ラテ飼育格闘日記_821

古いラテの写真を多々眺めていると忘れていた記憶が蘇る…。そりゃあ15年間365日24時間一緒に暮らしていたわけだから、日常のことだけに忘れていることが多いのも仕方がない。だからこそ残っている写真を見て「ああ、そうだった」とため息混じりにラテを益々愛おしく感じる…。


一口に15年というが、過ぎてしまえばあっという間にも思える。しかし生まれたばかりの子供が15歳になるということは中学3年生、あるいは高校1年生に成長する年月だ。短いわけはない…。
ラテが元気な頃は真摯に考えもしなかったが、ワンコという存在は今更ながら我々人間にとって特別な存在であったと気付かされる。

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ペットは猫であろうとオウムであろうと…極端な例だろうがヘビでも、それを慈しんでいる飼い主にとっては可愛い存在に違いない。しかしワンコは単なるペットの枠を超えた特別な存在であろう…。それは人類最古の友であり、とある学説によれば力もないひ弱な現生人類が生き残ったのはワンコとの共存を実現できたからだという話もあるくらいだ。
それほど人とワンコの絆は深く強いもののようだ。

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ラテがいない寂しさを紛らわそうと、時間ができるとYouTubeやインスタでワンコの映像を眺めることも多くなった。それらの映像を見るとあらためてワンコの素晴らしさ、学習能力の凄さが思いやられやはり我々人間を思い遣ってくれる一番の動物はワンコだという思いを強くする。
そして当然のことだろうが、亡くなったワンコの話しも時折みかけるし飼い主さんたちの嘆きや悲しみは身にしみて理解できる…。

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オトーサンは今でも「これでよかったのか」「もっとよき接し方はあったのか」「ラテは幸せだったのか」などなどと今更ながら様々な思いが頭をかすめるが、常に心してきたことがある。それは以前一度ご紹介したことがあったが「犬の十戒」として知られている以下詠み人知らずの10の戒めだ。
ラテ…オトーサンは心して守り通したつもりだよ…。

1)My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me. Remember that before you adopt me.

  私の寿命は10年から15年くらい。理由はどうあれ、あなたと離れるのは辛いことです。あなたが私を飼う前にそのことを覚えておいてください。

2)Give me time to understand what you want of me.

  あなたが私に何を欲するか、私にそれを理解する時間をください。

3)Place your trust in me it's crucial to my well-being.

  わたしを信頼してくれることが私にとって極めて大切なのです。

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4)Don't be angry to me for long and don't lock me up as punishment. You have your work, your entertainment and your friends. I have only you.

  いつまでも私に腹を立てたり罰だからと私を閉じ込めたりしないでください。あなたにはあなたの仕事や趣味もあるし友人たちもいるけれど、私にはあなたしかいないのです。

5)Talk to me sometimes. Even I don't know your words, I do understand your voice when speaking to me.

  時々は私に話かけてください。私はあなたの言葉を知りませんが、私に話をするあなたの声で私はその意味を理解できます。

6)Be aware that however you treat me, I'll never forget it.

  あなたが私をどのように扱うとしても(楽しいことや辛いことも)、私は決してそれを忘れません。

7)Remember before you hit me that I have teeth that could easily crush the bones of your hand but I choose not to bite you.

  あなたが私を殴る前に、私は簡単にあなたの手の骨を噛み砕くことができる歯を持っていることを思い出してください。しかし私はあなたを噛まないことに決めているのです。

8)Before you scold me for being uncooperative, obstinate or lazy, ask yourself if something might be bothering me. Perhaps I'm not getting the right food, or I've been out in the sun too long, or my heart is getting old and weak.

  言うことをきかないだとか、頑固であるとか、あるいは怠け者であると叱る前に、私がそうなった原因があなたにないかを考えてください。もしかしたら、私はきちんと食べ物をもらえなかったか、あまりにも長い間日向に置かれていたとか、あるいは加齢で身体が弱っているのかも知れません。

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9)Take care of me when I get old; you, too, will grow old.

  どうか私が年老いても、私の面倒を見てください。あなたも同じように歳を取っていくのですから。

10)Go with me on difficult journeys. Never say, I can't bear to watch it or let it happen in my absence. Everythings is easier for me if your are there. Remember...I Love you.

