(株)フラッシュバックジャパンは6月7日、メッシュを生成して自在なアニメーションを可能にする After Effects スクリプト「Origami」の販売を開始したと発表。 Origami は、レイヤーを分割してメッシュを生成し、オリガミが折れるようなアニメーションをつけることができる After Effects用スクリプト。 ………………………………………………………………………………………… ■ Origami 製品仕様 ────────────────────────────────── ・製品名 :Origami ・製品ヨミ :オリガミ ・効果 :アニメーション作成 ・製品紹介 :http://www.flashbackj.com/aescripts/origami/ ・動作環境 : 対応アプリケーション - After Effects CS6 / CC / CC2014 / CC2015 (Win / Mac) 対応 OS/ハードウェア - 対応アプリケーションが動作する環境 ・販売価格 :5,610 円(税込) ・販売形態 :ダウンロード ・開発元 :Nik Ska / aescripts + aeplugins ・販売元 :(株)フラッシュバックジャパン
お気に入りのヘッドマネキンに樹脂製トルソーをつなぎ合わせ、写真撮影に利用すべく造形を図ったことはこれまでいくつかのアーティクルでご紹介した。ただし残念なのは両腕がないことだった。手が必要な時は別のマネキンから一部を借りて済ませていたが今般その両腕が揃った...。 例えバストアップの写真を撮るにしても手が利用できれば表現の幅が広がるし演出にもバリエーションが増えると考え、何とか使いやすい両腕を作れないかを模索してきた。 まず映り込むのは手首から先だが、これはアップに耐えうるものでなければならないと一番の拘りを持って探し回ったあげく、実際に女性の手(手首から先)を型取り、シリコンで成型したというアイテムを見つけた。※両腕がそろった完成形のマネキン 実際に手にしてみると片腕 684gと重いのが難点だが、ビジュアルとしてはこれ以上のものはないだろうと思わせるリアルなもので満足...。サイズは勿論、爪も付けてあったし全体のカラーもマネキンの顔と比較して違和感のないものだった。何しろ掌側はわずかに赤みがかった彩色が施されていて素晴らしい出来映えだった。※人の手から型取りしただけに超リアルな腕だ 問題はこのリアルな手をどのように腕として形作り、トルソーの肩に固定するかだ...。それもどうせなら肩関節と肘関節は動くようにしたい。そうできればそれこそ表現力が増すというものだ。 調べてみるとマネキンの中には両腕部分が木製でできており、動かせるものがあることもわかったがいかにもゴツすぎるし手指も木製では気にくわない。 しかしまずは実物を確認して見ようと中古品を片腕分入手し確認したものの全体がかなり重いものになるしやはりスマートではないので断念。目的は長袖のシャツなどを着せ、手の部分だけ出してそれなりに自然に見えればよいので大層なものは不要なのだが、さてどうするか...。 一番の問題は関節部分の仕組みだ。まさかゼロから作るわけにもいかないし、フレキシブルで軽く小型のジョイントを探してみたが的確なのはみつからない。 2週間ほどあれこれと考えていたとき、ネットで木管を見つけた。さまざまなサイズがあるようだが文字通り木製で中が綺麗にくり抜かれている。木なら加工も比較的容易だとあれこれ考えているうちに面白いことを思いついた。 この木管で手首から肘までと二の腕と2本の木管を用意し、穴が空いていることを利用しそれぞれをスマートフォン用のクネクネスタンドに使われている足でジョイントできないか...というアイデアだった。 これまた早速標準的なものを入手して試してみるとクネクネ足の滑り止めラバー部分を剥ぐと丁度木管の穴に入れることができることが分かった。※木管の端材と切断後のクネクネ足 要はクネクネスタンドを根元から切り落とせば自在な関節として利用できるわけだ。 最後の難関はシリコンの手を木管にどのように接続するかだった。これまた頭を抱えたが手首部分が意外と長いこともあり、直接木管と接着できれば何とか格好がつく。何しろこのシリコン製の手は指と手首は針金のようなものが埋め込まれておりまずまず曲げたりができるからだ。※木管と木管を間を関節としたクネクネ足でつなぐ 問題はシリコンと木の筒部分を実用に耐えうる強度でつなぐ方法だが、接着剤程度しか思い当たらない。