ラテ飼育格闘日記(422)
新年明けましておめでとうございます! 今年も「ラテ飼育格闘日記」をよろしくお願いいたします。さてさて、暮れも押し迫った26日の朝の散歩でオトーサンは大失態をやらかした…。ラテと駆けっこをする中で盛り土になっているところからコンクリートの路面に走り降りようとしたところ、足がついていけず1秒とか2秒の間空に飛んで転がるはめとなった…。オトーサンの運命やいかに!
まあ、無事だったからこんなおふざけなことを書けるわけだが、状況が悪ければ顔や頭からコンクリート面に突っ込むことになったかも知れず、骨折や怪我で年末年始を病院で過ごすことになった可能性もあった…。
実はいつものとおり、オトーサンの左腕と左頬上にはウェアブルカメラを着けていたので本人が空中浮遊の上で路面に転がる様の一部始終が記録されているのだ(笑)。
そのウェアブルカメラの映像を確認すると、走り始めて「ヤバイ」と思った瞬間から両手を突くまでが約3秒、右横に受け身し回転の上で仰向けになるまでが約3秒だが、本人の意識としてはまったく時間の感覚がない...。ふわっと浮いて両手を突いたときも誰かに身体を支えてもらった感じといったらよいのか、勢いがついたはずの体重の衝撃は不思議に感じなかった。

※朝の散歩でよくいく公園からは天気が良いと富士山の絶妙な姿を見ることが出来る
さて、散歩途中あまりにゆっくりと歩いていると「老犬かい?」と問われることがあるラテだが、興が乗ればオトーサンと一緒に走り、追いかけごっこを楽しむこともある。近くにドックランがあるわけでもないのでたまたまラテが好きないくつかの場所で走らせる事を心がけている。

※よく遊んだ後はラテも生き生きとした表情をする
ちなみに朝の散歩で立ち寄るこの公園は高台にあって一般道路から隔絶していることでもあり、車や自転車などは通らない場所なのだ。したがって安心してワンコと遊ぶことが出来るしいくつかの起伏が作られていてどういうわけかラテはその一郭にある土の感触が好きなのだ。
そしてそこに立った瞬間オトーサンに遊ぼうのボーズをとるだけでなく、オトーサンが一声「おっ!」とか「そりゃあ!」とけしかけると嬉しそうに全速力で駆け回り、時に両前足で土を掘ったりする…。
その際もオトーサンはラテのリードを離すことはしないが、1メートル少しの長さしかない散歩用のリードでは遊べないので別途巻き取り式で5メートルまで伸びるリードを繋いで使うことにしている。しかし問題はラテが走れば少なからずオトーサンも走らなければならない(笑)。

※こんな感じでラテとオトーサンは追いかけごっこで遊ぶ...
幼犬時代もボールを投げ、それを取りに行くラテや友達ワンコと全速力で走り会う時にもオトーサンは自分で言うのも変だが抜群のリードさばきで走りを邪魔せず、かつ周りのワンコや飼い主さんたちを避けるためにオトーサンも走っていた。それは少なからず現在も同じだが、面白いことに長年の学習でラテは直線的には長い距離を走らないようになった。オトーサンを中心に円を描くように左右に走り回るのだ。
勿論前後に直進することもあるが、それだと早々リードの限界が来てガクンと首に負担がかかることを知ったのだろうと推察しているが、その前に止まって戻ったり左右に回り込む事を覚えたのだ。
したがって少々狭い土盛りの場所でもラテは実に器用に走り回る。オトーサンはそのモチベーションを高めるために声を上げ、足を踏み出し、覆い被さるようなポーズをする。
しかしそれだけでは実にせせこましいのでタイミングを見計らって狭い路面を挟んだ向こうの土盛の場所に直線で走り込むこともする。そうした時のラテはそれこそ遠慮なく全速力で小山を駆け下りて向こうの小山に駆け上るということを喜んでやる…。いわばそうした一連の遊びは定番化されているわけだが、その日その時の直線コースは理由があっていつもより左寄りのコースをとった…。

