ラテ飼育格闘日記(442)
早くもラテは長距離をスムーズに歩かなくなってきた。外気温が高く湿度も高い間は例年のことだがグダグダ散歩になりがちだ。歩きすぎるのも辛いが、歩かないのもこれまた大変で、なだめすかすのも苦労する。当然?抱っこ要求も多くなる。今週もオトーサンはギックリ腰治りかけのぎこちない足取りでラテとの散歩を続けることになった。
春の花が落ち、道端にはそれらが塵芥となって堆積している場所が目立つ。したがってというか、小一時間も歩くとラテの四つ脚は土や砂の汚れというよりその塵芥が肉球の奥や伸びた体毛に絡みついて取れにくくなる。
そういえばラテを飼い始めてしばらくは散歩から帰ると四つ脚、特に肉球を濡れ雑巾で拭いていた。しかしいろいろと経験してみると雑巾だけでは汚れが取れないことが分かってきた。外飼いのワンコなら多少の汚れなどどうということもないだろうが、室内でオトーサンたちと一緒に寝起きするとなればまさか汚れたままで良いはずはない。

※ラテの毛並みは見た目より柔らかく艶やかだ
ワンコの飼い主さんは皆さんそれなりにご苦労されているのかも知れないが、結局オトーサンたちは玄関で専用マットに座らせ、小ぶりのバケツにぬるま湯や水を入れ、ラテの四つ脚だけはきちんと水洗いすることにした。それが現在も続いている…。
水が嫌いなラテは当初バケツの水に足を突っ込むのに随分と抵抗し、入れた足をばたつかせて周りを水浸しにすることもあった。何をされるのかが不安だったに違いないが、次第に慣れ、今では前両足が終わるとオトーサンのかけ声1つで後ろ向きになるといった手順を覚え、姿勢を整えてくれるようになった。

※タオル拭きが気持ちよいのか「サンキュー」とばかり?オトーサンの腕を舐めるラテ
バケツの水に足を一本ずつ入れ水の中で肉球を広げながら異物があれば取り除き、汚れを落とす。難しい事ではないがアトピーが酷くてラテ自身が肉球を噛んで出血が酷いときなどは当然滲みるわけで、時にオトーサンの手に唸りながら歯を当てるときもあった。
ともかく水やぬるま湯で洗った足は一本ずつ乾いたタオルで拭くだけでなく水分を感じさせないようになるまで乾かす。これは動物病院でも言われたことだが、水を切った程度ではカビが発生したりして痒みの原因ともなるから理想はドライヤーで乾かすことが一番らしい。

※オトーサンと「アイ〜ン!」ごっこ(笑)
土砂降りの雨だったりする時にはそのドライヤーも使うが、普段は2枚ほどのタオルを使って四つ脚を拭き乾かした後に,今度はワンコ用のウェットタオルで顔から腹、背中と尻尾、お尻といった順番で全身を濡らして拭き、その後にこれまた乾いたタオルで湿り気を感じなくなるまで拭き取ることをやる。
幼犬時代から耳の穴に指を突っ込んでも腹や股ぐらに手を突っ込んでも怒らないように慣らしたこともあって素直にオトーサンのするがままにしている。ただし女房の時には甘く見るのか寝そべったままお座りしないときもありオカーサンの「お座り!お座りして!」の声が響くことも多い(笑)。
最後に首筋から背を中心にワンコ用の毛並みを整えるスプレーをしてよくブラッシングする。どうやらそうした成果なのか,ラテの体毛は見た目よりずっと柔らかいらしい。毛並みの良さを誉めてくださる方が多いのもブラッシングのおかげということか…。

※この季節、座り込んだり伏せたのすると塵芥が体毛に沢山付着する
ブラッシングは首筋から背中全体、後ろ足の太ももとお尻はもとよりだが、最後にラテの前足を上げて胸と腹も注意をしつつブラシをかけている。ラテも心得たもので自分から前足を上げてブラッシングを催促するときがあるほどだ。
ここまで…雨の日のように特に大きく濡れたり汚れたりすることがなければ…約20分ほどかかる。最後に外した首輪を付けてラテのメンテナンスは終了するが、ここに至るまであれこれ試行錯誤の上、2年ほどはかかったと思う。
ラテに痛いことや怖いことではないことを知ってもらうことは勿論、オトーサンのいうとおりにして終わればご褒美のオヤツをあげることもやってきた。
指の先ほどの小さな肉片を2つか3つ程度だが、それは時にラテにとっては過酷な訓練にもなった。なぜならラテの鼻先に位置しているオトーサンの膝にそのオヤツは乗っているからだ。勿論オヤツを置くときにラテに対して「待て!」と命令し、膝にオヤツが乗ったままで拭き作業を行うときがある。
最初はご想像通り、最後まで待てずに途中でオトーサンの膝に乗ったオヤツに舌を伸ばすこともあったが、最近では特に「待って!」と命令を声にしなくても涎をダラダラと垂らしながら我慢するようになった。

