USB ヘッドフォン・アンプ audio-technica AT-HA40USB レポート
私のオーディオ視聴はほとんどMacの前だ…。音楽を聴くのは勿論、映画を見たりするのもすべてMacの前に陣取って行う。したがってその依存度の高い環境を最良なものとするため昨年当初から「新デスクトップ・オーディオ計画」を実地し、そのレポートを第1弾、第2弾、第3弾そして第4弾としてご報告した…。
新 iMac 27インチ(2012年版)を購入したのをきっかけとして、イクリプス TD307MK2A スピーカーおよび DACのDDA-100を揃えて私のデスクトップ・オーディオ計画は完了した…一応…。
それらにパソコンのサウンドを高音質・高機能なものにする音楽再生アプリ「Audirvana Plus」を通しているが、いまだにそのナチュラルでクリア、そしてノイズのないサウンドには聴き惚れているし満足している。
しかしただひとつ注文があるとすれば、DACのDDA-100にヘッドフォンのジャックがないことだ。
正直これまでヘッドフォンを使うケースはほとんどなかったこともあり、承知の上の購入だったし大きな不自由は感じなかったが今年になって環境がいささか変わったことでヘッドフォンの利用を少し考えるようになった…。
無論単にヘッドフォンを使うということなら、何らかのヘッドフォンを買ってMacのオーディオ出力ジャックに挿せば済むことだ。しかしやはりできることなら良い音を、そしてリラックスした使い方を目指したいと考えた。

※audio-technica、DACサポートのUSBヘッドフォンアンプAT-HA40USB
ともかく目的を達成するために必要なアイテムは2つだ。適切なヘッドフォンとヘッドフォンアンプである。
とはいえこれまたオーディオの世界は極めようとすればブラックホールであり、予算がいくらあっても足りない(笑)。そこでヘッドフォンアンプを探してみたが、最近の製品はほとんどがDAC付きだ…。しかしあくまでメインのアンプはDDA-100を使いたいしそうでなければならない。
結局ヘッドフォン利用時だけ何らかのヘッドフォンアンプを使おうと考え、最初はDDA-100と同じメーカーであるNUFORCEの製品をと思ったが、それではDDA-100と役割がダブってしまうようで面白味がないしと考えていたところ audio-technica の「AT-HA40USB」を知った。
価格も安価だしなによりも大変小型だ。サイズはH 25×W 62× D 57mm (突起部除く)で重量は約55gである。これならデスクトップの環境を邪魔しないだろうと思い、購入することにした。
正直そこそこ良い音で楽しめればと考えていたが、どうしてどうして結果は期待以上のものだった…。
「AT-HA40USB」はいわゆるUSB ヘッドフォンアンプなのでMacとは付属のUSBケーブルで接続するだけで済む。外部電源も不要だ。背面にはそのUSBポートと共に3.5mmステレオ・ミニジャック(出力)および光出力端子がある。またフロント側にはイヤフォンジャックとボリュームのつまみがあるというシンプルなものだ。


※AT-HA40USBをiPhone 5sとサイズ比較(上)とAT-HA40USBの背面(下)
ちなみに一応スペックを簡単に記しておくと、ライン出力端子では、対応サンプリング周波数:32kHz、44.1kHz、48kHz、96kHzで周波数特性:10Hz~40kHz (-3dB、96kHz時)、全高周波歪率:0.02%以下(0dBV、1kHz時)、SN比:98dB以上、規定出力:0.8Vrms だ。
そしてヘッドフォン出力端子では、対応サンプリング周波数:同上で周波数特性:10Hz~40kHz (-3dB、96kHz時)、最大出力レベル:45mW+45mW(32Ω、20mW出力時)、全高周波歪率:0.07%以下(32Ω、20mW出力時)、SN比:95dB以上という。
まあ、そんな細かなことはともかく(笑)、まずはUSBケーブルで「AT-HA40USB」とMacをつなぎ、「AT-HA40USB」のヘッドフォンジャックにヘッドフォンをつないでiTunesにある数曲を聴いてみた。
ちなみに出力時にはお馴染みの高音質化の音楽再生アプリ「Audirvana Plus」を通してみた。要は「Audirvana Plus」の Preferences を開き、Audio Systemのタブの一番上にある Preferred Audio Device を “Change” ボタンで “AT-HA40USB” に変えるだけだ。

