ラテ飼育格闘日記(359)

引越作業が佳境に入ってきた。オトーサンたちも大変だが、ラテも大変だ…。かなり余裕のあったリビングがダンボール箱で埋まり、かろうじて横になるスペースと飲み水が置いてあるスペースが残っている程度になりボールを追いかけて走り回る場もなくなってきたからだ。


オトーサンもラテを連れての引越は初めてなのでそれなりに気を遣うことになるし心配事も多々出てくる。
前回ご紹介したようにこれまでとは当然のことに間取りも違うし出窓のタタキもない。またラテが長年使っていた電動マッサージチェアも壊れ汚くなったので処分したわけで、ラテが新しい住居にストレスなく適応してくれるようにできるだけのことはしたいと考えている。

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※オトーサンたちは何をやっているのかと、少々不安げなラテだ


とはいえ我々飼い主も一緒だし、オトーサンは通常自宅にいるわけだからラテもそうそう不安になる要素はないと思っているが、何しろ初めてのことだからして分からない事だらけなのだ。
そんな不安をたまたま不動産会社のスタッフ(女性)に雑談の中で話したとき、その方もワンコを飼っているとのことでいくつかのアドバイスをいただいた。

ひとつは、可能なら引越以前の準備段階のとき、新しい住居にラテも連れて行き反応などを見ながら多少でも慣れさせるとよいとのことだった。そしてクレートやマットなどは洗ったりせず、臭いのついたまま持って行くと安心するという話も聞かせていただいた。
人間より嗅覚も聴覚も桁違いに鋭いワンコだからして臭いや音に関して環境変化に敏感なことは確かに違いない。車の音や電車の音、木々が風に擦れる音などなど、あるいは部屋の臭いなど人間には気にならないことでもワンコにはストレスの対象になるものもあるかも知れない。

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※オカーサンと笑顔でアイコンタクトするラテ


無論オトーサンたちが移る住居はリフォームの他にオプションできちんとした消毒作業も頼んである。したがって以前に住んでいた人の環境臭が残っていることはまずないと思うし、オトーサンたちの生活臭がすぐに充満するに違いない(笑)。
ともあれ引越した1,2ヶ月はラテとより親密な関係を保ちつつ、新しい場所は安全で楽しいというイメージを少しでも早く植え付けることだと考えている。

これまでホームポジションとして出窓のタタキから外を通る人やワンコなどを眺めながら、時に吠えたり逆に道を歩く人が窓から顔を覗かせているラテに手を振ったりしてくれるという刺激がなくなる分、新しい楽しみを探さなければならない。
とはいえ単純にベランダがその代替えになるわけでもないだろうし、オトーサンはラテが新居でどのような反応を示すのか、楽しみにしながらも一抹の不安は拭いきれない…。

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※ダンボールが密集しつつあるリビングで、出窓のタタキから降りるラテ


そういえば変わるのは住居環境だけではない。ラテの散歩に関しても大幅なアップデートをしなければならない(笑)。
新しい住居は以前の場所より遠方になるわけではなく同一市内であり、双方は徒歩で25分ほど、自転車なら15分もしないで行き来できる場所である。
無論それはラテを飼うために引っ越してきたこの地が気に入っていると同時に、この7年間オトーサンたちの宝の一つは気の合うワンコの飼い主さんたちと知り会えたことであり、そうしたご縁をご破算にしたくないという思いもあったからだ。したがってこれまで散歩の定番となっていた感のある大きな公園にも新しい住居から片道30分ほど歩けば行くことができる。
とはいえ単純に行き来だけで1時間もかかる道をこれまでと同様の感覚で日々歩くわけにもいかないしラテの意志もあるだろう。そしてまずは新しい環境の周りにも公園は多々あるし緑も多いのでそうした環境に慣れ、また周囲の様子を覚えなければならないと思っているから、これまでの公園にいけるのはしばらくの間…週1回とか2回程度になるのかも知れない…。

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※この広い公園も以前は様々なワンコたちで賑やかだったが最近は閑散としてきた...


そんな事を考えていたら女房が「その公園に行くと…ラテは以前の道を通って前の家に向かうかも知れないね」という…。なるほど、しばらくの間はそんなこともあるかも知れないし、逆に新しい環境に慣れさすためにも以前の住居周りにはなるべく近づかない配慮も必要かと考えているオトーサンである。
それにもし以前の家の出窓から、知らない人やワンコが覗いていたら、ラテは絶対に怒るだろうし混乱するだろうから…(笑)。
ともあれ来週末は引越本番である。事故のないように、そしてスムーズに作業が運ぶように前夜から一晩ラテをこれまたはじめてペットホテルに預けようとも考えているのでオトーサンの心配の種は尽きない…。



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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員