※オトーサンが駆け下りようとする瞬間
なぜならいつものコースの向こうには別のワンコが遊んでいたからだ。まだまだ距離はあるとはいえラテが直進して走ってくるとなれば脅威に感じて吠え出すかもしれないからそれは申し訳ないとオトーサンは考えた。したがって左寄りに外して駆け下りようとラテをリードし起伏のある場所から駆け下りた。勿論ラテは喜んでオトーサンの後ろから全速力で走り始めた。オトーサンはリードを緩めつつこれまたダッシュしたが、いつもと僅かながら地形が違うからか…瞬間「しまった!」と思った。

※足が追いつかず身体が浮いた瞬間
走り切るつもりが足が追いつかずリードを持ったまま上半身が前のめりになったからだ。身体全体として小山を駆け下り始めたことでもありそれなりに勢いがついているから自分でもまずいと思った瞬間オトーサンはリードから手を離し両手を前に突き出した。

※両手の掌を広げて落下から身を守ろうとする...
自分でも不思議だが、結果論ではあるものの大きな怪我をしないで済んだのはほぼ地面に平行に突っ込んだからかも知れない。大げさでなくスーパーマンが飛ぶような感じだ(笑)。そこはすでに舗装されたアスファルトだったが両手の掌を開きつつ同時に地面に押しつけて支え、頭や顔がぶつからないようにし衝撃を和らげ、連続技で右周りに受け身のように転がった。なぜ右なのか…は自分でもよく分からないが左に転べば左上腕に付けていたウェアブルカメラの本体は壊れていたかも知れない。



※両手で衝撃を受け止めつつ右に転がった。手前に映っているのは肩から提げていたバッグだ(上)。そして頭をかばいつつ仰向けに...。フレーム下側にはバッグの端と靴の先が映っている(中)。そしてやっと身体を起こした(下)
幸いだったのは両手に散歩用の簡易手袋をしていたこと、そしてダウンを着ていたことだ。手袋は全部の指が出る形のものだが掌は手首まで塞いであった。そして両掌は道路に垂直に落としたから滑らすことはなく左掌は無傷、右もアスファルトの凹凸で僅かな傷がついただけだった。
後は右側に受け身のように転がった際に右腕の肘に小さな擦り傷が1箇所だけついたものの腰や両足、膝には何の損傷もなかったし、なによりも頭部が無事だったことは幸いだった…。ヘッドセットに取り付けたウェアブルカメラも常用の眼鏡も飛び散ったり壊れたりしていない。ウェアブルカメラの映像を確認するとまさしく逆立ちするように両掌だけで落下時の体重の衝撃を受け止めたこと、そのとき両足は宙に浮いていたことがわかる。

※見上げると散歩で集まっていたお仲間たちと駆けてくる女房が視界に入った
ほんの1秒…いや0.5秒以下の判断といったことだけでなく自然に身体が動いたとしか言いようがないが、当然ながらこうしたケースを想定した訓練などするはずもないのだからラッキーだったという一語に尽きる…。一瞬でも体勢が違ったりすれば年末年始は病院のベッドの上という可能性も大だったと反省している。
ひとつ思い出したことがある。それは足が追いつかず身体が宙に浮いた瞬間から両手を地面に突きだして転がるまで瞬きはおろか眼を閉じなかったことも判断に微妙な影響を与えたのかも知れないと思っている。
頭を保護しながら仰向けの状態から上体を起こしたとき何事かと向こうの盛り土から女房が駆け下りてきた。ラテはといえばオトーサンの手を離れたリードがついたままこちらを見つめていたが、気に入らないのはその表情だ。女房もラテも驚いた顔でもなく、心配顔でもなく両者ともに笑っている…(笑)。

