ラテ飼育格闘日記(435)
散歩に最適な季節となってきた。花粉症の方には気の毒だが、桜を始めとする花々が咲き、緑が濃くなってくるし厚手のダウンジャケットも必要なくなったし、日が長くなったことで懐中電灯もほとんど使わないで済むようになった。とはいえオトーサンの役目は朝夕2度の散歩をいかに安全に、そしてラテが納得するようにできるかにある訳だが、こればかりはまず歩くしかない…。
過日、久しぶりにオカーサンと共に土日は必ずといってよいほど朝の決まった時間帯に出向いていた公園に立ち寄ってみた。そこではかつて常に7,8匹のワンコが集まり、小ぶりの公園内を所狭しと駆けずり回っていたものだった。しかしその日は懐かしいワンコおよび飼い主さんはお一人と1匹だけで「最近はバラバラになってしまったようで皆さん一時には来られないようです」と残念そうに言われていた。

※なにかもの言いたそうなラテです...
我々も引越しここまで来るのに時間がかかるようになったこともあって以前のように毎週というわけには行かなくなったし、それぞれの飼い主さんたちも子供さんの進学やら就職あるいはご家族の環境が変わったりと昔どおりにはいかなくなってきたに違いない。
それにしてもいま思うと、この公園へ幾多のワンコが集まったのはボーダーコリーのボーちゃんの人徳ならぬ犬徳だったとつくづく思う…。
ボーちゃんは昨年6月に11歳で星になってしまった。ボーダーコリーの性格もあってか常に動いていないと気が済まないワンコで実にアクティブだったし、ラテと身体をぶつけ合って遊んでくれる唯一のワンコだった。そして何よりも誰にも好かれるフレンドリーで優しいワンコだった。
ボーちゃんの家はその公園に近いこともあって土日に限らず朝夕の散歩はホームポジションといった感じでいつもそこで遊んでいたようだから、我々もその公園に行けばボーちゃんに会えるだろうと思いつつ足を向けたものだった。

※野良猫を見つけたラテは少しでも接近しようと立ち上がる
しかし距離を長く…時間を多く歩いたからラテにとって嬉しいことがあるはずもないが、やはり他のワンコや人と出会うためにはまず歩かなくては始まらない。
事実先日金曜日の散歩では朝夕共にラテにとって嬉しいことがあった…。
オカーサンも一緒の朝は大体コースが決まっている。ラテも承知なのでぐずったり他の方向へリードを引くということもほとんどなく歩くが、リードはオトーサンが、そしてデジタルカメラはオカーサンが持ってラテは勿論、行き交う野鳥を撮ろうと散歩を続けるこになる。
その朝は特に刺激もなく帰り道を歩いていた。そろそろ自宅のマンションが見える所まで歩道を進んでいたところラテの歩き方が変わった。前方から一人の女性がこちらに歩いてくるのが目に入ったがマスクをされていたこともあってオトーサンはどなたか一瞬わからなかった。どうにもワンコ連れの場合にはワンコの姿に関連づけて飼い主さんがどなたかを判別する癖の付いたオトーサンと違い、ラテは直感で早くもその方がアンリちゃんという柴犬の飼い主さんであることを察知した。

※大好きなアンリちゃんのオカーサンに笑顔を送る
雄叫びを上げるラテの前に膝を折ってくださったアンリちゃんのオカーサンはラテの満面の笑顔に笑顔で答えて下さった。まあまあラテの表情を見ればワンコが好きだ嫌いだは別にして、誰が見てもそれが満面の笑顔だということがわかるはずだ(笑)。とにかくラテは大好きな飼い主さんと出会え、その後の足取りも軽くなるといういたって分かりやすい性格なのだ…。
その日は夕方の散歩でも出会いがあった。少し遠くになった馴染みの公園に足を向けたオトーサンたちだったが、柴犬のハチちゃんと出会った。
ハチちゃんはラテより一歳ほど年上の雄のワンコで、ラテが公園デビューした当初から知り合ったワンコだが最近癌を患い一時はかなり痩せた姿に接していたので心配していたところだった。

※闘病中のハチちゃんはまずまず元気そうに見えた...
暫くぶりに出会ったが、飼い主さんの暖かく最善最良の治療を受けているからだろうか、ハチちゃんは一見元気そうなのには一安心したが無論完治したわけでもなく、相変わらず抗癌剤の投与を続けているらしい。
確かに一回り小さくなった感もあるが、多分に看病疲れなのだろう…飼い主さんも心なしか痩せられたように思えたので僭越ながら心配である。
ラテはハチちゃんとは積極的に遊ばないものの、どこか一目置いているらしく唸ったり吠えたりしないのは相変わらずだ。ともかく鼻面を付き合わせただけとはいえ貴重な友達ワンコなのだ。
その日は帰りにも出会いがあった…というか、ラテの粘り勝ちだったが…。橋を渡り十字路にさしかかったもののオトーサンたちは直進するためにラテのリードを引いた。
ふと左右に気を配ったが、左の道の向こうから馴染みの飼い主さんがこちらに向かってくるのは分かったが、少し距離もあったからそのまま直進して失礼しようとしたオトーサンのリードをラテは強く阻み「アタシ待つわ!」とばかり座り込んだ。それはロビンちゃんというワンコと飼い主さんだった。