※高音質化の音楽再生アプリ「Audirvana Plus」を使うと一段とノイズがなくダイナミックなサウンドになる
ヘッドフォンではなくイクリプス TD307MK2A スピーカーからの出力に切り換えるには同じようにPreferred Audio Device の “Change” ボタンで “NuForce USB Audio” に戻せばよい。

※「Audirvana Plus」によるスピーカーとヘッドフォンの出力切替はPreferred Audio Device の “Change” ボタンで行う
無論「Audirvana Plus」を使わない利用時には「システム環境設定」の「サウンド」設定にある「出力」からデバイスを選択することになる。
ともかくヘッドフォンから響くサウンドはダイナミックでノイズのない立体的で高音質なサウンドが出力された。

※デスクトップにあるDACのDDA-100の隣に「AT-HA40USB」を置いてみた
そういえばヘッドフォンについても記しておこう。ヘッドフォンという製品も高価な製品、反対に安物にいたるまで数え切れないほど様々なものを使ってきたが、現在はaudio-technica のAir DYNAMIC ヘッドフォン ATH-AD500X というのを愛用している。
特に高価な製品ではないが、軽くて圧迫感がなく装着が抜群に楽だからである…。
その名のとおりダイナミックオープン型でドライバー口径:φ53mm、再生周波数帯域:5~25000Hz、最大入力:500mW、インピーダンス:48Ωといったスペックを持つ。その開放型の構造上、少々音漏れがするしハウジングサイズが大きいが私はこの種のヘッドフォンを外で使うつもりはないので問題はない…。

※同じくaudio-technica のAir DYNAMICヘッドフォン ATH-AD500Xと「AT-HA40USB」
さて「AT-HA40USB」に話を戻すが、思ったより以上のパフォーマンスを感じて満足だが、ひとつ問題があるとすれば本体が小型軽量なだけにヘッドフォンを繋ぐとどうしても本体が動いてしまうことだ…。無論ゴム足はあるが厚手の両面テープなどを使って机上に固定しようかと考えている。
私のデスクトップ・オーディオ計画はこれでひとまず完結となる…。
新 iMac 27インチ(2012年版)を購入したのをきっかけとして、イクリプス TD307MK2A スピーカーおよび DACのDDA-100を揃えて私のデスクトップ・オーディオ計画は完了した…一応…。
それらにパソコンのサウンドを高音質・高機能なものにする音楽再生アプリ「Audirvana Plus」を通しているが、いまだにそのナチュラルでクリア、そしてノイズのないサウンドには聴き惚れているし満足している。
しかしただひとつ注文があるとすれば、DACのDDA-100にヘッドフォンのジャックがないことだ。
正直これまでヘッドフォンを使うケースはほとんどなかったこともあり、承知の上の購入だったし大きな不自由は感じなかったが今年になって環境がいささか変わったことでヘッドフォンの利用を少し考えるようになった…。
無論単にヘッドフォンを使うということなら、何らかのヘッドフォンを買ってMacのオーディオ出力ジャックに挿せば済むことだ。しかしやはりできることなら良い音を、そしてリラックスした使い方を目指したいと考えた。

※audio-technica、DACサポートのUSBヘッドフォンアンプAT-HA40USB
ともかく目的を達成するために必要なアイテムは2つだ。適切なヘッドフォンとヘッドフォンアンプである。
とはいえこれまたオーディオの世界は極めようとすればブラックホールであり、予算がいくらあっても足りない(笑)。そこでヘッドフォンアンプを探してみたが、最近の製品はほとんどがDAC付きだ…。しかしあくまでメインのアンプはDDA-100を使いたいしそうでなければならない。
結局ヘッドフォン利用時だけ何らかのヘッドフォンアンプを使おうと考え、最初はDDA-100と同じメーカーであるNUFORCEの製品をと思ったが、それではDDA-100と役割がダブってしまうようで面白味がないしと考えていたところ audio-technica の「AT-HA40USB」を知った。
価格も安価だしなによりも大変小型だ。サイズはH 25×W 62× D 57mm (突起部除く)で重量は約55gである。これならデスクトップの環境を邪魔しないだろうと思い、購入することにした。
正直そこそこ良い音で楽しめればと考えていたが、どうしてどうして結果は期待以上のものだった…。
「AT-HA40USB」はいわゆるUSB ヘッドフォンアンプなのでMacとは付属のUSBケーブルで接続するだけで済む。外部電源も不要だ。背面にはそのUSBポートと共に3.5mmステレオ・ミニジャック(出力)および光出力端子がある。またフロント側にはイヤフォンジャックとボリュームのつまみがあるというシンプルなものだ。