※涎を垂らしながらの真剣な表情に、つい笑ってしまう...
そういえば、ラテにはいわゆる芸的な技や訓練は一切教えていない。遊びの中でいくつか自然に覚えた技はあるが「お座り」「伏せ」「ストップ」「待て」そして「来い」といった程度だからラテは無芸のワンコである。別に競技会に出るわけでもないからして飼い主自身の満足のために教える芸は不要と考えているからだ。
後は体を綺麗にする一連のあれこれや日常の遊びの中でワンコ向けの短い命令、コマンドというより人間同士と同じ自然言語で話すことが多い。「はい終わり」「向こうに行って」「ダメ!」「ネンネして」「水を飲みな」「目脂取るからおいで…」といった具合に。無論どれほどラテが理解しているかは心許ないが日常生活に大きく支障がないところをみれば、ラテはそれなりにオトーサンたちの意をきちんと汲み取っているものと思われる。
今日もラテとの真剣勝負、いや…格闘が続く…。
春の花が落ち、道端にはそれらが塵芥となって堆積している場所が目立つ。したがってというか、小一時間も歩くとラテの四つ脚は土や砂の汚れというよりその塵芥が肉球の奥や伸びた体毛に絡みついて取れにくくなる。
そういえばラテを飼い始めてしばらくは散歩から帰ると四つ脚、特に肉球を濡れ雑巾で拭いていた。しかしいろいろと経験してみると雑巾だけでは汚れが取れないことが分かってきた。外飼いのワンコなら多少の汚れなどどうということもないだろうが、室内でオトーサンたちと一緒に寝起きするとなればまさか汚れたままで良いはずはない。

※ラテの毛並みは見た目より柔らかく艶やかだ
ワンコの飼い主さんは皆さんそれなりにご苦労されているのかも知れないが、結局オトーサンたちは玄関で専用マットに座らせ、小ぶりのバケツにぬるま湯や水を入れ、ラテの四つ脚だけはきちんと水洗いすることにした。それが現在も続いている…。
水が嫌いなラテは当初バケツの水に足を突っ込むのに随分と抵抗し、入れた足をばたつかせて周りを水浸しにすることもあった。何をされるのかが不安だったに違いないが、次第に慣れ、今では前両足が終わるとオトーサンのかけ声1つで後ろ向きになるといった手順を覚え、姿勢を整えてくれるようになった。

※タオル拭きが気持ちよいのか「サンキュー」とばかり?オトーサンの腕を舐めるラテ
バケツの水に足を一本ずつ入れ水の中で肉球を広げながら異物があれば取り除き、汚れを落とす。難しい事ではないがアトピーが酷くてラテ自身が肉球を噛んで出血が酷いときなどは当然滲みるわけで、時にオトーサンの手に唸りながら歯を当てるときもあった。
ともかく水やぬるま湯で洗った足は一本ずつ乾いたタオルで拭くだけでなく水分を感じさせないようになるまで乾かす。これは動物病院でも言われたことだが、水を切った程度ではカビが発生したりして痒みの原因ともなるから理想はドライヤーで乾かすことが一番らしい。

※オトーサンと「アイ〜ン!」ごっこ(笑)
土砂降りの雨だったりする時にはそのドライヤーも使うが、普段は2枚ほどのタオルを使って四つ脚を拭き乾かした後に,今度はワンコ用のウェットタオルで顔から腹、背中と尻尾、お尻といった順番で全身を濡らして拭き、その後にこれまた乾いたタオルで湿り気を感じなくなるまで拭き取ることをやる。
幼犬時代から耳の穴に指を突っ込んでも腹や股ぐらに手を突っ込んでも怒らないように慣らしたこともあって素直にオトーサンのするがままにしている。ただし女房の時には甘く見るのか寝そべったままお座りしないときもありオカーサンの「お座り!お座りして!」の声が響くことも多い(笑)。
最後に首筋から背を中心にワンコ用の毛並みを整えるスプレーをしてよくブラッシングする。どうやらそうした成果なのか,ラテの体毛は見た目よりずっと柔らかいらしい。毛並みの良さを誉めてくださる方が多いのもブラッシングのおかげということか…。

※この季節、座り込んだり伏せたのすると塵芥が体毛に沢山付着する
ブラッシングは首筋から背中全体、後ろ足の太ももとお尻はもとよりだが、最後にラテの前足を上げて胸と腹も注意をしつつブラシをかけている。ラテも心得たもので自分から前足を上げてブラッシングを催促するときがあるほどだ。
ここまで…雨の日のように特に大きく濡れたり汚れたりすることがなければ…約20分ほどかかる。最後に外した首輪を付けてラテのメンテナンスは終了するが、ここに至るまであれこれ試行錯誤の上、2年ほどはかかったと思う。
ラテに痛いことや怖いことではないことを知ってもらうことは勿論、オトーサンのいうとおりにして終わればご褒美のオヤツをあげることもやってきた。
指の先ほどの小さな肉片を2つか3つ程度だが、それは時にラテにとっては過酷な訓練にもなった。なぜならラテの鼻先に位置しているオトーサンの膝にそのオヤツは乗っているからだ。勿論オヤツを置くときにラテに対して「待て!」と命令し、膝にオヤツが乗ったままで拭き作業を行うときがある。
最初はご想像通り、最後まで待てずに途中でオトーサンの膝に乗ったオヤツに舌を伸ばすこともあったが、最近では特に「待って!」と命令を声にしなくても涎をダラダラと垂らしながら我慢するようになった。

※涎を垂らしながらの真剣な表情に、つい笑ってしまう...
そういえば、ラテにはいわゆる芸的な技や訓練は一切教えていない。遊びの中でいくつか自然に覚えた技はあるが「お座り」「伏せ」「ストップ」「待て」そして「来い」といった程度だからラテは無芸のワンコである。別に競技会に出るわけでもないからして飼い主自身の満足のために教える芸は不要と考えているからだ。
後は体を綺麗にする一連のあれこれや日常の遊びの中でワンコ向けの短い命令、コマンドというより人間同士と同じ自然言語で話すことが多い。「はい終わり」「向こうに行って」「ダメ!」「ネンネして」「水を飲みな」「目脂取るからおいで…」といった具合に。無論どれほどラテが理解しているかは心許ないが日常生活に大きく支障がないところをみれば、ラテはそれなりにオトーサンたちの意をきちんと汲み取っているものと思われる。
今日もラテとの真剣勝負、いや…格闘が続く…。
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