  私のつらい旅たち(臨終)のときは一緒にいてください。見るのが辛いからあなたのいないところで...などと言わないでください。あなたが一緒にいてくれるなら私は平気です。そして忘れないでください...私はあなたを愛しています。



Anker PowerExpand Elite Thunderbolt 3ドッキングステーション、4つのポイント

AnkerのPowerExpand Elite 13-in-1 Thunderbolt 3 Dock ドッキングステーションを手に入れた。ちなみに本原稿執筆中はメインマシンであるApple M1 iMac 24インチが修理のため不在であり、仕方なく先般3Dスキャナのオペレーション用として手に入れたM1 MacBook Airを使っている状況だった。


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※AnkerのPowerExpand Elite Thunderbolt 3ドッキングステーションのパッケージ


M1 iMac 24インチ用としてはすでに別途wavlinkのThunderbolt 3 Dock ドッキングステーションを用意していたので、これをM1 MacBook Airに使ってみたところ非常に便利で有能なことを改めて知った。
そもそもM1 MacBook Airの能力を肌で知るにつれ、3Dスキャナ専用にするにはあまりに勿体無いと考え、サブマシンとしてもきちんと環境を整えようと考えていた矢先のM1 iMac 24インチの故障だった…。

勿論M1 MacBook AirにはそのThunderbolt 3ポートに接続するハブを用意していたが本格的にM1 MacBook Airを活用するとなると流石に心もとないし端子も不足になる。
というわけで前記したwavlinkのThunderbolt 3 Dock ドッキングステーションとは別にM1 MacBook Air用としてのドッキングステーションを揃えたいと考えた次第。

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※Anker PowerExpand Elite Thunderbolt 3ドッキングステーション


■なぜドッキングステーションが必要なのか
今更ではあるがM1 MacBook Airを使ってみれば最初に戸惑うのは本体左側にThunderbolt 3(USB-C)ポートが二つしかないことだ。M1 MacBook Airを本体のみだけで使う場合はともかく何か拡張性が必要な活用をと考えれば確実にポート不足は否めない。

最初に考えることは安価なUSBハブを使うことだ。そのほとんとがいわゆるプラグインプレイで動作しM1 MacBook Airのポートに挿せばUSBポートが増えたりSDカードリーダーが使えたり、あるいはEthernetケーブルが接続できたりと拡張性が大幅に進化する。
しかし現実にはデメリットもある…。

まずはM1 MacBook Air本体のポート側が幾多のケーブルやガジェットで少なからず煩雑になること、そしてこれは昨年あたりから見聞きするようになったが、安価な製品だけでなく名のあるメーカーの製品でも本体に充電を試みると場合によってはM1 MacBook Air本体を壊してしまうことがあるという話だ。

まあどのような製品でどんな場合に最悪のことが起きるかといった明確な原因究明が不明瞭なのでそのまま鵜呑みにしてはならないが、これは避けなければならない。
やはり何よりもその美しいM1 MacBook Airおよび周囲の環境をシンプルに整えたいとの希望でドッキングステーションを手に入れようと考えた。
その種のドッキングステーションならMac側にはThunderbolt 3ケーブル一本挿すだけで充電はもとより各種拡張性に富んだガジェット類が使えるからだ。

■なぜAnkerPowerExpand Elite 13-in-1 Thunderbolt 3 Dockなのか
さて、Thunderbolt 3対応のドッキングステーションをと考えた時、現状では二つの製品が候補に上がった。
一つはAppleのオンラインストアで販売され大きな支持を受けているCalDigit TS3 Plus Dockだ。その特徴は最大15個の拡張ポートが拡張されること、最高87ワットでラップトップを充電し、4K 60Kのディスプレイ2台、または最大5K 60Kのディスプレイ1台に対応していること、そしてThunderbolt 3(USB-C)ポート x 2およびUSB-A 3.0ポート5つ、さらにUHS-II SDカードリーダーやギガビットEthernetポートと充実していることなどで最強のドッグステーションとも評されている。

一方、もう一つはAnkerのThunderbolt 3対応のドッキングステーションだ。こちらはCalDigit TS3 Plusよりポート二つ少ないが、ほぼ同様なパワーと利便性を持った製品だし、Ankerは多くのモバイルバッテリーなどで常に高評価を受けてきたメーカーである。
では何故CalDigitではなくAnkerにしたのか…。無論あくまで個人的な価値観と思い込みによっての判断だが、その理由は4つある…。

① フロント側に電源ボタンがあること
こうしたドッキングステーションに電源がある意図だが、使わないときドッキングステーション本体の電源をOFFにすればセットしたケーブルなどはそのままにMacとドッキングステーションとの接続が切れ、節電にもなる。
もしCalDigitのように本体に電源がない場合でもしMacとの接続を切りたい場合にはケーブルを抜かなければならない理屈になる。

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※Anker PowerExpand Elite Thunderbolt 3ドッキングステーションのフロント側。上部円形部分が電源ボタン

なお、電源OFFの場合でもドッキングステーションに接続してある機器のアンマウントは不要である。


② これまたフロント側にSDカードスロットがあるが、microSDカードがあること
これはmicroSDカードを使う際にSDカードのアダプターを使えば済むと考える方やそもそもmicroSDカードの使用率が低いというユーザーもいらっしゃるだろうが、私個人は案外とmicroSDカードを使う方なのでダイレクトに挿せれば利便性が良いのは申し上げるまでもないからだ。

