お宅のエアコン、ボコボコと異音しませんか?
現在のマンションに引っ越しして1年が経とうとしている。エアコンは2基付けているが過日奇妙な経験をした。エアコン使用中に風が吹き出る通常の音とは別にどこからか「パタ、パタ、ポコポコ…」と何かを叩いているような音に気がついた。近づいて確認するとその異音はどうやら動作中のエアコン室内機からのようだった。故障か?とスイッチを切ったが異音は止まない…。
エアコンを止めてもエアコンからの音が消えない…。念のためコンセントを抜いてみたが異音は続く。初めての経験だったが気がついたのは夜だったため明日にでも修理を依頼しようかと考えた。このまま使用して室内機から水でも漏れ出すと大変だとは思ったが、エアコンを止めたままでは辛いので様子をみながら使ってみることにした。
ただし就寝時もこの音が続くとすると困るなあ…と思いながらしばらくしてふと気がつくと不思議なことにあの異音はしなくなっていた。まあ、たまたま何か詰まったりしたものの自然に解消したのかな…などといい加減な納得をしてそのままにしておいた。

※「ルームエアコン用エバック消音バルブ」と2個セットに同梱されていたビニールテープ
またまた暫くして同じことが起こった。そうなると持ち前の好奇心が頭を持ち上げてくる。無論私はエアコンに関して技術的なことはまったく知らないど素人だが推論は勝手だ。
電源プラグを抜き、エアコンが確実に動作していないのに音がする。ということは空気の流れとか気圧差なんてことが関係していると疑らざるを得ないではないか…。無論エアコンの取付は専門業者にお願いしたもので見かけもきちんとした出来だしこれまでトラブルはなかった。
ふと思いつき、キッチンの換気扇を止めてみた。するとあら不思議、エアコンの異音が「スウ〜」と消えたではないか。試しに再度換気扇を付けたら暫くして異音がし始めた。
ミステリーの一端が分かったものの、換気扇を使わない訳にもいかないし、第一換気扇が回っていても異音がしない場合もある。そしてなにか対策の情報がないかをサイトで検索してみた。
結果、やはり特殊な出来事ではないようで、なんと「ルームエアコン用エバック消音バルブ」という製品が販売されていることが分かった。そして具体的な理由も解説されていたので早速「消音バルブ」の2個セットを注文した。
その販売サイトによればやはり異音は電気的なことではなく、機密性の高い住宅ほど空気の流れや室内外の気圧差、あるいは台風などのときに室外にあるドレンホースから室内に向かって外気が入り、室内機内部を通過する際にパタパタ、ボコボコと音を発することがあるという。
例えば、換気扇を使用しているときなどに、窓を少しだけ開けると風が勢いよく入ってくる、あるいは少しだけ空けてあったドアが「バタン!」と閉じるといった経験は日常多いが、この理屈で壁に穴が空いていると同様な意味でドレンホースから空気の流れがあるというわけだ。普段気にしてはいないが、ドレンホースは立派な壁に開いた穴なのだ。

※全長が73mmほどの「消音バルブ」
ということは入ってくるのは風だけではない。外の臭いは勿論、虫類たちの進入経路になる可能性もある。そして例えばそうした虫たちや汚れなどでドレンホースが詰まれば本来室外に排出されなければならないドレン水が正常に処理されず、溜まって室内機から溢れ出るという可能性も出てくる。そうなれば素人にはどしようもなく修理代をかけても専門家に直して貰わなければならない。
「消音バルブ」の理屈だが、通常(消音バルブを取付けない状態)はドレンホース末端から送り込まれた空気は、そのまま室内へと流れるが、消音バルブ取付け後は途中の黒い部品(逆流防止弁)から外へ向かって空気が放出されるため、室内に空気が向かわず、したがって異音も発生しないという。無論室内機からドレン水が流れた場合には、水が弁を開いて排水をおこなうので問題はないという。
なるほど…。よい機会だからと考えて「ルームエアコン用エバック消音バルブ」の2個セットを買ってみた。ありがたいことに即発送してくれたようで注文した翌日には早くも届き早速2台のエアコンのドレンホースに取り付けた。

