Apple Pagesより使い勝手がよい「Swift Publisher 3」
Appleの純正アプリケーション「Pages」は単ページものから数ページのカタログやチラシなどを作るには大変都合の良いツールである。基本的には目的に合うお気に入りのテンプレートを選び、テキストとグラフィックスを配置すれば完成といった理屈だが、無論現実ともなればそうそう簡単にはいかない…。
私はいわゆるビジネスフォームは勿論、ちょっとしたレポートなどをはじめ、封筒の宛名書きといった類までPagesを使うことが多い。それは適切なテンプレートを選択して必要箇所を手直しするだけで目的が達せられるからだが、やはりカタログとか洒落た企画書のようなものを作ろうとすればPagesのテンプレートをなぞれば済むといったことばかりでは済まない。ましてやオリジナリティも出したいとすればそこに配置する必要不可欠な写真や図版は勿論、アイキャッチ的なあるいは興味を持ってもらうためのグラフィックは他のツールから持ってきたりしなければならない。
特にページにテキスト以外の図形などを書き加えようとするとき、Pagesはイージーではあるが物足りなさを感じてしまうこともある。

※「Swift Publisher 3」アプリケーション・アイコン
そんなことをおぼろげながら考えていたとき、Mac AppStoreで「Swift Publisher 3」というアプリケーションを見つけた。このアプリはその名の通り素早く印刷物を作るというコンセプトを持っているツールだが、これが意外と洒落たアプリであることが分かった。
私が早速購入に至ったのはそれが BeLight Software社が扱っている製品だからでもある。なぜなら個人的にこの会社の製品をこれまでにも多く使ってきたからであり、その多くに満足しているからだ。
例えば「Art Text 2」「Busness Card Composer 5」「Image Tricks」そして最近はまっている「Live Interior 3D」もこの会社の製品である。
さて「Swift Publisher 3」の魅力だが、ひとつにはPagesとは一風違った斬新でセンスの良いテンプレートが豊富に揃っていることだ。それらはパンフレットとかチラシ、ニュースレターといっただけでなく、メニューやカレンダーあるいはポスターそして証明書といった類にまでおよぶ。
数えてみると、それぞれブランクのテンプレートを別にしてパンフレット 26種、ちらし 45種、カタログ 10種、ニュースレター 14種、メニュー 11種、カード 16種、レターヘッドとファクスシート 28種、カレンダー 6種、証明書 12種そしてポスター 13種ものテンプレートが用意されている。

※「Swift Publisher 3」のテンプレートはPagesとひと味違う斬新でセンスがよいものを揃えている
2つ目には日本語テキストの縦書き表示が可能なこと。3つ目にレイヤーが使えること。4つ目にはこれまた豊富なクリップアート群が使えフォントデザインツールの「Art Text」との連携機能も持っていること。そして表の挿入などをはじめPagesライクなわかりやすいインターフェースを備えていることだ。


※「Swift Publisher 3」の一例。上は一ページ物のレイアウト。下は三つ折りのパンフレット例
実際に「Swift Publisher 3」を起動し、任意のテンプレートを選択後にページレイアウトを始めるとしてもPagesを使った事のあるユーザーなら特に迷うことも難しいこともないと思う。そして繰り返すが日本語も問題なく通るし、何といっても縦書き表示をサポートしている点は嬉しい。勿論Pagesにあって「Swift Publisher 3」に無い機能もあるわけだが、ページレイアウトという目的に限れば「Swift Publisher 3」の方が面白いと思う...。ただし「Swift Publisher 3」はPagesライクではあっても残念ながら相互にデータの互換性はない。

※日本語の縦書き表示をサポートしている点は嬉しい
なお搭載されているクリップアートは「Busness Card Composer 5」と共通のものも多いがそれはご愛敬である。
今のところ特に不都合はないが、難があるとすれば私の環境ではテンプレートの選択時にもたつくことがあるといった程度である。ともあれページレイアウトが楽しくなること請け合いの「Swift Publisher 3」だ。
■Swift Publisher 3
私はいわゆるビジネスフォームは勿論、ちょっとしたレポートなどをはじめ、封筒の宛名書きといった類までPagesを使うことが多い。それは適切なテンプレートを選択して必要箇所を手直しするだけで目的が達せられるからだが、やはりカタログとか洒落た企画書のようなものを作ろうとすればPagesのテンプレートをなぞれば済むといったことばかりでは済まない。ましてやオリジナリティも出したいとすればそこに配置する必要不可欠な写真や図版は勿論、アイキャッチ的なあるいは興味を持ってもらうためのグラフィックは他のツールから持ってきたりしなければならない。
特にページにテキスト以外の図形などを書き加えようとするとき、Pagesはイージーではあるが物足りなさを感じてしまうこともある。

※「Swift Publisher 3」アプリケーション・アイコン
そんなことをおぼろげながら考えていたとき、Mac AppStoreで「Swift Publisher 3」というアプリケーションを見つけた。このアプリはその名の通り素早く印刷物を作るというコンセプトを持っているツールだが、これが意外と洒落たアプリであることが分かった。
私が早速購入に至ったのはそれが BeLight Software社が扱っている製品だからでもある。なぜなら個人的にこの会社の製品をこれまでにも多く使ってきたからであり、その多くに満足しているからだ。
例えば「Art Text 2」「Busness Card Composer 5」「Image Tricks」そして最近はまっている「Live Interior 3D」もこの会社の製品である。
さて「Swift Publisher 3」の魅力だが、ひとつにはPagesとは一風違った斬新でセンスの良いテンプレートが豊富に揃っていることだ。それらはパンフレットとかチラシ、ニュースレターといっただけでなく、メニューやカレンダーあるいはポスターそして証明書といった類にまでおよぶ。
数えてみると、それぞれブランクのテンプレートを別にしてパンフレット 26種、ちらし 45種、カタログ 10種、ニュースレター 14種、メニュー 11種、カード 16種、レターヘッドとファクスシート 28種、カレンダー 6種、証明書 12種そしてポスター 13種ものテンプレートが用意されている。

※「Swift Publisher 3」のテンプレートはPagesとひと味違う斬新でセンスがよいものを揃えている
2つ目には日本語テキストの縦書き表示が可能なこと。3つ目にレイヤーが使えること。4つ目にはこれまた豊富なクリップアート群が使えフォントデザインツールの「Art Text」との連携機能も持っていること。そして表の挿入などをはじめPagesライクなわかりやすいインターフェースを備えていることだ。


※「Swift Publisher 3」の一例。上は一ページ物のレイアウト。下は三つ折りのパンフレット例
実際に「Swift Publisher 3」を起動し、任意のテンプレートを選択後にページレイアウトを始めるとしてもPagesを使った事のあるユーザーなら特に迷うことも難しいこともないと思う。そして繰り返すが日本語も問題なく通るし、何といっても縦書き表示をサポートしている点は嬉しい。勿論Pagesにあって「Swift Publisher 3」に無い機能もあるわけだが、ページレイアウトという目的に限れば「Swift Publisher 3」の方が面白いと思う...。ただし「Swift Publisher 3」はPagesライクではあっても残念ながら相互にデータの互換性はない。

※日本語の縦書き表示をサポートしている点は嬉しい
なお搭載されているクリップアートは「Busness Card Composer 5」と共通のものも多いがそれはご愛敬である。
今のところ特に不都合はないが、難があるとすれば私の環境ではテンプレートの選択時にもたつくことがあるといった程度である。ともあれページレイアウトが楽しくなること請け合いの「Swift Publisher 3」だ。
■Swift Publisher 3
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