Ziggi HDの利点を再考する
USB書画カメラ「Ziggi HD」を日々机上に置いて使っているが,旧製品とくらべて画質が大幅に向上しマイクロフォンも内蔵されたこともあり実用性も格段に上がった。今回は「Ziggi HD」ならではの使い勝手を3例ご紹介してみたい。
USB書画カメラといってもこれまでご紹介してきたとおり、立体スキャナにもなればウェブカメラにもなるし、それらは一般的なドキュメントスキャナやフラットベッドスキャナあるいはデジタルカメラで代用できると考えるかも知れない。
確かに理屈はそうだが、手軽さの良し悪しは勿論、「Ziggi HD」なら苦もなく可能なことも他の機器では一手間多かったり極端な例ではなかなか旨くいかないという可能性もあるのだ...。

※ユーザーの工夫次第で様々な用途に使えるUSB書画カメラ「Ziggi HD」
「Ziggi HD」はUSB接続の書画カメラであり、別途電源は不用なので別売の専用ケースで持ち運べばMacBookなどと接続してどこでも活用が可能だ。また私のように机上に常設していれば必要な場合、専用アプリあるいは目的に応じたアプリを起動すれば即映像取り込みを可能とする。そしてくどいようだが「Ziggi HD」はMacにUSBで接続されているからして、その画像や画質あるいはピントといった類の情報はリアルタイムにMac側でモニターでき、SDカードといったメディアを介することなく静止画あるいは動画を取り込むことができる。
そうした基本を知っていただいた上で「Ziggi HD」の効用をいくつかご紹介してみるが、まず書籍でも印刷物でも金銀などを使ったデザイン部分は一般的なドキュメントスキャナやフラットベッドスキャナでスキャニングすると強い光を当てるために反射し、その部位は本来の質感を失った形になる。

※一般的なフラットベッド型スキャナでは金銀のような部位は質感が正しく表現できない
しかし「Ziggi HD」なら撮影はデジタルカメラのそれと基本的には同じだ。照明と「Ziggi HD」自体の影などに注意を払う必要はあるものの、金銀の質感を保ったままきちんと再現できる。

※前記した書籍表紙を「Ziggi HD」で撮影した例。こちらは金色の具合がきちんと再現できている
2つ目は前記したように「Ziggi HD」を活用できるのは付属の専用アプリケーション「IPEV Presenter」だけではない。私はカメラユーティリティツール「iGlasses」を使ったりしてより使い勝手の向上を目指すと共に、例えば動画撮影なら「iMovie」を使う…といった形で目的に従いカメラ入力を切替て普通では大変やりにくい撮影をこなしている。
例えば最近ライフログリストバンド「UP」という魅力的な製品を手にしたが、この使い方を画像で説明するとき「Ziggi HD」の利点を再認識した…。
「UP」はボタンを長押しすることでモードを切替ることができるが、その切り換えた事を示すアイコンが表示する一瞬を撮影するのに「Ziggi HD」が役に立った。

※両手が塞がったり、一瞬を捉えなければならない撮影にも「Ziggi HD」は便利だ
ボタンは物理的に片手で押すことができるが、普通のデジタルカメラでは三脚や何らかのアームを使ってデジタルカメラを固定し、対象にフレーミングとピントを合わせることが必要でそのためにはかなり前準備が大変だ。そして画像をモニターしながら瞬間しか表示しないアイコンをシャッターチャンスを逃さずに撮影することはなかなか難しいし面倒である。
しかし「Ziggi HD」なら基本的にそのカメラの前(下)に「UP」をかざしオートフォーカスモードにすればピントは常に合うし、例え両手を使って「UP」を操作したとしても「Ziggi HD」のタイマーを使い3秒あるいは10秒の設定にすればそれに合わせ「UP」の操作をすればシャッターチャンスは逃しにくい。
またどうしてもタイミングが合わないのなら「iMovie」を使い、一連の過程を「Ziggi HD」で動画撮影し、必要なフレームだけ取り出せば間違いはない。

※iMovieで入力カメラを「Ziggi HD」に切り換えて使ってみたが具合がよい
さて3つ目だが,私は「Ziggi HD」とテキスト入力と原稿を一括管理できる「MacJournal」というソフトウェアを使い、思いついたアイデアを逃さないために動画と音声でクリップ的な記録を続けている。
実は「MacJournal」はテキスト入力ツールながら音声や画像入力とその録音再生機能を持っているため、こうした使い方も苦もなくできるわけだ。

※「MacJournal」のレコーディングオプションで「Ziggi HD」を指定する
ただしこれまで動画は「Ziggi」で収録できるものの音声ラインはMacの内蔵マイクなどを使うしかなかったが「Ziggi HD」には前記したようにマイクが内蔵されたため音声だけのクリップ利用も含めてこれ1台で完結した使い方ができる。

※「MacJournal」の録画機能で「Ziggi HD」を使った例
「Ziggi HD」は私のMacライフにとって、ますますなくてはならないアイテムとなっていく…。
USB書画カメラといってもこれまでご紹介してきたとおり、立体スキャナにもなればウェブカメラにもなるし、それらは一般的なドキュメントスキャナやフラットベッドスキャナあるいはデジタルカメラで代用できると考えるかも知れない。
確かに理屈はそうだが、手軽さの良し悪しは勿論、「Ziggi HD」なら苦もなく可能なことも他の機器では一手間多かったり極端な例ではなかなか旨くいかないという可能性もあるのだ...。