※説明書に従い「消音バルブ」をドレンホース先端に取り付けた例
「消音バルブ」はΦ14・Φ16の2種類の径に対応するよう作られているが、ありがたいと言えばこの「消音バルブ」はドレンホースの末端あるいは中間に差し込み、ビニールテープでしっかりと固定する。そのビニールテープまで同梱されていた…。
これでドレン水の排水には支障なく、空気や虫類の侵入もなくなるはずだが、取説によればエアコン内部やドレンホース内の汚れにより、逆流防止弁が目詰まりを起こすことがあるので定期的な点検と掃除が必要とのことだ。その掃除も逆流防止弁は簡単に取り外せるので、掃除や点検が容易である点もよい。
もし同じような悩みをお持ちの方がいらしたら、確認してみてはいかがだろうか。
■アイディー・シー株式会社
エアコンを止めてもエアコンからの音が消えない…。念のためコンセントを抜いてみたが異音は続く。初めての経験だったが気がついたのは夜だったため明日にでも修理を依頼しようかと考えた。このまま使用して室内機から水でも漏れ出すと大変だとは思ったが、エアコンを止めたままでは辛いので様子をみながら使ってみることにした。
ただし就寝時もこの音が続くとすると困るなあ…と思いながらしばらくしてふと気がつくと不思議なことにあの異音はしなくなっていた。まあ、たまたま何か詰まったりしたものの自然に解消したのかな…などといい加減な納得をしてそのままにしておいた。

※「ルームエアコン用エバック消音バルブ」と2個セットに同梱されていたビニールテープ
またまた暫くして同じことが起こった。そうなると持ち前の好奇心が頭を持ち上げてくる。無論私はエアコンに関して技術的なことはまったく知らないど素人だが推論は勝手だ。
電源プラグを抜き、エアコンが確実に動作していないのに音がする。ということは空気の流れとか気圧差なんてことが関係していると疑らざるを得ないではないか…。無論エアコンの取付は専門業者にお願いしたもので見かけもきちんとした出来だしこれまでトラブルはなかった。
ふと思いつき、キッチンの換気扇を止めてみた。するとあら不思議、エアコンの異音が「スウ〜」と消えたではないか。試しに再度換気扇を付けたら暫くして異音がし始めた。
ミステリーの一端が分かったものの、換気扇を使わない訳にもいかないし、第一換気扇が回っていても異音がしない場合もある。そしてなにか対策の情報がないかをサイトで検索してみた。
結果、やはり特殊な出来事ではないようで、なんと「ルームエアコン用エバック消音バルブ」という製品が販売されていることが分かった。そして具体的な理由も解説されていたので早速「消音バルブ」の2個セットを注文した。
その販売サイトによればやはり異音は電気的なことではなく、機密性の高い住宅ほど空気の流れや室内外の気圧差、あるいは台風などのときに室外にあるドレンホースから室内に向かって外気が入り、室内機内部を通過する際にパタパタ、ボコボコと音を発することがあるという。
例えば、換気扇を使用しているときなどに、窓を少しだけ開けると風が勢いよく入ってくる、あるいは少しだけ空けてあったドアが「バタン!」と閉じるといった経験は日常多いが、この理屈で壁に穴が空いていると同様な意味でドレンホースから空気の流れがあるというわけだ。普段気にしてはいないが、ドレンホースは立派な壁に開いた穴なのだ。

※全長が73mmほどの「消音バルブ」
ということは入ってくるのは風だけではない。外の臭いは勿論、虫類たちの進入経路になる可能性もある。そして例えばそうした虫たちや汚れなどでドレンホースが詰まれば本来室外に排出されなければならないドレン水が正常に処理されず、溜まって室内機から溢れ出るという可能性も出てくる。そうなれば素人にはどしようもなく修理代をかけても専門家に直して貰わなければならない。
「消音バルブ」の理屈だが、通常(消音バルブを取付けない状態)はドレンホース末端から送り込まれた空気は、そのまま室内へと流れるが、消音バルブ取付け後は途中の黒い部品(逆流防止弁)から外へ向かって空気が放出されるため、室内に空気が向かわず、したがって異音も発生しないという。無論室内機からドレン水が流れた場合には、水が弁を開いて排水をおこなうので問題はないという。
なるほど…。よい機会だからと考えて「ルームエアコン用エバック消音バルブ」の2個セットを買ってみた。ありがたいことに即発送してくれたようで注文した翌日には早くも届き早速2台のエアコンのドレンホースに取り付けた。

※説明書に従い「消音バルブ」をドレンホース先端に取り付けた例
「消音バルブ」はΦ14・Φ16の2種類の径に対応するよう作られているが、ありがたいと言えばこの「消音バルブ」はドレンホースの末端あるいは中間に差し込み、ビニールテープでしっかりと固定する。そのビニールテープまで同梱されていた…。
これでドレン水の排水には支障なく、空気や虫類の侵入もなくなるはずだが、取説によればエアコン内部やドレンホース内の汚れにより、逆流防止弁が目詰まりを起こすことがあるので定期的な点検と掃除が必要とのことだ。その掃除も逆流防止弁は簡単に取り外せるので、掃除や点検が容易である点もよい。
もし同じような悩みをお持ちの方がいらしたら、確認してみてはいかがだろうか。
■アイディー・シー株式会社
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