FMACCG:ハードウェアの部屋【9】1998年3月8日~ 1998年8月19日[完]

長きにわたり私がシスオペとして関わったNIFTY-Serveのフォーラムログ公開を「談話室」「ソフトウェアの部屋」そして「ハードウェアの部屋」とカテゴリー毎にお届けしてきたが、今回で保存記録が最後となるため当然このシリーズも最終項となる。あのApple再生の鍵となったボンダイプルーのiMacの発売日と価格が決まった情報で終わりとなる...。


FMACCG:ハードウェアの部屋【9】1998年3月8日~ 1998年8月19日

119/151 SDI00116 松田 純一    FUJIFILM製FinePix700レポート1
( 9) 98/03/08 12:42 コメント数:1

デジカメの話題です(^_^)。
3月4日発売の150万画素で10万円を切るデジタルカメラとして話題に
なっているFUJIFILM製FinePix700を早速GETしました。

NIFTY_H9_01.jpg

FinePix700の記録メディアはスマートメディアですが、実際の利用は
データ容量が大きいので8MBの仕様のものが必要です。
面白いのはこの8MBのスマートメディアが3枚組になっているパック売
りがあることです。ずいぶんと安くなったとはいえ少し前にはパック売
りなんて見たことはなかったのですがね...(^_^;)。それだけ不可欠なもの
になったんでしょう。
したがって現実には8MBのものを4,5枚は携帯したいところです。
なにしろお試し用として付属している2MBのスマートメディアでは最高
画質のFINEで撮ると2枚しか撮影できないからです。ちなみに8MBだと
FINEで11枚、NORMALだと22枚撮影できます。またそれぞれ解像度は
1280×1024ピクセルですが640×480ピクセルでの撮影も可能になっ
ています。

早速三日間、持ち歩いて使ってみた感想を以下に書いてみたいと思いま
す。
まずその大きさですが見た目、SONYのサイバーショットを縦にした感
じで実際にその質感も似ていると思います。いわゆる安物の感じではな
く高級感はあります。シャッター回りなどはコンタックスT2をお手本に
したようなカーブを描いています(^_^;)。
携帯性は抜群です。手のひらに収まるような小型ですからポケットなど
収納するのに不便はないでしょう。しかし小型故に手から滑って落とし
てしまいそうな感じもしますので付属のストラップは必ず付けて手首に
でも巻いておいたほうがよいでしょう。
右手でにぎると表と裏の部分に滑り止めのグリップがありますがこれだ
けではちょっと不安です。
バッテリとスマートメディアを含んでも300g程度の重さしかありませ
ん。

【つづく】
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SKOSHING SYSOP 松田純一
SDI00116@niftyserve.or.jp
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120/151 SDI00116 松田 純一    RE:FUJIFILM製FinePix700レポート1
( 9) 98/03/08 12:44 119へのコメント コメント数:1

個人的な感覚としてカタログで見ていた時にはこの縦型の形状はあまり
好きでなかったのですが、実際に手にしてみるとそのデザイン意図が分
かったような気がします。
このくらい小さなボディの裏に液晶を置き右手で操作するとなるとホー
ルドしながら液晶を見るにはこの形状しかないような感じがします。そ
してパワースイッチやモードダイヤルなどの操作はすべて片手で済んで
しまうようになっている点は現実的で使いやすいと思います。したがっ
てこのFinePix700の操作、すなわち撮影や液晶による確認などの作業
を除くと日常の設定では液晶を頼る必要はほとんどありません。
さらにフラッシュの設定とマクロ撮影のスイッチボタンはメインのダイ
アルではなくカメラ上部に別に用意されているため右手で基本的な設定
をしながら例えば左手でこれらフラッシュの設定をする...なども躊躇す
ることなくスムーズな利用ができるような設計になっていることを感じ
させます。

