディスプレイはコントラストも低く使いにくかった さてそうした時代に登場したLisaのブラウン管方式のディスプレイだが、標準で専用のアンチ・グレア・フィルターが付属していた...。 Lisaのカタログやら写真を見てもそれらしいものは見当たらないと思われるかも知れないが、このアンチ・グレア・フィルターはLisaのフロントカバーを取り外すとその裏側モニター部位にはめ込まれている。ただし目立たないし現在残っているLisaにそれがあるかどうかはそれぞれ確認してみなければわからない。※フロントパネルを外すと、その内側にアンチ・グレア・フィルターがセットされているのがわかる このアンチ・グレア・フィルターはその名の通り反射しやすいブラウン管をコントラストを強調しつつ反射を防いで見やすくする目的で装備されたが、それは現在様々なモニター反射防止のフィルターのように樹脂やガラス製のものではなく極細の樹脂繊維を網状にした “ネット” なのである。※アンチ・グレア・フィルターは簡単に取り外し可能(上)。そのフィルター面をマクロで撮影するとネット状であることがわかる(下) したがって、確かに...完全では無いが反射を軽減する役割を果たすものの、ユーザーによってはそのネットの構造がモニター表示の解像度を落とす感じがして嫌われる場合もあったという。 したがってこのアンチ・グレア・フィルターを外してLisaを使っていたユーザーもいたために余計に知られていない存在かも...。 私が興味を持ったことはブラウン管の反射を押さえるフィルターをと考えた場合、1980年当時だとしても他にもっと選択肢があったのではないかということだ。例えば樹脂製のフィルムにするとか、あるいはモニターそのものに反射防止処理はできなかったのだろうか…と。※アンチ・グレア・フィルターの存在は分かりにくいがフロント側から触れば一目瞭然だ Lisaは1万ドルほどで販売された高価なパソコンだった。究極のコスト削減のためにネットになったとは思えない。多少コストがかかったにしてもAppleが選ぶことだからして最良のものを選んだと考えたい。ではこのネット式のアンチ・グレア・フィルターは当時最良のものだったのか…。※アンチ・グレア・フィルターを装着したモニター表示を拡大した例。通常の使用ではその存在を意識することはない いや、このアンチ・グレア・フィルターは現行の製品類がそうであるように、写り込み防止のためだけでなくブラウン管のデイスプレイを保護する役目も果たしていたと考えてみたが、柔なネットでは堅いものをぶつけた際の保護には役に立ちそうにも思えない。なぜAppleが選んだアンチ・グレア・フィルターが “コレ” なのか?※当研究所では別途交換用の純正アンチ・グレア・フィルターも保管してある 確か最初期の一体型MacintoshにはKensington社などからモニター前面にベルクロを使って貼り付けるフィルターが発売されていた。無論ネット状ではなく硬質な樹脂製フィルムだった。 ともあれアンチグレア技術の歴史…といった類の情報となれば素人にはいかんともしがたい…。1980年代前半のテクノロジーではこのネット式フィルターが最良の選択なのか、なぜ “コレ” だったのか…については今のところミステリーなのだ。
Appleは9月10日、世界で最も先進的なモバイルオペレーティングシステムとなるiOS 9を、iPhone、iPad、iPod touchのユーザに対して9月16日(水)より無料アップデートとして提供することを発表した。 iOS 9はパワフルな検索機能、改良されたSiriを通じて、あらゆる操作でユーザのプライバシーを守りながら、iOSデバイスをよりインテリジェントで積極的なアシスタントに変身させる。 iPadの操作方法はiOS 9でいっそう向上する。新しいマルチタスキング機能により、2つのアプリケーションを横に並べて一度に見たり、操作したりできるようになる。ピクチャ・イン・ピクチャでは、ビデオを再生しながら、ウェブをブラウズしたり、メールの文章を入力したり、その他のアプリケーションを実行したりできる。内蔵アプリケーションでは、アイディアを得る新しい方法を提供するように再設計されたメモアプリケーション、詳細な交通機関の情報を備えたマップのほか、Newsアプリケーションによりどのデバイスを使って読んでも最高の体験を得られるなど、いっそう強化されている。 ■Apple Press Info
AppleとHermèsは9月10日、Apple Watchの新しいコレクション、Apple Watch Hermèsを発表した。Apple Watchのデザインと機能はそのままに、シンプルトゥール、ドゥブルトゥール、カフなど、Hermèsのアイコニックなスタイルである繊細な仕上げのレザーベルトをあしらったステンレススティール製のApple Watch。 Appleの比類のない製品の革新性と、Hermèsの伝統や象徴的なモチーフ、職人の技が融合し、個性的なApple Watchが誕生した。 シンプルトゥール38mmステンレススティールケースは、フォーヴ色のヴォー・バレニア、黒のボックスカーフ、カピュシーヌ色のヴォー・スウィフトから、シンプルトゥール42mmステンレススティールケースは、フォーヴ色のヴォー・バレニア、黒のボックスカーフから選ぶことができる。 ドゥブルトゥールは38mmステンレススティールケースとペアになっており、ベルトはフォーヴ色のヴォー・バレニア、ブルー・ジーン、カピュシーヌ、エタン色のヴォー・スウィフトから選ぶことができる。 カフは42mmステンレススティールケースとペアになっており、ベルトはフォーヴ色のヴォー・バレニアにのみ対応している。