WWDC 15 の速報と雑感
WWDCのキーノートが終了した。当然のこととは言え様々な意味でアップルが様変わりしていることを認識せざるを得ないキーノートだった。詳細な発表内容には触れないものの、今回の特長など思いついたあれこれを追ってみたい。

今年のキーノートはApple Storeが準備中になることもなく粛々と進んだ。開始はパロディビデオ上映で始まった...。最初から余裕が感じられる。
時間軸に沿って紹介された内容の概要は以下にリストアップするが、2時間半にもなる長丁場だった。
CEOのティム・クックは勿論だがエディ・キューらのプレゼンを見ているとスティーブ・ジョブズ時代とは違いリラックスした様子が窺える。

※開始直後に登壇したCEO ティム・クック
女性のプレゼンターの登壇だけでなくエディ・キューが壇上からフィル・シラーに「誕生日おめでとう」と声をかけるなど開放的でアットホームな雰囲気で終始した。
反面ハードウェアの新製品発表はなくいたずらにショーアップされた内容に思える部分もあったが、そもそもWWDCはその名の通り開発者たちの情報収集の場であり、このキーノートはその前夜祭的性格を持ったイベントなのだから、こうしたリラックスしたものが本来の姿なのかも知れない。
細かな内容についてはこれから順次精査していくが、第一印象として大げさだが2つの印象...危惧を持った。
ひとつは iPhoneに依存し過ぎた日常から開放する...というのがWATCHの使命だったが、その機能強化でWATCHを操作し続けることになるのではないか? という点(笑)。そして同様の意味でWATCHでiPhoneから開放!などと言ってるそばからiPhoneを手放せないあれこれが出でくる ^^;
それだけ魅力的な iOS 9だということか...。
なお同ストリーミング映像は期間限定でここから閲覧可能。
■キーノート開始は日本時間、2015年6月9日午前2時から■
時間どおりに導入のビデオが流される...。
CEOのティム・クックが登壇しOS X、iOS、watchOSが主役となることを示唆。
まずはクレイグ・フェデリギが登壇。OS Xの話題から...。OSの名称は "EI Capitan" と発表。Safari、Spotlight、Mail の新機能の紹介やスピードアップなどパフォーマンスの改善の話し。ゲストが登壇しMETALで書かれたゲームなどを紹介。ちなみに特に日本語対応に関してはフォントの追加をはじめ魅力的な新機能に満ちているようだ。
続いてiOSへ。iOS 9ということになるが、まずは高度に進化したSiriでインテリジェンスのデモを。
ApplePayに話題は移る。
AMEX、MasterCard、Visaに加えてディスカバーも対応した。来月からは英国でもサービス開始。
iPhoneにインストールされている「メモ」アプリが格段に進歩。
続いてMapの新機能である乗換案内機能解説。道案内はSiriにも対応しているとのこと。
新しいアプリの News の発表とデモ。好みのニュースソースを選んで表示のカスタマイズが可能。提供開始は米国、英国、豪州から。
次にiPadの話し。
キーボード機能の進化。例えばキーボードエリアをトラックパッドのようにして2本指でドラッグしポインタを移動といったことを実現。
マルチタスク機能発表。
iOS 9はバッテリー効率も改善し駆動時間の延長を実現。
iCloudの2段階認証対応、少ない空き容量でもアップデートが可能なように改良。
HomeKitもiCloud経由でホームセキュリティや家電にアクセスできる。
CarPlayも無線で使用可能。
話しはSwiftに...。
高速化などの改良点紹介と共にSwiftをオープンソース化と発表。なおiOS 9の開発者向けβバージョンは本日リリース。パブリックβは7月から。
AppStoreの貢献度を讃えたビデオを再生。フィル・シラーがビデオで登場。
ティム・クックによるwatchOSの新バージョン紹介後、ケヴィン・リンチに変わって新バージョンの強化について解説。
時計機能に関し、文字盤に写真や世界の都市のタイムプラス動画が使用可能に。
天気予報、カレンダーなど文字盤上のにモジュール的に追加できるコンプリケーションをサードパーティー開発者に開放すると発表。
新しい機能としてTime Travelを発表。デジタルクラウンを未来/過去と回してその時の情報を確認可能。これは便利だし面白い!
Apple Watchの新機能紹介。デジタルタッチの進化、FaceTimeの高音質化、グランス表示もSiriを使える。そしてデジタルクラウンのオペレーションも開発者に開放。
watchOS 2のデモ。watchOS は本日から開発者向けにベータ提供。一般公開は9月予定。
ティム・クックに変わり "One more thing" (笑)
MUSICの発表。革新的な音楽サービスで機械ではなく人間が作るプレイリスト、7日間24時間稼働のネットラジオ曲。プレイリストやネットラジオなどを含みiTunesに統合。アーティストとファンを直接つなぐエコシステム。
ラッパーのDrakeが呼び出されてこれからのアーティストとファンにとってのApple Musicの利点を強調。
エディ・キュー登壇。MUSICのデモの前にいきなり「フィル・シラー、ハッピバースディー!」と呼びかける。今日はフィル・シラーの誕生日とのこと。
MUSICは月額9.99ドルで最初の3か月は無料。ファミリープランもあり。
ティム・クックにマイクが移り、ミュージシャンの演奏。
ティム・クック締めの挨拶後降壇。
以上

