ラテ飼育格闘日記(434)

桜のつぼみもだいぶ膨らんできたこの頃だが、ラテも確実に季節の変わり目を実感しているようだ。なぜなら日中自宅内で横になるときに敷いてあるシートではなく直接フローリングや畳みに腹ばいになることが多くなった。それに早くも散歩途中に路面に腹ばいになって一休みすることが始まった…。多分に気持ちがよいのだろう。


外気温が上昇し一気に春めいてきた。それにしたがい室温もこれまでは12度程度だったものが暖房をいれずに20度近くにもなっているから、暑いのが苦手なラテとしてはオトーサンたちより敏感に季節の変わり目を実感しているに違いない。
これまで日の出前の真っ暗な道をラテと歩く日があったが、ここのところ同じ時間に家を出ても懐中電灯は不要な明るさになっているのは実にありがたい。勿論夕方の散歩でも特に遅くならなければ照明はいらなくなってきた…。

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※ラテは早くも気温の上昇が気になってきたらしい


しかし散歩途中でラテが腹ばいになってご休憩モードになる頻度が高くなってきたし、ここしばらくは要求のなかった「抱っこ」も先日しばらくぶりでやらされる羽目となった。
歩き過ぎも辛いが、歩かない…休憩が多くなるラテの散歩はこれまた辛い。毎年のことながら憂鬱なことだ。路面にへばりついて「アタシ動かないわよ」とアイコンタクトするラテの脇を通っていく人たちも苦笑している(笑)。

それでもこれからの季節は着るものも軽くなるし桜を始め、散歩途中には様々な花が咲き乱れ、散歩するには実に美しく良い時期となる。また野鳥の歌声も派手になってくるしすでにウグイスの声が聞こえ始めた。オカーサンが一緒のときで天気のよい場合には必ず超ズームが使えるデジカメを持参して野鳥たちの姿を追うのも楽しみのひとつとなる。

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※ラテと元気より階段を駆け上がるオトーサン(上)と満足そうにオトーサンにアイコンタクトするラテ(下)


オトーサンといえば相変わらず散歩に出る際にはパナソニック製ウェアブルカメラ HX-A500をヘッドセットにつけるのが習慣となっている。撮影を意識せずそして両手が使えるので安全面にも格好なのだ。最近では当「ラテ飼育格闘日記」のビジュアルにも大いに活躍しているビデオカメラでもある。
本来はこれで撮影したものを一般のデジカメのそれと同じように扱うには少々無理があるものの、オカーサンと一緒の散歩でないときにはリードを持ちながらデジタルカメラを操作するのは危険なのでウェアブルカメラ HX-A500は不可欠なのだ。

ウェアブルカメラ HX-A500なら両手が空くので安全だが、反面フレーミングが意図したようにはいかない事があるしそもそもが動きながら撮っているのでその動画からドンピシャの1枚を得るのはなかなか難しい。しかし画質がよいこともあるが、当ブログに載せる程度の写真を得るにはオトーサンには使い勝手が良いのだ。

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※ラテとの散歩で常用しているパナソニック製ウェアブルカメラ HX-A500


ところで写真は当然のことながら散歩中のラテの姿を記録するのが一番の目的なのだが、我が娘は大の写真嫌いなのだ(笑)。
友達ワンコの中には…柴犬が多いが…カメラを向けるとカメラ目線で笑顔を返してくれるワンコがいる。まさか写真を撮られるのが嬉しいというはずはないが、自身が注目を浴びているように思えるその事が嬉しいのかも知れない。
では何故ラテはオトーサンにしてもオカーサンにしてもカメラを向けると顔を背けたり、時にはお尻を向けたりするのだろうか(笑)。

これまでカメラを向けている途中で怪我をしたとか、カメラで頭を殴られた…といったアクシデントなどはなかったから負のエピソード記憶があるとは思えないのだ。それにカメラを向けると顔を背けるのはラテが我が家に来てからずっとそうなのだ。
それでもラテのポートレートを撮る手段がないわけではない。オトーサンが「ラテ!」と呼び、何事かとラテがこちらを向いた瞬間にシャッターを切るとか、かなり遠方からズームで狙う等々だ。これまでにもそんな感じで多くのシャッターチャンスを得てきたが正直成功率は低い(笑)。

なぜカメラを向けると嫌がるのか…。文明開化時代ではあるまいし、魂を抜かれると思っているわけではあるまい(笑)。理由が分かれば対処の方法もあるのかも知れないが、残念ながらラテは黙して語らずだ。
まあ一般的にワンコは犬同士にしても人間でも間近に視線を合わすのを由としないという。それは敵対の印であり強いプレッシャーだという。したがってカメラを近くで向けられると同じ不安感を感じるのだろうか…。

ということで本来はどうということのない顔のアップ写真でも気に入った1枚を撮るのはなかなか大変なのだ。その点ウェアブルカメラ HX-A500だとオトーサンの視線そのものであり、普通のデジカメを向けるのとは違って比較的リラックスしたまま、自然体なので具合がよい…。
ただしこれはオトーサンの視線の高さにあるわけでそのままでは常に上からの撮影となるし、目で見ているエリアと弱冠フレーミングに差がでること、さらにオトーサン自身が常に動きながら動画撮影しているわけでピントの合った良い写真を取り出すのはなかなか簡単ではないのだ。

今回使った写真も子供たちと対峙している写真はウェアブルカメラ HX-A500で撮ったものだ。こうしたチャンスがあるとオトーサンは意識して数秒間なるべく動かないことを心がけるようになった。それに子供たちにしてもあらためてデジカメを向けられるのは嫌だろうし、オトーサンもそうした時には撮影していることを知らせて了解をもらうが、ピントさえ合えばウェブで使うには十分な解像度で撮れるので非常に便利にしている。

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※団地の公園で遊んでいた子供たちに声をかけられて喜び勇んで近寄るラテ


ただし顔の横に変な筒があるわけで、目立つといえば目立つことが困った点である。別に隠し撮りするわけではないからよいが、ラテと歩いているとたまに子供たちだけでなく大人から「それは何ですか?」と説明を求められることがあるのが鬱陶しい(笑)。
中にはビデオカメラだというと妙に詳しいオヤジがいたりして細かなスペックを教えろと迫られたこともある。
まあ、そうした場合は必ずといってよいほどオトーサンが答えらしい答えを言う前にラテがその人に向かって吠え始めるので話しは最後まで行き着くことがないのが幸いだ(爆)。
オトーサンはただただ「スミマセン…」と頭を下げてその場を離れるばかりである…。



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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員