株式会社フラッシュバックジャパンは、2017年7月31日(月)、MacOS専用のスタビライズソフトウェア「Mercalli V1 Stand Alone for macOS」の販売を開始致したと発表。 ……………………………………………………………………………… ■ Mercalli V1 Stand Alone for macOSとは ────────────────────────────── Mercalli V1 Stand Alone for macOS は、Mercalli V4 Stand Alone のスタビライズエンジンと、簡易版のCMOS修正機能、ローリングシャッターとフィッシュアイ補正機能を搭載するMacOS用のスタンドアローンスタビライズソフトウェア。 Mercalli V1 Stand Alone for macOS は、揺れやゆがみを効率的に補正することができるため、その他Final Cut Pro X対応のビデオスタビライザープラグインと比べて高精度の結果をもたらす。 今回は、製品のリリースを記念して8月末まで20%オフのリリース記念価格で提供。 ……………………………………………………………………………… ■ Mercalli V1 Stand Alone for macOS製品仕様 ────────────────────────────── ・製品名 :Mercalli V1 Stand Alone for macOS ・製品名ヨミ:メルカリ V1 スタンドアローン フォー macOS ・種類 :スタンドアローンソフト ・販売価格 :8/31までのリリース記念価格 16,840円(税込) 通常価格 20,950円(税込) ・動作環境 :対応 OS/ハードウェア - MacOS X : 10.11 / 10.12 - メモリ:4GB以上 - 100MBのHDD空き容量 - インターネット接続 - 推奨: Intel Corei7 CPU / 16GB以上のRAM ・販売形態 :ダウンロード製品 ・開発元 :proDAD ・販売元 :株式会社フラッシュバックジャパン ■ Mercalli V1 Stand Alone for macOS情報Webサイト
バード電子がこれまでのラヂオケースの後継モデルとしてiPhone用の本革製収納ケース「Swing」を発売した。ラヂオケースを日々ジーンズのベルトに下げて愛用している一人して早速その「Swing」を手にし感触を確かめてみた。※バード電子、iPhone用本革製収納ケース「Swing」パッケージ iPhoneは常に身につけてこそ真価を感じ取れるアイテムだ。ということで私は寝るときと風呂に入るとき以外は常にジーンズのベルトにバード電子のラヂオケースに入ったiPhone 6 Plusを携えている。 歴代のiPhoneを使ってきた過程で幾多のケース類を手にしてきたが、この数年はラヂオケースに落ち着いている。それはまずは本革製で縫製がしっかりしているから丈夫で長持ちすること、そして取り出す易く収納しやすい上に不用意に抜け落ちる心配もないからだ。※パッケージには「Swing」本体とひょうたん型カラビナが入っていた そのラヂオケースが今般完全リニューアルされて本革製収納ケース「Swing」として新登場したというので早速手にしてみた。 ちなみに「Swing」は iPhone 6 / 6s / 7 対応の「Swing-S」と、Plusサイズに対応している「Swing-L」の2サイズがあり、かつブラックと限定カラーのグレージュの2色が用意されている。※「Swing」の表裏 「Swing」がこれまでのラヂオケースと違った点の一番はひょうたん型カラビナフックが標準で付いたことだ。したがってラヂオケースで採用されていたベルトに通す式ではなくカラビナでベルトループなどへ装着することになる。※カラビナを装着 この変更はより広範囲な活用を目指すユーザー指向に合致したものに違いない。なぜならベルトへ…というだけでなくバッグに取り付けたりは勿論、カラビナ無しでそのままバッグや鞄に収納しやすくもなったからだ。 またデザインも一掃された。フロント側はシンプルで機能性に優れたデザインだ。無論カジュアルでもフォーマルでも似合う。 さらに上部左右にあるスナップ鋲が素敵な存在感を示している。そしてスナップを外すとカードや数枚の名刺を収納できるポケットが現れる。そして背面はひょうたん型カラビナフックを脱着可能なループがしっかりと縫い付けられている。※カードポケットもある さてこれからは個人的な感想である。これまでのラジオレースがブラックだったことでもあり今回は限定カラーのグレージュを選んだが、多少汚れが気になるものの実に素敵な色合いだ。 早速 iPhoneを入れてみたが、収納も取り出しもサイズ具合が絶妙で至極具合が良い。ただしラヂオケースのように上部にストッパーベルトがないため、ケース自体がカラビナを含めてねじれたりした場合に中身のiPhoneが落下する可能性もある。 ただし現実問題として私はiPhone 6 Plus背面に極薄の透明ハードケースを着け、そのハードケースにこれまたバード電子製の「TOTTE トッテ」を着けている。これは申し上げるまでもなくiPhoneを手にした時の落下防止のためだ。※バード電子の「TOTTE トッテ」を着けたiPhoneとそのまま「Swing」に収納した例 これをそのまま「Swing」に入れてみたところ適度なキツさになり多少の傾きでは落ちにくくなった。無論「TOTTE トッテ」の厚みと革製同士の摩擦も関係するのだろうがとても具合がよい。 ひとつ個人的に問題があるとすれば、その「Swing」を腰につける位置がこれまでと違ってしまうことだ。 周知のように一般的なジーンズなどではベルトループは5つ付いている。無論Wrangler製のように7つの製品もあるが…。 そのベルトループは5つの場合、左腰に「Swing」をぶら下げるとすれば、これまでのラヂオケースではベルトに通すため左手前と左側面のベルトループの間に自由に置くことが出来た。 しかし「Swing」ならびに付属のカラビナだと例えば幅4センチほどのベルトそのものにぶら下げることはできず、文字通りベルトループへ通すことになりその位置が限定されてしまうのだ。※これまでのラヂオケース(左)と「Swing」の比較 実際にジーンズのベルトループにカラビナを通して使ってみたが、ベルトに直接通すより些かブラブラする点、そしてケースの位置がこれまた少し下になることに気がついた。しかしこれらについては馴れの問題もあるだろうが、反対にカラビナの取付・取り外しが思ったより容易なのは気に入った。 というわけで「Swing」に取り付けられてかつベルトにも通すことが出来るカラビナ?があれば私の個人的な問題は100%解決するわけで、ゆるりとそんな都合の良いアイテムがあるかどうかを吟味しながら探してみようと考えている。 ともあれ「Swing」でまたまたiPhoneを持ち歩く楽しみが増したことは確かだ。 なお「Swing」の価格だが、Sサイズが税込7,900円、Lサイズが税込8,400円で販売中である。 ■ バード電子 Swing
これから約40日間、ラテ不遇の時期が始まる(笑)。それは決して暑い季節だからということだけではなく子供たちが夏休みの時期だからだ。なぜなら学校が休みになると子供たちが公園に姿を見せるチャンスが劇的に少なくなるからで、これはオトーサンの思い込みではなくここ数年来の実体なのだ。 ではなぜ学校が休みだと子供たちの姿が公園から消えるのか。それは別にミステリーでも摩訶不思議なことでもなく単純なことだと思われる。 その一番の原因は「家族と一緒だから」ということに尽きるに違いない。勿論子供たちの家族構成には様々な例があるだろうが、普段は学校から帰っても親や年長の兄弟は仕事や遊びで家にいないことが多いから、子供たちは近くの公園に遊びに出ると同時に友達を探しにやってくる。※この時期、ラテは日陰の場所を見つけてこの様だ(笑) そういえばご承知のように小学校には学童保育というのがある。これは主に日中保護者が家庭にいない小学生児童に対して、授業の終了後に適切な遊びや生活の場を与えて、児童の健全な育成を図る保育事業の通称だが、オトーサンが日々向かう近所の公園にもこの学童保育から帰って来た児童らも立ち寄ることが多い。それは時間的に家に帰っても親がまだ戻っていない時間帯だからだ。※さあ、ラテ出かけるぞ。楽しい散歩だといいけどね 勿論親が自宅にいたにしてもウィークディは家族それぞれに役割があり、一家全員が集まれる時間帯は限られるだろう。しかしそれが休日ともなれば話は違ってくる。 両親がいれば子供たちは親の過ごし方に大きく影響されるし、休みの時は家族全員で行動を共にしたいと考えることもあるだろうし、ましてや夏休みであれば例え数日でも両親の実家に行くとか小旅行をしたり、あるいは家族サービスで近隣の街にでかけるという機会も増える。それだけ夕方の公園に出向く機会も同機もなくなるということだ。※オトーサン、アタシ歩きたくない!とラテ :-P また当然だが夏休みであれば朝の通学の時間帯に子供たちと出会うということもない。ましてや日中から夕方にかけては気温も高く遊ぶには適した環境ではないに違いない。 確かにそれぞれの家族にはそれぞれの生活があり、休み方も仕事の仕方も違うから一様ではないが、子供が24時間家にいる夏休みはやはり家族というものを意識せざるを得ないと思う。 というわけで事情はそれぞれにしても夏休みの公園は子供の姿が少ないのだ。 さて、ラテにとって刺激が少ない時期をどう乗り越えるかがオトーサンの腕の見せ所だが、そもそもこの時期ラテは歩かないから工夫の仕様もない。 家を出てすぐ、日陰で風の通る場所があると腹ばいになって動かなくなる。 オトーサンがリードをツンツンと引いてもラテは知らん顔だ。 そんなとき、年配の女性が「あらあら、暑いからワンちゃんも大変ね。あなた、歩き疲れたの。ゆっくり休みなさいね」などと余計なことを言いながら通り過ぎたりする(爆)。※公園でお馴染みの女の子と元気に遊ぶ まるでオトーサンが日向の中、小一時間も歩かせたようなもののいい方だが、我が娘は家から出てまだ3分と歩いていないのだ(笑)。 と思ったら子供連れの母子が近づいて来た。 「あっ、大きいワンチャン!ネンネ」 「そうね。きっと散歩して疲れたのよ」 おい!また飼い主が歩かせ過ぎたようなことを言いやがる(笑)。※可愛がってくださるファミリーのオカーサンとチュー! とにかく歩道の一郭だから人通りもあるわけで10分とか15分そこにいれば結構な人数が徒歩や自転車で通り過ぎるわけだ。しかし大ぶりなワンコがぺたりと顎まで路面に付けて腹ばいになっている姿は犬好きの人たちにはどうしても一言いいたくなるシーンのようだ。 「熱中症かい?」 「水を飲ませてもらいなさいね」 「あらあら寝不足なの?」 「ワンチャンも暑くて大変だ」 などなどと言いながら通り過ぎる。 どうしてもサングラスをかけた人相の悪いオジサンは悪者にならざるを得ないようだ。 繰り返すが "こいつ" は家を出てから3分も歩いてないのだ。 だから、とやかく言われる筋合いではない(笑)。 しゃくに障るから今度「この犬、3分も歩いてません」というプラカードでも作って立て掛けておこうか…。 しかしである。そこに知り合いの学童が通り過ぎるとなれば、ラテはすっくと立ち上がり尻尾をお尻ごとブルンブルン振って愛想を振りまき、女子の足を舐めたりして実に元気なのだ。 さてさて今日の散歩はどっちに足を向けますか。ともかくいつもの公園に足を向け、それからその後は考えよう…。オトーサンも結構成り行きを楽しんではいるのだ。