しかしシリコンの接着は難しいと以前どこかで見聞きしたことがあるし、シリコン同士ならまだしも面積の小さな木管と接着できるような接着剤はあるのか…と探してみた。 これまた調べて見るといまはとても良い接着剤が多々開発されていることがわかった。結局セメダイン社製2種類の接着剤を手に入れることにした。ひとつは木管とABS樹脂製のクネクネを接着するために超多用途を謳っている「セメダイン・スーパーXクリア」を、そしてシリコンと木管を接着するためにと「セメダイン PPX」という瞬間接着剤だ。※「セメダイン・スーパーXクリア」左と「セメダイン PPX」右。共にセメダイン社製 「セメダイン・スーパーXクリア」は特に心配していなかったがプライマーと接着剤で構成されている「セメダイン PPX」で問題のシリコンと木管が接着できるか…が問題だが、まずはやってみるしかない…。 「セメダイン PPX」の使い方だが、プライマーをシリコン側の接着部位に塗る。ちなみに木管側には塗ってはいけない。続けて接着剤を片面に塗り圧着すると数秒から数分で固定されるが、そのまま約30分放置すれば実用強度になるという。私は念のため一晩放置してみたが、意図的に引っ張ったりはしないものの木管部分を持ち上げても684gのシリコン製の腕は剥がれない。大したものである!※少々頼りない感じもするがシリコンと木管は確実に接着されている ということで2本の木管と関節部分およびシリコンの手の長さを実際の腕の長さになるように調節して各部を接着、そして肩側のクネクネをマネキンのボディ、すなわちトルソーの片下に穴と切り込みを入れて抜けないように吊り下げれば完成だ。※これが舞台裏だ(笑) このままでは腕の太さといった実在感に乏しいので必要なら発泡スチロールなどを巻くこともあり得るが、これで強度的に問題ないのであれば私が理想とするイライザ、ガラテア造形プロジェクトはひとまず終了となる。※ビジュアル的には完璧な両腕! ただし撮影時に両腕を上げたりといったポーズを取らせるとなれば各関節は自力でその位置を保持することはできないからテグスなどで演出に沿った位置に吊り下げる必要がある。※ポーズもとれるようになった... さらに欠点はといえばシャツなどの着せ替えはシリコンの手の部分が滑らずやりにくいこと、そして全体の重量が6kgほどと重くなったことか...。 ともあれここに至るまでには随分と時間がかかったが、少しずつ形になっていく物作りは愉快である。
昨日6月3日はオトーサンの誕生日…。ラテからのプレゼントはないけれど、オカーサンからは散歩に不可欠な靴をプレゼントしてもらった。「もっと歩け!」ということなのか(笑)。そして来週の10日はラテ満10歳の誕生日である。それにしても先日、ラテの夢を見たのだが我ながら後味の悪い夢でちょっと落ち込んでしまった…。 10年もラテと生活を共にしていれば、ラテの夢も多々見ると考えるかも知れないが、そもそも夢は見ても忘れてしまうことも多いからはっきりと思い出せる夢は思ったより多くはない。 ほとんどが同じ部屋で寝ていることもあって、夢以前にラテに起こされることも結構ある…。まずはイビキだ(笑)。回数は多くはないものの、寝息のボリュームが高い程度から人間のイビキと同様「グワァ〜」といったイビキの場合もあるが、覚えている範囲では数度ラテとオカーサンの同時イビキで目が覚めたこともあった(笑)。※これからの季節、水分補給は大切だ イビキより多いのがラテの寝言だ。勿論言葉を話すわけではないがその多くはうなされて泣いている場合がほとんどである。「ヒッ、ウッウッウッ…」といった感じで唇を震わせて悲しげなその表情は明らかに怖い/嫌な夢でも見てうなされているようだからオトーサンは気がつくと「大丈夫だよ」と起こしてあげる。 しかしラテがうなされるほど怖がったり嫌がったりの原因は何だろうと思うが、もしかしたらオトーサンに叱られている夢でも見たのならそのオトーサンに起こされるのはいかがなものかと気の毒に思う(笑)。※久しぶりにオカーサンのリードで歩く 最近は気温が上がってきたので幼犬時代に購入したアルミ製の板を引いている。感触が冷たいので顎を乗せたりして気持ちよさそうに寝ているが、昼はともかく夜はノイズが五月蠅くて仕舞い込む場合がある。どういうことかといえば、ラテは寝るときも鑑札を付けた首輪はしたままだが、寝返りを打つ度に首輪の金属部分や鑑札あるいは四つ脚の爪がアルミ板にぶつかったり擦れたりして結構耳障りなのだ。