※女房とラテの表情は「バカ!なに遊んでるの」といった感じか(笑)
まあまあ、笑って済ませられたことは何よりなのだが、ラテなど遊びの延長だと思ったのだろうか笑顔で近寄ってきた…。しかし自分でいうのも変だが、単に石に躓いて転んだのではなく坂道を駆け下る途中、勢い余って身体が一瞬完全に宙に浮き、コンクリートの地面に叩きつけられたわけで、よくこの歳で捻挫や骨折せず無事だったと不思議でもある...。
ともあれ、ラテと散歩に出るとどうしても楽しませたいと無理をしてしまうオトーサンなのだが、まったく面目ないことであった…。
まあ、無事だったからこんなおふざけなことを書けるわけだが、状況が悪ければ顔や頭からコンクリート面に突っ込むことになったかも知れず、骨折や怪我で年末年始を病院で過ごすことになった可能性もあった…。
実はいつものとおり、オトーサンの左腕と左頬上にはウェアブルカメラを着けていたので本人が空中浮遊の上で路面に転がる様の一部始終が記録されているのだ(笑)。
そのウェアブルカメラの映像を確認すると、走り始めて「ヤバイ」と思った瞬間から両手を突くまでが約3秒、右横に受け身し回転の上で仰向けになるまでが約3秒だが、本人の意識としてはまったく時間の感覚がない...。ふわっと浮いて両手を突いたときも誰かに身体を支えてもらった感じといったらよいのか、勢いがついたはずの体重の衝撃は不思議に感じなかった。

※朝の散歩でよくいく公園からは天気が良いと富士山の絶妙な姿を見ることが出来る
さて、散歩途中あまりにゆっくりと歩いていると「老犬かい?」と問われることがあるラテだが、興が乗ればオトーサンと一緒に走り、追いかけごっこを楽しむこともある。近くにドックランがあるわけでもないのでたまたまラテが好きないくつかの場所で走らせる事を心がけている。

※よく遊んだ後はラテも生き生きとした表情をする
ちなみに朝の散歩で立ち寄るこの公園は高台にあって一般道路から隔絶していることでもあり、車や自転車などは通らない場所なのだ。したがって安心してワンコと遊ぶことが出来るしいくつかの起伏が作られていてどういうわけかラテはその一郭にある土の感触が好きなのだ。
そしてそこに立った瞬間オトーサンに遊ぼうのボーズをとるだけでなく、オトーサンが一声「おっ!」とか「そりゃあ!」とけしかけると嬉しそうに全速力で駆け回り、時に両前足で土を掘ったりする…。
その際もオトーサンはラテのリードを離すことはしないが、1メートル少しの長さしかない散歩用のリードでは遊べないので別途巻き取り式で5メートルまで伸びるリードを繋いで使うことにしている。しかし問題はラテが走れば少なからずオトーサンも走らなければならない(笑)。

※こんな感じでラテとオトーサンは追いかけごっこで遊ぶ...
幼犬時代もボールを投げ、それを取りに行くラテや友達ワンコと全速力で走り会う時にもオトーサンは自分で言うのも変だが抜群のリードさばきで走りを邪魔せず、かつ周りのワンコや飼い主さんたちを避けるためにオトーサンも走っていた。それは少なからず現在も同じだが、面白いことに長年の学習でラテは直線的には長い距離を走らないようになった。オトーサンを中心に円を描くように左右に走り回るのだ。
勿論前後に直進することもあるが、それだと早々リードの限界が来てガクンと首に負担がかかることを知ったのだろうと推察しているが、その前に止まって戻ったり左右に回り込む事を覚えたのだ。
したがって少々狭い土盛りの場所でもラテは実に器用に走り回る。オトーサンはそのモチベーションを高めるために声を上げ、足を踏み出し、覆い被さるようなポーズをする。
しかしそれだけでは実にせせこましいのでタイミングを見計らって狭い路面を挟んだ向こうの土盛の場所に直線で走り込むこともする。そうした時のラテはそれこそ遠慮なく全速力で小山を駆け下りて向こうの小山に駆け上るということを喜んでやる…。いわばそうした一連の遊びは定番化されているわけだが、その日その時の直線コースは理由があっていつもより左寄りのコースをとった…。

