Apple Watchマグネット式充電ケーブルの秘密?!

今回はApple Watchマグネット式充電ケーブルについての…知る人ぞ知る…というお話し。とはいえ大したことではないものの私はこれまで知らなかったことなのでご紹介しておきたい。


Apple Watchを充電するためのマグネット式充電ケーブルはApple Watch購入時に同梱されている。しかし米国の広いスペースを考慮してのことか、ケーブルの長さが2メートルもあり普段使いは勿論、これを外出時に持参するのはとても煩雑だ。

それではとアップルのオンラインストアで別売ケーブルを確認すると1メートル長のものも販売している。ということで取り急ぎその1メートルの充電ケーブルを買ってみた。価格は税別で3,500円だ。

さてウェブなどの情報ですでに知ってはいたがこの別売のApple Watchマグネット式充電ケーブルは同梱されていたものとは些か違っている…。

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※1メートルのApple Watchマグネット式充電ケーブルを別途購入


同梱されていたものは円盤形のマグネット部すべてが白いプラスチック製だったが、別売品のそれはApple Watchへの接触部位は同じものの、背面とサイドには金属が使われている…。ではなぜこの違いがあるのか…については納得のいく情報が探せないでいるが、同梱品はコスト第一に考えられた結果なのかも知れない。しかしコスト第一であれば同梱品と同じものを別売品とすれば合理的に違いない…。まあ理由は不明ながら材質の一部に違いがあることは事実である。

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※Apple Watch Sportタイプに同梱の充電ケーブル(左)と別売品の純正ケーブル(右)の表と裏


ここまではご存じの方も多いと思うが、今回もう一点同梱品と別売品の違いを知った…。
それがマグネット部位の厚さである。デジタルノギスで測ってみると同梱品のプラスチック製が8ミリ、別売品が6.54ミリであることが分かった…。1.46ミリほど厚さが違うわけだ。

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※両方のマグネット部分の厚みを測ってみた。上が同梱品と下が別売品


この違いの理由だが、Apple Watch Editionに付属の充電ケーブルはこの別売品と同様な仕様のようだ。とはいえ残念ながらApple Watch Editionの実機とは縁が無いので実際に検証していないが、一般的にこのApple Watchマグネット式充電ケーブルを直接Apple Watchの背面と接触させて充電するのであればこの厚みの差はまったく問題にならない理屈である。

もしかしたらそもそも金属製の充電ケーブルがオフィシャルな製品であり、スポーツタイプなどに同梱されているのはあえて差別化とコストダウンを狙った仕様なのかも知れない。
理由はともあれ、どちらが見栄えが良いかと考えるならそれはメタリックな質感の別売品に違いない。

実際に2つのケーブルを比較して初めてその違いを知ることになったわけだが、直径は両方共に27.66ミリと同じなのでサードパーティ各社の充電スタンドでは背面からマグネット部位を押し込む仕様である限り厚みの差が問題になることはないに違いない。
そう漠然と考えていたが、実はこの違いを意識しなければならない事象に出会った…。それはまた別途ご報告することにしたい…。


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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員