頼まれごとだったが久しぶりにVHSのビデオテープに納まっている映像をデジタル化することになった。テープは2本だが、1本は8年前に撮った妊娠中の超音波検診の映像、もう1本は28年前に撮ったというバスケットボールの試合の映像だった。共に「見ることができない」と諦めかけていたらしい。 そうした話題が出たとき、最低の設備は揃っているからデジタル化してみましょうか…ということになった。無論この種の事を行うにはソースとなるビデオテープが再生に耐えられる状態でなければならない。映像のプロとは違い我々は古いビデオテープにしても防湿庫といった場所に保管しているケースは少なく、カビが生えたり磁気コーティングが腐食したり巻かれている部位に転写が起こったりしている場合も多い。※VHSビデオテープ2本とBlackmagicdesign「Video Recorder」 そしてコンポジット映像をデジタル化するコンバータが必要だ。幸い2009年に購入したBlackmagicdesign「Video Recorder」という製品を保管していたのでこれを使ってまずはソースをデジタル化し、次ぎに家庭用のDVDプレーヤーで見られるようにと準備を始めた。※macOS Sierraで動作するか心配したBlackmagicdesign「Video Recorder」と2年ぶりに使うS-VHSビデオデッキ Blackmagicdesign社の「Video Recorder」だが、USBタイプの上に小型でありその取扱はもとよりソフトウェアもよく出来ているので当時は随分と活躍したものだが、近年は使った事がなかった。 使い勝手も良く、大きめのUSBメモリといった感じの「Video Recorder」をiMacのUSBポートに挿し、VHSビデオテープデッキ背面の映像・音声共にアウトプット端子と「Video Recorder」の入力端子をRCAケーブルで接続するだけだ。ただし心配だったのは私のマシンは先日新しくしたばかりで、macOS Sierraだ。果たして付属のソフトウェア (Version 1.0)が起動するか…。 しかしありがたいことに「Video Recorder」は何の問題もなく起動し機能した。 早速 Full Resでコンバートしてみることにする。※専用のソフトウェアも何の問題もなく起動し機能した 超音波検診のビデオは2分強ほどの短いものだったし比較的新しいビデオテープだったから問題なくデジタル化は終わった。心配なのは2本目のビデオテープだ。 見るからに埃かカビかは不明だが白い粉のようなものが見えるし、こちらは録画が1時間半ほどもある長尺ものだ。 とはいえ案ずるより産むが易し…。多少画質の荒れが見られる箇所もあったがこちらも無事にH.264ファイルフォーマットでデジタル化ができた。 「Video Recorder」は本来レコーディングオプションとして録画時間を設定すれば自動的に指定した時間に停止するため、 あらかじめ長さ(時間)を確認しておけば作業を注視している必要はない。 さて思っていた以上にスムーズなデジタル化ができたが、これを一般家庭で鑑賞できるようにする必要があった。データは32MBのものと1.39GBだったが、Macでも所持している方ならそのままDVDメディアにコピーしてお渡しすれば再生可能だがそのご家庭にはパソコンはないことを知らされていた。ただし一般的なDVDプレーヤーはあるのでそれで再生できるようにすべく作業に移った。 せっかくだからとすでに細かなことを忘れているのでそれらを復習するためとまずは iDVD (7.1.2) がmacOS Sierraで正常に動くのかを試す意味で使ってみた。※ iDVD (7.1.2) 幸い動作したのでそのiDVDで超音波検診の映像をDVD化できた。しかしどうしたことか続いて1時間半ほどの長さのデータを同じようにと考えたが巧く行かない。その原因を探っている時間はないので取り急ぎiDVDは諦め、これまた最新版ではないものの Toast Titanium でDVD化した。※Toast Titanium こうして作業は終わったが、Blackmagicdesign「Video Recorder」が無事に動作したことはもとより、秘蔵のS-VHS対応ビデオデッキがきちんと役目を果たしてくれたからできた成果だった。 そして時にはこうした忘れかけていることに手を染めるのも新鮮で面白く、素敵な体験だった。
27インチ iMac Retina 5Kディスプレイモデル (2017)のセットアップがようやく完了した。いやはや、いつものことだが理屈通りに終わった例しがないわけで、今回は今のところ重大なトラブルには遭遇しなかったものの結局丸二日がかりの作業になった。 これまで使ってきた27インチ iMac (Late 2012)が問題を起こすようになったので動作しているうちに新しいマシンと入れ替えようと27インチ iMac Retina 5Kディスプレイモデル (2017)を買った次第。 理屈としてはまずは届いたマシンを起動させて初期不良はないか、オーダー通りのメモリ容量になっているかを確認する。そして問題がなければ元Macと新MacをThunderboltやEthernetケーブルで繋いで「移行アシスタント」を使いデータやアプリケーションの移行を行うか、TimeMachineとして使っていたハードディスクドライブを繋いで同じくこれまでの利用環境を移行すれば良い理屈だ...。 勿論、理想を申し上げればせっかくのニューマシンだからして、ひとつひとつmacOS Sierraで動作するアプリケーションなどを新たにインストールすれば懸念は生じないはずだ。これまで長い間使ってきた環境はいわば塵や垢が少なからず蓄積しているから、移行ではそれらをも再現してしまう恐れがある。とはいえ現実問題として時間的な問題と手間の煩雑さを考えるとどうしても躊躇してしまう。※当初はEthernetケーブルで新旧のiMacを繋いで「移行アシスタント」を使った…。残り時間表示は目まぐるしく変化 さて、まずはEthernetケーブルで繋ぎ「移行アシスタント」による情報の転送をやってみた。 しかし「移行アシスタント」が思ったように動作しない。ケーブルが不良かと他のケーブルに取り替えてみたがそれでもダメだった。 やはり冷静にことを進めていると自分では思ってはいるものの、新しいMacを眼前にして気が急くのだろうか、Intego社のVirusBarrierとNetBarrierをOFFにするのを忘れていた。 移行をスタートした時点では所要時間が3時間3分と出たが、それを鵜呑みにするほど初心者ではない(笑)。何時間かかるのか、十何時間かかるのか、EthernetケーブルとThunderboltケーブルの違い...といったこともあるにしても半日程度は有にかかるものだと考えて待ってみた。 5時間ほど経ってから進捗状況を確認してみるとプログレスバーは半分以上進んでいたものの残りの時間表示は3時間41分となっていた(笑)。それでもクラッシュしているわけではないようなので放置するしかないと引き続き様子を見ることに。 その完了までの所要時間とは残っているデータ容量と転送速度に関わってくるわけだが、転送速度が40M/秒を示したと思えばいきなり2M/秒になったりする。そして残りの時間表示は2時間半ほどほを示したかと思うと6時間を示したりとバラツキが大きい。 そのうち、元MacにインストールしてあるTechtool Proから内蔵HDDがSMART警告レベルを超えているという文字通りの警告が何度も表示されますます先に進まない。※移行途中にTechtool Proから内蔵HDDに対しSMART警告が何度も表示される またどういうわけかEthernetケーブル接続のはずなのにいつのまにかWi-Fi接続に変わっている…。 開始後8時間を過ぎてもなお残りの時間が3時間から6時間前後を示すばかりでまったく先に進む気配が見えないので中止することにした。 今度はケーブル接続ではなくTimeMachineとして使ってきたHDDを接続し同じく「移行アシスタント」で環境移行を試みたがこれは約5時間ほどで移行が無事完了した。 再起動してみたが、どうやら使える環境のようだ。しかしご承知のように「移行アシスタント」にしてもすべての環境、すべてのアプリケーションがそのまま復帰するとは限らない。 Mac AppStoreから購入したアプリケーションはApple IDのパスワード入力を求められる場合もあるし、そもそもサードパーティーから購入したソフトウェアはアクティベーションし直す必要があったりパワードの再入力をしなければならないものもある。※まずは環境を移行した新iMac(手前)は無事に起動した こうしたことは自分にとっての優先順位でひとつひとつ確実に進めていくしかない。 ともあれ新しいマシンが届いた翌々日の夕刻になんとか元の環境を新しい27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデル (2017)で取り戻すことができた。勿論今後、不測のトラブルに見舞われる可能性もありうるが…。 ということでモニターサイズもこれまでと同様の27インチ、メモリも予算が許せば64GB欲しかったが、取り急ぎ32GBあれば仕事ができるし念願のRetina 5Kディスプレイも素晴らしい。 Retina 5Kディスプレイの恩恵だが、写真はもとより眼の悪い私にとってかなり見やすく感じるものの贅沢なもので4,5日したらこれが普通となってしまうに違いない。そしてまだマシンに大きな負荷を期待することはやっていないが総じてキビキビと動作し気持ちが良い。※Retina 5Kディスプレイと非Retinaディスプレイとのテキスト表示比較例。上がLate2012の非Retima iMacで下がRetina 5Kディスプレイモデルの表示【クリックで拡大】 個別の特筆すべき機能などについては別途レポートしていきたいが、これまで事情もあってOS X YosemiteのままだったがこれでやっとmacOS Sierraの環境となった。
