Apple WWDC 2014 基調講演終了

WWDCの基調講演が終了した。長い間WWDCの情報を追ってきたが、確か2011年のとき以上にWWDCらしい2時間だったといえる。一部で相変わらず期待されていた新しいハードウェアの発表は一切なく iOS 8および OS X Yosemiteならびに開発者向けKItの話題に終始した。


WWDCは申し上げるまでもなく開発者向けのイベントであり、その開催も昔は一般ユーザーの興味を引くものではなかった。しかし記憶に新しいところでは最初のiMacをAppleに復帰したスティーブ・ジョブズが1998年のWWDCで発表してからその動向に市場の眼が向くようになった。

wwdc2014.jpg

※WWDC 2014の基調講演における Apple ティム・クック CEO


今回もiPhone 6や、もしかするとiWatchといった次世代ハードウェアの発表があるのではないかと期待されていたが、まったくハードウェアの新製品情報には触れなかったWWDCとなった。

とはいえ決してつまらない内容だったわけではなくひとつひとつの発表を咀嚼すればAppleらしい…Appleでしかなし得ない素晴らしい煌めきが多々見られたし、今回のOSならびに多くの開発者向けKitのリリースは次世代ハードウェア登場への伏線といった感じもしないでもない…。
WWDCらしい基調講演だったといえよう。

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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員