ANKER社の大容量モバイルバッテリー Anker Astro 3 レポート

ここのところAnker社の製品を立て続けに3種類購入した。それらはLightning USBケーブル、40W 5ポート USB急速充電器 ACアダプタそして今回ご紹介する12000 mAhの大容量モバイルバッテリー Anker Astro 3 (第2世代)である。モバイルバッテリーはすでに数種持っているが友人知人たちの評判がよいので手に入れた…。


ところでメーカーのANKERという会社…承知の方も多いと思うが、2009年に米Google出身の数名によって創業された会社である。同社のサイトによれば「ユーザーの生活をより便利に、快適にする製品を、信頼できる品質・お求めやすい価格で提供すること」をミッションとしている…とある。
前記した製品たちをはじめ、いくつか市場に出ている製品があるが、派手さはないものの大切な部分をきちんと押さえた良心的な製品たちばかりである。そして米国および英国をはじめとした欧州各国で、高い評価を得ているという。

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※Anker社製、12000 mAh 大容量モバイルバッテリー Anker Astro 3 (第2世代)パッケージ


さてモバイルバッテリーの購入ポイントをあらためて考えると「安全」「確実」「高速」だと思う。製品のデザインやら作りが雑というのでは困るがiPhoneを始めとして大切なガジェット類の充電に関わるわけだからこの3点は譲れない。その上でできるだけ安価にそして使いやすいサイズおよびデザインの妙も良いに越したことはない…。

Anker Astro 3を実際に手にしてみるとパッケージを含めて簡素ながら丁寧な物作りを感じさせメーカーの誠実さが伝わってくるようだ。ポーチが付属しているのは昨今では珍しくないが、パッケージケースを開けた蓋の上側には “Thanks for choosong Anker!” と印刷されているだけでなく日本語を含む小型ながらもきちんとしたマニュアルが添えられている。その他これまた小型の印刷物だが、二つ折りの一方に “Happy?” 、その反対側に “Not happy?” とサポートの情報ならびに万一トラブルに遭った場合の連絡先などが明記されている。ちなみに日本支社であるアンカー・ジャパン株式会社のサポート電話番号まで記されている…。

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※パッケージの蓋を開けるとその裏面に “Thanks for choosong Anker!” と印刷されていた


今回購入したAnker Astro 3にはブラックとホワイトの2種があったが私はホワイトをした。そのボディはどこか艶消しで良質の陶磁器のようで素敵である。
肝心のスペックだが、バッテリー容量は12000 mAh (iPhone を6回フル充電可能)と十分だしサイズもこのクラスの製品としては小型だろう(111×83×26mm 300g)。そして片面サイドに本体充電用のマイクロUSB端子一基と出力USB端子が3基装備されている。

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※Anker Astro 3をiPhone 5sとならべてみた


ちなみに3基のUSB端子はどれも同じ規格であり、合計出力は5V/4Aまでならすべてのポートが同時に使える。また本製品の特長は “ PowerIQテクノロジー ” と呼ばれる機能搭載にある。これは例えばスマートフォンと充電器の相性が存在しバッテリーのなかには、フルスピード充電を謳っているにもかかわらず最適な電流を送れない製品も多くあるという。PowerIQテクノロジーはポートに接続された機器を自動的に検知し、デバイスに最適な電流を送ることができるため、どのようなUSB充電機器を繋いだ場合でも、迷うことなくフルスピード充電が可能になるという。

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※Anker Astro 3のポート部分とスマートLED


またAnker Astro 3のユニークな点はiPhoneなどを充電する際、USBケーブルで接続後にAnker Astro 3本体を軽く振ると充電がスタートする点だ。したがって充電ボタンなどはない訳だが、その際フロント側ポートに近い位置にリング形のスマートLEDが点滅をはじめる。さらにバッテリーの残を確認したい場合もAnker Astro 3本体を振ればリング形LEDが点滅し、そのリングの形により10%刻みの残量が分かる仕組みになっている。なお iPhoneなどへの充電をが終了すればLEDは消える。

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※Anker Astro 3 および同社のLightningケーブルでiPhone 5sを充電中


造作も雑なところがなく、また保証期間も18ヶ月という点にも好感が持てる。しばらくはメインのモバイルバッテリーとして使ってみるつもりだ…。





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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員