27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデル (2017)をメインマシンとして使い始めて一週間ほど経つが、今般アップル純正品「USB-C to USB Adapter」を買ってみた。本マシン背面のポートレイアウトはこれまでとほぼ変わっていないように思えるがThunderbolt 3(USB-C)が2基サポートされUSB 3.1としても機能する…。 ということは2基のThunderbolt 3ポートを「USB-C to USB Adapter」を介せば27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデル (2017)はUSBポートを6系統扱う事が出来る初のiMacとなるわけだ。※27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデル (2017)の背面ポート全容。下線部位がThunderbolt 3(USB-C) 私の場合、残念ながらThunderbold仕様のハードディスクが先日飛んだため、現在Thunderboldを活用するすべがない。それならばどうしても不足がちなUSBポートとして利用してみようと取り急ぎ「USB-C to USB Adapter」を手に入れた。※「USB-C to USB Adapter」パッケージ 27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデル (2017)の背面ポートだが、その2基のThunderboldポートはUSB-Cタイプになっている。ちなみにもしThunderbolt 2仕様の機器を接続するためには「Thunderbolt 3(USB-C)- Thunderbolt 2アダプタ」を介す必要がある。※全長は135mmほどだ 今回購入した「USB-C to USB Adapter」はその名の通り、片方がUSB-Cタイプのコネクタで他方がUSB-Aコネクタになっていて全長は約135mmほどだ。※「USB-C to USB Adapter」の両端子 セットアップも「USB-C to USB Adapter」のUSB-CタイプのコネクタをiMac背面のThunderbolt 3(USB-C)コネクタに挿すだけだ。後はアダプターのUSBポートに適宜USB-A仕様のデバイス類を挿せば通常のUSB 3.1ポートとして活用できる。 ということでこれからのマシンには一本あると便利に違いない。
言いたくないけど、暑い。ラテならずともこんな陽気では散歩に出たくないが、その上にオトーサンはまたまた腰に痛みを感じるようになった。まったくだらしがないことだが、こればかりは十分注意をしていても駄目なときは駄目なのだ。それでもオトーサンは気力を振り絞ってラテと一緒に散歩へでかける。ま、気力では腰痛はどうにもならないのだが(笑)。 とはいってもこの時期は外気温を確認しながら散歩に出るが、その散歩時間もなるべく短くするように気を遣っている。気温が完全に低くなってから出かけるのが理想だが、オトーサンたちも生活のリズムもあるしやむにやまれぬ都合というものがあるからなかなか理想通りにはいかないのだ。※散歩途中で穏やかな表情を見せる それでもラテはありがたいことに元気だしオトーサンが戻ろうとリードを引いてももっと外にいたいと抵抗するほどだ。 そうはいっても外気温は6時近くになってもまだまだ高いし路面の温度もところによってはこれまた高温のままの箇所もあるからなんとかして早く切り上げて帰りたい。 体調を壊しては元も子もない…。※仲良く散歩 体調と言えばラテが8年ぶりにお腹を壊した。 先日、オカーサンが仕事を休みのときだったが夜になってラテが珍しくオトーサンやオカーサンに近寄って何かをねだるような、あるいは訴えるような言動を始めた。 具体的には、オトーサンが座っている椅子の肘掛けに両前足をかけて「アン」といった甘えるような声をだす。通常こうした行為は地震だったり怖い・不快と感じるような音でも聴いた場合にすることが多いし、文字通り甘えて遊びの要求という場合もまれではあるがありうる。※ラテを可愛がってくださるファミリーのオカーサンから水を飲ませてもらう オトーサンは「こいつ甘えたいのかな」と顔を撫でてやると納得したようにオトーサンから離れ、今度は別の部屋にいるオカーサンの所に行って同じような行動を繰り返している。 もしかしたらまだ時間的には早いけれどオシッコでもしたいのかと考えたし特にボールで遊びたいという場合などはオトーサンの椅子の隣や後ろに座り込んで甘える声を上げたりするから今回もそうかと思い、とりあえずは無視した(笑)。 ただし自慢するわけではないがオトーサンもこの10年半の間で学習したことも多いし体験・経験しなければ分からなかったことも多い。 ふと、これはお腹が悪いのではないかと思い至った。 ラテがお腹を壊して絨毯に粗相したのは記録によれば2009年だが、それ以降は幸い同じトラブルには遭遇していない。しかしそう気がつくとやはり遊びの要求にしては少し変だしこれは排泄したいに違いないと思い急いで散歩支度をして自宅を飛び出した。※公園でファミリーの女子とのスキンシップ。オトーサンは嬉しいぞ(笑) あたりは闇夜だが、オトーサンがリードを少し緩めて小走りになるとラテも先頭だって走り出した。 これは間違いなくお腹を壊し排泄したくて我慢をしていたのだと確信したが、問題は他人の家の前などでやらかしては大いなる迷惑なのでラテが走っているのを幸いにそのまま数百メートル先までラテを誘った。 いやはや、よくも我慢したものだ。 始末できる範囲で後始末し、ペットボトルの水で洗い流したが、ラテは排泄した後にオトーサンにアイコンタクトした。その表情はどこか「オトーサンありがとう」といっているように思えた。 ただしこれまた学習したことだが、こうした場合に一回の排泄でことが納まることはなくもう一度あるいは二度三度の排泄がありうるのでこのまましばらく散歩を続けることにした。 数分後、案の定ラテは二度目の排泄をはじめた。 廻りを片付けラテのお尻周りをトイレに流せるウェットテッシュで綺麗にするが、こうしたときのためにとオトーサンは夜の散歩ではキャップに小さなヘッドライトを付けている。 普段は手持ちの懐中電灯で具合がよいが、こうした手作業が必要なとき、ヘッドライトだと両手が使えるので大変重宝なのだ。※冷たいアルミ板の上で爆睡 しかし腰を下手に屈めようとするとギックリ腰の後遺症で激痛が走る。まあまあ辛いことこのうえないがラテのことを考えれば仕方がないしオトーサンの使命だ。 その後も念のためと散歩を続けようとしたが、お腹の整理がついたのかラテはそそくさと自宅の方に踵を向けて歩き始めた。 どうやらラテ歩き方も普通だし表情も穏やかになっているから納まったようだ。 問題はお腹を壊した原因だが、確証はないもののその一昨日の夕方の散歩で何かは分からなかったがいきなり公園の砂に埋まっていたものを口にして飲み込んでしまったことがあった。 いつもそうしたことのないようにと注視しているつもりのオトーサンだが、早期発見も地面に鼻面を付けているラテにはかなわず、たまたまそうしたこともあり得る。 ともあれ翌日には普通の排泄に戻ったのでオトーサンは胸をなで下ろしたのであった。
紀田順一郎さんの新刊を発売前に届けていただいたので早速手に取ってみた。タイトルは「蔵書一代 なぜ蔵書は増え、そして散逸するのか」だが、紀田先生のこれまでの著書とは違い些か気持ち的に重い本だった。なぜなら紀田先生にとってかけがえのない蔵書のほとんどをやむなくとはいえ処分されたレポートであり、蔵書の可能性と限界についても考察した興味深い一冊である。 ご存じの方もいらっしゃると思うが、私は1989年「FAX交遊録〜MACの達人」という本を紀田先生と共著で出版した経緯があり、今でも時折FAXならぬメールで近況をお知らせいただいている関係上、先生が命の次にも大切と考えてきた蔵書を処分された前後の事情を多少なりとも知っている1人だ。 さらに本好きの1人として、紀田先生と親しくお付き合いさせていただき、いわゆるOA化書斎を構築された時代もリアルタイムに承知していることでもあり、本書が先生にとってどれほど重みのある一冊であるかを考えざるを得ない。 しかし「あとがき」にも記されているが「…難しい本にする気はないので、筆者自身の蔵書構築と失敗のいきさつや、日ごろ見聞きしている蔵書家の悩みなども多くのエピソードをまじえて記してみた」とあるように内容は大変読みやすく一気に読んでしまった。※紀田順一郎著「蔵書一代 なぜ蔵書は増え、そして散逸するのか」松籟社刊 仕事がご趣味で趣味がそのまま仕事であると先生ご自身が書かれているが、その背景に数万冊もの蔵書があったことは想像に難くない。とはいえ300冊程度の蔵書と棚ひとつに納めているコンピュータ関連資料および十数機種の歴史的なパソコンをよすがにしてきた私にもレベルの深さは到底違うもののそのお仕事の生命線ともいえる辞典(事典)をも含めて決別の決心をされ、処分せざるを得なかったお気持ちは痛いほど伝わってくる。 そうした人生の伴侶ともいえる蔵書の処分にまつわる出来事を主軸に、そもそも蔵書とはなんだろうという命題に取り組んだのが本書なのだ。 近代日本の出版史・読書文化を振り返りながら、ひととき「蔵書」の意義と可能性、そしてその限界を探る旅にご一緒されてはいかがだろうか。 また大変僭越だが、私にとって本書は紀田順一郎さんをより身近に感じた一冊でもあった。