③ フロントはもとより、背面にもネジがない美しい仕様であること
これまた些細なことだとは思うが、Mac環境を少しでも美しくを突き詰めれば背面に四つのネジがそのまま見えるCalDigitより前後どこにもネジが見えないAnkerの方が美しいからだ。実際にAnker PowerExpand Eliteを手にするとその筐体の完成度には目を見張る…。ネジはもとより繋ぎ目や組み立ての痕は全く見られない。

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※背面のポートレイアウト。どこにもネジなどはなく大変美しいデザインだ


④ 価格が9,000円ほど安価なこと(購入時のアマゾン価格との対比)
まあ、トータルポート数がAnkerのそれより二つ多いCalDigitだからして多少でもコスト高になるといえば納得せざるを得ないが、正直この価格差は無視できない。

■総評
というわけでまだ使用期間は短いAnker PowerExpand Elite 13-in-1 Thunderbolt 3 Dock ドッキングステーションではあるが、M1 MacBook Airの横に置いてもデザイン的にしっくりするしその機能には満足している。

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※M1 MacBook Airの横に置いてみてもしっくりするデザインと質感だ


また私は iMac とは違いM1 MacBook Airは設置場所を固定して使うのではなく、適宜その場所を変えて利用するつもりなので、Anker PowerExpand Eliteは本来据え置き向きではあるものの携帯性にも優れ、指紋も付きにくく柔軟な使い方ができると思っている。

最後に大変デザイン的にも素敵なAnker PowerExpand Eliteだが、その電源アダプタが本体より大きなことに驚いている向きもあるが、他の同種の製品を見ても皆似たり寄ったりのサイズのようだ。それだけこの種のガジェットに安全安定した電源供給を考えるとサイズはどうしてもデカくなるようだ。

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※同梱品一覧。一番右が電源アダプタ


ともかくこれでM1 MacBook Airを本格活用する基本環境は整った。それにしてもM1 iMac 24インチ、早く戻って欲しいものだ…。


ラテ飼育格闘日記_820

ラテが亡くなってから早くも5ヶ月が過ぎたが、失ってみてことの大きさというか…いかにオトーサンたちにとってラテが大切な存在だったかが次第に分かってくる…。今振り返ればラテを迎えた当初はともあれ、毎日はどこか惰性で過ごしてきたという気もする。


いや、決してラテを疎かにということではない。この15年間はどんなことにおいてもわが家はラテを中心に回ってきたし、ラテ第一にと物事を判断してきた。
だから…恩着せがましい物言いはしたくないが、夫婦揃っての泊まりがけの旅行は一度も行ったことはなかった。

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それまでは毎年、一度ならずも京都や札幌に遊びに行っていた。無論ラテをペットホテルに預ければ済むことだと思われるかもしれない。しかしオトーサンたちはラテをひとりにしたくはなかった…。
ただ一度、引っ越しの際にラテを怪我させてはならないし荷物の出し入れに邪魔になってはならないからと近所のペットホテルに一晩預けたことがあったが、後悔することになった。

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それは預けた翌日の夕刻、引っ越しもひと段落ついたからとオトーサンは勇んでラテを迎えに行った。そこで係の女性から思っても見なかった話を聞いたのだった…。
料金を支払った後、係りの女性は「ラテちゃんは結局昨晩の食事と今朝の食事だけでなく一切水も飲まず、短い散歩に連れ出してもこれまた一切排泄もしてくれなかったんです」と困惑顔でそうに言った。

オトーサンはそのことを聞き思わず嗚咽してしまった。慣れない食事では口に合わないだろうといつも食べているドッグフードなどを持ちこんでもいたが、ラテはクレートの中で鳴きもせずただただじっとしていたという。
保護犬のラテは推定3ヶ月の時に拾われ、ボランティアの方が面倒を見てくれたとのことだが、我が家に迎えた生後6ヶ月の時まで新しい飼い主との縁を得ようと何度か別々の方々に保護預かりとして世話になったと聞いた。

だから…その引っ越しはラテを迎えてから既に7年近く経っていたものの、想像するにラテはオトーサンさんたちに捨てられたと思ったのかも知れない。また飼い主が変わると考えたのかも知れない。そのストレスで食欲もわかなかったのかも…。
そしてペットホテルの奥から連れ出されたラテはオトーサンさんの姿を見て「グエアア…」と鳴き声というより悲鳴のような声をあげてオトーサンさんに飛びついてきた。勿論オトーサンさんは涙ながらにラテを抱き上げたが、オトーサンはその時のラテが発した声は今でも耳の奥に残っている。

