ラテ飼育格闘日記(328)

ラテの行動があるサイクルで変わっていくことはこれまでに幾度か体験した。仲良く遊んでいたワンコだったはずがある時からお互いに唸り吠え合う仲になったり、その逆もある。そうした対ワンコといった事だけでなく自宅で過ごしている日常でも変化があるのは面白いし不思議だ...。                                                                                                              
ラテのアトピーは一進一退だと考えている。幸いこの小1ヶ月は肉球も出血するほどのケースはなかったし目の周りを掻きむしったため毛が抜け殴られたようになった場所もほとんど跡が分からないほど治ってきた。
しかし身体や耳、そして顎などは強く掻くときもあるし,肉球を始めとして舐めまわして赤くなっている場合もある。それを毎日朝晩に飲ます薬とオトーサンたちの注視で何とか少しでも和らげたいと努力しているつもりだが、ラテにとってはそれは些か迷惑なことに違いない。

ところでこの1年以上、ラテが夜寝る場所はオトーサンの隣に設置した寝床と決まっていた。隣であれば夜に掻きむしるときがあってもオトーサンが気がつくし、事実時に「ガウッ」とされながらもラテが自分の身体を傷つけることがないようにと止めることを実行してきた。そのため正直オトーサンの睡眠は浅く時に睡眠不足に悩まされたこともあった。

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※やはり動き回ると嬉しいようだ


睡眠不足で無理に起きていてもろくな事は無いからと、これまた時間がとれるときは昼寝をするときもあるが、その時にもオトーサンはラテを2階の寝室に呼び、並んで寝ることを心がけてきた。
無論ラテは年中五月蠅くいうオトーサンは怖い存在なようで、一緒だと緊張が解けないらしくオトーサンと並んで寝るといっても必ずオトーサンの頭の横にはラテのお尻があるといった具合だった(笑)。要するに顔を突き合わせて横になっていることが嫌なのだ...。

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※友達ワンコのハリーちゃんと内緒話(笑)


毎日ラテを散歩に連れ出し、2度の食事を用意し、散歩から戻ったら四つ脚はもとより身体を綺麗にし、時に室内でもボール遊びをするといったようにラテの存在を第1に考えているオトーサンにとっては些か寂しいが、こればかりは仕方がない。
ともかくなるべく同じ場所にいれば対処がしやすいと思っているし、日中オトーサンが自分の仕事部屋にいるときにもラテの居るリビングの様子がモニターで確認できるようにしているわけで、ラテも身体を掻き始めるとどういうわけかオトーサンが降りてくるといった状況を学習しているようにも思うのだが...。

問題は最近になって夜寝る場合、女房が呼んでもオトーサンが誘っても2階に上ってこなくなったのである。いや、正確にいうなら上ってくることがあってもそこで本格的に寝ることなくオトーサンが入っていくと階下に降りてしまうようになったのだ。
オトーサンとしては自分が熟睡するためには正直ラテは隣にいない方が良いに決まっている。しかし良かれと考え、ラテの横で寝るようにと心がけてきたが、ラテの方が嫌だという意思表示を始めたようなのだ(笑)。

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※水分補給は大切です


例えば夕食後に寝室にあるテレビを女房が見ているとき、そこにラテが寝ていることはありオトーサンの布団の上に気持ちよさそうにラテが寝ている場合もあるのだ。しかしそのままではオトーサンは寝ることが出来ないから「ラテ、お前の寝る場所はこっちだよ」と隣に用意してあるシートを指させば、以前なら素直に従ったのに最近はスタスタと1階に降りてしまうのだ。

これは長い間、オトーサンとの隣に寝てきたが、オトーサンもストレスだったがラテにとっても大いなるストレスであり、さすがに「もう嫌だ!」という意思表示なのだろうか...。
しかし様々なケースを考えると、どうやら単純にオトーサンから離れるためという意味ではないようなのが不思議なのだ。
例えば朝起床しオトーサンは着替えて「ラテ、おはよう!」といいながら階下に行くとラテはすでに起きていて大あくびしながら尻尾を振りながら迎えてくれる。しかし口を舐めたり飛びついたりはしない...。

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※しかし、なんだかんだといってもオトーサンの抱っこはラクチンだ(笑)


オトーサンは支度をしながらラテに2階を指さすと勝手を知っているラテはソソクサと階段を登り、女房に挨拶をしに行くのが日課である。
女房に対してはオトーサンとは違い口を舐め、お尻ごと尻尾をブルブルと振りながら近づくし以前はそのまま女房が支度が終わって降りてくるまで布団の上などでリラックスしていた訳だが最近は違うのだ。
喜んで階段を上がり、女房に朝の挨拶のチューをするまでは変わらないが、すぐに「目的は終わりました」とばかり階段を降りてしまうようになった。無論すでにオトーサンはいないのにもかかわらず...である。
そのうち、女房を起こしには行くが起きている姿を見るとそのまま階段を降りたりするようにもなった。

最初は階段の上り下りがしんどくなったのかと思ったが、そうではないようだ。上るにしても降りるにしても軽快だしそれ自体を嫌がる素振りはない。
寝室という場所はオトーサンに色々と五月蠅くされる場所だということで嫌になったのならオトーサンがいないときぐらいはそこにいても良いと思うがどうにも理由が分からない。絶対的な嫌な理由があるなら、女房を起こしにわざわざ階段を上がりはしないと思うのだが...どうやらまたステージが変わったようである...。

と...この一文をまとめ上げた夜にどうした気の迷いか、ラテが寝室にやってきた(笑)。それもオトーサンの布団ではなくちゃあんと自分のエリアに丸くなっている。ただし一時より室温が高くなってきたからか、シートの上が暖かく感じるのか半身は畳に落ち、顎がオトーサンの布団の上にある。
そのあげく、ラテは大きな伸びをした際に足の肉球をオトーサンの足に押しつけたりもする(笑)。
まったく訳の分からん娘である!
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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員