トリニティ株式会社は7月19日、Apple社の10.5インチiPad Proに対応した「[GABAN] 衝撃吸収 画板バックケース」および「[GABAN] 衝撃吸収 画板フリップケース」を全国の家電量販店、一部雑貨店を通じて7月下旬より販売すると発表。 △ [GABAN] 衝撃吸収 画板バックケース ショルダーストラップを4つ角に固定することで画板スタイルになる衝撃吸収性能を持ったバックケース。 ・TPUとPCのハイブリッド構造でしっかりと衝撃吸収 ・4角のダンパーにより衝撃からiPadを守る ・ショルダーストラップにはペンホルダー付き ・Apple純正 Smart Coverと併用可能 △ [GABAN] 衝撃吸収 画板フリップケース ショルダーストラップを4つ角に固定すると画板スタイルになる、フタ付タイプの衝撃吸収性能を持ったフリップケース。 ・TPUとPCのハイブリッド構造でしっかりと衝撃吸収 ・4角のダンパーとフタ付きで全方位の衝撃からiPadを守る ・フタを開けてON、閉じてOFF、スマートON/OFF機能付き ・ショルダーストラップにはペンホルダー付き ・卓上スタイルと作業に最適なタイピングスタイルの2段階スタンド 【 主な対応機種 】 10.5インチiPad Pro(2017年発売モデル)
昔昔、パソコンのディスプレイはCRTディスプレイ、すなわちブラウン管だった。その時代によく言われていたことは同じ画面を長い間表示し続けているとそのパターンが薄くCRT表面に焼き付いてしまうということだった。この焼き付きは一端できてしまうと消す方法はないと言われたので注意はしていたが、よく見るとモニター上部にはメニューバーの焼き付きがよく見られたものだ。 しかし現在の液晶ディスプレイは表示の原理がまったく違うからしてそうした焼き付きは起こらないと聞いていたが、先日気づいてしまったのだ。 iMacの液晶ディスプレイに焼き付きらしき表示があることを! 一瞬4年半ほど使っていたから劣化したのかと思ったが、液晶ディスプレイに焼き付きはおかしいと思い直して調べてみた。 ちなみになぜこれまで気にならなかったのかといえば、私の視力がそれだけ悪かったという理由につきる。先日白内障の手術をしてから初めて眼鏡を新調したこともあってやっと両眼でモニターを見つめることができるようになった…。 さて、そのゴーストともいうべき表示だが、細かな部位までは判読できないものの、どうやら半日以上開いていたウィンドウの画面であることは分かった。無論デスクトップの背景パターンが複雑なものの場合は目立たないが、ブルー一色に近いようなパターンの場合には目立ち、知ってしまうと気になる。※ iMacの液晶ディスプレイにゴーストが! ウィンドウらしき矩形がぼんやりと確認出来る【クリックで拡大 】 面白いのは…Mission Controlで複数のデスクトップを使っている場合、特定のデスクトップだけでなくデスクトップを切り換えても同じゴーストが見えることだ。 しかしよくよく考えてみれば一見別のデスクトップを使っているように見えてもハードウェアとしてのディスプレイはひとつなのだから当然といえば当然なのだ…。 ともあれ確認のためにと調べて見ると、液晶モニタにも焼き付きのような現象は起こりうるが、それはCRTモニターで言われていた表示画面がCRT表面に永久に焼き付いてしまうものとは異なり、表示画面を変えたり、本体の電源を切ることで取り除くことができると知り一安心した。いわば焼き付きというより一時的なゴーストといった方が適切か…。 ディスプレイメーカーのEIZOのサイト には「液晶モニターの残像現象について」というページがあり、この現象についての説明が載っている。それによればイオン性不純物の蓄積によるものでこの現象はディスプレイの不良ではないという。 事実ゴーストの元となったと思われるウィンドウを消してしばらくそのまま使っていたらゴーストも消えた。 またディスプレイのスリーブ時間を短くしたりスクリーンセーバーを上手く使うといった工夫でもゴーストは軽減できるようだ。 まあ液晶ディスプレイのゴーストは消えることが確信できたので一安心した次第。
ラテは外には出たいが気温が高いせいで歩くのは嫌…が続いている。いまからこうでは真夏はどうなるか実に気が重いが、特に夕方の散歩は家を出る時間を遅らせるなどして健康に注意をしなくてはならない。そんなラテが先日の夕方、久しぶりに先頭立って片道10分程度の道を歩いた。 ここのところ晴天だと夕方5時になっても外気温が30℃とか31℃になる。したがって天気と気温に注視しながら家を出る時間を考えなければならない。 なにしろ日が照っていた路面は5時半頃になっても40℃を超えるところもあり、こうした場所を長時間歩かせたらワンコは体調を壊すだろう。というか第一ラテは歩かない…。 オトーサンが強引にリードを引いて歩かせても、ものの数メートル進むと日陰を探して伏せてしまう。※珍しくラテはカメラ目線で笑顔を見せた そんなラテが先日、珍しく10数分の道を先になり後になってずんずんと歩いたのだ。 実はこの日、公園でラテと親しくしていただいているファミリーのオカーサンから願われたことがあった。 それは6時20分から下のお子さんが通ってる幼稚園で盆踊りがあり、上の女の子は浴衣、下の男の子は甚兵衛を着て参加するという。そしてワンコ好きのご家族なのでその姿で写真を撮る際にラテも一緒に収まって欲しいとのお話しだった。※夕方5時半になっても路面の温度は40℃を越えている箇所もある ちょうど散歩時間も遅らせなければと考えていたときでもあり、5時45分にいつもの公園に行くことで話しがまとまったのだった。 オトーサンとしてはせっかくだからきちんとした一眼レフを持参して勝手にカメラマン役をさせていただこうとまだ日射しが残っている中、ラテと公園に向かった。 公園と付近で浴衣と甚兵衛の可愛い姿にカメラを向けたが、問題は我が娘だ。 そもそもがどういうわけかカメラ嫌いでカメラを向けるとそっぽを向くというワンコなのだから、そのラテをカメラ目線にさせるのは至難の技であることを日々体験している。さてどうしようかと考えつつも、リードをファミリーのオカーサンに持っていただきオトーサンは撮影に専念しようとカメラを構えた。※公園で記念撮影。ラテは嬉しいのかカメラ目線を向ける。この時のラテのアップが今回のトップ写真 不思議なことにオトーサンが「ラテ!」と声をかけるとふっとカメラの方を笑顔で向いてくれたのだ。 毎日毎日それこそ膨大な写真を撮ってはいるが、ラテが笑顔でカメラ目線というシーンはなかなか撮れないことを知っているだけに不思議に思った。やはり好きな人たちと一緒だから機嫌が良かったのだろう…。 そしてご主人も含めてファミリー4人の写真を撮り終え、ご主人と下のお子さんは自転車で先に幼稚園へ、そしてファミリーのオカーサンと上の女の子およびオトーサンとラテは幼稚園まで歩くことになった。 最初は公園で写真を撮ってファミリーとお別れしようと思っていたが、徒歩で向かわれるというお話しだったのでラテが歩くところまでご一緒しようということになった。しかしここの所、ラテはとにかく歩かない。※朝の散歩時、ファミリーの女子と会うと喜ぶが一緒に学校まで行こうとしない 朝の散歩で馴染みの学童たちと一緒に小学校正門まで一緒に歩こうとわざわざ時間を合わせて出かけても女子たちと出会うと喜ぶものの途中でUターンしてしまうほどなのだ。だから散歩馴れしている道を10数分の距離だとしてもすぐにエンストを起こしてしまうのではないかと危惧していたオトーサンだったが、見事に裏切られた。 オカーサンと大好きな女子と一緒に歩く歩く。時には先頭立って歩くときもあった。 ラテにとってはまたとない至福の時間だったに違いないしオトーサンにとっても楽しい一時だった。 本来ならせっかく向かった幼稚園だから、フェンスの外からでも盆踊りの写真を撮りたいしフィナーレは花火の打上げもあるという。一連の祭事をカメラに収めたいと思ったがここでも問題はラテだ。※大好きなファミリーの女子と共に軽快に歩いてた なにしろ普段は幼稚園の送り迎え時間以外は人通りも多くない場所だが、さすがに今日はフェンスの中も外もかなり混み合うという。そんな人混みの中にラテのリードを持ちながらの撮影など安心してできるわけがない。 また盆踊りだからして音楽の音量も大きめに違いないし太鼓の音も入っているはずだ。さらに前記したように花火の打ち上げとくればワンコの苦手な環境の真っ只中だ。 ラテの友達ワンコたちでも花火とか雷、太鼓の音を聞くとパニックを起こすというワンコもいる。幸いラテはパニックを起こすまでには至らないが大人しく落ち着いているとも思えないし可哀想だ。※幼稚園の正門前で記念撮影 そんなことを考えて周りを見回すと人の集まりが密度を増して行く中、ワンコ連れの人達も目立つことに気がついた。 これはこのままいつづけるのは無理だし吠え声をあげれば邪魔にもなるからと帰ることにし、ファミリーのオカーサンたちにご挨拶の上で戻り始めた。とはいえラテとしては音はともかくファミリーのオカーサンや女子ともっと一緒にいたいようで、リードの重いこと重いこと(笑)。それでもしばらく遠ざかったら諦めたのか、後は以外にスムーズにそしてしっかりと歩いて戻った。 「やればできるではないか!」オトーサンはそうラテに呟き、行き交う浴衣姿の人達を横目で眺めながらラテと家路に着いた。
