ラテ飼育格闘日記(433)
この1週間もラテにとって様々な出会いがあった。雨降りの日には散歩に出ても、ものの数分で自宅に戻ってしまうことがあるが、やはり外にでないことには人にもワンコにも出会えない。ラテが大げさとも思えるほどのアクションで喜ぶのは大抵が人の場合だが、1週間ぶりの子もいれば数年ぶりの人もいて、ラテの挙動を観察しているとなかなかに面白い。
まだ桜には早いものの、あちらこちらで梅が見事に咲き始めた。そんな中をオトーサンとラテ、そして仕事が休みのときはオカーサンも一緒に散歩に出る。
ある日の夕方、オトーサンがかかりつけのクリニックに立ち寄る用事があったので少し早めに出てそちら方面を回って散歩に替えようとオカーサンも一緒に自宅を出た。近道を通ろうと公園内からかなりの段数がある上り階段を使うが、ラテは軽快に登っていくもののオトーサンは最初から息が切れている。

※笑顔のカメラ目線!
途中の踊り場に出たとき2人の女子が下りてきて「かわいい!」と声をあげた。無論ラテに対してであってオトーサンではないのは明白だ(笑)。いつもそうした声を待っている感のあるラテは瞬時に反応して女子たちへと近づこうとする。こうした時にこそオトーサンの腕の見せ所でもあるのだ…。
なぜならリードを持っているオトーサンがタイミングを外せば、相手はそのまま素通りしてしまうかも知れないし、かといって無防備にラテの引くままにリードを緩めては相手に失礼なだけでなく恐怖感を与えてしまうかも知れない。したがって迅速かつ慎重に状況を判断してラテを制御しつつ、まずはオトーサンが挨拶してワンコを近づけてよいかをお聞きすることになる。

※長い階段の踊り場で出会った女子たちに向けるラテの笑顔は最高だ
日々沢山の人とすれ違ってはいるが、ラテの頭の1つも撫でて下さる初対面の人などそうそういる筈もないから、ラテの喜ぶチャンスをオトーサンが逃がしてはならないのである(笑)。
女の子のうちの1人は笑顔で「大きな犬、好きなんです」といってラテに手を伸ばしてくれる。初対面の女子たちを仰ぎ見るラテの表情を見ればどれほど喜んでいるかがわかるというものだ。ラテはキラキラした表情で女子たちの正面に座り込んだ。
また別の日の夕方、いつもの経路で散歩を続けようと歩道を歩いていると後ろから手を叩くような音がするのに気がついた。オトーサンが振り向くまでもなくラテは身体の位置を完全に180度変える…。見るとたまたまこの付近で下校途中に出会う男の子が「ラテ!」と声を出しながらこちらに駈けてくるではないか。それも笑顔で!

※馴染みとなった男子が笑顔で駈け寄ってくる...
それを察知したラテは耳を倒し遠吠えのような姿勢で「ワオ〜ン!ワンワンワン」と雄叫びを上げる。男の子のさらに後方にはスケボーに乗った友達が続き「おれ、吠える犬って苦手なんだ」と腰が引けている。馴染みの男の子はワンコの扱いをよく知っているようでいつものようにしゃがみ込みながら「嬉しくて吠えているんだから怖くはないよ」とラテが長い舌で口元を舐めているのをそのままにニコニコしている。男子たちが去った後もラテの表情は明るかった。
またまた別の夕方に昔は毎日通った広い公園に向かった。ゆっくり歩けば片道40分ほどかかる距離なのでこの地に来てからは毎日とはいかないが、ラテにとっては最初に公園デビューした場所でもあり多くの出会いを生んだ場所なのだ。しかし最近は残念ながらお仲間のワンコや飼い主さんと出会うことも少ないものの、それでもラテは週に2,3度はこの公園に行きたがる…。
公園に到着し周囲の歩道を歩いていると前方からこちらに来る4人の女子のうちの1人が「あっ,ラテかな…ラテちゃんだ」と声を出した。もう1人の子も「ホントだ」という。