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※ペットホテルから戻り安心したのか爆睡するラテ


その後、日中近所へ買い物に行くとか、オトーサンさんがクリニックへ行くといった程度を別にしてラテをひとりにしないと決心しこれまでずっと誓いを守ってきた。しかしこうし出来事はもしかしたらラテの信頼を確固たるものにする結果となったのかも知れない。オトーサンたちは自分を見捨てないという思いを強くしてくれたとも考えている。

そんなラテだったから亡くなってからの喪失感、虚無感は言葉では説明できないほど大きかったが、残念なことにオトーサンの年齢や体力を考えれば、どのような形であれ再度ワンコを飼うことは叶わないことだと諦めた…。
まさしくラテはオトーサンたちにとって最初で最後のワンコであったのだ。

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そんなオトーサンだが、先週体長40センチほどの秋田犬の子犬を求めてきた。いや、これはなかなかリアルではあるが "ぬいぐるみ" である(笑)。
あらあら…オトーサンさん、ついにいい歳しして血迷ったか…と思われるかも知れない。事実日中ふと気づくとラテの気配を追っている己を感じ、続けて寂しさと喪失感でいただまれない時がある。

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当然のこと、ぬいぐるみがラテの代わりになるはずもないが、その "ぶさ可愛い" 子犬の姿を見ると気持ちが少しでも和らぐのは確かなのだ。
この秋田犬の子犬…名は「きなこ」とつけた。女房の命名である。そしてふとラテが残した首輪をつけようかと思ったが、やきもち焼きのラテだからきっと怒ると思い、新たに買った…(笑)。








ラテ飼育格闘日記_819

当然のことだが、オトーサンたちが現在のところへ転居してから9年近くになるから当時から知り合ったワンコたちもそれだけ歳を重ねたことになる。したがって白内障になったとか耳が遠くなった...などなどということをお聞きする機会も増えた。


それだけではなく我々人間同様痴呆症が目立つようになるワンコもいる。昼と夜というか時間の感覚が分からなくなったり、悪戯に徘徊し歩き回ったり、怒りっぽくなったりすることもあるという。
しかし幸いな事に15歳9か月で亡くなったラテはいわゆる惚けといった様子はなかったように思う。

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そういえばラテを飼い始めてから暫くして、ラテは聴覚に異常があるのかも...と心配したこともあった。なぜなら一般的にワンコはドライヤーや掃除機の音が嫌いなだけでなく、雷になるとパニックになるワンコもいる。為に当時はそうした音を収録したCDまで製品化されており、それを少しずつワンコに聞かせて慣れさせようという代物だった。
しかしラテはドライヤーはもとより掃除機が傍を通っても平気だった。さらにある日の午後に散歩中雷雨となり雷が激しくなってきた時があった。

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この歳になってもオトーサンは雷が大嫌いで怖いのだが、ラテはルンルンで歩いていたことがあり、耳が遠いのかとも疑ったが普段の生活の中で呼びかけにはきちんと反応することからその心配はなくなった。
またものの本などによればワンコの視力は弱いという話もあったが、ラテは片側二車線の道路の向こう側にいる人間を見分けていたことから最後まで視力の心配は無用だった。

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勿論嗅覚も視力も若い時と比較すれば衰えた部分もあったのだろうが、いずれも日常生活において不自由なことはなかった。そしてありがたいことに認知症とか痴呆症といった病気にも縁が無かった...。何よりもおむつを余儀なくされた時期でさえラテは律儀にもよおすと外に出たがったしなかなか自力で立てないはずなのに玄関へ向かおうとするその姿には感動したほどだった。

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確かに2020年後半あたりから足腰に難が見えてきたし、その動作も血気盛んな時代と比較すれば動きもいささかスローになったし、悪戯にリードを強く引くこともなく、また見知らぬ人間に対してもあまり吠えなくなってきていた。
とはいえ挙動がおかしいということもなかったし反応がない訳でもない...。動きは緩慢にしてもその表情は洋犬時代に戻ったように...というより幼犬時代よりずっとずっと可愛い表情を浮かべていた。

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そういえば昨日の事だ...。強風注意報が出ていたが、玄関のドアの隙間などから圧が加わるのだろう、リビングに続くドアがきちんと閉まっていなかったか「ギギッ」と小さな音をたてて少し開いた。
オトーサンは一瞬、ラテがマズルでそのドアを押し開けたのかと思い思わず「ラテ...」と呟いてしまった。



ラテ飼育格闘日記_818

またまた猛暑…というより激暑とでも言いたくなるような暑さが続いている。なにしろ外気温が38℃とか39℃にもなるのだから体感としてはそれ以上だと思うし、屋外のアスファルトなどは注意しないと50℃前後にもなり、ワンコの肉球も火傷を負う熱さだ…。