ここの所、時代小説の執筆に凝っている。書くのが面白くて仕方がないが、可能な限り時代考証も正確でありたいと考えているから執筆の途中途中で調べる時間がかなり必要になる。ということで先般ストーリーに瓦版や読売を絡ませたいと考察したがこれまた知らない事が多すぎた…。 ということで調べた結果、森田健司著「江戸の瓦版 庶民を熱狂させたメディアの正体」(洋泉社刊)が出版されることを知り早速予約をした次第。本書の魅力というか特徴は帯にもあるとおり、実物の瓦版を材料に、庶民の好奇心に応えた "非合法出版物" の魅力に迫るということに尽きる。 要はいかに我々が瓦版というものを知っていたつもりでもそれは史実とは大きくかけ離れたものであるかを痛感せざるを得ない。 なにしろ瓦版が "非合法出版物" だったとは本書で初めて知った。 これは貞享元年(1684年)に出された「読売禁止令」によるものだ。※森田健司著「江戸の瓦版 庶民を熱狂させたメディアの正体」洋泉社刊 瓦版といえばテレビや映画の時代劇で左手に多くの瓦版を抱え、細くて長い棒を振り回しながら集まった人たちと軽妙な掛け合いと共に瓦版を売るシーン程度しか記憶にないのではないだろうか。 また私が愛読している時代小説にも瓦版やその作り手が多々登場するが、邪慳にされながらも岡っ引きたちとの交流が描かれていたりしてとても非合法の商売だとは感じられない。 とはいえ、瓦版屋など誰でもできる商売ではないし人の集まる場所でなければ売れなかったに違いない。したがって非合法はそれとして役人たちも目くじら立てて追い立てたり捕縛したりはしなかったようだ。とはいえそれは「心中の話題」と「幕政批判」を別にしての話しだという。 まあ「幕政批判」は分かるが、「心中」事件を取り上げるのがなぜ禁止だったのか。それは本書をお読みいただきたいが、心中に大きな注目が集まったのは近松門左衛門によって書かれた人形浄瑠璃「曾根崎心中」だったが、その出版を機会に八代将軍吉宗は退廃的風潮を是正することを名目に心中を相対死として禁令を出したことは私の時代小説「首巻き春貞 小石川養生所始末」にも紹介した。 例えば不義で相対死をした者は死骸を取り捨てて弔わせず、もし双方存命ならば三日晒のうえ非人に落とされた。そして心中事件を瓦版で報じた場合は販売中止は勿論のことだが、摺物だけでなく版木まで抹殺されたという。 したがってというべきか、本書筆者に寄れば心中事件を報じた瓦版の本物はほとんど現存しないという。 ともかく非合法出版物だからして売り子、読売は普通二人一組で、それも顔が分からないように網笠を被って商売をしていたという。やはりドラマや時代小説から受けてきた印象は史実とは遠いものだったことになる。 そういえば瓦版の売り手を "読売" というが、これは文字通り読みながら売ることからついた名のようだ。 本書は瓦版の実体を知ることは勿論だが、瓦版を通して江戸という時代の臭いまで彷彿とさせてくれる貴重な1冊だと思う。
メインマシンの具合を診断しようとTechtool Proの新バージョンを買ったので、あらためてハードディスク自己診断システムのS.M.A.R.T (Self-Monitoring,Analysis and Reporting Technology) を復習してみた。S.M.A.R.T はハードディスクメーカーの連合であるSMART ワーキンググループ(SWG)によって開発され、近年のハードディスクに採用されているものの、OSの標準機能ではないから使うには別途専用ツールが必要となる。 S.M.A.R.Tとはなにか、といえばハードディスクが持っている自己診断システムであり、様々な項目を数値化しハードディスクの状態を視覚化してくれる機能だ。要はハードディスクがまだ安全に使えるか、あるいはそろそろバックアップを取り不測の事態にそなえるべし…等などの判断材料となる。なおATAもしくはSATAドライブのみで利用可能だ。 今回たまたまだったがTechtool Pro 9.5を購入しシステムがインストールしてあるハードディスクを検証したところ、外付Thunderbolt仕様のハードディスクに警告が出た。早速データを別のハードディスクに待避させたがなんと翌日にそのハードディスクはお釈迦となった…。 どうにも話しが出来すぎだが、S.M.A.R.Tによるハードディスクの検証は徐々に劣化していく場合は測定可能だが、突発的なクラッシュに対応できるわけではない。ためにS.M.A.R.Tの確認をやっているから全てが安全というものではないことも承知しておく必要がある。 とはいえクラッシュする前にその前兆がわかる可能性があるとなればやはり定期的に確認は怠らないようにした方が得策だ。※Techtool Pro 9.5でメインマシンのHDD診断(S.M.A.R.T)を行った結果【クリックで拡大】 ただしS.M.A.R.Tを計測するには専用のツール、ソフトウェアが必要となる。Techtool Proのように各種診断機能のひとつとしてサポートしている製品もあれば、例えばDriveDxといったハードディスク専用の診断ツールもあるし無償で配布しているツールもある。 S.M.A.R.T診断のパラメータは多義に渡るがTechtool Proでは13項目の結果が成功、欠陥、失敗に視覚化される。そしてテスト結果で失敗となった場合は修復できないドライブの故障が切迫していることを意味するという。 特に診断項目で重要なパラメータはTechtool Proの表記で言うなら「05 再配置セクターカウント」「197 代替処理待ち不良セクタカウント」そして「198 回復不可能なセクターカウント」といったあたりらしい。 ちなみにウィキペディアを参考にして少し詳しく書くと「05 再配置セクターカウント」は、代替処置を施させた不良セクタの数を意味し、「197 代替処理待ち不良セクタカウント」は現在異常があり、代替処理を待つセクタの総数。そして「198 回復不可能なセクターカウント」はオフラインスキャン時に発見された回復不可能なセクタの総数で、この値が増加する場合は磁気ディスクの表面に明確な問題があるとされる。 ちなみに私のメインマシンのハードディスクのS.M.A.R.T情報をTechtool Proで計ってみると 197および198パラメータには異常が出ていない。ただし 01 の読み込みエラー発生率のパラメータが計測成功ではあるがしきい値に少し近づいていること、07 のシークエラー発生率がこれまたしきい値に近づいている。これは、磁気ヘッドが目的のデータの在るトラックへ移動しようとして失敗(シークエラー)した割合を示し、ハードディスクの熱、サーボ機構の損傷などによって発生するという。 また何よりも異常が目立つのが 190 の温度の変化だ。このパラメータの値はしきい値を超えて失敗に近くなっている。 私も難しい事はわからないが、これまでの経験上でパソコンの動作が不安定になるとき多くの場合が温度上昇によるものであることは確かだった。 これから本格的な夏を迎え、室温も高くなる季節だからパソコンの内部温度にも影響が出てくるのも事実だ。Techtool Proによるパラメータ 190 の温度上昇がどれほど致命的なのかはイマイチ分からないが、応急処置として内部温度の確認と温度が高くなった場合には強制的に内蔵ファンを回して冷却することをやってみた。 その前にマシンのセンサーとファンが正常に働いているかの基本をTechtool Proでチェックする。もともと温度センサーが温度上昇を感知すれば内蔵ファンの回転速度を上げて冷やす仕組みがあるわけだから、まずはこの一連の仕組みが正常かどうかを確認してみた。 Techtool Proには「センサーテスト」と「ファンテスト」という項目があるのでそれぞれを実行するだけだが幸い両者とも正常だった。※「センサーテスト」と「ファンテスト」実施中。幸い共に結果は正常だった さて、ご承知の方も多いはずだが本来自動的にセンサー温度を感知しファンを回すという一連の動作を強制的に行うツールがいくつかある。私は「Macs Fan Control」の最新版を使っているのであらためて確認と設定をやってみた。 このツールは右に一覧表示されるパソコン各部位のセンサー名と現在の温度がリアルタイムに表示されている。申し上げるまでもなくCPUもメモリモジュールも、そしてハードディスクユニットも温度上昇には弱い。 ともかく「Macs Fan Control」は自動による運転の他にそれぞれのセンサー別に「この温度になったら何度に落ちるまでファンを回して冷やせ」という設定ができるし日本語化されているのでなじみやすい。※「Macs Fan Control」でハードディスクのセンサー温度と強制ファンの関係をセッティング 結果は歴然で、メインマシンはいまのところ安定している。やはりハードディスクは消耗品である限り定期的なS.M.A.R.T情報の確認はパソコンを常用する者にとっては大切なことだが反面過信してはこれまた問題も起こる。 何故ならS.M.A.R.T 情報はハードディスクメーカーによってその情報内容が異なるし計測ツールによってもニュアンスが違う場合もあるし、さらに冒頭で述べたようにハードディスクもS.M.A.R.Tで確認出来るレベルだけではないいきなりのクラッシュもあるからで、やはり基本中の基本はバックアップを常に心がけることに尽きる。
ファイルメーカー株式会社7月11日、「FileMaker カンファレンス 2017」の詳細プログラムを公開し、オンライン事前登録を開始したと発表。本カンファレンスは、ファイルメーカー社が主催する日本最大のFileMaker総合イベント。2017年10月23日(月)〜25日(水)の3日間、パシフィコ横浜 会議センター(神奈川県横浜市)にて開催される。 今年で9年目を迎える「FileMaker カンファレンス 2017」は、『つくるのも つなぐのも 自由自在』をメインテーマに、FileMakerプラットフォームでカスタム Appを作成する際に役立つ技術情報をはじめ、ビジネス導入を検討中の企業ユーザーのお客様向けに、製品ロードマップ、最新のベストプラクティス、お客様事例、内製化のヒント、より効率的に設計・構築・展開する方法やテクニックなど、幅広い情報を提供する。 2017年7月より「FileMaker Cloud」が日本でも利用可能になった。FileMaker Cloudは、AWS Marketplaceを通じて提供され、Amazon Web Services (AWS) クラウド上で稼働。FileMaker カンファレンス2017では、カスタム Appをクラウドに展開したいお客様向けのセッションも多数用意している。 FileMaker開発やコンサルティングに精通するFBA (FileMaker Business Alliance) パートナー企業が多数出展およびセッション登壇。さらに、FileMakerプラットフォームと連携して使用することでお客様に大きな利点をもたらすサービスやソリューションを提供するサードパーティ企業からの協力を得て、次の協賛企業がランチョン/スイーツセミナーやブース出展を行う:Dropbox Japan株式会社、SBクラウド株式会社、Tableau Japan株式会社、株式会社セゾン情報システムズ、日本電気株式会社。(順不同) 【開催概要】 会 期:2017 年 10 月 23 日(月)〜2017 年 10 月 25 日(水) 主 催:ファイルメーカー株式会社 会 場:パシフィコ横浜 会議センター(神奈川県横浜市) 詳 細:http://www.filemaker.com/jp/conference 入場料:無料(事前登録制、トレーニングを除く) ※ カンファレンスの内容やスケジュールは予告なく変更になる場合がある。