※女子のうちの1人とは約3年ぶりくらいの出会いだった
ラテは女子たちの臭いを嗅ぎながらその女子たちが昔頻繁に出会った子供だったことを思い出したのか、早速愛想を振りまいている。オトーサンは挨拶をしながら女子たちの顔を確認したが、1人しか覚えていない…。1人が「ホントに久しぶりだねぇ、ラテ」と声をかけてくれたのでオトーサンも記憶を探りながら「3年ぶりくらいになるのかな」というと「そうそう!」という。それほど久しぶりな対面だったのである。

※梅の花が美しい時期になった
久しぶりといえばこれまた印象的な出会いがあった。オカーサンが仕事から戻ってくるのに合わせて夜に駅までラテと迎えに行くことに…。時間どおりに改札から出てきたオカーサンに太めの身体を捻るようにしてステップを踏みながら喜びを表すラテだ。
そのとき「あらっ!」と後ろから女性の声がした。オトーサンたちの反応より早くラテが吠え始めた。突然の声がけに警戒したのだろう。オトーサンも緩めにしていたリードを引いてラテが飛びかからないようにしたが、手をラテの鼻面に出して下さった臭いでそれが誰だかわかったラテは途端に飛び上がって立っている方の口元に飛びつく…。

※飛び跳ねながら声を上げて喜びを表すラテ
飼い主のオトーサンたちから見てもラテの喜びようは尋常ではない(笑)。大げさといえば大げさななのだが,ラテにしてみればそれが正直な喜びを表す行動なのだろう。
その方はラテが公園デビューした時期から前記した広い公園で度々出会っていたウェルシュ・コーギー犬の飼い主さんだった。ただしワンコ同士はガウガウ言い合う仲で遊ぶことはないが、ラテはその飼い主さんが大好きでチャンスがあれば近づこうとしていたし事実多々可愛がっていただいた。

※オトーサンと再び滑り台で遊びました
とはいえオトーサンたちが引越したこともあってお会いするチャンスはほとんどなくなっていた。そういえばこの地に引っ越してから1度だけお会いしたことがあった。
オトーサンたちがラテと共に自宅を出て歩き始めたとき、一台の車が近づき止まった。たまたま走行中に我々の姿を見つけわざわざ車から降りてきてご挨拶いただいた以来だからやはり1年はお会いしていなかったことになる。それが突然駅でお会いできたわけで、ラテの喜びようは尋常ではなかった。
その後しばらくラテの表情は面白いほどに明るく、オトーサンにアイコンタクトするその表情は目を見開き、口を開け「ね、オトーサン、嬉しいね」と言っている顔だった。
まだ桜には早いものの、あちらこちらで梅が見事に咲き始めた。そんな中をオトーサンとラテ、そして仕事が休みのときはオカーサンも一緒に散歩に出る。
ある日の夕方、オトーサンがかかりつけのクリニックに立ち寄る用事があったので少し早めに出てそちら方面を回って散歩に替えようとオカーサンも一緒に自宅を出た。近道を通ろうと公園内からかなりの段数がある上り階段を使うが、ラテは軽快に登っていくもののオトーサンは最初から息が切れている。

※笑顔のカメラ目線!
途中の踊り場に出たとき2人の女子が下りてきて「かわいい!」と声をあげた。無論ラテに対してであってオトーサンではないのは明白だ(笑)。いつもそうした声を待っている感のあるラテは瞬時に反応して女子たちへと近づこうとする。こうした時にこそオトーサンの腕の見せ所でもあるのだ…。
なぜならリードを持っているオトーサンがタイミングを外せば、相手はそのまま素通りしてしまうかも知れないし、かといって無防備にラテの引くままにリードを緩めては相手に失礼なだけでなく恐怖感を与えてしまうかも知れない。したがって迅速かつ慎重に状況を判断してラテを制御しつつ、まずはオトーサンが挨拶してワンコを近づけてよいかをお聞きすることになる。

※長い階段の踊り場で出会った女子たちに向けるラテの笑顔は最高だ
日々沢山の人とすれ違ってはいるが、ラテの頭の1つも撫でて下さる初対面の人などそうそういる筈もないから、ラテの喜ぶチャンスをオトーサンが逃がしてはならないのである(笑)。
女の子のうちの1人は笑顔で「大きな犬、好きなんです」といってラテに手を伸ばしてくれる。初対面の女子たちを仰ぎ見るラテの表情を見ればどれほど喜んでいるかがわかるというものだ。ラテはキラキラした表情で女子たちの正面に座り込んだ。
また別の日の夕方、いつもの経路で散歩を続けようと歩道を歩いていると後ろから手を叩くような音がするのに気がついた。オトーサンが振り向くまでもなくラテは身体の位置を完全に180度変える…。見るとたまたまこの付近で下校途中に出会う男の子が「ラテ!」と声を出しながらこちらに駈けてくるではないか。それも笑顔で!