コレクションのどのモデルについても、ステンレススティールケースにはHermèsの刻印が入っている。そのほか、カスタマイズ可能な文字盤には、Hermèsの腕時計、《クリッパー》、《ケープコッド》、《エスパス》にインスピレーションを得た、このモデル限定の3つのデザインが採用されている。 【価格と販売について】 Apple Watch Hermèsは、シンプルトゥール38mmステンレススティールケースが138,000円(税別)、シンプルトゥール42mmステンレススティールケースが145,000円(税別)、ドゥブルトゥール38mmステンレススティールケースが158,000円(税別)、カフ42mmステンレススティールケースが188,000円(税別)。 このコレクションは、一部のApple直営店、Hermèsのブティック、専門店、百貨店にて、10月5日より日本、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、イタリア、韓国、ロシア、シンガポール、スイス、イギリス、そしてアメリカで販売を開始。 ■Apple Press Info
Appleは9月10日、新しいゴールドとローズゴールドのApple Watch Sportモデルを含む、美しいApple Watchケースとバンドを新たに披露し、本日より販売開始することを発表しした。 Apple Watchは発売以来、ユーザが通知の受信と、その返信をしたり、Siriに話しかけて対話をしたり、Apple Payで便利に支払いをしたり、健康やフィットネスの活動を記録したりすることを手助けしてきました。watchOS 2は9月16日に無料アップデートとして提供され、新機能やサードパーティ製のネイティブアプリケーションによりこの画期的なエクスペリエンスをさらに強化する。 watchOS 2はApple Watch上でネイティブに稼働することでアプリケーションをより速く滑らかに動作させるほか、新しい文字盤の追加や、サードパーティのアプリケーションが文字盤上に情報をコンプリケーションとして表示できる機能、そしてタイムトラベルを使って未来のイベント、過去のニュースのヘッドラインなどを見るための革新的な方法を備えている。watchOS 2はまた、メールへの音声文字入力を使った素早い返信、スマートリプライまたは絵文字での返信機能、Digital Touchでは複数のスケッチカラーでよりクリエイティブに表現ができるようになるなど、新しいコミュニケーション機能も導入。 Apple Watchのコレクションは新しいカラーのケースと新しいバンドでさらに広がる。豊かで鮮やかな色からよりニュートラルなトーンまで用意された新しいスポーツバンドが加わり、Apple Watchはこれまで以上にカスタマイズができるようになった。 Apple Watch Sportの軽量な酸化皮膜処理されたアルミニウムケースにゴールドアルミニウムとローズゴールドアルミニウムの美しい2つのカラーが新たに加わった。これらには、ラベンダー、アンティークホワイト、ストーンまたはミッドナイトブルーの高性能フルオロエラストマーのスポーツバンドが組み合わせられる。 Apple Watch Sport シルバーアルミニウムには新たにオレンジまたはブルーのスポーツバンドが加わった。 ステンレススチールケースのApple Watchコレクションには、ブラックまたはサドルブラウンのツートーンのクラシックバックルを含む複数の新しいバンドが加わった。 Apple Watchスペースブラックステンレススチールケースに新たにブラックのスポーツバンドが加わった。 Apple Watch Editionに、ミッドナイトブルーのクラシックバックルが付いた18Kローズゴールドのケースが加わった。 Apple Watchは、ステンレススチールケースと(PRODUCT)REDスポーツバンドのモデルを提供することでAppleがこれまで深く関わってきた(PRODUCT)REDに参加することになり、売上金の一部が世界エイズ・結核・マラリア対策基金に寄付される。 すべてのApple Watch SportおよびApple Watchコレクション用のApple Watchバンドは、フォグ、ターコイズ、ビンテージローズそしてウォールナットの新しい4色のスポーツバンドと同じく、単体で購入することができる。 ■Apple Press Info
Appleは9月10日、iOSデバイスではこれまでで最大となる560万ピクセルの美しい12.9インチRetinaディスプレイと、ほとんどのポータブルパソコンに匹敵する画期的なパフォーマンスを実現する新しい64ビットA9Xチップを特長とする、全く新しいiPad Proを発表した。 より大きくなった新しいiPad Proは薄くて軽く、一日中使えるバッテリーを搭載している。App StoreにはiPadのために特に設計された85万種類以上のアプリケーションが揃っているが、新しいiPad Proは、プロダクティビティから、デザイン、イラストレーション、エンジニアリングそして医療から教育、さらにはゲームやエンターテイメントまで、あらゆる分野で新世代の先進的なアプリケーションの操作を可能にする。 Appleは本日また、iPad Pro用のApple Pencilを発表。別途販売されるこの高精度な入力デバイスを使うことで、絵画の作成やスケッチを驚くほど滑らかに自然に行うことができるす。iPad Proでは、Multi-TouchディスプレイのタッチサブシステムがApple Pencilに合わせて再設計され、従来よりもはるかに優れた追従性で、美術作品としてのイラストレーションや緻密な3Dデザインのような操作を信じられないような精度で行うことができる。