2013年1月に購入した27インチiMac(Late2012)がついにダウンしそうだと判断し、27インチ iMac Retina 5Kディスプレイモデル (2017)を購入することにした。とはいえ年々懐具合が悪くなっていることでもあり無理はできないが、取り急ぎ1TB Fusion Driveおよびメモリは32GBにした。 私のメインマシンは黎明期よりその時代時代の最速のマシンを使ってきた。しかし2008年の2月に買った Mac Pro (Early 2008)を4年10ヶ月ほど使った後、次のマシンは2012年暮れにリリースされた27インチ iMacにした。それが現在使っているマシンである。 その当時、Mac Proから iMacというと随分能力が落ちるだろうとの印象を受けるかも知れないが、ご承知のようにMac Proのアップデートがずっと遅れていたこと、そして拡張性は別だが iMacそのもののスペックが急速に向上したため、その時点でもいくつかの処理スピードにおいて女房が購入した iMacの方が優れている部分が多い事に驚いたからだ。 それに、私のささやかな仕事にしても一時期のように時間に追われるシビアなものは少なくなっているから。したがって iMacで十分になったと判断したからでもあるし、何よりもコストパフォーマンスの高さを考えればiMacはピカイチである。 そのLate2012の27インチ iMacだが、丸4年半使ってきたものの内蔵Fusion Driveに危惧を生じるようになった。一端システムを消去の上でフォーマットし最新のmacOSでもインストールすると良いのかも知れないしFusion Driveを新品に交換すればまだ使えるに違いない。しかし我が家にはというより自分用のMacはこれ一台だけで代替もない。なによりもRetina 5Kディスプレイを是非是非使ってみたいと思っていたこともあり現行マシンが動作しているうちにと新しいiMac購入を決断した。 なにしろ私にとってiMacはiPhoneよりなくてはならないもので、これなくしてウェブやブログの更新は勿論、小説も生み出すことは出来ない(笑)。※約4年半ぶりに27インチ iMac Retina 5Kディスプレイモデル (2017)を購入 とはいえ、一昔前のように何もかも贅沢をいえる身分ではない。また安くなったとは言え我が家にとっては大きな出費であるが新しい iMacを購入するにあたり、譲れない点もある。 まず第1にディスプレイのサイズである。これまでApple 30インチ Cinema HD Displayや iMacも27インチモデルを選択してきた経緯からディスプレイのサイズはやはり大きいものを使いたい。そしてメモリも最低32GBは必要だと考えた。 またAppleCareも不可欠だ。なにしろこの新しいマシンも3年は当然、できれば4年は持たせたいからだ。 さてその27インチ iMac Retina 5Kディスプレイモデルだが、一見そのデザインからこれまでの iMacとあまり変わっていない印象を受ける人も多いかも知れない。しかし私見ながら変に考えすぎた形で変更を加えられていなかったことに安堵した。いってみればiMacのデザインは一体型マシンとしては完成形であるといえよう。 一年8ヶ月ぶりのモデルチェッジだというのに変化がないと思うのは人それぞれだろうが、そのスペックは実に期待以上のものだといえる。 ざっと見てもCPUが7世代コアプロセッサ Kabe Lake世代になったこと、GPUも最新のRadeon Pro 500シリーズになりmacOS High Sierraにアップグレードへの期待も高まる。さらにThunderbolt3の搭載、そして申し上げるまでもないが500ニトという驚異の輝度と10bitの階調表現を持つRetina 5K Displayを考えると待っていた甲斐がある最高のiMacだといってよいのではないか。 届いた27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデルをこれからセットアップだが、データの移行を含めてこれまで一度で何の問題もなく済んだ例はない(笑)。面倒なあれこれが待っているかも知れないがそれも楽しんでみよう。しかし…ふと新しいiMacを眺めて考えた。 よく老人が「この桜をあと何度見ることができるのか」と呟くシーンが小説やドラマに出てくるが、私にとってのMacは後何世代、何台の利用が可能なのかを思うと少々寂しくなってきた。 まあ今回のマシンが最後だった…とならないように日々の健康に注意することにして新しいマシンを楽しむことにしたい(爆)。
オトーサンたちが現在の場所に引っ越してきてから11年目に入っている。そもそもがワンコを飼うからと住居も含めていろいろと検討し探した結果だ。ワンコを…ラテを飼わなかったらきっと埼玉県に現在も住んでいたに違いない。したがって現在の住居はワンコを飼うにはとても恵まれた環境であることは確かだ。 そうしたことも関係するのか、あるいはいわゆるオトーサンも含めた団塊の世代が生き甲斐を求めてワンコを飼おうとするのだろうか、最近目新しいワンコとその飼い主さんの姿が目立つように思える。 それはそれでワンコ好きのオトーサンとしては嬉しいことだが一方危惧を感じているときがある。 ひとつは初めてワンコを飼う方が多いように思うが、飼い主としての責任を軽んじている人を見かけるようになったからだ。※これからしばらくは気温に注意し健康を害さないような散歩を心がけないと... いくつか例を上げれば、まずワンコの糞をそのままに放置されているケースが目立つようになった。草むらにどうのこうのではなく歩道・路面に堂々と放置されているのだからこれは確信犯に違いない。 こうしたことが続くと「ワンコは困った生き物」だと嫌われ、様々な制約が課されるようなことになりかねないとオトーサンは心配しているのだ。※ラテファミリー、散歩中 勿論こうしたたことはワンコの責任ではなく100%飼い主の責任である。そもそも愛犬の糞を始末する気のないような飼い主はワンコを飼う資格がないのだ。ここは自分の畑のあぜ道ではなく公共の場なのだから。 それでなくてもワンコを飼うことは、ワンコと散歩することは少なからずワンコの嫌いな人たちにとっては邪魔で困った存在と思われがちなのだ。※お馴染みの女子がポッキーの切れ端(コーティング部分を除く)を投げると上手にキャッチ それからワンコが多くなれば当然のことのようにワンコ同士が出会う確率が多くなる。 ワンコ好きのオトーサンとしては様々なワンコたちと出会うことは無上の喜びだが、現実にはそうそう手放しで喜べることだけではない。出会いを有意義にそして素敵な体験とするには飼い主のマナーというものが大切になってくる。 小うるさいことばかり言うようだが、なぜならワンコの年齢や犬種あるいは性格といったことも含め、どうしても相容れないワンコ同士というのがある。※一輪車で遊ぶ女子と手つなぎのオトーサン。至福の一瞬(笑) 顔を合わせる以前に向こうの歩道を歩いているのを発見しただけで猛烈に吠えあう場合もあるし「ク〜ン」と鼻を鳴らして近づきたいという気持ちを示す場合もある。まかり間違えばワンコ同士が噛み合いの喧嘩になる可能性もあるのだ。 したがってまずはワンコ同士が出会い頭に…ということを避けるように広い場所で見通しがきけばともかく、一般歩道を歩く際にはリードは長すぎないようにしたいものだ。 2メートルも3メートルもリードを伸ばしたままの散歩はワンコ同士だけでなく急に車道に飛び出したりといった際に飼い主が制御できないからとても危ない。 また初対面なのに「お友達でちゅよ」などと躊躇なく近づけようとする飼い主もいるが、これは止めてほしい。 まずはお互いリードをしっかりと引き合い「近づけてよろしいですか」と確認をしたいものだ。無論そのときにどちらかがすでにマズルに皺を寄せていたり低いうなり声を上げているときは近づけないことだ。 ただし何度もそうしたことを繰り返し、かつ飼い主同士が立ち話でもする仲になるとワンコたちも安心するのか積極的に遊ばないまでもいがみ合いをしなくなる場合もある。※珍しいことにオカーサンに抱っこの要求。めでたく思いが叶いました(笑) 我々人間同様にワンコたちもそれぞれが皆個性を持っている。ワンコに友好的な場合もあれば子供たちが苦手なワンコもいる。逆にラテのように子供なら初対面でも優しく接するが初対面の大人は怖がるワンコもいる。人付き合いがよいワンコも入れば、孤独好きのワンコもいる。したがって「うちのワンコを基準に出会ったワンコを判断」しては間違いの元なのだ。トラブルのもとである。 また近年ワンコのリードを引きながらスマホに気を取られている飼い主が非常に多い。これは飼い主本人は勿論ワンコの安全のためにも、行き交う人たちの安全のためにも絶対に止めるべきだ。ましてやパブリックスペースでノーリードは絶対止めて欲しい。 そもそもワンコとすれ違うのも怖いという人も決して少なくない。ワンコの飼い主の責任としていつも目の届く、コントロールできる散歩環境を心がけたいものだ。
Instagramは7月6日(米国時間)、「Instagram Stories(インスタグラム ストーリーズ)」の投稿に写真や動画で返信できる機能を追加したことを発表した。ストーリーズ投稿に写真や動画といったビジュアルで返信することで、Instagram上でより気軽に友だちとの会話を楽しめるようになる。 今回のアップデートにより、利用者は既に導入されているテキストメッセージの送信に加え、フェイスフィルターやお絵かきツールなどを活用した遊び心のある写真や動画でストーリーズ投稿に返信することが可能になる。 本機能の利用方法は以下の通り。 ・ストーリーズ投稿に返信するには、画面左下のカメラボタンをタップ。 ・ストーリーズ専用カメラが立ち上がり、写真や動画、ブーメランなどを撮影できる。お絵かきツールやフェイスフィルターを使うことも可能。 ・撮影した写真や動画には、返信しようとしているストーリーズ投稿のスタンプが含まれる。このスタンプは、位置を動かしたりサイズを変更することもできる。 ・ 「送信する」をタップ後は、返信する前に閲覧していたストーリーズ投稿の続きから表示される。 ・ストーリーズ投稿への返信は、テキストメッセージと同様に、ダイレクト機能の受信箱に表示される。これらの写真や動画は閲覧すると自動的に消える。 機能の詳細に関しては、Instagramの日本語公式アカウント@instagramjapan を参照のこと。
