2020年度、MacTechnology Lab.的ベスト10プロダクト紹介

今年もあと僅かとなり我が家の玄関にもささやかな正月飾りを飾る時節となった。今年はCOVID-19(新型コロナウイルス)で混乱が続いた一年といってよいが、これはそうそう終息してくれそうもないのでお互い細心の注意をしつつ健康で年末年始を過ごしたいものだ。


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というわけで今年もMacテクノロジー研究所的ベスプロダクトを選別してみたのでお届けしたい。無論これは実際に私が手にした限られた製品に限ることはご承知おきいただきたい。
また近年気力の問題なのか、何でもかんでもブログに記事を投稿するのが億劫になってきたこともあり、記事にしていないアイテムも目立つことはご容赦願いたい。

① 3Dプリンター JT-28-018 2020(JT-28-004-III)

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今年も3Dプリンターがベスト1になった。新たに新バージョンを購入したわけだが、個人的にこれで6台目である。安定性および積層の綺麗さが向上しているしプリント時の音は冷却ファンの音しか聞こえないというほど本体の動作音が静かなのも得がたいものだ。
私にとってこの3Dプリンターは創造性を刺激する大切な道具となっている。
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② Apple Watch 5 (GPSモデル) とマイヤーレモンレザーループ

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これまでシリーズ2モデルを使ってきたがさすがにバッテリーがへたったので買い換えた次第。シリーズ6の発表を待てずに10月に購入した。本来なら当該ブログに製品レポートを書くべきだが、情報としては目新しいものではないし私も以前よりパワーが落ちて何でもかんでも記事に…という意欲がなくなった。したがって記事としてはご紹介していないものの、日々私の左手首で役目を果たしてくれる大切なアイテムなので2位とした。また別途購入したマイヤーレモンレザーループベルトは地味な製品だが、これまで数種手にしてきたベルトの中で装着感と使い心地がピカイチの製品だった。

③ PITATT 3Dマスク


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※3Dプリンターで出力したマスクと別途調達したマスクフィルター

もしかしたら、このアイテムは1位になるべき?と思うほど個人的に今年は重要なアイテムとなった。とはいえご承知の方も多いと思うがこのアイテムはイジュ(Chinatsu Iju)さんと​​つかさ(Tsukasa Hattori)さんのお二人が設計しモデリングした3Dマスクでデーターを無料公開してくださったものだ。
インナーとアウターの2つのパーツでフィルターを挟み込む構造で簡単にインナーを取り外しフィルターを交換できる優れた工夫とデザインが気に入った。
勿論これは今年の春先、COVID-19(新型コロナウイルス)の蔓延により​マスクが不足し思うように入手ができなかった時期に発表されたアイテムだが私の手元には幸い3Dプリンターがあったため、自分用はもとより身近の方々や友人にもお配りした。
フィルターは本来専用のマスクフィルターがお勧めではあるがマスク同様入手が困難な時期にはキッチンペーパーなどでも代用できる点も嬉しかった。
マスクが平常通り供給されるようになった現在も個人的にはこのPITATT 3Dマスクを毎日愛用している。
マスクの効用に関しては専門家と称する人たちやWHOらが当初その効果について懐疑的だったこともあり、現在も不要説を唱えている人もいる。
しかし、今年10月に東京大学医科学研究所が初めて実際のウイルスを使った実験でマウスの効果について確認したところ、まずは吸い込む側にだけマスクを着けた場合、吸い込んだウイルスの量は布マスクでは17%減り、一般的なサージカルマスクでは47%減ったという結果が出た。
また飛まつを出す側にだけマスクを着けた場合は、向かいのマネキンが吸い込んだウイルスの量は布マスクとサージカルマスクのいずれでも70%以上減っていたという。無論この実験でもマスクはウイルスの吸い込みを完全に防ぐことはできないことも明らかにしたが、過信は禁物にしてもウイルスに対してマウスは相応の効果がでるということが認められた。
「うつされないために」はもとより「うつさないために」も特にパブリックな場所ではマスクをきちんと着用しようではないか。

④ Canon PowerShot SX70 HS

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同型デジタルカメラCanon PowerShot SX50 HSからの買い換えである。本機の売りは月面のクレーターまで撮れる望遠鏡並みのズーム機能である。デジカメは数種持ってはいるものの、散歩時には欠かせない機種だし室内でのブツ撮りにも威力を発揮する。
何よりも使い勝手の良さもお気に入りだし当然とはいえSX50 HSからズーム倍率もより高くなったし解像度も高くなり新しい機能も搭載されている。

⑤ 4K 60FPS ウェアラブルビデオカメラ「Ordro EP7」

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SONY 13MP CMOSセンサーを搭載しており、高画質の4K画像をサポートし、最大60fpsのビデオ撮影に対応できるウェアラブルビデオカメラだ。なお重量は76gと軽量である。
このタイプのカメラ最大の利点は常に人の目と同じ視野で撮れるという点だ。己の顔のちょうど目横あたりにレンズが位置しているから、私が見ているシーンが撮れることになる。
また実用的なスペックとして二軸防振機能及びオートフォーカス機能を搭載しており、手振れの影響を防止でき、鮮明な画面をスムーズに撮ることができること。そしてIP65レベルの防水能力を持っており雨水とか埃を心配する必要がないし特別な保護カーバもいらないことも天気にかかわらず散歩に出なればならないユーザーとしては嬉しい。
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⑥ スライサーソフトウェア Simplify 3D

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申し上げるまでもなくスライサーとは3Dでモデリングしたデーターを3Dプリンターに渡すためデーター変換するためのソフトフトウェアである。同種のソフトウェアは無償のものもいくつかあるが、ラフトやサポートの構造などのコントロールひとつをとっても信頼して使える有料アプリケーションなのだ。

⑦ 高精度の文字起こし・同時通訳!ハイエンドAIボイスレコーダー Summit

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4基のマイク搭載で音声認識精度が極めて高いくテキスト化された内容をPC・スマホで編集可能な点に惹かれた。無論基本は翻訳機として活用できるが、26の翻訳エンジンと連携し104言語に対応した通訳機能で国際会議にも臨めるという!
また800万画素のカメラと4インチのタッチパネル搭載!そして画像翻訳もできるのでに、様々なシーンで活用したい。もし年の初めに入手していたら、順位は大きく上昇していたと思える。
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⑧ PolyBox

