外付 SSDでOS X のクローンを用意した!
昨年初めに購入したiMac 27インチだが、先般はじめて深刻なシステムトラブルに見舞われた。それなりの対策は講じていたはずが、悪いときには悪い事が重なるようで一時は頭を抱えた。結局Apple Careサポートの助けを借り、OS Xをクリーンインストールし、これまでの利用環境のみをリカバリーすることができた。
簡単にトラブルのあれこれを聞いていただくと…この1,2ヶ月前からどうにもMountain Lionのシステムが不安定になってきた。たまにFinderが落ちたりもする…。近いうちにシステム構築をし直そうと考えていた矢先だったが起動しなくなった。
勿論日々のデータはTimeMachineにバックアップしているから万一の場合はリカバリーできると考えていたが、なるべくなら不調の原因を探り出し、手軽に問題解決ができないか…などと手抜きをしようとしたのがいけなかった(笑)。


※「Samsung SSD840EVO ノートパソコンキット500GB MZ-7TE500L/IT」パッケージ(上)とその同梱品(下)
ここではシステムトラブルに関して詳しい話しは避けるが、結果としてシステムにあるはずのリカバリードライブやTime Machineのボリュームが役に立たなかったものの、万一の事を考え直前のシステムボリュームをクローンとして保存しておいたことが助けとなった。
それにしても心配だったのは iMacがFusionDriveなことだ。別のシステムボリュームから起動するとそのFusionDriveのボリュームはHDDとSSDの2つのボリュームとしてマウントする。理屈は知っていたが、通常のハードディスクと同じ考え方でリカバリーして問題ないかと不安がよぎる…。

※Samsung SSD840EVOのサイズはご覧のように小さい
それにしてもFusionDriveの効果は日々身にしみて分かっている。起動が速く、とかくシステムが重いと再起動を渋る傾向があるが、それがまったく苦にならないのだ。
今回は仕方なくUSB 3.0のハードディスクに構築したOS Xのクローンボリュームから起動してみたが、いやはやその遅いこと(笑)。無論FusionDriveが速いのは起動だけではなく、一般的なアプリケーションのパフォーマンスも素晴らしくよい。
というわけで今回のトラブルであらためて身にしみたのはFusionDriveの使い良さであった。リカバリーするにしても当然のことながらアクセスが速いわけで、クローンシステムを作るにしてもその恩恵は非常に大きい。
幸い iMacのシステムはクリーンインストールした上で、アプリケーションは勿論、これまでの環境を丸ごとリカバリーした結果、現在は問題なくそして快適に動いている。
こうした結果を考え、万一の際にスピーディにリカバリーを可能にすることを念頭にこの際に起動 OSのクローンを外付けSSDとして準備し起動ボリュームを用意しておこうと考えた。
問題は製品選びだ。安いものもあるが、スピードが出ないとか壊れやすいといった評価が低いものもあったりで、まだまだ情報が多くない製品だけに選択は難しい。またSSDの容量も最低500GBは欲しいと考え、結局「Samsung SSD840EVO ノートパソコンキット500GB MZ-7TE500L/IT」という製品を買ってみた。

※Samsung SSD840EVO本体の裏面
SSD840EVO MZ-7TE500L/ITは2.5インチサイズの厚さ7mm、100×69.85×6.8(mm)という小型なものだ。勿論容量は500GBだが、サイズはともかくその7mmという極薄さはSSDならではだ...。
実際の利用には付属のSATA/USB3.0変換ケーブルをSSD840EVO MZ-7TE500L/ITに挿し、USBコネクタをMacのUSB3.0インターフェースに接続すれば、USB2.0のボトルネックを解消でき、本来の高速性を遺憾なく発揮できるという。

※付属のSATA/USB3.0変換ケーブルとSSD840EVO
早速 iMacのUSB 3.0ポートに接続し、ディスクユーティリティでフォーマットの上で一端、現行のOS X Mountain Lionを現状のシステムからクローンとして書き込んだ…。
他に作業をしながらなのでCPUには別途負荷がかかっていたわけだが、クローンシステム作成作業は約400GBほどの容量を約1時間で完了し無事に起動も確認できた。やはりハードディスクとは書込スピードも全く違う。
Samsungジャパンのサイトによれば、一般的なハードディスクと比較してランダム読み出し速度ならびに書込速度はそれぞれ200数十倍にも達するとある…。まあまあそれをすべて鵜呑みにするわけではないが、現実問題としてOSの起動はもとよりアプリケーションのレスポンスが速いのは勿論、いざという場合のリカバリーも短時間で対処が可能なはずだ。かつハードディスクと比較して耐衝撃性や耐温度変化にも強いのは確かである。

※iMac陽、高速起動の外部SSDとして活用しようと考えている
そういえば、いまだにOS X Mavericksを常用のシステムにしていないのを訝しく思う方もいらっしゃるだろうが、Mountain Lion自体は本来かなりこなれて安定したシステムであること、そして現時点では正直リスクを負ってMavericksにする必要がないからでもある。
なぜなら愛用しているいくつかの重要アプリはいまだMavericksでは不安定という情報があるので完全には乗り換えられないでいたし、事実セキュリティの問題をOS X Mavericks 10.9は抱えていた…。
しかしこれでいつでも元の環境に戻せるわけで、今回構築したSSD側のシステム環境を最新OS X のMavericksにアップデートすることも考えている。そして現行ではSATA/USB3.0変換ケーブルを使ってはいるが、これではいかにもがさつな感じだしケーブルが短く使い勝手が良くないので近々適切なケースを入手して本格稼働に備えようと思う。
ともかくシステムトラブルの対処方法には幾多の方法があるわけだが、スピーディにリカバリーができるSSDの別ボリュームシステムを用意しておくことはTime Machineとは別の意味でも重要だとあらためて感じた次第である。
簡単にトラブルのあれこれを聞いていただくと…この1,2ヶ月前からどうにもMountain Lionのシステムが不安定になってきた。たまにFinderが落ちたりもする…。近いうちにシステム構築をし直そうと考えていた矢先だったが起動しなくなった。
勿論日々のデータはTimeMachineにバックアップしているから万一の場合はリカバリーできると考えていたが、なるべくなら不調の原因を探り出し、手軽に問題解決ができないか…などと手抜きをしようとしたのがいけなかった(笑)。