Mac用総合診断・修復ユーティリティの定番と称される Techtool Pro を4年ぶりにアップデートしてみた。これまでの最新版は2013年にパッケージを購入した Version7だが、今回は安価な最新のダウンロード版 Version 9.5だ。ただしこの種のツールはときに諸刃の剣となることも体験しているので100%頼り切るのは憚れるものの、やはりあると便利なのだ。 こうしたツール類が気になるのは最近メインマシンの調子がイマイチだからでもある。いまではインストールしたままのTechtool Pro Version 7はまったくといって使っていなかったが、いろいろと調べ、あるいは確認しておきたいことがあったのでこれを機会にとアップデートした次第。※Micromat社の「Techtool Pro 9.5」起動初期画面 ところでこのTechtoolという診断リカバリーツールの歴史は古い。なにしろAppleCare Protection Planのパッケージがあったころ、その中に簡易版のCDが同梱されていた時代があった。まるでアップルのお墨付きともいえるような診断ツールで、アップルのサポートへ連絡する前には一度このツールで診断してからにするよう言われたこともある。 その時代のTechtoolのインターフェースは味も素っ気も無いものだったが、近年のTechtool Proは検証時の様子を実に上手くデザインしユーザーにわかりやすく見せている点は素晴らしい。 ちなみに個人的には日常のメンテナンスには別のツールを愛用していることでもあり、Techtool Proは例えばファイルの最適化とかディスクアクセス権修復といった修復ツールというより、コンピュータが正常に動作しているかの診断、増設や交換時のメモリテスト、ハードディスクドライブのSMARTチェックなど、どちらかといえばハードウェアの診断ツールとして活用する傾向がある。 特に増設メモリを買ってセットアップした後は必ずといって良いほどTechtool Proで正常に認識し動作しているかを確認したものだ。 今回のVersion 9.5で目立つ機能としては「キャッシュ再構築」と「システムメンテナンス」そして「データリカバリー」があるが「データリカバリー」はHDDのみのユーザーに限り、SSDとかFusion DriveのMacは使えない。 繰り返すが、Techtool Proを必要としたのはMacに何不都合を感じたからだ。どうにも最近メインマシンの調子がイマイチなので出来うる限りのメンテナンスと検証の上で総合判断したいと思った。 そもそもメインマシンは iMac 27" Late 2012だからしてすでに5年目に入っている。とはいえ購入の際は懐具合もよかったからオプションでプロセッサは3.4 GHz Intel Core i7にしたこともあって愛着がある。 しかし1ヶ月ほど前からレインボーマークが回ることが目立つようになったのでよい機会だからと他のツールをも含めて買い替え時であるかを判断しようと思った次第。 さて、すべての原因が判明したわけではないが、Techtool Proで内蔵および外付けハードディスクの検証をやったところ、システムがインストールされている外付けハードディスクにいきなりSMART警告が出た。2TBのThunderbolt仕様HDDが致命的な状態となっていたことが判明。至急データを別のハードディスクにコピーしておいたが、翌日には…クラッシュとなった。※4年使ったThunderbolt仕様のHDDがSMART警告翌日にクラッシュ ということで、たまたまだとしても珍しく?Techtool Proがデータを救ってくれたことになる。 それにレインボーマークの原因はやはり外付けハードディスクのアクセスが正常でなかったことが要因のひとつだったようで問題のハードディスクを取り外してからはほとんど出なくなっている。 ただしTechtool Proの情報が正しいかどうかはユーザーの立場からは分かりようがない。例えばHDDのSMART情報にしても別のソフトウェアで計測してみるとかなり結果が違うケースも経験しているので最終判断は難しい。 またあくまでTechtool Proによる検証結果ではあるが、1TB 内蔵起動ハードディスクのSMARTチェック結果は温度変化に弱くなっていること、シークエラー発生率と読み込みエラー発生率に危惧があることを示している。※「Techtool Pro 9.5」で起動HDDのSMART確認結果。すぐに壊れるということではないが劣化進行中といった感じ 取り急ぎ内部温度を下げるため「Mac Fan Control」というユーティリティーでファンを強制的に回して時間稼ぎをしているが、そろそろこの機会にハードディスクを物理フォーマットしてOS X YosemiteをmacOS Sierraにアップデートし、それでもダメなら買い換える必要があると判断した。 ともあれMacはなくてはならないツールなので最優先でことに当たらなければならないが、そうした判断に際しても「Techtool Pro 9.5」はひとつの目安を与えてくれる。
自宅に安価なWi-Fi環境を作りたいという知人からFonの事を聞かれた。最新の「Fon 11ac対応高速Wi-Fiルーター FON2601E」を二つ頂戴したとかでひとつを私にくれるという。そういえば2008年の年末だったが「FON La Fonera (ラ・フォネラ) 」というルーターを当時お付き合いしていたクライアントから数個貰ったことがあり、ホームページをリニューアルした時期だからとうち2個をプレゼント企画に載せたことがあった。それ以来Fonを手にしたことはなかった。それはやはりセキュリティ面で信頼がおけなかったからだ。 ともあれ、いただいた「Fon 11ac対応高速Wi-Fiルーター FON2601E」を実用として活用するつもりはないが、アクセススピードや接続の容易さを提供してくれた彼に報告しようと仮設置してみた。すでに自宅にはApple AirMac Extremeを使っているから不足はないしあくまで興味本位である。 製品パッケージには「Fonルーター設定ガイド」なる折りたたまれたものが同梱されているのでそれに従ってセットアップだ。※「Fon 11ac対応高速Wi-Fiルーター FON2601E」のパッケージと同梱品 「Fon 11ac対応高速Wi-Fiルーター FON2601E」本体は11センチほどの正方形4辺を丸くした可愛らしい形をしている。まずは本体に付属のACアダプターを取り付け、LANケーブルでインターネットに接続されているルーターとつなぐ。しかしFon本体が真っ白で比較的小型なのに対してACアダプタは黒いのはともかくかなり大きめなのが気になる。※背面の各接続端子 ともかく接続するとFon上部の地球アイコン部が点滅しすぐにグリーンに点灯すれば良し、もし点滅したままならPPPoEの設定が必要となる。 しかし幸いなことに私ケースではグリーンランプは点灯しセットアップの基本は完了した。確かに簡単だった。※本体のセットアップは完了 さてFonは一般的な市販ルーターとはその存在価値が些か違う。ご存じの方も多いと思うが例えば自宅用として設置するとプライベート用Wi-Fi「MyPlace」と他のFonメンバーが利用可能なFonスポット用のWi-Fi「Fon Wi-Fi」が発信される。 そのプライベート用Wi-Fi「MyPlace」は暗号化された自分専用のWi-Fiエリアであり、他のFonユーザーはアクセスできない仕組みだ。ただし「Fon Wi-Fi」という無料Fonスポットは認証されたFonメンバーのみが利用可能であるとしても暗号化はされていない。※iPhoneでWi-Fi接続を試みた。プライベート用として「MyPlace」および「MyPlace_5G」と公開用の「Fon WiFi」が使えるようになっている 要はFonとは無線LANのアクセスポイントを共有するシステムでありコミュニティーで、会員数すなわち設置されている数が多いほど会員は外出先でFonスポットの恩恵を無料で受けられるわけで利便性が高まるという理屈。 ただし一般的な公衆無線LANネットワークのアクセスポイントとは異なり、その大半は個人によって設置されたものである点が特徴だ。ために都心部の駅や商業地域ではなく住宅街を中心にスポットが形成されている場合も多い。 また本商品は、Wi-Fi alliance(Wi-Fiの相互接続性を保証する団体)が定める新規格IEEE802.11ac(11ac)での通信が可能でかつ電波干渉が少ない5GHz帯に対応のため最大で866Mbpsの高速転送が可能だという。 ただしFonはこれまでにも問題点を多々指摘されてきた。 それはプロバイダによってはFonの利用は回線の又貸しになるとして禁止を定めているところもあるからだ。反面国内におけるパートナーシップ・プロバイダも存在し自治体や小規模店舗の活用事例もあるが、「Fon Wi-Fi」は暗号化されていないためセキュリティへの不安や通信速度の低下、そしてなによりも悪意を持ったユーザーにとって犯罪の温床になる可能性も指摘されている。 どいうことかといえば、例えばいま私が公開の「Fon Wi-Fi」に悪意の第三者がアクセスし、犯罪行為が行われた場合、真っ先に疑われるのはその回線の契約者・利用者である私ということになる。また「Fon Wi-Fi」は暗号化されていないため、アクセスしたノートパソコンやスマートフォンの個人情報を覗かれる可能性もあるという。まあそもそも無料サービスの公衆無線LAN利用はお勧めできないがFonの「Fon Wi-Fi」も同じである。 結局知人には、「Fon 11ac対応高速Wi-Fiルーター FON2601E」の設置は確かに簡単だった事を報告しつつ、数千円出せば立派な無線ルーターが買える時代だからして安全に長くWi-Fiを使うにはFonは勧めない旨を提言しておいたが、果たして彼はどういう判断をするのだろうか。 私はといえば、Fonを利用するメリットがないので接続設定が問題なく完了した後は外してしまい込んだ。