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FDM方式の3Dプリンターで使うフィラメントは湿気に弱く、その度合いが高くなると造型が失敗したりノズルが詰まったりと多々トラブルの原因となる。本製品は乾燥剤のスペースを持つ密閉型のフィラメントボックスとボックスに収納したまま供給できるフィラメントスプールの役割を持つ製品。1000gのフィラメントなら二つ収納できるので便利に活用している。
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⑨ GRAPHENE Heating Neck Protector

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安価な製品だが、これまた個人的には大変ありがたく健康に役立っているアイテムである。いわゆるネッククーラーが猛暑を少しでも楽にしてくれるアイテムに対しこのHeating Neck Protectorは真冬に重宝するUSB電源供給型のネックウォーマーなのだ。
温度はLEDの色で3段階に設定でき、赤が45℃、黄緑が40℃、そして青が38℃だという。そしてそもそもが高強度のTPUに包まれた発熱膜を直に首筋に巻くのでとても温かいし何よりも軽く大変薄型だし肌触りも良く装着してもマフラーや一般的なネックフォーマーと違い煩わしさがない。
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⑩ 紫外線消毒器 UVクリーンシステム KD-01

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これまで3Dマスクなどの消毒殺菌のためにと小型の紫外線消毒器を使ってきた。それはそれで有意義だったが消毒殺菌したいアイテムは3Dマスクだけではない。私は決して…というのも可笑しいが潔癖症ではないが、新型ウィルスの問題だけでなく消毒したい物は多々ある。
ガジェットから古書にいたる様々なもの…といってもサイズ的に限界はあるが庫内寸法は高さ16cm×幅32cm×奥行20cmなのでかなり汎用性が高い。紫外線による消毒はなによりも非破壊というか物品を傷つけずに完全に近い消毒殺菌ができるのが魅力なのだ。
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■番外特別賞

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今年も様々なガジェットからソフトウェア、あるいは書籍などを手に入れたが、これまで存在すら知らなかったものの、ひょんなことから知り夢中になったコミックがあった。それが星野之宣著「宗像教授伝奇考」および「宗像教授異考録」である。
子供の頃には一時期漫画家になりたいと思い、桑田次郎の真似事をしていた時期があり、それが高じて漫画家新人コンテストに作品応募したこともあったくらいだった。無論入選することはなかったが、確かその年の女性漫画のコンテストで優勝したのが里中満智子だった。
したがって漫画の面白さは十分に理解していたはずだが、成人になってからは興味が別のところへと行ったためかほとんど漫画を意識したり目にする事が無くなった。したがっていまどのような漫画家が活躍していて、どんな作品が支持されているか等々には正直興味も湧かないでいたのだが、「宗像教授伝奇考」と「宗像教授異考録」は私にとってどこか別格の存在となった。
もともと神話や古代の歴史といったものに興味があったのでドンピシャにハマってしまった(笑)。

詳しいストーリーやらには触れないが「宗像教授伝奇考」および「宗像教授異考録」は少しでも日本や世界の古代史に関心があると興味は増すに違いない。主人公の宗像教授は東亜文化大学に勤務する民俗学教授であり、専門は「鉄」だ。そして古事記やギリシャ神話あるいは縄文文化といった時代にまつわる学説や神話をもとに独自の解釈で歴史の謎を追うというのが縦糸で、女性史研究家の忌部神奈との因縁が横糸となって様々な事件に巻き込まれる。
無論本作品の考証はフィクションであるが、虚々実々のあれこれが混ざり合いリアリティ豊かな作品に仕上がっている。なお「宗像教授異考録」の第14巻と最終刊(第15巻)では大英博物館を舞台に大活躍するが、それが縁でイギリスから客員教授として招かれ、迷った末に飛行機に乗り込む…というシーンで本作は終わる。
忌部神奈とは登場したときから腐れ縁と称して旅を一緒にすることが多いが、どちらかといえば敵対する者として描かれていたが物語が進行するに従い、どこか心を寄せ合う姿も描かれるようになる。

さて、「宗像教授異考録」の最終刊(第15巻)の最終コマで気になった点をご紹介してこの稿を終えようと思う。いくつか本件に関して情報を探してみたがそうした見解が見つからなかったので記しておきたい。
それはその最後のシーンに宗像教授がイギリスに向かう機内に座っている姿が描かれているが数席後ろにスカーフを被りサングラスをした若い女性が描かれている。私には髪型などから考えてもそれは宗像を密かに追って同乗した忌部神奈ではないかと思っているのだが。
ともあれ、今年は新型インフルエンザの蔓延で大変な1年になってしまったが、どうか皆様にとって来年はより良き年になりますように…。






ラテ飼育格闘日記(735)

師走は時が過ぎるのが早く感じる…。このラテ日記も2020年度最後になってしまった。今年の一年を振り返ってみると、新型インフルエンザが猛威を振るうというかってなかった年だったが、おかげさまでこれまでの所、何とかオトーサンと女房も風邪も引かずに過ごせたが、ラテにとってはやはり右後ろ足の問題が大きかった。


ちょっと確認してみたが、ラテの右後ろ足に関する記述が初めて出るのが2009年3月14日の日記(No.119)だ。走っている途中で「キャイーン」などと声を上げ、右後ろ足を引き攣るように持ち上げることがたまたまあった。肉球をチェックしてもなんともないのでいわゆる足の痙りだということを知った…。

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※問題もあったけど、それもまた人(犬)生!


その後もたまに同じように足が痙ることがあったものの、おかしなことにすべて右後ろ足なのである…。そして今年の5月23日、室内でオトーサンに「遊ぼうのポーズ」をしたときそれは起こった。「遊ぼうのポーズ」とは両前足を前に突き出して頭を低くしお尻を上げるという例のポーズである。その瞬間「キャイーン」と声を上げた。見ると右後ろ足を上げている…。

「嗚呼、また痙ったか」と思ったが、いつもであれば数分すると元気になるのにその日は足を上げ続ける…。これは酷い痙りなのか、はてまた筋肉や骨に異常でも生じたかと思ったが半日経っても具合は芳しくはなかった。
念のためと動物病院へ連れて行ったが、骨などに異常はなくもともと弱かった部位が加齢で問題が表面化したのだろうという結論で、痛み止めの薬を処方してもらった。

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※夕暮れになり公園を後にするといつもの風景が別世界のように思える…


