針なしで穴をあけずに紙を綴じるステープラー「ハリナックス プレス」を使う

書類のデジタル化が進んだこともあって一昔よりは糊、セロファンテープ、クリップそしてステープラー(ホッチキス)類の使用頻度は少なくなった。しかし不要になったわけではなくいまでもステープラーは私の机上には欠かせないアイテムのひとつだ。


今般、針なしにも関わらず穴をあけずに紙を綴じることができるコクヨ製のステープラー「ハリナックス プレス」という製品を手に入れたが、そもそもホッチキスの類は数種常備している。
一般的に家庭や職場にある片手で手軽に使うやつや、かなりの厚いものまで対応できるやつなどなど…。また綴じたときに針が出っ張らない製品もある。そして針がいらないステープラーも買ったことがあるものの、用紙に穴が空くこと、そして綴じた結果も思ったより取れやすくて使わなくなった…。

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※コクヨ製ステープラー「ハリナックス プレス」パッケージ


最近になって「ハリナックス プレス」という新しい針なしステープラーがあるということを知り興味本位で購入してみた。これは昨年10月に発売されたものらしい。
この「ハリナックス プレス」は一見どこにでもあるようなステープラーと一緒のように見えるが、手にしてみると意外に重いのが第一印象だった。計ってみると約180gあった。
ただし問題というか、知っておかなければならない点として、まずは当然だが針式のステープラーと同等な保持力はないこと、そして用紙はコピー用紙5枚までという制約があることだ。

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※「ハリナックス プレス」の外観は一般的なステープラーと変わらない


しかし実際にコピー用紙を5枚重ねて綴じてみたが思ったよりしっかりと綴じられている。したがって制約はあるものの、「ハリナックス プレス」の利点は多く使用に値する…。
まずは用紙に穴が空かないから見栄えがよいこと。そして針という消耗品が不要という点も大きなメリットだ。また綴じた部位をボールペンなどの滑らかな部位で擦り、平坦にすれば綺麗に外せること。針を使ってないので不要になったらそのままシュレッダーにかけられることなどだ。

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※プレスの跡を拡大。実際にコピー用紙5枚を止めてみると思ったより丈夫だった


「ハリナックス プレス」による綴じの頑強さは用紙のめくる方向にも左右されるが、よりしっかりした綴じを期待したい場合には…例えば数カ所を綴じるという方法で効果を期待できる場合もある。

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※数カ所止めれば実用的な強度はあるように思う


ともあれコクヨ製品ではこれまでの穴が空くタイプの製品なら12枚綴じの製品もあるようだから、是非この穴をあけないタイプでももう少し枚数を重ねて使える製品を出して欲しいが、難しいのかも知れない。なお、カラーリングは今回私が購入したホワイトの他、ブルー、グリーン、ピンクがあるので机上や机の引き出しにひとつあるときっと重宝するに違いない!





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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員