室内でも電力不足で省エネがどうのと言われているもののエアコンのお世話にならざるを得ない。へたに電気代が…とか省エネのためにとエアコン利用をケチると熱中症の危険が大だ。
ましてや日中の外気温は半端ではなく、こんなときにワンコを連れだしては命の危険にさらすことになる。

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そんなあれこれを考えると、ラテが亡くなったことはとても残念だが、この季節に散歩に出なくても済むことは有り難いとまで思うような暑さだ。
勿論15年の間に夏の季節は15回くるわけで(笑)幾多の経験を踏まえてラテに負担がかからないような工夫と気遣いをしてきたつもりだ。

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朝は日の出前後に、そして夕方の散歩は日が沈んでからラテを連れ出すことを基本としていたが、それでも外気温はかなりの高温の日々が多いしオトーサンの都合でどうしてもそうした時間帯がとれない場合もあった。
そんなときにはラテの首に保冷剤を巻いたり、晩年は首周りを別にしても保冷剤を数個収納できるジャケットを着せて散歩にでるようにもしていた。

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しかし「喉元過ぎれば…」の諺ではないが、毎年暑い夏ではあるけどどこかこの数年は年を追う毎に暑さが異常なレベルになっているようにも思える。
そういえば、回りに飼われているワンコたちで外飼いのワンコはオトーサンの知る限りいないが、もしワンコを外で飼っている人がいるとすれば、是非是非この異常な暑さの期間だけでも室内に入れてやっていただきたい。

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※近所のお仲間ワンコたちと


いくら日陰であっても、犬小屋の中にいて水を飲ましたとしても暑さに弱いワンコにとってはまさしく昨今の暑さは寿命を縮めることになってしまうだろう。
ワンコは我慢強いからして飼い主が気がついたときには…などとならぬよう注意をしなければならない。

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というわけでオトーサンは現実問題として暑い盛りに散歩という使命のために外出することはなくなってしまったが、おかしな事に歩いていると刹那左手に引っ張りの感覚を覚えるときがある…。15年もラテのリードを保持していたから、体が…脳がその感覚を忘れていないからかも知れないが、ちょっと慌てることがある。
不思議なもので、ラテの存在はオトーサンの全身に染み込んでおり、身近にいてくれる思いが日増しに増してくる昨今なのである。しかし本音はラテに会いたい…。オトーサンは寂しいゾ…。






私にとってのApple M1 MacBook Air雑感

長い間、本当に長い間パソコンと付き合う羽目になったが、私は自他共に認めるデスクトップ派ユーザーだ。無論これまでにも幾多のノートパソコンを手にしたが、ろくに使わずお蔵入りになった機種がほとんどである。そんな私がいま、AppleシリコンM2が話題の中心なのにM1チップ搭載のMacBook Airを買った…。


今年6月末にM1 iMac 24インチが届いたばかりだし、普通ならそれだけで十分なはずだ。特に若い時のようにノートパソコンを抱えてあちらこちらと飛び回る…だなんてこともないし、MacBook Airを生かす場所もない…いや、これまでは確かに無かったものの俄然あると便利な状況になったのである。

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※Apple M1 MacBook Air スペースグレイ


それはCREALITYの3Dスキャナの存在だ。これまた手元に届いたばかりで試行錯誤中だが、M1 iMac 24インチと繋いで使っている。3Dスキャナは当然のことながらパソコンのパワーも必要だが幸いM1チップをもサポート済みなので良い環境だと考えているが困ったことに気がついた。

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※左はPowerBook 100。1991年10月21日に発表されたApple初のノート型Macintosh


どういうことか…。それは iMacが設置してある周囲1メートル程度以内であれば、3Dスキャナ同梱のターンテーブルを置いたり、あるいは小物なら机上に置いてスキャンが可能な接続ケーブル長がある。しかし大きめなオブジェは勿論、リアルな人物をデジタル化したいとすればこの距離感や狭いスペースでは作業が出来ない。
さらに屋外に出て何かしらの作業をするとなれば、まさかiMacを運び出すことはできないわけで現状ではその活用はかなりの制約を受けることになる。

いや、実は手元にはMacBook Proがある…。しかしMid 2012年度版のこのマシンは3Dスキャンには非力すぎるし第一現状のOS環境では3Dスキャナの専用アプリ CRStudio2 が走らない。そもそもこのマシンはレーザー加工機のコントール用として中古品を入手した訳でOSにしても悪戯にアップデートすると今度はレーザー加工機関連のソフトがおぼつかなくなる…。
さてどうするか…。

やはりこの3Dスキャナを有効活用するには何らかのノート型パソコンが必要なことは間違いない。ということで意を決してM1 MacBook Air(スペースグレイ)を購入した。

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※このMacBook AirはCREALITYの3Dスキャナ用として手に入れた


