ラテ飼育格闘日記(419)
前回「元気で12月10日の記念日を迎えられることは…」と書いたが少々心配事が勃発…。それは12月1日の夕刻、女房が仕事先から帰ってきて夕食が終わった頃に…その女房が妙なことを言いだした。「ラテ、全然声を出さないし吠えないけど、どこか悪いのかな?」と。
ワンコだって機嫌が良いときと悪いときがある。いつもいつもノー天気なわけではない。またラテは家の中では、特にオトーサンと一緒の日中は勿論、無駄吠えはほとんどしないし夜間に吠えることもほとんどない…。
ただし夕食が終わり興が乗れば「遊んで!」という意思表示なのだろう、時に女房やオトーサンに向かって吠え出すことがあるくらいだ。大体、わんこが吠えないことは喜ばしいことだからしてラテが一日でどれほど吠えたのか、吠えなかったか…といったデータを取った試しはないし気にしたこともなかった。

※オトーサン、アタシに何か御用ですかぁ?
しかしそんなことを言われると急に気になってくる…心配になった。そういえば確かに今日は些か元気がないようにも思えるし吠えるとか遠吠えといったことは勿論「ウフッ」といった声も聞いていないことに気がついた。
女房は「ラテ、なにか喋ってごらん!」とアホなことを言いだしている(笑)。勿論「はい、分かりました」と吠え出すわけはない…。「風邪でもひいて声がでないのかな?」と女房はさかんに “ラテ元気ない説” を唱えるがラテは黙して語らずでますます心配になってくる。
外は雨で散歩も充実したものではなかったし確かにラテとしても楽しい出会いはなかったから面白くない一日だったのかも知れない。しかしそんなことは多々あるわけで今始まったわけでもない。
なるほど…オトーサンもラテだって機嫌の良いときも悪いときもあるだろうことは知っているが、機嫌がよいときの印象というか記憶は多々あっても機嫌が悪いときのあれこれはほとんど覚えていないことに気づかされた。
機嫌が悪いからとあちらこちらに物を投げたり噛みついたりするわけではないから、ただじっとしているだけであればそんなに注視することもなく毎日が過ぎていくわけだ。体調が悪いとなれば別だが、ワンコのご機嫌取りで時間をつぶすのもいかがなものかと思うし(笑)。
とはいえその日のラテは夕食も完食したし痛いところがあるようには見えない。ただただどこか元気がないというか、遊ぼうよという誘いもないしオトーサンたちに寄ってこない。結局そのまま寝ることになった。
翌朝、我が家はめざまし時計のベルで起きるが、ラテはオトーサンたちが朝食の準備をするまでぐたぐたしている。そしてご飯を出すまで寝そべったままだしうなり声ひとつ、吠え声ひとつ上げない。無論オトーサンたちが心配して気遣うからそんなことを思うのであってこれまでも…毎日こんな感じだったとも思うが、ラテもオトーサンたちがこれだけ心配しているのだからひと吠えしてくれたって良いではないか…とこれまた勝手なことを考えるオトーサンだ(笑)。

