ラテ飼育格闘日記(410)

ラテとの散歩は天気とオトーサンたちの体調に左右されるが、なかなかに楽しいものだ。ラテが笑顔でアイコンタクトしてくれるその表情を見ているとこちらまで笑顔になってくる。しかし散歩は多くの人たちが行き交う公道を歩くわけで、だからこそ様々なアクシデントに遭遇する可能性もあるわけだが、先日は肝を冷やす出来事に遭遇した。


夕方の散歩時にラテのリードを女房が持って自宅を出た。ラテはオカーサンのリードなのでいつもよりルンルンだ。たまたまオトーサンが先頭になり、その後を女房とラテがついてくるというタイミングになった。
いつもの慣れた歩道だが、隣接して住宅が並んでいるしこの界隈はワンコを飼っている家も多いから知っている限りオトーサンはワンコのいる家の前を通る際には出会い頭にワンコ同士が顔を合わせないようにと注意をしながら歩くようにしている。

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※なにを見つけたのか、好奇心丸出しの表情だ


とあるお宅の前を通過しようとしたとき、そのお宅の歩道に面している門が普段から開いていることが多いので特に注視しながら歩く癖がついている。
オトーサンは通過する瞬間にいつものように門を目視した瞬間、慌てた…。どうしたことか3匹の小型犬がノーリードで飛び出し、オトーサンの後ろからついてきているラテに向かって突進したのだ…。

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※歩道に面した門からノーリードの3匹ワンコが飛び出してきた瞬間、ラテは女房の胸に飛びつき、女房は悲鳴をあげている。あえて相手のワンコの映像を載せるのは控えるが、オトーサンの頭に付けたウェアプルカメラで成り行きを撮影


いやはやこうした事を予測しながら歩いてはいるものの、それはあくまでリードで繋がれている事を前提にした話しだ。出会い頭にお互い「ガウガウ、ワンワン」は避けたいから注意をしているわけだが、ノーリードでそれも3匹とは反則である(笑)。
ラテのリードを持っていた女房は急な成り行きにビックリし声を上げて慌てている。オトーサンはともかく3匹の小型犬をラテに近づかせないようにと回り込むがワンコのスピードには勝てず、こちらのワンコをブロックしたと思えば別のワンコがラテの後ろに回り込んで吠え立てるというありさま。

3匹ワンコの飼い主が「スミマセン!」と言いながら飛び出てきて収拾しようとするも何しろ3匹を一緒に捕獲することができる筈も無い。3匹のワンコがラテを噛むようなことがあっては困るし、いくら正当防衛とはいえラテが相手に傷を負わせることもできるだけ避けたいと思いつつ、もし3匹が本当にラテを攻撃するようなら申し訳ないが蹴飛ばしてでも防御しようと構える。女房はすでに怯えたラテを頭から抱え込んでいるが腰からお尻は無防備だ(笑)。

幸い3匹ワンコも強い攻撃性をもって飛び出してきたのではなく、庭で遊んでいたら目の前をたまに会うワンコが通ったので飛び出してきたのだろうし、ラテを防御している女房やオトーサンたちを押しのけてまでラテに危害を加えようとしたわけではないようだ。しかしそれは事が収拾してから考える事でその瞬間はやはりパニックになり一時はどうなることかと本当に肝を冷やした。
結果双方に怪我がなく治まったからよかったものの、そもそも事故でリードが外れたとか首輪が切れたということならともかく、誰が考えても歩道に面している庭の門を開けたままでノーリードのワンコを遊ばせるのは無神経であり論外だ。なにがあっても言い訳はできまい…。大事になってから「スミマセン!」では済まない。

オトーサンの個人的な思いとして、本来ならワンコのためにもノーリードで遊ばせることができるエリアが欲しいと思う。無論条例でノーリードは禁止なのは承知しているしラテ自身のリードは自宅以外では離すつもりはないが、逆に「リード、リード」と紋切り型に叫ぶつもりはない。

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※広い場所で走らせる場合も、ラテのリードは離した事は無い


とあるワンコと飼い主さんしかいない公園で大型犬がフリスビーを追いかけ、見事にキャッチして飼い主さんのところに駆け戻る…だなんてシーンをラテと共に多々見てきたが、オトーサンはそうしたひとときは否定しない…。当然万一のアクシデントがあれば100%飼い主さんの責任に違いはないが、そうしたワンコは皆落ち着いていてリードを付けたラテに近づいても吠えたり唸ったりはしないのが普通だ。
しかし歩道に隣接している庭の扉を開けたまま、ノーリードのワンコ3匹を離しておくのは不注意では済むまい。罪はワンコにある筈もなく飼い主にあるわけで、僭越ながら二度とこうしたことにならないようにしていただきたいものだ。

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※嫌な出来事もあれば、この日のように初対面の子供たちに囲まれ至福のひとときを過ごす日もある


まあオトーサンたちにできることは今後その道はなるべく通らないということぐらいしかできない。しかし可笑しいことにラテはその道を通りたいとリードを引くのだから変な娘である。何らかのトラウマになるよりはマシなのだろうが、怖いもの見たさなのだろうか、それとも報復でもやらかそうと思っているのか…(笑)。しかし臆病なラテに勝ち目は無いと思うし相手が3匹では結果は目に見えている。それとも雨降って地固まるではないが友達になりたいのだろうか…。
とはいえやはり暫くの間、なるべくその道は通らないようにしようよ…ラテ!






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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員