ただしストレージは256GB SSDのままだが、メモリは無理して16GB(ユニファイドメモリ)とした。
さて、M1 MacBook Airと言えば、なぜ最新のM2 MacBook Airにしなかったかと言われそうだが、3Dスキャナ専用アプリ CRStudio2 が現時点でM2チップをサポートしていない(メーカーサポートの回答)ことが決定的な理由だ。それに4K動画をいくつか同時に編集するといったユーザーは別にして、私らが日常行う作業の多くはスペック的にもすでにM1 MacBook Airはオーバースペックと言ってよい。そうした意味合いで考えればM2よりM1 Macの方がコストパフォーマンスが抜群なのだ。

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システム構成:
 ・8コアCPU、7コアGPU、16コアNeural Engineを搭載したApple M1チップ
 ・16GBユニファイドメモリ
 ・256GB SSDストレージ
 ・True Tone搭載13インチRetinaディスプレイ
 ・Thunderbolt / USB 4ポート x 2
 ・30W USB-C電源アダプタ
 ・Touch ID搭載バックライトMagic Keyboard - 日本語(JIS)
 ・感圧タッチトラックパッド

ともかく月並みだが、手にしたその正直な感想はといえば、軽くて薄いに尽きる。比較するには適当では無いだろうが前記した2012年リリースのMacBook Proと比較すると笑ってしまうくらいの進化だ。具体的に記せばMacBook Pro(2012)の重量が約2Kgなのに対しMacBook Air M1は1.29Kgである。数値的にはそんなに大きく違わない印象もあるが、実際に手にしてみるとその感覚が全然違う…。

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※M1 MacBook Airのパワーは筐体の薄さと相俟って感動するほど…


そしてパワーは勿論だがファンレスだし静かな上に熱くならないというのだから文句の付けようが無い。さらにインテル時代の製品と比較してバッテリーの持ちも驚くほど良くなっているので電源のない場所でも安心して一仕事できる。

というわけで早速3Dスキャナと接続してあれこれと始めているが、この軽快さはどう考えても3Dスキャナ専用機としてしまっては勿体ない…。よい機会だからM1 iMac 24インチのサブマシンとしての環境を順次整え活用してみたい。






CREALITY 3Dスキャンによるカラーモデル作成手順覚書

CREALITY 3Dスキャン、CR-Scan Lizardはこのクラス最良の製品ではないかと思う。ただしクラウドファンディングで登場したこの製品は深圳にあるメーカーCREALITY(Creality 3D Technology Co, Ltd)のHPを見てもその情報は少ない…。


CREALITYは3Dプリンターを使う者にとってはよく知られているメーカーだ。私自身はいまだ同社の3Dプリンターを使った事はないがそのブランドは様々な場で見聞きする。またその3Dプリンターという製品自体、組立式のものも多く活用に至るまでにはユーザーの経験やスキルが必要な製品だということは間違いない。

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※三脚に据えたCR-Scan Lizard。但し撮影の為電源ケーブルは外してある


今回手に入れたCREALITY 3Dスキャン、CR-Scan LizardはそのCREALITYブランドであるからこそ購入(支援)に至ったわけだが、3Dプリンターに関してはまずまず知識を得たと自負している私にとってもある意味未知の製品である。
無論これまでにもXYZプリンティング社のハンドスキャナをはじめiPhoneを3Dスキャナとするソフトウェアなどを使い、3Dスキャンを体験してきたがハードウェアの仕様はもとよりその専用アプリケーションであるCRStudio2 に至っては初めての体験となる。

しかし実際にパッケージを手にして大げさのようだが呆然としたのは活用に至る情報が至って少ないということだ。近年はCREALITYに限らず、製品に同梱されている取扱説明書あるいはそれに類するドキュメンテーションに記されている内容は基本中の基本のことでしかないことが多い。
無論製品が比較的ベーシックで操作も単純であるならそれで事足りるかも知れないが、多くのユーザーが未知数の製品であろう3D スキャナのような製品は手順を追った詳細な説明とオペレーションの実際を提供しない限りユーザーは使いこなすことはできないだろうし、できたとしても多くの時間を要するに違いない。

いや…CR-Scan Lizardにもきちんとした日本語マニュアルが同梱されているが正直簡素すぎるだけでなく図入りで説明するその内容が実際のアプリケーションと違っているので(アプリのUIがアップデートしているから)なかなか見当がつきにくい。
またYouTubeにもいくつか製品説明の動画が上がっているが、多くは開封紹介といったものやスキャニングができた…といった程度のもので製品のスペックをきちんと引き出す内容ではない。そして繰り返すがCREALITY自らが提供している動画でさえ、肝心と思われるところをスルーしたり、その解説画面はWindowsのそれだったりでMacユーザーには苦痛でしかないのだ。