※オトーサンが駆け下りようとする瞬間
なぜならいつものコースの向こうには別のワンコが遊んでいたからだ。まだまだ距離はあるとはいえラテが直進して走ってくるとなれば脅威に感じて吠え出すかもしれないからそれは申し訳ないとオトーサンは考えた。したがって左寄りに外して駆け下りようとラテをリードし起伏のある場所から駆け下りた。勿論ラテは喜んでオトーサンの後ろから全速力で走り始めた。オトーサンはリードを緩めつつこれまたダッシュしたが、いつもと僅かながら地形が違うからか…瞬間「しまった!」と思った。

※足が追いつかず身体が浮いた瞬間
走り切るつもりが足が追いつかずリードを持ったまま上半身が前のめりになったからだ。身体全体として小山を駆け下り始めたことでもありそれなりに勢いがついているから自分でもまずいと思った瞬間オトーサンはリードから手を離し両手を前に突き出した。

※両手の掌を広げて落下から身を守ろうとする...
自分でも不思議だが、結果論ではあるものの大きな怪我をしないで済んだのはほぼ地面に平行に突っ込んだからかも知れない。大げさでなくスーパーマンが飛ぶような感じだ(笑)。そこはすでに舗装されたアスファルトだったが両手の掌を開きつつ同時に地面に押しつけて支え、頭や顔がぶつからないようにし衝撃を和らげ、連続技で右周りに受け身のように転がった。なぜ右なのか…は自分でもよく分からないが左に転べば左上腕に付けていたウェアブルカメラの本体は壊れていたかも知れない。



※両手で衝撃を受け止めつつ右に転がった。手前に映っているのは肩から提げていたバッグだ(上)。そして頭をかばいつつ仰向けに...。フレーム下側にはバッグの端と靴の先が映っている(中)。そしてやっと身体を起こした(下)
幸いだったのは両手に散歩用の簡易手袋をしていたこと、そしてダウンを着ていたことだ。手袋は全部の指が出る形のものだが掌は手首まで塞いであった。そして両掌は道路に垂直に落としたから滑らすことはなく左掌は無傷、右もアスファルトの凹凸で僅かな傷がついただけだった。
後は右側に受け身のように転がった際に右腕の肘に小さな擦り傷が1箇所だけついたものの腰や両足、膝には何の損傷もなかったし、なによりも頭部が無事だったことは幸いだった…。ヘッドセットに取り付けたウェアブルカメラも常用の眼鏡も飛び散ったり壊れたりしていない。ウェアブルカメラの映像を確認するとまさしく逆立ちするように両掌だけで落下時の体重の衝撃を受け止めたこと、そのとき両足は宙に浮いていたことがわかる。

※見上げると散歩で集まっていたお仲間たちと駆けてくる女房が視界に入った
ほんの1秒…いや0.5秒以下の判断といったことだけでなく自然に身体が動いたとしか言いようがないが、当然ながらこうしたケースを想定した訓練などするはずもないのだからラッキーだったという一語に尽きる…。一瞬でも体勢が違ったりすれば年末年始は病院のベッドの上という可能性も大だったと反省している。
ひとつ思い出したことがある。それは足が追いつかず身体が宙に浮いた瞬間から両手を地面に突きだして転がるまで瞬きはおろか眼を閉じなかったことも判断に微妙な影響を与えたのかも知れないと思っている。
頭を保護しながら仰向けの状態から上体を起こしたとき何事かと向こうの盛り土から女房が駆け下りてきた。ラテはといえばオトーサンの手を離れたリードがついたままこちらを見つめていたが、気に入らないのはその表情だ。女房もラテも驚いた顔でもなく、心配顔でもなく両者ともに笑っている…(笑)。

※女房とラテの表情は「バカ!なに遊んでるの」といった感じか(笑)
まあまあ、笑って済ませられたことは何よりなのだが、ラテなど遊びの延長だと思ったのだろうか笑顔で近寄ってきた…。しかし自分でいうのも変だが、単に石に躓いて転んだのではなく坂道を駆け下る途中、勢い余って身体が一瞬完全に宙に浮き、コンクリートの地面に叩きつけられたわけで、よくこの歳で捻挫や骨折せず無事だったと不思議でもある...。
ともあれ、ラテと散歩に出るとどうしても楽しませたいと無理をしてしまうオトーサンなのだが、まったく面目ないことであった…。
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