四足はどれも重要だが後ろ足は体重を支える大切な足。しかし一時はその左後ろ足だけでは体重を支えられず、右後ろ足を持ち上げて洗うような場合にオトーサンは腹に腕を回し体重を支えながらの作業となった。
それから9ヶ月、一進一退ではあったが治りはしていないものの、歩くときには問題の足も地に付けて歩くようになった。
一時、なるべく散歩は控えた方が…という病院のアドバイスもあったが、ラテ自身歩くことに意欲を見せたのでオトーサンはリハビリの意味も含め、ゆっくりと少しずつ歩かせてきた。

幸いそれが功を奏したのか、完治は無理にしても前記したような一時的にせよ体重を支えることができるまでになった。
現在もときに足を上げることはあるものの、歩く速度は遅いが地に足を付けて歩いている。
ということで一時はこのまま歩けなくなるかも…と大いに心配をしたが14歳半のワンコとしててはまずまず元気だというべきか…。

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※久しぶりに土手へと登って嬉々としているラテ(上)と朝日によるオトーサンとラテの影が…(下)


なにしろ歩くのは好きなようでオトーサンが音を上げるほどである。先日は足を悪くしてからは近寄らなかった土手に嬉しそうに登った。以前のように駆けずり回ることはなかったがどこか嬉しそうだったし、さらに過日の朝など百段近くもある階段を登りたいとリードを引く…。オトーサンとしては足の心配もあるし散歩も長引くから正直嫌だった(笑)。何しろ気温も−1℃だし…。
しかしラテがどうしてもと強情なのでリードを緩めたら些か体の揺れは大きいものの嬉々として登り切った。
迷惑な奴だが…嬉しかった。

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※長い階段の中腹で振り返る


というわけでトラブルはあったものの、何とか無事に年を越せそうである…。
当日記ページにお立ち寄り下さっている方々にとっても来年は健康でよりよき年になりますように!







高月靖著「南極1号伝説」読書雑感

いきなりだが、私は役者としての武田鉄矢という人に関して知っていることは大ヒットTVドラマ「金八先生」の先生役だった…という程度だ。また彼を「理屈っぽくてバラエティなどでも先生面するから嫌い」という人のいることも知っているが、個人的には文化放送で続いている「武田鉄矢 今日の三枚おろし」という蘊蓄トーク番組は好きでYouTubeなどに載っているものも聞くことがある。【敬称略】


少し前にその番組で高月靖著「南極1号伝説」という書籍があることを知った。2008年の刊行だそうだがこれまでその存在すら知らなかった。
「南極1号」と聞いて男性の方ならニヤリとするか、あるいは女性の方なら眉をひそめるかも知れないが、そもそもタブーな存在でもあり公に語られることもあまり無かったから文字通り伝説でもありその存在の真偽もあやふやだった。
念のため記せば、「南極1号」とは男ばかりの南極越冬隊員の性欲処理のために開発されたと言われているダッチワイフのことだがWikipediaによれば実際の所、使われるまでには至らなかったようだ。
ちなみに本書の副題は「ダッチワイフからラブドールまで~特殊用途愛玩人形の戦後史」というものだ。

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※高月靖著「南極1号伝説」2008年バジリコ(株)


「武田鉄矢 今日の三枚おろし」の番組の中で武田は本書の中身を独自の語り口で紹介したが、例えば「オリエント工業の悪戦苦闘はあのプロジェクトXに匹敵する偉業」といった意味のことを言っていたので知的好奇心に火が付き俄然興味がわいた。オリエント工業は知る人ぞ知る…現在も我が国トップのラブドールメーカーである。

まずはそのダッチワイフという言葉の語源をご存じだろうか…。かくいう私も知らなかったが、”dutch wife” を直訳すれば「オランダ人の妻」ということになる。どうにもオランダの方々には不名誉でネガティブな話しだが、これにはかつてイギリスとオランダが争った歴史が関わっているという。
両国は17世紀に海上貿易の覇権を巡り激しく対立し、三次にも及ぶ英蘭戦争にまで発展…。こうした歴史的な背景から英語にはオランダを貶めるような表現が多々残っているらしい。
「オランダの」を意味する “Dutch” は「ケチな、質が悪い」を表す接頭語にさえなっているという。

さてそのダッチワイフだが、そもそもどこかの植民地での話しだと思うが、オランダ人が夜の寝苦しさを解消するために用いた竹で編んだ中空の駕籠を意味したらしい。抱き枕のようなものだったらしい…。それを見たイギリス人が揶揄を込めて「オランダ人の女房」と呼び始め、それがいつしか性処理用の人形の意味を帯びたらしい。しかし英語圏でセックスの代用人形を指す場合、普通 “sex doll” といった名称を使うことから本書の著者は、一種の和製英語といって良いのでは…と主張している。

この種の人形は「我妻形人形(あづまがたにんぎょう)」などと言い、江戸時代にもあったそうだし、ヒトラーの命によりドイツ軍がリアルな女性型人形の開発もなされていたようだ。特にドイツ軍がこの種の人形の開発を命じたのは親衛隊たちの性病リスクをなくす目的だったという。
とにかく「人形愛」だのといえば陰湿で怪しい感じを受けるのが大方のところだろうが、ピグマリオン伝説が示すように生身の女性ではなく人形に愛情を感じる人も存在するわけだし、私も歳をとったからかラブドールといっても嫌悪感より興味の方が強くなった(笑)。

そういえば本書「南極1号伝説」にも記載されているが、松本零士、石ノ森章太郎、手塚治虫といった漫画界の巨人達もいわゆるダッチワイフを題材にした漫画を作品として発表していた。
手塚の場合は「地球を呑む」で人工皮膚をまとった精巧なダッチワイフが登場するし、「火の鳥 復活編」ではセクシーな玩具用ロボットが描かれている。さらに「やけっぱちのマリア」や「不思議なメルモ」「アポロの歌」も知られている。
これら一部は当時有害図書として激しく非難されもしたが、表現者としてダッチワイフや性の問題は避けては通れないものだったに違いない。
また当ブログを丹念にご覧いただいている方ならご承知だろうが、私自身ここの数年写真撮影用のリアルな等身大の女性マネキンを造型してきた関係もあり、より良い物作りのなにかヒントがあるのかも…といった点にも本書に興味がわいた。

私の造型してきたマネキンは紆余曲折を経てシリコン製のトルソー(両腕はある)に好みのヘッドマネキンの頭を組み合わせたもので一応完成形としたが、残念ながらラブドールではない(笑)。しかしそれでも当初は友人知人からも「いい歳こいて、なに怪しいことをやっているのか」と疑惑の目でみられたが、例えそれがラブドールであったとしてもとやかく言われる筋合いのものではないのだが…。