※ロビンちゃんのオカーサンに歓喜の声を上げる
ロビンちゃんのオカーサンも笑いながら「待ってたの?」と座り込んでラテにオヤツを出して下さったが、近づくにつれ「ウォ~ン」と歓喜の遠吠えをするラテなのだった。
勿論…ありがたいことに、その後の帰り道、ラテの足取りはスムーズだった(笑)。
過日、久しぶりにオカーサンと共に土日は必ずといってよいほど朝の決まった時間帯に出向いていた公園に立ち寄ってみた。そこではかつて常に7,8匹のワンコが集まり、小ぶりの公園内を所狭しと駆けずり回っていたものだった。しかしその日は懐かしいワンコおよび飼い主さんはお一人と1匹だけで「最近はバラバラになってしまったようで皆さん一時には来られないようです」と残念そうに言われていた。

※なにかもの言いたそうなラテです...
我々も引越しここまで来るのに時間がかかるようになったこともあって以前のように毎週というわけには行かなくなったし、それぞれの飼い主さんたちも子供さんの進学やら就職あるいはご家族の環境が変わったりと昔どおりにはいかなくなってきたに違いない。
それにしてもいま思うと、この公園へ幾多のワンコが集まったのはボーダーコリーのボーちゃんの人徳ならぬ犬徳だったとつくづく思う…。
ボーちゃんは昨年6月に11歳で星になってしまった。ボーダーコリーの性格もあってか常に動いていないと気が済まないワンコで実にアクティブだったし、ラテと身体をぶつけ合って遊んでくれる唯一のワンコだった。そして何よりも誰にも好かれるフレンドリーで優しいワンコだった。
ボーちゃんの家はその公園に近いこともあって土日に限らず朝夕の散歩はホームポジションといった感じでいつもそこで遊んでいたようだから、我々もその公園に行けばボーちゃんに会えるだろうと思いつつ足を向けたものだった。

※野良猫を見つけたラテは少しでも接近しようと立ち上がる
しかし距離を長く…時間を多く歩いたからラテにとって嬉しいことがあるはずもないが、やはり他のワンコや人と出会うためにはまず歩かなくては始まらない。
事実先日金曜日の散歩では朝夕共にラテにとって嬉しいことがあった…。
オカーサンも一緒の朝は大体コースが決まっている。ラテも承知なのでぐずったり他の方向へリードを引くということもほとんどなく歩くが、リードはオトーサンが、そしてデジタルカメラはオカーサンが持ってラテは勿論、行き交う野鳥を撮ろうと散歩を続けるこになる。
その朝は特に刺激もなく帰り道を歩いていた。そろそろ自宅のマンションが見える所まで歩道を進んでいたところラテの歩き方が変わった。前方から一人の女性がこちらに歩いてくるのが目に入ったがマスクをされていたこともあってオトーサンはどなたか一瞬わからなかった。どうにもワンコ連れの場合にはワンコの姿に関連づけて飼い主さんがどなたかを判別する癖の付いたオトーサンと違い、ラテは直感で早くもその方がアンリちゃんという柴犬の飼い主さんであることを察知した。

※大好きなアンリちゃんのオカーサンに笑顔を送る
雄叫びを上げるラテの前に膝を折ってくださったアンリちゃんのオカーサンはラテの満面の笑顔に笑顔で答えて下さった。まあまあラテの表情を見ればワンコが好きだ嫌いだは別にして、誰が見てもそれが満面の笑顔だということがわかるはずだ(笑)。とにかくラテは大好きな飼い主さんと出会え、その後の足取りも軽くなるといういたって分かりやすい性格なのだ…。
その日は夕方の散歩でも出会いがあった。少し遠くになった馴染みの公園に足を向けたオトーサンたちだったが、柴犬のハチちゃんと出会った。
ハチちゃんはラテより一歳ほど年上の雄のワンコで、ラテが公園デビューした当初から知り合ったワンコだが最近癌を患い一時はかなり痩せた姿に接していたので心配していたところだった。

※闘病中のハチちゃんはまずまず元気そうに見えた...
暫くぶりに出会ったが、飼い主さんの暖かく最善最良の治療を受けているからだろうか、ハチちゃんは一見元気そうなのには一安心したが無論完治したわけでもなく、相変わらず抗癌剤の投与を続けているらしい。
確かに一回り小さくなった感もあるが、多分に看病疲れなのだろう…飼い主さんも心なしか痩せられたように思えたので僭越ながら心配である。
ラテはハチちゃんとは積極的に遊ばないものの、どこか一目置いているらしく唸ったり吠えたりしないのは相変わらずだ。ともかく鼻面を付き合わせただけとはいえ貴重な友達ワンコなのだ。
その日は帰りにも出会いがあった…というか、ラテの粘り勝ちだったが…。橋を渡り十字路にさしかかったもののオトーサンたちは直進するためにラテのリードを引いた。
ふと左右に気を配ったが、左の道の向こうから馴染みの飼い主さんがこちらに向かってくるのは分かったが、少し距離もあったからそのまま直進して失礼しようとしたオトーサンのリードをラテは強く阻み「アタシ待つわ!」とばかり座り込んだ。それはロビンちゃんというワンコと飼い主さんだった。

※ロビンちゃんのオカーサンに歓喜の声を上げる
ロビンちゃんのオカーサンも笑いながら「待ってたの?」と座り込んでラテにオヤツを出して下さったが、近づくにつれ「ウォ~ン」と歓喜の遠吠えをするラテなのだった。
勿論…ありがたいことに、その後の帰り道、ラテの足取りはスムーズだった(笑)。
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