※「Samsung SSD840EVO ノートパソコンキット500GB MZ-7TE500L/IT」パッケージ(上)とその同梱品(下)
ここではシステムトラブルに関して詳しい話しは避けるが、結果としてシステムにあるはずのリカバリードライブやTime Machineのボリュームが役に立たなかったものの、万一の事を考え直前のシステムボリュームをクローンとして保存しておいたことが助けとなった。
それにしても心配だったのは iMacがFusionDriveなことだ。別のシステムボリュームから起動するとそのFusionDriveのボリュームはHDDとSSDの2つのボリュームとしてマウントする。理屈は知っていたが、通常のハードディスクと同じ考え方でリカバリーして問題ないかと不安がよぎる…。

※Samsung SSD840EVOのサイズはご覧のように小さい
それにしてもFusionDriveの効果は日々身にしみて分かっている。起動が速く、とかくシステムが重いと再起動を渋る傾向があるが、それがまったく苦にならないのだ。
今回は仕方なくUSB 3.0のハードディスクに構築したOS Xのクローンボリュームから起動してみたが、いやはやその遅いこと(笑)。無論FusionDriveが速いのは起動だけではなく、一般的なアプリケーションのパフォーマンスも素晴らしくよい。
というわけで今回のトラブルであらためて身にしみたのはFusionDriveの使い良さであった。リカバリーするにしても当然のことながらアクセスが速いわけで、クローンシステムを作るにしてもその恩恵は非常に大きい。
幸い iMacのシステムはクリーンインストールした上で、アプリケーションは勿論、これまでの環境を丸ごとリカバリーした結果、現在は問題なくそして快適に動いている。
こうした結果を考え、万一の際にスピーディにリカバリーを可能にすることを念頭にこの際に起動 OSのクローンを外付けSSDとして準備し起動ボリュームを用意しておこうと考えた。
問題は製品選びだ。安いものもあるが、スピードが出ないとか壊れやすいといった評価が低いものもあったりで、まだまだ情報が多くない製品だけに選択は難しい。またSSDの容量も最低500GBは欲しいと考え、結局「Samsung SSD840EVO ノートパソコンキット500GB MZ-7TE500L/IT」という製品を買ってみた。

※Samsung SSD840EVO本体の裏面
SSD840EVO MZ-7TE500L/ITは2.5インチサイズの厚さ7mm、100×69.85×6.8(mm)という小型なものだ。勿論容量は500GBだが、サイズはともかくその7mmという極薄さはSSDならではだ...。
実際の利用には付属のSATA/USB3.0変換ケーブルをSSD840EVO MZ-7TE500L/ITに挿し、USBコネクタをMacのUSB3.0インターフェースに接続すれば、USB2.0のボトルネックを解消でき、本来の高速性を遺憾なく発揮できるという。

※付属のSATA/USB3.0変換ケーブルとSSD840EVO
早速 iMacのUSB 3.0ポートに接続し、ディスクユーティリティでフォーマットの上で一端、現行のOS X Mountain Lionを現状のシステムからクローンとして書き込んだ…。
他に作業をしながらなのでCPUには別途負荷がかかっていたわけだが、クローンシステム作成作業は約400GBほどの容量を約1時間で完了し無事に起動も確認できた。やはりハードディスクとは書込スピードも全く違う。
Samsungジャパンのサイトによれば、一般的なハードディスクと比較してランダム読み出し速度ならびに書込速度はそれぞれ200数十倍にも達するとある…。まあまあそれをすべて鵜呑みにするわけではないが、現実問題としてOSの起動はもとよりアプリケーションのレスポンスが速いのは勿論、いざという場合のリカバリーも短時間で対処が可能なはずだ。かつハードディスクと比較して耐衝撃性や耐温度変化にも強いのは確かである。

※iMac陽、高速起動の外部SSDとして活用しようと考えている
そういえば、いまだにOS X Mavericksを常用のシステムにしていないのを訝しく思う方もいらっしゃるだろうが、Mountain Lion自体は本来かなりこなれて安定したシステムであること、そして現時点では正直リスクを負ってMavericksにする必要がないからでもある。
なぜなら愛用しているいくつかの重要アプリはいまだMavericksでは不安定という情報があるので完全には乗り換えられないでいたし、事実セキュリティの問題をOS X Mavericks 10.9は抱えていた…。
しかしこれでいつでも元の環境に戻せるわけで、今回構築したSSD側のシステム環境を最新OS X のMavericksにアップデートすることも考えている。そして現行ではSATA/USB3.0変換ケーブルを使ってはいるが、これではいかにもがさつな感じだしケーブルが短く使い勝手が良くないので近々適切なケースを入手して本格稼働に備えようと思う。
ともかくシステムトラブルの対処方法には幾多の方法があるわけだが、スピーディにリカバリーができるSSDの別ボリュームシステムを用意しておくことはTime Machineとは別の意味でも重要だとあらためて感じた次第である。
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