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※トルソーとヘッドマネキン頭部とを3Dプリンターによるジョイントで繋いで製作した私が理想とするオリジナルモデル。元々バストアップ写真のモデル代わりとして考案したもので、トルソーだからして太腿から下肢はない


そしてなによりも男の端くれとして「南極1号」という言葉は知ってはいたが、よき機会だから正確な情報を知りたいと好奇心に任せて本書を探してみたもののすでに古書しか見つからなかった。

一通り読んでみての感想だが、書籍はかなり誤植が目立ったものの読み物としては面白かった。しかしこの世界も日進月歩のようだから、現在のラブドールとかリアルドールの出来は本書出版から12年経っていることでもあり、はるかに良くなっているに違いないし、その実体は不明ながらAmazonでもある種のラブドールが売られている時代になった。
そういえば写真家の篠山紀信がオリエント工業のラブドールをモデルとして写真集を出したことを以前に知ったがさもありなんと思った。それだけ造型がよく出来ているということだ。

ともあれ特にオリエント工業という企業についての発展の章および創業者土屋日出夫の話しは面白かった。
オリエント工業は、同社HPによれば1977年に特殊ボディーメーカーとして東京・上野に創業とあるが、「南極1号伝説」によると新宿の区役所通りに友人がアダルトショップの店を開いたので手伝ったのが業界に入るきっかけだったという。そして30歳で独立したというが、その土屋の孤軍奮闘が実に興味深い。

ちゃちな浮き袋式のダッチワイフでも売りっぱなしにせず、客が壊れたと持ち込めば誠実に自分で直してあげるというのが土屋の気性だった。結局こうして顧客を大切にしたコミュニケーションの集まりから自社でダッチワイフを作ることになったという。
1977年に最初のダッチワイフ「微笑」から始まり、1982年の「面影」、1987年「影身」、1992年「影華」、1997年には好みで頭部を選べるようにした「華三姉妹」と翌年の「キャンディガール」…。
こうした進化進歩は材料の問題、強度の問題、造型や肌触りやリアリティを追求した結果であったが、その過程の努力と工夫は冒頭に武田鉄矢がいみじくも言ったように「プロジェクトX」で取り上げても良いと思わせる内容だった。

とにかくユーザーを大切にしその意見に真摯に耳を傾ける土屋の執念と企業姿勢には頭が下がる。
もっと掘り下げてみたいがネタバレになるし、そもそもラブドールの実物を見たこともない者がとやかく言えないだろうから遠慮する。したがって本書の著者高月靖があとがきの最後に述べている言葉で筆を置くが、思わず頷いてしまった。
「人形とともに、プライベートな時間を過ごすマニアたち。静かな孤独のなかで目の前の対象に愛情を注ぐという行為は、多くの人にも共有可能な普遍的な癒やしを与えてくれる。そこでその対象との『実践』が可能だっとして、拒む理由には何が思い浮かぶだろうか」



ラテ飼育格闘日記(734)

真冬らしくなってきた。オトーサンはヒーターが入っている電熱パンツと電熱ベストにダウンジャケットを羽織り、これまた電熱ネックウオーマーを首に巻き手袋をするというアンドロイドのような完全装備で散歩に出るが、ラテは相変わらず素のままだ…。


病気とか怪我といった特別なことは別として毎日ラテとの付き合いで大変なのはなんといっても散歩だ。それも加齢で排尿が近いからと一日に4回外に連れ出すようになったから、例え短い時間だとしてもなかなかに大変である。何故なら外に出れば素足だからして汚れるわけで、当然のことながら程度はともかく日に4度、ラテの四つ脚を中心に体を綺麗にしなければならない。

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※オヤツを見せると途端に良い顔になる(笑)


女房が休みの時には女房がやってくれるが、普段はすべてオトーサンの役目である。どうしても省略できないことだからして仕方がないが、天気ならまだしも雨の日などは後始末が桁違いに大変となる。
ラテも歳を取り、人間ほど目立ちはしないが体毛も頭髪も些か薄くなってきたようだがそれでも長毛犬だ。したがって雨に本格的に濡れれば処置はなかなかに厄介なことになる。

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※お湯やウェットティッシュで綺麗にした後は乾いたタオルで丁寧に拭く…


四つ脚の汚れを落とすのは当然としても、腹などにも撥ねを上げているから結局全身にわたってケアしなければならなくなる。
汚れを落とし、雨の跡を消すようにシャンプータオルで拭き、そしてドライヤーで乾かすことまでやらないとなかなかにカラッとしないのだ。

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※最後はブラッシングだ


これがたまたまならともかく梅雨時などではレインコートを着せても程度問題同じようなケアをしなければならず、愚痴は言いたくないがとても面倒なことになる。
完全に乾燥させた後に、毛並みに良いというスプレーをし、丁寧に全身をブラッシングすれば一通りのケアは終わりとなるが、時間にしても結構かかるからその間、ラテが静かに…は勿論、協力してくれくれるかどうかがスムーズに作業が進むかどうかの肝となる。

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※目脂は散歩中でも拭き取ることが多い


さて、外から戻り玄関に敷いたマットの上でリードを外してオトーサンが準備をするまで「待て」と命じる。このときハーネスは外さないが、オトーサンが準備を終えて飲み水などと共にラテの前に座るまでラテはきちんと待っている。無論飼い始めにはそうは行かず、オトーサンが座る低い椅子にリードを縛っていた時期もあった。
しかし現在ではラテの機嫌や体調にもよるものの、オトーサンの手順ややり方を承知しているから作業自体は大変ながら、ラテのコントロールは容易になっている。

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※基本、女房とは仲良しである


なぜなら例えば後ろ左足を拭き終わるとラテは腰の向きを変えて後ろ右足側をオトーサンに向ける…といった具合だ。そしてここではお座りし、ここでは立ち上がった方が良いなどなどの手順に従い、いちいちオトーサンが強く支持しなくてもやりやすい向きに体を向けてくれるので楽だ。
とはいえラテも大変で、オトーサンのやり方と女房のやり方はかなり違うから、拭いてくれる相手によって行動を違えなくてはならないからだ。

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※公園でお馴染みの女子から口移しでポッキーの柄を上手に受け取る