Apple Pencilの先進的なセンサーは、圧力と傾きの両方を計測し、素早く滑らかな描画体験を実現する一方、内蔵されたLightningコネクターによりペアリングと充電も高速で簡単に行うことができる。Apple Pencilはまた、メール、メモ、ProcreateそしてOffice 365 for iPadといった人気アプリケーションでも使用でき、新しいレベルのクリエイティビティとプロダクティビティを提供する。 Appleの新しいSmart KeyboardはiPad Proの実用性をさらに高め、薄型で耐久性の高いデザインのフルサイズキーボードはどこへでも持って行くことができる。別途販売されるこのSmart Keyboardは、iPad Proの革新的なSmart Connectorポートに接続されるので、別途バッテリーを用意する必要もなく、オンオフのスイッチやBluetoothのペアリングも必要ない。Smart Keyboardはカスタムメイドの繊維素材に包まれており、標準的なキーボードと同レベルの正確かつ安定性に優れたキータッチを提供するキーボードでありながら、簡単に折り畳むことができ、Smart Coverとしても使用可能。 Smart Keyboardはまた、iOS 9の新しいQuickType®機能とシームレスに連携し、タイピングをこれまで以上に速く、簡単にする。 ■Apple Press Info
Appleは9月10日、まったく新しいApple TV(アップルティーヴィー)を発表した。テレビ用に構築されたアプリケーションがリビングルームに革新的な体験をもたらす。Apple TV上のアプリケーションによって、観たいものや観たいときを選べるようになる。また新しいApple TVではリモート機能にSiri®を採用しており、声を使って、複数のコンテンツプロバイダが提供するテレビ番組や映画を同時に検索することができる。 まったく新しいApple TVは、新世代の高機能なハードウェアを用いて基礎から新たに構築しただけでなく、Siri Remoteを使った直感的で楽しめるユーザインターフェイスを導入している。Apple TVにはAppleのiOSを基盤とする新たなオペレーティングシステムであるtvOSが搭載されているため、何百万ものiOSデベロッパが、Apple TV向けに特別に開発した新しいアプリケーションやゲームを、新しいApple TV App Storeを通じてユーザに直接届けることができる。 Siriに「『New Girl』を見せて」「80年代でいちばん面白い映画を探して」「ジェイソン・ベイトマンの映画を探して」「子供に人気のテレビ番組を探して」などと言えば、タイトルやジャンル、キャスト、スタッフ、評価、人気などに基づいて、テレビ番組や映画を声で簡単に検索できる。Apple TVはiTunesのほか、Netflix、Hulu、HBO、Showtimeの人気アプリケーションを検索し、検索結果に表示されたテレビ番組や映画を再生できるあらゆる方法を表示する。また、Siriを使って、再生コントロールや画面上のナビゲーションのほか、スポーツ、株価、天気予報などの情報にすぐにアクセスできる。 tvOSはApple TV用の新しいオペレーティングシステム。tvOS SDKのツールやAPIを活用することで、デベロッパはiPhoneやiPad向けに世界的なアプリケーションのブームを引き起こしたのと同様に、リビングルームでも驚くような体験を実現できる。 新しく、さらにパワーアップしたApple TVは、Appleの設計によるA8チップを搭載し、パフォーマンスも向上しているため、デベロッパは魅力的なゲームや、テレビ向けのカスタムコンテンツのアプリケーションを作成できる。tvOSは、緻密なグラフィックスや複雑なビジュアルエフェクトを作り出すMetalなど主要なiOSテクノロジーに対応しているほか、Game Centerへの対応により友人と一緒にゲームのプレイや共有ができる。 ■Apple Press Info
Appleは9月10日、iPhoneの革新的なMulti-Touch(マルチタッチ)インターフェイスに強力かつ新しい広がりを加えた、これまでで最も先進的なiPhoneとなる、iPhone 6sとiPhone 6s Plusを発表した。 この新しいiPhoneの2モデルは3D Touchを搭載し、押す力を感知することにより、直観的な新しい方法で機能へのアクセスやコンテンツの操作を実現。iPhone 6sとiPhone 6s Plusは共に、現行のスマートフォンが搭載する中で最も耐久性のあるガラスで作られたRetina HDディスプレイと、航空宇宙産業で用いられるのと同じ合金である7000シリーズアルミニウムを特長とし、新色のローズゴールドを加えた豪華なメタリックフィニッシュで仕上げられている。 iPhone 6sとiPhone 6sはまた、新しいアプローチで写真撮影を様変わりさせるLive Photosと呼ばれる機能を搭載し、瞬間の動きを捉えることで静止画を生き生きとしたものに変えます。新しいiPhoneが搭載するLive Photos、3D Touchその他の先進機能は、Apple設計のA9チップにより実現し、スマートフォン搭載用では最も先進的なチップとして、いっそう高いパフォーマンスと優れたバッテリー駆動時間を両立させている。 ■Apple Press Info