バッテリーは小型のリチウム電池ですがスペックを見るとフル充電する
と300枚ほど撮影できるとのこと。実際に4日夜に十分したバッテリー
のままフラッシュ利用を含めて50数枚撮影し、人に見せるために液晶
を頻繁にON,OFFを繰り返したはずですが8日のいま現在に確認しても
バッテリーの表示は減っていません(^_^)。したがって旅行などでも頻繁
に電源を切るようにしてれば予備の1本を持参するとゆうに一日使える
と思います。
液晶は大変きれいです。美しいです(^_^)。撮影時、リアルタイム表示は
いささかスムーズさに欠けますが気になるほどではありません。
マクロ撮影も9cmまで近づけますし、液晶で確認しながらの撮影もでき
ますので実用的です。

【つづく】
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SKOSHING SYSOP 松田純一
SDI00116@niftyserve.or.jp
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121/151 SDI00116 松田 純一    RE:FUJIFILM製FinePix700レポート1
( 9) 98/03/08 12:45 120へのコメント コメント数:1

これからの課題もあります。コストに依存してくる問題であることは承
知していますがまず改良してほしい点はレンズが常にむき出しになって
いる点。液晶はともかく、レンズをさわったり、ポケットの中で埃や傷
がついてしまうような気がしてどうも安心していられません(^_^;)。
せめて専用のフィルタでもほしいところですね。
それからこれはFinePix700だけの問題ではありませんが150万ピクセ
ルものデータをスマートメディアにもっと早く書き込めないものでしょ
うかね。
勿論DS-300のようにエクステンションユニットなど、オプションのメ
モリを付ければ何とかなるんでしょうが...。個人的には数万高くてもそ
うした工夫が欲しいです。
5秒程度のタイムラグは仕方がないし、良い方だと思いますが写真を撮
るという基本的なことを考えるとシャッターチャンス逃してしまうこと
になりかねないからです。

さて問題の画質ですが、150万ピクセルの画質および富士写真の色づく
りはさすがにカメラメーカーのものであり綺麗です。ただし室内などの
ストロボ撮影が必要な場合の結果はDS-300による結果の方が良いよう
です。まだテストが不十分などで結論は出せませんが、その差はストロ
ボの撮影可能距離(調光距離)がDS-300よりかなり短く、約0.3~2.5m
しかないことのように思われます。ちなみにDS-300は本格的なマニュ
アル撮影が可能なためガイドナンバーの変更により最大調光距離も変わ
ります(ISO400 ガイドナンバー23.0~29.6時に最大6.6m)。
DS-300と共にNORMAL設定(画像圧縮率1/8)によるフラッシュ撮影の
結果を見るとFinePix700による方が暗い部分に圧縮によるブロック化
や階調差が目立ちます。そしてこれを例えばEPSON PM-750Cというプ
リンタでハガキ大に印刷するとその差はもっと顕著になりました(^_^;)。
モニタ上での確認も二倍に拡大してみると暗い部分に色むらが目立つ場
合があります。
結論は自然光でフラッシュを必要としない場合には150万ピクセルの威
力を最大限に生かした結果を期待できますが暗くフラッシュが必要の場
合はNORMALではなくFINEでの撮影をお勧めします。勿論FINEだからと
いって前記の問題がすべてカバーできる場合ばかりではありませんが...。

【つづく】
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SKOSHING SYSOP 松田純一
SDI00116@niftyserve.or.jp
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122/151 SDI00116 松田 純一    RE:FUJIFILM製FinePix700レポート1
( 9) 98/03/08 12:45 121へのコメント コメント数:1

私の最大の興味はその150万画素の威力がどの程度のものであるかとい
う点とすでにDS-300を持っている一人として「FinePix700はDS-300
を必要としないとか...」という点にありました(^_^;)。
その点の結論としてはまだまだDS-300の存在価値はあるということを
実感しました。FinePix700には本格的なズームはありませんしこれまた
本格的なマニュアル撮影機能はありません。そしてDS-300は別売のエク
ステンションユニットを使うことで最大秒間12コマの連写が可能など
写真を確実に撮影するという最も基本的な部分に必要な長所を備えてい
ます。FinePix700は私のいまの感じだとDS-300を越える製品ではな
いしメーカーとしてもそうした位置づけで開発したのではないでしょう。
しかしFinePix700の最大の売りは、150万画素で実売8万円台の価格、
そしてその小型軽量のボディにあると思います。
鞄やポケットに気軽に入れて持ち歩ける高画質のデジタルカメラとして
メガピクセル時代に突入した市場にさらに大きな刺激を与える製品にな
ることでしょう。