※ラテが2匹いるという夢も見た...。混乱した(笑)。写真はオトーサンがCG合成したもの 挙げ句の果てにオカーサンのリアルな寝言に飛び起きたり、笑いが止まらなかったりもする。 一番驚くのは熟睡しているとき「大変だぁ!」というオカーサンの声が…。ガバッと飛び起きるがオカーサンの寝言だったというケースは数度あった。これにはびっくりする…。 同じように「何事か?」と飛び起きたものの笑いが止まらずしばらく寝付けなかった寝言もある。それは「眠い!」という怒ったような寝言なのだ(笑)。オトーサンが飛び起きるとオカーサンは寝息を立てて寝ている。しかし寝ていながら「眠い」という寝言を発するオカーサンの苦労を思うと…いや、笑いがとまらなかった。※信号待ちしていたら小学生の女の子2人にナデナデされ喜ぶ そんな感じでオトーサンの睡眠は浅くならざるを得ないが、オトーサンの夢にラテが出てくる場合はほとんどが心配事がからむ夢だ。やはり日々健康や安全に注視しているその心理がそうした夢を見させるのかも知れないが、飼い始めた初期に見た夢の多くは何らかの出来事でラテとはぐれてしまう夢だ。夢だとは言え心臓バクバクで走り回って探すという夢。これは疲れる…。 どういうわけかラテと笑いながら遊んでいるとか、ラテとじゃれ合っている夢は見た記憶がない。やはり大切な対象を失いたくない、失ってはならないという深層心理が働いているのだろうか。それにしても先日見た夢はオトーサンにとって実に嫌な夢だった…。※草むらをかき分けて走り回るラテは楽しそうだ 夢だから細かな状況は分からないが、どうやらラテがオトーサンの言うことを聞かずに悪さをしたようなのだ。そのときオトーサンは手に持っていた小型のバックかキャップかなにかでラテの顔をバシッと叩いてしまったのだ。ラテの鼻面は叩いた傷跡で変色し、見るからに悲しそうな表情を浮かべてオトーサンを見つめている…。 その夢の中で叩いたオトーサン自身がもの凄い罪悪感を感じて落ち込んでいるのだ。シマッタ!感情にまかせて叩いてしまったが悪い事をした…ラテにどう謝ったら良いか…と落ち込んでいるという “夢” だった。 重い気持ちで目が覚めたオトーサンは、寝ているラテに近づき思わず「ラテ、ごめんな!」と誤ったものの当のラテは迷惑そうな表情で寝返りを打った(笑)。
Apple Watchが2つになったので充電のためのドッグを購入した。これまでは安価で実用的なSpigen/Apple Watch Stand S330 を愛用しているし満足しているが、この機会にApple純正品も体験してみようとApple Watch Magnetic Charging Dockを買ってみた。 WATCH Magnetic Charging Dock(Apple Watch 磁気充電)だが、直径は104mm、厚みが12.1mmほどの円形・円盤形で中央がApple Watch磁気充電ケーブルと同様なMagSafeテクノロジーと電磁誘導充電を組み合わせたコネクタがあり、それは垂直に立てることもできるようになっている。※Apple Watch Magnetic Charging Dockのパッケージ 実際の利用ではLightning - USBケーブルを本体に繋ぎ、USBコネクタ側をUSB電源アダプタを使ってコンセントに接続するか、MacのUSBコネクタあるいは外部バッテリーにつなぐかして使うことになる。※中央がMagSafe電磁誘導充電コネクタで垂直に立てることができる 重さは158gほどあり、手にすると見た目より重く感じるし机上などに接する裏面はフェルトのような材質で覆われ、重量と共に安易にすべらないよう工夫されている。 このApple Watch 磁気充電は、Apple Watchのバンドを開いた状態で裏面を下にして置いても、あるいはMagSafe部位を立てて横向きに置いても充電できるわけだが、横向きに置いた場合はナイトスタンドモードと併用すればベッドサイドなどに最適だろう。勿論38mm/42mmケース共に対応している。※Apple Watchを平置き、あるいは垂直にして充電が可能 カラーはApple純正らしく?ホワイト一色しかないが、さすがに文句のない逸品だ。問題はApple Watchの電電ドッグとしてはサードパーティー各社のそれより割高なことだが、純正品であることは勿論、2mのLightning-USBケーブルが同梱されていること、MagSafe電磁誘導充電コネクタが付いていることを考えればまずまず納得せざるを得ない...。それに平たい円盤形というデザインとも相俟って邪魔にならないのは良いと思う。 小物のアクセサリーではあるが、パッケージなども含みさすがにApple純正品の妙を感じたプロダクトだった。
