ラテ飼育格闘日記(390)

天気が良いと日中は散歩中に汗ばむ陽気になった…。あっ、そういえば先日散歩の帰りに友達ワンコ、ビーグル犬のハリーちゃんのお母さんと久しぶりに出会った。自転車で動物病院へ向かう途中だったので詳しい話はお聞きできなかったがハリーちゃん、足を悪くしたとのこと。すでに完治しているといいけど…。


草木が目立って生長するこの時期、人間様は花粉症などで悩まされるわけだが、アトピーを持っているラテも痒みの症状が出やすい季節となってくる。日々食事の後で薬を飲み続けていることもあり幸い一時期のような酷い様子にはなっていないが、心なしか身体を掻く度合いが多くなったような気もする…。

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※アトピーが悪化しなければよいのだが…。幸い今のところは穏やかな日常が続いている


というわけで本来なら草木の茂る場所は勿論、雑草が生えている公園や広場に近づけないことが1番だし、それは以前お世話になっていた動物病院でも言われたことだ。しかし現実はそうもいかない…。第一草木がまったく生えていない場所など我が家の中しか存在せず、外に出れば少なからずそうした世界が広がっているのだから。それにそもそもワンコはコンクリートの舗装されている場所より、土だとか砂の場所の方が好きなのだ…。

ともかく一歩外に出ればそこはすべてラテの世界だ(笑)。オトーサンは基本的にラテのリードに引きずられての散歩はしない主義だが、大きな目算の中では可能な限りラテの意志も尊重したいと考えている。危ないものやバッチイ場所は別にしてワンコがクンクン嗅ぎ回ること自体を否定しては可哀想だと思っているが、それでも1箇所を数分も動かないと人間ができていないオトーサンは痺れを切らしてラテのリードを引いてしまう(笑)。

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※石段の感触が涼しいのだろう、なかなか動こうとしないのが困る(笑)


毎回そんな攻防戦が続く散歩だが、先日初めての公園に足を踏み入れた。まあまあ当然のこととはいえ、広い地域の中でオトーサンたちが歩く範囲は限られている。それでもこのエリアに引っ越ししてきたのは昨年10月からだから、約7ヶ月の間、少しずつにしても新しい場所をと意識しながら歩いてきた。
しかしあらためてこの付近の地図を見ると公園が実に多いのに驚く。

「○○第一公園」から「○○第七公園」と名付けられた小ぷりの公園の他に「□□東公園」「△×○南公園」「○○北公園」などなど広くてそれぞれ特長のある公園がある。さらに以前住んでいた方面に足を伸ばせばこれまた馴染みになった公園が目白押しである。
まことにワンコを飼い、散歩するにはこれほど恵まれた環境はそうそう無いと思うほど緑多き土地柄なのだ。

そんな中、先日の散歩時にラテが新しい方向にリードを引くのでまずは歩んでみようと進むと中学校を通り過ぎ、道路向こう側にある小学校の脇を眺めると眼前にこれまた広い公園が広がっていた。iPhoneのマップで確認すると「○○南公園」だという…。
その日はウィークディだったからか、遠くに野球の練習場が見え、手前にはサッカーのゴールが置かれ、脇の方には木製の遊技施設があったものの人影があまりなかった。意を決したオトーサンはラテの首輪に付けた巻き取り式のリードのロックを外し、5メートルほど自由になるようにしてから緩やかな勾配を駆け下りはじめた。無論ラテはオトーサンの左側に付きつつ、嬉々とした表情で一緒に駆け下る。そして土の面が広がるエリアまで来ると気持ちが高揚したのか、オトーサンに対して遊びのポーズを取りながら駆けずり回り、時に両前足で土を掘るような動作まではじめた。

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※初めて足を踏み入れた公園でラテと走る!


オトーサンも足の膝が痛いのも忘れてしばしラテと公園の縁を走ったが、ラテは満足そうな笑顔でアイコンタクトしてくる。振り向くと向こうではオカーサンがカメラを構えてオトーサンたちの走りを望遠レンズで撮っている(笑)。
ほんの一時だが、こうして初めて足を踏み入れた広い公園の一郭を走り回ったオトーサンとラテはデジカメを向けていたオカーサンのいる所に戻り息を弾ませながらその公園を後にした。

自宅に戻る途中、やはり疲れたのかラテはオトーサンに抱っこを迫る。無論オトーサンだってそれなりに疲れたわけだが、我が娘に頼りにされては無下に嫌な顔もできない(笑)。オカーサンの呆れた顔をよそにオトーサンはラテを抱き上げ帰路を急いだ。

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※その日の散歩のフィニッシュはやはり抱っこだった(笑)


玄関でラテの身体を綺麗にしていたオカーサン曰く、いつもよりずっとラテは汚れていたとのこと。それは土埃を巻き上げながら嬉々として走り待ったからだろうが、さすがに満足し疲れたのだろう…夕食が終わるとラテは早々にフローリングに横になって目を瞑った。
しばらくしてラテを見ると、公園で走り回っている夢でも見ているのか、時折後ろ足がヒクヒクと動いているのが可愛かった…。



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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員