ただより多くのパソコンユーザーがこうしたメガピクセルのデジカメを
どのように使うのか...はそうした業界の中にいる一人として大いに気に
なるところです。なぜなら1280×1024という画質はいまや雑誌の小さ
な写真程度なら実利用できるクオリティを持つようになりましたし画質
よりスピードを重要視するある種の報道写真や保険会社、建築現場など
などで大いに威力を発揮するはずです。また小型のカラープリンタに出
力することを念頭に入れるなら解像度は高い方がいいわけです。
しかし1280×1024の画像はホームページのデータ集めや電子アルバム
作成など、モニタ上で利用する部類ならすでにオーバースペックのよう
な気がします(^_^;)。
PhotoshopでFinePix700のFINE画像をオープンするとその容量は3.7
MBにもなります。確かに現在ハードディスクやメモリは安価になり大容
量のものを乗せているユーザーも多いでしょうが、さてデジカメの解像
度競争がますます激化するであろうことを考えるとちょっと複雑な気持ち
になってしまいます。

しばらくこのFinePix700を携帯してより実利用面での検証をしてみたい
と思います。

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SKOSHING SYSOP 松田純一
SDI00116@niftyserve.or.jp
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123/151 SDI00116 松田 純一    RE:FUJIFILM製FinePix700レポート1
( 9) 98/03/14 19:30 122へのコメント

FUJIFILMのFiunePix700についての続報レポート

この小型軽量さはその150万画素の魅力と共にFinePix700最大
のセールスポイントだが、やはり落としてしまいそうで心配。
まあそれはストラップに手を通し自分で注意するしかないが鞄に
そのまま放り込むのもレンズが心配.....ということで本日専用の革
製のケースを買ってきた。2,550円だったが背面にベルトを通す
ことができるようになっている。常時使う時は便利だろう...。

で、日常持ち歩く事にしたがせっかくの150万画素であるからに
してその撮影した画像もこれまでにないクオリティの高いもので
ありたいと一番綺麗な撮影設定であるFINEモードで撮っている。
問題はこれだと8MBのスマートメディアに11枚しか撮影できない
ことだ。
すでに書いたように一枚撮影する毎にスマートメディアに書き込
む時間が約5秒程度かかるため、しゃかしゃかと連写はできない
がそれでも11枚はあっという間に終わってしまう。
メディアを取り替えるのは簡単だが、簡単でも頻繁に取り替える
のはやはり面倒くさい。一日も早く16MBとか32MBの容量を持つ
スマートメディアが出て欲しい(^_^;)。

で、FINEにより撮影したデータをEPSONのPM-750Cで印刷して
いるがやはり綺麗である。小型のカメラで撮影した紙焼き写真と
同じL版の大きさに印刷して比較してみたが、ちょっと見には区別
がつかない(^_^)。いやホント。
ルーペでのぞくとPM-750Cで印刷した画像はドットの構成が分か
るが例えばうちの母親あたりに何も言わないで渡せば、プリンタで
印刷したとはまったく思わないだろう。疑わずアルバム整理を始め
るのではないか(^_^;)。
カラープリンタもここまで来たかとあらためて感心するしそれだけ
の解像度を持つ画像が取れるデジカメが出てきたのだから思えば大
したものである。

昨年、当社の札幌でのイベント「Macintoshの匠たち」でデジカメ
のセミナーを私がやらせていただいた。その折りデジカメの今後と
いう部分で「競争激化」の上で結局「写真・カメラメーカーのデジ
カメが最終的に残るだろう」という大胆な?予測を申し上げた。

NIFTY_H9_04.jpg

※札幌でのイベント「Macintoshの匠たち」におけるゲストの方々。評論家の紀田順一郎氏をはじめMac Fan編集長、MACLIFE編集長、立野康一氏など多彩な方々に集まっていただいた