フォーカルポイント株式会社は6月2日、OUTLOUDベーシックより、AppleのMacBook Airシリーズをキズや汚れから守るミニマルデザインのハードシェルケースを直営オンラインストア限定で本日より発売すると発表。 【OUTLOUDベーシック MacBook Air 用ハードケース について】 OUTLOUDベーシック MacBook Air 用ハードケースは、シンプルにMacBook Airを守ることだけを考慮した、ミニマルデザインのハードシェルケース。ブランドロゴ等のプリントがないため、本体デザインを損なうことなくシンプルかつ美しくMacBookを保護することができる。[製品の主な特徴] 機能性と美しさを両立したミニマルデザイン シンプルにMacBookを守ることだけを考慮した、ミニマルデザインのケース。ブランドロゴ等のプリントがないので、MacBookの美しいデザインを損なうことはない。また、ケース装着後もタイピングの角度が変化しないように調節してある。耐久性の高い半透明ポリカーボネート製 MacBookの天面と底面をカバーする2つのパーツで構成されており、どちらのパーツも耐久性に優れ、航空機の窓などにも使われるポリカーボネートを採用している。半透明のケースのため、アルミニウムのデザインをそのまま楽しめる。放熱性を考慮した底面カバーのスリット MacBookの放熱性能を確保するため、底面に152本のスリットを施してある。底面4カ所に滑り止め用のゴム足を配置 滑り止め用のゴム足を配置してあるり、ケースを装着してもMacBookの安定感はそのまま。また、ゴム足は汚れが目立たない黒色。デュアルマイクモデルにも対応 MacBook Air (Mid 2013) 以降のデュアルマイクモデルにも対応している。ベージックな2色のカラーバリエーション 懐かしのiBookをイメージした、グラファイトとスノーホワイトの2色展開。ステッカーカスタムでオリジナリティーを MacBook本体に直接ステッカーを貼るのはちょっと抵抗があるが、ケースにだったら気兼ねなくステッカーカスタムができる。自分だけの個性的なMacBookに仕上げるのも一興。[対応機種] 11インチ用 ・MacBook Air (11-inch, Late 2010) 以降 13インチ用 ・MacBook Air (13-inch, Late 2010) 以降 定価はオープンプライスだが、オンライン直販価格は11インチ用が各1,880円(税込)、13インチ用が各1,980円(税込)。 ■楽天市場 OUTLOUD フォーカルポイント直営店 ■Amazon.co.jp OUTLOUD フォーカルポイント直営店
株式会社 PFUは6月1日、 アルバムに貼られた写真を簡単にデジタル化できる、iPhone アルバムスキャナ「Omoidori」を本日より受注開始したと発表。販売開始は6月下旬を予定。 Omoidori は、iPhone をセットして使う全く新しいアルバムスキャナ。 独自の機構で2方向からフラッシュ撮影する “Wスキャン”により、大切なアルバム写真をフィルムの上からでもキレイ&簡単にスキャンできる(特許出願中)。家族や友人、大切な人たちとの記憶、あなただけの数々の想い出、アルバムの中で眠っていませんか? Omoidori は、iPhone をセットするだけで、大切な写真を傷つけず、反射することもなく、 手軽にデジタル化できるアルバムスキャナ。 価格はオープン価格だが、PFUダイレクト価格は12,800円(税込)。 ■Omoidori
