ラテ飼育格闘日記(338)
ラテが肉球を噛み始めた。まだ一頃のように酷いものではないが、散歩後に足を洗うときに水が滲みるのだろう「ピ~」と痛いことを訴える。これまでの数ヶ月、やっと掻き壊して抜けた毛並みも生えそろってきたのにそろそろ要注意の季節到来ということなのか…。
日中ずっと室内にいるから毎日2度の散歩はラテにとって排泄の時間というだけでなく大切な運動およびコミュニケーションの機会に違いない。
いまだに好きな猫に近づきたいとリードを引き、電線の上にとまっているカラスに吠えかかり、鳩やスズメが近くにいると猟犬としての血が騒ぐのか姿勢を低くし、静かに近づいて飛びかかる…。無論鳥たちも簡単に捕まるほど柔ではないしラテも本気の捕食活動というより…それは遊びのようだ。
ただし最近はスズメや野鳥の類の中には人を怖がらず、足元まで近づくのがいるのでオトーサンはラテをホールドするのに気を遣うときがある。

※オカーサンに耳垢を取ってもらう。大人しくしているだけでなく良い表情だ
匍匐前進して近づき、飛びかかろうとした瞬間に鳥たちに逃げられたときのラテの表情はまことに愛らしい(笑)。
それはオトーサンには照れ笑いに見えるのだ。
まるで「えへへ、失敗しちゃったぁ」という表情に思えるし、頻繁にアイコンタクトしてくるその動作はまるでオトーサンに言い訳をしているように思える。
「ね、オトーサンも見てたでしょ。もうし少しだったんだけど…まあアタシも本気ではなかったからね…ホントだよ」とでも言っているようなばつの悪い表情をする。
そんなときオトーサンはなるべく笑顔で「残念だったね!」と激励のポーズを示すようにしている。
やはりワンコとの間もコミュニケーションが大切で、どちらか一方通行では面白くないし張り合いがないと思うからだ。オトーサンの反応がなければ次第にそうしたアイコンタクトをやらなくなるに違いない。
ラテと室内で遊ぶときも短い時間だが、オトーサンも精一杯大げさなほどのボディアクションと声を出して遊ぶ。
義務感だけでボールを投げたりしてもラテは乗ってこない。またきちんとオトーサンが参加していないと面白くないらしくすぐに止めてしまうか反対にオトーサンの腕や足を鼻先で突いたりして気を入れて遊べと催促する(笑)。
やはり単に自分だけでボールを追いかけているだけでは乗らないらしく、ギャラリーがいるのといないのとではまったく違うのが愉快だ。そして要所要所でオトーサンがちゃあんと参加しているかをアイコンタクトして確認している…。

※オトーサンが即席に作ったタオルの塊を取られないように抱え込みながらガムと遊ぶ欲張りなラテ
余談だがこのワンコのアイコンタクトこそ、ワンコをワンコたらしめている重要な能力である。
本来オオカミなどは見つめ合う…凝視することを嫌う。それはガンをつけることであり喧嘩を売ることになるからだ。ワンコもそうした本能を持ってはいるものの、情報を求めて私達に目を向ける。
それは食べ物のありかだったり、私達の感情や気分、あるいはいま何が起こっているかを探るためだったりするが、これこそワンコが社会的認知スキルの持ち主であることを示すものだ。
私達同様ワンコも見つめ合うことができることはコミュニケーションに重要だし、人間の祖先がワンコの祖先に魅力を感じた大きな要因は彼ら彼女からが見つめる存在だったからに違いない。
さて、そもそもラテはワンコとして些か表現がオーバーなようだ。
オトーサンはラテ以前にワンコを飼ったことがないために単純比較はできないが、保護したラテを3ヶ月ほど預かってくれていた方が「この子は表現がオーバーですから惑わされないように…」と冗談半分に言われていたことを思い出す。
その方は自宅で飼っているワンコはもとよりボランティアで多くのワンコの一時預かりをされてきた方なので様々なワンコを実際に育ててきた人なのだ。その方がラテのことを表現がオーバーだから…とおっしゃるのだから間違いはないのだろうし事実オトーサンたちも日々それを感じている。


※久しぶりにボーちゃんと「いっちょう遊びますか?」と...(笑)
表現がオーバーといっても決して乱暴とか粗雑だというのではないし夜は勿論、オトーサンたちから見て無駄吠えをすることはないが、好き嫌いが激しく特に好きな人間に対して、あるいは興が乗ったときの態度や表情および雄叫びは確かに大げさだ(笑)。
先日の朝の散歩で幼犬時代からの友達ワンコである柴犬、ぽん吉君(雄)がオトーサンに連れられて遊歩道を歩いているのに出会った。
ぽん吉君のオトーサンはその膝に両前足を掛けて顔を舐めようとするラテをしばし可愛がってくださったが、それが嬉しかったのかその後しばらく遊歩道を歩きながら「オ〜ン、ワンワン!」と叫びながら歩く(笑)。それはまるで大声で唄でも唱っているようだが、喧嘩相手のワンコでも近づいて来たのならともかく、吠える相手がいないのに歩きながら吠え続けるワンコも他にはあまりお目にかからない…。
なんだかその吠え方は威嚇ではなくどこか得意そうであり、楽しんでいるように思えるが、たまたま路地の向こうで自宅の周りを掃除していたお婆さんは何事かと、箒とちりとりを両手に持ったまま、腰を伸ばしてこちらを眺めていた(笑)。
日中ずっと室内にいるから毎日2度の散歩はラテにとって排泄の時間というだけでなく大切な運動およびコミュニケーションの機会に違いない。
いまだに好きな猫に近づきたいとリードを引き、電線の上にとまっているカラスに吠えかかり、鳩やスズメが近くにいると猟犬としての血が騒ぐのか姿勢を低くし、静かに近づいて飛びかかる…。無論鳥たちも簡単に捕まるほど柔ではないしラテも本気の捕食活動というより…それは遊びのようだ。
ただし最近はスズメや野鳥の類の中には人を怖がらず、足元まで近づくのがいるのでオトーサンはラテをホールドするのに気を遣うときがある。