その予測が当たるかどうかはもうしばらく市場を眺める必要がある
だろうが、このFinePix700は確実にこれからの製品のひとつのハー
ドルになるに違いない。

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SKOSHING SYSOP 松田純一
SDI00116@niftyserve.or.jp
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127/151 SDI00116 松田 純一    RE:PowerShot A5
( 9) 98/04/29 20:06 126へのコメント コメント数:2

鵜沢さんがアップされたCANONのPowerShot A5によるスティッチモード
の画像を登録しましたので興味のある方はご覧下さい。
なかなかきれいにつながっていますよねぇ(^_^)。色合いも特に調整さ
れていないとすれば自然な感じですね。

バッテリの持ち具合はスペックできには分かりましたが、同梱されて
いる充電タイプの電池がニッケル水素なんですか?
是非実際の持ち具合をまたお知らせください(^_^)。

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SKOSHING SYSOP 松田純一
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128/151 SDI00116 松田 純一    RE:PowerShot A5
( 9) 98/04/29 21:50 127へのコメント

いけねぇ...(^_^;)。私の聞きたいこと、鵜沢さんのアップされた
中にちゃんと書かれていましたね。すみません(笑)。

私がそのPowerShot A5でいいと思うのはレンズバリアがあること
ですね。

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SKOSHING SYSOP 松田純一
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130/151 SDI00116 松田 純一    実際に見たNew PowerBook G3
( 9) 98/05/24 16:04 コメント数:1

今日、ショップへ買い物に出かけたらNew PowerBook G3が一台展示
してありました。とはいってもPowerBook G3 233/12"でしたが.....。
どこかの雑誌にも書いてありましたが、実物は確かに小さくはないので
すが、重さを感じさせない雰囲気があるのが不思議です(^_^)。
また雑誌などで見た印象と実物との差で一番感じたのはホワイトのアッ
プルマークです。
雑誌で見た印象だとかなり大きく感じたのですが実物を見た第一印象で
はバランスが良いと思いました。
どうせなら(何がどうせなんだか...笑)6月発売というG3 250/13"を欲し
いところですがメモリを実装32MBから96MBくらいに増設したとして
実売いくらくらいになるのでしょうか?(^_^;)。

しかしこの新しいPowerBook G3を眺めていると、その内にiMacみた
いなツートンカラー、それも一部はスケルトン...だなんていう製品が登
場しそうな予感がしますが、どう思います(笑)。

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SKOSHING SYSOP 松田純一
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135/151 SDI00116 松田 純一  RE:Re^2:Re:実際に見たNew PowerBook G3
( 9) 98/05/25 22:21 133へのコメント

こごめさん、こんにちは(^_^)

>>「どうせなら」というひとことと松田さんだからという先入観が...^_^;

なんですか~あ(笑)。そりゃあ...(^_^;)。
私も入手できるとしてせいぜい250/130で十分ですね。やはりバックサイド
キャッシュは欲しいしTFT液晶は欲しい、1152×870ピクセルで1677万色欲
しい...となると250/130はクリアしたい...(笑)。
ま、言うだけならタダだもんね(^_^;)。

私はiMacよりこのNew PowerBookが欲しいですね。

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SKOSHING SYSOP 松田純一
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136/151 SDI00116 松田 純一  RE:Re^2:Re:実際に見たNew PowerBook G3
( 9) 98/05/25 22:24 134へのコメント

有田さん、ご無沙汰です(^_^)

>>はい、了解です。
>>そーか、松田さん効果でしたか・・・

ありゃ...了解しちゃいましたか(笑)。しかしこのNew PowerBook G3
は良く出来ていますね。ただ店頭で2400cとならべて展示するのはど
うかと思いますけどねぇ(^_^;)。
その大きさと重さは覚悟していても2400cと比較するとやはり大きい
ですもの(笑)。

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SKOSHING SYSOP 松田純一
SDI00116@niftyserve.or.jp
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140/151 SDI00116 松田 純一    Apple Studioディスプレイの謎?
( 9) 98/06/07 22:33 コメント数:1