※AT-HA40USBをiPhone 5sとサイズ比較(上)とAT-HA40USBの背面(下)
ちなみに一応スペックを簡単に記しておくと、ライン出力端子では、対応サンプリング周波数:32kHz、44.1kHz、48kHz、96kHzで周波数特性:10Hz~40kHz (-3dB、96kHz時)、全高周波歪率:0.02%以下(0dBV、1kHz時)、SN比:98dB以上、規定出力:0.8Vrms だ。
そしてヘッドフォン出力端子では、対応サンプリング周波数:同上で周波数特性:10Hz~40kHz (-3dB、96kHz時)、最大出力レベル:45mW+45mW(32Ω、20mW出力時)、全高周波歪率:0.07%以下(32Ω、20mW出力時)、SN比:95dB以上という。
まあ、そんな細かなことはともかく(笑)、まずはUSBケーブルで「AT-HA40USB」とMacをつなぎ、「AT-HA40USB」のヘッドフォンジャックにヘッドフォンをつないでiTunesにある数曲を聴いてみた。
ちなみに出力時にはお馴染みの高音質化の音楽再生アプリ「Audirvana Plus」を通してみた。要は「Audirvana Plus」の Preferences を開き、Audio Systemのタブの一番上にある Preferred Audio Device を “Change” ボタンで “AT-HA40USB” に変えるだけだ。

※高音質化の音楽再生アプリ「Audirvana Plus」を使うと一段とノイズがなくダイナミックなサウンドになる
ヘッドフォンではなくイクリプス TD307MK2A スピーカーからの出力に切り換えるには同じようにPreferred Audio Device の “Change” ボタンで “NuForce USB Audio” に戻せばよい。

※「Audirvana Plus」によるスピーカーとヘッドフォンの出力切替はPreferred Audio Device の “Change” ボタンで行う
無論「Audirvana Plus」を使わない利用時には「システム環境設定」の「サウンド」設定にある「出力」からデバイスを選択することになる。
ともかくヘッドフォンから響くサウンドはダイナミックでノイズのない立体的で高音質なサウンドが出力された。

※デスクトップにあるDACのDDA-100の隣に「AT-HA40USB」を置いてみた
そういえばヘッドフォンについても記しておこう。ヘッドフォンという製品も高価な製品、反対に安物にいたるまで数え切れないほど様々なものを使ってきたが、現在はaudio-technica のAir DYNAMIC ヘッドフォン ATH-AD500X というのを愛用している。
特に高価な製品ではないが、軽くて圧迫感がなく装着が抜群に楽だからである…。
その名のとおりダイナミックオープン型でドライバー口径:φ53mm、再生周波数帯域:5~25000Hz、最大入力:500mW、インピーダンス:48Ωといったスペックを持つ。その開放型の構造上、少々音漏れがするしハウジングサイズが大きいが私はこの種のヘッドフォンを外で使うつもりはないので問題はない…。

※同じくaudio-technica のAir DYNAMICヘッドフォン ATH-AD500Xと「AT-HA40USB」
さて「AT-HA40USB」に話を戻すが、思ったより以上のパフォーマンスを感じて満足だが、ひとつ問題があるとすれば本体が小型軽量なだけにヘッドフォンを繋ぐとどうしても本体が動いてしまうことだ…。無論ゴム足はあるが厚手の両面テープなどを使って机上に固定しようかと考えている。
私のデスクトップ・オーディオ計画はこれでひとまず完結となる…。
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