ラテ飼育格闘日記(355)
暑いときも寒いときも、雨の日も風の日も…そういえば地震の日も台風の日も、また親爺の葬儀の日も休まずラテの散歩を続けてきたが、それもこれも豊かな感情表現をするラテが可愛いからだ。まあオトーサンは自分でも、このマズルが長く鋭い牙を持ったワンコがなぜこんなにも可愛いのかと不思議に思う時もあるが、惚れた弱みというべきか…(笑)。
話が先走るが、後3ヶ月ほどでラテが我が家に来てから丸7年となる。ありふれた言い方になるが、長いようでもあり反対にほんの一瞬のようにも思える不思議な時間を過ごしている。

※朝日を背に受け、オトーサンとラテの長い影ができる...
オトーサンは日常の多くを自宅で過ごす関係上、ラテとの接触は決して少なくはないはずだが、ラテはオトーサンの仕事部屋に来て一緒に過ごすということはほとんどなく、リビングで自由気ままにしている。勿論一日のほとんどは寝ているようだが、エアコンの効いている部屋とはいえ、西日の当たっている出窓のタタキで爆睡したり、電動マッサージチェアに丸くなっていたり、あるいは床に伸びていたりとその時々を過ごしている。

※こうした笑顔がオトーサンたちの原動力となる(笑)
7年という年月は客観的に見るなら決して短い期間ではない。なにしろ生まれた赤ん坊が小学生になるという年月なのだから…。
したがってオトーサンたちにとってもこの7年は感覚的に一瞬のようでも、特に体力的な問題に注視するなら「老いたなあ…」という気がする。
7年前、ラテを飼い始めてすぐに肩と膝に異変が起きた。すべてリードを持っていた側の左腕と左足だが、それだけこれまで使わなかった筋肉と関節に急な負担をかけることになったためだろう。しかしオトーサンは肩には湿布を貼り、足の膝にはサポーターを当てて散歩を続けてきたが、身体は部分的に支障が出たものの念願のワンコを飼った喜びに気持ちは充実していた。だから冒頭に記したように台風の日も正直苦にならなかった。ラテと散歩に出れば何らの新しい体験が待っているのが楽しくてつい無理をしたものだ。
そんなわけだからこの土地に引っ越し、ラテを引き取って1週間ほどしか経っていないときにはラテと遠出の散歩…いま思えばそんなに遠くはないが…に出たはいいが、帰り道が分からなくなり近くを通った方に「ここはどこでしょうか?」と道を教えてもらったこともあった(笑)。
勿論この7年の間、単純に楽しみ喜んでいられる時ばかりではなかった。

※オカーサンと一緒の砂場でご機嫌です
ラテがお腹を壊したときには経験のないオトーサンは慌てふためいたし、柔らかいラバーのボールを音の鳴る笛部分を除いて食べてしまったときには正直命に関わることだけに切開して取り出さなければならないと覚悟した。また広い公園でノーリードのワンコに前脚を噛まれ、肉球から甲に至るまでまるで五寸釘を刺し通した感じのラテを抱き上げ血を垂らしながら医者に向かった事などなどを今でも覚えている。
近年ではやはりアトピーと診断されたことがオトーサンたちにとってはショックだったしラテにとっても大変辛いことの連続だったに違いない。
肉球を噛んで血だらけになり、四つ脚の先端から上まで痒いからか…噛んだために毛が抜け肌が露出し一部は瘡蓋で覆われた。問題は足だけでなくお腹を掻きむしったためにこれまた一部を傷つけてしまったし最悪なのは目の周りも同様、まるで殴られた痕のような無残な顔となったこともあった。
また耳垢を毎日数回拭かなければならなかったし眼も痒いために目尻から出血、眼は真っ赤となったことも…。
そんなときオトーサンたちはおろおろしながらも動物病院のアドバイスにしたがい、現在も朝晩薬を飲ましているが、その無残な顔でオトーサンに笑顔を向けるラテを見て、愛おしくも申し訳ない気持ちで泣きそうになったことも度々あった。
また掻くのを止めようとオトーサンの脇で寝かせたラテが、オトーサンの静止にうなり声と威嚇で答えたほど辛い時期も続いた。

※幻想的な夕焼けに送られてオトーサンたちは帰路につく
ただし7年という年月はオトーサンたちも経験を積み重ねたからして最近では少々のことでは驚かなくなった(笑)。
興味深いのはやはりラテの成長度である…。人間の成長の数倍の速さで歳を重ねるワンコだからして、きっとラテの1年は我々の1年とは比べものにならない密度の高いものなのかも知れない。そう思うと一日一日がそれこそ疎かにできないものとなる。
いまも夕方の散歩から戻り,オトーサンは玄関内でラテの身体を綺麗にした。
四つ脚の肉球を洗面器の水で洗い、身体全体をワンコ用のウェットタオルで丁寧に拭き、乾いたタオルでマッサージするかのように丁寧に乾かす。そして毛脚を保護しブラシの通りを良くするスプレーをしてからこれまた丁寧にブラッシングだ。
その前後には目脂を拭き、耳垢を掃除することも日課であり、耳垢や目脂が酷いときには薬を使うこともある。
その間、ラテはオトーサンのなすがままに大人しく、時には「エヘヘ」とでもいう感じの笑顔を向けてくれる。その笑顔に励まされ、オトーサンは悲鳴をあげている膝と体力低下を自覚しながら今日もラテとの格闘を続けるのであった…。
話が先走るが、後3ヶ月ほどでラテが我が家に来てから丸7年となる。ありふれた言い方になるが、長いようでもあり反対にほんの一瞬のようにも思える不思議な時間を過ごしている。