※ユーザーの工夫次第で様々な用途に使えるUSB書画カメラ「Ziggi HD」
「Ziggi HD」はUSB接続の書画カメラであり、別途電源は不用なので別売の専用ケースで持ち運べばMacBookなどと接続してどこでも活用が可能だ。また私のように机上に常設していれば必要な場合、専用アプリあるいは目的に応じたアプリを起動すれば即映像取り込みを可能とする。そしてくどいようだが「Ziggi HD」はMacにUSBで接続されているからして、その画像や画質あるいはピントといった類の情報はリアルタイムにMac側でモニターでき、SDカードといったメディアを介することなく静止画あるいは動画を取り込むことができる。
そうした基本を知っていただいた上で「Ziggi HD」の効用をいくつかご紹介してみるが、まず書籍でも印刷物でも金銀などを使ったデザイン部分は一般的なドキュメントスキャナやフラットベッドスキャナでスキャニングすると強い光を当てるために反射し、その部位は本来の質感を失った形になる。

※一般的なフラットベッド型スキャナでは金銀のような部位は質感が正しく表現できない
しかし「Ziggi HD」なら撮影はデジタルカメラのそれと基本的には同じだ。照明と「Ziggi HD」自体の影などに注意を払う必要はあるものの、金銀の質感を保ったままきちんと再現できる。

※前記した書籍表紙を「Ziggi HD」で撮影した例。こちらは金色の具合がきちんと再現できている
2つ目は前記したように「Ziggi HD」を活用できるのは付属の専用アプリケーション「IPEV Presenter」だけではない。私はカメラユーティリティツール「iGlasses」を使ったりしてより使い勝手の向上を目指すと共に、例えば動画撮影なら「iMovie」を使う…といった形で目的に従いカメラ入力を切替て普通では大変やりにくい撮影をこなしている。
例えば最近ライフログリストバンド「UP」という魅力的な製品を手にしたが、この使い方を画像で説明するとき「Ziggi HD」の利点を再認識した…。
「UP」はボタンを長押しすることでモードを切替ることができるが、その切り換えた事を示すアイコンが表示する一瞬を撮影するのに「Ziggi HD」が役に立った。

※両手が塞がったり、一瞬を捉えなければならない撮影にも「Ziggi HD」は便利だ
ボタンは物理的に片手で押すことができるが、普通のデジタルカメラでは三脚や何らかのアームを使ってデジタルカメラを固定し、対象にフレーミングとピントを合わせることが必要でそのためにはかなり前準備が大変だ。そして画像をモニターしながら瞬間しか表示しないアイコンをシャッターチャンスを逃さずに撮影することはなかなか難しいし面倒である。
しかし「Ziggi HD」なら基本的にそのカメラの前(下)に「UP」をかざしオートフォーカスモードにすればピントは常に合うし、例え両手を使って「UP」を操作したとしても「Ziggi HD」のタイマーを使い3秒あるいは10秒の設定にすればそれに合わせ「UP」の操作をすればシャッターチャンスは逃しにくい。
またどうしてもタイミングが合わないのなら「iMovie」を使い、一連の過程を「Ziggi HD」で動画撮影し、必要なフレームだけ取り出せば間違いはない。

※iMovieで入力カメラを「Ziggi HD」に切り換えて使ってみたが具合がよい
さて3つ目だが,私は「Ziggi HD」とテキスト入力と原稿を一括管理できる「MacJournal」というソフトウェアを使い、思いついたアイデアを逃さないために動画と音声でクリップ的な記録を続けている。
実は「MacJournal」はテキスト入力ツールながら音声や画像入力とその録音再生機能を持っているため、こうした使い方も苦もなくできるわけだ。

※「MacJournal」のレコーディングオプションで「Ziggi HD」を指定する
ただしこれまで動画は「Ziggi」で収録できるものの音声ラインはMacの内蔵マイクなどを使うしかなかったが「Ziggi HD」には前記したようにマイクが内蔵されたため音声だけのクリップ利用も含めてこれ1台で完結した使い方ができる。

※「MacJournal」の録画機能で「Ziggi HD」を使った例
「Ziggi HD」は私のMacライフにとって、ますますなくてはならないアイテムとなっていく…。
- 関連記事
-
- iOSで使えるスタンド付きカメラリモコン「Snap Remote」 (2013/08/02)
- モーションジェスチャー対応「Leap Motion Controller」ファーストインプレッション (2013/07/29)
- ロゴデザイン支援ソフト「Logoist」はなかなか楽しい (2013/07/17)
- QuirkyのUSBポート内蔵充電スタンド「Converge」レポート (2013/07/08)
- フレシキブルなLightningケーブル「TRUNK」レポート (2013/07/01)
- Ziggi HDの利点を再考する (2013/06/19)
- シンプルで必要十分な機能を持つラスターイメージツール「Wordify」 (2013/06/17)
- アクリル製ブックストッパー「BOOK on BOOK」の魅力 (2013/05/29)
- UP by JAWBONE のより安全な取扱い方再考 (2013/05/22)
- ライフログリストバンド "UP" の運動量信頼度テスト (2013/05/13)
- ジョブズの教訓が発想の原点〜「Connecting Dots…」とは (2013/05/08)