※やはりこうした元気な笑顔がないと心配してしまう...
朝食も残さず食べたし散歩に連れ出すときも特に嫌がることもなくいつもの通りに外出した。オトーサンとしては途中で苦手なワンコたちに出会ってラテが「ガウガウ!」と声を出してくれれば一安心するのに…とまたまた勝手なことを思いながらラテと歩くが、そうしたときに限って他のワンコと出会わないし吠えるような刺激もない。まったく世の中は皮肉なものである。
そんなわけでその朝小一時間の散歩途中でもラテの吠え声を一度も聞かずに帰宅することになった。まあ実に良い娘である(笑)。玄関で身体を綺麗にし開放したら女房からメールが入っていた。
「ラテの雄叫びが無いと心配です。もし一日中、抗議の声も無かったら夕方の散歩の後に動物病院に連れて行ってください。よろしくお願いします。」という内容だ。しかし病院に行って「先生、こいつ吠えないんですが…」と相談するのも変だ(笑)。
ともかく様子を見ようと気にしていたがオトーサンが昼飯を食べ終わっても小さな声ひとつ出さない。嗚呼これはやはり夕方に病院行きかなあ…と考えていたとき「ピンポ〜ン」とチャイムがなり郵便物が届けられた。ラテを飛び出さないようにして玄関のドアを開け郵便物を受け取った。
配達してくれた方の声が聞こえたのだろう、ラテが「ウォッ!」という声を上げた。「おっ声出るじゃん」とオトーサンはちょっぴり安堵したが後が続かない(笑)。しかしワンコが吠えるのを待っている飼い主というのも実に間抜けなものだが、心配は心配だからしてオトーサンは真剣である。
そして夕方の散歩に連れ出すが、ラテは元気なようで吠え声こそ上げないが遠くの公園めがけてスタスタと歩く。嬉しいことに初対面ではあったが小学生の女子三人に「撫でていいですか?」と声をかけられたラテはご機嫌だったし、その後も数分歩くとまたまた女の子に撫でられご満悦なラテはいそいそと公園に向かった。


※広い公園に向かう途中で小学生女子たちに囲まれご満悦のラテ
結局久しぶりの公園に入ったが知り合いの方々はいらっしゃらなかったので15分程散策して来た道を戻ることにする。途中自販機でオトーサンはペットボトルの水を買い、残りをラテに飲ませ夕闇が迫る中、ひたすら歩いた。幸いラテも途中で座り込んだりすることもなく帰宅できたしその後の夕食も綺麗に平らげた。ただしまだ吠え声は聞いていない…。

※広い公園には残念ながらお馴染みのワンコたちはいなかった。薄暗くなってきた空には上弦の月が歓迎してくれていた...
いつもなら夕食が終わった後に「オトーサン、遊ぼう!」とでもいうようにオトーサンに近づき雄叫びを上げる頃なのに…と思った途端「ウォ〜ン、ワンワンワン」と久しぶりに五月蠅い吠え声が響いた。これで動物病院へ行くのは見合わせだと喜びながらオトーサンはラテの眼前に四つん這いになり「ワン!」と吠えたら、ラテはオトーサンの鼻面をペロリと舐めた。
ワンコだって機嫌が良いときと悪いときがある。いつもいつもノー天気なわけではない。またラテは家の中では、特にオトーサンと一緒の日中は勿論、無駄吠えはほとんどしないし夜間に吠えることもほとんどない…。
ただし夕食が終わり興が乗れば「遊んで!」という意思表示なのだろう、時に女房やオトーサンに向かって吠え出すことがあるくらいだ。大体、わんこが吠えないことは喜ばしいことだからしてラテが一日でどれほど吠えたのか、吠えなかったか…といったデータを取った試しはないし気にしたこともなかった。

※オトーサン、アタシに何か御用ですかぁ?
しかしそんなことを言われると急に気になってくる…心配になった。そういえば確かに今日は些か元気がないようにも思えるし吠えるとか遠吠えといったことは勿論「ウフッ」といった声も聞いていないことに気がついた。
女房は「ラテ、なにか喋ってごらん!」とアホなことを言いだしている(笑)。勿論「はい、分かりました」と吠え出すわけはない…。「風邪でもひいて声がでないのかな?」と女房はさかんに “ラテ元気ない説” を唱えるがラテは黙して語らずでますます心配になってくる。
外は雨で散歩も充実したものではなかったし確かにラテとしても楽しい出会いはなかったから面白くない一日だったのかも知れない。しかしそんなことは多々あるわけで今始まったわけでもない。
なるほど…オトーサンもラテだって機嫌の良いときも悪いときもあるだろうことは知っているが、機嫌がよいときの印象というか記憶は多々あっても機嫌が悪いときのあれこれはほとんど覚えていないことに気づかされた。
機嫌が悪いからとあちらこちらに物を投げたり噛みついたりするわけではないから、ただじっとしているだけであればそんなに注視することもなく毎日が過ぎていくわけだ。体調が悪いとなれば別だが、ワンコのご機嫌取りで時間をつぶすのもいかがなものかと思うし(笑)。
とはいえその日のラテは夕食も完食したし痛いところがあるようには見えない。ただただどこか元気がないというか、遊ぼうよという誘いもないしオトーサンたちに寄ってこない。結局そのまま寝ることになった。
翌朝、我が家はめざまし時計のベルで起きるが、ラテはオトーサンたちが朝食の準備をするまでぐたぐたしている。そしてご飯を出すまで寝そべったままだしうなり声ひとつ、吠え声ひとつ上げない。無論オトーサンたちが心配して気遣うからそんなことを思うのであってこれまでも…毎日こんな感じだったとも思うが、ラテもオトーサンたちがこれだけ心配しているのだからひと吠えしてくれたって良いではないか…とこれまた勝手なことを考えるオトーサンだ(笑)。