また女房の時にはオトーサンより甘いことを肌身で知っているからか、なかなか言うことを聞かないこともあるようだ。ときどき「お座り。お座りって言ってるでしょ。そうそう、嗚呼…まだ立っちゃダメだってばあ」といった女房の声が玄関に響くときもある(笑)。

すべてのケアが終わったら首輪を改めて締め、解放となるがその際にはラテが大好きなオヤツをあげることにしている。ケア途中のラテの表情も色々と変化して楽しめるが正直…このオヤツを見せたときの表情が一番良い顔をする。実に正直な娘である(笑)。




本日よりApple Watchで 心肺機能の通知が利用可能に

Apple Watchで全体的な健康状態の強力な指標である心肺機能のモニタリングと評価が可能になりました。
iOS 14.3とwatchOS 7.2により、Apple WatchのユーザーはiPhone上のヘルスケアアプリケーションで自分の心肺機能のレベルを確認でき、心肺機能のレベルが「低い」となった場合にはApple Watch上で通知を受け取ることができます。


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watchOS 7でリリースされた画期的なテクノロジーにより、Apple Watchで「低い」心肺機能レベルを簡単に測定できるようになっていましたが、本日から受けられるようになった心肺機能レベルの通知は、ユーザーが長期的な健康効果を飛躍的に高めるために、より活動的に動くことの動機付けになります。

最大酸素摂取量(VO2 max)によって測定される心肺機能は、運動時に体が利用できる酸素の最大量であり、身体の活発な動きを通じて高めることができます。Apple Watchはすでに、活発な屋外のウォーキング、ランニング、ハイキング時の平均および平均より高いレベルの最大酸素摂取量を推定でき、多くのランナーやその他のアスリートがこれをモニタリングしてパフォーマンスを向上させています。

watchOS 7では、Apple Watchは光学式心拍センサー、GPS、加速度センサーなどの複数のセンサーを使用して、より低いレベルの最大酸素摂取量も推定できます。これは非常に意味のあることです。なぜなら、最大酸素摂取量を直接測定するには、通常は専門の機器を使って厳密なテストを行う必要があり、多くの人にとって簡単に利用できるものではなかったからです。さらにwatchOS 7は、Apple Watchでワークアウトをトラッキングしているかどうかに関わらず、1日を通して、歩いているときに心肺機能を測定できます。このイノベーションによって、強度の高いワークアウトをしていないような低い心肺機能のユーザーであっても、Apple Watchで最大酸素摂取量をより良く測定できます。

■Newsroom



4K 60fps ウェアラブルビデオカメラ「Ordro EP7」ファーストインプレッション

これまで散歩用カメラとして使ってきた安価なアクションカメラに問題が生じた…。愛犬との散歩には必ずコンパクトカメラも持参するが、散歩中録りっぱなしのアクションカメラは通常のシャッターチャンスではとらえられないシーンが録れることがあるし、またドラレコならぬサンポレコとしても身に着けてきた…。


この種のカメラでよく知られているのはGoProがあるものの性能が良いことは分かる。しかしさすがに散歩用のサブカメラとしては予算的に厳しい。今度もこれまでと同じく安価な製品をと考えていたが、Amazonを調べていたら散歩用としてはうってつけなアイテムが見つかった。
それが「Ordro EP7」という4K 60fpsのスペックを持つウェアラブルビデオカメラだった。予算的には少々きつかったがこのカメラは附属のアームでヘッドサイドに装着して使う点が気に入った。

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※専用のヘッドマウントに取り付けたEP7


そもそも愛犬との散歩の記録を録ろうとして最初に(2014年)手に入れたのがパナソニックのHX-A100という、やはりヘッドマウント式のカメラだった…。その後すぐに画質の良いHX-A500に買い換えて使っていたがケーブルで本体とカメラ部が繋がっているのは煩わしく内臓バッテリーがヘタってからは同じ機種は諦めた経緯があった。
したがって「Ordro EP7」が本体のみでの撮影が可能なだけでなくSONY 13MP CMOSセンサーを搭載し、高画質の4K画像をサポートし、最大60fpsのビデオ撮影に対応できると知り飛びついたわけだ。なお重量は76gと軽量である。

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※操作ボタンは本体上面にある三つだけ


このタイプのカメラ最大の利点は常に目で見ている視野で撮れるという点だ。己の顔のちょうど右目横あたりにレンズが位置しているから、私が見ているシーンがほぼ撮れることになる。
このことは言うまでも無く重要で、視野にない意外なシーンが撮れることの面白さはないが、自分が撮りたいと思う視野にカメラを向けるにはそこを見れば良いという自然なアクションが取れる。

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※背面にはUSBケーブルポートとmicroSDXCカードポートがある


これまでのアクションカメラはGoProのようなデザインのため、散歩時に肩に斜めがけしたバッグのベルトに挟んで使っていた。丁度私の胸のあたりになるが、大人の方が隣接して立つと顔が映らなかったり、同然とはいえボディの正面と顔がいつも同じ方向を向いているわけではないため、素敵なシーンを多々逃していた…。

この「Ordro EP7」は本体に1000mAのバッテリーを持っており、それを充電して使うのが基本だが、モバイルバッテリーで充電しながら撮影することもできるので長時間の撮影でも電源切れを心配せずに動けるのも利点のひとつだ。
また実用的なスペックとして二軸防振機能及びオートフォーカス機能を搭載しており、手振れの影響を防止でき、鮮明な画面をスムーズに撮ることができること。そしてIP65レベルの防水能力を持っており雨水とか埃を心配する必要がないし特別な保護カーバもいらないことも天気にかかわらず散歩にでなければならないユーザーとしては嬉しい。
ただし画質や使い勝手についてはスペックだけでは分からず、実際に使ってみなければ分からない。
ということで早速愛犬との散歩で使ってみた…。

まず気になったのはヘッドアームが頭に合うかどうかだった。このアームは挟み具合の調節が出来ない点がいまいちだが、メガネで言うツルの部位が左右共に伸び縮みができ幸い私の頭にはフィットしているし、きつくも緩くもない。ただ私は常時メガネを着けているだけでなく昨今はマスクも手放せないので些か煩わしいがこれは慣れるしかない…。
なお、取扱説明書も日本語で同梱されていたので準備に迷うことは無かった。

早速フル充電の上でテスト撮影してみたが、面白いというか…気に入った点は電源をONにし待機状態にした際、録画ボタンを押すと「ビデオ撮影を開始します」という案内音声がヘッドマウントとカメラ本体の接合部にあるスピーカーから流れ、再度押すと「ビデオ撮影を停止します」と案内音声が出る。この部位が丁度耳の位置にあたるため、自然に音声によるオペレーションの確認ができる。

