ラテ飼育格闘日記(427)
前回では年齢のせいでラテの歩き方が些か遅くなったのではないか…と記したが、先月末に降った雪の中では信じられないほどの元気ぶりを見せてくれた(笑)。では普段のあのヨタ歩きは何なのか、ということになるが、気が乗るか乗らないかは我々同様その行動に大きな差をもたらすものらしい。
大雪になるかも知れないと報道されていたことでもあり、昨年の大雪を思い出して靴を見直すなど足元対策などを早めに考えておいてよかった…。
オトーサンは仕事で頻繁に札幌へ出かけていた時代には現地の靴屋で凍結した路面でも安全に歩くことができるという靴を買って愛用していた。しかしさすがに使い続けたので滑り止め効果も薄れた感じがするし、効果はともかく靴自体が少々窮屈だったこともあり別途対策を考えることにした。

※先週末は今年最初の大雪となった
さて東京で雪が降ると交通機関を始めとして混乱するのは毎度のことだが、そうした機会は1年に多々あるものではない。それに現在使っている靴はこれまで経験したことのないほど足にフィットし、ラテとの散歩で痛めやすい足を保護してくれていることもあって気に入っている。ということで簡易型だが試しに脱着式の滑り止めスパイクというのをオカーサン用を含めて買ってみた…。

※脱着式の滑り止めスパイク
これなら足に馴染んでいる靴に必要な時に装着し、不要になったら取り外しができるので都合が良い。問題は実際凍結路面や積雪時に効果があるのか…という点だったが、慣れないと当初はスパイクの影響で少々歩きづらい面もあったが効果は大きいようだ。勿論歩くにも十分に注意をはらったが、この地域は起伏が激しく階段が多いし坂道も多いから路面が凍結すると本当に危ない。
オトーサンたちのそんな思惑をよそに、我が娘は積雪を見た途端にあのグタグタ歩きがどこにいったのか、スピードを付けて歩き出した(笑)。
毎度のことだが、見ているオトーサンたちが「冷たくはないか、大丈夫か?」と思うほど独特な行動をする。
二足歩行のオトーサンたちは歩きづらいところ、滑りやすそうな箇所を避けて通りたいが、四足歩行で安定性が保たれているラテは積雪のあるところに近づき頭を突っ込んでいる。


※マズルを積雪に突っ込んで突き進むラテ(上)。その後ろには足跡とマズルの後が...(下)
面白いのは積雪が続くところを歩く際にはスピードが速くなるだけでなく、まるでブルドーザーや除雪車のようにマズルを積雪に突っ込んで突き進むのだ。その結果、ラテの通った後には梅鉢のような肉球の足跡と共に一筋のマズル後が残っていく。雪の感触を味わうと共に雪で隠された臭いを探そうとするのだろうか…。
雪が降る中、当然寒いし、馴染みの散歩コースを通って早めに戻りたいオトーサンたちを尻目にラテは進むほど次第に元気を増してくるのだから始末が悪い(笑)。
大いに濡れるだろうとラテの嫌いなレインコートを着せて出たが、いくら体毛が長いとはいえ足元や顔は冷たさで痺れないのかと心配になる。

※雪まみれになりながらも笑顔のラテだ
しかし天気の良い日なら散歩途中のいくつかの場所で同じく散歩中のワンコたちと出会うものだが、その日はさすがに一匹のワンコもいない…。
幸いラテはウンチをしてくれたのでオトーサンたちはシメタとばかりに踵を返すがラテはまだまだパワーが余っている。それでもお馴染みの飼い主さんやワンコたちにも会えずに些かつまらないのか、オトーサンの引くリードに強い抵抗もしないでついてきた。
帰り道を黙々と歩いていたラテの歩調が微妙に変わり、尻尾が短く左右に振られはじめた。オトーサンは注視していた地面から顔を上げて前方を見ると小学生の男の子が学校帰りなのか二人こちらに歩いてくる。そのうちの一人の子が会釈をしてくれたので思い出したが小1ヶ月前にやはりこのあたりで出会い、ラテと遊んでくれた子供だった。
ラテは覚えていたらしく飛びかからんばかりの勢いだ。ワンコが大好きだという男子は心得たもので雪の中なのに腰を落としてラテを抱えようとしてくれる。ラテはラテでここぞとばかり男子の正面に陣取ってその口元を舐め始めた。

※雪が降る中、下校途中の男子とチューをするラテ
一時期ラテにとって女子を中心に十数人の子供たちは大切な友達だった。一緒に走り、ひとつのお菓子の両端からラテと女子が食べはじめてチューをするゲームもやったし、ダルマさんが転んだ遊びにも「ラテちゃん一緒にやろう!」と誘ってくれた(笑)。
そんな子供たちだったから、抱きしめられても背中に乗られても耳を引っ張られても怒ったことはなく喜んでいたラテだが、子供たちは小学生から中学生、そして高校生となり、出会う機会がなくなってしまった。
さらにオトーサンたちの引越もあって友達ワンコはもとより一緒に遊んだ子供たちとも出会う機会が少なくなったから、この数ヶ月で新しく知り合えた数人の子供たちはラテにとって貴重な友達である。
とはいえラテは幸せなワンコだ…。少ないとはいえ出会えばほんの一時でも笑顔を交わしてくれる人間の友達がいるのだから…。
大雪になるかも知れないと報道されていたことでもあり、昨年の大雪を思い出して靴を見直すなど足元対策などを早めに考えておいてよかった…。
オトーサンは仕事で頻繁に札幌へ出かけていた時代には現地の靴屋で凍結した路面でも安全に歩くことができるという靴を買って愛用していた。しかしさすがに使い続けたので滑り止め効果も薄れた感じがするし、効果はともかく靴自体が少々窮屈だったこともあり別途対策を考えることにした。