※やはりこうした元気な笑顔がないと心配してしまう...
朝食も残さず食べたし散歩に連れ出すときも特に嫌がることもなくいつもの通りに外出した。オトーサンとしては途中で苦手なワンコたちに出会ってラテが「ガウガウ!」と声を出してくれれば一安心するのに…とまたまた勝手なことを思いながらラテと歩くが、そうしたときに限って他のワンコと出会わないし吠えるような刺激もない。まったく世の中は皮肉なものである。
そんなわけでその朝小一時間の散歩途中でもラテの吠え声を一度も聞かずに帰宅することになった。まあ実に良い娘である(笑)。玄関で身体を綺麗にし開放したら女房からメールが入っていた。
「ラテの雄叫びが無いと心配です。もし一日中、抗議の声も無かったら夕方の散歩の後に動物病院に連れて行ってください。よろしくお願いします。」という内容だ。しかし病院に行って「先生、こいつ吠えないんですが…」と相談するのも変だ(笑)。
ともかく様子を見ようと気にしていたがオトーサンが昼飯を食べ終わっても小さな声ひとつ出さない。嗚呼これはやはり夕方に病院行きかなあ…と考えていたとき「ピンポ〜ン」とチャイムがなり郵便物が届けられた。ラテを飛び出さないようにして玄関のドアを開け郵便物を受け取った。
配達してくれた方の声が聞こえたのだろう、ラテが「ウォッ!」という声を上げた。「おっ声出るじゃん」とオトーサンはちょっぴり安堵したが後が続かない(笑)。しかしワンコが吠えるのを待っている飼い主というのも実に間抜けなものだが、心配は心配だからしてオトーサンは真剣である。
そして夕方の散歩に連れ出すが、ラテは元気なようで吠え声こそ上げないが遠くの公園めがけてスタスタと歩く。嬉しいことに初対面ではあったが小学生の女子三人に「撫でていいですか?」と声をかけられたラテはご機嫌だったし、その後も数分歩くとまたまた女の子に撫でられご満悦なラテはいそいそと公園に向かった。


※広い公園に向かう途中で小学生女子たちに囲まれご満悦のラテ
結局久しぶりの公園に入ったが知り合いの方々はいらっしゃらなかったので15分程散策して来た道を戻ることにする。途中自販機でオトーサンはペットボトルの水を買い、残りをラテに飲ませ夕闇が迫る中、ひたすら歩いた。幸いラテも途中で座り込んだりすることもなく帰宅できたしその後の夕食も綺麗に平らげた。ただしまだ吠え声は聞いていない…。

※広い公園には残念ながらお馴染みのワンコたちはいなかった。薄暗くなってきた空には上弦の月が歓迎してくれていた...
いつもなら夕食が終わった後に「オトーサン、遊ぼう!」とでもいうようにオトーサンに近づき雄叫びを上げる頃なのに…と思った途端「ウォ〜ン、ワンワンワン」と久しぶりに五月蠅い吠え声が響いた。これで動物病院へ行くのは見合わせだと喜びながらオトーサンはラテの眼前に四つん這いになり「ワン!」と吠えたら、ラテはオトーサンの鼻面をペロリと舐めた。
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