アップルが日本時間、9月10日午前2時より開始した「Apple Special Event. September 9, 2015.」の速報をお届けする。今回発表された新しいアイテムに関するトピックの概要を羅列したものだ。なおそれぞれの詳しい内容などはプレスリリースなどが発表された時点で別途お届けする予定。 ティム・クック CEO登壇 最初はWatchの話題から ・エルメス製ベルト 10月発売 ・Watchの新しいモデル ・ローズゴールドとゴールドカラー スポーツタイプと同じ価格 ・プロダクトレッドのステンレス版登場 ・新しいカラーのスポーツバンド登場 今日から発売 iPod Pro登場 ・フィル・シラー登壇 ・12.9インチのスクリーン ・A9X チップ搭載が持つ ・4つのスピーカー搭載 ・厚さは6.9ミリ ・スマート・キーボード登場 ・マグネティックで接続 ・専用のアップルペンシル登場 Lightningで充電可能 iPad Proは11月発売 クック再登壇 新しいtv 登場 ・リモコンを使いタッチと Siri で操作 ・tvOS リリース 今日からデベロッパーに提供 tvは10月後半登場 フィル・シラー登壇 ・iPhone6S ならびにiPhone6S Plus 登場 ・4色カラー ・7000シリーズアルミ採用で最強の筐体 ・3D Touch の紹介 ・A9チップ搭載 ・12メガピクセルのカメラ搭載 ・4Kビデオ撮影、編集が可能 ・LivePhoto 機能 LivePhotoで撮影した作品はWatch Faceにも使える ・LivePhoto API公開 ・アクセサリーも豊富に ・毎年新しいiPhoneにできる iPhoneアップグレードプランリリース ・iPhone6S ならびにiPhone6S Plusは9月25日より販売 ・9月16日から iOS9 ダウンロード開始 以上
現在 “アップルジャパン” と呼ばれているアップルの日本法人は正確にはApple Japan合同会社だが、元となるアップルコンピュータジャパン(株)は1983年6月21日設立だからすでに32年経っている。その日本法人と文字通りの悪戦苦闘を繰り返したデベロッパーとして一昔前の話ではあるが「私にとってのアップルジャパン」を再考してみたい。 名前はともあれアップルジャパンは日本市場でビジネスを行う我々にとっての総本山である。単なるユーザーであれば製品の好き嫌い、あるいはユーザーサポートといっただけの付き合いで済むだろうが、ことビジネス上の付き合いとなればそのアプローチはもとより、考え方はがらりとシビアになって当然だ。 1989年にMac専門のソフトウェア開発を目的とした小さな...本当に小さな会社を起業した私は正直アップルジャパンという会社の存在を当然ながら知っていたものの関わり合いが生まれるとは夢にも考えていなかった。 我々はとある大企業からのソフトウェア開発依頼を契機に起業する機会を得たが、アップルとのパイプができるとは思いもよらなかったのである。※デベロッパーとして頻繁にアップルジャパンに出入りし始めたのは本社が千駄ヶ谷に移ってからだ(1992年) だから、我々がアップルに電話をして面会を求めたり、願い事をするというつもりもなかった。これまた予想もしなかったことだがキヤノン販売やソニーといった大企業からソフトウェア開発依頼が舞い込み、そのミッションを粛々とこなしていくことが使命となっていたし、それで超マイクロ企業は十分生きていけた時代だった。 とはいえ時代が...というと大げさで不遜に聞こえるかも知れないが、我々を必要としていた…。起業して早々にアップルからコンタクトがあり様々な部署、いろいろな担当者から依頼事が舞い込むようになった。ただし他の大企業からの依頼とは違い、アップルジャパンからの依頼はまずビジネスに直結せず金にならなかった(笑)。 アップルからの依頼事のひとつは他企業からの頼み事を我々に振るといった内容だった。「こんなことをMacで実現したい」とか「こうしたソフトウェア開発をやってくれる所を紹介して欲しい」といった内容のあれこれが日々アップルジャパンに舞い込むようになっていたからだ。まだまだ市場はいまと比較にならないような極小の世界だったが、少しずつではあったものの新しい市場の開発に希望を託してみたいという企業も出始めていた。 勿論アップルジャパンがそうした依頼事に直接手を下せるはずもなかった。彼らの使命は日本市場にMacを1台でも多く販売することだったが、製品を直販することはやっていなかった。Apple Storeもオンライン販売もなかったし当時は日本総代理店のキヤノン販売が国内市場を牛耳っていた。アップルジャパンはキヤノンの尻を叩き日本にアップルあるいはMacintoshという名を広め啓蒙し市場を広げる役割はあったものの,主な仕事は米国本社のミッションを消化し製品の輸入と流通の要をコントロールすることだった。※当時のアップルジャパンと交わしたデベロッパー契約書(パートナー・シーディング・オプション)表紙 そういえばアップルジャパンの担当者は当時どこで我々の存在を知ったのだろうか。企業広告を打つといったことができる規模でもなかったし前記した理由でそのつもりもなかった。現在のようにインターネットもなくホームページで告知に努めるといったこともできない時代だった。 Mac専門誌やパソコン通信のNIFTY-Serveなどに載った私の個人的な名前を見てコンタクトしてくださる方も多かったし、後はキヤノンあたりからの情報だったに違いない...。 ともかくアップルジャパンからは「A社がこうしたアプリが欲しいとの依頼があるのでコンタクトしていただけませんか」といったことや「丸の内のB社の役員たちにMacintoshの可能性をアピールしたいのですがお手伝いいただけませんか」、あるいは「来月の○日に展示企画があるのですが、アップルのブースでデモをお願いできませんか」といったあれこれだった。