何にでも最初、始めてというものがある。私にとってマイコンはもとよりPET 2001やApple IIそして最初のMacintoshは個人の楽しみであり、仕事にかかわることではまったくなかった。しかし1987年、Macによる動画制作の依頼がはじめてあり、私は社長の命で数分のアニメーションを仕事として作ることになった。 ただし社内に目を向ければ、貿易業務の一端を何とかパソコンで効率よく処理できないかと自前で買った最新鋭のパソコンを会社に持ち込み、BASICでプログラミングし、ある種の書類作成の自動化を図ったりと試行錯誤をしていた時代だった。 とはいえ資料作りにしろ、パソコンから生み出される結果・成果は社内の効率化・合理化のためであり、それが直接金を生むということはなかったし正直考えたこともなかった。 個人的にコンピュータ雑誌に原稿を書き、その原稿料がよい副業となっていた頃でもあったが、会社の仕事として外部からなにがしかのデジタル的な受注をコンピュータで制作するなどまだまだ先のことだと考えていた。 さて1987年といえば最初のカラーをサポートしたMacintosh II がリリースされた年でもあった。そして私はといえば、夏休みを利用し7月27日から31日の5日間、米国ロサンゼルス郊外のアナハイムで開催された世界的CGの祭典「SIGGRAPH」に参加した年でもあった。私の頭の中はコンピュータグラフィックス、コンピュータアニメーション一色だったといえる。 その「SIGGRAPH」から戻った直後だったと思うが、社長から「後で雪印のAさんがくる。君に頼みたいことがあるので同席するように」といわれた。 私の勤務先は従業員数人の小さな貿易商社だったが、行き掛かりは知らないもののAさんは雪印乳業(当時)○○工場の工場長だった。したがって顔は知っていたがそれまで挨拶程度で仕事の会話に加わったことはなかった。それが同席しろとはどういうことなのか、一瞬怪訝に思ったがそこはサラリーマンの気楽さですぐに忘れた(笑)。 雪印からの依頼は私にとって大変エキサイティングな内容だった。というか考えたこともないようなことだった。 それは同社がセンサー技術を応用して開発した動粘度モニタリングシステムの核となるRHEO CATCH (レオキャッチ)という粘度計を説明紹介するアニメーションを作ってくれというものだった。 1987年といえば30年前であり、アップルもそしてMacintoshもマイナーな存在だった。したがって企業が広告宣伝やアピールのために動画やアニメーションを作るとすれば広告代理店や専門の映像プロダクションに依頼してビデオ映像作品として制作するのが当然の時代だった。あるいはマスコミへの発表の場でもせいぜいプロジェクターやスライドによる告知しか考えられなかった。 それがどういう風の吹き回しかMacintoshのアニメーションとして作れないかという。ひとつには社長がなにがしかの仕事を取りたくて、私の存在をオーバーに訴えたのかも知れない。事実私の個人としての名前は「MACLIFE」といった創刊したばかりの専門誌に載っていたし、ジャストシステムの図形処理名人「花子」のマニュアル本も出版されたばかりだが早くもベストセラーになっていたから針の穴のような狭い世界だとは言え知られる存在になっていた。 最初に問われたのは3分ほどのアニメーション制作で費用はどの程度かという点だった。その頃は前記したカラー版Macがやっと登場したばかりで高価なこともあって普及には些か時間がかかると思われていたし、カラー対応のソフトウエアも大変少なかったから一体型Macでモノクロの作品、それも9インチという小さな画面で作るしかなかった。後は画面をフリッカーが目立たないようにビデオ撮影して活用することを考えていたらしい。 ともかく私が雪印からの仕様を考慮した見積額は50万円だったと思うが、ビデオで制作するよりずっと安いと一円も値切られず契約となった。※1987年9月に納入したMacによる最初のアニメーション作品。成果物のバックアップフロッピーディスク 決まった大きな要因としては私がVideoWorks IIというアニメーションソフトで簡単な試作品を見せたからに違いない。何しろコンピュータアニメーションが目の前で描かれ、それが動くというシーンを見たことのある人など業界人以外にはまだまだいない時代だったから、それだけで驚かれた。※VideoWorks II は優秀なアニメーションツールで後にDirectorへと進化する 同社から新製品の粘度計カタログをいただき、何をどのようにアピールしたいのかを打ち合わせた結果半日程度でプロトタイプができた。 それは個人的に当時としては珍しいMacintosh用のビデオデジタイザやイメージスキャナなどの周辺機器が揃っていたこと、そしてVideoWorks IIの扱いに十分精通していたからだ。※VideoWorks II によるアニメーション画面例 微調整およびクライアントの要望を踏まえた変更は会社に導入されたMacintosh SEで即対応できた。 「ここはこうならないか」という要望希望を目の前で手直しして作品に即反映する様も驚かれた。ビデオ作品では編集でなんとかなる範囲の変更ならともかく撮り直しとなれば費用も時間も大幅に変わるからだ。 こうしてプレゼン用アニメーションは無事に納品となったし請求額もきちんといただいた。といってもサラリーマンの私の懐に入るものではないが(笑)。 このときの経験、インパクトは私にとって非常に大きなものだった。前記した「SIGGRAPH」で見た世界も含め、デジタル作品やソフトウェアの開発といったものが立派なビジネスになる事を確信した瞬間だった。 その2年後に私は会社を辞め、Macintosh用専門のソフトハウスを起業することになるが、まさしくVideoWorks IIによるアニメーション制作は人生の分岐点となった。
暑さと雨はラテにとって散歩の意欲を妨げるものだからしてこの季節は実に厄介だ。しかし暑さと雨は自然現象でありこれらを追いやることは出来ない相談だから上手に付き合うしかない。とまあ毎年同じ事を考え気遣いしながら過ごしてきたのだから今年も大丈夫だろうとオトーサンは自分を鼓舞して散歩に出かけている。 そんなある日の朝、時間帯が近所の小学生達の登校時間帯だったのでラテをその方向にリードを引き散歩を始めた。 歩き始めると道路向こう側の歩道から早くも「ラテちゃ〜ん」と手を振ってくれる子供たちがいる。その声を聞くと地べたをクンクンしていたラテは急に歩き始める。実に単純明解だ。※路面に腹ばいになっても廻りを注視することは怠らない 数分歩くと小学校に至る道に入るが、その頃には学童達の数も増え時間帯にもよるが見知っている女子たちにラテは囲まれる。 その朝は大好きなファミリーの女子と早々出会ったのでラテは歩きも意欲的だ。しかしこうも相手によって態度が違うとオトーサンは笑ってしまうが、こればかりはラテの問題なのでどうしようもない。 なにしろそれまでかたち通りというか尻尾をフリフリ愛想を振りまいていたラテが、そのファミリーの女子に会うと「アオ〜ン」と雄叫びを上げて体をぶつけるようにして喜びを表す。まったくあからさまだが分かりやすい性格なのだ(笑)。※大好きな子供たちと学校へ! そんな学童たち数人といつものとおり狭い歩道を一緒に歩きつつ、学校の校門まで行くのが習慣なのだがその日は校門前でちょっとしたアクシデントがあった。 学童たちと校門で別れようとしたが校門前で女子がひとり路面に座り込んで膝を抱えている。たまに行き会う子供だがどうやら転んで右掌と膝に傷を負ったようだ。大した傷ではないようだがオトーサンが「転んだの?」と聞くと無言で頷くだけで立ち上がろうとしない。 出来ることならオトーサンが手を引くなりして保健室といったところまで連れて行ってやりたいが犬連れの怪しいオヤジが校庭はもとより校内に入れるはずもないから、さてどうしようかと思った。その間十数人の子供たちが振り返ったりしながらも通り過ぎていくが、そのときファミリーの女子が近づきしゃがみ込んで「どうしたの、大丈夫」と聞き「一緒に行こう」と腕を取って立たせた。座り込んでいた女子は下級生のようだ。 そしてオトーサンに「大丈夫だよ」とでもいうサインなのか笑顔で手を振ってくれ、仲間と共に敷地内に入っていった。※擦り傷を負い座り込んでいた下級生を励まし、腕を取って校庭に入る女子 いやはや当たり前といえば当たり前なのだろうが、他人には無関心の時代である。だのに小学三年になったばかりの女子が下級生に気遣いを見せて励まし、抱きかかえるようにしてサポートする姿はオトーサンには感動ものだった。 「さすがにラテが心を許している女子だ!」と身勝手な思いを胸にオトーサンとラテは安心して校門前を後にした。 …後にしたはいいが、その後のラテはエンストしてばかり。 そういえば近年、ラテのリードは首輪ではなくハーネスに着けている。首輪だとリードを引く力がそのまま首にかかり、反発した時に「ゲッ」などとやるときがあるからだが、反面ハーネスはその点は安全なもののラテの頭を逸らすには適切ではないのだ。 さらに首が苦しいからリードに従うという意味もあるわけだが、ハーネスだと首に力は加わらないからメチャ全力で抵抗することができる。 したがってオトーサンがもし地面に腹ばいになり動きたくないと抵抗するラテを強制的に動かすには20kg近い重さのラテをハーネスに付けたリードで吊り上げなければならないからメチャ大変なのだ。※ベンチで休憩中。しかしデカイ重石みたいだ(笑) 疲れたり足が痛いといった場合の休憩時ならオトーサンが抱っこする姿勢を取ればラテは自ら両前足を預けてくるから抱き上げて先に進むことができる。しかし路面に腹ばいになることで冷たく気持ちが良いといった意味ならオトーサンが抱っこの姿勢を見せてもラテは動かないから厄介なのだ。 まあまあワンコは我々人間とは体温調節の方法も効率も違うのだから体調管理に気を遣わなければならないが、腹ばいばかりでは散歩にならない。それに頑として動かないときに例えばお気に入りの子供でも通ればにわかに立ち上がって尻尾を振る。これまたオトーサンが蔑ろにされているようで頭にくるわけだ(笑)。 ともあれ梅雨の季節、そして真夏と一年でもっとも散歩がし難い季節なのでオトーサン共々体調に十分注意して毎日を過ごしていきたいと思っている。