ラテ飼育格闘日記(644)
オトーサンの白内障手術後の経過は今のところ問題なく一安心しているしラテとの散歩もあまり心配せずに行えるようになった。しかし癖になったようで埃っぽい箇所を通ったり風が強かったりすると右目を瞑るようになった。まあそのぐらいの用心はした方が良いのだろうが…。
そのラテとの散歩だが、この時期はラテにとって我慢の多い日がしばらく続くことになる。それは学校が春休みに入ったからで、通学時に行き会うことも出来ないし、夕方にいつもの公園に行っても顔見知りの子供たちの姿はほとんどないからだ。

※天気の良い日は暖かくなってきたので散歩が快適に…
厄介なのはそうした事情をラテが知る由もないわけで、いつもの公園に入ると一箇所でじっとというより頑なに待つことだ。しばらく待てばAちゃんとかBちゃん、あるいはAちゃんのオカーサンが顔を見せてくれると思っているのかも知れない。
オトーサンもラテの意志を尊重して5分や10分はラテの様子を見ながら待ってはいるがそのままで済ませるわけにも行かずにリードを引いて歩き出さなければならない。
ラテはと言えば視覚的な刺激がないとワンコ本来?の嗅覚モードに入り、植え込みやら電信柱などをクンクンして歩くがこれがまたオトーサンとしてはイライラする(笑)。

※ラテ得意の?待ちのポーズ
そういえば先日の早朝、公園でお世話になっている動物病院の院長と世間話ししたなかでここのところ15歳のワンコが2匹立て続けに惚けで診察にやってきたという。
中型犬なのか小型犬なのかをお聞きするのを忘れたが、15歳ともなるとワンコとしては後期高齢だ。惚けが出て来ても当然かも知れないしそれ以前に視覚と聴覚の衰えも目立つ場合がある。
ラテも今年13歳になるから立派な老犬だが、いまのところはお陰様で足腰もまずまずのようだし嗅覚はもとより、視覚と聴覚も正常のようだ。
とはいえ正直嗅覚は推し量るのが難しいのでよくは分からないが、視覚は国道の反対側の歩道にいる人物を見分けることができるのだからまずは正常と考えている。

※サッカー少年とチュー
そして聴覚は日々生活の中で確認出来ているが、この感覚はいまだに鋭い…。
ワンコの感覚といえば我々は先入観で嗅覚が特別優れていると思っている。確かにそれは間違いなく、ワンコの嗅覚は人間の100万倍以上だといわれている。ただしそう聞くと「人間より100万倍も臭いを強く感じる」と考えがちだがそうではなく嗅ぎ分ける能力が桁違いに優れているのだ。
我々は数種の臭いが重なり合った場合、その臭いがどのようなものが混じっているのかを嗅ぎ分けるのは難しい。しかしワンコは例えて言えば臭いが混じってもレイヤー毎に嗅ぎ分けることができるという。だからこそ、電柱にオシッコが重なっていたとしても対象のワンコがいつ頃通ったのかといった事を判別できるらしい。
我々には想像もつかない能力だから、研究者によっては「ワンコは嗅覚で世界を見ている」という人もいるくらいだ。
だからワンコの感覚というとすぐに嗅覚が…と考えるが、オトーサンは日々ラテと接していて聴覚の鋭いことにいつも驚いている。
オトーサンは日常の生活に中でさまざまな音を立てている。足音、呼吸、衣服の擦れる音、独り言、音楽再生、食器や物を扱う時のノイズなどなどだ。

※影でもアイコンタクト
例えば、菓子や食品の袋を空けるという音にしても一様ではない。「ワシャワシャ」「クシャクシャ」と煎餅の袋を開けるのとカップラーメンのフィルム包装を開けるのでは違うのは分かるが、そうした音は一日中多々起きているはずだ。
オトーサンがそうした音を立てるのは振り返って見るとリビングで…という場合が多いが、ラテは日中リビングにいることはほとんどない。
和室にはラテ専用の寝床が作ってあるし、別途女房の部屋に好んで入り込んで寝ていることも多いといった具合。
そんな時オトーサンがふと思いついてリビングに保存してあるワンコ用のガムの袋を取り出し、中から一本つまんで袋のチャックを閉めるとラテは呼びもしないのに女房の部屋からいそいそとやってくるのだ。
また昼食が済み、オトーサンも急ぎでやらなければならないことがなかったり体調が優れないときには一時間程度の昼寝をすることにしている。
ただし寝間着に着替えるのも面倒だからとズボンからコインケースとキーホルダーを取り出し、財布と共にリビングのテーブルに置き…と準備をしているとこれまたまったく視覚に入らないはずの部屋からラテが「オトーサンお昼寝ですね」といった顔で現れる。

※オトーサンと真面目に歩いてます
別に蒲団に一緒に寝てくれる奴ではないが、同じ和室に横になってしばしオトーサンと一緒に寝るというのがいつしか習慣になったからか呼びもしないのに姿を現す。
極めつけは夕食のときだ。時間帯がほぼ決まっているからラテも「ああ、もうそろそろかな」と思うのかも知れないが、凄いのは準備を始めたり、途中では決して姿を現さず、ドッグフードに牛肉のトッピングをしたものと別途プレーンヨーグルトの容器を持ち、和室の定位置に置こうとオトーサンが歩き出すとラテは初めて姿を現すのだ。
こうした様子を見ていると嗅覚とか視覚でオトーサンの行動を把握しているのではなく明らかに聴覚、音でいまなにをしているのかを察知していることになる。
ワンコも歳を取れば視覚や聴覚も効かなくなってくるというから、こうした日々の行為もある種の健康を推し量るバロメーターになっている。
そのラテとの散歩だが、この時期はラテにとって我慢の多い日がしばらく続くことになる。それは学校が春休みに入ったからで、通学時に行き会うことも出来ないし、夕方にいつもの公園に行っても顔見知りの子供たちの姿はほとんどないからだ。

