8ビット・マイクロコンピュータキット Legacy8080裏話
私が「Maker Faire Tokyo 2013」のブースにお邪魔したしたときにはブース内左右に設置されていたLegacy8080は向かって左側がオートステップモードで動作し,右側のマシンはCP/M互換OSのCP/M版MBASIC上でSTARTREKゲームが走っていた。しかし後でいただいた情報によると右側のデモ機でMIDI演奏のデモを行ったとのことだ。
実はLegacy8080にはMIDI OUTとMIDI INのインターフェスイスが実装されているのである。
当該デモでは、MIDI OUTにローランド社製のMIDI音源を接続して音楽演奏を行った。またMIDIで演奏した曲は当然(?)、TV版「宇宙大作戦 スタートレック」のメインテーマ曲と、「謎の円盤 UFO」のオープニング曲だったが、ブースを訪問された70年代マイコン少年達から「とても懐かしい…」とか「嬉しい選曲…」という反応があったようだが、お若い方には何の曲か理解できなかったようでもある…(笑)。

※Legacy8080にローランド社製MIDI音源を接続して音楽演奏中
写真をご覧いただくとお分かりの通り、デモ機の下に掲示しているのは、日本音楽著作権協会の理事長名義で発行された音楽演奏許可書である。こうした点も当然のこととはいえ技術少年出版の本気度と真面目さが伺えて興味深い。
さて、ブースに展示されたLegacy8080の1台は外装ケースが外され、内部が確認できるようになっていた。来場者が内部を確認できるようにと小型のスポットライトを当て展示されていたわけだが、おかげでフロントパネル基板の裏側もよく見えた。

※展示の1台は外装ケースが外され、内部が確認できるようになっていた
基板中央の四角いチップがCPUでザイログ社製Z8S180が採用されている。写真右側にはユーザーがDIYを楽しめるようにユニバーサル基板を取り付けるスペースが2スロットあり、メイン基板にあるパラレルIFから簡単につなぐことができるよう設計されている。
またCPUの右側のある亀の子基板には1チップで512KbyteのC-MOSメモリとリアルタイムカレンダークロックが乗っているが、512KbyteのC-MOSメモリは、単三エネループ電池3本で6ヶ月ぐらいバックアップできるという。なお単三電池3本用の電池ケースはリアパネルの内側に装着されている。
最後は文字通りの裏話…。来場者の方々にはご覧いただくことが無かったシーンをご紹介しよう。
次の写真は「Maker Faire Tokyo 2013」が無事終了した後の撤収時の写真である。Legacy8080は、EIAラック3Uサイズという業界標準規格のケースなのでこのような既成のキャンリングラックを利用することができる。なおショルダーバッグスタイルのケースもある。
ショルダーバッグスタイルを含めてすべて背面が開くので、Legacy8080を取り出さなくてもそのままでリアパネルにケーブルを接続して運用できる点も面白い。


※既存のEIA規格ラックケースに納まっているLegacy8080(上)。下の写真右がショルダーバッグスタイルのケース
同じ規格のキャリングラックは積み重ねてスタッキング運用でき、このようなヘビーユースなキャリングラックがネット通販で1個6,500円程度で購入できるのもケースに業界標準のEIAラック規格を採用しているLegacy8080のメリットであろう。
技術少年出版では移動運用は勿論、自宅でLegacy8080を保管するときにもこのキャリングラックの利用を推薦する予定だという。無論引越し時には梱包不要でそのまま運べて便利。
いっそのことこうしたケースも標準同梱品として販売していただくのも便利かも知れないと思った。
■株式会社 技術少年出版
実はLegacy8080にはMIDI OUTとMIDI INのインターフェスイスが実装されているのである。
当該デモでは、MIDI OUTにローランド社製のMIDI音源を接続して音楽演奏を行った。またMIDIで演奏した曲は当然(?)、TV版「宇宙大作戦 スタートレック」のメインテーマ曲と、「謎の円盤 UFO」のオープニング曲だったが、ブースを訪問された70年代マイコン少年達から「とても懐かしい…」とか「嬉しい選曲…」という反応があったようだが、お若い方には何の曲か理解できなかったようでもある…(笑)。

※Legacy8080にローランド社製MIDI音源を接続して音楽演奏中
写真をご覧いただくとお分かりの通り、デモ機の下に掲示しているのは、日本音楽著作権協会の理事長名義で発行された音楽演奏許可書である。こうした点も当然のこととはいえ技術少年出版の本気度と真面目さが伺えて興味深い。
さて、ブースに展示されたLegacy8080の1台は外装ケースが外され、内部が確認できるようになっていた。来場者が内部を確認できるようにと小型のスポットライトを当て展示されていたわけだが、おかげでフロントパネル基板の裏側もよく見えた。

※展示の1台は外装ケースが外され、内部が確認できるようになっていた
基板中央の四角いチップがCPUでザイログ社製Z8S180が採用されている。写真右側にはユーザーがDIYを楽しめるようにユニバーサル基板を取り付けるスペースが2スロットあり、メイン基板にあるパラレルIFから簡単につなぐことができるよう設計されている。
またCPUの右側のある亀の子基板には1チップで512KbyteのC-MOSメモリとリアルタイムカレンダークロックが乗っているが、512KbyteのC-MOSメモリは、単三エネループ電池3本で6ヶ月ぐらいバックアップできるという。なお単三電池3本用の電池ケースはリアパネルの内側に装着されている。
最後は文字通りの裏話…。来場者の方々にはご覧いただくことが無かったシーンをご紹介しよう。
次の写真は「Maker Faire Tokyo 2013」が無事終了した後の撤収時の写真である。Legacy8080は、EIAラック3Uサイズという業界標準規格のケースなのでこのような既成のキャンリングラックを利用することができる。なおショルダーバッグスタイルのケースもある。
ショルダーバッグスタイルを含めてすべて背面が開くので、Legacy8080を取り出さなくてもそのままでリアパネルにケーブルを接続して運用できる点も面白い。


※既存のEIA規格ラックケースに納まっているLegacy8080(上)。下の写真右がショルダーバッグスタイルのケース
同じ規格のキャリングラックは積み重ねてスタッキング運用でき、このようなヘビーユースなキャリングラックがネット通販で1個6,500円程度で購入できるのもケースに業界標準のEIAラック規格を採用しているLegacy8080のメリットであろう。
技術少年出版では移動運用は勿論、自宅でLegacy8080を保管するときにもこのキャリングラックの利用を推薦する予定だという。無論引越し時には梱包不要でそのまま運べて便利。
いっそのことこうしたケースも標準同梱品として販売していただくのも便利かも知れないと思った。
■株式会社 技術少年出版
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