特にCR-Scan Lizardは3Dスキャンが可能なだけでなくカラーのテクスチャマッピングをもサポートしている秀悦な製品である(カラーキットが必要)。しかし現実問題としてCR-Scan Lizardのユーザーがテクスチャマッピングを活用しようとしても十分な情報がない。どこか「勝手に工夫してね」といった突き放された感じがする…。

さてさて、愚痴はこの程度にするが、ここではそのカラーテクスチャマッピングを実践するための情報を可能な限り順を追って説明していきたい。
ただし筆者とてやっとその入り口に到達した思いであり、勘違いや間違い、説明不足があるやも知れぬがご容赦いただければ幸いである。

■テクスチャマッピングには3Dスキャナとは別にカメラが必要
カメラはスキャニングとは別にオブジェクトの写真を撮影しそのデータをマッピングのデータとするための機器となる。
CR-Scan Lizardは大別して2種類のカメラをサポートしている。第一はいわゆる一眼レフ級のカメラであり、それらをカラーキットに同梱のカメラコントローラー(USB機器)経由でこれまたカメラ側のインターフェースに合わせた8種の接続ケーブルのうち適合するケーブルでパソコンと接続することになる。

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※カラーキットに同梱のカメラコントローラー


ふたつめはスマホを使うケースだ。現実問題としてMacユーザーならiPhoneを使うのが一番簡便で手慣れている分だけ使いやすいに違いない。
ここではiPhoneを使っての解説となる。

■テクスチャマッピング時の撮影環境
撮影環境などと記すと大げさに聞こえるが、CR-Scan Lizardのオプション機器であるカラーキットには組立式の簡易スタジオボックスが附属している。

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※カラーキットに同梱のスタジオボックス。ケーブルをモバイルバッテリーなどへ繋ぐことで天板のLEDが点灯する


本来、テーブルスキャン…すなわち回転テーブルに乗る程度のオブジェクトならテクスチャモードでなくジオメトリモードの場合でもこのスタジオボックス内に回転テーブルを置いてスキャンするのが理想に違いない。
なぜなら照明も装備され明るくそして周囲・背景には雑多なものは入らないからオブジェクトに特化した理想的な撮影が可能なはずだ。ただし、現時点で筆者は調光が可能な別途サイズがいま少し大きな撮影ボックスを所持しているのでそちらを使っている。

しかしいくつかのテスト結果では背景がオブジェクトに極端に近い場合ではない限り、あるがままの背景のままにスキャニングあるいは写真撮影してもCR-Scan Lizardのシステム側はオブジェクト領域をきちんと認識してくれることが分かったので特別な場合を除きあまり神経質にならなくても良いと思う。

■iPhoneによるマッピング写真撮影の準備
くどいようだが、このCR-Scan Lizardによるテクスチャマッピングの実現はスキャナ本体だけでは出来ず、カラーキットなるオプションパッケージが不可欠となる。
iPhoneをテクスチャマッピング用のカメラとするにはまずカラーキットに同梱されているカメラコントローラーなる代物をMacのUSBポートへ繋ぐことだ。とはいえマニュアルにもこの機器が何の為のものかといった説明がないのだから困ったものだ。

① ともかくまずはCR-Scan LizardをMacと接続後に電源を入れこのカメラコントローラーなる代物をMacのUSBポートへ接続するとiPhoneのBluetooth接続リストに “CR-Scan_Lizard” のデバイス名称が表示されペアリンクが可能になる。したがってiPhoneとは物理的になにかのケーブル接続は必要ない。

② テーブルスキャンモードを選択
CRStudio2を起動し、テーブルスキャンモードにする。現在の所、カラーテクスチャマッピングが可能のはテーブルスキャンモードのみのようだ。

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※カラーテクスチャマッピングが可能のは現在の所テーブルスキャンモードのみのようだ


③ テクスチャモードおよびVia BluetoothをONにする
CRStudio2画面の右サイドの調整下をテクスチャモードにし、その下の Use External Texture Mapping をクリックし、続けてVia BluetoothをONにする。

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するとメインウインドウ下に「Shoot」ボタンが追加される。

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■CR-Scan Lizardによる3Dスキャンを実行
① 常通りCR-Scan Lizardでテーブル上のモデルをスキャンしプロセスの実行を済ますが、その際右サイドバーのプロセスリストの内、テクスチャマッピングだけはOFFにしておく。

② スキャンを始めるとジオメトリモードと違いCR-Scan_Lizard中央LEDがスキャン中にフラッシュする。

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③ この時の注意だが、オプションのカラーキット附属のアイテムや一部のYouTubeの動画を見るとiPhoneとCR-Scan Lizardは並べて一緒の三脚上に設置するような解説がある。したがって当初オブジェのスキャンと連動して同時にiPhoneのシャッターが切れる…と思い込んでいたが実際は違う。