また「アップルから紹介をいただいたので話しを聞いて欲しい」といった電話も多かった。 けち臭いと思われるかも知れないが、こうしたアップルからの依頼に乗っても日当や宿泊費は勿論、交通費もでなかった(笑)。「Macの市場が広がれば御社のようなソフトデベロッパーも大きくなるから...」といった誘いに終始していたのである。無論当時私もそうした可能性を望んでいたし、Mac専門のソフトウェア企業など他に存在しなかったから素直にその物言いを信じて依頼事のほとんどに対応していた。 生意気な言い方をするなら、当時私はアップルジャパンという存在を必要としていなかった。しかしアップルジャパンが我々を必要としていたのである。とはいえ例えばアップルジャパンのブース内で私の会社がソフトウェアの展示をするということは一般ユーザーから見ればアップル公認デベロッパーといったニュアンスを感じていただくことがあったに違いない。※アップルからの依頼で同社ブースで初めて自社製品をプレゼンする筆者(1990年5月のビジネスショー) 看板もなく、実績もないできたばかりの超マイクロ企業にとって進んで...望んだわけでもないが、アップルジャパンは大きな表看板になってくれたのだった。 お陰様で仕事にあぶれることはないどころか、大企業からの依頼が多々舞い込んだし私はといえば北は北海道から南は山口県まで飛び回ることになり、会社の椅子に座っている間もないありさまだった。また会社にいればいたで取材に追われるという日が続いた。断るのに苦労したほどだ...。 アップルジャパンに対しては新製品開発の企画段階とβ版が出来上がった際に必ずプレゼンをさせていただくようになった。アップルに告知したところでアップル自身が製品を大量に買ってくれることなどあり得ないわけだが(1度だけあった)、情報を広めていただく縁になると考えたからだ。事実一時期 Performaへ私の会社の製品3種がバンドルされたのもそうした活動の成果に違いなかった。 ただし企業としてのアップルジャパン、我々の業界の総本山のアップルジャパンはいまひとつ当てに出来ないブラックな性格を持っていた。 普通に考えるならアップルジャパンは何の為に存在するのかは明白に思える。近視眼的に見てもデベロッパーリレーションズという担当部署があり、我々デベロッパーへのサービスや対応をしてくれたが彼らのサービスは中途半端だった。 よく我々デベロッパーが集まるとアップルに対する不満や文句が表面化した。「アップルジャパンって必要なのか?」「輸入して市場に流すだけならキヤノンに全面依頼すれば済むのでは」「日本市場は重要と繰り返しつつ我々の益になることなど考えているようには思えない」「なにかアップルジャパンにしてもらったことってある?」「こちらの希望や要望を積み重ねても何の動きもない」「せっかくパイプができたと思ったら担当者が辞めて、関係が初期化されたよ」「ゴルフのスポンサーになる余裕があるならもっと日本市場を活性化することに予算を使って欲しい」「新製品をリリースする前に我々デベロッパーに機材を提供してくれよ!」「だいたいアップルジャパンって何やってるの?」などなどという話しになるのが常だった(笑)。 そんな愚痴が重なっていく中で「アップルジャパン不要論」なる話しも面白可笑しく脚色されて出てきた。本社の顔色を伺っているだけで日本市場でマーケットを広げようとしているデベロッパーやディストリビュータたちの益になりそうなことへの支援やサポートは絶無に思えたからだ。繰り返すが、もしアップルジャパンがなくてもキヤノンなり日本市場を熟知した大企業がからめばきっといまよりマシな流通が実現するのではないか…といった思いが膨らんでいく。 とはいえ私個人の…私の会社に限って言えば色々と引っ張り回され失望も多かったがアップルジャパンがあったればこそ前に進めたことも多かった。 例えば日本市場におけるPerformaバンドルの契約はその内容はともあれアップルジャパンと我々デベロッパーとの間で締結した。しかしパッケージにQuickTimeといったコンポーネントを同梱したいと申請するもそれは米国本社と直接行う必要があった。 無論申請は英文だし決められた金額はバンクチェックを書留郵便で送付する必要があった。余裕を持って2ヶ月あまり前にそうした申請をしたにも関わらず1ヶ月が過ぎても梨のつぶてのときがあった。申請は基本的に通る内容のものだったから我々は新製品のパッケージの発売日を決めていた。しかし正式な許諾が降りなければQuickTimeを同梱した製品を市場に出せない。 現在のように電子メールをこうしたビジネスに活用できる時代ではなかったからやむなく督促をアップルジャパンの旧知の担当者に依頼した。驚いたことにその返事は我々の想像をはるかに超えていた。 なぜなら我々が送ったバンクチェックがアップル本社内で行方不明になったというのだ(笑)。幸い当該ビジネスの経緯はアップルの担当者に逐一連絡していたこともあり、どのように許諾を取り付けたのかは不明ながら口頭によるゴーサインをアップルジャパンから貰ってぎりぎり製品出荷を間に合わせることができた。 後年北海道に活動拠点を持つ企業の社長と話しをした際、やはり我々と同じ経験をしたことがあるという話しを聞いた。アップルはそうした会社だった。いや、この話しにはまだ後日談がある…。 数ヶ月後、私の会社にアップル本社のワールドワイド・デベロッパーを取り仕切る責任者が来訪された。アップルジャパンの担当者が来日の機会に紹介しようと連れてきたのだ。 