※馴染みとなった男子が笑顔で駈け寄ってくる...
それを察知したラテは耳を倒し遠吠えのような姿勢で「ワオ〜ン!ワンワンワン」と雄叫びを上げる。男の子のさらに後方にはスケボーに乗った友達が続き「おれ、吠える犬って苦手なんだ」と腰が引けている。馴染みの男の子はワンコの扱いをよく知っているようでいつものようにしゃがみ込みながら「嬉しくて吠えているんだから怖くはないよ」とラテが長い舌で口元を舐めているのをそのままにニコニコしている。男子たちが去った後もラテの表情は明るかった。
またまた別の夕方に昔は毎日通った広い公園に向かった。ゆっくり歩けば片道40分ほどかかる距離なのでこの地に来てからは毎日とはいかないが、ラテにとっては最初に公園デビューした場所でもあり多くの出会いを生んだ場所なのだ。しかし最近は残念ながらお仲間のワンコや飼い主さんと出会うことも少ないものの、それでもラテは週に2,3度はこの公園に行きたがる…。
公園に到着し周囲の歩道を歩いていると前方からこちらに来る4人の女子のうちの1人が「あっ,ラテかな…ラテちゃんだ」と声を出した。もう1人の子も「ホントだ」という。

※女子のうちの1人とは約3年ぶりくらいの出会いだった
ラテは女子たちの臭いを嗅ぎながらその女子たちが昔頻繁に出会った子供だったことを思い出したのか、早速愛想を振りまいている。オトーサンは挨拶をしながら女子たちの顔を確認したが、1人しか覚えていない…。1人が「ホントに久しぶりだねぇ、ラテ」と声をかけてくれたのでオトーサンも記憶を探りながら「3年ぶりくらいになるのかな」というと「そうそう!」という。それほど久しぶりな対面だったのである。

※梅の花が美しい時期になった
久しぶりといえばこれまた印象的な出会いがあった。オカーサンが仕事から戻ってくるのに合わせて夜に駅までラテと迎えに行くことに…。時間どおりに改札から出てきたオカーサンに太めの身体を捻るようにしてステップを踏みながら喜びを表すラテだ。
そのとき「あらっ!」と後ろから女性の声がした。オトーサンたちの反応より早くラテが吠え始めた。突然の声がけに警戒したのだろう。オトーサンも緩めにしていたリードを引いてラテが飛びかからないようにしたが、手をラテの鼻面に出して下さった臭いでそれが誰だかわかったラテは途端に飛び上がって立っている方の口元に飛びつく…。

※飛び跳ねながら声を上げて喜びを表すラテ
飼い主のオトーサンたちから見てもラテの喜びようは尋常ではない(笑)。大げさといえば大げさななのだが,ラテにしてみればそれが正直な喜びを表す行動なのだろう。
その方はラテが公園デビューした時期から前記した広い公園で度々出会っていたウェルシュ・コーギー犬の飼い主さんだった。ただしワンコ同士はガウガウ言い合う仲で遊ぶことはないが、ラテはその飼い主さんが大好きでチャンスがあれば近づこうとしていたし事実多々可愛がっていただいた。

※オトーサンと再び滑り台で遊びました
とはいえオトーサンたちが引越したこともあってお会いするチャンスはほとんどなくなっていた。そういえばこの地に引っ越してから1度だけお会いしたことがあった。
オトーサンたちがラテと共に自宅を出て歩き始めたとき、一台の車が近づき止まった。たまたま走行中に我々の姿を見つけわざわざ車から降りてきてご挨拶いただいた以来だからやはり1年はお会いしていなかったことになる。それが突然駅でお会いできたわけで、ラテの喜びようは尋常ではなかった。
その後しばらくラテの表情は面白いほどに明るく、オトーサンにアイコンタクトするその表情は目を見開き、口を開け「ね、オトーサン、嬉しいね」と言っている顔だった。
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