今日札幌の二カ所でApple Studioディスプレイを見ました。
気になったことがあるのでレポートします。

NIFTY_H9_02.jpg

すでに談話室に書き込んだとおり、東京秋葉原のイケショップおよびLAOX
MAC館で見ましたが、その表示は大変きれいで説得力がありました。しかし
今日札幌のとあるショップで見たApple Studioディスプレイはそのテキスト
表示がとても汚いのです。
ディフォルトの大阪フォントが滲んでいるのですがグラフィックはその点は
目立ちません。
同じ製品ではないようなほどこの汚いディスプレイが調整で直るものなのか
が知りたいところですが、汚いまま置いてある大型店の神経も疑ってしまい
ました(^_^;)。
お買いになる方はご注意ください...ったって、どうしたらいいのですかねぇ
(笑)。

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SKOSHING SYSOP 松田純一
SDI00116@niftyserve.or.jp
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142/151 SDI00116 松田 純一    RE:Apple Studioディスプレイの謎?
( 9) 98/06/08 22:16 141へのコメント

そうでしたか(^_^;)、今度汚い文字のApple Studioディスプレイを
見たらちゃんと直しておいてあげましょう!
あの表示を見たら購買意欲が無くなってしまいますから...(^_^;)。

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SKOSHING SYSOP 松田純一
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147/151 SDI00116 松田 純一    New PowerBook G3レポート
( 9) 98/06/15 22:06

New PowerBook G3/250 13" レポート

New PowerBook G3/250 13"を入手しました。先週の12日(金曜日)に...。
そのいきさつはともかく(^_^;)、早速土日に仕上げなければならない事をや
りながら使ってみました。

パッケージは手提げ型の箱ですが本体の写真と共に両サイドはグリーンに
印刷され、中央に大きめの白いアップルマークがあるというなかなか素敵
な段ボールです。
このグリーン...何というのでしょうか? シトラスグリーンとでも言うような
感じですがこのカラーがテーマのようで中に入っているアクセサリキットの
箱もこの色です。何だかiMacのグリーンに通じるものがあるのかも知れま
せん(^_^)。

購入したお店でメモリを128MB増設したので160MBのマシンとなっていま
す。もちろん内蔵ハードディスクは4GB。大したマシンです!
まず筐体ですが実によくできています。思わず「金型が高そう...」と叫んで
しまいそうになるほど全体的な曲線のフォルムは美しいです。すでに雑誌
などで見聞きしていましたが中央部分は滑り止めにもなる材質とかで高級感
もあり蓋中央と底面に同じ大きさの白いアップルマークがほどこされていま
す。しかしよく見ると同じ白でも材質は違います。
表面にあるやつは立体的で透明感がありますが、底面のはただ白いだけです。

まず蓋を開けるとその大きな液晶画面に圧倒されます(^_^;) 。そしてこの液
晶は確かに綺麗です。そしてまたこれまでの機種で数々のトラブルに見回れ
た蓋と本体とをつないでいる稼働部分も信頼感を感じさせる作りです。

モニタ右上部にマイクロフォンが、キーボード奥の左右にステレオスピーカー
が並び、両スピーカーの間のスペースにコントラストや輝度調節ボタンなど
があります。
この250 13"タイプは左側面のPCカードスロット横にはK56flex規格のモデ
ムポート(モジュラージャック)があり本体奥には10BASE-TのEthernetポー
トまで付属しているというまさにオールインワンです。そしてリチウムイオン
バッテリーと拡張ベイに装着できるCD-ROMドライブとフロッピードライブ
が付属しています。

ユーザーズマニュアルはと見れば、これまたあの光沢あるグリーン色の表紙
の「ユーザーズマニュアル」と金赤気味のゴールドの表紙の「トラブル克服
ハンドブック」などが目立ちます。
残念だったのは即この「トラブル克服ハンドブック」が必要になったことで
した(^_^;)。なぜならいくつかのアプリをインストールして再起動した途端に
起動しなくなってしまったのです。
結局あれこれと対処をしましたがハードディスクをフォーマットし直し、Mac
OSも再インストールすることが近道だと考え実行したら問題は解消しました
が、なかなか一発で旨くはいかないものです(笑)。