必然的に数ヶ月前に経験したあってはならないこと、送ったバンクチェックを貴方の部下が紛失したという話しになった。一応済んだ話しだから私も深刻な会話ではなく笑顔を絶やさず話したつもりだが、責任者からは謝罪のことばが一切なかっただけでなく「あの時期、彼女はアップルを辞めることになっていたので職探しに忙しかったのです」と平然と答えた。 私は唖然として次の言葉が出てこなかったしアップルジャパンの担当者もばつの悪い顔をしてうつむいた(笑)。アップルはそういう会社なのだ…。※1996年11月からアップル本社は東京都新宿区の東京オペラシティーに移転となった。なお現在の本社所在地は港区の六本木ヒルズ。 別項にもご紹介したが我々のソフトウェアがアップルの年間ベストプロダクト賞 を受賞したとき、その副賞としてアップルが持参したMacintoshは中古品だった(爆)。そう、アップルはやはりそんな会社だった。 ただし申し上げておかなければならないことは当時アップルジャパンのデベロッパー担当部署の方たちは皆真摯に対応してくれたし事実大変お世話になった。あくまでアップルジャパンの権限内ではあるものの彼ら彼女らの尽力や協力無くして我々のような超マイクロ企業がAppleと渡り合うことはできなかったと思っている。だから私個人は「アップルジャパン不要論」に苦笑いしつつもお世話になった担当者たちの顔が浮かぶとその意見には消極的にならざるを得なかった(笑)。 ともあれこれまで痛い目にも合わずに「Appleは世界一素敵な企業だ」と言っていられる方々は本当に幸せな方たちである。やはり物事は遠くから眺めていたほうが粗が見えないものなのだろう。 我々デベロッパーはアップルジャパンに期待し過ぎなのだという意見もあったが、同社は冒頭に記したように日本市場育成のために存在していたわけだし総本山だ。そしてデベロッパーによりMacintoshをより活かすハードやソフトが生まれるためには膨大で詳細なデータが必要だった。その開示やイニシアティブをアップルジャパンに期待するのは当然に違いない。しかしその期待の大半は中途半端で終わってしまい、我々の多くは落胆の連続だった。 あまりのことに憤慨し、米国本社のスティーブ・ジョブズに苦情の手紙 を送ったこともあった(笑)。 まあ、アップルジャパンに関しては言いたいことはまだまだ山ほどあるが、特異な体験をさせてもらったともいえる。 そういえば先日、当時のデベロッパー仲間だった方とお話しする機会を得た。相変わらずの昔話の中で彼らは私に社交辞令に違いないが「いかがですか…もう1度チャンスがあればまたアップルのデベロッパーとしてご活躍してくださいよ」と言われた。対して私は「ベンチャー企業というのもこりごりですが、アップルとのアドベンチャー体験も懲りました…」とお答えした。一堂が納得の苦笑いで終わったが、それは本音である。
NuAnsのケーブル・ホルダー MAGDOT に続いて今度は同ブランドの携帯性に優れ、伸ばすと約160mmというショートタイプの Lightningケーブル「BANDWIRE」を購入した。無論Apple公式ライセンス「Made for iPhone iPod iPad」を取得した製品である。 仕事部屋であれば iPhoneなどが万一バッテリー切れになっても様々な充電環境を整えているから慌てる必要はない。しかし外出先でガジェット類のバッテリーが消耗すれば厄介なのでやはり何らかのモバイルバッテリーを持ち歩く習慣がついている。問題があるとすればたまたまケーブルを忘れてしまうことか...。※NuAnsのLightningケーブル「BANDWIRE」 そのケーブルだが、バッグやポケットに忍ばせるとなれば標準品のような長いケーブルは扱いにくい。したがっていわゆるモバイル用のショートケーブルを好んで愛用してきた。 この種の製品も最近は少しずつ充実してきたように思うが、まだまだ過渡期という気もするし、改良ならびに再考の余地があると思われる製品も多い。 例えば当初はBlueloungeの鍵型 Lightning-USBアダプター 「Kii」が気に入り、キーホルダーにぶら下げ愛用していたが、アルミダイキャストのヘッドは一見頑強のようだがポケットでもまれ力が加わるからだろうか、ヘッド内の接着が剥がれ表裏が離れてしまい、ロックが効かずに先端コネクター部分が落ちて紛失という結果となった。※鍵型 Lightning-USBアダプター「Kii」はヘッドが壊れやすかった また他社製品だが「MiLi Lightning USB ケーブル 」という製品はケーブル長が20センチと使いやすい短めのケーブルで、付属のキャップ両端に環のようにして納めると腕にブレスレットのように巻き付けておくこともできるしフラットケーブルなのでポケットなどに入れても絡まりにくい。とても扱い易いと使い始めたが、ケーブル自体に問題はないものの、キャップを紛失しやすくて十分に活かせないでいる。※MiLi Lightning USB ケーブルはキャップに両端子を納めるとブレスレットのように腕に巻き付けておける さてNuAnsの「BANDWIRE」Lightningケーブルだが、一見丈夫そうなのが気に入った。そして前記した「MiLi Lightning USB ケーブル」のように両端の金属端子は一体型中央突起部位に収納ができ、金属部分を完全に隠せることでポケットやキーホールに付けても他のアイテムを傷つけない。※「BANDWIRE」の両端子を広げたところ キーホルダーに...と記したが、両端子を収納するとそれぞれループ状になるため、そこをキーホルダーなどにぶら下げることができるわけだ。