※オカーサンに耳垢を取ってもらう。大人しくしているだけでなく良い表情だ
匍匐前進して近づき、飛びかかろうとした瞬間に鳥たちに逃げられたときのラテの表情はまことに愛らしい(笑)。
それはオトーサンには照れ笑いに見えるのだ。
まるで「えへへ、失敗しちゃったぁ」という表情に思えるし、頻繁にアイコンタクトしてくるその動作はまるでオトーサンに言い訳をしているように思える。
「ね、オトーサンも見てたでしょ。もうし少しだったんだけど…まあアタシも本気ではなかったからね…ホントだよ」とでも言っているようなばつの悪い表情をする。
そんなときオトーサンはなるべく笑顔で「残念だったね!」と激励のポーズを示すようにしている。
やはりワンコとの間もコミュニケーションが大切で、どちらか一方通行では面白くないし張り合いがないと思うからだ。オトーサンの反応がなければ次第にそうしたアイコンタクトをやらなくなるに違いない。
ラテと室内で遊ぶときも短い時間だが、オトーサンも精一杯大げさなほどのボディアクションと声を出して遊ぶ。
義務感だけでボールを投げたりしてもラテは乗ってこない。またきちんとオトーサンが参加していないと面白くないらしくすぐに止めてしまうか反対にオトーサンの腕や足を鼻先で突いたりして気を入れて遊べと催促する(笑)。
やはり単に自分だけでボールを追いかけているだけでは乗らないらしく、ギャラリーがいるのといないのとではまったく違うのが愉快だ。そして要所要所でオトーサンがちゃあんと参加しているかをアイコンタクトして確認している…。

※オトーサンが即席に作ったタオルの塊を取られないように抱え込みながらガムと遊ぶ欲張りなラテ
余談だがこのワンコのアイコンタクトこそ、ワンコをワンコたらしめている重要な能力である。
本来オオカミなどは見つめ合う…凝視することを嫌う。それはガンをつけることであり喧嘩を売ることになるからだ。ワンコもそうした本能を持ってはいるものの、情報を求めて私達に目を向ける。
それは食べ物のありかだったり、私達の感情や気分、あるいはいま何が起こっているかを探るためだったりするが、これこそワンコが社会的認知スキルの持ち主であることを示すものだ。
私達同様ワンコも見つめ合うことができることはコミュニケーションに重要だし、人間の祖先がワンコの祖先に魅力を感じた大きな要因は彼ら彼女からが見つめる存在だったからに違いない。
さて、そもそもラテはワンコとして些か表現がオーバーなようだ。
オトーサンはラテ以前にワンコを飼ったことがないために単純比較はできないが、保護したラテを3ヶ月ほど預かってくれていた方が「この子は表現がオーバーですから惑わされないように…」と冗談半分に言われていたことを思い出す。
その方は自宅で飼っているワンコはもとよりボランティアで多くのワンコの一時預かりをされてきた方なので様々なワンコを実際に育ててきた人なのだ。その方がラテのことを表現がオーバーだから…とおっしゃるのだから間違いはないのだろうし事実オトーサンたちも日々それを感じている。


※久しぶりにボーちゃんと「いっちょう遊びますか?」と...(笑)
表現がオーバーといっても決して乱暴とか粗雑だというのではないし夜は勿論、オトーサンたちから見て無駄吠えをすることはないが、好き嫌いが激しく特に好きな人間に対して、あるいは興が乗ったときの態度や表情および雄叫びは確かに大げさだ(笑)。
先日の朝の散歩で幼犬時代からの友達ワンコである柴犬、ぽん吉君(雄)がオトーサンに連れられて遊歩道を歩いているのに出会った。
ぽん吉君のオトーサンはその膝に両前足を掛けて顔を舐めようとするラテをしばし可愛がってくださったが、それが嬉しかったのかその後しばらく遊歩道を歩きながら「オ〜ン、ワンワン!」と叫びながら歩く(笑)。それはまるで大声で唄でも唱っているようだが、喧嘩相手のワンコでも近づいて来たのならともかく、吠える相手がいないのに歩きながら吠え続けるワンコも他にはあまりお目にかからない…。
なんだかその吠え方は威嚇ではなくどこか得意そうであり、楽しんでいるように思えるが、たまたま路地の向こうで自宅の周りを掃除していたお婆さんは何事かと、箒とちりとりを両手に持ったまま、腰を伸ばしてこちらを眺めていた(笑)。
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