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※丸い部位がスピーカーになっている


本機はiPhoneなどのスマホをリモコンならびに画像確認しながらも利用可能だが、カメラ単体で使用する場合にボタンは押したが本当に録画開始されたかが不安になるものだ。しかし音声によるオペレーション確認が流れるのは間違いを無くす意味で実に嬉しい。なお購入後に知ったが、別途リモコンも販売されているようだ。
撮影は動画および静止画の撮影が本体上部にあるボタンで可能だが、iOS用またはAndroid用のアプリをインストールすればWi-Fiで「Ordro EP7」と接続でき、映像の確認をしながら録画および撮影が可能となる。

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※専用無料アプリを使えばiPhoneからの操作も可能


さて問題の画質だが、期待以上だった。これまで使ってきたアクションカメラも4Kを謳う製品だったが、試しに「Ordro EP7」を4K 30fpsで撮った映像は色味が自然で非常に綺麗だ。もともと散歩用として考えているカメラだからして多くを期待していなかったが、解像度3840 × 2160ピクセルの絵は5分毎の分割したクリップとして記録されている。そしてひとつのファイル容量は約3GBだった。

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※4K 30fps 解像度3840 × 2160ピクセルの動画から切り出した静止画例(縮小してある)【クリックで拡大】


ともあれこの「Ordro EP7」はWebカメラとしても使えるとのこと。作業中にも両手が空くので様々な活用が考えられるだろう。
私自身まだまだ手慣れていないため、少々ギクシャクした使い方になっているが、ひとつひとつ体験しながらより具体的なレポートをお届けしたいと考えている…。
なお購入の際にはパチモンも出回っているようなのでご注意を!



ラテ飼育格闘日記(733)

今年も12月10日がやってきた…。12月10日、そう…2006年12月10日の昼過ぎにラテは初めてオトーサンたちの家に連れて来られたのだった。その日からラテは我が家の家族となったわけで、オトーサンたちにとって大切な記念日なのである。


茨城から車で連れてこられたラテは車酔いをしたらしい。しかしまだ引っ越し直後でダンボールがいくつか積まれていたリビングへ解き放たれると作り笑顔なのか、愛想の良い仕草を見せたが生後6ヶ月の幼犬だったのだ。
斡旋してくださったボランティアの方から最低限必要なものといわれていた首輪やリード、そしてドッグフードなどは用意していたが、ワンコを我が家に向かい入れるなど初めての体験だった。

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※2006年12月10日、我が家にラテが初めて連れて来られた日に撮影。6ヶ月の幼犬だったが表情は些か緊張気味か…


オトーサンといえばそれまで「犬の飼い方」「やさしいトレーニングの仕方」などなどといったハウツー本を6,7冊買い込んで読んでいたが、下準備はそれだけだったから文字通りのぶっつけ本番だった。
ボランティアご夫婦が帰られた後、正直オトーサンたちはラテが落ち着いた態度でいてくれるか、夜泣きなどしないかが心配だったが、いま思えばラテの方がよほど心配だったに違いない。

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※この時期、朝の散歩に出る時間はまだ薄暗い


例え一ヶ月前に里親会でオトーサンたちと会ったことを覚えていたとしても、今日から未知の場所に放り出されたわけだから…。しかし幸いなことに初日の夜、ラテは電気マッサージチェアにうずくまって朝まで静かに寝てくれたのだ。きっとラテも慣れない車の旅に疲れたのだろう。

手元にその当日の夕刻撮った数枚の写真があるが、いましげしげと見るとオトーサンを見上げるその表情はどこか不安そうな厳しい表情にも思える。ともあれオトーサンたちはこの体重9kgの幼犬と暮らすことになったが、そのオトーサンたちもラテを飼うために引っ越ししてきたわけで土地感がまったくなかったから、どの辺が散歩に適しているかが分からずGoogleマップを頼りに近辺の様子を知るという頼りなさだった。事実ラテと散歩中にいまいる場所が分からなくなり、通りがかったご婦人に聞いたこともあった(笑)。

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※右後ろ足は治ってはいないが、きちんと地に足を付けて歩いてる


土地感も無く、ワンコを飼う経験も無いオトーサンの格闘が始まったのだった。
この毎週土曜日にラテ様子をブログにアップすることを己に課したときタイトルに「格闘」と名付けたのは洒落や冗談ではなかったのだ。最初の数ヶ月は一日3度の散歩を欠かさなかったが、数日でオトーサンの腕と足に支障が生じた。それだけラテの引きが強くて大変だったし、拾い食いと甘噛みにも苦労した。

ともかく、「お手」は後回しでも「待て」と「お座り」そして「伏せ」をラテが好物のおやつを使って教え込む毎日が続いた。特に苦労したのが散歩から戻り、四つ脚や体を綺麗にする際、ラテが大人しくあれこれさせてくれるようにと努力した。
前記したワンコのトレーニング本に書いてあった、ワンコが触られると嫌がる箇所をオトーサンは少しずつだが意図的に触るように心がけたものだ。

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※大好きなAちゃんが抱きついてくれました!


耳掃除には耳を触らなくてはならないし、お尻を綺麗にする際には尻尾が邪魔だから持ち上げなければならない。お腹を拭いたり股を拭いたりする度に唸ったり噛みついたりされてはオトーサンが困るからだ。
また公園などで子供たちが尻尾を引っ張ったり、耳を触る度に威嚇したり唸ったりしないようにとオトーサンは意図的にそうした苦手と言われる箇所にタッチした…。

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※散歩からも戻り、身体全体を綺麗にしているところ。こうするとまるでカワウソだ(笑)


それだけでなく自宅で伏せているラテの上に体重をかけないように覆い被さったりお尻を軽く叩いたりもした。為に女房からは「セクハラおやじ」と笑われたが、もともとラテは子供たちにはフレンドリーだったにしてもだからこそ耳を少し引っ張られたり、背中に跨がられたりした程度では怒らないワンコになったのだと自負している(笑)。
そんな格闘続きの毎日がほんの昨日のようにも思えるが、ラテとの付き合いは15年目に入った…。女房は幼犬時代のラテの写真を見て「今のラテの方が可愛い」という…。
オトーサンも…そう思っている!