※常に持ち歩くキーホルダーに付けておけばケーブルで慌てなくても済む... 広げれば約160mmのLightning-USBケーブルになり、幅が約14mmといささか柔軟性に欠けるように見えるが、実際にはまずまずフレキシブルに使えるので実用面で問題ない。無論Apple公式ライセンス「Made for iPhone iPod iPad」を取得した製品なので安心して使える。※一般的なケーブルと比較すれば柔軟性に欠けるが実用性は十分だ 現実の強度などに関しては今後実利用してみなければ不明だが、その一体型の作りは見るからに丈夫そうだ。長さも外出時にモバイルバッテリーと使うには最適な長さだと思う。また材質はTPE(エラストマー)だが、表面に施された微細なテクスチャーは良質の触感を生みその存在感を高めている。 そう…カラーリングはブラック、ホワイト、カーキ、サフランの4種があるが、私が購入したのはカーキである。 またパッケージの作りはMAGDOTと同様な作りで蓋の開閉にマグネットが使われ、布製のタグがそのデザイン力を高めているしパッケージを開封するのを躊躇させるよい出来だ…。 パッケージを手にした瞬間から楽しみが広がる素敵な製品である...。 ■BANDWIRE Lightning Cable
先日チワワを飼い始めたという初対面の飼い主さんから挨拶の後で「どうしたら言うことを聞かせられるのか」と質問された。やはり甘噛みやリードを引くのが強いので悩んでいるようだった…。今更だが、飼い犬と信頼関係を築くということと同時にやってはいけないことを教えるのは簡単ではない…。 飼い主はもとよりだが、人間に服従するワンコの姿はとても微笑ましく素敵だが、それは我々人間からの視点でありワンコは果たしてどのような気持ちで飼い主たちに服従しているのだろうか。食べ物を貰えるから、飼い主の喜ぶ姿を見たいから、叱られるのが怖いから...などなどと人間側から考えれば色々とありそうだが、無論ラテに聞いても教えてくれない(笑)。※気温が低くなってきたら動きもキビキビしてきた ラテと暮らし初め、右も左も分からないことだらけだったとき「犬の飼い方」といった類の本を多々読んだ。それらのほとんどは飼い主は強いリーダーシップを発揮しなければならないと強調していた。また叱ったり...ましてや折檻といった苦痛を与える体罰はすべきでなく誉めて教える...という主張も多かったがビギナーのオトーサンにはどうにもきれい事に思えた。 例えば目の前の家具を囓っているワンコにどうすれば囓らないように教え込むことができるのか...。囓り防止のスプレーをも舐めてしまうラテにどう教えたら噛むのを止めるのか。オトーサンも思いつく限りいろいろなことをやってみたが、一番効果があったのは "叱る" こと “怒っている” ことをラテに認知させることだった。ただし体罰は別の話である...。※オトーサンと一緒! 電気マッサージチェアの木製部分を囓った “現行犯” のラテをその場に座らせ、その顔をオトーサンの両手で軽く挟み、視線を合わし、強くそして大きめの声を出しオトーサンが “怒っている” ことをラテに分からせようとした。その直後に再び囓ろうとするラテをオトーサンは手加減しながらも手で払って遠ざけることを繰り返した。「ダメ!」という言葉と共に。ただし重要なことはその場で叱ることだ。 その際、怒ってる…叱ってるということがラテに伝わらなければオトーサンの行為はラテには遊んでくれてると思われてしまう可能性がある。それではかえってラテを増長させてしまう。意識的に声を荒らげ、叱る姿勢を見せるのがポイントだと思う。 また数分も経ってから「お前、これ囓っただろう。ダメじゃないか」と言ったところでワンコは何を叱られているのか分からないという。大変ではあるが、止めさせるべき行動をしたその瞬間に叱ることがポイントなのだ。※久しぶりだが、散歩中に見知らぬ女の子と至福の時を過ごし た 何しろラテは甘噛みも酷かったし拾い食いも頻繁だったから、訓練以前に危ない事を止めさせるのが第一だった。そうした中でオトーサンが学んだことは根気よく繰り返しながら “してはいけないこと” をラテに学ばせることだった。しかしオトーサンも血の通った凡人であり、本当に頭にきて正直、1,2度手加減しながらもラテを張り倒したこともあった。なにしろフローリングの床にまで歯を当てるのだから...。 ラテが我が家に来て2週間ほどだったか、近所の河川沿いの道でビーグル犬を連れた男性と出会い立ち話をしたとき、オトーサンは思わず甘噛みが酷くて困っていると弱音を吐いた…。そのときその飼い主さんは「根気強く教えることしかない」と言い切ったが、その後で「きっとラテちゃんが10歳くらいになった頃には今悩んでいることはとてもよい思い出になりますよ」と慰めてくれた。確かにいま「なるほどなあ」とオトーサンは思っている。 ワンコの精神構造は不明ながら、やりたいことを禁止されるのはやはりストレスに違いない。しかし繰り返し繰り返し習慣づけることでやってよいこととやってはいけないことを学習させることはできると確信した。 ※散歩中にオカーサンがコンビニで買った「生どら焼き」のひとかけらに夢中... 例えば道路(歩道)を歩いているとき向こう側に渡る際には信号の有る無しはともかく横断歩道を渡る。勿論我々はそれが安全だからという理由...あるいは規則だと考えてやっているわけだが、当然ラテはそんなことは知る由もない。しかしオトーサンと一緒に歩いた積み重ねはラテにしてもこの場所で道路向こう側に渡る際にはどこから渡るかを学習しているわけで、結果として横断歩道を渡るようになる...。 また排泄する場所もワンコ任せとはいえ人家の玄関先や商店街の人通りの多い場所では申し上げるまでもなく大変な迷惑をかけてしまう。