今年のキーノートはApple Storeが準備中になることもなく粛々と進んだ。開始はパロディビデオ上映で始まった...。最初から余裕が感じられる。
時間軸に沿って紹介された内容の概要は以下にリストアップするが、2時間半にもなる長丁場だった。
CEOのティム・クックは勿論だがエディ・キューらのプレゼンを見ているとスティーブ・ジョブズ時代とは違いリラックスした様子が窺える。

※開始直後に登壇したCEO ティム・クック
女性のプレゼンターの登壇だけでなくエディ・キューが壇上からフィル・シラーに「誕生日おめでとう」と声をかけるなど開放的でアットホームな雰囲気で終始した。
反面ハードウェアの新製品発表はなくいたずらにショーアップされた内容に思える部分もあったが、そもそもWWDCはその名の通り開発者たちの情報収集の場であり、このキーノートはその前夜祭的性格を持ったイベントなのだから、こうしたリラックスしたものが本来の姿なのかも知れない。
細かな内容についてはこれから順次精査していくが、第一印象として大げさだが2つの印象...危惧を持った。
ひとつは iPhoneに依存し過ぎた日常から開放する...というのがWATCHの使命だったが、その機能強化でWATCHを操作し続けることになるのではないか? という点(笑)。そして同様の意味でWATCHでiPhoneから開放!などと言ってるそばからiPhoneを手放せないあれこれが出でくる ^^;
それだけ魅力的な iOS 9だということか...。
なお同ストリーミング映像は期間限定でここから閲覧可能。
■キーノート開始は日本時間、2015年6月9日午前2時から■
時間どおりに導入のビデオが流される...。
CEOのティム・クックが登壇しOS X、iOS、watchOSが主役となることを示唆。
まずはクレイグ・フェデリギが登壇。OS Xの話題から...。OSの名称は "EI Capitan" と発表。Safari、Spotlight、Mail の新機能の紹介やスピードアップなどパフォーマンスの改善の話し。ゲストが登壇しMETALで書かれたゲームなどを紹介。ちなみに特に日本語対応に関してはフォントの追加をはじめ魅力的な新機能に満ちているようだ。
続いてiOSへ。iOS 9ということになるが、まずは高度に進化したSiriでインテリジェンスのデモを。
ApplePayに話題は移る。
AMEX、MasterCard、Visaに加えてディスカバーも対応した。来月からは英国でもサービス開始。
iPhoneにインストールされている「メモ」アプリが格段に進歩。
続いてMapの新機能である乗換案内機能解説。道案内はSiriにも対応しているとのこと。
新しいアプリの News の発表とデモ。好みのニュースソースを選んで表示のカスタマイズが可能。提供開始は米国、英国、豪州から。
次にiPadの話し。
キーボード機能の進化。例えばキーボードエリアをトラックパッドのようにして2本指でドラッグしポインタを移動といったことを実現。
マルチタスク機能発表。
iOS 9はバッテリー効率も改善し駆動時間の延長を実現。
iCloudの2段階認証対応、少ない空き容量でもアップデートが可能なように改良。
HomeKitもiCloud経由でホームセキュリティや家電にアクセスできる。
CarPlayも無線で使用可能。
話しはSwiftに...。
高速化などの改良点紹介と共にSwiftをオープンソース化と発表。なおiOS 9の開発者向けβバージョンは本日リリース。パブリックβは7月から。
AppStoreの貢献度を讃えたビデオを再生。フィル・シラーがビデオで登場。
ティム・クックによるwatchOSの新バージョン紹介後、ケヴィン・リンチに変わって新バージョンの強化について解説。
時計機能に関し、文字盤に写真や世界の都市のタイムプラス動画が使用可能に。
天気予報、カレンダーなど文字盤上のにモジュール的に追加できるコンプリケーションをサードパーティー開発者に開放すると発表。
新しい機能としてTime Travelを発表。デジタルクラウンを未来/過去と回してその時の情報を確認可能。これは便利だし面白い!
Apple Watchの新機能紹介。デジタルタッチの進化、FaceTimeの高音質化、グランス表示もSiriを使える。そしてデジタルクラウンのオペレーションも開発者に開放。
watchOS 2のデモ。watchOS は本日から開発者向けにベータ提供。一般公開は9月予定。
ティム・クックに変わり "One more thing" (笑)
MUSICの発表。革新的な音楽サービスで機械ではなく人間が作るプレイリスト、7日間24時間稼働のネットラジオ曲。プレイリストやネットラジオなどを含みiTunesに統合。アーティストとファンを直接つなぐエコシステム。
ラッパーのDrakeが呼び出されてこれからのアーティストとファンにとってのApple Musicの利点を強調。
エディ・キュー登壇。MUSICのデモの前にいきなり「フィル・シラー、ハッピバースディー!」と呼びかける。今日はフィル・シラーの誕生日とのこと。
MUSICは月額9.99ドルで最初の3か月は無料。ファミリープランもあり。
ティム・クックにマイクが移り、ミュージシャンの演奏。
ティム・クック締めの挨拶後降壇。
以上
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