※先週末は今年最初の大雪となった
さて東京で雪が降ると交通機関を始めとして混乱するのは毎度のことだが、そうした機会は1年に多々あるものではない。それに現在使っている靴はこれまで経験したことのないほど足にフィットし、ラテとの散歩で痛めやすい足を保護してくれていることもあって気に入っている。ということで簡易型だが試しに脱着式の滑り止めスパイクというのをオカーサン用を含めて買ってみた…。

※脱着式の滑り止めスパイク
これなら足に馴染んでいる靴に必要な時に装着し、不要になったら取り外しができるので都合が良い。問題は実際凍結路面や積雪時に効果があるのか…という点だったが、慣れないと当初はスパイクの影響で少々歩きづらい面もあったが効果は大きいようだ。勿論歩くにも十分に注意をはらったが、この地域は起伏が激しく階段が多いし坂道も多いから路面が凍結すると本当に危ない。
オトーサンたちのそんな思惑をよそに、我が娘は積雪を見た途端にあのグタグタ歩きがどこにいったのか、スピードを付けて歩き出した(笑)。
毎度のことだが、見ているオトーサンたちが「冷たくはないか、大丈夫か?」と思うほど独特な行動をする。
二足歩行のオトーサンたちは歩きづらいところ、滑りやすそうな箇所を避けて通りたいが、四足歩行で安定性が保たれているラテは積雪のあるところに近づき頭を突っ込んでいる。


※マズルを積雪に突っ込んで突き進むラテ(上)。その後ろには足跡とマズルの後が...(下)
面白いのは積雪が続くところを歩く際にはスピードが速くなるだけでなく、まるでブルドーザーや除雪車のようにマズルを積雪に突っ込んで突き進むのだ。その結果、ラテの通った後には梅鉢のような肉球の足跡と共に一筋のマズル後が残っていく。雪の感触を味わうと共に雪で隠された臭いを探そうとするのだろうか…。
雪が降る中、当然寒いし、馴染みの散歩コースを通って早めに戻りたいオトーサンたちを尻目にラテは進むほど次第に元気を増してくるのだから始末が悪い(笑)。
大いに濡れるだろうとラテの嫌いなレインコートを着せて出たが、いくら体毛が長いとはいえ足元や顔は冷たさで痺れないのかと心配になる。

※雪まみれになりながらも笑顔のラテだ
しかし天気の良い日なら散歩途中のいくつかの場所で同じく散歩中のワンコたちと出会うものだが、その日はさすがに一匹のワンコもいない…。
幸いラテはウンチをしてくれたのでオトーサンたちはシメタとばかりに踵を返すがラテはまだまだパワーが余っている。それでもお馴染みの飼い主さんやワンコたちにも会えずに些かつまらないのか、オトーサンの引くリードに強い抵抗もしないでついてきた。
帰り道を黙々と歩いていたラテの歩調が微妙に変わり、尻尾が短く左右に振られはじめた。オトーサンは注視していた地面から顔を上げて前方を見ると小学生の男の子が学校帰りなのか二人こちらに歩いてくる。そのうちの一人の子が会釈をしてくれたので思い出したが小1ヶ月前にやはりこのあたりで出会い、ラテと遊んでくれた子供だった。
ラテは覚えていたらしく飛びかからんばかりの勢いだ。ワンコが大好きだという男子は心得たもので雪の中なのに腰を落としてラテを抱えようとしてくれる。ラテはラテでここぞとばかり男子の正面に陣取ってその口元を舐め始めた。

※雪が降る中、下校途中の男子とチューをするラテ
一時期ラテにとって女子を中心に十数人の子供たちは大切な友達だった。一緒に走り、ひとつのお菓子の両端からラテと女子が食べはじめてチューをするゲームもやったし、ダルマさんが転んだ遊びにも「ラテちゃん一緒にやろう!」と誘ってくれた(笑)。
そんな子供たちだったから、抱きしめられても背中に乗られても耳を引っ張られても怒ったことはなく喜んでいたラテだが、子供たちは小学生から中学生、そして高校生となり、出会う機会がなくなってしまった。
さらにオトーサンたちの引越もあって友達ワンコはもとより一緒に遊んだ子供たちとも出会う機会が少なくなったから、この数ヶ月で新しく知り合えた数人の子供たちはラテにとって貴重な友達である。
とはいえラテは幸せなワンコだ…。少ないとはいえ出会えばほんの一時でも笑顔を交わしてくれる人間の友達がいるのだから…。
- 関連記事