つづく
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SKOSHING SYSOP 松田純一
SDI00116@niftyserve.or.jp
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148/151 SDI00116 松田 純一    New PowerBook G3レポート
( 9) 98/06/15 22:06

New PowerBook G3/250 13"は大きく重いという特徴(?)もありますがそ
の液晶画面の広さを見れば重さなんて忘れてしまう説得力があります(笑)。
とはいえ、このNew PowerBook G3/250 13"を持ち歩くと...どんなもので
しょうか...ということで今日仕事でプレゼンに出向かなければならないかった
機会を使いこのマシンを鞄にいれて通勤してみました(^_^;) 。
マシンを入れた鞄は数年前にサンフランシスコのExpoで買ったMacintosh用
の鞄だけにバランスがよいのか片手でぶら下げると思ったより重さを感じませ
んが、そこは3.5kgにいくつかの小物が詰まっている鞄ですから十数分も持ち
続けているとじんわりとこたえてきます。
肩にかけるとその時は確かに楽なのですがこれまたしばらくするとかなりの重
量感にタジタジとなってきます。特に今日の東京の真っ昼間はかなりの蒸し暑
さ...(^_^;)。
でも大切なのはこのスペックを持ち運べることではないでしょうか。しかし左
右の二つのベイにリチウムバッテリーを装着するともう少しさらに重くなるは
ずです。
バッテリーといえばこれはどのくらい充電されているかを確認するボタンがあ
るなど、心憎いまでの気配り設計になっています。
そしてもちろん処理速度はデスクトップのG3 DT-233より確かに早いし、デ
ザインやトータルな機能回りも洗練され、PowerBookの集大成といった感が
あります。

とはいえ、一つだけ不便な点がありました。それはキーボードです。
キータッチはまずまずですがコマンドキーが小さいだけでなく、上段にある"C"
のキー位置と比較するとその2/3程度まで右側に位置しているためどうも使いに
くいのです。
その原因を作っているひとつは新たに採用した"fn"キー。ファンクションという
ことでしょうね。このキーはマシンのリセットに使うだてげなくキーボードの一
部をテンキーとして使うためにあるようですが、さて私にはコマンドキーの方が
大切なように思えます(^_^;)。

つづくかも...
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SKOSHING SYSOP 松田純一
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149/151 SDI00116 松田 純一    New PowerBook G3レポートつづき
( 9) 98/06/20 11:26

New PowerBook G3ですが、秋葉原のショップでもすでに"予約"となっ
ているようで品薄状態が続いているようです。今度こそ供給は大丈夫だ
と聞いていましたが...これではiMacなんて奪い合いになるのでは(笑)。
困ったこってす!

ところでNew PowerBook G3のレポートの続きです。
側に置けばおくほど、この新素材...グラスファイバーを加えたポリカーボ
ネートと中央に位置しているラバーコーティング...を使った筐体は素敵で
す。これまでのPowerBookのどこか頼りがいがないというような所はな
く、非常によく設計されていることが分かります。
そしてそのクラムシェルデザインといわれているボディ全体に突起部分
がなくナデナデしていても大変気持ちがよい...(笑)。
ポリカ部分は暖かさを感じるのにラバーコーティング部分はいつでもヒン
ヤリと感じる(実際にこの下はアルミニウムは放熱機能を考えられている)
差がよいと思う。そして中央のアップルマークはまた少し盛り上がってい
て掌にも十分その存在を感じる大きさだ。
不思議なものでこのホワイト・アップルロゴを眺めていると長年連れ添っ
た6色アップルが何だか流行遅れというか野暮ったく感じるのは私だけで
はないと思いますが...いかがでしょうかねぇ(^_^;)皆さん...。