※天気の良い日は暖かくなってきたので散歩が快適に…
厄介なのはそうした事情をラテが知る由もないわけで、いつもの公園に入ると一箇所でじっとというより頑なに待つことだ。しばらく待てばAちゃんとかBちゃん、あるいはAちゃんのオカーサンが顔を見せてくれると思っているのかも知れない。
オトーサンもラテの意志を尊重して5分や10分はラテの様子を見ながら待ってはいるがそのままで済ませるわけにも行かずにリードを引いて歩き出さなければならない。
ラテはと言えば視覚的な刺激がないとワンコ本来?の嗅覚モードに入り、植え込みやら電信柱などをクンクンして歩くがこれがまたオトーサンとしてはイライラする(笑)。

※ラテ得意の?待ちのポーズ
そういえば先日の早朝、公園でお世話になっている動物病院の院長と世間話ししたなかでここのところ15歳のワンコが2匹立て続けに惚けで診察にやってきたという。
中型犬なのか小型犬なのかをお聞きするのを忘れたが、15歳ともなるとワンコとしては後期高齢だ。惚けが出て来ても当然かも知れないしそれ以前に視覚と聴覚の衰えも目立つ場合がある。
ラテも今年13歳になるから立派な老犬だが、いまのところはお陰様で足腰もまずまずのようだし嗅覚はもとより、視覚と聴覚も正常のようだ。
とはいえ正直嗅覚は推し量るのが難しいのでよくは分からないが、視覚は国道の反対側の歩道にいる人物を見分けることができるのだからまずは正常と考えている。

※サッカー少年とチュー
そして聴覚は日々生活の中で確認出来ているが、この感覚はいまだに鋭い…。
ワンコの感覚といえば我々は先入観で嗅覚が特別優れていると思っている。確かにそれは間違いなく、ワンコの嗅覚は人間の100万倍以上だといわれている。ただしそう聞くと「人間より100万倍も臭いを強く感じる」と考えがちだがそうではなく嗅ぎ分ける能力が桁違いに優れているのだ。
我々は数種の臭いが重なり合った場合、その臭いがどのようなものが混じっているのかを嗅ぎ分けるのは難しい。しかしワンコは例えて言えば臭いが混じってもレイヤー毎に嗅ぎ分けることができるという。だからこそ、電柱にオシッコが重なっていたとしても対象のワンコがいつ頃通ったのかといった事を判別できるらしい。
我々には想像もつかない能力だから、研究者によっては「ワンコは嗅覚で世界を見ている」という人もいるくらいだ。
だからワンコの感覚というとすぐに嗅覚が…と考えるが、オトーサンは日々ラテと接していて聴覚の鋭いことにいつも驚いている。
オトーサンは日常の生活に中でさまざまな音を立てている。足音、呼吸、衣服の擦れる音、独り言、音楽再生、食器や物を扱う時のノイズなどなどだ。

※影でもアイコンタクト
例えば、菓子や食品の袋を空けるという音にしても一様ではない。「ワシャワシャ」「クシャクシャ」と煎餅の袋を開けるのとカップラーメンのフィルム包装を開けるのでは違うのは分かるが、そうした音は一日中多々起きているはずだ。
オトーサンがそうした音を立てるのは振り返って見るとリビングで…という場合が多いが、ラテは日中リビングにいることはほとんどない。
和室にはラテ専用の寝床が作ってあるし、別途女房の部屋に好んで入り込んで寝ていることも多いといった具合。
そんな時オトーサンがふと思いついてリビングに保存してあるワンコ用のガムの袋を取り出し、中から一本つまんで袋のチャックを閉めるとラテは呼びもしないのに女房の部屋からいそいそとやってくるのだ。
また昼食が済み、オトーサンも急ぎでやらなければならないことがなかったり体調が優れないときには一時間程度の昼寝をすることにしている。
ただし寝間着に着替えるのも面倒だからとズボンからコインケースとキーホルダーを取り出し、財布と共にリビングのテーブルに置き…と準備をしているとこれまたまったく視覚に入らないはずの部屋からラテが「オトーサンお昼寝ですね」といった顔で現れる。

※オトーサンと真面目に歩いてます
別に蒲団に一緒に寝てくれる奴ではないが、同じ和室に横になってしばしオトーサンと一緒に寝るというのがいつしか習慣になったからか呼びもしないのに姿を現す。
極めつけは夕食のときだ。時間帯がほぼ決まっているからラテも「ああ、もうそろそろかな」と思うのかも知れないが、凄いのは準備を始めたり、途中では決して姿を現さず、ドッグフードに牛肉のトッピングをしたものと別途プレーンヨーグルトの容器を持ち、和室の定位置に置こうとオトーサンが歩き出すとラテは初めて姿を現すのだ。
こうした様子を見ていると嗅覚とか視覚でオトーサンの行動を把握しているのではなく明らかに聴覚、音でいまなにをしているのかを察知していることになる。
ワンコも歳を取れば視覚や聴覚も効かなくなってくるというから、こうした日々の行為もある種の健康を推し量るバロメーターになっている。