私が選んだApple Watch Hermèsはドゥブルトゥール38mmステンレススチールケースとヴォー・バレニア(フォーヴ)レザーストラップ(L)だ。個人的にはエルメスの腕時計を手にするならドゥブルトゥールでなければならないと考えてきた…。この6月3日は誕生日なので自分へのプレゼントでもある。ということで遅ればせながらのApple Watch Hermèsファーストインプレッションだ…。 これまでMacworld Expoのためサンフランシスコなどに出かけた際、ダウンタウンで女房の土産…ご機嫌伺いとしてエルメスのスカーフなどを購入したことが数回あった。しかしエルメスブランドの品を自分用として購入したことは自慢ではないが1度もなく、今回のApple Watch Hermèsが最初である。そして最後かも知れない(笑)。※Apple Watch Hermèsは随分と重くて頑丈な梱包で送られてきた すでに説明の必要もないだろうが、Apple Watch Hermèsはウェアラブルデバイスとして一般のApple Watchと機能的な違いはない。その文字盤表示を除けば…。 デザインも素材もサイズもすべてApple Watchそのものだ。したがって "エルメス" をより主張するとなれば是非にもエルメスを象徴するであろうデザイン…二重のストラップのドゥブルトゥールでなくてはならないと考えてきた…。※Apple Watch自体はプラスチック製のケースにしっかりと納まってい る ただし一般的にこのドゥブルトゥールのストラップは女性用といったイメージもあるし、だからだろうか…当初登場したストラップサイズは短く、多くの男性の腕には着けられなかった...。それがLバージョンの長いストラップも登場したことで希望がかなったわけだ。※ストラップの尾錠にもエルメスの刻印が... さて casebrutus.com によれば、Appleのデザイナー、ジョナサン・アイブが2重のストラップ、すなわちドゥブルトゥールをApple Watch Hermèsのコレクションに加えたいと希望したことで実現したという。 ただしApple Watchにとって解決しなければならない問題があった。それはドゥブルトゥールは身に着けるとストラップの一部が時計の下に潜り込むため、時計背面のセンサーが肌に接触しなくなるからだがこれはエルメス側で解決したという。 実際にApple Watch Hermèsを手にして腕に巻いてみる…。このドゥブルトゥールは繰り返すがストラップが2重巻きとなる点が特長だ。そして2重になる部分は左手の場合、向かってWatchの左側すなわちデジタルクラウンの反対側に巻く。その際にストラップをよく見ると丁度Watch橫に位置する10センチほどのストラップ内に厚めの芯が入っている。※2重巻きいるドゥブルトゥールのストラップ。ストラップの背面一部に芯が入っているのがわかる ただしこの芯はストラップ裏から見れば目視できるものの表面からはまったくその存在は分からないようになっている。この芯のおかげでApple Watch背面のセンサーを邪魔せず、そして型崩れなくかつバランス良く手首に巻くことができる…。 これまでストラップはスポーツタイプやウーブンナイロンを使ってきたのでそれらと比べれば本革は少々堅苦しいが、さすがにエルメスのストラップというべきか、本革のストラップもしなやかで装着感はよい。※ドゥブルトゥール Apple Watch Hermèsを腕に着けたイメージ それにこのApple Watch Hermèsは仕舞い込むつもりはなく常用するつもりだが、そもそも本革のストラップは汗や水に弱い。したがって腕にしたまま顔を洗ったり、土砂降りの日に着けていくのはやはり避けなければならない。なにしろドゥブルトゥールのストラップを交換しようとすれば65,000円(税別)もかかるし、あと1,800円出せば38mmステンレスケースとウーブンナイロンバンドのApple Watchが買えてしまう(笑)。 したがってこれは余所行き…仕事で外に出るとか会合で人に会う…といったときに身につけたいと考えている。こうした点に貧乏性が出てしまうのはどうにも仕方がない...。※Apple Watch Hermès独特の文字盤設定はこんな感じだ(GIF画像) ではなぜドゥブルトゥール Apple Watch Hermèsなのかについては人それぞれの価値観が違うだろうし全ての方に納得いく説明は無理だ。一番の理由はその文字盤の魅力ではないだろうか。そして当然エルメスというブランドによるところが大きい。 もともとエルメスといった高級ブランド品を手にする意味は価格に見合った、価格以上の喜びと高揚感を感じるからでありメンタリティな問題でもある。文字通り「手にする喜び」のためだ。したがって勧めることも不作法だし高いからといって意味がないと切り捨てるのも野暮だ。 とくに近年のApple製品には黎明期のワクワク感とか高揚感といったものがほとんど感じられなくなっているのでApple Watch Hermèsの購入は久しぶりにそうした喜びを手にしたかったのかも知れない。