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※通常このような窮屈なセッティングはしなくても大丈夫…


オブジェのスキャンを終えてから別途テクスチャ用の写真を撮る手筈となるのでスキャナとiPhoneを同時にターンテーブル前に据え置く必要はなく、スキャンが終わりプロセス化も終わったらスキャナと交換といった形でiPhoneを設置すればよい。

CRScan_07.jpg

※プロセスを実行


④ ただしiPhoneのカメラアプリを起動後なるべくスキャナのプレビューで捕らえた同一フレーミング位置に置く。

CRScan_09.jpg


■iPhoneによる撮影
① ターンテーブルが回っていることを確認しShootボタンクリック。そしてFliming Preparationsダイアログが表示されたらOKボタンをクリック。

CRScan_10.jpg


② iPhoneのカメラが自動的に連続的にシャッターを切り始めるので終わるのを待つ。

■iPhoneによる撮影データを整える
① iPhoneの写真アプリに保存された複数のテクスチャー写真をMacに転送する。その際適当な名を付けたフォルダーにまとめて保存。

CRScan_11.jpg


② iPhoneでの撮影フォーマットが .HEICの場合は.jpgに変換しておく。その際はApowersoft HEIC Converterなどの一括変換ソフトを使うと便利。

■テクスチャマッピング開始
① CRStudio2 左サイドバーのテクスチャアイコンをクリック

CRScan_12.jpg


② External texture mappingのウィンドウ表示。その Please select a folder to store texture photos …の部位をクリックし、先にiPhoneで撮影し写真をまとめたフォルダーを指定し開く。

CRScan_13.jpg


③ 左側に写真のjpgファイルがずらりとならび、一番上の写真が右に表示される。

CRScan_14.jpg


④ 多少の背景が写っていてもそのままオブジェ全体をカバーするようにマウスで矩形を描いてトリミング指定する。ただし現時点ではこのトリミングエリアの形は横型の矩形であり縦横比は変えられない。

CRScan_15.jpg

したがって横サイズを写真枠一杯にマウスでトリミングしようとしても上下のサイズは固定なので自由なトリミング枠は望めないので注意が必要。またトリミング中にマウスボタンを離すとその後にトリミング枠の拡大縮小はできなくなるので注意のこと。

⑤ Cut ボタンをクリック
Cut ボタンを押しテクスチャマッピング確認ダイアログが出たらOKを押す。このマッピングはM1 Macでもかなり時間がかかるが、問題なくプロセスが終わるとメインウィンドウ内の表示がマッピングを施されたカラー表示になる。

CRScan_16.jpg


ちなみにマッピング用写真があるフォルダ内を確認してみると Cut で新たにトリミングされた写真が “Cut” という名のフォルダ名に集約されていることがわかる。マッピングにはこちらの写真が使われているに違いない。

CRScan_17.jpg

※マッピングが完了した例


⑥ マッピングされたデータを .OBJ ファイルとして保存するとカラーデータを持った3Dデータとなり、例えばXYZプリンティングのカラー3Dプリンターなどでプリントすれば文字通りのカラー造型が可能となるし別の3Dアプリで読み込むことができればカラー3Dオブジェクトとして二次利用できる。

■総括
CR-Scan Lizardを評価するとなれば個人的には最大級の賛美を送りたい…。ただしこの製品が3DプリンターメーカーのCREALITYにとってどのようなコンセプトで製品化となったのかは知る由もないがどこか継子扱いのような印象を受けてしまう。
それは冒頭にも記したが情報の少なさでもありかつソフトウェア CRStudio2 の出来だけでなく製品全体がどこかアンバランスに思えて仕方がないからだ。

例えばMac版のアプリにWindows用マウスにある中央ボタンが不可欠なオペレーションをそのまま搭載したりと洒落にならないチョンボもあるし、Macのソフトウェア開発を生業にしていた一人として中途半端な部分が目立つのは残念でならない。

またそのソフトウェアにしても正規版のリリース以前に印刷物の取説を作ったり、幾多のYouTuberに評価依頼のために配布した結果作られた動画類もソフトウェアのインターフェースが正式版と大幅に違うため具体的な参考にならなかったりする…。
本当にこの製品をマジで世界に売り込むのだ…という気概がどうにも見えない(笑)。

まあクラウドファンディングでお披露目したこと自体、CREALITYの他製品とは一線を記すものであるわけだが、今少しマジで多くの人たちにその魅力を知らしめる努力をすべき製品だと思う。
3Dプリンターと比較してもこのCR-Scan Lizardは決して安価な製品ではないが個人的にはこのクラスで最良の3Dスキャナであると感じているし事実そのスペックや造型結果にも満足している。したがって是非是非、クラウドファンディングで成功し収支も上々…といっただけで製品の進化が尻つぼみにならぬよう努力して欲しいと願っている。



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プロフィール

mactechlab

Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員