それから雑誌などでは取り上げられる機会がほとんどないようですがスリ
ープランプの位置が本体と液晶のつなぎ目部分、すなわち背面に近い箇所
になっていることは評価できる。なぜなら2400cはそのスリープランプの
位置が前面にあるため目立ちすぎるのです。
2400cは出張時にも必ず持ち歩くのですが、ホテルに備わっている机に置
きスリープ状態にするとそのグリーンランプの「パチパチ...」はかなり目
立ち気になってしまう(^_^;) 。したがってベッドに入り部屋の電気を消す
ときにはその前に物を置いたり、置き場所をベッドから見えないところに
置き換えるようなこともままあるのです。

New PowerBook G3のスリープランプはリングの形状をしており液晶の
蓋を閉めてもその存在は分かるが面積も蓋を開けている状態よりは小さく
その見栄え上、発光も弱く見えるようになっているようでこのような些細
な事にも気を使っているという感じを強く持ちました(^_^) 。

つづくかも...

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SKOSHING SYSOP 松田純一
SDI00116@niftyserve.or.jp
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150/151 SDI00116 松田 純一    QuickDraw3D Accelerator Card
( 9) 98/07/26 20:22

今日、秋葉原のT-ZONEでApple純正のQuickDraw3D Accelerator Card
をナント...9,800円で見つけましたので一枚GETしました。後4ケース残って
いました。
このボードは発売された時に確か5万数千円を出して買った覚えがあります。
で、何でいまさらこのボードを...という理由ですが…。

NIFTY_H9_03.jpg

当社の新製品でありますQuickDraw3D対応「WonderCube2.0」では既にお
知らせの部屋でご紹介した通り、ビットマップの二次元描写をそのまま3Dオ
ブジェクト化することができます。
でこの時、マッピングをほどこすことができるだけでなく、オブジェクトの透
明度をコントロール設定できるのです。ただし残念ながら透明度を使うにはこ
のQuickDraw3D Accelerator Cardをはじめとするハードウェアが必要にな
るわけです。
いまさらこのボードを差したからといって処理スピードの向上を期待する事は
できませんが「WonderCube2.0」で簡単に透明のオブジェクトが使えるのは
魅力ですしそのための9,800円は安い! というわけです(^_^)。
ただしパッケージの上に販売店の注意事項が書いてあり、G3での対応は未確
認だという意味のことが書いてありました。ま、これからテストしてみようと
思います。

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SKOSHING SYSOP 松田純一
SDI00116@niftyserve.or.jp
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151/151 SDI00116 松田 純一    iMac発表!!
( 9) 98/08/19 21:34

iMacの発売日と価格が決まりましたね。発売は8月29日、そして大変気になって
いた価格は178,000とのこと。現在の為替レートを考えるとまずまず努力をして
くれた価格だと言えるのではないでしょうか(^_^;)。
私は昨日アップルにてiMacの実物をはじめて見ましたが、写真で見るよりはずっ
としっかりしたというか、チャチな感じではなく隅々まで気配りされているよ
うに見受けました。

1stiMac.jpg

※初代iMac。そのカラーリングは "ボンダイブルー" と呼ばれた


特に予約をしなくても早々に入手できるというアップルの話でしたが、さて皆さ
んはいかがしますか?(笑)。

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SKOSHING SYSOP 松田純一
SDI00116@niftyserve.or.jp
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■エピローグ
長らくNIFTY-Serveログ公開をお読み頂きありがとうございました。スタート時にご紹介したとおり本来なら当時多くの方々と交わされた記録をそのままの形でご提示できればよかったがすべての方に許諾をいただくのは現実的でないと判断し案内役として参加した私自身の書込のみをご紹介してきた。それでも十数人の方々から文脈の間で交わされたあれこれを思い出したと嬉しいメールもいただいた。
ともあれメーカーから発売されたハード、ソフトといった製品群の多くはインターネットが登場してからこの方、情報として残っていくこともあるだろうが、実際にそれらに一喜一憂したユーザーの声や仲間達との交流は残りにくいし後からでは思い出しようもないものだ。
繰り返すが私の手元に残ったフォーラムでのやり取りは、ここに記した数十倍もの量でもあり、かつその内容も変化の激しいこの業界における希有な記録であることは間違いない。機会があれば形を変えてご紹介できるよう考えてみたいと思う。
ありがとうございました。





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プロフィール

mactechlab

Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員