Apple、AirPods Max を発表

Appleは12月8日、AirPods Maxを発表しました。この革新的なワイヤレスヘッドフォンは、AirPodsの魔法をオーバーイヤー型デザインに採り入れ、原音に忠実なサウンドを実現しています。


AirPods Max

AirPods Maxは、独自の音響設計と、左右2つのH1チップ、先進的なソフトウェアを組み合わせてコンピュテーショナルオーディオに力を与え、アダプティブイコライゼーション、アクティブノイズキャンセリング、外部音取り込みモード、空間オーディオを通じてこれまでにないサウンド体験を提供します。AirPods Maxには、スペースグレイ、シルバー、スカイブルー、グリーン、ピンクという美しい5色が用意されています。
価格は61,800円(税別)で、本日より予約注文を開始し、12月15日(火)から発売開始となります。

Newsroom




高精度の文字起こしが優越なAIボイスレコーダー翻訳機 Summit覚書

久しぶりにクラウドファンディングに参加した製品が届けられた。それが「Summit」と名付けられた104言語対応の強力な音声文字変換機能を備え、会話をリアルタイムで翻訳し文字起こしまでしてくれるというAI 翻訳機&ボイスレコーダーである。


正規購入のユーザーとして入手タイミングは遅くは無かったが、メーカーが評価を依頼した方々のテスト動画などがすでにYoouTubeに上がっている。
それらをざっと拝見したが、重々予測は出来たものの評価は様々だ。
確かに本製品の目的は世界104ヶ国の言葉を翻訳する…できるという点にある。そして私見ながらその精度は正確なほど良いに決まっているものの、いくらAI 云々を謳ったとしても文字通りのパーフェクトは今のところ望むべくもない…。しかし結論めくがSummitの翻訳精度は後述する話者側の注意点をカバーできれば十分実用のレベルだと思う。

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※Summitの裏表。背面には800万画素のカメラが搭載されている


さて、本機はまずスピーチをテキスト化し、それを翻訳してくれるわけだが、精度をより高く求めるならソースすなわちスピーチの精度にまずは注視しなければならない。
どういうことかというと、Summitは私が日本語で喋る…いわゆる話し言葉はほぼ問題なくテキスト化してくれる。そしてテキスト化の状態が間違いなければ翻訳もほぼ正確だ。

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※翻訳もほぼリアルタイムでやってくれる


しかし同じ私が喋った話しをYouTubeにアップしたデータで試すと認識率が確実に落ちる。ノイズも含め再生の環境にも影響するだろうが、このことをまず記憶に留めたい。
それから翻訳精度の問題だが、同時翻訳にしてもスマートレーディングにしても10点満点で○点といった評価をよく見かけるが、AIテクノロジーがどうのという前に、生身の同時通訳専門家だって後から原語をきちんと精査すれば決して完璧ではないことを知るべきだ。それほど翻訳というものは本来難しいものだ…。

いや、だからこその機械翻訳だ…という声も聞こえそうだが、私にとっては Summit の精度があれば本当に有り難い!後は使い方次第だ。
そして現実の問題として日本語に限って申し上げても、そもそも話者の日本語が日本語の文法に則した正しい日本語であるかどうかが翻訳結果に大きく反映されることは当然だ。いくらAI搭載といってもだ。それは英語でもフランス語でも一緒で、曖昧なスピーチがより良く翻訳されることはない…。

事実日本語の会話には主語が省かれることも多いし、そもそも我々日常の会話はそうそう分かりやすいものではない。しかし人と相対した会話は同時に表情やボディランゲージにより言葉の意味だけでなくニュアンスを捉えているから通じやすいが、言葉だけの翻訳は一筋縄ではいかない。
余談ながら私の若かりし頃、はじめてパソコンによる日英翻訳システム(テキスト翻訳)が開発されたとして発表された製品は大層な価格だった。そしてその説明会があるというので興味本位で参加したことがある。
しかし思わず笑ってしまったのは、日本語の文章を当該システムで翻訳する前提として、まずその日本語が正しい日本語で解りやすいものになっているかの検証を求められた…。

さて、話しをSummmit に戻すが、Summmit 一番の魅力は文字起こしの機能があることだと思っているので以下はその機能について説明してみたい。
私はこの機能が欲しくてSummitを購入したようなものだが、メーカーはもっともっと本機の機能・能力を分かりやすく解説すべきである。というか、同梱の取説もWebページに載っているより詳しいという取説も本製品の可能性を使えるにはあまりにも不十分である。
これでは手に入れたはよいが埃を被る…ということになりかねない。

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※「スマートレコーディング」によるボイスレコーダーのテキスト化テスト


ともあれこの文字起こしだが、機能により使い方がふたつに別れる。
ひとつは「講演の通訳」や「音声翻訳」で記録された会話はリアルタイムに指定言語に翻訳されテキスト化され、履歴として記録されるだけでなく、後でも喋った話しが録音されているので再生できる。こうしたテキスト化と共に音声による録音がなされるという強みは長時間のスピーチの記録とその文字起こしが可能な「スマートレコーディング」で特に活かされる。ちなみに「スマートレコーディング」はその名の通り指定した言語のボイスレコーダー機能であり翻訳の機能はない…。

こうしてテキスト化されたデータは Summit 内のみの活用だけでなくパソコンやスマホに転送できるため、編集はもとより二次活用ができるわけだが、基本機能として「講演の通訳」や「音声翻訳」による履歴はSummitの「設定」にある「翻訳履歴をエクスポートする」であらかじめ登録したメルアドへ転送される仕組みだ。

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※「設定」の中に「翻訳履歴をエクスポートする」機能がある


対して「スマートレコーディング」で録音したデータは別途Notta という専用ウェブページにユーザー登録し所有のSummitと紐付けをしておく必要があるが、そうするとそのNottaページにSummitの履歴がテキスト化されて表示される。
そのテキストはその場で編集が可能だし、エキスポートもできる。そしてテキストの正確性を正すとき元の音声を確認したい場合が多々あるが、当該ページで音声も再生できる。したがって音声を何度も確認しながらテキストを精査していくことが可能なのだ。さらにこのNottoページそのものでも話し言葉の文字起こしが可能な点も強調しておきたい。

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※Notta ページにテキスト化された一例。スピーチの確認やテキストの編集、エクスポートが可能【クリックで拡大】


