ラテ飼育格闘日記(337)

ラテとの毎日の散歩は体力的には時に辛い場合があるものの、総じてオトーサン自身の健康管理にも多いに役立っているはずだ。その散歩も近年はiPhoneのおかげでハイテク散歩(古い言い方だ…笑)に変貌し、そもそも散歩というなかなか客観的には捉えにくいその結果が視覚化できるようになったのでこれまた歩くのが楽しいのである。                                                                                         
ラテが2006年12月に我が家に来てから1日2回あるいは3回の散歩は欠かせないものとなったが、正直オトーサンは無我夢中だった。
とにかく生後6ヶ月程度という幼犬だったから何にでも興味を持ち、口に入るものは拾い食いするし落ち葉が舞えば飛びかかる。そしてすれ違う人にはいちいち愛想を振りまくというワンコだからして一瞬でも目が離せなかった。その上にオトーサンはこれまでワンコを飼った経験がなくまったくのビギナーだったから要領もなにも…まったく分からなかった。ただただ事故のないように危険なことはさせず近づけずと注意をはらっていたから毎日の散歩を無事に終えることに注視していた。

LAtte337_05.jpg

※今日もまた新緑のアーチの中をラテと散歩


そんな状況だったから半年ほどは散歩を楽しむとか散歩を自身の健康管理に役立てようなどということに意識を向けることもできないでいた。
いや、健康管理どころかそれまでろくに歩きもしなかったオトーサンが急に1日7キロとか8キロも歩き、時に走ったりを続けたから膝関節は悲鳴をあげ、リードを巻き付けている左腕の肘までもが痛みで肩より上に上がらなくなったりもした。問題はオトーサン自身が自分でどれほど歩き、運動しているのか...という自覚もなく闇雲に動き回っていたというのが本当のところだった。

LAtte337_06.jpg

※散歩の途中でお会いした友達ワンコ、ハリーちゃんのオカーサンに熱烈なチューを(笑)


とはいえラテは…特に幼犬時代のラテは言い聞かせれば即理解してくれる相手ではなかった。「はい、ここで今日は終わり」とUターンしようとしてもラテは踏ん張って動かない。ついつい無理をしてしまうのである(笑)。
自宅に戻っても疲れたという感覚はあっても今日どれほどの距離を歩いたのか、あるいは歩数を消化したのかも分からないわけであり、まずいという前に面白くないと考え、一時万歩計を持ち歩くがこれまた面白味に欠けすぐに飽きるというより携帯することを忘れた(笑)。しかしその後、2008年7月に登場したiPhone 3Gを手にしたときからGPSを使ったり、歩いた距離や歩数、消費カロリーや地図上で歩いた場所を記録してくれるアプリを活用して自分自身の運動量をモニターするよう心がけた…。
やはりビジュアル化と共に毎日の結果が記録されていくのが励みになる。

LAtte337_09.jpg

※見てください! この魅力的な流し目を(笑)


特にiPhoneアプリの「RunKeeper」というソフトは便利に使ってきた。散歩の後で地図を確認しながらどこを歩いたのかを確認できる機能は大変面白いし次の散歩にも参考になる。
ともかくこれで自分が1日どれほど歩いたのかは把握できるようになったが、それはオトーサン自身が感心するほどの結果だった。なぜなら毎日軽く10,000歩数を超えていたからである(笑)。これでは足腰にガタがくるはずである。
なにしろ月1回の定期検診にいくクリニックの婦長が「松田さん、それ歳の割に歩き過ぎよ!」と呆れ、遠慮もなく切り捨てたほどなのだ(笑)。

前記したように一頃は医者から1週間に1,2度で良いから1日8,000歩から10,000歩を歩くように心がけろと忠告されたもののまったくといって良いほど目標達成には至らなかったわけで、ラテ様々でもある…。それに朝晩すれ違う人たちの中には同年配、いやオトーサン以上の年代の人たちが苦しげに眉間にシワを寄せ、見るからに辛そうなジョギングやウォーキングをしている姿が目立つが、失礼ながらあれでは続かないだろうと思う。オトーサンもラテがいるからこその散歩だということは骨身にしみて理解しているつもりだ。

問題は必要以上に無理をせずに続けることに違いない。
ところでごく最近手に入れた「UP by JAWBONE」という腕輪タイプのライフログリストバンドは身体を動かすことを楽しくさせてくれる。

LAtte337_07.jpg

※運動量や睡眠、食事のログなどを記録管理できる腕輪タイプのライフログリストバンド「UP by JAWBONE」


このアイテムは運動する時だけ装着するとか持って外出…といったものでなく24時間腕にはめている事を前提にしたリストバンドでその優れた加速度センサーとアルゴリズムの妙で運動だけでなく睡眠のモニターもやってくれるし、少しの努力で毎日の食生活をもビジュアルにモニターし毎日の生活の質向上への橋渡しをしてくれる。そしてiPhoneと同期を取ればそのライフログをビジュアルに記録してくれる。それに「UP by JAWBONE」は基本的には充電以外、腕に着け続けるのが原則な製品なので散歩の際に持ち忘れたということもない。

同じ時間をウォーキングで費やすとしても、ただ漠然と歩くだけでなくラテと共に自分たちの動きを意識しつつ、気持ちを通わせながら散歩したいものだし、だからこそ毎日続くのだと思う。
ワンコとの散歩と「UP by JAWBONE」は相性がよいので特にiPhoneユーザーにはお勧めである。

またiPhoneのアプリとしてインストールしてある「雨メッシュ」というアプリにも助かっている。これは雨雲の動きを5分毎に確認できるもので自分のいる位置が後どれほどで雨雲に覆われるか、それが弱い雨か強い雨か、あるいは後どれほどで止みそうなのかがビジュアルでわかるというものだ。
無論完全ではなく天気雨といったケースもあるわけだが、有効利用すれば雨雲の合間をぬってラテとの散歩をする事ができるわけでとても重宝している。
ともあれiPhoneひとつで随分と毎日の暮らしはもとよりだが、ラテとの散歩も変わったのだ。
関連記事
広告
ブログ内検索
Macの達人 無料公開
[小説]未来を垣間見た男 - スティーブ・ジョブズ公開
オリジナル時代小説「木挽町お鶴御用控」無料公開
オリジナル時代小説「首巻き春貞」一巻から外伝まで全完無料公開
ラテ飼育格闘日記
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

mactechlab

Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員