※朝日を背に受け、オトーサンとラテの長い影ができる...
オトーサンは日常の多くを自宅で過ごす関係上、ラテとの接触は決して少なくはないはずだが、ラテはオトーサンの仕事部屋に来て一緒に過ごすということはほとんどなく、リビングで自由気ままにしている。勿論一日のほとんどは寝ているようだが、エアコンの効いている部屋とはいえ、西日の当たっている出窓のタタキで爆睡したり、電動マッサージチェアに丸くなっていたり、あるいは床に伸びていたりとその時々を過ごしている。

※こうした笑顔がオトーサンたちの原動力となる(笑)
7年という年月は客観的に見るなら決して短い期間ではない。なにしろ生まれた赤ん坊が小学生になるという年月なのだから…。
したがってオトーサンたちにとってもこの7年は感覚的に一瞬のようでも、特に体力的な問題に注視するなら「老いたなあ…」という気がする。
7年前、ラテを飼い始めてすぐに肩と膝に異変が起きた。すべてリードを持っていた側の左腕と左足だが、それだけこれまで使わなかった筋肉と関節に急な負担をかけることになったためだろう。しかしオトーサンは肩には湿布を貼り、足の膝にはサポーターを当てて散歩を続けてきたが、身体は部分的に支障が出たものの念願のワンコを飼った喜びに気持ちは充実していた。だから冒頭に記したように台風の日も正直苦にならなかった。ラテと散歩に出れば何らの新しい体験が待っているのが楽しくてつい無理をしたものだ。
そんなわけだからこの土地に引っ越し、ラテを引き取って1週間ほどしか経っていないときにはラテと遠出の散歩…いま思えばそんなに遠くはないが…に出たはいいが、帰り道が分からなくなり近くを通った方に「ここはどこでしょうか?」と道を教えてもらったこともあった(笑)。
勿論この7年の間、単純に楽しみ喜んでいられる時ばかりではなかった。

※オカーサンと一緒の砂場でご機嫌です
ラテがお腹を壊したときには経験のないオトーサンは慌てふためいたし、柔らかいラバーのボールを音の鳴る笛部分を除いて食べてしまったときには正直命に関わることだけに切開して取り出さなければならないと覚悟した。また広い公園でノーリードのワンコに前脚を噛まれ、肉球から甲に至るまでまるで五寸釘を刺し通した感じのラテを抱き上げ血を垂らしながら医者に向かった事などなどを今でも覚えている。
近年ではやはりアトピーと診断されたことがオトーサンたちにとってはショックだったしラテにとっても大変辛いことの連続だったに違いない。
肉球を噛んで血だらけになり、四つ脚の先端から上まで痒いからか…噛んだために毛が抜け肌が露出し一部は瘡蓋で覆われた。問題は足だけでなくお腹を掻きむしったためにこれまた一部を傷つけてしまったし最悪なのは目の周りも同様、まるで殴られた痕のような無残な顔となったこともあった。
また耳垢を毎日数回拭かなければならなかったし眼も痒いために目尻から出血、眼は真っ赤となったことも…。
そんなときオトーサンたちはおろおろしながらも動物病院のアドバイスにしたがい、現在も朝晩薬を飲ましているが、その無残な顔でオトーサンに笑顔を向けるラテを見て、愛おしくも申し訳ない気持ちで泣きそうになったことも度々あった。
また掻くのを止めようとオトーサンの脇で寝かせたラテが、オトーサンの静止にうなり声と威嚇で答えたほど辛い時期も続いた。

※幻想的な夕焼けに送られてオトーサンたちは帰路につく
ただし7年という年月はオトーサンたちも経験を積み重ねたからして最近では少々のことでは驚かなくなった(笑)。
興味深いのはやはりラテの成長度である…。人間の成長の数倍の速さで歳を重ねるワンコだからして、きっとラテの1年は我々の1年とは比べものにならない密度の高いものなのかも知れない。そう思うと一日一日がそれこそ疎かにできないものとなる。
いまも夕方の散歩から戻り,オトーサンは玄関内でラテの身体を綺麗にした。
四つ脚の肉球を洗面器の水で洗い、身体全体をワンコ用のウェットタオルで丁寧に拭き、乾いたタオルでマッサージするかのように丁寧に乾かす。そして毛脚を保護しブラシの通りを良くするスプレーをしてからこれまた丁寧にブラッシングだ。
その前後には目脂を拭き、耳垢を掃除することも日課であり、耳垢や目脂が酷いときには薬を使うこともある。
その間、ラテはオトーサンのなすがままに大人しく、時には「エヘヘ」とでもいう感じの笑顔を向けてくれる。その笑顔に励まされ、オトーサンは悲鳴をあげている膝と体力低下を自覚しながら今日もラテとの格闘を続けるのであった…。
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