ただしこの種の文字起こし機能を本格的に使おうとすると前記した基本機能では些か効率が悪く心許ない。で、文字起こし機能紹介の最後に裏技的なお話しをしておきたい。
これは私自身納得いかなかったことがありメーカーサポートに問い合わせて初めて分かったことだが、パソコンとSummitを同梱のType-C USBケーブルで繋げば前記した一連の「講演の通訳」や「音声翻訳」、「写真翻訳」、「スマートレーディング」で記録した音声データとテキストデータをすべてパソコンにコピーすることができるという話しだった。現時点で取説には一切その手の話しはなかったが…。

ともあれSummitはAndroidシステムなのでWindowsはともかくMacの場合、データをエクスポートするには、別途対応するソフトが必要となる。で、Mac用のアプリだが「Android File Transfer」というのがありそれをインストールすればケーブル一本でテキスト&音声がMacに転送可能になる。実際にやってみると非常に便利なので是非是非ご同輩、お試しあれ…。

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※Android File Transferを使いSummit内の音声ならごにテキストデータをMacで読み込めるよう一覧にした例【クリックで拡大】


今回は主にSummitの文字起こし機能をご紹介したが、Summitは高機能だけでなく多機能…。その全容を容易には説明できないが、興味のある方はここをご参照いただきたい。
一例を挙げれば前記した「同時通訳」の場合、左右完全独立型のBluetoothワイヤレスイヤホンを装着すれば話者互いの耳に装着したひとつのイヤホンで相手言語の翻訳を聞くことも出来るし、印刷物や看板などの言語を附属のカメラで撮影して翻訳する機能もあり、日常のさまざまなシーンで活用可能に違いない。

またボディは4インチのカラー画面搭載でサイズも12 x 6.05 x 1.3 cm、そして重さも164 gと携帯しやすいしその作りも安っぽくなく好感が持てる。なお、文字起こしは1年間無料だが、1年以後は1ヶ月の利用料金は7.99ドルかかることも承知しておきたい。
Summitはこの種の製品としてはいささか高価な方だが、それだけの価値は十分にあると思うのだが…。





ラテ飼育格闘日記(732)

師走となった…。オトーサンの歳になると本当に1年が短く感じられる。特に今年は新型インフルエンザ騒動で、あれよあれよという間に夏と秋が過ぎてしまった。


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※ちょっとベロが出てますよ!


先日、夕方の散歩にと出向いた公園を後にして帰ろうとラテと歩いていたとき、接する車道を走る車の中から「ラテちゃん!」の声が…。
声だけでは一瞬のことなのでどなたかは分からなかったが、窓からボストンテリアのワンコの顔が見えた。
「あっ、ボビーちゃん」と叫びつつよく見るとお馴染みの飼い主さんの姿が…。オトーサンは公園に戻るからと後方を指さしラテと踵を返した。

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※車の窓からボビーちゃんの顔が…


これまで何度もボビーちゃんはこの公園まで来てくれている…。そもそもがラテを飼い始めた際に多摩市に引っ越ししてきたのだが、近隣に大きな公園があったのでほぼ毎日そこに足を向けた。その公園には当時沢山のワンコが遊びに来ていたがまだ幼犬だったラテはどのワンコに対してもほふく前進、低姿勢な態度で接していたが、一年ほど経つと途端に自我が目覚めたのか、それまで一緒に遊んでいたワンコに吠えたりするようになり、好き嫌いが激しくなった。

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※飼い主さんとボビーちゃんが会いに来てくださった


ともあれ広い公園狭しと駆けずり回ったものだが、リードを話さなかったオトーサンは自分も長めに伸ばしたリードを捌きながら一緒に駆けずり回らなければならない。まだまだ体力があった年代だったからできたことだが、それでも足腰や肩に支障が出るようになったのはそれからだ。

そこで数匹のワンコたちと友達になったが、その公園ではこれまた多くの子供たちと仲良しになった。当時子供たちの年齢は小学4年生あたりだったがラテを遊びに引き入れようとしてくれたりして一緒に走り回った。
また当然と言えば当然だが、ワンコたちの飼い主さんたちと知り合い多くのことを学ばせていただいた。ボビーちゃんの飼い主さん…ご主人や奥様をはじめとして二人のお嬢さんにもラテを大変可愛がっていただいた。


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※2010年撮影のボビーちゃん!(上)とその飼い主さんに甘えるラテ(2012年撮影)


残念ながらラテはボビーちゃんと遊ぶことはなかったが、ご主人やお嬢さんたちに近寄り顔を舐めに行くほどになっていたが2013年秋に現在の住居に引っ越したため、その公園には手軽に向かうことはできなかったし、今年は特にラテは足を悪くしたこともあり片道ストレートに歩いても現在のラテでは40分とか50分近くかかると思うので足を向けられない…。
そうした理由とは別にその公園に行っても昔のように十数匹のワンコたちが嬉々として遊んでいるといった光景は見られなくなったから、友達ワンコに出会う機会もなかなかないし、そもそも年齢的なことや病気で亡くなったワンコたちも多いからなかなか足が向かないのである。
そうした事情を察してくださっているのか、ボビーちゃんのオトーサンは時々車で来て下さっていた…。

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※あれっ、オトーサン…エレベータは使わないの?とラテ(笑)


ボビーちゃんの年齢はほぼラテと一緒だ。歩いてくる姿を見た限りでは足腰も元気そうだが、飼い主さんのお話しでは視力と聴力がかなり弱くなっているとのこと。こればかりは個人(犬)差があるから一概には言えないが、年齢的にはある程度はやむを得ないというべきか。しかし寂しい限り…。
ラテは今のところ、体力はかなり落ちたが右後ろ足以外は視力も聴力も目立った問題はないようなのがありがたい。しかし年齢を越えることはできないだろうからそう遠くないうちにより色々と問題が多くなるに違いないが、例え視力や聴力が衰えてもラテはラテだ。元気でいてさえくれれば嬉しい。



Apple、App Store の Best of 2020 受賞者を発表

Appleは本日 Best of 2020 の受賞者を発表し、今年、私たちの生活をより良く、健康的で、つながりをより感じられるものにするために、欠かせない役割を果たしたアプリケーションおよびゲーム15本を選出しました。


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これらのアプリケーションとゲームは、その品質の高さ、創造的なデザイン、使いやすさ、革新的なテクノロジーの面で秀でているのはもちろん、文化に前向きな影響を与えたことや、人々を助けたこと、重要な課題に取り組んだことの観点からも同様に注目に値します。

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Author:mactechlab

主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。
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