しかしこれも排泄をしてはいけない場所を通過する際は意図的にリードを短くして引き、排泄する姿勢を取りにくくすることで防ぐことが出来るとオトーサンは考えている。 ワンコも緊急時はともかく排泄すべき場所は本来心得ているものだ。ただ「ここはだめ」という人間側の理屈は分からないわけで、それは教えなければならない。 要は排泄して良い場所を教えるのは困難だが、してはならない場所は窮屈な姿勢を取らすことで覚えさすことは出来ると確信している。そもそもワンコは自分のテリトリー内では排泄は嫌うものらしい。テリトリーとは決して自宅とか犬小屋というだけでなく行きつけのカフェのテラスといったお気に入りの場所をも意味する。 結果論だが、ラテは幼犬時代の1,2度を別にすればこの9年間、自宅で粗相したことは1度もないし行きつけのカフェのテラスで粗相したこともない。 勿論すべてをワンコに任せるということではなく、例えばカフェにラテを連れて行くとするならその直前までになるべく排泄を済ませておくよう心がけるのも飼い主の役割に違いない。 そしてリードなどによるサインと同時にオトーサンは「ダメ!」と短い言葉を言うようにしてきたが、ラテは「ダメ!」は禁止の意味だということをすぐに覚えた。※まあまあ、いまだにオトーサンに反抗して言うことを聞かないときもある(笑) 肉球を囓っているとき、オトーサンの仕事部屋の奥に入り込んで遊ぼうとするときオトーサンの「ダメ!」の一言で叱られたと理解する。無論いつもいつも1度の「ダメ!」で行為をストップするわけではないが、オトーサンが止めろと言っていることは分かっているようだ。 ともあれ、飼い主は遊んでくれる嬉しい仲間であると共に食事を供給してくれる人、そして守ってくれる人といった信頼関係を作るのが第1段階であろうか...。 ワンコの性格にもよるが、基本的に人を頼りにするワンコと出来ることなら距離をおきたいというワンコがいるように思える。まあ、飼い犬の信頼を確かなものにするにはやはりインスタントな方法はなく、毎日の接し方の積み重ねによるしか方法はないといえる。 ワンコ好きだった作家コナン・ドイルはシャーロック・ホームズに「犬はその家の生活を反映する。陰気な家には陽気にじゃれつく犬はいないし、明るい家庭には、悲しそうな犬はいない。がみがみどなる飼い主には、歯をむきだしてうなる犬、危険な人間には危険な犬がつきものだ」と「這う男」の中で言わせている。オトーサンはそれって真実だと思っている。 そう考えればラテはオトーサンたちの鏡でもあることになる…。となれば、日々の付き合いを疎かにできなくなる(笑)。
株式会社バード電子は9月10日から出荷を開始するMacBookを便利に、快適に使う3種類の新製品「浮かせて使うマックテーブル」「立てて使うマックスタンド」「傾斜つけて放熱するマックスロープ」を発表。いずれも新色のメタリックシルバーに塗装した金属製。1)浮かせて使うマックテーブル(MAC-TBS) ※専用ファンは別売 1枚の板金の折り曲げ加工だけで作ったノートパソコン用のテーブル。ビスも溶接も使っていない。液晶モニターの高さ調整や外付けキーボードを使う環境に便利。 【特長】 ・ビスも溶接跡も無いユニークな構造 ・頑丈な1.6mm厚の板金製 ・パソコンをしっかり保持するシリコン製ストッパー ・発熱対策として専用ファン(別売)が取付できる(MAC-FAN) 価格は9,600 円(税込)。 ■マックテーブル 2)立てて使うマックスタンド(MAC-ST12) MacBook(12インチ)専用のスタンド。他のマックスタンドと一緒に複数台を並べて使う時に横幅がいっぱいにならないようベースのデザインを工夫して各間隔を55mmに抑えている。 【特長】 ・並べて使えるようにベースのデザインが対象になっている ・転倒防止対策といしてベース部には厚み1.6mmの鋼材を使用 ・機器に傷が付かないように接触面はセルススポンジ付き ・発熱対策として専用ファンが取付できる(MAC-FAN) 価格は4,212 円(税込)。 ■マックスタンド 3)傾斜つけて放熱するマックスロープ(MAC-SLS) 少しだけ傾斜させる事でタイピングを快適にし放熱効果向上。傾斜角度5°は最新のマックに最適化。シリコン製のストッパーで様々なサイズに対応。 【特長】 ・タイピング快適 ・アルミの熱伝導で気持ち放熱 ・最大6個のシリコンストッパー ・NBR製のバンパー付 価格は5,400 円(税込)。 ■マックスロープ
株式会社MJSOFTは9月4日、米 moshiブランドのUSB-CからUSB-Aへの変換アダプタをリリースしたと発表。発売日は9月11日、価格は税別2,200円。 Moshi のUSB-C to USB アダプターは、USB デバイス (外部ハードドライブ、USB ハブ、プリンタなど) を、お使いの MacBook(12インチモデル)に簡単に接続できる。 小型で持ち運びに便利。出かける際にUSB ケーブル(別売)を差し込んで、iPhone や iPad や iPod の充電や同期を行なうこともできる。《特徴》 ・標準 USB デバイス (ハードドライブ、USBハブ、プリンタなど) を、MacBookのUSB-C ポートに接続できる。 ・最高 5Gbps のデータ転送速度と 3A の電源出力をサポートする USB 3.1第1世代。 ・アルマイト処理の筐体により、電磁妨害を抑制。《仕様》 ・サイズ:13.5 x 2.24 x 0.97 cm(ケーブル部 約7cm) ・コネクタ形状:片側=USB-C(オス)、片側=USB-A(メス) ■moshi USB-C to USB Adapter